ワタ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
これは百合というよりも・・・
美月会長が可愛いアニメ。
とりあえずキス入れときゃ百合豚は喜ぶんだろ?とでも言いたげな姿勢や
それにホイホイ釣られちゃう連中も実に嘆かわしいのですが、そこはまあいい。
1話開始時点で既にカップリングが固定化されており、しかも両思い好感度MAX状態。
もうね、ぜっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっんぜん分かってない。
キャラの紹介もそこそこに、いきなり両思いカポーの百合シチュエーションを見せられても
ぜっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっんぜん萌えないし、つまらないんですよ。
まずキャラが第一であって、キャラあっての百合なわけです。
百合ありきで kiss!kiss!kiss!では夢chuになんかなれないのです。
キスの多彩なシチュエーションに拘るばかりで、このアニメは大切なことを見落としている。
しかし美月会長の登場により、作品の雰囲気は一変する。
妹(優)とその友人(春香)の只ならぬ関係に疑惑の目を向けているうちに
いつしか春香のことが気になり始め、ついに自らの秘めたる想いを自覚して・・・
きましたわー。これですよ、これ。こーゆーのが見たかったんです!
本作に出てくるカップリングは3組、そのうち描写の約8割を占めてるのが春香×優なのですが
これは終始バカップルが乳繰り合ってるだけで、刺激的ではあるけど単調で飽きてしまうんです。
はっきり言って春香×優は、美月会長がビックンビックンする反応を引き出すための前振り。
焦り・暴走・恋する乙女な表情どれをとっても可愛らしく、妄想癖が酷いのもポイント高い。
最終話まで観てみると、これは完全に美月会長の物語といっても過言ではないですね。
作中唯一ドラマ性を生み出してるキャラクター。
まずドラマがあって、そこからキャラの魅力が生まれ、やがて百合に発展する。
百合は好きだけど、やはり百合ありきというのはコレジャナイ感があるんだよな・・・
ただ最終話の美月会長×理奈副会長は素晴らしかったですね。
理奈の{netabare}「ずっとあなたを見てきたから・・・」{/netabare}この台詞は反則すぎる。
すみすみもいいキャラしてるし、生徒会メンバーの出番をもっと増やして欲しかったです。