2019年度に放送されたおすすめアニメ一覧 462

あにこれの全ユーザーが2019年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月04日の時点で一番の2019年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

64.0 226 2019年度アニメランキング226位
かつて神だった獣たちへ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (238)
846人が棚に入れました
パトリア大陸に生まれた民主主義国家【パトリア】。経済的不一致から【北部パトリアユニオン】と【南部パトリア連合】に分裂したこの国では、長きに渡る内戦が続いていた。劣勢に追い込まれた北部は、南部打倒のため、遂に禁忌の技術を用いてしまう。人間を異形の兵士へと造りかえるその術は、人の姿と引き換えに、神にも喩えられる力を得るというもの。その力により長き戦乱は、和平へと導かれる事となった。【擬神兵】、それは【神】と称えられた救国の英雄。時は経ち、戦争が過去へと移り変わる今。人の姿と引き換えに【擬神兵】となった者たちは、その過ぎたる力故、人々からただ【獣】と称ばれ、恐れ蔑まれる存在へと変わっていた。元擬神兵部隊の隊長・【ハンク】は、【獣】に身を堕としたかつての戦友でもある【擬神兵】を殺す者【獣狩り】として旅を続けていた。擬神兵だった父の仇を探す少女【シャール】はハンクと出会い、父の死の意味を知る為、共に旅することを決意する。やがて知る、戦い続けなければならない本当の理由。そしてハンクが探す【獣を解き放った男】の存在。仲間殺しの罪を一身に背負い続けていく【ハンク】の旅路の行き着く先とは?

声優・キャラクター
小西克幸、加隈亜衣、中村悠一、石川界人、日笠陽子、能登麻美子、市ノ瀬加那、坂本真綾
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

観終わった

1話感想{netabare}
「今期のフェアリーゴン枠?」と思ったらこっちは原作があって初出はフェアリーゴーンよりも前なんだそうな。
じゃあこっちが元ネタ?…といっても何処かで見た感じがする作品ではあるけど。
フェアリーゴンは第一印象を「あすかっぽい」と感じたのだけど、こっちはあすかっぽさは感じない。
変わりに感じたのは…“ガングレイヴ”?
あれの1クール目を1話に詰め込んだ印象、今後ガングレの2クール目みたいな展開になる?

ってか評判悪いのかな?
その気持ちも分かるんだけど、こう考えりゃいいんじゃね?ってことで…批判じゃないです。
バンバン喜んで人殺しは、そりゃ戦争ですもん「オレは××戦線で敵兵○○人殺してやったぜガハハ」と酒の席で自慢話するような世界なんじゃない?
擬神兵投入される前の無駄な兵力の損耗→指揮権違ったっぽいのは語られてたハズ、その大将がロクでなしな描写も。ひょっとしたらその大将は擬神兵は信用してなかったのかも?
擬神兵の存在そのものが脅威・威嚇になる→だから最後首都攻め入る前に終戦迎えた(多分)んじゃないかな。
話がポンポン進みすぎて、擬神兵なるものがあの世界でどう印象持たれてたか・またその印象がどう変化したかの説明が浅いので仕方ないんだけどね。
そこら辺は今後掘り下げてくれ…たらいいなぁ。
ああ、あと英雄が晩年悲惨な目に遭うのは神話の頃からある、これは「英雄の方が支持率得て為政者から煙たがられる」のが根底にあると思うのだけど、まぁよくある。
ということで上記の部分は自分は「あんまり」気にならない、フォロー描写は欲しいけど。

でもって「これは擁護しきれん」(ウラがあってタネ明かししてくれるならそれでいい)ってのでは、技術流出は、ないのん?
擬神兵そのものが捕虜…ってか鹵獲されて研究されちゃうことは無いのん?
擬神兵は本当にあの部隊だけ?エレイン博士以外に研究者ナシ?
エレイン何者だよ…特殊な儀式が行える古代人の末裔?
敵側が「こりゃ敵わん」と思ったら次に狙うのは博士だと思うのだが、前線に出しちゃって良いの?拉致されたらどうすんの?
ひょっとして、擬神兵化する材料なり儀式行う場所なりが北軍側の領地内にあって動かせない存在だったり?
その場所には他にも研究者が居たりして??
無理心中図ったのは機密保持のための口封じだったりして。
…。
擬神兵を作り出す方法(同時に解除のヒントもあるかも?)を記した「黒の妖精書」を巡る話に展開したら爆笑。

まぁツッコミというよりは妄想ですね、そこら辺明かしてく展開になってくれたいいなぁという。
単に順番にかつての同胞を殺してくだけで、「なんて悲しいんだー」を推すだけだったら、ちょっと…う~ん。
ってかその可能性高そうで評判悪いんだろうね。
げ、原作は読まないぞ。{/netabare}

2話感想{netabare}
ちょwこれギャグアニメだったのかww
戦争行った父ちゃんがドラゴンになって戻ってきて…子供たち受け入れはええw
御伽噺的な…日本昔話的なノリで、リアリティとは真逆を行ってて(1話のノリと違いすぎて)笑っちゃったw
「父のカタキー」で追い回すのかと思ったら「理由知りたいから同行する」だって。
そりゃまぁよくある展開ではあるんだけど、話進むのが早くて説明が足りてないというか、薄っぺらい。
「そういう展開にしたいのでそういうことにした」が丸見えというか…いやでもどうなんだろう。
そこまで話を急いで、この先どうしても見せたいエピソードがあるってことだろうか?

