2019年度に放送されたアニメ映画一覧 111

あにこれの全ユーザーが2019年度に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の2019年度に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
WALKING MEAT(アニメ映画)

2019年7月19日
★★★★☆ 3.5 (6)
33人が棚に入れました
 ゾンビと人間の関係は逆転した。
 人口増加と食糧問題を同時に解決できるのは、ゾンビを食べること。
 そうして、人々はゾンビを『ウォーキング・ミート(歩く肉)』と呼んだ。

 サブリメイションが放つ、オリジナル短編作品。
 数々のアニメ作品のCGを担当してきた、須貝真也の監督デビュー作。

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

トラブルからの生還

 ゾンビを食料とする世界のお話??だったです。どっか会社の新入社員研修をゾンビ工場で、行ったときトラブル発生して工場内のゾンビが暴れだし、そこから無事助かるか?の展開だったです。

 指導員のおっさんが、必死になっている中、新入社員の3人が自分中心にマイペースな感じだったです。襲われてから、やや慌てだすみたいだったです。

 物語以上に、CGを駆使した映像に、凝っていたのではないのかなぁ?なです。アクションが、見せどころな気がするです。

 最後は何だかんだな分かりやすい結末だけど、あっけなさすぎる印象です。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
Fate/stay night [Heaven's Feel] II.lost butterfly(アニメ映画)

2019年1月12日
★★★★☆ 3.9 (6)
28人が棚に入れました
大人気ヴィジュアルノベルゲーム「Fate/stay night」の最終ルート[Heaven's Feel](通称「桜ルート」)の物語を、全三章の劇場アニメーションとして映像化。本作はその第二章。前作に引き続き「劇場版 空の境界/未来福音」の須藤友徳が監督を務める。アニメーション制作はufotable。

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
失くした体(アニメ映画)

2019年11月22日
★★★★★ 4.2 (6)
27人が棚に入れました
パリの研究所に保管されている切断された手が、過酷な運命から逃れようと、研究所を抜け出して元の体を探す旅へ出る。ハトやらネズミやら、次々と迫る危機を間一髪でかわしつつ、ピザ配達人のナウフェルに再会するため街をさまよう。旅の最中に蘇るナウフェルの思い出と、図書館員ガブリエルへの淡い恋心。そして、手が切り落とされたいきさつが明らかになっていく。切断された手とナウフェル、そしてガブリエルは果たして再会できるのか? 原作はギョーム・ローランの小説『Happy Hand (原題)』。『失くした体』は、Netflixにて11月29日より配信スタート。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

想像を絶する恐怖体験と人生の素晴らしさを讃える二律背反を味わえる超傑作映画 彼が失ったのは「右手」か?それとも「体」か?

NETFLIXが独占配信しているフランス映画
ギョーム・ローランの小説『Happy Hand』を原作にジェレミー・クラパンが長篇初監督で手掛けた81分の作品です
配信に先駆ける形で1週間限定で劇場公開もされました


冴えない人生を送ってきた青年ナウフェル
彼は“とある事故”で右手を切断してしまった
事故後のある晩、医療施設の冷蔵庫から切断された右手だけが独りでに動き出して施設を飛び出す
自立した右手は街の中を人目から隠れながら彷徨っていく
ネズミに襲われたり、車に惹かれそうになったり、脅威から逃れながらも右手は“どこか”へと向かおうとする
その最中でも、確かに刻まれたナウフェルの記憶を回想していく右手
幼い日々の両親との思い出、その後の人生の躓きの連続、密かに思いを寄せる女性ガブリエルとの出逢い、そして右手切断の瞬間へと回想は進んでいく・・・


まず切断された右手が自立して動き出す・・・と聞くだけでもかなり怖いですが、今作自体とにかく緊張感で溢れる場面が連続しており、明白にスリラー映画として構成されています


自立する右手、というと『アダムスファミリー』の「ハンド」や『仮面ライダーオーズ』の「アンク」の様にコミカルに描くことも可能だったのでしょう
ですが今作の「右手」は冒頭ではイマイチ意思が感じられず、何を考えて何処へいこうとしているのか分からない
その“異物感”故に鑑賞者の不安を煽り、先の展開の見えない緊張感を出しているのです
この時点で【怖い映画】が好きな人には猛烈にオススメしたい秀作なのですが今作はソレだけじゃない


なんせ右手がパリの街を彷徨う、なので都会の景色が基本的に全て低い視線からのアオリで描かれます
このアオリが独特の異化効果を生み出し、全く見慣れない風景を映し出しているんですね
色調を落とした暗い画面や回想シークエンスでモノクロになる演出も味わい深い
さらにミニマルなエレクトロで統一された劇伴にも背筋を正して鑑賞したくなる痺れるカッコ良さを感じます
色調といい、劇伴といい、情報の引き算が上手いのでより緊張感が引き出されているのでしょう


