退会済のユーザー さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
生まれてくる意味
愛する人に出会い愛を紡いで、授かる宝物。それがおおかみこどもの雨と雪。
小さく今にも消えてしまいそうな、しかし確かな命の輝き。
そんな小さい存在が
少しずつお話しができるようになり、キラキラとした瞳を輝かせこの世界で生きていこうとする。
危なっかしく、いつだって心配がつきない雨と雪はみていてハラハラしてしまいました。
母、花はそんなふたりを精一杯見守り続け
世界の楽しいこと、きれいな景色、眩しいもの沢山見て触れて知ってほしくて心に届かせたくて。
そのためならばどんなことでも頑張る。
そんな花を小柄で華奢な見た目とは違い、とても強い女性だと感じました。
守っていたつもりがいつのまにか
子どもたちはハッとする表情を徐々にみせるようになり、少しずつ知らぬまに母を超えて眩しいほどの成長をみせます。
雪は素敵な女性の階段を上りはじめ、雨は一人前のおおかみ、男として生きてゆくことを決めます。
淋しくて仕方のないことでもあるのですが、こんなにも嬉しいことなど人生で他にはないと思います。
振り返れば駆け足のような子育ての時間は、宝物のような時間になるのではないのかなと思います。
花の願い 「しっかり生きて!」は感動しました。
愛情を沢山もらった雨と雪も、いつか母や父のように
愛する人と出会い、愛を紡いでいくんでしょうね。
最後のEDでは涙で画面がみえなくなってしまいました。
是非、子育てをしている方や、今思春期の子たちにみて欲しいです。