退会済のユーザー さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 5.0
状態:観終わった
期待以上の作品
最初は悠木碧と江口拓也のコンビが出演していると知り、見始めたが思った以上にのめりこんだ。
時代は第一次世界大戦後、第二次世界大戦が始まる前の頃。聖マルクリット学園に通う久城一弥は図書館の最上部に存在する植物園に足を踏み入れた。そこにいたのはヴィクトリカという少女であった。
基本的には久城が事件に遭遇し、それをヴィクトリカが解決するという形式だった。前半はコナンや金田一少年のように日常の中で事件に巻き込まれていくという内容だったが、後半からはヴィクトリカを利用しようと企むブロワ侯爵との闘いへとシフトしていった。
前半はゆっくりとしたペースで推理を楽しむものだったが、後半はガラリと雰囲気が変わり物語に引き込まれた。
「灰色狼」がキーワードとなっており、最初の方はなんのことかよく分からなかったが、後半になり前半に張り巡らした伏線が回収されていくのは見ていて爽快だった。この作品の作者はすごく頭のいい人だと思う。
{netabare}ブロワ警部がやっぱりイケメンだった。こいつは絶対に最後まで味方だろうと思っていたら、やっぱり最後にヴィクトリカを見逃した。まじドリルかっけー!{/netabare}
全体を通してまとまっていて、全話見ることでこの作品の良さが伝わると思うので、見るなら全話見てほしい。途中で見るのをやめて、謎がちゃちだとか、そういう批判をしてほしくない。批判するならするで最後まで見てからにしてくれ。
すごくきれいに終わる作品なのでストーリー系が好きな人にはオススメかと