右手の回想は幼少期から右手切断の瞬間まで順を追って進んでいくのですが、何をやっても上手くいかないナウフェル青年の冴えない人生が虚しく綴られていく様はとても悲しくて憂鬱になります
そんな最中に現れた一筋の光明の様なヒロイン、ガヴリエル
意中のガヴリエルに救いを求めるかのようなナウフェルは、徐々に前向きな行動をする様になり、やがて人生も上向きになっていってく様にも伺えます
しかし結果的に右手切断という悲劇に見舞われるのですから、これら全てのポジティブなシークエンスが悲劇への伏線でしかない、そう考えるとより恐怖心を掻き立てられるのが凄いです


しかし今作の本質は何かを喪失してしまった人生、劇中では実際に身体を欠損してしまった人生ですらも、ほんの小さなキッカケで愛おしくなるはずだ、という人生の賛歌であるところにあります
ナウフェルが失くしたのは、果たして【右手】なのか、それとも【体】だったのか
それはクライマックスでお解りいただけることでしょう
これが極限的な緊張感の後に描かれる、というのが実にドラマチックだと思いましたね
つい最近、タイトルはあえて伏せておきますが同じような半生記モノでイマイチ煮え切らない結末の作品を鑑賞したので、今作の方が数段上手いまとめ方だな、と再評価してしまいました
エンドロールには劇中と同じミニマルでエレクトロな劇伴が流れ、心地良い余韻に浸る事が出来ます


正直、久々にアニメで心臓に悪い作品を観たと思いましたw
ですがその分、鑑賞後の達成感もひとしおに大きかったです
2019年はなかなかマニアックながらも秀でた海外アニメ映画を鑑賞する機会が多かったのですが、海外作品では否応無しに今作がナンバーワンの傑作でしたね
怖い映画が苦手でなければ心の底からオススメします

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

そうさ~右手のアドベンチャー

 何だかわからなかったけど上映されていたので、とある小劇場で見てきたです。
 画像がポスターとして、劇場に張り出されていたのですが、ある意味インパクトのある絵だと思うです。

 正に生きて意思を持っているとしか思えない、切断された右手の冒険だったです。怪奇です。バギーのバラバラの実の能力とも違うです。面白いといえば、面白いのです。
 そこに冴えないピザ配達の青年の日常と過去も交えて右手の冒険と並行してお話が進むのです。目に見えて関係が、あるとしか思えないです。

 音楽が、いかにも怪しそうな感じな曲だったです。右手の行動に流れる曲が、Xファイルを思い起こすような神秘的というのか?どこか秘密めいた印象だったです。

 とある場所からひとりでに逃げ出す右手だけれど、なぜこんな場所にあったのか?謎であるです。
 逃げ出す右手に降りかかる、数々の災難、どう乗り越えるのか?見てのお楽しみです。この右手が何を求めているのか目が離せないです。

 たらこ唇の眼鏡の冴えない青年ナウフェル、{netabare}ドンくさく失敗も目立つけど、配達をきっかけに、配達先の女性を調べ追うようになるです。恋心で仲良くなりたいかも知れないけど、これはストーカー行為にも見えなくもないです。
 その先にご縁が、訪れるです。交際しているうちにナウフェルが、好意をガブリエルに告白するわけです。でもガブリエルには、ある意味で下心に聞こえたみたいで、裏切られたみたいな、やるせない気持ちになったようだったです。

 その後に待ち受けるナウフェルの運命が、並行する右手の行動と重なるところが、見所だと思うです。
 重なったとき{/netabare}右手は、どこにたどり着くのか?右手は持ち主に元に戻るのか?右手はどうしているのだろう?です。

 ラストにおけるナウフェルを気にするガブリエル、一方でナウフェルは何をしていたのか?です。ナウフェルが残した痕跡を耳にするガブリエルは、何を思っていたのか?見に行った人の想像になると思うです。一人いたナウフェルにおいてもです。意味ありげな、当人たちにしかわからないお話だと思ったです。何だったのだろうと思おうのが、普通なのかもしれないです。

 右手が持ち主の記憶を持っているかのようです。持ち主と違う意思を宿しているかのような行動が、神秘的みたいで彷徨うさまが引き付けられたです。
 ナウフェルたちが、日系アメリカ人たちだと思ったけど、これはフランス制作みたいで、中国語かハングル語に思えた聞こえた言葉は、フランス語だったみたいです。言葉も分からず、キャラ設定、作画といい、世界は広さを思い浮かべたです。声優さん感情が出ていたと思ったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
ディリリとパリの時間旅行(アニメ映画)

