HeX さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
いろんな発想の原点
ロボットものとしては当時すでに何作品もあったが、死んだ人間の意識の移植というのは本作品が初めてだと思います。
参考にしたかどうかわからないが、後年の映画「ロボコップ」などもその亜流ではないかと考えてしまいます。
原子炉搭載で高出力だが、炉心冷却のためにタバコ型冷却剤を吸う必要があるといった制約、一番の特殊能力が「俊足」であるというある種の地味さなど、妙なリアリティを伴うのも、当時としては新しい(もしかしたら、人間形態からロボ形態への変身ですら)ものだったのでは。
特に、スーパーヒーローながら、何かしらの制約、欠点があるというのは、後続の作品に大きな影響を残したのでは。
ストーリーは、東八郎ことエイトマンが、さまざまな事件や怪奇を解決するために奔走、戦闘を行うというもの。
あくまでも事件解決が目的ですが、悪役のロボットや超人的な人たちとのバトルものと解釈してもよいと思います。
敵は典型的な悪役、たとえばマッドサイエンティストや世界征服云々というのもありますが、企業間抗争や、既得権を守るために新発明を潰す勢力など、現実にもありそうなものもありました。
残念ながら古い作品で、すべてを視聴できる機会がなかなか無く、ごく一部のみの視聴に基づくレビューですが、アニメ黎明期にあってこの設定、ストーリーはなかなか感心するところではないでしょうか。