「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金(TVアニメ動画)」

総合得点
69.0
感想・評価
1006
棚に入れた
5486
ランキング
1930
★★★★☆ 3.5 (1006)
物語
3.2
作画
3.7
声優
3.6
音楽
3.3
キャラ
3.6

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ネタバレ

ダレイオス さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8
物語 : 1.5 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

突然、世界征服宣言する普通の高校生や突如、人が変わる主人公、それをどうとるか

高校生である主人公の重護が安い家賃で借りたアパートが
呪縛霊とも言えるヒロインの七々々が住み着いている
いわく付きの物件で大家に抗議するも、受け入れてもらえず
貧乏なのでしかたなく共同生活をする開始で
ヒロインが押し掛けてくるアニメとは逆の形になっているかな
ただし、理不尽な共同生活をさせられるという点や
ヒロインと主人公が最初はあまり仲が良くない所は
基本的にオーソドックスな設定に見えましたね。

そして、七々々が呪縛霊になった原因が何者かに殺されたもので
その犯人を探すのが目的なのだけど
犯人を捜すのに有効な七々々コレクションが存在しているらしく
それを探すのが本作の本題になっているかな

七々々コレクション自体は七々々が世界中を冒険して、見つけてきたのはわかり
七々々が七々々コレクションを元にして、資金源を作って島を作ったのはわかるけど
何者が七々々コレクションを島の遺跡に隠したのはわからないし
七々々コレクションを何故遺跡に隠したのかはわかりませんね。
時系列のおかしさから天災が指摘しているので、誰が隠したのかはおそらくはわかってないと思います。
でも七々々は遺跡の場所は知っていて、主人公達はある程度のヒントを七々々からもらい
主人公達はその遺跡を探し出し、その中にある七々々コレクションを探すのが序盤の展開かな
何故七々々は知っているのかわからないのは気になる。

遺跡自体は演出は中々こっていて、面白さは感じましたね。
映像面は作り込んでいたし
2話の最初の遺跡は間違った足場を踏んだら外に放り出される
演出はギャグ気味な所もあり、遊び心もあって良かったです。
3話の床が壊れる遺跡は天災が色々なアドバイスを重護に送って
協力して攻略したので見ていて説得力もあったし落ちたら死亡というスリルも
あったので見応えはありました。
ただし、何故こんな危険な遺跡を作ったのかはわからないので
その点は引っかかるかな・・・
しかも後半に登場する遺跡はあまりこった作りにはなっていなく
演出面でも流石に後半は苦しくなるので
段々面白くなくなっていった感じがしました。
遺跡に関しては出オチ気味なアイデアだったかな
継続して面白い内容にはなってなかったです。

ストーリー展開は冒険部部長が唐突に重護を冒険部に勧誘したかと思ったら
裏切って七々々コレクションを使って世界征服を乗り出したりよくわからなかったかな
どこかの大魔王ならわかるのですが、普通の高校生が世界征服を企むのは
唐突かなとは思いました。
ただ、部長の裏切り自体は盛り上がりを感じました。
わけのわからない展開ながら本気度は伝わってきたので面白いかなとは感じました。
しかしながら、その後がイカンかな
殺し合いをする関係になったのに次の場面では
何事もなかったように重護と話をしていたりするので
キャラの心理描写は雑でしたね。
個人的には敵から仲間になったり、仲間から敵になるのは
丁寧にしてくれないと嫌なので、しっかりしていないのは駄目かな
道徳的に間違いだと思う。

重護は最初はあの出会いなので七々々を嫌っていたのは納得は出来ました。
理不尽ですもんね。
その後、男の子なので意外にもスケベな所がありエロいことを
してくれるなら、ある程度の暴力にも耐える根性は好きでした。
ただ途中から唐突に素性が割れ視聴者の知らない目的があることが判明するのだけど
違和感はありましたね。置いてきぼりを食らうのはあるし
人が変ったように見えるのは気になりますね。
予想外な面白さはあったとは思うものの
やっぱりもう少し段階を踏んでほしかったかな
なのでストーリーは4話以降は付いていくのは大変に感じました。