2019年8月24日
★★★★★ 4.3 (4)
22人が棚に入れました
ベル・エポックの時代のパリ。 ディリリは、どうしても外国に行ってみたくて、ニューカレドニアから密かに船に乗りパリにやってきた。開催中の博覧会に出演し、偶然出会った配達人のオレルとパリで初めてのバカンスを楽しむ約束をする。その頃、街の人々の話題は少女の誘拐事件で持ちきりだった。男性支配団と名乗る謎の集団が犯人だという。ディリリはオレルが紹介してくれる、パリの有名人たちに出会い、男性支配団について次々に質問していく。洗濯船でピカソに“悪魔の風車"に男性支配団のアジトがあると聞き、二人は向かうが、そこでオレルは狂犬病の犬に噛まれてしまう。 三輪車に乗ってモンマルトルの丘から猛スピードで坂を下り、パスツール研究所で治療を受け、事なきを得る。オペラ座では稀代のオペラ歌手エマ・カルヴェに紹介され、彼女の失礼な運転手ルブフに出会う。ある日、男性支配団がロワイヤル通りの宝石店を襲う計画を知った二人は、待ち伏せし強盗を阻止する。その顛末は新聞に顔写真入りで大きく報じられ、一躍有名になったディリリは男性支配団の標的となり、ルブフの裏切りによって誘拐されてしまう。ディリリはオレルたち仲間の力を借りて男性支配団から逃げることができるのか? 誘拐された少女たちの運命は?

声優・キャラクター
《日本語吹き替え版》新津ちせ、斎藤工
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

奇才ミッシェル・オスロ監督描く冒険活劇

原題:Dilili à Paris
年度:2018年
製作:フランス・ドイツ・ベルギー
監督:ミッシェル・オスロ
時間:1:34.00

極力前情報を排しての鑑賞。

ストーリーを進めながら登場人物の自然な台詞を概して物語の背景や設定を視聴者に解らせる脚本の妙技!

ワクワクする展開に引き込まれていく構成はジェットコースターの如き、あっというまのクライマックス、

作画はもう何でもありの正しきアートアニメーション!
{netabare}先日「薄慕」で感じたのもちょっと類似、さすがヤマカンw{/netabare}
平面的な描写と立体的な奥行構造が画面一杯溢れる如き。

しゃれた台詞廻しと音楽、

キャラはもうこれでもか!ってくらい盛り沢山、
{netabare}邦題の「時間旅行」は此処からでしょう。{/netabare}

美術館で動画を観る、そんな視聴感を沸々と得られ候、

なんとも素晴らしく楽しい作品でした(^^)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
コルボッコロ(アニメ映画)

2019年11月29日
★★★★☆ 3.1 (7)
20人が棚に入れました
世界の様々な文化や宗教の起源となった街で、巫女の家系に生まれた14歳の少女「鈴」。
ある日、街の遥か上空に存在する禁断の「開かずの間」に足を踏み入れる。
そこで不思議な種を拾ったことがきっかけで、街の隠された秘密を知ってしまい、自分の進むべき道を模索していく。

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ジブリ風SFファンタジー

「コルボッコロ」「サンタ・カンパニー -クリスマスの秘密-」
二本立て上映にて鑑賞

「コルボッコロ」「サンタ・カンパニー -クリスマスの秘密-」双方、糸曽賢志氏が数年前に自主制作した作品、
それを手直し長尺版としたものを今回上映の様子、

プロットは結構良い感じ、

ストーリー構成進行が弱い、

作画は現在のTVアニメ標準位とも言えるが映画としては手抜き、

もっと頑張って欲しい( ´・ω・`)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

鈴の探検というタイトルの間違いでないだろうか?

 どっかの街のお姫様、鈴が退屈で立ち入り禁止のところで、何かを拾うです。言い寄るスイカから、それが種だと聞かされ、植物だと思って土に植えて水をやると不思議な生き物が出てきて、不思議な生き物とともに再び立ち入り禁止のところに行くお話です。

 最初のほうから出てくるジィというお付きの爺さんが、怪しいし何か隠しているようなのは、見ていくとわかるです。

 なぜ急に先回りできる誰かさんには、不自然さがあったです。
 不思議な生き物の正体{netabare}も、さらっと聞かされるし、街においてや、鈴の両親のことにも、鈴の持っていたならない鈴にも{/netabare}何やら秘密があるようだったです。

 結局、何を隠していたのか?一体どうなっているのか?わからないままだったです。
{netabare} ならない鈴の力が発動するというのも、意味不明であり、最後、鈴が偶然に助けられる様を見るとな何なんだ!だったです。

 見た私の憶測にすぎないが、ジィが影から街を支配するために鈴の両親をコルボッコロを封印する犠牲にして、残った鈴を洗脳し利用しようと目論んでいたけれど、今回の出来事によって、町の動力と共に自滅したと思われるです。

 そんなジィをまだどこか敬い、鈴が一人で考えて何故か?鈴がコルボッコロと共に旅に{/netabare}出る展開も、強引に終わりにするために思えたです。{netabare}わかったことは、街が空中都市みたいだったことです。{/netabare}
 声優さん達も鈴をはじめ、違和感のある声に私には聞こえたです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
レゴ (R) ムービー2(アニメ映画)

2019年3月29日
★★★★★ 4.4 (4)
20人が棚に入れました
自由で創造力あふれる映像と、尖りまくったギャグセンスで大人も子供も魅了した『レゴ®ムービー』(2014)! 『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督らが年間ベストに選出、トップクリエイターも絶賛するすべてがサイコー!! な映画として世界中を席捲。そして2019年春、さらにスケールアップしたレゴ®ワールドが日本に上陸する!

