にゃんちゅー さんの感想・評価
3.9
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
異なる世界で自分達の領土を守ろうとする話
ある日、山奥にあるのどかな村に瀕死の怪我を負った青年ハクオロが運び込まれる。
決して外れない仮面を着けたハクオロは、目覚めた時には全ての記憶を喪っていた。
彼は村人達に獣のような耳や尻尾があることや、農作に有用な化学肥料や製鉄などの高度な専門知識を自身が持っていることに疑問を持ち、自分自身とそれを取り巻く世界に感じる微妙な齟齬を訝しみつつも、おおらかで穏やかな村の雰囲気に徐々に馴染み、そこでの暮らしを受け入れていく。
村長のトゥスクルが戦乱で死んでしまい、その敵討ちと先に敵を撃ちに行った仲間を助ける為に、ハクオロが先頭に立ち村の人達と反乱をおこし勝ち取る。
戦いは更に大きくなり、國と戦うことになり近隣の村などと結託してまたしても勝ち取る。
ハクオロは國の皇になり、平和に暮らしもするが國同士の戦になったりする。
最後には、ハクオロは遥か過去から存在する神の如き存在『うたわれるもの』で、人間達からウィツァルネミテアと呼ばれ崇められる存在である事が分かり戦い方も変わり、普通の人ではない大きな怪物みたいな姿で戦う事になる。
{netabare} ハクオロはそのうたわれるものの半身が顕現した姿、「空蝉」であって、かの時代で認知外の高位存在と同化してしまった末の意識が彼であり、「創成期」でのアイスマンと呼ばれていた。 {/netabare}
過去と現在との関係が深く繋がっている話で、最後には一気に分かるが謎が多く残りました。
戦の部分が多かったですが、内容的には面白かったです。