kuroko85 さんの感想・評価
4.5
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
見ごたえ十分!(ミュウサイド、人間サイドとも丹念に作られています)
2クール全24話の尺を十分に使い
原作の良さを引き出している。
個人的には原作の竹宮恵子先生の絵柄も、
キャラデザの 結城信輝氏のタッチも好きではない。
(ミュウのヒロイン役のフィシスなんか、、ある意味結城氏御決まり)
ただ、そう言った好き嫌いで捨てるには勿体無いほど
大きなスケールを持った作品。
(それは1980年に映画化された時に感じていた。)
人類サイドとミュウ(超能力者)サイドに別れ、
それぞれの主人公だけでなく、彼らに関する脇役にまで
しっかりと個性や背景を描き切っているので見ごたえ十分。
特に人類とは異なった寿命を持つ
ミュウでは3代に渡る歴史を(ミュウ側の)主人公ジョミーを中心に
愛憎を絡めて丹念に表現している。
また、人間サイドでは単なる嫌われ役として、
(当初は)スポットだと思っていた
(キースの)先輩マードックが最後に
おいしいところを持っていったのには
かなり心を動かされた。
超能力やコスチューム等の設定自体が
1970年代に描かれたことを考えれば、古臭さや
違和感より、普遍的な作品のテーマや面白さを
賞賛したい。
(恐らくこのアニメの作成に関してはそれらの
描写も当然検討されたはず、、
私が現代で特に違和感を感じたのが【ソルジャー】という呼び名)