ブロックシティが襲われた事件から数年後、街の秩序が崩壊し荒んだ世界――。いつも明るくちょっぴりおバカなエメットの前に現れたのは、謎の宇宙人。ルーシーと仲間たちを、連れ去ってしまった!仲間と“フツー”の日常を取り戻すため、誰よりごく“フツー”なエメットは超フツーじゃない宇宙へ!? またもや“選ばれし者”になったエメットの戦いは、前代未聞の領域へ!ヤバいクイーンが支配する“すべてがミュージカル”な惑星で一体なにが起こるのか?アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた“Everything Is AWESOME!!!”を超えるスペシャルな楽曲にも期待大。【すべてがもっとサイコー!】になったギャラクシー・アドベンチャーの襲来だ!

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
ミニオンのキャンプで爆笑大バトル(アニメ映画)

2019年7月26日
★★★★☆ 3.7 (4)
20人が棚に入れました
「怪盗グルー」「ミニオンズ」シリーズで人気のキャラクター、ミニオンたちが活躍する短編アニメーション。グルーのもとで暮らす3人娘マーゴ、イディス、アグネスが持っているガールスカウトバッチに憧れを抱いたミニオンたちが、一人前の“ミニオンスカウト”になるべくサマーキャンプに参加し、そこで巻き起こる爆笑の騒動を描く。イルミネーション・エンターテインメントの長編アニメ「ペット2」と同時上映。

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
えいが うちの3姉妹(アニメ映画)

2019年4月26日
★★★★★ 4.5 (3)
20人が棚に入れました
スーパー育児エッセイブログをアニメ化。キュートな3姉妹フー・スー・チーが、ママやパパとくり広げる“おっぺけぺー"な毎日は、おもしろいことがいっぱい♪ ほんわか気分で笑えちゃう「3姉妹ワールド」がクセになる!?

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
ホフマニアダ ホフマンの物語(アニメ映画)

2019年4月2日
★★★★★ 4.1 (4)
19人が棚に入れました
エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフマンは今や大成した作家、作曲家であり芸術家です。自分の人生と作品を振り返り、過ぎ去った日々を思い起こします。そして若かりし頃の姿、すなわちドイツの小さな町で若き裁判官見習いとして働き、質素な家の屋根裏部屋を借りて音楽家を目指していた頃に自分を重ねていきます。日中は官庁で退屈な仕事をこなし、仕事の後は近所の居酒屋に足を向けます。そして夜には芸術的な創作活動に熱中するのです。

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

幻想と現実の交錯す物語、歌劇とは真し是枝成り

原題:Hoffmaniada
年度:2018年
製作:ロシア
監督:Stanislav Sokolov
時間:1時間12分

ノルシュテイン作品を支えたロシアトップレベルのアニメーションスタジオが15年の歳月を費やし作成したストップモーションアニメーション。

怠惰な現実像、夢見た若き日々、想いし蛇娘と麗しき女性達、幕が開く度に交錯す幻想と現実、叙々絡まし幻想空間に深く溺れる様、凄まじい歌劇。

webにてトレイラーが公開されてますのでぜひ御一見を、
映像は勿論、特出と言える声(といってもオペラ的な声では無く所謂おっさんの声ですが、低音階とロシア語?の発音が相まみえ震える渋さ)と通し流れる音楽の素晴らしさ、本編を余す事無く伝える様体感出来ます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
映画 妖怪学園Y 猫はHEROになれるか(アニメ映画)

2019年12月13日
★★★★☆ 3.2 (8)
18人が棚に入れました
トップクラスの能力を有する者だけが入学を許される超エリート校・Y学園。その学園で新たに設けられた選出基準『YSP』により選ばれたのが主人公・寺刃ジンペイ!さらに、ジンペイたちには、学園の『不思議解明ミッション』が下される。YSP基準とは一体なんなのか? 謎のアイテム『YSPウォッチ』とは…?変身あり! 熱いバトルあり! 巨大ロボあり!?ジンペイたち『YSPクラブ』が数々の怪事件に挑む!はたして、Y学園に隠された謎とは…。今こそ、学園最大の謎を解明せよ!

