きなかくれた さんの感想・評価
3.3
物語 : 4.0
作画 : 3.0
声優 : 2.5
音楽 : 4.0
キャラ : 3.0
状態:今観てる
漫画と比べて…
シリアスさがかなり足りない。
アニメは今日偶然、初めて観たのですが、想像以上にシリアスさがなかったのでつい衝動的に投稿。
確か、原作の漫画はダークファンタジーと銘打って売っていたはず。
しかし、このアニメには原作のシリアスさがほとんどない。
要因はなんだろう?
一番の要因は「声」にあると思う。
私が、漫画を読んで何と無く想像していた声色と大分印象が異なった。
私はこの一話しか観ていない。さらにいうと、最近はアニメすら観ていないから私の意見はお門違いかもしれない。しかし、アニメから離れていたからこそわかる違和感もあると思う。
私がアニメ版、アカメが斬る!を観て感じたのは、
「こんな声の人間いない!」
という感想。
これは普段よくアニメを観ている人には解りにくい現象だと思う。
私はこれまで二度ほどアニメから半年以上離れたことがあるが、もう一度アニメを見始めた時に二度とも感じたのが上記の声の違和感だ。
しかし、これは美少女系のアニメに限った話である。
基本的に、シリアス重視のアニメでは、久しぶりにアニメに触れたとしても声に違和感はほとんど感じない。だから自然とアニメに集中できる。
ただ、今回の場合は集中できない。なぜなら、ダークファンタジーにも関わらず、美少女系のアニメの声、いわゆる完全なアニメ声で話が進むから。声と状況がリンクしていない。
ただのゆるふわ日常系のアニメならこれでいいと思う。このお話美少女たくさんいるし。
しかし、今回は話の本質上、彼ら彼女らはみんな殺し屋ないし軍人。
そんな人たちがあんなアニメ声で話すか?
コメディーの時はその感じでもいいと思うが、全体的には真面目なトーンで話して欲しかった。
各キャラ、アニメ声がデフォルトになってしまっているため、シリアス場面での真面目な口調が逆に違和感。何か白々しさを感じてしまう。
また、作画なんかももう少しくすんだ色合いの方が良かったと感じる。原作の方はもっと陰影使っていたのでそこらへんでも漫画との比較で軽さを感じた。
声優さんの力量云々の話ではなく、声を筆頭として全体的に美少女アニメに仕立て上げてしまったことがミスだったと感じる。
ストーリーは原作重視だったので◯
op.ed.bgmは良かった。また、今日の最後の場面での無音の時間の取り方なんかは観ていて心地よかった。
以上を踏まえた上で、ダークファンタジーを求める人は一度漫画を読んでみるのも良いと思う。
大分印象が変わると思う。
また、ただ単に美少女が見たい!っていう人にはこのアニメは向いていると思う。みんな可愛く描いていらっしゃるので