2024年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画一覧 21

あにこれの全ユーザーが2024年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番の2024年秋(10月~12月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

75.7 1 2024年秋(10月~12月)アニメランキング1位
劇場版 オーバーロード 聖王国編(アニメ映画)

2024年9月20日
★★★★★ 4.2 (32)
144人が棚に入れました
国土を長大な城壁に守られ平和な時代を謳歌してきた、聖王女カルカを元首とするローブル聖王国。だが突如現れた魔皇ヤルダバオトと亜人連合軍の侵攻により、その安寧はいともたやすく崩れ去ってしまう。聖騎士団長レメディオス、神官団長ケラルトをはじめ、聖王国は戦力を結集し迎え撃つも、ヤルダバオトとの圧倒的な力の差に為すすべもなく、国家は崩壊の危機に直面。そんななか、レメディオスはヤルダバオトに対抗しうる力を求め、自らの聖騎士団と従者ネイアを伴い、とある国へと助けを請いに向かう。その国の名はアインズ・ウール・ゴウン魔導国。そこは、聖王国の人々が忌み嫌うアンデッドが統べる異形の国家であった。
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大いなる茶番

原作未読 135分

冒頭に「ぷれぷれぷれあです」キャラのアインズ・アルベド・デミウルゴスがらしい上映中の注意があって本編が始まりました。

第4期第7話と第8話の間に当たるエピソード「聖王国編」を描く作品です。この作品だけ観ても分かりにくいかと思いますので、事前に1〜4期を観ることをオススメします。
ローブル聖王国をアインズの部下であるデミウルゴス主導で攻略していくお話です。
デミウルゴスのもう一つ顔ヤルダバオトとして亜人たちとローブル聖王国に制圧しようとするところから物語が始まります。
そして、聖王国は太刀打ちできすアインズ率いる魔導国に救援を求め、アインズ自らヤルダバオトと対していきます。
もちろん、これはアインズの名声を高めて聖王国を属国にする茶番ですが、それをやられる聖王国は大変でしたね。

酷いシーンも結構ありました。流石PG12ですね。{netabare}(早見さんも戸松さんも冒頭で退場でしたねw){/netabare}
アインズはもちろん、デミウルゴスと聖王国の新キャラそしてプレアデスの一人が目立っていましたね。

アインズは相変わらず聞いていないよう〜みたいなシーンやとまどうシーンも結構ありました。

最後まで抜け目がないデミウルゴスでしたねw{netabare}(まさかのドッペルゲンガー登場w){/netabare}

主題歌はテレビ版と同じくOxTさんが歌っています。

最後に、観ているとスクリーン上に点(滲み?)みたいのがあってそれがゆっくりズレていくのが気になって何か作品の演出かと思いましたが、上映後係員の方から虫が進入してスクリーンか映写機に前にいたらしいですw 帰り際にお詫びで無料で観れる招待券をいただけました。ラッキーw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心酔が最凶の正義を作り出す

引き続き原作未読でIMAXレーザー先行上映を鑑賞。

【物語 3.5点】
パターンは近作と同様。

アインズ様が世界征服等による名声獲得により存在を誇示し、
自身と同様、ワールドアイテムを有する元MMOプレイヤーとの交信を目論む。

その一環として、配下のデミウルゴスことヤルダバオトが書いた“台本”などに則って、
支配を目指す領域に自作自演も含めた壮大な“茶番劇”を仕掛け、
アインズ・ウール・ゴウン魔導国に積極的に屈服せざるを得ない状況を作り出す。

そして今回も、俎上(そじょう)に置かれたローブル聖王国の弱者が、
強者の理不尽に翻弄される。

すなわち(※核心的ネタバレ){netabare} 南北問題を抱える聖王国を分断し、自主的にアインズ様に救済と統治を求めざるを得ない状況を作り上げる{/netabare} のが此度の“台本”

またぞろ多くの犠牲者が出たにも関わらず、
他の元MMOプレイヤーの存在や、サービス終了したMMO「ユグドラシル」が異世界転生し存続した経緯など、
核心部分の進捗が乏しかった徒労感ゆえに、物語評点は3.5点にとどまりましたが、
興味深い視点も多いシナリオでもありました。

中でも、今回、魔導国の支配領域拡大のために最重要視されたのが、
聖王国を精神的に支える聖王女信仰の解体だったという点に私は惹きつけられました。

信仰対象である聖王女への直接攻撃はもちろん、
ターゲットは、聖王女は民に一人の犠牲も出さないのだという高潔な理想にも及ぶ。
例えば、聖王国にけしかけた亜人連合に、“人間の盾”作戦を実行させ、
人質一人を見捨て、多数を救う冷徹な戦場の現実を突きつけることで、
皆を救う聖王女の理想論など、戦場では通用しない空論などと、
聖王女信仰を理念の上でもボロボロにしていく過程がえげつなかったです。

その末に、{netabare} 聖王女信仰の“対案”として用意された絶対的強者アインズ様への崇拝と共に、忘却されゆく聖王女信仰。{/netabare}
あれを目撃した瞬間、私の脳裏で、これまで問題を抱えつつも何とかまとまってきた、聖王国の精神的支柱がポキリと折れる音がした気がしました。

本作は部位欠損、ゴア表現など肉体的にハードな描写が目立つPG12指定ですが、
私には一連の国家への精神攻撃が何よりトラウマとなりました。

共同体を支える理念、伝統があるのであれば大事にせねばならない。
安易に手放せば、残るのは滅亡か服従のみと認識を新たにした一作でもありました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作は1期から続投中のマッドハウス。

