退会済のユーザー さんの感想・評価
3.7
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
群青色の恋愛模様
生と死を表現するのに戦争というのは割と多様されやすい。
何故彼女が最終兵器になってしまったかは、この際無視していいと思う。
この作品の良さは、愛や恋の心理描写。
兵器がピンとこないなら進行性の奇病とでも考えればいいかも。
死ぬってわかったなら、本能的に子孫を残そうと思うのが人間の性。
恋して死にたいって痛い程わかるなって。
若かりし頃、全力で誰かを好きになったなら理解できる感情だとか
自分のふがいなさだとか、一緒にずっといたいって感情だとか。
こんなに傷つくくらいなら好きにならなければ良かったとか。
身代わりでも別にいい、人肌恋しいから身を重ねたいとか。
薄い恋愛が描かれてる中で、色んな恋の形が描いてあって
戦争が入ってくるが故に人も死んでしまうし
いついなくなるかもわからないし
最初から最後まで重めの展開。
13話の中にみっちり詰まってる印象。
姿形が変わっても愛せる?とか。
自分に引け目を感じて体を見せるのに抵抗感じるとか。
微妙なとこ描くの上手いなって。
気が狂いそうになるくらい人を好きになった事があるかで評価がわかれそう。
身を焦がすようなっていうけど、そんな感じ。
青い恋。
それが故、綺麗なものだと思える。
不純物がないからね。
大人になっていくと誰かを一途に思うって中々難しい事なのかもしれないな、って。
戦争云々よりも、恋愛メインで見た方がよさそう。
床でHするのは、膝痛めるよとか全く関係ない事を考えて
真夏の果実の歌詞を思い出すようなそんなアニメでした。