-comet- さんの感想・評価
3.8
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
タイトルなし
ソードアートオンラインの信者とアンチの言い争いが面白かったので、要約して記事にしてみました。以下は、僕の解釈ですので、十人十色、人によって意見が変わります。それを踏まえて読んで頂きたいですね。
否定派と肯定派の意見はこんな感じですね。
ご都合主義について。
『ソードアートオンラインのストーリーはご都合主義か否か』
このアニメの否定派
「ソードアートオンラインは、終始、ご都合主義でしたね。キリトが茅場を倒すところなんて、理屈が通らない力技じゃないですか。体力バーがゼロになっているのに、死なないところがルールを無視していて、これまでの展開を台無しにしている気がするんですよね。『茅場を倒すまで』のストーリーは、いつ死ぬか分からない状況にドキドキしていたわけでしょう?それを最後でぶち壊すような展開が気に入らないんですよね。結局のところ、根性で何とかなるんだよね、って所が。」
このアニメの肯定派
「『気合で何とかする』、というのは、かなり分かりやすい展開だと思うんですよ。幅広い年代が観ても分かりますし、細かい所は考えなくて良いですからね。理屈ばかり全てじゃないという意見もありますし、合理的な説明に拘ると、作品の表現の幅が狭まって、あまり面白くなくなるという意見もあります。あのシーンについて考察するなら、感情によってシステムバグが起こって、勝利したということなんじゃないでしょうかね。」
アスナについて。
『メインヒロインのアスナをちゃんと描けているかどうか』
このアニメの否定派
「ソードアートオンラインって、メインヒロインの『アスナ』がいながら、主人公のキリトが色々な女の子にちょっかいを出しますよね。メインヒロインの魅力を生かすのではなく、色々なサブヒロインの魅力を使って、話を繋いでいるような気がします。こういうのを観ていると、キリトはチャラいのかな、と思うところがあって、メインヒロインとの恋愛パートを真剣に見れないんですよね。こいつ、本気で恋愛してるのかよって思ってしまう(笑)」
このアニメの肯定派
「アスナの扱いについてです。2話目でアスナとの出会いを強調して、前半の数話を使って、アスナとの関係を補強していって、中盤に結ばれる。そして、アインクラッド編のラストには、ゲームをクリアするもののアスナを無くしてしまう、という構成を取っています。この構成は、キャラクターの「アスナ」を存分に活かす方法だと思うんですよね。だって、ほら。もしも2話目のアスナとの出会いが無ければ、二人がいがみ合っている理由が分からないわけですし、前半の数話が無ければ、見ず知らずの男と結婚なんてリアリティが無さすぎて、観る気を無くすでしょう?大事な部分は描いていますし、アスナとの恋愛話だと考えれば、ソードアートオンラインというのは、とても面白いと思うんですよね。」
サブヒロインについて
『サブヒロインの扱いは上手かったかどうか』
このアニメの否定派
「凄く薄っぺらかったです(笑) さちのところなんか、そうなんですけど、展開が速すぎて感情移入出来なかったんですよね。良いエピソードだとは思うんですけど、サチがキリトにあそこまで肩入れする理由が分からなかったです。他にもリゼットとか、シリカとか、キリトが、あそこまでして助ける必要があるのか、その心理が描けていないような気がしました。もしも、キリトがそういう女の子を放っておけない性格なのであれば、その描写が欲しかったです。」
このアニメの肯定派
「サブヒロインは、話を繋ぐために作られたと思っています。サブヒロインと深い関係になってしまっては、アスナとの恋愛が凄く軽いものになってしまいますから、あくまでも、友達関係で終わらす必要があったのでしょう。心理が描けていなかったのは、後の物語には関わってこない、『使い捨てのサブヒロイン』だったから、なのではでしょうか。世界観に浸るだけなのであれば、サブヒロインとの話も面白いところはあったのではないかと。」
バトル描写について
『バトル描写は良かったかどうか』
このアニメの否定派
「とにかく体力バーを減らして、ピンチになっている雰囲気を作り出そうとしないで欲しかったです。そういう演出は単純なので、あんまり好きじゃないんですよね。前半のバトル描写については、「キリトが一発で倒してしまうシーン」が殆どだったので、面白くありませんでした。」
このアニメの肯定派
「前半部分のバトル描写について。キリトの魅力を出すために、あえて、一撃で倒すシーンばかりにしたのだと思います。後半部分のアクションシーンは、工夫されていて単純なシーンは少なかったと思いますね。特にキリトが、倒れて復活するところなんて、作品の中で一番盛り上がったシーンじゃないですか?」
....と、これは一部の意見にしか過ぎませんので、真に受けないでくださいね。