TVアニメで続いて来た本シリーズ。できれば本エピソードも連続アニメで。
との願望も正直ありました。

が、3期終盤、大規模戦闘(鏖殺)シーンにて、同スタジオらしからぬ、
厳しいクオリティの作画を見せられて。
聖王国と亜人連合の戦争が繰り広げられる今回のようなシナリオは、
品質が担保される劇場版じゃないと難しいのかなとも感じていて。

実際、城壁に亜人の大群が押し寄せるカットなどにはTVアニメ版にない迫力がありました。
CGの軍勢に、もう少し、“揺らぎ”による個性出しは欲しかったとの要望は残りましたが。

ただ、IMAXレーザー追加料金払ってまで観る価値があった作画かというと……。
強いて言えば、黒、赤の濃淡が鮮明なIMAX規格だとゴア表現は詳細に観察できますよw
地上波では放送が難しそうな部位欠損も劇場なら遠慮なく出来ますし。


【キャラ 4.0点】
アインズと並ぶ、本エピソードのもう一人の主役と言ってよい聖騎士団従者・ネイア・バラハ。
重装甲冑剣士による正義の正面突撃ばかり重んじる聖騎士団にあって、
弓を得意とするネイアは、自身の本当の特技も発揮できない自己肯定感の低さも相まって、
隅の方で、騎士団の伝統に疑問を持ちつつも、思いやりを欠いた騎士団長らに恐縮してばかり。

が、そんなネイアがアインズと交流する中で、騎士団とは違う別の正義。
弱者に正義なし。だからと言って強ければ正義というわけでもない。
強さの中に思いやりの心も備えたアインズ様こそ正義。
などとアインズ様も預かり知らぬ内にw正義を見出して、
そこに希望を抱き、狂気もはらんだ前向き思考へと成長を遂げる。
ついには(※核心的ネタバレ){netabare} アインズ様崇拝を布教し、5万の信徒を獲得する伝道者となり、
聖王女信仰を“死体蹴り”し、魔導国による聖王国支配の礎となる。{/netabare}

聖王女を狂信する女騎士団長・レミディオス。
融通の効かない激情型の性格だが、崩れゆく聖王女信仰を最後まで貫き続ける“正義心”は強い最強騎士。
アインズも当初はレミディオスを改心させ魔導国に引き込むプランも画策していたようですが、
頑固すぎて早々に諦めて、ネイアに思い入れた模様w

ネイアとレミディオスの個人崇拝に立脚した正義への盲信ぶりを示すのが行方不明者情報に対する反応。
(※核心的ネタバレ){netabare} 聖王女カルカは胴体ちぎれ飛んで明らかに絶命しているのに、生存を信じ続けるレミディオス。
キレイな状態で遺体奪還できれば復活の見込みもまだあるとは言え、ちょっと諦めが悪すぎます。
一方で、レミディオス団長は、亜人領域へと落ちて行ったアインズの生存を信じるネイアに対しては、
アインズはもう助からないだろうと決めつける。{/netabare}
思い入れの強弱に左右され、客観的に見て、バグった生死判断のブレを披露してしまう。

正義に心酔する想いの強さは、時に事実認識をも捻じ曲げてしまう。
MMOゲームを異世界転生させたのは、こうした狂気に満ちた想いの力なのかもしれない。
原作未読組でアレコレ憶測しても仕方がないですが、
想いが事実を曲げる力についてはひとつ念頭に置いておこうと思いました。


レミディオス団長を始め、妹ケラルトに聖王女カルカらが絶望的なくらいの亜人の大群と対峙する。
所謂“くっころ”こそないものの、残虐な亜人首長たちの女戦士への罵詈雑言の口上や、それに対する団長の不屈の口撃もあって、
女騎士、女神官フェチにとっては劇場鑑賞はマストでしょうw


上記の通りデミウルゴス活躍回でもあります。
アインズが理解できない内にデミウルゴスの“台本”に乗せられて、
台本から脱線して、思わぬ副産物を獲得し、
デミウルゴスが流石アインズ様と感激しますます心酔する。
この光景もお約束です。

もっとも今回アインズ様のもう一つの目的である{netabare} ルーン武器販売ビジネス拡大{/netabare} の目論見は、
空振りに終わった模様ですが、ちゃんと失敗されると何だか私も安心しますw


【声優 4.5点】
従者・ネイア役の青山 吉能さん。
最初オドオドしていた声色が、アインズ様に正義を見出して、
狂信的な方向に自信を得ていく異様を好演。
この辺り『ぼざろ』の後藤ひとり役とはまた違ったベクトルでの覚醒演技でしたが、
改めて、よっぴー『ぼざろ』当たって良かったな~と思えたキャスティングでした。

レミディオス団長役の生天目(なばため)仁美さん。
亜人に屈しない強い女戦士が、拠り所にしていた聖王女信仰を圧し折られ発狂していく。
終盤、(※核心的ネタバレ){netabare} バラバラになった聖王女の亡骸をかき集めて号泣する{/netabare} 鬼気迫る演技。
私のトラウマも深めた怪演でした。

それにしても(※核心的ネタバレ){netabare} 女神官団長ケラルト役の戸松 遥さんに、
聖王女・カルカ役の早見 沙織さん{/netabare} と
ネームバリューのあるキャストを無下もなく退場させるの、
贅沢すぎて笑いますw