それにしても、あのドラゴン埋葬するの大変だったろうなぁ。{/netabare}

3話感想{netabare}
普段からコート着込んでるから寒冷な気候なのかと思ったら寝る時半裸になっててワケワカランw
案外暖かいの?
でもって戦争終わってから何年経ったんだっけ?
罠かかったらそのまんまもアレだけど、白骨化って…。
砦はずっと拡張し続けてたみたいだから、中心に進むほど亡骸は古いものになってくとかいう演出は欲しかったかも。
あと、ハンクが昏睡中の二ヶ月の間に何があったのか元同僚に尋ねないのね、もうそれは知ってるってことなんだろうか。
それも含め擬神兵が世間からどう認識されてるのか不明でイマイチ入り込めないでいたのだけど(いかんせん悪い噂立ってそうだよね)、次回そこら辺やってくれるのかな?
作画の影響もあるんだろうけど、今んとこ「導けオシエちゃん」の無いキリングバイツ。{/netabare}

4話感想{netabare}
あれ?前回の最後、擬神兵狩りの隊が結成されて「出陣じゃー」みたいな感じで終わったんじゃなかったっけ?一応吸血鬼?も出たけどさ。
今回それの続きかと思ったら関係の無い話に。
そして最後でやっと吸血鬼の方が出て…こ、今度こそちゃんと次回で拾ってくれるんだよね?
「3話感想」でも書いた様に、隊長が昏睡状態の時にナニが起きたのか──他の方も突っ込んでるけど拘束・秘匿されないの?実験動物にされないの?監視居ないの?等──そういった問題に対し何か取り引きをしたので現状のような「お天道様の下そのままの姿で手ぶらで故郷へ帰る」が実現したと思うのだけど、それが分からんことにはどうにもこの作品世界に入っていけない。
鉄道会社の人も、立場上インフラを死守するのは当然のことで、あんまり悪い人の様に描写されるのはちょっと…報連相を怠ったハンクの方が悪くないか?アレ。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
5話は口うるさい風紀委員長の話。
それよりも6話ですわ。
「あれー?この展開最近どこかで見たような…」と思ったらアレだ、“ブラッククローバー”だ。
あっちもラスボス的ポジがそれまで信奉して従ってた配下に対し「今までよく働いてくれた、だがもう用済みだ」と始末しにかかる(実際殺すまでは至ってないけど)展開を先週やったばっかりで。
そんな珍しい展開でもないので被るのはまだしも、1週間以内に同じネタとは…しかもブラクロは以前“賢者の孫”とも同じ週にネタ被りしたことがあって「え、また!?」とビックリ。
自分そんなアニメ見てないけど放送されてるアニメ全部見てたらこういうことって結構あるのかね?(更にドラマや特撮見てたら尚更)、クールの変わり目ならまだしもさ。

ということで、ケインは恐らく「和平に不満を持つ富豪達」をスポンサーにしてたけど、もう用済みだとして粛清してくださいました。
これは政府(和平推進派)からしたら願ったり叶ったりだったりして。
ひょっとしてコレを狙ってワザとギシン兵に自由が与えられてたってことは…ないかな?
ようやくギシン兵討伐軍が登場したけど、あんまり「国を挙げて」って感じがしない。
ここはもうちょっとハンクとは別ベクトルの、人の身のままギシン兵を狩るためのエキスパートっぽさを見せて欲しかった。

というか、ハンクとクロードにはこれといった因縁は無いよね?
今後明かされる??
それとシャールを心配するライザのタイミングがおかしいような…。{/netabare}

7話感想{netabare}
原作読んでないぞ?すっとぼけてるワケではないぞ?
2話のドラゴンの死骸はどうやって埋葬したんだろう→地元の住民が埋めたん“だろう”→あら大変ねぇ
ってことで2話感想で書いたワケだけど、えっ?軍が埋葬したの!?
特別な説明描写が無いのなら、軍が関わってるのなら死体は研究用に持ち帰る“だろう”と思うのが普通の判断じゃない?
あっるえ?ギシン兵研究は完全に破棄されたってこと?そんなことある?
南北和平調停の時にそれが条件だったとか?
なーんかね、「国の偉い人がそんな判断する?」ってのがずーっと引っかかってるワケで、ひょっとしたらウラがあるのかも?ってことで見てるワケだけど、なんかずっと違和感が果てしない。
クロードが大統領の息子ってことで、もしかしたらその線で「国の偉い人の思惑」に踏み込んでくれるのかも知れないが、いい加減そこら辺出てきてくれないと違和感が不快感になるのも遠くない。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
8話、歌を聴いて欲しいのに途中で眠られてしまって、それに怒って顔にラクガキをする話…ウッソデース。
てかよう、ほんとによう、戦後ギシン兵は監視付けずに放逐したのか、それは確定でいいのか。
9話、う~ん、「人間とバケモノとの間で揺れ動く気持ち」みたいなのを書きたいのは分かるんだど、前期の“どろろ”や同期の“BEM”に比べると弱いというか、感情移入しづらい。
何度も何度も書いてて多分総評でも書くハメになりそうだけど、世界観が釈然としない。
そしてハンクはいつの間にか「手から血が、血が落ちねぇンだよおお」って精神状態に。
ん?「自分がいつ正気を失うか分からない不安に慄く」と「手にかけた人の亡霊に悩まされる」は別じゃね?
自分が正気を失くした時に殺した人間の亡霊に悩まされるのなら分かるけど…あれ?{/netabare}

