ラスコーリニコフ さんの感想・評価

3.9
物語 : 1.0 作画 : 5.0 声優 : 4.5 音楽 : 4.0 キャラ : 5.0 状態：観終わった

一方通行・アクセラレータ・上級者用

話の流れは自分の1期レビュー参照

自分の場合は違うけど、アクセラレータ好きの中で「単に狂ってる奴の
狂ってる台詞と狂ってる行動をだけ見て、笑い転げるのが好きな人間」が
日本には相当数いる訳でして、それについて話す事にしましょう。

その人達にとっては、とある」は最初から設定がぶっ壊れてる話なんで、
なぜ魔法が科学が～のエセ理論も、人間同士の背景も基本相手にしてない。
ただ「何のために怒鳴ったり暴れるかとかはどうでも良い。とにかく派手に
叫んで派手にトチ狂って笑わせろ、それだけがお前と声優の役割だ」
っていうポジションのキャラがいるだけ。＝アクセラレータ

他の作品で言うと・・軽めのだとイザークとか

検索　ドラマCD　ガンダムSEED　SuitCD５　クルーゼ隊～ライバル～

まあ、これ主に腐向けのですけど、アクセラレータが好きなら多分聞ける。
あとはベジータとかも好きなはず。総じて男の激情家ドツンデレ達


■アイドルアクセラレータの前に物語1の理由

アクセラレータは大人用の話なんで、主に何も知らない若い人向けの話ね。
人様のレビューを読んでて釘宮アニェーゼと良い女オリアナを思い出して、
この事思い出したんだけど、この「とある二期」で一番下劣で醜悪で胸糞悪い
ザ・ゲス野郎として描かれているのは誰かと言うと、主人公の上条君です。

ハウンドドックの木原や人質取って～な奴なんて可愛いもんですよ。
所詮はアニメ漫画で許された設定の中でやってるんで、上条君がやらかした
（というか、やらされた）のはこの歪んだ話の中でも最も歪んだ行為、それに
比べれば設定のエセ科学、魔術のぶっとび具合なんて全然ありえて良い世界。

というのは、ヒーロー気取りポジションのキャラが正気でかつ善行として
サンドバックとして描かれていないタイプの女の顔をグーで殴る。って事ですね。
平手打ちまでなら諭すためにはOKだけど、グーで顔いったら完全にアウト。
その女がどうしても倒さないと駄目な敵でも腹まで。これは鉄則

殺すな、とか脱がすな、とか襲うな、とか切りつけるなって事じゃないよ
単に顔を殴るな、他顔が変形するような攻撃しちゃ絶対ダメだって話ね。

それはたとえ設定上の世界の人間が、どんな理由でどれだけ虐殺されても
絶対やっちゃダメな事で、まして上条君の厨ニ理由なんてお話にならない。
こいつは当然製作側も気づいてる事で、話題の為にわざとやったんだろうけど、
ヒーロー気取キャラが良い女の顔を殴って絵になる事は永久にあり得ないので、
残念だけどその幻想は、どんな歪んだ世界だろうとぶち殺せない。


えっと、これ調べてみたら男女平等、フェミニスト、ブサイクだったらOKか
の大体3点で話題になったっぽいですけど、3つ目以外は全部関係ないです。
ブサイクな上でサンドバック的な理由が込めてあれば、そいつは殴ってOK

これは俺が決めてるんじゃくてアニメ＆漫画を数見てれば誰でも分かる事。
常識、科学、宗教、哲学、道徳、法律＆犯罪他の全てに優先する「空気読め、
考えて話を作れ、そんな事させたら大量の苦情来るから」の段階ね。

勿論、上条君じゃなく（原作知らなから、原作者が関係あるかは分からないが）
製作側に原因があるんで、純粋に上条好きな奴は、あいつは裸で街中を走り回っ
たり、突然精神が狂ってインデックスを×××××みたいな事をするより遥かに
卑劣な行為、格好悪い事、恥ずかしい事、やっちゃいけない事を製作側の都合で
やらされたので、何も知らない若いアニメ好きは覚えておくと良いかもよ。

殴らなくても良い場面で、女の顔殴ろうとして殴るのは知能＆理性無しの脳筋系、
狂人、害虫のお仕事、まあこれは現実でも同じだけど。


あ、ネタアニメとかなら全然良いんだよ。ザ・ヒーロー気取りが御大層な台詞を
並べて正気で善行として良い女の顔を殴るってのが、絵にならないってだけ。
何より「正しさを振りかざして女の顔を殴る」こんな馬鹿げた話は他にはないよ


【追記】って思ってたら、矢島金太郎ｗｗ裁判で負けるらしいけどｗｗｗ
　あとは色々調べたけどヒーロー気取り＋女の顔を殴るは多分無いね。
　単に善ポジで殴るだけの奴（ルフィ他に脳筋系、感情系）だと結構いた。

　誤解が無いように、上条と金太郎の共通点はヒーロー気取りをしながら、
　ヒーローとして絶対やっちゃいけない「女の顔を殴る」って暴挙に出る事。
　こんなの大虐殺するヒーローと同じでネタアニメにすべきなんだよ
　真剣にやられるから胸糞悪いし、だから話題になって宣伝効果あるんだけど【追記】


この一点があると他でどんな話をやっても無意味だから、当然ストーリーは1

製作側もそれ分かってるはずだから、人気作で実験でもしたんだと思うよ。
芸能人スキャンダルみたいにこのアニメに話題性持たせただけの事。
こーゆーやり方は好きじゃ無い、いくら売り上げの為でもフェアじゃない。