アインズ役の日野 聡さん。
引き続き表側の威厳ある王のボイスと、
裏側で本音を心中で吐露する可愛い系ボイスの使い分けが妙味。
ですが、今回は裏側の声があまり聞かれない構成。
従者・ネイア視点の外面のアインズ様を重視した演出なのだと思います。
まぁ、シリーズ観てきた方が聞けば、
あっ、今、アインズ様、虚勢を張って知ったかぶったとか、すぐに分かっちゃいますけどねw

アインズ様の可愛い心の声の代わりに癒やしとなったのが、
メイド悪魔・シズ役の瀬戸 麻沙美さんの感情希薄ボイス。
“妹分”を得てはしゃいでいる?演技も含めて「がんばりました」


【音楽 4.0点】
劇伴担当はお馴染みのTeam-MAX片山 修司氏。
私は1期劇場版総集編は未見だったので、
ギターとコーラスがこだまする氏のサウンドを劇場音響で浴びるのも鑑賞動機に。
魔法による隕石落下や爆発もあるので、SEも派手でした。

ED主題歌はOxT「WHEELER-DEALER 」
今回作曲はメンバーの大石 昌良氏やTom-H@ck氏ではなく、
4期主題歌で編曲を務めたeba氏が作編曲を担当。
より狂宴パーティー色が強いバラード曲で締めくくる。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

映画館を貸し切っての茶番劇

原作既読。

お話のざっくり概要

聖王国が魔王ヤルダバオトに攻め込まれる。
非常にピンチになって、魔導国に助けを求める。
流石、アインズ様!

だいたいそんな感じ。

大スクリーン&大音響で見るアインズ様の茶番。
それ以上の感想が出て来ない。

基本的に原作ファンや1期~4期のファンは楽しめる。
そうじゃない人には「何がなんだか…」だと思います。

戦闘が雑にカットされているのは、まぁTVアニメからそうなので良いのですが…
尺の都合か、細かい描写が少なくあっさりしているので、より茶番感がマシマシになっています。

なんというか劇場版にした事で、原作でもこれ以降は聖王国関連は出て来ないんだろうなーと予測がついてしまったのは残念。
伏線なげっぱなし放置にならなきゃいいなぁと思う今日この頃です。

うん、ほとんど感想でてこないな。
茶番でしたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

70.3 2 2024年秋(10月~12月)アニメランキング2位
ふれる。(アニメ映画)

2024年10月4日
★★★★☆ 3.7 (14)
49人が棚に入れました
同じ島で育った幼なじみの秋と諒と優太は、東京の高田馬場で共同生活を始め、20歳になっても親友同士。それは趣味も個性も違う彼らを、島から連れてきた不思議な生き物「ふれる」がテレパシーのような力で結びつけていたから。彼らは身体に触れてお互いの心の声を聴いていたが、ある事件をきっかけに聴こえなくなる。「ふれる」に隠されたもう一つの力が徐々に明らかになり、3人の友情は大きく揺れ動く。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私にとっては地味にフィフスインパクト

【物語 4.0点】
監督・長井 龍雪氏、脚本・岡田 麿里氏、
キャラクターデザイン・総作画監督・田中 将賀氏。

『あの花』など秩父を舞台にした青春三部作を終えた同チームが、
次に挑んだのは、東京の古民家でルームシェアする20歳の男女5人が織り成す人間ドラマ。

孤島の不思議生物“ふれる”の力により、互いの心が読めるようになった男子3人。

不思議生物“ふれる”はSNSをキャラクター化した側面もあるでしょうか。
心の声を波風立てないように取捨選択して、わざわざ口に出して、相手の腹を探る。
リアルの面倒なコミュニケーションの手順をすっ飛ばして、
男子3人が心の声で繋がって友情を育めてしまう。

しかも“ふれる”は(※核心的ネタバレ){netabare} 生活が逼迫した孤島でのギスギスしがちな人間関係の円滑化のため、心の声から火種になりそうな要素を自動的に除去する能力を有する。
“ふれる”を介した人間同士は真っ白な信頼の置ける存在と安心できてしまう。
いわば自動ミュート&ブロック機能付きの{/netabare} 超高性能&余計なお世話なSNS媒体。

“ふれる”が便利過ぎて、男子3人は、狭いフィルターバブルの中に閉じこもりがち。
本作に登場する3人以外の他者は、平気で猫を被るし嘘も付く、目的のためなら打算で他人を利用する。
腹の内では何考えているか分からない。一般社会における“普通の人間”たち。
リアルの人間関係の怖さの好表現により、“ふれる”に依存していたい男子3人の尻込みに説得力を持たせています。

そんな男子3人の元に、“ふれる”なんかに頼らずに友情を築いて来た幼馴染の女子2人、秋の空の女心が来訪。
年頃の男女が、ひとつ屋根の下で、混ざり合うことで、恋の予感も醸される中、
“ふれる”を介した3人の関係性にも変化が、便利な“ふれる”に頼り続けて来たしっぺ返しが訪れる。


終盤には“ふれる”の機能の核心に迫るファンタジー展開もありますが、
主軸はリアルで他者と関わる憂鬱さを描いた、
胃もたれしそうな人間ドラマ。

展開は地味だったはずなのに、私は結構惹き込まれました。


【作画 4.5点】
アニメーション制作は『空青』からこの座組と関わっているCloverWorksが続投。

メインの男子3人の表面上の関係性は“ふれる”を介して明快に説明される。
が、それ以外の人間関係については、例えば意味深な表情から、読み解く労力を、
鑑賞者の側も要求されます。