付いていくのも大変なのに重護の家族の話が出てきてからはキャラも増えて話も広がるので
ストレスが溜まる仕様だったかな
さらに結局は七々々を殺した犯人を捜す目的については
何一つ消化出来なかったのは残念だったかな
サブイベントばかりをこなしていたので
本筋は特に文章で書けるほど進んでなかったと思います。
せめて各キャラどうして危険を冒してまで七々々コレクション
を手に入れたいのか描けていたら良かったのだけど
それも上手く描けてないので感情移入もしづらかった。
ラスボスの登場も中盤に顔見せをしているのはいいのだけど
登場自体は唐突な感じがしたので、どうも盛り上がる展開ではなかったかな
話自体はそれまでの話と辻褄はあっていたとは思うので
無茶苦茶ではないのでわかるのだけどね。

そういえば途中で主人公が交代したかのように
重護ではなく別のキャラが活躍してましたね。
わりとハードな肉弾戦だったので
個人的には己の肉体で戦う展開はロボットや銃器を使う展開よりは好きなので
その点は良かったのだけど、活躍するのが主人公ではないので
どうも、それで良かったのかと思う場面が多かった。

キャラについては
七々々は重護と同棲している感じが強いのだけど
家で待っている妻みたいな感じは結構好きでした。
プリン買ってきてあげれば喜ぶし忘れると怒る所とか女の子らしくて良かったと思う。
陰ながら重護を支えている感じもあり1話の暴力以外は良かった。
ただ部屋から出れないみたいなので活躍が殆ど無いので
ストーリーにはあまり絡んでこなく単なる案内人になっているのがネックかな
そのため重護がそこまでして、七々々を殺した犯人を探す深い関係までになっているのかは
七々々を見る限りあんまり思えなかった。
重護が七々々を殺した犯人を探したい思いは
後半結構描けていたので良かったとは思うのだけど一方通行な感じでした。

天災については自称名探偵だけあるので一応は説得力のある説明を
してくれたので好意的に見ることは出来ました。
重護に対して恋愛的な感情もあるように感じたので
自分が見た限りでは重護に対して恋愛的な感情が
あんまり感じなかった七々々と比べたらヒロインだったかな・・・と思います。
重護のピンチも救ったりするので外での活動でもヒロインぽかったかな
多分原作書いている人は天災をヒロインにしたかったのではないかと思いました。
その天災の助手にあたるダルクは女装少年なんだけど
実はムッツリスケベで天災に好意を抱いていると
最近のアニメではあんまりいない性格だったので新鮮味はあったかな

部長、重護、七々々と気になる問題点はかかえているものの
キャラ自体はそんなに嫌いではなかったですね。
ただし、流石にキャラの評価自体は3.5以上は付けれないですよね。

作画については序盤は結構綺麗でしたね。
遺跡での映像面の演出は良かったです。
キャラデザインも個人的には好みだったし
キャラの可愛さを感じるだけの出来はありましたね。
ただ、後半は映像面で少し衰えてくるのでその辺は気になったかな
全部頑張るのは無理があるのはわかるのですけどね。

声優さんについてはそんなに悪くはないと思いつつも
普通かな、うーん普通でしたね。
途中でキャラが人が変ったようになったりするので
どうも気になるケースが多かった。
そういう演技だったとは思うので声優さんは悪くはないとは思うのだけど
どうもね。チグハグさはありました。

3話まではまずまずだったけど4話以降はどうも違和感があったり
置いてきぼりを食らうので面白くはなかったかな
ストーリーの評価は低いです。
当初の目的は達成されてないですし評価するには苦しい。
キャラに関しては違和感がありながらも基本的には好きでしたし
キャラ萌えとしてなら楽しましたね。
典型的な最初だけなアニメでした。

投稿 : 2016/11/01
閲覧 : 293
サンキュー:

10

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