11話までの感想{netabare}
ヤバイ!意味が分からないw
11話冒頭クロードがハンクを拷問にかけてギシン兵の詳細を吐かせようとしたが…えええ、そんな情報は終戦直後、「放逐」する前に取ってあるんじゃないのか!?
終戦後に新たにギシン兵が生み出されてるって設定ならまだしも、今ん所処刑した連中どいつもこいつも戦争中の思い出話してるじゃん。
終戦時にギシン兵が逃げ出したって設定ならまだしも、1話見る限り軍がわざわざ故郷へ送迎してやってるじゃん、送迎前に調書取らなかったの?
あっれー?
ハンクを責め立てた所で、今更何を聞くんだ?と不思議で仕方ない。{/netabare}

最終回感想・総評(上の各話感想と重複した文もあるのでこれだけ見れば良いかも){netabare}
うわぁ、最終回でやっちゃったなぁ。
2話の頃かからずっと戦後のギシン兵に対する政府・社会の扱いが不可解で、そのせいでこの作品世界に入り込むことが困難でした。
ギシン兵は拘束・秘匿されないの?実験動物にされないの?監視居ないの?等。
エレイン博士の予測が正しいのかも不明だし、他にギシン兵の研究者が居なさそうなのも不思議。
戦争終結&第一人者の博士死亡でギシン兵の研究が凍結って、ある?
要は1話でハンクが撃たれて昏睡してる間に、政府間で「ギシン兵はこれこれこういう処遇とする」という取り決めを“どの様に決定したら、作中のような状況が実現するだろう?”の部分が見えてこない、推察もできない。
それで、何かウラがあるのかも?後で明かされるかも?と見続けた訳だけど、最終回で見事悪い方に予感が当たってしまいました。
「腐食の毒霧」の登場…ギシン兵由来の毒をギシン兵ではなく普通の人間でも使えるようにした兵器なのだけど、「そういうモノを研究するために戦後ギシン兵に自由が与えられることは無いんじゃないの?」という“突っ込み(違和感)”を強化する展開に…ナニソレー!?
総評だし目立つようにもう一回書いておこう。

最終回「腐食の毒霧」の件により、「そういうモノを研究するために戦後ギシン兵に自由が与えられることは無いんじゃないの?」という初期の頃から抱いてた違和感が強化される展開に

「ねぇ、これおかしくない?」と尋ねたら「ああそうだとも!」と殴り返された気分w
だったらもう「戦後実験動物扱いされてたギシン兵が自由を求めて政府と戦う話」ではダメだったのか。
「ケインの暗躍で一旦は自由を得たけど、その肉体を研究したがってる継戦派やテロリストに狙われる話」ではダメだったのか。
「実は南側に死亡扱いとして北に返還してないギシン兵の捕虜が居る」ではダメだったのか。

恐らく「人間同士の戦争」と「バケモノに改造された兵士の悲哀」を描きたかったんだろうけど、組み合わせが悪かったのか混ぜ方を誤ったのか…とにかくバランスが悪い。
または「同胞のモンスター同士の哀しい殺し合いの絵」が先にあってそこから肉付けしたのかも知れないけど、それだったらもっと作画コンテ演出を頑張ってくれないと…う~ん。
ハンク自体が政府公認なのか追われる身なのか、もうそこから分からないし。
そもそも目的が最初から「ウラがあるのかも?」と疑って見てたため、○○は納得できない××は共感できる、みたいなことすら起きない。
また「肉体はどうであれ魂は人間だ」というテーマだと仮定すると、同期にやってる“BEM”や“グランベルム”より何歩も劣るかと。
それと無駄なお色気シーンが意味不明。
オチというか引きについても、単に「なんかありそう」と濁しただけで、別に続編を作る予定は無いんじゃないかな。
というか、もし続きがあったとしても上記の違和感の部分を解消できる納得のいく展開は期待できそうにない気が…。

ただ収穫?としては変な話だけど、自分は“ヴァイオレットエヴァーガーデン”(TV版、映画は見てない)は批判的な意見だったけど、これ見たら「エヴァガって随分マシだったんだなぁ」と考え直すことに。
あっちも終戦直後が舞台で主役が戦時中は生体兵器みたいな扱いで、時には自分が殺めた人の亡霊に悩まされる等、似てるかどうかは置いといて共通してる部分は結構多いかと。
(義手のテクノロジーが禁忌で、それのケリをつけるために同じサイボーグ戦士と殺し合う展開にしたら“かつ神”になりそうじゃない?)
えええ、まさかこんな形で京アニ支援ってワケでも無かろう、いやぁ参ったねハハハ。

もう一つ収穫?としては、やっぱり似た感じの作品“フェアリーゴーン”の分割2クールのインターバル最中にこの作品が放送されました。
少なくともゴーンの1クール目はなかなかにアレな出来で、果たして2クール目をやって「かつ神よりマシ」となるか「かつ神より酷い」となるかは結構楽しみだったり。
そういう意味では楽しんでることになるのか?性格悪いけど。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

被害者面という欺瞞

何を描きたい物語なのだろう。


かつて「神」と称えられた人間兵器が、改造技術の不備から人間性を喪失した「獣」と化して社会から抹殺されようとする。

{netabare}まず確認しておきたいのは、「擬神兵」の誕生は、民主国を代表する「為政者」が開戦を決断して実行させた「戦争」という「人為的行為」において、「人工的」な技術によって徴兵された市民を「改造」することで生じている、という事だ。

技術の不備で「獣」に堕してしまうことも含め、徹頭徹尾、人間の意志から生じる人為的な活動の連鎖によって生まれた「擬神兵」=「獣」には、全ての責任を負うべき「責任者」たちが存在する。

どんな物語を描きたいのか混乱する第一の原因は、こうした「獣」の辿るエピソードが、あたかも避けがたく降りかかる「運命」に翻弄される悲劇であるかのような語り口のトーンにある。