■本題の狂人アクセラレータ様

まずアクセラレータは女殴ってもOKなポジションなんで、そこは問題無い。
殴った女割と良いビッチだったけどなー・・笑いながらも少し心が揺れた。
微フェミニストや女好き視点だとアクセラレータのビッチ殴るの他別の女の
顔ズドンもやっちゃ駄目な事で、・・
　　　　　　　　　　あ、アクセラレータだから許してあげるんだからねっ！


で、ニコに上がってる4作を。厨ニ台詞もあるし、一応背景を気にする人用
「こういう理屈で～するからカッコイイ」と感情移入する若い人向け。
ただバイオレンスなシーンが多いので、好きな人はかなり限定されるはず。

タイトルからして若い人があげてますね。
「かっこよすぎる」とか書いてますけど、若過ぎる為に彼の本当の魅力には
気がついていない。けど、アクセラレータに目をつけるとはお目が高い。
良い意味でも、悪い意味でも見込みあるね。


検索　【とある魔術の禁書目録II 19話】木原くン＆一方通行まとめ
声優二人仕事し過ぎな素晴らしい口論のシーン、途中の「なぜそうなるか」
の理屈の無理やりっぷりが笑える、ねーよｗな。後半木原クンが押し気味

検索　【とある魔術の禁書目録II 20話】かっこよすぎる一方通行まとめ
能天気なインデックスとの会話が笑える、中盤かえる医者との素敵トーク
これは良いカエルで、あとはフェミニストとしては不快なシーン一部

検索　【とある魔術の禁書目録II 21話】かっこよすぎる一方通行まとめ
見せ場は木原との電話の一部、その後の壁に手を突っ込んでのビル移動
そして最後、窓割って木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥゥン!!から始まる50秒

検索　【とある魔術の禁書目録II 22話】かっこよすぎる一方通行まとめ
一方的にやられ、途中インデックスも来てシュールな場面に、最後顔が変形
してちょっと頑張って、最後は木原君がお星様になる


で、各動画の解説じみたもの、エセ解説をしますね

１番上の動画はアクセラレータという素敵キャラの他にもう１人素敵な敵が
いたからこそ成り立つ素敵シーンでして、原作者、脚本家の水上、キャラデザ
＆アニメーション製作の他、声優二人の仕事し過ぎによるハイクオリティ。

で、1期の方にも書きましたけど、

アクセラレータ：岡本信彦
鋼殻のレギオスのレイフォンや、聖剣の刀鍛冶ルークと同じ声優とは思えない
凄まじい仕事。最近の声優とか全然知らないが、こいつは凄いから名前覚えた。

木原数多：野原ひろし・・じゃなく藤原啓治
ニコだとひろしひろし言われてますけど、自分の中じゃはじめの一歩の木村が
一番聞き覚えがある。こいつも素晴らしい仕事をしてくれた。
はじめの一歩と言えば木原の一部の作画が、鷹村世界戦のブライアン・ホーク
と完全にかぶって見えて、・・まあどうでも良いか。

他の3つも主に木原とのやりとりなんで、最初面白ければ全部見たくなるはず。
アクセラレータと木原のやりとりは二期の最大の見所、名場面と言っても良い
というか1期と2期見たけど、少なくとも自分の中じゃ一番印象に残ってる。


２番目のインデックスや医者との絡みは、アクセラレータは良い奴なんだよ
を強調し、かつギャップ萌えの一種を発生させる為の話だけど、ネタのしての
面白さ医者の素敵っぷりはともかく、個人的にはこれがややあざとく見えて
狂人に理由なんてイラネーヨになった場面。

３番目のは素敵発言一つと、強烈なシーン一つ、そして最後以外はただの話の
繋ぎでやや地味。でも最後の50秒は絶対に見逃してはいけない

４番目のはもう個人的には、もー善人気取り良いからさっさと反撃しろｗｗ
顔芸やめろクソ製作、いいからもっとやれｗｗインデックスｗｗな話


・・つまり、最初少し解説しようと思ったけど、ちょっと書いただけで他には
何も思いつかなかった。


■こっちが大人用ね

今までのはアクセラレータの魅力のほんの一部で、違う、違うんだよ。
少なくともね、あのキャラデザしてる奴と、鬼才・水上清資は、そんなつもり
で作ってはいないよ。作画崩壊とか言ってる人もいたけどさ、崩壊なんかして
してない、あれで完成。ってのはインデックス他の女と比べればすぐ分かる。
崩壊してる時は話全部とかキャラ全部が崩壊してる。だから、全部悪ノリ

一応体裁上はキャラをストーリーに乗っけて、表面上は常識的なコメントを
してるんだろうけど、あんな狂ったシーンをそんなつもりで作ってる訳が無い。
ストーリーが好きな奴はどうなったって見るし、あとはもう話を無視してる
キャラ好きネタ好き相手にどうやったら売れるか（萌え＆サービスシーン他、
ネタになるシーン増加）に徹するだけ。二期ってのはそういう性質になる事が
多いし、ちょっと思い出しただけでもサービスシーンは相当増えてた気がする。


たださ、そういうダメな大人達、製作側に乗せられてキャラを萌えや遊ぶ為の
道具にしてはいけない、笑ってはいけない、笑ったら負けだと、思う訳よ。
アクセラレータの人としての背景をしっかりと掴んでさ、相応の理由があるから
こそああいう行為をしたんだって事を、真剣に受け止めるべきだな。

立派な生き方してるアクセラレータで笑うような奴はね、人間として最低だよ。




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