本音を示唆する表情描写という要求にも同スタジオは流石の解答。
取り扱いに難儀するリアルの他者の気持ち悪さが作画でも詳述されており、私も冷や汗をかきました。

料理の作画、プロップデザインを通じたルームシェアの生活感の変化も味でした。
女子2人が加わると、洗面所に歯ブラシが増え、台所に従来レパートリーになかった新たな調味料が加わる。
その過程が何かエロかったですw

この感度で、小物や、男女の生活ルールにまつわるシチュエーションの変化なども捉えると、
説明セリフなど無くとも、恋愛の進展なんかが、ちゃんとアンテナに引っかかって来る。
終始とても読み解きがいのある背景、作画でした。


不思議生物“ふれる”。
トゲをワサワサと震わせながら、動き回る“ふれる”の挙動には、
セリフがない生物とは思えないほどの存在感はありました。
恋愛の波動を媒介したら赤面する様子も愛らしかったです。

ただ、田中 将賀氏が最初に書いた一発で、制作チームの内輪であっさり決まったと言う、
黄色いハリネズミみたいな“ふれる”のキャラデザ。
私はもっと各方面と突き合わせて試行錯誤して、
“ふれる”自体が鑑賞動機になり得る位のマスコット性を追求して欲しかったかなと、
売れ残った“ふれる”ピンズセットを眺めて思いました。


【キャラ 4.0点】
小野田 秋
BARでアルバイトする長身男子。よく鴨居に頭をぶつけている。
両親不仲な家庭環境のギスギスから、口に出して伝えることに徒労感を覚える生い立ち。
他者と仲良くなりたいと思っていても、口より先に手が出てしまう典型的なヘッジホッグジレンマ。
喋りたくないけど繋がりたい。その想いが“ふれる”を呼び寄せる。

祖父江 諒
体育会系な不動産屋で叱り飛ばされる新人サラリーマン。
何とかなるさという感じで3人の関係性を見守る兄貴分なムードメーカーだが、
その軽さがクレームや人間関係トラブルを招くことも。

井ノ原 優太
デザイナー志望の専門学校生。
口に出して伝えるのも面倒だが、手も出せずに卑屈になってしまう。
秋とは違ったタイプのこじらせボッチ気質。

以上のメイン3人に、
姉御肌の樹里さんと、八方美人なトラブル引き寄せ気質の奈南(なな)さんが、関わってトライアングルなどを絡めて来る構図。


“ふれる”バブル内の人間以外は腹の底が読めないのは上述の通りですが、
それ以上に読めないのは人々を媒介してきた“ふれる”の真意。
登場人物の本音は、言葉にすることで概ね解答されますが、
“ふれる”は無口なので、行動については、最後まで鑑賞者の想像に委ねられる形。

ここでどれだけ“ふれる”含めて感情移入できるかが、終盤ファンタジー局面での感動度を左右しますが、
私は少しは言ってくれなきゃ分からないのでイマイチ感動できず。
この辺りが、人間のみならキャラ4.5点だった評点が4.0点に落ち着いた理由です。


【声優 3.5点】
主演・小野田 秋役・キンプリ・永瀬 廉さん。
祖父江 諒役・俳優・坂東 龍汰さん。
井ノ原 優太役・俳優・前田 拳太郎さん。

メイン男子3人のキャストは若手俳優、タレントをオーディション選出。
永瀬さんは映画『ドラえもん のび太と空の理想郷』でアフレコ経験もあり。
近年、若手俳優らを選りすぐると、自分は声優にも憧れていました、
秩父三部作も観てましたとアニメに理解がある才能が集うので確率が高い。

演技はややたどたどしい面もありましたが、
前向きな姿勢が3人の掛け合いからも伝わって来たのでそこは好感しました。

もっともタレント俳優キャスト陣の中で一番良い味出していたのは、
メイン3人の小学校時代の担任・脇田役の皆川 猿時さんの呑んだくれ演技でしたが。


一方で、樹里役には白石 晴香さん、奈南役には石見 舞菜香さん。
男子3人と交錯する女子2人には実力者声優を配する。
普段なら実力差が引っかかる所ですが、
本作は男子より女子の方が一枚上手なので不思議と違和感は少なめでした。

脇で最近もP王国・異端審問官として活躍されている津田 健次郎さんも登場。
お馴染みのネットリボイスで(※核心的ネタバレ){netabare} ビ◯チ{/netabare} とか言わせちゃイケマセンw(一応褒め言葉のつもりですw)


人気タレント俳優陣をメインキャストにすることで、
朝の情報番組でも取り上げられ、まずまずの上映館数と、
私が行った映画館では1番スクリーンもおさえることができた本作。
が、公開初週日曜の席はガラガラ……。

こんなことならキャスト全員アニメ声優でも変わらなかったのでは?
ちょっと親しげにおしゃべりできたからって樹里さんも、奈南さんも
すぐに次の段階に進める程、人間関係は単純ではありませんし、
イケメンアイドルや俳優でホイホイ客が釣れるほど興行は簡単ではありません。
女子はそんなに甘くないと思います。