アニメ・マンガ・ラノベの「戦争」は、降りかかる「状況」か「現象」のように描かれることが殆どで、「責任者」などどこにも存在しないかのように不可視化されることが多いが、作者や製作者が、そうした「責任者」の起こす「人為」であるという視点を持てない「気分」を示しているのかもしれない。

本作では、まぎれもなく「人為」が設定されていながら、この「気分」に無批判に流されて、「獣」の悲惨が、「人為」の犠牲であるのか、「運命」が理不尽に下す悲劇であるのかを曖昧にして、視聴者を混乱させる。

人為であれば、あくまで「獣」を人間に回復させる闘争が必然化されるだろうし、運命であれば、前近代の荒神に捧げる犠牲の人身御供のように、その「死」を受忍せざるを得ないだろう。

が、全編を通じて「獣」への対処は「抹殺」の一択で、殺す以外の選択肢が全く考慮されないのは、設定にもかかわらず、これに矛盾する「運命の悲劇」という視点を選択していることを示している。
視聴していて困惑感が付き纏うのも当然だろう。


出来合いのアニメ・マンガ・ラノベの「気分」に流されていることは、現状への不満勢力を統合して体制転覆を謀る組織が、道具として「獣」に手を差し伸べる描写と展開にも表れている。
「現状の政権を批判して対抗行動をとる」ことは「迷惑」=無条件に「悪」=テロ、といった、ひたすら現状肯定が「善」といった「気分」が、「反体制」の「テロ」に同調する「獣」は「悪」=抹殺は正当として、「獣は殺すしかない」という選択肢を、唯一のものとして補強する。


作中には、「政府」、主人公、「一般市民」という、3つの「獣」に対向する勢力が登場する。
が、上述した通り、「獣」への対処は「殺す」の一択で、ほかの選択肢はない。

「殺す」ことは決定事項で、異なるのは殺そうとする理由に過ぎない。

もっとも無責任なのが「政府」だ。

利用価値のある「神」であるうちは都合よく活用していながら、「獣」として手に負えなくなると抹殺して済まそうとする。
そもそも開戦と戦争遂行、「擬神兵」への改造と、全ての「責任」がありながら、「獣」の「人間化」への研究を組織するわけでもなければ、社会復帰の特殊プログラムの作成や、傷病手当や遺族年金の増額をすらしていた形跡もない。

あるいは、作者や製作者に、「戦争」には「責任者」が存在して責任をとらなければならない「人為」だという視点がないという反映であるのかもしれない。
単なる無責任の発露である「抹殺」を、「困難な義務」であるかのように描写する作劇が、こうした責任意識の欠如を物語っている。

そして、もっとも卑劣なのが主人公だ。

「人間」でなくなる前に「死」という救いを与えようという「苦渋の」決断は、「自分も好きで殺しているわけではない」という、要するに自己弁護だ。
かつては自身も「仲間」であったからこそ引き受けなければならない義務だという自己了解は、形を変えた自己憐憫で、政府の機関と並行して「獣」を殺す立場を正当化する自己欺瞞に過ぎない。

政府の命令をなぞるように「心ならずも」と言いながら殺すことは、結局のところ「獣」が邪魔だから殺すことを承認しているわけで、いくら被害者面をして涙を流そうが「獣」から見れば身勝手な自己憐憫に過ぎないだろう。
真に「獣」の立場に身を寄せるならば、「獣」に武器を向ける代わりに、暴力を行使してでも「獣」を「人間」に戻す研究をさせるよう軍や政府を脅迫するはずだ。

最後に、もっとも愚かなのが、「一般市民」だ。

自分たちの「生活」に邪魔なものだから死んで欲しいという理屈は、上述のアニメ的「気分」と同調するもので、視聴者には違和感がないかもしれない。

が、作中に入り込んでみれば、「獣」のほとんどは「徴兵」で、要するに一般市民だ。
たまたま「改造」されなかった一般市民が、たまたま改造された一般市民を「神」と称え、次いで「獣」とを蔑んで殺そうとする。
そこには、自身もまた「獣」として抹殺されるかもしれないという視点が欠けている。

役に立つ間は「神」と呼ばれ、邪魔になれば「獣」として殺される事態は、必ずしも「擬神兵」として改造されることに限った問題ではない。
問題は、役に立つか不要なのかという即物的に近視眼的な価値観に合致しないものは「排除」するという「受けいれ基準」だ。
誰でも病気や怪我をすれば、「役立たず」になり得る。役に立たなくなったものを「獣」と排除するならば、病人もまた役立たず=「獣」の一種として排除されうる。

運よく健康を保っても、「獣」化は避けられない。
人は誰でも老いる運命からは逃れられないからだ。
社会の役に立たない=邪魔者を「獣」化して排除するならば、いずれ全ての一般市民は邪魔者=「獣」となることを避けられない。

生活の邪魔だから無条件で「獣」を排除してもよいと無自覚に信じる「一般市民」は、やがて自らが「獣」として追われるとき愚かさに気づくのだろうか。

いや、視聴者もまた老いる運命にある以上、一般市民の抹殺の論理に同調したり、嘲笑して済ませたりすることはできないだろう。


視聴者の視点の代理人物として、殺された「獣」の娘が、3つの勢力の間でそれぞれの立場を見聞する。
様々な立場を知り、自分の考えを見定めようとするが、「獣」の抹殺が決定事項である以上、どの理屈が一番良心を傷めずに済むかという、受け入れ易い「言い訳」を選ぶだけの意味しかない。

