「進撃の巨人(TVアニメ動画)」

総合得点
90.9
感想・評価
6405
棚に入れた
28987
ランキング
45
★★★★★ 4.2 (6405)
物語
4.3
作画
4.2
声優
4.1
音楽
4.2
キャラ
4.1

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tao_hiro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態:観終わった

命の軽さ

「巨人の出現によって滅亡の危機に陥った
人類は、巨大な城壁を築くことによって平
和を得た。城壁による平和を得てから約100
年後。いつしか人類は巨人の脅威を忘れ、平
和な日々の生活に埋没していた。」

というイントロを観て、「おお、これはアメ
リカに守られて『家畜の安寧』『虚偽の繁栄』
を得ている日本風刺か!」と思ったのですが
全然違ったみたいですね(笑)

この作品、とにかく人がバタバタ死んで行きま
す。それもごくあっけなく。ここで既視感が・・・

私が子供の頃に観ていた戦争映画やドラマに似て
いるのです。

当時の戦争映画やドラマは、男の子的にカッコいい
ものでした。タフな指揮官に率いられて死を恐れず
に勇敢に戦う兵士たち。その絆と友情。戦車・戦闘
機・戦艦・自動小銃などの機能美と重厚さ。ワクワ
クして観ていたものです。

その一方で、勇敢な死・卑怯な死・無駄死・不条理
な死など様々な「死」が描かれていました。いわば
「命の重さ」と同時に「命の軽さ」をも描いていた
のです。

ところがいつしか戦争映画やドラマは、悲惨さのみを
描くようになってしまいました。士官学校出の将校が
部下に「生きろ」と命じるようなシーンがまかり通る
ようになってしまいました。「命の重さ」のみを説く
ようになってしまったのです。

私は世の中が「命の重さ」のみを説くようになったため
子供たちの心にゆがみが生じてきたのだと思っています。
生と死は一体です。「命の重さ」を説くのであれば、
「命の軽さ」をも教えるべきです。

この作品はそれを教えてくれます。そしてこの作品が
今の世に衝撃をもって受け入れられた事実が何を意味
しているのかはお分かりでしょう。

ぜんぜん作品のレビューになってませんね(笑)
内容は他のレビュアーさんのを見てください。

おっさん臭い文章を長々とすみませんでした。

投稿 : 2014/09/11
閲覧 : 301
サンキュー:

32

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