にゃんちゅー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
遺体を集める少女の話
大陸歴1604年戦国時代、巨大な魔法帝国「ガズ帝国」を何百年もの間治めていた皇帝アルトゥール・ガズ。
そのガズ帝国を「諸悪の根源」と呼び、同盟を結んだ大陸主要6か国は、大軍を用いて帝国に侵攻し、先陣を切った8人の男女は激闘の末に玉座の間でガズ皇帝を打ち倒し、彼の遺体を分割してそれぞれが持ち帰り、ガズ帝国は滅亡し、8人は「八英雄」という称号を得る。
そして、戦乱が終わったフェルビスト大陸には平穏な日々が訪れていた。
戦時中は偵察・暗殺などの仕事を行う乱破師(サバター)と呼ばれる特殊兵の青年、トール・アキュラ。
しかし、平和な時代に不釣合いな乱破師は必要とされず、職も生きる目的も失ったトールは妹のアカリ・アキュラに叱咤されながら怠惰な日々を過ごしていた。
そんなある日、トールはある山中で「大きな棺」を背負った少女に出会う。
でも、棄獣(フェイラ)の1匹である独角馬(ユニコーン)に襲われてしまう、魔法師(ウィザード)の能力を活かした少女の助けもあり、倒す事ができる。
助けられた少女はチャイカ・トラバントと名乗り、最初はアキュラ兄妹に隠すが、自身の目的と正体を話す。
それはチャイカがガズ帝国の皇帝の娘「チャイカ・ガズ」であり、父を弔うために八英雄が持ち去った皇帝の遺体を集めたいというものだった。
アキュラ兄妹は、道中の用心棒としてチャイカの依頼を受け、彼女と共に遺体収集の旅に出る。
戦後復興推進機関に所属するアルベリック・ジレット率いるジレット隊が出てきたり、八英雄の関係と戦ったりする。
{netabare} チャイカは滅亡したガズ帝国の皇帝、アルトゥール・ガズの娘を名乗る少女達の事で1人ではなく、沢山いる。
ガズ皇帝が近い将来に復活するため仕組んでいた「転生処理機関」と言える秘術(システム)で、帝国の魔法機関で複製・転送された魔法術式を、多くの孤児達の脳内に埋め込まれた魔法術式が受信して発動しているらしいです。
なので、最後にジレット隊の一人ヴィヴィ・ホロパイネンがチャイカに変貌するシーンも出て来ました。
これから、ガズ皇帝が復活する際にチャイカ同士が戦ったり、チャイカ自身の謎が解けていくと思います。
ちょっと大きくなり過ぎて、アニメではどこまで話が進むか分かりませんが、トールと白いチャイカの関係も楽しみです。
{/netabare}
2期が決定しているみたいなので、次も観たいと思っています。