退会済のユーザー さんの感想・評価
3.6
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ビデオメールのような「短編アニメ」
A-1 Picturesと開業100年目を迎える東京駅がおくる
娘から父へ送るビデオメール、ではなくて、
ビデオメールような「短編アニメ」です。
東京駅の紹介をするために作られたのですが、
そのためなのか、前半は、東京駅で父親の回想するシーンが殆どです。
首尾一貫して、父親への思いが伝えられており、どうして、このビデオメールをとったのかという理由もしっかりしています。
私は、親のことがあまり好きではないので、純粋に見れなかったりしましたが、ほのかに温かみの伝わってくるアニメでしたね。
父親の形見の時計は、時間を遡るという意味があるのでしょうか。
黙って考え込むシーンが多くて、余韻を与えるシーンが多いですね。
技術的には、物や置物で感情を伝えるのではなく、言葉や間を使って、感情を伝えています。
よくバラエティで、現場で活動する芸能人に、母親からメールが届いて、感動の展開とかあるじゃないですか。
このアニメの雰囲気は、ああいう感じです。ちょっと、懐かしみのある感動を覚えるアニメです。
「サクッ」と見れて、そういった懐かしみを感じたい方にはおすすめです。