Lovin さんの感想・評価
3.6
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
見た感じ
■概要{netabare}
原作:佐渡川準(「週刊少年チャンピオン」連載)
監督:富沢信雄
シリーズ構成:待田堂子
キャラクタデザイン:中路景子
制作:テレコム・アニメーションフィルム
話数:1クール全12回(全24話)
OP:「WILD SPICE」
by 奥井雅美
ED:「無敵なsmile」
by 高橋直純
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■感想
原作未読でTV放送を視聴。鬼丸流葬兵術列伝。
うろ覚えレビュー。{netabare}
主人公鬼丸美輝は家業の中華料理屋鬼丸飯店の看板娘。だがこの主人公、自称鬼丸流葬兵術を駆使して、街の様々な敵と勝負を繰り返し無敵(?)を誇る。そんな無敵看板娘の日常を描くコメディ。
この作品も記憶が曖昧だが、向かいにパン屋がオープンし、骨肉の争いを繰り返す縦ロールの看板娘が居て、キャストが小清水亜美だったことは覚えている。
鬼丸飯店の隣には八百屋があったことは思い出したが、店主の詳細や、キャストが中村悠一だったことは全く覚えていなかった。
小さな女の子が散歩させているブルドックがかなり強かった記憶がある。丸い目をした愛嬌のある顔をしているがかなり凶悪な犬で、主人公ともよく闘っていた気がする。
そして過去に主人公に負けて復讐を企む自称ライバルも登場する。基本的に主人公に対して決闘を申し込むが、ほぼ毎回返り討ちにされる。
そんな数々の遺恨や因縁を持つ鬼丸流葬兵術の開祖には、凶暴なブルドッグでさえ震え上がる、歯が全く立たない強敵が居る。それは鬼丸飯店店主で主人公の母親、鬼丸真紀子である。
女手一つで育てられてきた(ように見える)、何処かで何かを間違えたのかわからず、血気盛ん過ぎて出前どころか皿洗いすらまともに出来ない主人公の暴走を、その拳一つで手懐けてしまう。
そんな母親の拳が物語のオチにされることも少なくなく、Wikipediaの記載に「女傑」との表現があるとおり、作中の商店街界隈では最強にして最恐らしい。
ただ、この作品も第1話の勢いが続かず失速してしまった印象を拭えない。失速感を感じた作品は他にもあるが、第1話を面白いと感じただけに残念でならなかった。
今更感もあるし人にお奨めする事は出来ないが、ハチャメチャで痛快なコメディに興味のある方は、一度手にしてみるのも悪くないと思う。{/netabare}
■蛇足{netabare}
原作者である佐渡川準(本名 川人睦)さんは、昨年新たな旅に赴かれました。
原作を手にしたことはありませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。
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