たんぽぽの花 さんの感想・評価
4.4
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
想いと思い出
主人公・多田万里と加賀香子のラブコメと言えばそうなのだが、
香子は香子で幼少時代から大好きだった、柳澤光央を追いかけ大学に、多田万里は事故で1年入院リハビリのすえ、東京の大学に進学してきたのだが、
香子は失恋し自分を見直し、万里に惹かれ始めている自分を困惑していた。
万里は、その頃林田先輩、通称リンダ先輩と揉めていた。原因は万里の事故
万里は、卒業式の次の日橋から落ちて18年間の記憶を全て失っていたのであった。しかしアルバムでリンダ先輩と写っている自分の写真を実家で見つけ、リンダが自分の事を知らないふりをしている事にショックを受けていた
その問題が解決するまでに万里は香子と付き合い始めるのだが、時より蘇る記憶と18年間の人格が魂みたいになり万里に付きまとう。時間が経つと
その記憶がどんどん蘇り、今存在する多田万里はどうなるか、それは今の多田万里の死を意味する事かもしれないと思う万里、そして香子の事を忘れてしまうかも知れないと言う恐れ、2人にはどうしても超えなければならない
壁があるのであった。周りの人には2人の気持ちは解るが、どう力になればいいのかさえ分からず、万里も諦め始めていたが、香子と別れたくないと思う気持ちを強く持っていたのだが、香子は別れ話をする。
このゴールデンタイムと言う作品はすごいいい作品です。
一人一人の行動が刺激し合いすごい力をだす。多田万里、香子、リンダ、ナナ先輩、ヤナさん、2次元君、おかちゃん1人1人が誰かの為に何かをする。そしてまた、その誰かは誰かの為に、
こういう友情の交えた恋愛感は学生時代でしか体験できないと思う。
確かに記憶が戻ったり、飛んだりする事の恐怖も、実は万里の受け入れ方が違ってたのかも知れない、でも最後にみんなが自分にできる事を出来る範囲で目一杯した結果が最終回につながったと思う。
それは、本当の意味でゴールデンタイムだったと思う。
ラブコメ苦手な人でもこの話は結構楽しめると思います。
誰が良いとか、悪いとかはないし、登場人物のみんなが素敵なキャラだと
思います。ラブコメ度なら超オススメ目です。