yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
この作品から得るべき教訓は、堂々としていれば相手の方が勝手に慣れてくれるということだ。
例を挙げれば、
人衣一体・神衣鮮血時の纏流子、
人衣圧倒・神衣純潔時の鬼龍院皐月、
自縄自爆時の蟇郡苛、
ヌーディスト・ビーチの面々などなど。
流子も皐月も露出狂と言われてもおかしくない格好である。
見てるこちらが恥ずかしくなるほどの露出ぶりである。
蟇郡の言動は常軌を逸している。
わが耳を疑うほどのド変態発言、いや、ド変態宣言をしている。
ヌーディスト・ビーチの奴らときたら・・・
大事なところはかろうじて隠されているがほぼ全裸だし。
にもかかわらず、納得させられちゃう。
これでいいのかも、と思わされちゃう。
これこそ正しい姿なんじゃないかと誤認しちゃいそうになる。
あれだけ堂々とされてしまうと。
全く何の恥じらいもなく振る舞われると。
そうなんだ!
大切なのは堂々と振る舞うこと!
これさえできていれば、世間の方から歩み寄ってくるものなのだ!
早い!熱い!上手い!
の三拍子がそろったスーパー娯楽作品。
早い!
とにかく展開が早い!
息つく暇なく話が進んでいく。
観ている方はついて行くので精一杯。
ぐずぐずしてると置いて行っちゃうよ!って感じ。
熱い!
バトルが熱い!
キャラが熱いっていうか、暑苦しい!
常に血が煮えたぎっているかのようなハイテンション!
上手い!
造語が上手い!
戦維、壊惨総戦挙、襲学旅行・・・
これだけでも随分ワクワクさせられた!
まさに、血沸き肉躍る「朱血肉躙(しゅちにくりん)」な作品である!
なんといっても特筆すべきは、
キャラの濃さであろう。
と言う訳で、好きなキャラの紹介。
美木杉 愛九郎
声が貝木泥舟とうだけでなんかテンションが上がる⤴
この人だけ{netabare}ち○びとこ○んが赤く光るという {/netabare} 謎の現象がおきる。
そして、この人、はだかが好きだよ。
全裸でいることを愛しているよ、絶対!
{netabare}最後のパンツを脱ぐときが来た! {/netabare}
蟇郡 苛
言わずと知れたド変態、というよりも、ドM。
{netabare}二十歳で堂々と高校生をやっている {/netabare} 肝の据わりよう。
時には、大豪院 邪鬼と見紛うばかりの巨躯となり、人間の枠を超える。
彼一人で新たな物語を紡げるほどの大人物。
満艦飾 マコ
もっとも一般人(能力的に)に近い非常識人。
ともすれば沸騰しそうな物語を適度にクールダウンしていた。
そして、あのジェスチャー。
半分以上意味をなさない、
むしろ無い方がわかりやすい彼女のジェスチャー。
なのに、なぜか魅せられる。
勢いか?勢いのなせる業なのか?
勢いと言えば、満艦飾一家全員がが勢いだけで生きているようなもの。
っていうか、この作品全体が勢いだけで突っ走ったようなものだ。
というわけで、
この作品から得るべきもう一つの教訓は、
勢いさえあればたいていのことはなんとかなるということだ。