トトと申しますよ さんの感想・評価
2.9
物語 : 1.5
作画 : 4.5
声優 : 2.5
音楽 : 3.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
2クールあれば…良かったのか?
2013年秋に放送されたノイタミナ枠のオリジナルアニメ。新エネルギーで賄われる近未来でガリレオ・ガリレイの子孫であるフェラーリ家がガリレオの遺産「ガリレオテゾロ」を手に入れようと企む者から逃げ、テゾロの完成を求めて三人の姉妹が冒険するバトルアクション・アドベンチャー。
オリジナルアニメで秋アニメ放送時期が近づいた当初は前情報がすくなかったのでどんなアニメなのかという期待はありました。3人の姉妹でもっとも妹である主人公、星月・フェラーリが可愛いこともあって期待度は高かったようです。
…前情報が少ない時点で怪しめば良かったのですが。
掴みは良く、1話では壮大な冒険の始まりといった演出で筆者自身かなり興奮しました。2話3話もテンポが良く面白いと感じていました。
…が、どうも4話から嫌な予感を感じざるを得ない状況に。5話以降は話の展開が駆けだしになり、ツッコミどころが急増。壮大だったはずの世界観とストーリー展開が縮小されたかのような感覚に襲われました。
そう、これは1クールアニメだったのです…!
オリジナルアニメでロボや浮遊船、綿密に造られた設定がありながら何と3カ月の放送。その影響か広大ささえ感じた内容は一気に小さくなります。終盤に限っては最早逆転裁判のパロディ。権力を振りかざして悪行を行っていた敵キャラクターは勝手に自滅。ギャグなのかと疑いたくなりました。
同じノイタミナ枠のサムライフラメンコに2クールの放送権を
奪われたのか、それとも最初からこの展開で放送するつもりだったのかはわかりませんが少なくとも2クールあれば良かったかと。ダレるとしても心に残りやすくはなっていたと思います。
大いに期待をかけていたが為にショックは大きく、三大ショックアニメとして筆者自身癒えない傷を強く刻まれました。今後も忘れることはないでしょう…悪い意味で。