声優・キャラクター
田村睦心、井上麻里奈、遠藤綾、戸松遥、増田俊樹、小桜エツコ、小野友樹、日野聡、竹達彩奈、関智一
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

謎は解けた!名探偵 粉っぽインの的中推理

 Y学園にたまたま入学できた玉田マタロウが、早々に寺刃ジンペイ、小間サン太夫と出会い、不思議に巻き込まれ、YSP基準の使命に同行していくうちに仲間も事件も増えて行くお話だったです。
 この映画の形式は「妖怪ウォッチ シャドウサイド」や「Wake Up,Girls!」を思い出させる感じです。

 キャラが子供向けでわかりやすい設定ながら、ジンペイをはじめ、特にマタロウなど個性的な面々だったです。

{netabare}  タイトルから妖怪を唄っていますが、出てくるのは怨霊です。{/netabare}
 YSPが何の略なのか?見に行ってのお楽しみです。{netabare} 「夢見る少女のパワードスーツ」の略ではないです。{/netabare}

 霊的な事件ばかりでなく、お色気?あり、恋愛?あり、何やら特撮展開になったりいろいろです。面白みの一つだと思ったです。

 マタロウの一人の世界観に、ジンペイが介入し振り回される印象だったです。
 成り切りのマタロウが、何かキャラを全体的に覆ってた感じがしたです。

 EDのメテオ、メテオメーテオという歌声と校歌が、耳から離れなかったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

筒井筒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

抑えめな迫力というのは、キッズならでは? おもしろかったけど。

事件が次から次へと起こっておもしろい。
簡単なネタでも、飽きさせないあきさせないものがある。
「よくある話だよね」と言いたくなるけど、決して「よくあるわけではない」妖怪学園で起こる様々な事件に時を経つのを忘れてしまった。
キッズアニメにレンタルショップではなっているが、自分の頭が子供なのか、ターゲットがファミリーなのか? 後者とは思うが、ツボにはまった。
最初の妖怪ウォッチのように、オカルトネタの巣窟でもあり、是非見てほしいのである。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
エセルとアーネスト ふたりの物語(アニメ映画)

2019年9月28日
★★★★☆ 3.8 (8)
17人が棚に入れました
1928年、ロンドン。楽天的で陽気な牛乳配達のアーネストは、生真面目で働き者のメイドのエセルと恋に落ち、結婚。最愛の息子の誕生、第二次世界大戦の苦難、戦後の経済発展を経て、ふたりが同じ年に世を去る1971年までを描いた傑作絵本が原作です。

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
サンタ・カンパニー 〜クリスマスの秘密〜(アニメ映画)

2019年11月29日
★★★★☆ 4.0 (6)
16人が棚に入れました
ノエルはクリスマスが大嫌い。両親は離婚し、一緒に住む父親も仕事に大忙し。友達も遊んでくれず、今年もひとりぼっちかと憂鬱な気持ちで横浜の自宅に帰ると、なぜかそこには「サンタ・カンパニー」という会社が広がっていました。なんとサンタクロースは会社組織に属していたのです。驚くノエルの目の前を飛んでいく大勢のサンタクロースたち。そしてクリスマスにおける様々なカラクリを知るノエル。サンタ・カンパニーへの入社試験、プレゼントを届ける冒険、迫りくる恐ろしいムックとの戦い、様々な困難の中でノエルが導き出す働く意味とは……!これはクリスマスにまつわる、ちょっと不思議で、それでいてとっても、とっても輝ける、秘密の物語。

声優・キャラクター
花澤香菜、梶裕貴、戸松遥、釘宮理恵、櫻井孝宏、近藤雄介
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この会社とこういうサンタは、美しい!

 クリスマスを嫌いな主人公のノエルが、自宅に入ると不思議なことにだったです。サンタクロースを会社化した「サンタ・カンパニー」に迷い込んで、同年代の仲間と知り合い、父親の仕事を知り、勧められたことをきっかけに、ノエルが成長するお話だったです。サンタクロースのお手伝いをするトントゥを目指すのです。

{netabare} プレゼントを届けるサンタがいなくて、プレゼントを待つ子供にプレゼントを届けるために、ノエルたちはトントゥよりもプレゼントをとったところが、サンタらしさを感じたです。

 配送中に何で、ムックとかいう精霊だかお化けだかと戦う展開が、でてくるか?最初見たときこれって、クリスマスのサンタの話なのになんで?と思ったです。
 この世界観で、同時上映だったアニメのアイテムを出すための伏線だったようです。配達の困難の一つを表しているのかもですけど、この展開いるのか?と私にとって疑問です。{/netabare}

 それを乗り越え、ノエルたちが任務を全うしたとき、改めてサンタの仕事の素晴らしさとその心を見せてくれたと思ったです。

{netabare}一つ残念なのは、ルドルフ三世というしゃべるトナカイの声優さんが、酷かったことです。{/netabare}
 

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
にわか雨(アニメ映画)

2019年7月27日
★★★★★ 4.5 (2)
16人が棚に入れました
毎日のように小川に行き、飛び石の真ん中で遊んでいる少女。偶然少女を見かけた少年は、彼女のことが気になり毎日様子を見に行くが、なかなか声をかけられない。
突然のにわか雨に遭遇し、距離が近づく二人。しかし少女は、少年にまだ伝えられないことがあった。

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

韓国発、ボーイミーツガール

原題:소나기/The Shower
年度:2017年
製作:韓国
監督:アン・ジェフン
時間:48:00


韓国では国語の教科書などに載っていて広く認知されている短編小説が原作とのこと。

日本でなら「走れメロス」みたいな感じでしょうか(年齢により違うかなw)


