たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態：観終わった
時代背景が良いアニメです。
このアニメを見て気づかれた方も多いと思いますが、
平成時代の話では無い感じと言うより違うと言った方が正解だと思います。
それは、色々な所で出てくるのですが、出てこないからこそ、解る物も有ります。現代のアニメの主人公達は必ずと言っても良い程携帯を持っていたり
しますが、この作品では携帯電話は出ません。また混じり合っている部分も多々に有りますが、時間の流れは存在せず、何回も夏を迎え、冬を迎えると言った感じの作品です。恋愛アニメとコメディが混ざっている感じはしますが、純粋な恋愛物です。ただ主人公の行動原理がこの作品のひとつの持ち味だと思います。原作も１１巻まで発売してますが、未だにキスひとつしていない恋愛物で１１巻とはすごいと思います。それは純粋さがそれを補う事ができていて、物語が読むやすく、見やすくしてりからだと思います。
アニメに関しては、声優卜部美琴役の吉谷彩子は初めての声優仕事だったと言うより、この作品にしか出ていません。それはけっして実力不足とかではなく、本来吉谷は女優なので、声優業はこの作品だけです。
違和感のある感じの声やテンポはあるのですが、それが、なぞの彼女とマッチしていてよかったと私は思います。
他のサイトでは、実力不足等と避難の声も有りますが、女優さんが声優をすると、こうなると言う事ではなく、卜部美琴を演じるとこの作品になると思います。すごい、よかったと思います。時代背景は昭和に近いですが、
それでも、恋愛はこんな感じだったな～と思い出させてくれた作品でした。
