HIRO さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
とうとう最終回がきてしまった。
☆物語の評価
毎週会社から帰ってくると真っ先に観ていた作品なのでこれでお別れかと思うとさびしいです。
幼少時に天才ピアニストと呼ばれていた有馬公生の挫折と葛藤、再出発を一途なかをりとのかかわりを通して描いた秀作だと思います。
作品はハッピーエンドではないけれど視聴感はとてもすがすがしい感じです。たぶんかをりちゃんの身に何か起こる予感をわりと早い段階に暗示していたのと有馬公生が音楽家として立ち直ったからだと思います。
☆声優・キャラ
種田梨沙さんの演じる「宮園かをり」ちゃんとっても良かったです。種田梨沙さんが大好きになりました。早見沙織さんの声はいつ聞いてもステキです。出番は少ないけれど逢坂良太さんの「渡亮太」かこカッコ良かった。
花江夏樹さんの声は好きなんだけど「有馬公生」はいまいちです。少年誌の作品なのでしょうがないのかな・・・
☆作画
A-1 Picturesさん製作ですがパステル調のトーンの仕上げもできるんですね。わりとすきな好きな作画でした。
☆音楽
OPはGoose housuさんの「光るなら」前期OPと7!!さんの「オレンジ」後期EDが好きで電車の中で良く聞いてます。
Goose housuさんは不特定多数のユニットで普段は別々に活動しています。今回は男性3人女性4人で歌っています。いろいろなユニットを組んでYouTubeにいろいろな歌手の作品カバーしたビデオがUPされています。YouTubeに出てくる場所は「ハウス」と呼ばれる活動場所です。ほとんどの方がギターを弾くことができ才能豊かな方達です。
「オレンジ」は作風がキロロぽいなって思ってたら7!!さんも沖縄出身だった(笑)
☆データ
2014年10月~2015年3月まで、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送。
「ノイタミナ」枠には「ピンポン」、「残響のテロル」などあり
あらすじ:
かつて国内外の数々のピアノコンクールで優勝し「神童」と呼ばれた有馬公生は、指導者であった母の死をきっかけにピアノを弾けなくなってしまう。3年後、14歳になった公生は幼なじみの澤部椿を通じ、同い年のヴァイオリニスト・宮園かをりと知り合う。ヴァイオリンコンクールでのかをりの個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界がカラフルに色付き始める。
原作 - 新川直司(「月刊少年マガジン」連載中 / 講談社)
監督 - イシグロキョウヘイ
シリーズ構成・脚本 - 吉岡たかを
キャラクターデザイン・総作画監督 - 愛敬由紀子
プロップデザイン - 高田亮
美術設定 - 塩澤良憲
美術監督 - 薄井久代
色彩設計 - 中島和子
3Dディレクター - 小野竜太(グラフィニカ)
撮影 - 関谷能弘(グラフィニカ)
編集 - 三嶋章紀(グラフィニカ)
音響監督 - 明田川仁
音楽 - 横山克
アニメーション制作 - A-1 Picturesさん
オープニングテーマ
「光るなら」Goose house
「七色シンフォニー」(第12話 - 第22話) コアラモード
エンディングテーマ
「キラメキ」Wacci
「オレンジ」(第12話 - 第21話)7!!
キャスト:
有馬公生:花江夏樹さん
宮園かをり:種田梨沙さん
澤部椿:佐倉綾音さん
渡亮太:逢坂良太さん
井川絵見:早見沙織さん
相座武士:梶裕貴さん
☆ティーブレイク
ヴァイオリニストの千住 真理子さんは子供のころから天才少女とマスコミ等に言われてましたが、彼女はそのことにかなりに悩んでいたそうです。あるとき苦しんでいる真理子さんにお母さんが「楽しいはずのヴァイオリンがあなたを苦しめてしまってごめんなさい。」と泣いたそうです。「音大、美大は入ったときはただの人。」の厳しい芸術の世界でトップで活躍することがたいへんなことなんだとだなと思います。
私も会社の飲み会とかで「何で美大出てるのにうちの会社はいったの?」
の問いかけに顔はニコニコしながら心の中で「そんなこと聞くなバカヤロウ!」と心の中で怒っています(笑)