「とある科学の超電磁砲S(TVアニメ動画)」

総合得点
88.9
感想・評価
3560
棚に入れた
20765
ランキング
97
★★★★☆ 4.0 (3560)
物語
3.9
作画
4.1
声優
4.0
音楽
4.0
キャラ
4.1

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westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0
物語 : 4.0 作画 : 4.5 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 4.5 状態:観終わった

今もっとも評価され、注目され続ける「王道作品」 これからのシリーズ展開も含めて期待できる作品です!

本作は鎌池和馬のライトノベル・原作‘鎌池和馬’作画‘冬川基’の漫画を元に制作された作品です。鎌池和馬のライトノベル「とある魔術の禁書目録」のスピンオフ作品で、テレビアニメとしては2期にあたる作品です。今作のみの視聴でも楽しめる内容ではありますが、専門用語や登場人物の関係性などを把握するためにも1期からの視聴を推奨します。2013年4月から全24話で放映されました。

内容は大きく2つに分かれており

第01話~第16話が「妹達(シスターズ)」編
第18話~第24話が「改革未明(サイレントパーティー)」編
改革未明編はテレビアニメのみのオリジナルストーリーです。

総評ととしては「安定した面白さで視聴できる作品」です。物語の敷居も低く作画も非常に高評価を付けれる出来栄えで、よほどキャラクターに抵抗が無い限りはオススメ出来る作品です。全体的に印象よく視聴出来るところが本作の最大の魅力であると思います。キャラクターの魅力をあます事無く表現できていますね。


以前からこの「とあるシリーズ」に抱いていた感想なのですが、このシリーズはライトノベルが原作になっているのでキャラクターデザインとしても一般向けではなく「オタク向け」になっていると思います(といってもその中でも結構さっぱりしたデザインですけどね)。にも関わらず、作品の内容としては非常に一般向けであり、週刊少年ジャンプの3大キーワード「友情・努力・勝利」にピッタリ…とは流石にいいませんが、少年誌に扱えそうな内容だなと感じる作品です。

良く言えば「誰にでも受け入れられる内容」
悪く言えば「突出した良さが見受けられない内容」
間違ってもアニメ嫌いの人間に対してアニメに対する評価を変えてもらうためにオススメする作品ではなく、既にアニメが好きな分野の人間にオススメ出来る作品という位置づけにあると思います。

なんというかですね、個人的に総評を「4」に設定しているので結構オススメ出来る作品の位置づけなのですが、本当に突出して語れる部分が無いなあ…という実感を感じてしまう作品なんですね。逆に自分の中の評価がもう少し落ちても語れる作品は多いのですが。

あくまで個人的な分析ではありますが、アニメ作品も絵柄や作風などがこの何年かで急激に進歩していると思うんです。最近はGOODENDで終わらない作品も増えてきましたし、陰鬱な描写や過激な描写も多く「他の作品とは違う所を見せたい!」という制作者・原作者の気持ちも伝わってくる作品が多いと思うんですね。まあそれは良い意味で革命的な思想の作品が増えているって事でもあると思いますし、視聴者もそれを望んでいる傾向にあると思うんです。私自身もそうですね。

しかしそんな中、この作品は友情を題材とした非常に「王道」チックな作品であると思うんですね。私の中ではそれが凄く新鮮に映る作品なのかもしれません。王道であるが故に長くアニメに親しんできたユーザーにとっては「どこかで見たような話」になってしまいますし、若いユーザー層には「高感度の高い作品」アニメ嫌いの人間に対しては「もっともイメージ通りのアニメらしいアニメ」に映る作品になるのかな、と思います。

しかし原作・アニメ作品共に作品に対する世間の評価は大きく「王道でもまだまだアニメは進化していけるんだ」という可能性を提示することに成功した作品であると思います。
逆に王道から外れている作品は「ストーリーの調整」が非常に難しい作品になる事が多く、大きな評価を得れる作品か逆に低評価になるかがハッキリ分かれる事が多いと思います。下手に「普通じゃない」作品を制作するくらいであれば、今だからこそ逆に「王道を突き詰める」ってのもアリではないかなと、制作者の皆さまには感じて頂きたいところですね。

あえて酷評をあげるとすれば「内容の割にはひっぱるよなw」という感想もあり、そこが少年誌作品っぽいな…と私が述べた所以なのかもしれませんwまた後半の「改革未明」編の内容もオリジナルストーリーとの事ですが、フェブリちゃんのロリ可愛いを終始やたらと推している感が強く、序盤のストーリーが悪くなかっただけに、こちらはまあまあの評価でした。これが1期に比べて世間の評価を落としている要因なのかもしれませんね。


まだまだこれからも可能性を感じさせてくれる作品です。次回作も期待です!


以下はレールガンの登場人物の好きなキャラランキングです。

1位 フレンダ=セイヴェルン
見た目的に言っても、ファッション的に言っても、性格的に言っても私の中では彼女が1番ですw 原作では後半アレ(無念)な彼女ですが、今作ではイイ味を出していたと思います。

2位 白井 黒子
声が残念な感じですが、キャラ的には前作同様に面白いキャラでしたね。見た目も可愛いですが…百合じゃなけりゃなww

3位 御坂 美琴
まあ主役ですしね。彼女のキャラあってこそのレールガンシリーズといっても過言ではありませんので、上条との恋愛シーンも含めて今後の活躍を応援したいキャラですね。

4位 食蜂 操祈
中学生とは思えませんw ニーソックスは正義ですw

投稿 : 2014/09/11
閲覧 : 456
サンキュー:

53

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