たいやき さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
母さんごめん、ちゃんと生きてる。
とってもよかったです。
シオンとネズミの二人を中心にNO.6という都市の裏を知る展開、シオンとネズミという二人の関係。
友情というにはちょっと行き過ぎちゃった感じがします・・・(BLかなぁ・・・
ネズミがいたから、シオンはそこにいることができて、シオンがいたから、ネズミはそこにいることができた。
そして、その二人を出会わせたNO.6という存在。
NO.6という都市を二人と共に見ているうちに、いろいろ考えさせられました。骸の上になりたった虚像の都市で、自由のまったくない、逆ったり気に入らない事があれば、即死亡という籠の中、作られた偽りの幸せの中で生きるか・・・真実を知り、その為に明日をも生きていられるかわからぬ環境の中で、自由と自分で選んだ幸せの中で生きるのか・・・どちらが幸せなんだろうと・・・。どちらもある意味不幸かもしれないと。
そして知らない事も時として罪なんだなと。
物語の核であったエリウリアスにはちょっと驚きましたが、とくに最終話のネズミが歌った後に正体を現してからの特殊能力?には(笑
ちょっと辛口評価をすると、最後はいそいでストーリー詰め込みすぎな感じが・・おまけに、何故にそういう展開と!?と突っ込みたくなる場面も・・・。
初めの頃がよかっただけに、そこのところが残念だったかもです。
これは絶対原作も読んでみてみなきゃかなと思いました。