やはりこのキャスト布陣はベストではないとの私の邪念は消えずこの評点。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は横山 克氏とTeddyLoid氏。
最近の横山氏はピアノ、ストリングス、エレクトロの中でも、
エレクトロ成分アレンジへの傾倒が目立つ印象ですが本作でも同様。
今回は電子サウンドを得意とするTeddyLoid氏と再び絡み、
渋い人間ドラマとは裏腹に、サウンドは意外と気分爽快。

EDはYOASOBI「モノトーン」で初の劇場アニメ主題歌を担当。
今回も脚本・岡田麿里氏書き下ろしの“原作小説”「ふれる。の、前夜」から
歌詞を書き起こしているため作品解像度は上々。

この原作小説、HPでボイスドラマ配信されているので、
本編ではダイジェストされた学生時代の男子3人、
優太が急激に太って、また元に戻った経緯などを知りたい方は、
一聴されてみてはいかがでしょうか。


【余談】
20歳の男子3人メインのビジュアルに今ひとつ鑑賞欲求が湧いてこなかった俺氏。
引っかかったのが“ふれる”の刺々しいデザイン。
これTVアニメ版『エヴァンゲリオン』でも登場したヘッジホッグジレンマ(ハリネズミのジレンマ)を具現化したような風貌だな。
それで気になって劇場に足を運んだ次第。

『エヴァ』は数次に亘るインパクトの末、
大人になったシンジ君が他者との関係に向き合う覚悟が決まっていくお話でしたが。
大人になり切れない自分にはシンジ君に取り残された感も抱えていまして(苦笑)

そんな私にとって完全に分かり合えない他者の気持ち悪さや、
他者との心の境界が無くなる恐怖などに、改めて向き合った本作は、
東京の一角、相当、小規模ながらフィフスインパクトだったのかなとも感じました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

あと さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

人は1人では生きていけない、それでも1人で生きていく

 「超平和バスターズ」最新作。今まで思春期の男女関係の衝突やすれ違いを描いてきた岡田麿里さんが描く青年期に変化する人間関係と心の触れ合いのヒューマンドラマ。主人公秋くんが察しの悪いコミュ障で人に触れ合うことが苦手ながら寂しさを嫌う、という現代の若者らしい設定。されどイケメン。タイトルにもあるふれる。という可愛い謎生物によって秘密を共有しながら相手に自分の心を伝えられる能力で男3人組の仲を強固にし、田舎の島から上京し新生活を始め、環境や人間関係、やりたいことが変わってくる変化の過程が丁寧に描かれる。ファンタジーを生かした設定や生々しい会話をするキャラクターたち、コミュ障故になかなか表現もままならず言いたいことも伝えられず、何をやっても上手くいかない生活が続き衝突の末、絶望的な状況にまで陥る。ここまでストレスを溜めるのも今までないが、あくまでこの主人公たちの衝突はふれる。により起こるものというのも面白い。
 作品自体は田中将賀さんのいつものキャラクターデザインで非常に見覚えがある絵なのだが、キャラに魅力がないというか、可愛いキャラがいないのは女性向けなのかとも思うが、それであっても女性キャラの性格が悪い意味でいい感じ(見ればわかります)なのはちょっとキツいんじゃないのか。終盤にかける盛り上がりは新海誠風味なんだけど、あくまでローファンタジーでエンタメ映画にはならないところはあった。岡田麿里さんの脚本は100点。これまた素晴らしい人間関係の衝突にどうにもならない苦悩。まとめ方もメッセージ性も上手く畳んだ印象だった。
 総評としては抜群に面白い映画では無いけど何か世界の見方が変わる映画だった。良作ではあるけど、まあおすすめはできないし、何度も見れるような映画でもない…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
五等分の花嫁*(おはな)(アニメ映画)

2024年9月20日
★★★★☆ 3.7 (9)
50人が棚に入れました
春場ねぎの同名漫画を原作にしたテレビアニメ「五等分の花嫁」シリーズ放送5周年を記念して製作されたスペシャル版を、テレビ放送に先駆けて劇場上映。
アルバイト家庭教師として、勉強嫌いで落第寸前だった五つ子姉妹を高校卒業まで導いた上杉風太郎。それぞれの道を歩み、大人になった五つ子は夢を叶えたが、なにか悩みを抱えていた。そんななか、風太郎と五つ子はハネムーンを兼ねたハワイ旅行を計画する。準備は順調に進んでいたが、ある事件が発覚し大騒動になり、ハワイでもトラブルに巻き込まれてしまう。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
劇場版BanG Dream! It’s MyGO!!!!!前編「春の陽だまり、迷い猫」(アニメ映画)

2024年9月27日
★★★★★ 4.1 (4)
18人が棚に入れました
2022年4月より活動を開始した、"現実(リアル)"と"仮想(キャラクター)"が同期するバンド「MyGO!!!!!」。彼女たちの結成秘話を描いたTVアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」を、劇場版総集編として2部作に再編集した前編。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

“野良猫”はなんで春日影やったのか?

