くらうち さんの感想・評価
2.3
物語 : 1.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:途中で断念した
劣等生不在
●劣等生不在
魔法科高校においては優等生であるブルームと劣等生であるウィードが峻別されていて、前者が後者を差別している、という構造があるようです。
タイトルをみる限り、劣等生が能力がなくても雑草魂で這い上がっていく話なのかなぁと思っていましたが、全然違いました(笑)
優等生よりも劣等生の方が活躍しちゃいます。
劣等生達は、魔法学校のものさしに合わなかっただけで、結局は別の才能を持ってるようです。
均質化されたペーパー試験では、子供の真の可能性は測ることはできない!という社会風刺のメッセージが・・・あるわけないか(笑)
この隠された才能をじゃじゃーんと披露して、優等生をぎゃふんと言わせてスカッとするアニメのようです。
●体系化された魔法というコンセプト
禁書では科学と魔法が分け隔てられていますが、本作では魔法と科学が融合しているといったところでしょうか。体系的であることは科学の必要条件ですからね。
この体系化された魔法の設定がなかなか凝っていて、本作の魅力のひとつであるのでしょう。
ただ、私はアニメを見ただけでは何言ってるかさっぱりわかりませんでした。
魔法に関してもそうですが、九校戦については競技のルールがさっぱりで生徒達が何をして何が起きているのがわからず、ついていけませんでした。
というわけで、原作を読んでハマった人はかなり楽しめるアニメであると思いますが、個人的には微妙でした。