まるいぬ さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
愛してるぜ! ピンポン。
■ 愛してるぜポイント①「そのキャラのそのキャラらしいセリフの数々」
「勝利への近道はない、、」
「カギを失くした夢をよく見た、、、自分だけキップを持ってない夢を もう見なくてすむのはせいせいする」
「努力なんて才能のないもんがするもんさ」
「俺は努力したよ、、、お前の10倍、いや100倍!1000倍したよっ!!、、、なのにっ!!」
「それは卓球の才能がないからだよ、、、単純にそれだけのことだよ、、」
それぞれ誰のセリフかわかりますでしょうか?
他にもいいセリフはたくさんあるので
けっこーバッドチョイスだとは思うんですけどね。
■ 愛してるぜポイント②「王道もしっかり」
スポーツを題材にした作品では、よくテーマとして取り上げられる努力と才能。
本作も例外ではなく、各キャラクターごとにそれぞれスポットがあてられるなかで、その二つをテーマに物語が進行していきます。
才能がある人だけじゃなくて、持ってない人の物語もきちんと描かれてるアニメは名作。
「俺たちもやってたよ、、、ピンポン、、、」
■ 愛してるぜポイント③「声優陣」
本作の魅力は、声優さんたちの表現力にあると思う。
内山昂輝演じるスマイルの「おかえり、、ヒーロー」や
野沢雅子演じるオババの「愛してるぜ。ペコ」は本当にタマラナイ。
きっと、
原作でこの場面のセリフを文字として知っても、
私の想像力では、到底あれほどゾクゾクするシーンにはならなかっただろうね。
■ 愛してるぜポイント④「アクマとチャイナ」
本作に魅力的なキャラは多いが、この二人は中でも最高だ。
ふたりの背中はホントに渋い。
アクマが卓球をやめてしまったのは、残念ではあるのだけど、
ほんとのほんとまで努力して、それでも報われなかったのなら、割とすんなり諦めることができるものかな。
「卓球に必要とされるのはじぶんではない」的な。
アクマにはペコっていう昔からのヒーローがいるわけだしね。
そんな風に私は納得しました。
負けても卓球を続けたチャイナと諦めたアクマ。
この二人の差はまわりの環境とそれぞれの持つ才能だったのかな。
いつかこの二人の直接対決も見てみたいものです。