「攻殻機動隊ARISE GHOST IN THE SHELL 「border:2 Ghost Whispers」(アニメ映画)」

総合得点
64.0
感想・評価
218
棚に入れた
1343
ランキング
4052
★★★★☆ 3.7 (218)
物語
3.7
作画
3.9
声優
3.6
音楽
3.6
キャラ
3.6

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ネタバレ

OZ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3
物語 : 2.0 作画 : 4.0 声優 : 3.5 音楽 : 3.5 キャラ : 3.5 状態:観終わった

4部構成にした意味

前作にあたる『border:1 Ghost Pain』を観ており
続けて観る事にした『攻殻機動隊 ARISE』の第2部作品

■4部構成にした意味■
前回 『border:1 』を観た時は
キャラクターデザインや声優さんの総変えから
違和感を感じていたものの
今回は最初からすんなり入り込めた。

主に評価したいのは作画面であり
3Dを駆使した高速道路でのカーチェイスやバトルシーンは
アクションそのものが楽しめる作りになっていて
どこに力を入れているのかがハッキリ観てとれる。

見所はその一点だけと言っていいだろう。

肝心のストーリーは大して展開しておらず
9課設立に向けて
メンバーを集める程度にしか進んでいないので
ここまでの物語に厚みを感じない。

厳しい言い方になるが
ワクワクする様な期待感が薄く
惰性で観てしまっている部分は否めないかな。

攻殻機動隊シリーズはお気に入りだが
『border:1』『border:2』と観てきて
素子が部隊設立をするにあたっての動機が
今後の伏線なのかまるで見えない。

それぞれ作品毎にストーリー性を打ち出していても
4部構成にした意味が今一つ分からないのは残念である。

■攻殻機動隊の音楽といえば?■
今回驚いたのはOP曲が変わっていなかった事。

流石に映像は変わっていたので良かったが
慣れてきたとはいえ前回同様少し物足りない。

対称的に劇中BGMはバトルシーン多めの今作品に合っており
こちらは耳で楽しめた。

やはり『攻殻機動隊』と言えば
菅野よう子さんのイメージが強い。
そのイメージに囚われ過ぎて
コーネリアスさんの曲を判断してしまうのは
勿体無いなと感じたものである。

■あとがき■
4部構成だから仕方ないけれど
またしても中途半端な所で終わってしまい
作品単体で観ると評価は低めに。

疑問に感じたのは4部構成に分ける必要があったのか?
ふと 問いかけたくなる内容だった。

今作品はバトルシーンメインに展開されていて
肝心のストーリーが殆ど進んでいないんだよね。
見せ方の一つだろうが引き延ばしが強く
攻殻ファン以外は続編を観たいと思わせる程の
引きを感じないのは残念だな。

『border:1』が59分
『border:2』が56分と映画にしては短く
サクッと観られるのは利点だけれど
一気観する人以外は作品毎に間が空いてしまうので
前後編の2部構成に分けてもらった方が
質が高くなっていた気がするよ。

折り返し地点を迎え
残り2話で挽回出来る事を期待しています。

満足度 ★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3)

投稿 : 2014/08/04
閲覧 : 291
サンキュー:

34

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