Acacia さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
年端もいかない少女たちは契約を理解できない。
ネタバレ少し別方向からあり。
本作、自分は名作だと思っており、
絶賛レビューも批判レビューもネットには
溢れるほどあると思うで、前から少し思っていた
視点でレビューしてみます。
今作、「詐欺師の巧妙な手口に騙される年端もいかない少女達」
感を強く感じているのですが、
甲=鬼畜マスコット(詐欺師)
乙=まだ子供で、「契約書」という概念が理解できない少女達
契約書=ソウルジェム
※ただし証として乙に引き渡されるのみで、中身を開くこと、
契約の全容を読む事ができない。
契約書の内容、規約などは甲の口頭説明のみ。詐欺師なのでおいしい部分しか示さない。
今まで必要な場面では、彼女たちの代わりに印を押してきたのは親であり、
少女(子供)たちは「契約書」を理解できない為、情報の開示を求める思考に辿りつかない。
しかし契約した以上、状況によって規約が当然のように
発動する。しかも内容は乙にとって不利益しかない。
絶望する乙。
開き直る甲。
この構図で考えると少し面白味が増すのです。
実際はもっと練りに練られた展開と、奇抜な演出が冴えわたり、
映像技術、物語としても極上の一品となっております。
上記視点で再視聴、いつかしてみたいと思います。
お勧めです。