絵画的な田舎の風背景の描写に包まれ田舎の少年と都会から来た少女との出会い、

その日からひと夏の、僅か数日間の交流を切り取った日常作品、

少ない台詞、画面描写と人物の動作・表情の描写により表現される。

過剰な演出や驚きの展開など付加することなく、
静かに始まり、淡々と、静かに消焉。

他人からしたら何の変哲も無い日常、

しかし当人にとってかけがえのない記憶候う、


終幕後ほろほろと切なさが滲み湧き上がる、

素晴らしい作品でした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
映画 おしりたんてい カレーなる じけん(アニメ映画)

2019年4月26日
★★★★★ 4.2 (3)
15人が棚に入れました
見た目はおしり、推理はエクセレントな名探偵「おしりたんてい」が活躍する人気シリーズ。町に新しくオープンするお店のカレーに使う大事なスパイスがなくなった! どこへいったのかな? 事件を解決するおしりたんていに注目だ!

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

想像力を刺激する要素と発見する楽しさ

2019年4月26日公開の「東映まんがまつり」のトリを務めた作品。
だいたい20分くらいかな?

おしりたんていは初めて見たのですが、クオリティとエンターテイメント性を兼ね備えた良作でした。これが平常運転らしいので、人気の理由がわかろうというもの。
シンプルなメインのストーリーに加え、「○○をいくつ探してね!」っていう問題をいくつか入れています。
映画でこれは大人にも難しいのでは…?達成感は凄そうなんだけどもw


今回の東映まんがまつりの4作のうち3作に共通するのが一種の「視聴者参加型」であるということ。(あと「ちょっとの下ネタ」も共通してるw)

この作品はもとから「読者や視聴者が発見する楽しさ」が売りなのでしょう。
それに加えて、多彩で個性的なキャラクター、シンプルなストーリー、わかりやすく作り込まれた世界観が想像力を刺激してくれる。
とても良い子ども向け作品でした。
(2019.5.23)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
猫のダヤン「ダヤンとジタン」(アニメ映画)

2019年5月10日
★★★★☆ 3.9 (3)
14人が棚に入れました
わちふぃーるど創世の秘密を解く長編物語から「ダヤンとジタン」という、二匹の運命の猫たちの冒険とわちふぃーるどの仲間達との友情をテーマにしたストーリー。

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ジダンはサッカー選手にいたけど、ダヤンは誰が付けたの?

 海沿いで猫たちが戯れる映像が、終わったときに上映された後編アニメだったです。

 これは映画というより絵本、紙芝居を見ているような感覚だったです。ある意味夢の世界みたいなお話ですねです。
 これも、NHKで放送したほうが、良いと思うです。

 ジダンを追ってくダヤンだったです。まぁ、いろいろあるです。不思議な仲間も加えて、邪悪な陰謀を阻止して、街を守るお話でしたです。

 蛇ヘビー、みんなと一緒に守ったぞ~でしたです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
映画 ひつじのショーン UFOフィーバー! (アニメ映画)

2019年12月13日
★★★★★ 4.2 (5)
13人が棚に入れました
ショーンたちがくらす町に突然UFOがやってきた! UFOには宇宙人の女の子・ルーラが。ショーンとルーラはすぐになかよしに。エージェント・レッドは、宇宙人を捕まえようと宇宙人をおいつめる。はたしてショーンはルーラをまもりきれるのか!?

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
アナザー デイ オブ ライフ(アニメ映画)

2019年3月8日
★★★★★ 4.5 (2)
12人が棚に入れました
1975年のワルシャワ、カプシンスキは素晴らしいベテランのジャーナリストであり、また理想主義者で、見込みの無い活動や革命の友と呼べる男でもあった。
彼は、国の独立前夜に血みどろの内戦が勃発したアンゴラへ派遣してくれるよう、ポーランドの通信社で上司を説得する。彼は、一見自殺ともとれる内戦の心臓部に向けての旅に出発する。アンゴラは彼を大きく変えてしまう:ポーランドを出たのは記者であったのに、戻って来たのは作家であった。

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

実写とアニメーションの融合

英題:ANOTHER DAY OF LIFE
年度:2018年
製作:ポーランド・スペイン・ベルギー・ドイツ・ハンガリー
監督:Raul de la Fuente & Damian Nenow
時間:1:26:00

TAAF2019 長編コンペティション作品

渋い映像表現は大人の為の作品という風情

実写ドキュメントにて登場人物が語り部、
過去への回想となる際にアニメーションへ移行、
モーションキャプチャーが使われ違和感じず過去へと潜沈、
ファンタジー描写時は通常のアニメーションにて
弾ける表現描写

ストーリーの進行に意識が染められ徐々陶酔へと、

発想と完璧な構成組立が素晴らしい。

長編コンペティション・グランプリ受賞おめでとうございます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 3

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
ロイヤルコーギー レックスの大冒険(アニメ映画)

2019年10月25日
★★★★☆ 3.8 (4)
11人が棚に入れました
バッキンガム宮殿に住むロイヤルコーギーのレックスは、エリザベス女王のトップドッグとして、贅沢でわがまま放題のセレブ生活を送っていた。ある日、大事な晩餐会を台無しにしてしまったレックスは、仲間のチャーリーとともに宮殿を抜け出すことに!しかし、トップドッグの座を狙うチャーリーの裏切りによって池に落とされてしまう 。初めての外の世界、家を失った犬たちが住むシェルターに保護されたレックスは、様々な問題に直面しながらも、仲間の力を借りて宮殿へ戻ろうと計画する。ところが、彼らの前にシェルターのボス・タイソンが立ちはだかる。レックスは無事女王の元へ戻ることが出来るのか!?