老いる運命にある潜在的な「獣」である視聴者は、いくら抹殺者の悲しみや涙を見せられたところで、納得や満足などするわけがない。


アニメ的「気分」で、「運命の悲劇」として「獣」を見る限り、「獣」に救いはない。
そこには、抹殺者の気持ちを楽にするという意味での「救い」しかない。

「人為」の「無責任」が「獣」を生んだという視点こそが、「獣」を救うだろう。
が、「現状肯定こそが善」というアニメ的「気分」を突破しない限り、「責任者」への抵抗運動は、即ち「獣」の救済は、あり得ない。

「獣」自身の救いが示されない限り、何を伝えたいか不明の物語、という感想は覆らないに違いない。



結局のところ、予断は覆ることなく、「獣」の娘は、主人公の自己憐憫を共有することで「抹殺」に伴う良心の痛みをごまかす姑息な結論を迎えた。

「獣」を「記憶し続ける」心の痛みを引き受けているという被害者面で、「抹殺」を支持する言い訳に換えようという娘の自己欺瞞だが、賭けてもいいが、「獣の想い出」を記憶=記録することはあろうとも、戦争責任者について記録することは無いに違いない。

直接に「擬神兵」化を行った医師は名指しされているものの、彼女に擬神兵化を命じた「責任者」、また擬神兵の「製造」を作戦案として提出した「責任者」、擬神兵を前提とした戦略を承認して実行を命じた「責任者」、そうした一切の戦争遂行に対して意志決定を下した「責任者」

これら戦争責任者の群れは、作中で完全に匿名化=不可視化されている以上、娘の記憶=「記録」に残るわけがない。

「獣」の辿った道筋だけを見つめるのなら、そこに現れるのは「擬神兵」に降りかかった理不尽な「悲劇」だけだろう。
いずれ「獣」が一掃され、「平和」な市民生活が復活する日が来たとしても、残されたものが「悲劇」だけであるなら、「獣」の死は、「尊い犠牲」として称賛されるだけだ。

市民生活の平和の礎となった「尊い命」を無駄にしないよう生きよう、といった責任者を不可視化した妄言は、八月が来るたびに繰り返される現実だけで十分にうんざりさせられている。この上フィクションのアニメでまで聞かせてもらう必要はない。


あるいは何か描きたいものがあったのかもしれない。
が、語りたいもののために設定を突き詰める代わりに、アニメ的「気分」を無批判に導入して済ませてしまったために、「気分」のいい加減さ、無思慮さが作品世界全体を拘束して、何が言いたいか分からない物語となってしまったようだ。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

テーマは良かった。見せ方次第で大分違ったかも。

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
ダークファンタジーであり、バトルアニメ。グロあり。

テーマや世界観は(中二病くさくも)悪くはないと思うので、もちっと上手く出来なかったのかなぁ。原作は、多分、アニメより面白いんだろうなというのは、なんとなく感じました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
構成の悪さを、強く強く感じました。勿体ない作品ですね。

この作品はつまり、1話目の内容をどこまでしっかりやりきれるか、なんですよ、多分(まあ、原作がそうじゃないんだろうから、無茶は承知で)。

極論を言えば、0~1話まで(神と呼ばれるまで)を1クール、12話かけてしっかり描いて、各キャラ(擬神兵)にファンをつける。そして、13話目が、本作の1話目になり、分割2クールまで期待を煽る。

そこまで下処理をちゃんとやってから、2クール目に今回の内容(獣と呼ばれてから)を描けば、かなりの問題作になれたはず。ようは、「ベルセルク」。

本作は仲間殺し。

殺される仲間に対して、こちら(視聴者)側の思い入れが強くなるほど、悲しみも苦しみも大きくなる。それが、魅力にもなっていく。勿論、(人気キャラを殺すわけだから)それ以上の批判を覚悟しながらにはなるけれど。

ところが本作は、「お前、誰やねん」というキャラを殺していくだけ。

殺す直前になり、回想場面を流していくのも、分かりやすすぎてつまらない。とってつけたような感動話に食いつくほど、今のアニメファンも甘くない。

まあ、1クールは言い過ぎでも、少なくとも3話くらいまでは、獣になる前の仲間の掘り下げをしても良かったんじゃないかと。他のエピソードの回想場面をまとめれば、やれたでしょ?

また、仲間を殺す動機も微妙。

いや、理由は分かる。せめて人のうちに。つまりは、「尊厳死」なんだろうけど、それって、あくまで本人の意思じゃん? まあ、「獣になって意志もへったくれもない」から、「強制的な尊厳死」に持ち込むんだけど、それはつまり、相手に人権を認めていないわけで、擬神兵を一番人間扱いしてないのは主人公じゃん? と思ってみたり。

主人公の行動にいくばくかの正当性が生まれるとしたら、「擬神兵は100%人間に戻らない」と断定され、市民に被害が出る場合だろうけど、そこがなぁ。まあ、ハンクからすれば、「擬神兵研究の第一人者である、エレインが戻らないと言っているんだから、100%戻らない」という理屈なんだろうけど、そんな理屈で殺される擬神兵からすればたまったもんじゃない。科学や技術は日進月歩。まだ見ぬ可能性を信じ、例えば、「体をはって擬神兵を捕らえ、死ぬほど頑丈な牢屋や地下施設に閉じ込めておく」とかは、ムリだったのかな? そういう努力を全てやりつくした上での、「殺人」という選択だったのかな? それとも、単に愛する人の遺志を継ぐという、個人的な理由なのかな。そこがモヤモヤしました。

あと、中間的な立ち位置で物語の重心を決めるはずのナンシーがね、どうも。ハンクにデレるの早すぎじゃない? もっと憎もうぜ、親の仇だぞ?

