風来坊 さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
夢の果てには何がある?
単行本の巻末や単話で良く見る漫画家ネタ。まさかその漫画家ネタで連載しようとするなんて畏れ入った。でも多くの漫画家さんが連載で描こうとしなかったのはきっと『理由』があるからだと思う。個人的にはその『理由』を払拭することはできていなかったと考える。
しかし、それでも夢を描くエネルギーに満ち溢れた作品だった。きっと原作者さんがキャラクターのセリフを言うが如く、もしくは言われるが如く胃をキリキリさせながら描いているのだろうと思うと胸が熱くなるw
人生に退屈している人より夢を見られる人は幸せだと思う。しかし、夢は無償ではない。大きな夢であればその「代償」も大きなものとなる。本作でも「代償」について一部描かれているが、あくまで一部。大きな夢には大きな代償が伴うのである。
それでも代償を軽減する方法はある。それは時間である。時間は色々な物と交換することができる。時間を使って努力すれば能力が向上する。時間を使って働けば資金が貯まる。時間を有効に使うことで代償は軽減することができるのである。
もっとも本作のように中学3年生から夢に向かってまっしぐらになることができる人なんてごく一部。夢があったとして周囲の反対・資金不足等々で諦めるしかないのが事実。成人するまでは何をするにも親権者の同意が必要だしね。だから事実は事実として受け入れて機が熟すのを待ち、熟した機を見失わないように気をつけよう
……っと自分に思わせる作品でしたと無理矢理レビュー風にしてみるw