ヤスト さんの感想・評価
4.1
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
ココデオワルハズガナイノニ…。
春先から始まったサンライズのオリジナル作品
内容はスポンサーロゴを背負って待ちの安全と平和を守るヒーローのお話
タイガーはベテランだけど不器用でよく物を壊す
バーナビーは1話で新人として登場し、我が強く扱いにくい
相容れない二人が、日常や事件を通じて理解しあっていきます
1クール目はバーナビーの親の仇
NEXT能力犯罪者のジェイクを倒すことになります
全体的に雰囲気は明るく、物語に登場する他のヒーローをフィーチャーする回もその雰囲気を出していました
アイドルになる為にヒーローを始めたが、現実は上手くいかず辞めたいと言い出すブルーローズ
自分はヒーローに向かない、と自分を卑下し、かつての親友の過ちを悔やむ折紙サイクロン
男の子っぽく振る舞うあまり、可愛いものに抵抗があるドラゴンキッド
3人のフィーチャー回を織り交ぜつつも、
独自の考えで悪を裁くルナティックが登場したり
バーナビーの親を殺した犯人の所属するであろうウロボロスが、その影を見せ始めます
2クール目はジェイクとの戦いが終わり、半年以上経った後の話
タイガーとバーナビーはお互いを信頼し合い、バーナビーはキングオブヒーローの座に着くまでになっていました
そんなときにタイガーの能力に異変が起こり、強くなったと思いきや、時間が勝手に短くなりだします
その出来事を機に、物語は少しシリアスで重い空気を漂わせ始めます
2クール目では、
虎徹への、気持ちをどう表現すべきか分からず、悩み続けるブルーローズ
キングオブヒーローの座から降りた辺りから、自分の調子が思うように出ないスカイハイ
この二人のフィーチャー回があります
どちらの話も、内容は良いんですが何処か後味が悪く、
特にスカイハイの回では、切なさを感じてしまった人が多く居るのではないでしょうか
バーナビーは、自身の親の仇がジェイクでなかったと分かり、苦悩し遂には真の敵へとたどり着いたものの
記憶を改ざんされ、タイガーの敵として立ちはだかります
前振りが長くて申し訳ありません
個人的にキャラ立ちと、声優さんの演技は非常にグッドだと思います
キャラへの感情移入がよくできる作品だったのではないでしょうか
作画は上下こそしますが、十分視聴できる範囲ですし
文句を特につける気はありません
23~5話なんて、終始神作画回でしたしね
ですが、どうしても残念なのは脚本です
伏線を張りすぎるあまり回収しきれず、2期フラグこそ立ちましたが、もっと上手くまとめてもらえれば嬉しかったです
特に、ユーリの過去が暴かれる回などは、結局謎が残っただけで1期ではほとんど無意味になってしまった気がします
1話だけ見て切り捨てるには惜しい作品ですが、
何処までも王道が許せる方と、シリアスな中にもネタを織り交ぜてくる感覚が許せる方でないと、後半は特にしんどいかもしれません
自分はBDも今出ている限り全て買っているので、このまま買い揃える所存ではありますが、失速気味な部分がどうにか上手くいっていれば、迷いなく思考停止で買い続けられたんですがね…。
でも、昨今ではこういうアニメは本当に貴重な存在ですので、視聴可能であれば見ておいて損無いかと!