殺す側、殺される側、傍観者。どこのサイドにも共感できない話になっている。正直、心情的には新パトリアの気持ちが一番共感できる。俺が擬神兵でも、おとなしく死のうとは思わない。足掻くよ。

しかも、結論は投げっぱなしジャーマン。

あと、バトル作画の悪さは致命的。もとが、中二感満載なだけに、作画がしょぼいと一気に安っぽくなる。バトル自体もただのゴリ押しで、能力使ってないしね。つまらなかった。

てか、ラスト、ハンクはなんでスーパーサイヤ人になったん?(笑) あと、散々シリアスなテーマ引っ張ってきて、まさか、ケインの最大の動機は、実はBLなのか???(違うことを祈ります)。

ラスト1話で、☆を1つ下げました。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
戦争の描写は結構、エグい。味方からすれば神、敵からすれば獣、か。なるほど、次第に獣になっていくのね。素晴らしい、結婚発表だな。この良い仲間をきちんと描くからこそ、次が生きるな。

2話目 ☆3
ドラゴン。なんだ、回想か。獣化していない人の話かと思ったわ。姿は戻らずも、心は保つパターンもあるのか? いや、やはり時間の問題なのか。安易に悲劇を起こさず、未然に防ぐか。安っぽくならないな。撃ったしな。う~ん、そこでいきなりついていくって選択はな~。

3話目 ☆3
ミノタウロス。連れていくのが、なんで? だったが、わりと痒いところに手が届いてるな。

4話目 ☆3
ベヒモス。メチャ強いな。多少は理性を残した中で。次第に心を許していく。

5話目 ☆3
ガーゴイル。絶対正義は絶対悪に近くなる。一番強い思いが増幅されて、残る。

6話目 ☆3
なんか、立体機動装置みたいなのが(笑) まあ、擬神兵側の主張も分からなくはない。このアニメ、わりとちゃんと撃つもんな。

7話目 ☆2
だったら、ナンシーをデレさせてちゃ、ダメでしょ。もっと、ハンクのことを、憎ませてないと。

8話目 ☆3
セイレーン。1話完結。どの話もそうだが、とってつけたような感動なんだよな~。

9話目 ☆2
バトルアニメでここまで作画がしょぼいというのもな。

10話目 ☆3
だからさ、ちょいちょい回想を挟むより、ガッツリ過去編をやった方が良いでしょ。

11話目 ☆3
撃ち続けろや、倒れても。まあ、軍医というのは、ツラい立場だよな。

12話目 ☆1
首の飛び方よ(苦笑) そこまで、ハンクにこだわる理由が、イマイチ伝わってこないな。ホモか? なんか、スーパーサイヤ人になった(笑) はよとどめさせや。しかも、結論は投げっぱなしジャーマンか。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 25

64.0 226 2019年度アニメランキング226位
嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい2(Webアニメ)

2019年11月22日
★★★★☆ 3.3 (56)
209人が棚に入れました
2018年に発表され、全世界に衝撃を与えた
アニメ『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』の続編。
前作に続いて登場するメイド、シスターに加え、歯科助手、
本屋の店員、JC、双子といった新キャラが追加され、
「嫌パンワールド」は新たなステージへ!

声優・キャラクター
石上静香、秦佐和子、竹達彩奈、上坂すみれ、上田麗奈、高森奈津美

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

サークル「アニマルマシーン」40原氏による、累計発行部数7万部を超える人気同人誌シリーズのアニメ化第2弾。

1期が放送されたのは2018年の夏アニメでした。
それから約1年…まさか2期が放送されるとは夢にも思っていませんでした。


嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい本とは
サークル「アニマルマシーン」40原氏による、累計発行部数7万部を超える人気同人誌シリーズ。
メイドや JK、ギャル、OL、ナース、巫女等々の美女に蔑んだ目をされながら、
おパンツを見せてもらうご褒美シチュエーションが楽しめる作品となっている。
イラスト+テキストのスタイルの他、漫画、ノベル、写真集等様々な
スタイルの商品群がリリースされており、多くの紳士を魅了し続けている。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私には累計発行部数7万部という数字がどれ程凄いのかは分かりません。
でも同人誌の中ではかなり売れている作品という感覚はあります。
メイドさんと巫女さんはフィギィアも発売されていますしね。

まぁ、キャラデザのクオリティは文句なしに高いですからね。
でも、蔑まれながら下着を見せて貰うってどういう需要なんでしょう?
個人的に楽しみだったのは「誰じる声優さん」の1点に尽きると思います。

こちらが1期の登場キャラと声優さんです。
第1話 伊東ちとせ メイド 石上静香さん
第2話 yuina アイドル 長野佑紀さん
第3話 高山マリア シスター 秦佐和子さん
第4話 出雲いおり 巫女 赤﨑千夏さん
第5話 棚橋美鈴 ナース 古賀葵さん
第6話 瀬賀あいり 女子高生 佳村はるかさん

そしてこちらが2期の登場キャラと声優さんです。
第1話 伊東ちとせ メイド 石上静香さん
第2話 双葉夢乃、華乃 双子 あやち
第3話 松浦詩織 本屋の店員さん 上田麗奈さん
第4話 早川菜摘 歯科助手 すみぺ
第5話 藤野莉子 JC 高森奈津美
第6話 高山マリア シスター 秦佐和子

最初はコロコロと軽やかな声質が徐々に冷たく変化していく…
その様変わりする演技は流石声優さんだと思いました。
一般人には絶対できない芸当ですから…

全6話の作品でした。
公式HPには同人誌が紹介されていました。
現在7巻まで発刊されているのでしょうか。
その他には円盤や書籍が紹介されているのですが、何やら奇妙のモノを見つけてしまいました。

「嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい本男子部」

それこそ需要あるのでしょうか!?

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

変態さんいらっしゃい!

