agraz19976 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
ファンタジー作品としては凄く見やすい
魔法師(ウィザード)のヒロイン・チャイカと、それに仕える乱破師(サバター)の少年少女が父親の遺体集めの為に各地を回りながら、対峙する敵と闘っていくという結構王道路線のファンタジー。
見やすかったポイントとしては、
①キャラ同士の関係性がはっきりしている。
言うまでもないが、トールとアカリの主がチャイカなわけで、二人はチャイカの為なら国を敵に回してもいい、乱破師として目的を持って行動しているので、戦闘時に迷いが無いところに好感が持てる。この世を変えるためなら争いをも厭わない的な発言がありましたね。
②それぞれの職業の個性が見える戦闘シーン。
1話のユニコーンに襲われた時なんかはまさにそんな感じでした。お互いに職種を理解した上ですぐに作戦に移れる。ターゲットポイントまで誘導してから確実に仕留めるあたりは、棺姫のチャイカの戦闘シーンらしく熱さの中に知略が練られた戦闘に見えたので個人的には非常に面白かったです。
③キャラの個性の強さが面白さを引き立てている。
まずチャイカは、「肯定」、「うい」、「トール、それ、危険」といった体言止めを使ったり接続詞を使わないといった非常に独特な喋り方でインパクトがありました。個人的にはアカリの方がキャラ的には好きです。兄様にとても従順、兄妹愛を通り越した愛情表現、ボケに聞こえない冗談を言うなどトールとの会話のシーンは毎回笑わされました。
シリアスとギャグシーンが時折バランスよく混ざってるのも好印象でした。2期も楽しみです。ヴィヴィがどうなるのか・・・