声優・キャラクター
中村悠一、沢城みゆき、落合弘治、岩崎ひろし、清水はる香、佐藤せつじ、宮沢きよこ、斎藤志郎、菊池通武、浦山迅、いとうさとる、岡純子、後藤光祐、松本佳奈、たかはし智秋、拝真之介、越後屋コースケ

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
タマ&フレンズ「タマと不思議な石像」(アニメ映画)

2019年5月10日
★★★★☆ 3.7 (3)
11人が棚に入れました
3丁目の神社で見つけた猫の石像。その石像にふれたタマたちは、不思議な白猫に出会うのだが…。

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
ザ・タワー/The Tower(アニメ映画)

2019年7月15日
★★★★★ 4.3 (3)
11人が棚に入れました
 パレスチナ人の少女ワルディは、1948年からベイルートの難民キャンプに暮らす曽祖父シディが大好き。しかし彼から故郷の家の鍵を渡され、曽祖父がいつか家に戻るという夢を失ってしまったのかと不安になる。

 住む地を追われ、70年もの間レバノンの難民キャンプで暮らす曽祖父と、彼を愛する少女の深い絆を軸に、4世代にわたる歴史が明瞭に語られた作品。

 少女と曽祖父が登場する現在の部分はクレイのストップ・モーション、過去の記憶の部分は2Dと、ふたつのアニメーションの手法が駆使されることで、パレスチナの歴史の重みと悲しみがより鮮明に伝えられる。

 SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019にて国際コンペティション長編部門の作品として上映。

 2018年 ノルウエー、フランス、スウエーデン合作

 監督:マッツ・グルードゥ
ネタバレ

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2Dとクレイアニメーション、高次元での融合

英題:The Tower
年度:2018年
製作:スウェーデン/ノルウェー/フランス
監督:マッツ・グルードゥ
時間:1:17:00

先日観賞の「アナザーデイオブライフ」

それと類似、系統といいましょうか、

セミドキュメントの物語、

クレイアニメ:ストップモーションと2D を切替駆使した映像、

{netabare}
特に曽祖父が天に召されるシーン

前後の導入まで意識しクレイで表現したパートは鳥肌もの
{/netabare}

素晴らしい作品でした。


SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019 最優秀作品賞・観客賞
なみいる高評価実写映画を抑えてのダブル受賞!

おめでとうございます!!

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
りさいくるずー(アニメ映画)

2019年4月26日
★★★★☆ 3.9 (4)
10人が棚に入れました
ダンボール工作が動き出す、ちょっぴり不思議なアニメーション。体がダンボールの探検家コンビ、ヤマオリとタニオリがやってきたのはダンボールの星だった。たりないものはなんでもダンボールで作って、お宝めざして大冒険!
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

子どもの想像力と創作意欲を育む良作

2019年4月26日公開、29年ぶりの「東映まんがまつり」の3作目。
「視聴者参加型」という点で4作品の中で最も優秀だと感じた作品。
映画を見た子が、「出来るかも?やってみたい!」と思えるような工夫が随所に見られる良作。入場者特典にヤマオリ(本当にシンプルで山折りだけで作れる)のペーパークラフトが入っているのがまた良い。

【スタッフ】
原作 coyote(コヨーテ)
監督・脚本 べんぴねこ
工作 ダンボールジョー
監督さんの代表作は「パンパカパンツ」。幼児向け・未就学児向けの小品の他に「モンハン日記 ぎりぎりアイルー村」とか色々あるようですね。

{netabare}
段ボールで作られた動物型の人形がキャラクターとして動くのですが、実写で工作する男の子の映像と人形の物語が交互に流れるのが肝。
段ボール人形のストップモーションアニメとCGを組み合わせたユニークで可愛い世界観は見ていて楽しかったです。

猫のヤマオリと犬のタニオリが宝物を探して宇宙のどこかにあるダンボール惑星へ赴き、うさぎ星人の案内で宝物のある神殿へ。
猫のヤマオリと犬のタニオリがとても可愛く、段ボールならではの展開があったり、ラストではベッドで眠る男の子の枕元に全部の工作人形があったり。
ラストまで夢のある内容で、とても丁寧に作られていました。 {/netabare}

これはNHKとかテレビ東京とかで長期的に展開されるべきじゃない?って思ってます。
(2019.5.23)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
スプーキッズ ザ・ムービー(アニメ映画)