【概要】

アニメーション制作:UWAN PICTURES、A-Real
2019年11月23日 - 12月28日までニコニコ動画で配信されたwebアニメ。
原作はイラストレーターの40原氏による同人誌で、コミックとらのあなによるアニメ化企画。

監督は、深瀬沙哉。

【作品の解説】

色んな職業や年齢の若い女性から蔑まれつつ、
最終的にはおパンツを見せてもらうシチュエーションがテーマの、
各話独立した短編。

【感想】

500万円以上の制作費を佐藤郁雄プロデューサーに持ち逃げされた作品。
アニメ会社は被害者ですね。
ヤ●カンもですが悪事はデジタルタトゥーとして半永久的に残る時代。
バカなことをやっちゃいけませんね。

さて、本題。かつてはオタク産業を支えていた同人文化・エロゲも勢いを無くしていて、
また、作画さえ良ければ称賛されていてた時代とは違って、
アニメファンの目が肥えてしまっていて、
シナリオの面白さや高度な演出が作品に求められているご時世に、
こんなエロもどきなアニメを出す姿勢は実は嫌いではないです。

とはいえエロが好きなら、年齢指定のあるゲームや映像に手を出せばいいですし、
おパンツを見るのがゴールであるこのアニメならではの、
他の作品と差別化された売りがなければならないわけでして、

このアニメの場合は、エロゲのように男性キャラの視点で画面が動くために、
画面に手以外の姿を見せなくて一切声がない男性キャラ(視聴者のアバター)
に対して、延々話し続けている女性キャラの反応。
最初は男性に対して敬意と好感を持って笑顔で接していた美少女たちが、
男性からの生下着を見せてとの懇願に幻滅して表情・声ともに不機嫌になっていく、
その芝居がメインディッシュで、おパンツは食後のデザート的なもの。

女の子に怒られて罵られることに快感を覚えるマニアなら多分楽しいでしょうね。
女性声優さんたちの芝居が割と良かったので甘めな評価になってしまいました。


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

そこにパンツがあるから

下着なら誰のでもいいわけないと思うんだよなあ。
でも、罵倒しつつも見せてくれるんでいいですね。
2期も変わらずどうでもいい作品ではあるが、1話5分なので、さくっと見てしまった。なんだか嫌な顔されながらも見せてもらいたい気持ちが少しずつ理解できてきたけど、女性を傷つける言動は良くないね。

歯科助手の早川菜摘さんせっかく勇気出して可愛かったのになあ。
シスターになんて手紙読ませてんだ。しかも頭文字でパンツへの思い伝えるとか。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
2018年に発表され、全世界に衝撃を与えた アニメ『嫌な顔されながらおパンツ見せてもらいたい』の続編。 前作に続いて登場するメイド、シスターに加え、歯科助手、 本屋の店員、JC、双子といった新キャラが追加され、 「嫌パンワールド」は新たなステージへ!


1. 伊東ちとせ(メイドさん)
再びパンツを見せて欲しいと懇願する主人公に、メイドの伊東ちとせは「もしかして、私のだから見たいんですか?」と問いかけるが、 その返答はちとせの想像を超えるものだった……

2. 双葉夢乃(姉)、華乃(妹)(双子)
家庭教師の主人公は、成績が上がったご褒美に夢乃と華乃から遊園地に連れて行って欲しいとせがまれるが……

3. 松浦詩織(本屋の店員さん)
本屋の店員である詩織は主人公の来店を喜んで出迎え、注文した本の感想をぜひ聞かせてほしいと告げるのだが……

4. 早川菜摘(歯科助手さん)
歯科助手の菜摘は「痛いのを我慢して治療を終えることができればご褒美をあげる」と持ち掛けるが……

5. 藤野莉子(JC)
誕生日祝いのデートでファミレスに入る主人公と莉子。プレゼントを満足そうに眺める莉子は、お返しに主人公の誕生日祝いの提案をするのだが…

6. 高山マリア(シスター)
主人公の来訪を温かく迎えるシスターのマリア。主人公はマリアに手紙を手渡すが、そこに書かれていた内容とは……

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

64.0 226 2019年度アニメランキング226位
ゾイドワイルド ZERO(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
66人が棚に入れました
ゾイドとは、銀河の彼方に生息する、戦う意思を持った金属生命体である。惑星が最後を迎え、人類は第二の故郷として地球を目指すが、ゾイド因子の暴走と不慮のタイムワープで突如、21世紀の地球にゾイドが出現。ゾイドによる破壊と度重なる地殻変動で地球は一度滅びた。レオは自ら発掘したビーストライガーを相棒に、地球の未来を左右する少女サリーと冒険の旅に出発した。

声優・キャラクター
野上翔、千田葉月、保村真、日笠陽子、増田俊樹
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

35話位からは楽しい所が増えたかな?【辛口注意】

2019年10月放送開始のTVアニメ。ゾイドアニメシリーズ6作目であり、ワイルドシリーズ2作目となります。
テレ東系が見られず見逃し配信で視聴しているため、見返せなくても良いように各話メモしていたら文章量が膨大に…。最後まで視聴してから投稿しようと思っていましたが、読む人が大変だと思うので一度上げます。
固有名詞間違い、駄文ご了承ください。

