ayu♥あゆ さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
ショートレビュー
原作は推理小説。
1924年のヨーロッパが舞台です。古臭くって、古典的な何かを感じられるような雰囲気。
台詞のセンスが良くて、主人公のヴィクトリカと久城 一弥のやり取りがロマン溢れ、壮大な世界観を連想されるよう。それだけじゃなくて、何だか胸に打たれるようなものを感じ、温かさをほのかに感じ取れます。
作風は本当にロマンチックで上品にまとめられています。でも、そういうのが嫌いな人にはおすすめしません。決められた衣装を着せられた人形のように感じられたようで、面白くないですからね。本当に。
紹介はこのくらいにします。
「作品の一番の魅力って何?」
って聞かれると、ヴィクトリカと久城 一弥が最初はぎこちなく、ちょっと距離があったのに、最後には惹かれあっていったことですね。
推理要素もあったんです。でも、そういうのよりも、ロマンチックな描写が目立っていたかなって。
世界観を丁寧に描かけていて、そこがちょっとだけ「近寄りがたさ」を醸し出しているんですけど、その「近寄りがたさ」と、先ほど書いたロマンチックな描写が絡み合って、西洋っぽさをますます引き立てているんです。背景やセリフを合わせていくと、パズルのピースを埋めるように、少しづつしっくりするような「世界観作り」をしている、そんな作品です。