ワドルディ隊員 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
童話を元にしたオムニバスホラー
このアニメはオムニバス形式でグリム童話、日本昔話の中から
計6作品が収録されている。
全作品の中から特にきつかった話を2つほどご紹介。
「ヘンゼルとグレーテル」
グリム童話で一番きつかったのがこちら。
まず絵が不気味。なぜかヘンゼルとグレーテルの手足が異常に細くて長い。
これだけでも怖いのに、この2人が最終的にやったことは本当に恐ろしい。
捨てられてもどんなに遠くに置いても必ず帰ってくる。
毒入りのパンに気づき、そのパンを決して食べない。
優しいおばあさんの家に訪れた後、焼殺や毒殺を行う有様。
そして最後には… {netabare} 母親も殺害 {/netabare}
「カチカチ山」
日本昔話の中では一番きつかった。正直ヘンゼルとグレーテルを上回る。
うさぎの手により殺人の濡れ衣を着せられたたぬきの物語。
優しい性格の持ち主であるたぬきが、ここまでひどい仕打ちを
受けてしまうとは…。女の子も、医師も金が欲しいためにここまで
外道なことをするとは本当に恐ろしい。
終盤でうさぎを発見し、うさぎの首をしめ殺そうとするが、
運悪いことに、村人達が現れ、たぬきは捕まってしまう。
{netabare} その後、村でさらし首 {/netabare}
一言で言い表すなら「胸糞が悪い」。これに尽きる。
元々ホラーものの作品が好きで、興味を惹かれ視聴したが
トップクラスの鬱アニメだった。この作品は間違いなく
上級者向けのアニメである。ホラー作品になれている人でもこのアニメは
なめてかからないほうがいい。
視聴する際は覚悟を決めること。