じゃんご さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
きっと何者にもなれないお前たちに告げる!!!
セリフがすごい。鷲掴みにされる。
「きっと何者にもなれないお前たちに告げる」
「せいぞんせんりゃくー!!」
「嫌だわ、早く磨り潰さないと」
使ってみたいけどリアルで使ったらドン引きだな。。。
見終わってから知ったけど少女革命ウテナの監督と同じだったみたい。
どおりで雰囲気がウテナっぽい独特の感じだと思った。
ウテナが好きな人は見た方がいいと思う。
話は2人の兄弟が妹のためにピングドラムという謎のものを探すことから始まる。
そこから様々な人と関わり、いろんな秘密や過去が明かされて一つの家族だった3人に少しづつズレが生じてきてしまう。
みんな想いは同じなのに手段が違ったり守りたいものがお互いであるがゆえに上手くかみ合わなくて。
家族が何よりも大切で、どうすることが最善なのか、家族を守るために自分を犠牲にするのは家族のためなのか。
答えは「僕の愛も、君の罰も、すべて分け合うんだ」なんだと思う。
なんだか考えさせられたし、見終わった後の爽快感も充足感もないけど妙な中毒っぽさが残る。いい意味で。
あとキャラがかわいい。
ひまりかわいい。
ペンギンかわいい。
キャラクター原案の星野リリィはおとめ妖怪ざくろもそうだけどめっちゃ私のツボ。すごい好き。
いちいち服とか髪型とかかわいすぎる。
それに合わせた部屋の様子とかも全部可愛い。
女子的可愛さがつまっとる。
音楽も素晴らしい。
「イマジーン!!」の後「Well come rock'n roll night~♪」は
キタ - .∵・(゚∀゚)・∵. - ッ!! ってなるw
エンディングもいくつかあってとてもよかった。
てことで、全体的には良かった。
だけど・・・・声が・・・・
かんば役の人がちと苦手だった(ノД`)・゜・。
あの独特の話し方のせいで気になってどうしても世界に入り込めなくて。
なんか舞台みたいな話し方だし。てか、ジャイアンだし。
「え・・?かんば??ジャイアンじゃね?その声だとかんばがジャイアンにしか見えないんですけど・・・」みたいな。
それ以外はとても満足のできる作品でした☆