gHcwA25968 さんの感想・評価
1.0
物語 : 1.0
作画 : 1.0
声優 : 1.0
音楽 : 1.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
酷過ぎて、哀しいです
黒執事の物語として到底受け入れられない。酷い脚本だと思います。
○最初の設定が不自然。嘘をつかないセバスチャンが、シエルの記憶がないことを隠す必要はない。シエルは記憶を失ったことを知っても逃げるような性格ではない。正直に話して、記憶が戻るのを待てばいいだけの話。
嘘の復讐をさせて、思い出させようとするのは、ふたりの性格、設定上、無理がある。
○アロイスの弟を殺した真犯人は、女悪魔のハンナ。クロードはそれを知っていながら、なぜアロイスに「セバスチャンが犯人だ」と名指しで嘘をついたのか。
クロードとセバスチャンの間にかつて何か確執があったのか、なかったのか。なぜクロードはセバスチャンという存在を知っていたのか。
クロードの動機がまったく語られていないため、行動に説得力がない。作り事にしか見えない。
○デスサイズは悪魔の息の根を止めることができる、という設定なのに、ハンナをデスサイズで貫いた回の次の回で、平気で生き返らせている。なんの説明もない。基本設定無視、なんでもありのご都合主義で物語が進んでいく。
キャラクターの設定・性格が脚本家の都合で好き勝手に改変させられてしまっては、もはや別人、別物語。こんな風に描かれてしまったセバスとシエルが哀れで仕方なかったです。
セバスとシエルに対して、あまりにも悪意のある脚本で、本当に悲しかった。この二期は私の中では、なかったことにしたいです。