【物語 4.0点】
構成は新規エピソード+TVアニメ版前半(~8話まで)の総集編(118分)

冒頭、連続アニメ1話分相当の尺を費やして、
TVアニメ版では掘り下げられなかったギター・楽奈(らーな)の過去の小中学生時代を描くことで、
楽奈視点の解像度をアップさせ、自由奔放な楽奈の言動解析の手掛かりを与えた上で、
改めてTVアニメ版の内容を別角度も交えて振り返っていく。

よりMyGO!!!!!(まいご)サイドを重視する再編集が成される一方で、
祥子(さきこ)ら{netabare} Ave Mujicaサイド{/netabare} の視点は本総集編では多くがカット。

本作から新規で観ると、
皆がこだわっている祥子って何者?
CRYCHIC脱退?解散?何の話?
となりかねないファン向け作品なので、
鑑賞の際は、TVアニメ版で予習してから行くことを推奨します。


新規エピソードにより、楽奈にとって“一生”とは、“おもしれー女”とは、どういう意味を持つのか。
あの年季の入った楽奈のギターの経緯は。
ライブハウス「RiNG」の“野良猫”と言われる由縁ともなっている、
唐突にギター演奏で色んなバンドに絡んで来ては、颯爽と去っていく。
こうした奇行は何を意図したものなのか。

そして、なんで春日影やったのか。

興味深いヒント、解答が数多く得られて、本編シナリオがいっそう濃厚な人間ドラマとして深まりました。

私が衝撃的だったのが、楽奈の音楽観。
{netabare} 「ギターも気持ちも誰にも伝わらない。おばあちゃんだけ」{/netabare} という一言。
歌で心の叫びを伝えられると信じるボーカル高松燈(ともり)とは対照的。

これを踏まえて観る総集編後編も楽しみです。


【作画 4.0点】
アニメーション制作はサンジゲンによる3DCG。

一方で、エモーショナルなカットでは手描き作画も入れて繊細に心情を描く構成は、
新規映像でも同様。
楽奈のオッドアイも描き込んで来ます。

小学生時代の楽奈のキャラデザ。
より幼女になるのかなと思っていたらあんまし雰囲気変わらない“猫”のままでした。
ランドセル黒というのは楽奈らしいとは思いました。
幼少期の楽奈が祖母のギターに初期衝動を受けた時も黒猫のぬいぐるみ引きずってましたし。

楽奈の過去から、TV版総集編まで走り抜けると、
多分に抹茶スイーツテロ映像にw
この“野良猫”ずっと抹茶パフェとかケータリングのお菓子摘んでいた印象ですw


【キャラ 4.0点】
今回、楽奈視点から本編を再構成する上でキーパーソンとなるのが、
ポピパの『バンドリ』TVアニメシリーズで登場したライブハウス「SPACE」オーナー・都築詩船(つづきしふね)でしょう。

本作は『バンドリ』アニメ1期だけでは分からなかった、
都築オーナーの「SPACE」と“居場所”に関する想いと真意を深堀りする作品でもあります。

{netabare} 都築オーナーは「SPACE」を次代のバンドの踏み台となる通過点になればと運営していたが、
いつしか「SPACE」自体が聖地化し、そこでライブ出来れば栄誉だという目標(ゴール)となってしまっている。

人間にとっての“居場所”とは特定の場所に依存して得る物ではなく、
自分から積極的に広い世界に出て、色んな事を知り、様々な人と関わり、
次々と直面する物事を出会った人たちと共に“やり切って”いく中で、作っていくのが居場所である。

聖地化した「SPACE」という現状はオーナーにとっては本意ではない。
孫の楽奈は、中学生に上がるなり、学校にも行かず、誰とも関わらず、
「SPACE」という場所で“一生”ギターやると入り浸っている。
“一生”というのは、都度新しい挑戦を“やり切った”ことを重視するオーナーの人生哲学とは相容れない。
特定の場所だけが居場所だと執着し、「SPACE」だけ、ギターだけ、おばあちゃんだけと、どんどん世界が狭まっていく。
孫という実例も憂慮してこそ下した「SPACE」閉鎖の決断。{/netabare}

都築オーナーの真意には私も納得させられましたし、考えさせられました。


楽奈の母・要唄(うたい)、父・毅(つよし)も新登場。

『~MyGO!!!!!』は結末を決めて逆算してプロットを組む帰納法ではなく、
登場人物の心情に合わせた化学反応で紡いでいく演繹法で構築された物語であることは、TVアニメ版レビューでも触れた通りですが。

楽奈の父は英国暮らし、母もデザイナーとしてロンドンに夢を追うという両親キャラ設定もまた、
今回、総集編で新規エピソード作ることが決まってから考えた後付け設定というのが驚愕。

シナリオばかりか、サブキャラもメインキャラの心情等から広げていく演繹法で、何が飛び出すか誰にも分からない。
返す返す、来冬シナリオ破綻リスクも孕んで紡がれるであろう『~Ave Mujica』に戦々恐々ですw


【声優 3.5点】
本編総集編部分には新録はないと思われるので、そこは基準点の3.0点。

加点したいのは、新規映像の都築詩船役の小山 茉美(まみ)さん。
かつて『Dr.スランプ』アラレ役でキーーーン!などと疾走していた中の人は、
今や「ご相伴(しょうばん)にあずかります」とのセリフも板についた大ベテランとなりました。
そんな人生の大先輩が、“野良猫”楽奈には手を焼いて、また教訓も得る。
困惑した老婆のセリフ回しも味わい深かったです。

今やと言えば、楽奈の母・唄役の小清水 亜美さん。
こちらもキャリアが中堅からベテランに差し掛かる中、
母親ポジションでもしぶとく生き残る地歩を着実に築いています。

楽奈役の青木 陽菜(ひな)さんにも新録がありましたが、
小学校時代からセリフが短く少ないため判定が難しくw
ただ、{netabare} 家の軒下で「春日影」のメロディを口ずさみながらギター弾くカット{/netabare} は貴重でした。
「なんで春日影やったの!?」の良い伏線になっていたと思います。


