おみや さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
男ってなんだ?女ってなんだ?
あらすじはあにこれので良いかと、、、。
この作品中学校編ですが、小学校編があるみたいですね。
(アニメ化にはなってないけど)
女の子になりたい男の子、男の子になりたい女の子
こういう表現って良く考えると漠然としてますね。
思春期って心が不安定なうえに、体の変化を受け入れて行かなきゃ
ならない。もちろんそれに伴って外見での男女の認識もすること
になっちゃう。
こういう背景の中、主人公の修一は女の子に憧れます。あこがれ
って言ってもあくまで外見、つまり女装(色々なかわいい格好
をしたい訳です。)ですね。
作品中では性の対象が女の子であり、仕草振る舞いに女性を
感じませんでしたのでここではっきりはしてません。
方やよしのも同じく作中で男(あくまで外見)を意識し男の
制服で学校にきちゃったりします。この子の姓の対象も作中では
はっきりしてません。
ストーリーとしてはこの2人のそれぞれの葛藤していく姿を中心に
描かれますが、良き仲間(理解者)もいてそれぞれが悩みながらも
前向きに進んでいきます。
文化祭で催した「倒錯劇」はなかなか良かった!
まだ大人になる前の体ってはたから見れば男⇒女、女⇒男に
なっても違和感無い子はいるもんですよね。(自分のまわりにも
いました。なんかうらやましかったもんね。)
修一君みたいに、女装していてもかわいいっての、、、なんか
わかりますわ。
生理学的な男女は強制的に分類されてしまいますが、中身や趣向
を含めて考えるとタイトル通りで、、、、、、わっかんねぇー。
今でこそ色々な趣向に対し社会的に理解が進んでいますが
いずれにしても自分で壁を壊す事は相当覚悟のいる事だと思います。
ありのままでいいと言われてもねぇ、、、、、。
こんなことで深く考えさせられるとは思いませんでした。
なかなかの良作でした。