退会済のユーザー さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
タイトルなし
【11人いる!】にしたかったのかもしれないけど、普通に考えて11人も暗殺者は要らなかったと思う。(主人公は除いてます)
実力はあるけど人を殺したことのない主人公vs11人のプロの暗殺者という、盛り上がる展開を用意しておきながら、いざ始まってみれば、プロフェッショナルさは微塵もなく、スマートな感じもない、ただのバトル。これを肩透かしと言わずに、なんと言えばいいんだ?
……ぶっちゃけ、暗殺者だからといって、それっぽくすればいいというワケでもないのは確かだ。【NARUTO】の世界だって、忍じゃなくてSHINOBIなんだし。
でもなぁ、せめて暗殺者っぽい思考回路というか、行動が欲しいよね。
2話。伊介がオリエンテーション前に独断で晴の暗殺を実行する。伊介が【臭い】人間だと気づいてた主人公が、彼女が呼びかけたお茶会に危機感を抱かず晴と二人きりにさせたという時点で、観ているこっちは「ん?」ってなる。
案の定、晴は薬で眠らされ、駆けつけた主人公が伊介と交戦するのだが、ここで致命的な弱点が伊介に露呈し、形勢は逆転してしまう。……なのにその場を引き上げた伊介様。……え?;
続く3話。いよいよ本格的に暗殺が始まる。
先陣を切ったのは、快楽殺人者の乙哉。自分に対して友好的な態度を見せる彼女に喜ぶ晴を「そんな簡単に信じるな」と窘める主人公。……そんな彼女は乙哉の発言をあっさり信じて剣持に詰め寄る。……え?;
今度は剣持の発言をすぐに信じ込んで乙哉と交戦。しかし間もなくマウントをとられて絶体絶命のピンチ。……この前のシーンでは、同じような状況に陥った晴が、自力で打破しています。(しかも、身体を拘束された状態で)
で、主人公のピンチを救ったのは、護衛対象の晴。背後から忍び寄って乙哉の首をキュッと。で、暗殺は失敗に終わる、と。……え?;
この2話と3話にて、【この作品に登場する暗殺者は、主人公も敵もポンコツです】ということを明らかにしてしまっている。これで続きを期待することは、残念だけど難しい。
実際、一縷の望みをもって視聴した4話でも、敵さんは「暗殺者を辞めたいから人を殺すって、矛盾してないか?」という当たり前の疑問をぶつけられただけで戦意喪失する豆腐メンタル。おいおい……。
この作品のメインの題材って、百合じゃん。百合の為の設定じゃん。だったら、ここまでシリアス調にしなくていい気がするんだよなぁ。コメディがメインで、時々シリアス、ぐらいでちょうど良い。