クゴ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
まずはファーストシーズン
一話目の感想としてはタイトな『機動戦艦ナデシコ』という感じでしたね。
そこから、リアルロボットでスーパーロボットとのどうしようもない戦いを知略で切り抜けるイナホさんが物語の主軸になっていく。
イナホの表情描写が巧くて、感情を爆発させることで簡単に感情の上では逃げられるのに、冷静でいないと現状に対処できなくなるから押し殺している様が描かれている。だからこそ最終回で、撃たれたセラム姫に這ってでも駆け寄る長回しが効いてましたね。
ただイナホさんスゲーって言わせたいが為に味方も敵もバカな設定にし過ぎてる様な気がします。リアル路線というよりはエンタメ志向なのが高山さんやあおきさんらしい気はしますが、そこだけはちょっと自分の肌には会いませんでしたね。
カタフラクトの描写については火星サイドも地球サイドも重量感があって、今時だとスピード感が大事みたいな所があるのを敢えて裏切ってくれていたと思います。
二期はスレインが主人公になるのか知りませんが、ある意味ではここから何をする必要も無いので展開が全く読めませんね(逆に色々と想像が膨らみ過ぎる)。本当に『幼年期の終わり』ならば、セカンドシーズンは数十年後レベルの舞台になるのですが……凄い楽しみですね。
何か誤解が多いようですが、虚淵さん脚本は三話までですよ。原案もそれほど関わっていないようですし、ただアニプレの宣伝が成功しているだけです。