2019年10月25日
★★★★★ 4.5 (2)
10人が棚に入れました
太陽が降り注ぐグラウンド、にぎやかな子供たちの声。どこにでもありそうな、ふつうの町のふつうの小学校。だけど、誰もいなくなった夜の校舎では、こっそり隠れていたチビッ子モンスターたちが現れ、彼らだけの秘密の学校生活を送っていた!
バンパイアのキュラ、オニのケビ、ゾンビのジィジィ、フランケンシュタインのフランキー、キョンシーのコンコン。絶対に人間に気付かれてはいけないモンスターキッズ。ある日、偶然拾ったスマホがきっかけで、キュラが、好奇心旺盛な人間の少女・ハナに出会ってしまい…。

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
映画 爆釣バーハンター 謎のバーコードトライアングル! 爆釣れ!神海魚ポセイドン(アニメ映画)

2019年4月26日
★★★★★ 4.4 (3)
9人が棚に入れました
釣りが大好きな少年・立津手トッタ。相棒のポテペンと共に、世界中の大物を爆釣るため船で旅をしている。謎の海域・バーコードトライアングルに潜むという伝説のバーソウル「神海魚ポセイドン」!?胸がバクバク爆ってる!おれが絶対爆釣ってやるぜ!
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

大安定の快作〈追記あり〉

2019年4月26日公開、29年ぶりの「東映まんがまつり」の2作目。

TVアニメ本編から一貫して「胸のバクバク」を描きました。この一貫性は最も評価すべき点。
しかも、20分強という短い尺でOPとEDを流し、「虹色のアレ」「ポテペンの災難」「トッタに振り回されるおじさん」などほぼ全てのノルマを消化した快作w
初めて見てもついて行けないような内容にはなっていなかったと思います。

作画も演出も大安定で文句なし。バーソウルのCGもかわらず良く出来ていました。
歌がTVの時と変わらなくて嬉しかったです。意地悪に考えると予算のせいかスケジュールのせいか?って所なんでしょうけれども。

{netabare}
ウーゴはこのアニメには珍しいちょっと弱気な少年です。爆釣りそのものではなくサーカスがウーゴの道で、爆釣りの勝負に命を懸けるトッタとは正反対。
そんな二人ですが、トッタがウーゴに助けられたり、トッタがウーゴのバクバクを引き出したり、最初から最後まで二人を完全に対等な関係性で描いていて印象的でした。
父親の存在で二人を繋げたのも、王道ながらTV本編の内容を織り込むことで物語に厚みを増していて上手い。
恐怖心を胸のバクバクに変えて大物に挑む爽快感も素晴らしかったです。{/netabare}

ホント2期ないかな…って思う大安定の良作でした。
(2019.5.23)

【DVD購入再視聴追記】
{netabare}
改めてDVDで視聴。やっぱり面白い。
作画も演出も安定しているし素晴らしいです。キャラクターの仕草が生き生きしてて、ポテペンは特に可愛い。バーソウルのCGも海の生き物らしくてとても良い。劇場で見ると迫力あったけど細かい所まで覚えてられないんだな;;
音楽の良さもゆっくり見て再確認してます。

再視聴で気づいたんですが、トッタはウーゴに「俺と一緒だ。俺の父ちゃんも帰ってこなかった。お前の父ちゃんは俺が助ける!」と言っています。自分の父親が生きているとは言わないんですね。TVアニメ版最終回でバーコード海のデータの中で再会してはいるものの、生死不明であることは変わっていない。

考えてみるとこの作品はバーコード海を大自然に見立てている。釣りが生き甲斐であるトッタは、まさしく漁師のように「海(大自然)相手だからこういうこともある。父の死を恨んだりせず、自分も命懸けでバーコード海に挑む」という考え方なのですね。この素直で強靭な思考と挑戦を恐れない逞しさがトッタを折れない主人公たらしめていると感じています。

大自然に子どもがバイタリティで挑む姿にいつも元気を貰います。{/netabare}
(2019.9.16)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
映画 それいけ!アンパンマン きらめけ!アイスの国のバニラ姫(アニメ映画)

2019年6月28日
★★★★☆ 3.8 (3)
9人が棚に入れました
みんなに届ける美味しいアイスを作っている「アイスの国」のバニラ姫は、上手にアイスを作ることができず、アイスの国を飛び出してしまう。やがてアンパンマンたちと出会い、アイス作りに本当に大切なものに気づいたバニラ姫だったが、アイスの国を「バイキンアイスの国」に作り変えようと企むばいきんまんが、バイキンアイスロボを発明して大暴れ。

計測不能 72 2019年度アニメランキング72位
ダリアの世界(アニメ映画)

2019年1月1日
★★★★☆ 3.8 (3)
8人が棚に入れました
父に連れられ植物園の温室にやって来たダリア。夢中で写真を撮っているうちに、父親とはぐれてしまう。ひらけたところに出ると、本物の熱帯雨林があらわれ…。
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