zu さんの感想・評価
3.5
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
限られた時間が過ぎていくって・・・切ないなぁ!!
にゃんさんのレビューを読んで、これは好きかもって思い観た作品です!!
あらすじは、近未来の東京(本編34分 + 番外編7分30秒)
アンドロイド(ペアレンツ)が開発され、各上流家庭に置かれる中、夢と家族を失った青年「敬一郎」は偶然置き捨てられたペアレンツ「ふらわー」と出会う。
敬一郎はふらわーを家に連れて帰り、面倒を見ることになるのだが・・・
夢を失った青年、敬一郎はふらわーと共に歩み、自分を取り戻せるのだろうか!
ふらわーは敬一郎に何を与えてくれるのか・・・
一夏の、淡く、切ない物語・・・
敬一郎はふらわーを家に連れて帰り面倒を見るのですが、
ふらわーは旧型でプログラム障害もありペアレンツとしては満足な働きが出来ない。
だからこそ、また捨てられることを怖れ彼女なり懸命に仕えようとするのが健気だった。
そして敬一郎はそんな彼女と接するうちに次第に失った自分を取り戻し始める。(彼女の姿に亡くなった妹を思い起こしているようだった)ふらわーが敬一郎に与えてくれたものはこのように得がたく計り知れないものでした。
この作品で描かれている2人はどちらも過去に傷を負っていて、
敬一郎も交通事故で家族を失い、ふらわーも捨てられたことで主人という家族を失っている!
そしてそれぞれが新しい家族を得るも、ふらわーの寿命もありその瞬間が虚しく壊れていくのは時の「不条理」さ「残酷」を感じてしまいました。
この短い物語の中に絵日記を使うことで、普通にストーリーの展開を描いたのでは30分では足りませんが、2人がどんな時間を過ごしたのかを容易に想像することができて演出が上手いなぁ思いました。
だからこそ、2人の絆の強さが分かり、30分しか見ていないにも関わらず思い入れが深くなって、最後にしっかり感動出来るものに仕上がっていたのだと思いました。
何となく「ちょびっツ」に似てる感じがしたけど、短い尺でのまとめ方は非常によかった。
せめて半クール程度のテレビアニメとしてでもリメイクすれば、もっといい作品になるかもしれないと思いました。
まあ、自分がAIとかアンドロイドものが好きなんで・・・
アンドロイドと感動がお好きな方はどうでしょうか(^^♪