Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
今期はこの作品に癒しをいただきました・・・♪
この作品は、まんが4コマパレットで連載されている作品とのことですが、原作未読、事前情報無し・・・実はこの作品を見るまで「ろこどる」が何かも分からない状況で視聴に臨みました。
物語の舞台は、とある地方にある流川市・・・
ここに住む女子高生の宇佐美奈々子ちゃんは、夏を前に水着の新調を目論んでいたのですが、金欠で計画が暗礁に乗り上げた状態に・・・^^
そんなある日、奈々子ちゃんは叔父から割の良いバイトを紹介されるのですが、それは市民プールでのイベントをロコドルとして手伝うことだったのです。
こうしてパートナーとなった小日向 縁さんと一緒にロコドルの仕事が始まり・・・物語が動いていきます^^
ロコドルって、その地域に密着した情報の紹介やイベントを盛り上げるなど、実際に見たり聞いたりする人数は決して多くありませんが、流川市の町起こしの一環として、番組を作り上げるスタッフは真剣に取り組んでいることと思います。
毎回自分の名前を「なにゃこ」と噛んでしまう奈々子ちゃんですが、「やるからにはちゃんとやらなきゃ・・・」という実直な性格と持ち前の素直さが相まって、徐々にろこどるの仕事に馴染んでいきます・・・
それはパートナーである縁さんの機転の効いた咄嗟のフォローに救われているから・・・という理由もあると思いますが、自分たちが頑張れば喜んでくれる人がいる・・・ということを肌身で感じられるから・・・ということに彼女自身が気付いたからだと思います。
やっぱり自分のした事が誰かのためになる・・・ということが実感できると嬉しいですよね^^
一方、物語の方は二人のユニット名が「流川ガールズ」に決まり、流川市のゆるキャラである「魚心くん」も仲間入りしてロコドルとしての幅が広がり、グッと面白さが増してきます^^
特に、作中に流れる曲はインパクトのある曲が多かったですね^^
「あぁ流川」なんかは、実在しても決して不思議じゃない雰囲気の曲でした^^
でも、私の中で一番印象に残ったのは「魚心くんソング」のサビでしたけれど(//∇//)
最終話で流れた「流川ガールズソング」も等身大の彼女たちが描かれていて良かったと思います。
ロコドル・・・私はこの作品を見るまで知りませんでしたが、地域ドル、地方ドル、ご当地ドルなどと少しずつ略称の違うユニットが、北は北海道から南は九州沖縄までたくさんいらっしゃるようですね^^
人口の多い都市では複数のユニットが存在するなど、現実でも活発に活動されているようです^^
wikiで調べてみると・・・AKB48やSKE48もこのカテゴリーに分類されるようです・・・全然知りませんでした^^;
という事は、2014年冬に放送されたWake Up,Girls!は仙台のロコドル・・・?
かと思いましたが記載はありませんでしたので、そういう訳ではなさそうです^^;
この作品と作品のモデルになった千葉県流山市と業務提携を結ぶことになったそうです^^
各種イベントに魚心くんも参加するとか・・・うまく地域活性化に繋がると良いですね♪
また、魚心くんはゆるキャラグランプリにもエントリーが可能になったようです・・・
こうして作品の枠内に留まらず、外に飛び出していくのはアニメの認知度向上という視点で見ても決してマイナスにはならないと思います・・・魚心くん、頑張って下さいね♥
1期12話の作品ですが、原作が4コマまんがと思えないほどストーリーの繋がりが自然だったと思います。
癒しと笑いの両立したこの作品・・・しっかり堪能させて貰いました^^