westkage。 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
ストーリー・キャラクターの魅力を十分に表現できなかった佳作。若本さん、イイ味でてますw
本作は2014年1月から放映されたテレビアニメ作品です。
監督の「梅津泰臣」は今作において原案、キャラクターデザイン、シリーズ構成、絵コンテ、演出、総作画監督、原画なども担当しています。1人でこんなに担当を持つ方も珍しいですよね。アニメーターとしては人気な方で、参加されている作品は「THE IDOLM@STER・魔法少女まどか☆マギカ・WORKING!!・東京マグニチュード8.0」など多方面で原画を担当されています。
魔術が認知されている世界。魔術を使える人間は魔禁法(魔術の使用の禁止および処罰を定めた法律)を守らなければならない。しかし社会では魔術を使える人間による犯罪や事件が横行していた。魔術を使った犯罪に対しては魔法廷で裁判が行われ、そして被告人の基本的人権を守るため「弁魔士」という職業が存在した。そして主人公の「須藤セシル」は15歳で司法試験に合格し、史上最年少の弁魔士として法廷に立つ…というストーリですね。
人気アニメーターが手掛ける作品と言う事で、作画の出来はかなり良いですね。1話目を観た時は「綺麗な作画だなー」と驚きました。ただ肝心のそれ以外がパッとしない作品…という印象です。キャラも個性が強い割にはインパクトが薄く、かといってストーリーもそれほどのめり込めるような奥深さも無く、とどめに魔術の世界かと思いきや「ディアボロイド」とかいう魔術で組み上げたロボットみたいなのも登場して、もうなにがなんだかです。
あくまで個人的なイメージですが「キャラクターに全く魅力のないverの‘とある科学の超電磁砲’」みたいなイメージです。世界観は悪くない作品だと思えたので、もう少し何かが違えば良い作品になったのかもしれませんね。
唯一の見どころは主人公セシルの使い魔として「ナナジーニィ」というカエルみたいなキャラクターがいるんですが、「若本規夫」さんが声を担当されているので凄く良い味をだしてます☆