【音楽 4.0点】
ED主題歌はMyGO!!!!!の新曲「過惰幻」
アコースティックなバラードという点はTVアニメ版ED「栞」と同様。
ですが歌詞世界は悔恨に満ちた本編を反映しており割と鬱。
「栞」みたいに今日も“ギスドリ”だったけど、EDで一服できると油断していると、
ボーカル・燈がポエトミーでチクチクと刺して来たりするので安心できませんw

因みに読み方は{netabare} “あだゆめ”{/netabare} だそうで。読めるかーーいw


【付記】
最近、中国でたいそうな人気だと言う『~MyGO!!!!!』
「なんで春日影やったの!?」は“ギスドリ”を象徴する印象的なセリフですが。
中国では、それ以上に、中国人のツボにハマってバズったらしく。
私には、中国人のツボって、アメリカンジョークのツボに匹敵するくらいよく分かりませんが。
何にせよ、ここがチャンスとばかりに、リアルバンドのMyGO!!!!!は先日、上海追加公演やってましたね。

本総集編前編も{netabare} 「なんで春日影やったの!?」で始まり「なんで春日影やったの!?」で終わる{/netabare} 中国市場にも訴求する再編集となっていると思われるので、
近年たまに見かける興行収入が中国市場>国内市場となる現象も起こるかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 真生版(アニメ映画)

2024年10月4日
★★★★★ 4.5 (6)
16人が棚に入れました
2023年、水木しげる生誕100周年記念作品として、初めて語られる鬼太郎の父たちの物語を描いた映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が327カットのリテイク、合わせて音も再ダビングして再上映。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
映画 ギヴン 海へ(アニメ映画)

2024年9月20日
★★★★☆ 3.8 (2)
13人が棚に入れました
バンド「ギヴン」は、フェス出場をかけたコンテストに落ちたもののメジャーデビューへの誘いがかかり、メンバーは前向きな姿勢を見せるが、真冬は答えを出せずにいた。バンド「syh〈シー〉」の一時的にサポートギターを務める立夏は、柊からある曲を託されていた。ある日、真冬から“会いたい”と連絡を受け駆けつけた立夏は、真冬の音楽を拒んでいると気付く。様々な感情に戸惑う真冬に、世界的に活躍するヴァイオリニストの村田雨月が声をかける。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season 第3章(アニメ映画)

2024年9月20日
★★★★☆ 3.1 (6)
12人が棚に入れました
2024年秋から放送の第2シーズン劇場先行上映版第3章。
透・円香・小糸・雛菜の4人は幼馴染。そして今、4人はアイドルユニット『ノクチル』としてデビューを控えていた。小糸はダンスの練習に一生懸命。それを見守る円香。そこに飛び込んでくる元気な雛菜。透は少し眠そうに空を見ている。自分たちはどこに向かうのか。レッスンの日々を経て、ついにノクチルのデビュー当日がやってくる。そして、個人の仕事が多忙を極めるアンティーカ、オーディションに挑戦する甘奈を応援するアルストロメリアのメンバー…動き出す、それぞれの物語。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
トランスフォーマー/ONE(アニメ映画)

2024年9月20日
★★★★★ 4.2 (1)
11人が棚に入れました
トランスフォーマーシリーズ史上最初にして最大の激戦となったサイバトロン星の戦いを描く3DCGアニメーション映画で、若き日のオプティマスプライムとメガトロンの姿を描く。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
長篇アニメ映画 ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!!(アニメ映画)

2024年11月22日
★★★★☆ 3.6 (1)
7人が棚に入れました
「ザ☆ウルトラマン」(1979年)が放送開始45周年となることを記念し、初のブルーレイBOX発売されますが、その映像特典として当時約1か月にわたって分割放送した最終回4部作「ウルトラの星へ!!」を、今回HD化した映像で約90分の新規映像に一本化した長編作品『長篇アニメ映画 ザ☆ウルトラマン ウルトラの星へ!!』を新たに製作し、収録します。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
ゴミおばけがやってきた(アニメ映画)

2024年10月4日
★★★★☆ 3.6 (1)
6人が棚に入れました
ドイツの作家エアハルト・ディートルによる世界的ベストセラーの児童書を3Dアニメ化
ゴミ山の臭いで観光客も来なくなった町スメリーヴィル。そこでゴミ山の臭いを解決しようとしているマックスとロッタ、フォームワージ教授は開発した機械で実験を進めるも失敗に終わってしまう。そんな中、ゴミの臭いを嗅ぎつけドラゴンに乗ってやってきたゴミおばけのオルヒーは大好きなゴミの山を見て大興奮。ゴミを食べるオルヒーとの出会いでマックスとロッタは町を救う方法を見つけ出すが果たして…。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
ロボット・ドリームズ(アニメ映画)

2024年11月8日
★★★★☆ 4.0 (1)
4人が棚に入れました
第96回アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされた、サラ・バロンのグラフィックノベルが原作の長編アニメーション。1980年代のニューヨークを舞台に、一人ぼっちで暮らす犬とロボットの友情をセリフやナレーションなしで描く。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLMAX(アニメ映画)

