チュウ さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
史上最高の作品!【命】と【絆】、多くを教える感動の作品
恋愛アニメなんて世の中には数多くありますが、CAS以上に完成された素晴らしいアニメはないです!!
感動の名作と、この作品の良さはその感動に目がいきがちですが、人と人との絆、命の大切さを教えた素晴らしい作品です!!
【朋也と渚の恋愛】
様々な苦難を乗り越えて、ようやく恋人となった2人。
この様子はCLANNADで描かれ、CASでは恋人となってスタートしていきます。
順調に愛をはぐくむ中、渚は留年し、朋也も仕事を始めるなど、互いに苦労しながらも、2人は互いの存在を助けにし、時にはすれ違いもしたがその絆を順調に深めていった。
そんな時、朋也の父が捕まり決まりかけていた朋也の正社員雇用がパァー。父親との溝はさらに深さを増し、傷ついた朋也は渚を求め、渚はそれに応え結婚することとなった。
【汐の誕生と渚の死】
結婚して順調に愛を育む中、ついに2人は子を授かる。
前々から、子供が欲しいと話していた渚は喜び出産を決意するが、その出産は体の弱い渚にはとても過酷なものであった。
朋也をはじめとする家族一同は、渚の意思を尊重し出産に望むがどうしても、不安が消えることはなかった。
予定日よりも早いある冬の日、街は大雪に見舞われ交通が麻痺する中その時は訪れ、家族全員が見守る中、新しい命が生まれ、また大切な命も失った。
【汐という掛け替えのない存在の認識】
最愛の渚を失った悲しみから、汐という存在に憎しみすら覚えていた。
人生のすべてに希望を失い、ただ時間の流れに身を任せた生き方でしかなかった。
しかし、早苗さんの計らいで朋也と汐は2人だけの旅行へ出かける。
旅の道中の様々な出来事、実の祖母との出会いを通し、【父の偉大さ】、【娘の大切さ】
そして【自分の愚かさ】にようやく気付いたのであった。
【多くの苦難を乗り越え辿りついた、再スタート】
今までの時間を取り返すべく、全力で汐に愛情を注ぐ朋也。
ようやく、家族であることの幸せに気付き人生を歩み始めた時に汐が倒れる。
愛する一人娘のために尽力するも、汐は力尽きてしまう。
ここからは、人によって解釈が異なるだろうが私はこう捉えている。
はじめは嫌っていたこの街も渚と出会い、この街のあらゆる人のために尽力した朋也。
その度に、人の心に触れ、また街の心にも触れ、小さな光を集め続けた。
朋也が知らず知らずの内に手にしていた、願いが叶うという小さな光は。
そして、街と深いところで繋がっていた、渚や汐。
様々な苦難を乗り越え、また深く温かな愛情をもった朋也たちへの
この街の全てからの褒美だったのではないでしょうか??