ローズ さんの感想・評価
3.7
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
生き抜くための力の使い方
村上良太(むらかみ りょうた)には幼馴染の少女・クロネコがいた。
事故で死んだと思われていたクロネコだが、とても似ている黒羽寧子(くろは ねこ)が転校してきた。
黒羽たちは特殊な能力を持つ「魔法使い」で、鎮死剤と呼ばれる薬を飲まないと死んでしまう特殊な環境にいた。
黒羽以外にも橘佳奈(たちばな かな)・カズミ=シュリーレンツァウアー・鷹鳥小鳥(たかとり ことり)など逃げてきた「魔法使い」と力を合わせて生き延びようとする物語。
見所は「魔法使い」の能力と生きていく事への話のスリリングさ。
「魔法使い」とはいっても個々の能力が違い差別化されています。
黒羽の破壊力、橘の未来予知、カズミのコンピュータ使い、鷹鳥の他人と入れ違う瞬間移動などがあります。
攻撃力だけを見れば黒羽やカズミの力が強く有利かもしれませんが、その単体の力だけでは己を守る事は難しいでしょう。
あまり役に立たなそうな鷹鳥の他人と入れ違う能力ですが、知恵を使えば有利に事を運ぶ事ができます。
橘の未来予知は便利そうですが、その力の代償となったであろう体の不自由さを考えると それほど便利な力とは言えません。
話が進むにつれて絶望感が漂いますが、それでも村上は希望をもって行動していきます。
それにつられて仲間の魔法使いも共に行動するようになります。
このあたりで村上への信頼感が垣間見れますね。
最後のヴァルキュリアとの戦いは村上も仲間の魔法使いも命がけの総力戦。
話の展開も一気に進みます。
助かりたいという思いと仲間を助けたいという思いの狭間に苦しむのでしょうが結末やいかに……。
終盤になってOP曲が変わります。
評判が悪いみたいですが、自分は両方とも好きな部類の曲でした。
何故、終盤になって曲を変える理由は分かりませんが。
微グロや鬱展開の場面があるので万人受けはしないと思います。
時間があったらチェックして下さい程度にハードルを下げて視聴したほうがいいと思いました。