2024年11月29日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
羊毛フェルトのモルモットが車になって活躍するストップモーションアニメ『PUI PUI モルカー』がCGアニメーションとなって完全映画化。
モルシティにもハイテク時代が到来しAIのモルカーが登場、ドライバーたちは次々と最新鋭のAIモルカーに乗り換えていく。そんなある日、ポテトたちは謎の集団とAIモルカー・カノンとのカーチェイスに巻き込まれてしまったところ、凄腕ドライバーが現れ、ピンチから助けてくれる。彼はいなくなった相棒のモルカーをずっと探している最中だと聞き、ポテトたちはカノンのAI機能を使って行方不明のモルカーを探す旅に出るが……。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
幻日のヨハネ-SUNSHINE in the MIRROR-(アニメ映画)

2024年11月29日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
オールメディア展開を行うスクールアイドルプロジェクト『ラブライブ!サンシャイン!!』公式スピンオフ作品となるTVアニメの劇場総集編。
海の潮騒と森の囁きに囲まれた“ヌマヅ”で育った少女・ヨハネは小さな町に馴染めず、「トカイでビッグになる」という夢を抱いて“トカイ”へと旅立つ。トカイで夢を叶えるべくオーディションに挑むが、またも不合格に。仕送りをせがむため母に電話をかけたヨハネは、故郷ヌマヅに呼び戻される……。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
山中貞雄に捧げる漫画映画「鼠小僧次郎吉」(アニメ映画)

2024年11月23日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
日本映画の黎明期、サイレントからトーキー初期にかけて活躍し、その後若くして夭折した映画監督・山中貞雄。彼が生前遺した「鼠小僧次郎吉-江戸の巻」を、『銀河鉄道999』『幻魔大戦』の日本が誇るアニメーション監督・りんたろうがサイレントアニメーション化。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
劇場版「風都探偵 仮面ライダースカルの肖像」(アニメ映画)

2024年11月8日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
風の街・風都でガイアメモリの力を使う怪人ドーパントが暗躍しはじめた頃。若き翔太郎は探偵・鳴海荘吉の助手となり、彼の背中を追って奔走する日々を送っていた。探偵稼業の傍ら仮面ライダースカルとして秘密裏に活動する荘吉に、何も知らない翔太郎は焦燥感を募らせる。ある日、鳴海探偵事務所に舞い込んだ新たな依頼により、翔太郎たちは運命の夜へと導かれていく。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
劇場版BanG Dream! It’s MyGO!!!!!後編「うたう、僕らになれるうた&FILM LIVE」(アニメ映画)

2024年11月8日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
人気アニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』の劇場版長編アニメ第二弾。キャラクターとライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクトBanG Dream!5組目のバンド『MyGO!!!!!』の結成秘話を描いた2023年放映のTVアニメ『BanG Dream! It's MyGO!!!!!』を再編集した総集編の後編。
名前のないバンドの初ライブは大成功を収めたと思いきや、メンバーのひとり、そよがライブ後から音信不通になっていた。メンバーそれぞれが異なった思惑を抱え……。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK(アニメ映画)

2024年11月8日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
2023年にテレビ放送された「進撃の巨人 The Final Season 完結編」をブラッシュアップした劇場版。
無数の巨人を率いて、この世界の生きとし生けるものすべてを踏み潰す「地鳴らし」。
ミカサやアルミンをはじめとした残された者たちは世界を滅ぼそうとするエレンを止めるべく、最後の戦いに挑む。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
がんばっていきまっしょい(アニメ映画)

2024年10月25日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
敷村良子氏による同名私小説を題材にした劇場アニメ化作品となる。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
こまねこのかいがいりょこう(アニメ映画)

2024年10月25日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
NHKキャラクター「どーもくん」などで知られるドワーフスタジオによるオリジナル作品「こまねこ」シリーズ11年ぶりの短編映画。
山の上のおうちに暮らし、ものづくりが大好きなねこの女の子こまちゃんは、いつも自分の心に素直に楽しく暮らしている。ある日、一緒に暮らすおじいから海外旅行の計画を聞き初めてのことに喜ぶこまちゃん。だが、友だちのももいろちゃんとはいいろくんは連れて行くことができず、大好きな彼らとこまちゃんは離ればなれになってしまう。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第三章 ルウム編“movie edition”(アニメ映画)

2024年10月11日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
機動戦士ガンダムがTV初放送から45周年を迎えたことにあわせ、OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』全6話を総監督の安彦良和が劇場上映用の全三章に再編集し、新宿ピカデリーでの上映を皮切りに全国の劇場で順次公開される。
突如として父を失ったキャスバル・レム・ダイクンが、シャア・アズナブルとしてジオン公国軍のエースパイロットになっていく過程を、アニメ『機動戦士ガンダム』の第1話直前、一年戦争序盤までの時間軸で描くもので、この第三章は第5話「激突 ルウム会戦」~第6話「誕生 赤い彗星」を再編集している。

計測不能 3 2024年秋(10月~12月)アニメランキング3位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN 第二章 開戦編(アニメ映画)

2024年9月27日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
0人が棚に入れました
機動戦士ガンダムがTV初放送から45周年を迎えたことにあわせ、OVA『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』全6話を総監督の安彦良和が劇場上映用の全三章に再編集し、新宿ピカデリーでの上映を皮切りに全国の劇場で順次公開される。
突如として父を失ったキャスバル・レム・ダイクンが、シャア・アズナブルとしてジオン公国軍のエースパイロットになっていく過程を、アニメ『機動戦士ガンダム』の第1話直前、一年戦争序盤までの時間軸で描くもので、この第二章は第3話「暁の蜂起」~第4話「運命の前夜」を再編集している。
ページの先頭へ