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退会済のユーザー さんの感想・評価
3.3
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
笑えるところも変わってゆく
子供の頃、友達の家で観た時。
野原一家が、連れ去られたひまわり奪還のために猛烈な勢いで新幹線に乗り込み・猛烈な勢いで駅弁をかっこみ・車掌に犬(シロ)連れを咎められると「ぬいぐるみだが?!何か?!」と言い張ってキレ・そして猛烈な勢いで乗り換え・また走るという、描線の荒ぶるシーンがツボで印象的でした。
どの作品だったのか不明になっていたのですが、あにこれのクレしんソムリエ(?)れんげさんにお聞きしたところ、サラリとこちらの作品ですねということで。
大人になって観てみると。途中でヒロシがたそがれたり、いいセリフ言ってるシーンが結構助長じゃないのか〜?子供飽きないか〜?と思ったり、
件の新幹線シーンも案外笑わなかったり(あまつさえ手元で作業しながら観ていたら駅弁かっこむシーンを見逃していたり)でしたが、
子供はツボにはまってゲラゲラ笑っていました。
現在の自分が笑ったところ。
みさえ母さんが高層の足場で身をていしてハシゴ状態で家族を助けたら、ひまわりがヨチヨチ来て、そう、順番に向こう岸に渡って…と思いきや、Tシャツの中に入ってしまい、「コラァ!このタイミングでおっぱい飲むなァ!」の所がおかしかったです。
あと原作者登場シーン。
隠れ里で敵襲を受けた時のアクションの連続後、ぱたっとヒロシとしんのすけが囲炉裏で静かに(誤魔化そうと)敵を迎えるところも印象的で、作品全体でも静と動の抑揚も効いていました。
大層なドタバタを繰り広げた後のラストも良かったですね。
今でもそういえば途中で描線がプリミティブに荒ぶる感じのアニメ作品て、好きです。