内容は濃いけど、個人的には好きな回とそうでもない回の落差が激しいです。辛口部分もあるのでご注意願います。


【各話メモ】
{netabare}
第1話「誕生!ビーストライガー」
{netabare}21世紀の地球に降りる宇宙船とゾイド。ゾイドと大きな地殻変動により文明が滅ぶ。物語の舞台は新地球歴0030年。
武器を持たない白いライガーと惑星Zi(なのかな?)から移住して第2世代の主人公レオは最初から相棒らしい。今度のライガーは優しい性格かな?街中ではゾイドが公道を歩いているし普通に受け入れられているみたい。その様子や主人公の運び屋という仕事、ライガーとの関係がフューザーズを思い起こさせる。廃墟でバズと共にレアメタル(ジャンクパーツ)回収で資金稼ぎしていると(主人公の身体能力が非常に高い)ジャミンガ(錆びて野生になったラプトールっぽい?ゾイドのなり損ないと言われてる)に襲われているサリーと出会う。
帝国軍のリュック隊長に追われるサリーを守ろうとするが追い詰められる。リュック隊長の軍服の背中の部分にキャノンブルと接続する機能があるみたい。サリーは持っていたペンダントをライガーに投げるとレオの腕に機械が一体化し、ビーストライガーへ姿を変える。マシンブラスト(兵器開放)で倒れなかったライガーはエヴォブラスト(進化開放)し、3人は無事に逃げ切った。
本来は耐Bスーツが無いとワイルドブラスト時のコクピット内は辛いらしい。レオは不思議な力で守られているみたい?隊長の「あれがボーマン博士の研究成果か」というのはサリーのこと?ボーマン博士はサリーのおじいさん。
・感想・
OPEDともに曲は良い印象だった。ゾイドアニメはシリーズ全体通してイメージカラー青なのかな?ワイルドゼロ単体だと青いイメージがあまり無いんだけど、OP曲名が「blue blue blue」。
音楽が平野義久さん。大好きです。平野さんは作曲・作風の引き出しが多すぎる。ちょっと聞いたくらいじゃ絶対にわかんないwちょっと聴いただけで作曲者がわかるのは没入感を阻害するので好きじゃないけど、本作は好き。{/netabare}


第2話「爆砕の武器庫!バズートル」
{netabare}OP映像はまあまあ。
ライガーはレオが発掘して復元したゾイド。レオは左半身が機械に。バズは帝国軍とことを構えるのは嫌がるが、レオは特に何も言わない。
夜中に出て行こうとするサリーを引き留めるライガーとレオ。レオの体を見てショックを受けるサリー。ウォルター・ボーマンはサリーのおじいちゃん。(人の住めなくなった地球からサリーたちの母星に移民したが、その母星も滅びる。ゾイド因子を地球に持ち込んで再生エネルギーの問題を解決し、地球由来のゾイドを発生させ地球再生に役立てる計画。地球に帰る時に科学船がジャックされ、航路を変えたためその後何があったかわからない。サリーと博士は地球に到着したのは1年前。他の移民団は30年ほど前に到着しているため、レオ達は第2世代。)
ズィーフォーミング計画は上手く行かず、第一世代は呼吸器が必要でジャミンガが発生した。
ワームホールの影響で科学船が地球に到着したのは移民船が着く100年前。滅ぶ前の地球に到着したことでテラフォーミングは失敗し、地球が壊滅。ゾイドも稼働できず石化し地中に。いまやゾイドは発掘されるもの。
博士は誰にも気づかれないように地球再生の研究を続けていたが、帝国に知られてしまった。
バズの身元から帝国に居場所が割れ、バズートルに襲撃される。サリーをおじいさんに会わせるのがレオの当面の目的。
・感想・
レオは左半身が一部機械化してることを何も言わないけど良いのかな?サリーがショック受けてるから、体を元に戻すためにおじいさんに会いに行く展開かと思ったら全く言及されない。その目的もあるのだと思いたい。
キャラクターそれぞれの人柄と目的がちょっとしか出てなくてまだ設定説明ばかりなので様子見。{/netabare}


第3話「飛べないライオン」
{netabare}今回からしっかりしたナレーションが入るようになるのかな?
帝国軍から逃れるために海を渡る一行。サリーのペンダントが指し示す場所(ズィーフォーミングの施設)を目標に動くことに。帝国の海上演習場に迷い込んで逃げようとした所にスナイプテラ(ギレル中尉)によりライガーは落とされ、間一髪のところを共和国軍のトリケラドゴズ(ディアス中佐)に救われる。
・感想・
レオが窓からスナイプテラを夢中に見ててバズが困った顔するのが好き。バズが意外とレオに振り回されてるのかも?年の離れた兄と弟みたいな感じなのかな。
レオがライガーに大人しくしててっていう所は可愛くて良かった。{/netabare}


第4話「ゾイド遺跡を死守せよ!」
{netabare}共和国軍に助けられ大規模な遺跡に連れていかれる一行。バズとサリーが和む。考古学者の女性ジョー・アイセルに出会う。帝国軍を警戒するディアス、遺跡の襲撃をもくろむアルドリッジ。
レオの父親ジョシュア・コンラッドも考古学者?アイセルの憧れ。父親は行方不明になっている。サリーは祖父の「森羅万象には良い面と悪い面がありゾイドもそう。ゾイドは一度は地球を滅ぼしたが、地球と共存できる」という言葉を思い出す。レオの父も同じような思想の持ち主だったらしい。
21世紀の遺産(地下駐車場のジャンク)を漁りに入るとジャミンガの群れ。ライガーは地下に入れず、アイセルのラプトリアに助けられる。そこに帝国軍のスティレイザー(アルドリッジ少佐)を囮にガブリゲーターの小隊が襲撃。レオとライガーは、スティレイザーも敵に加勢したため苦戦。地下に爆弾を仕掛けて足場を崩し撤退させる。ガブリゲーターが煙幕使っててワイルドを思い出す。地球の自然は再生の兆しがある。草や水に触れようとするライガー。
地球考古学者アイセルが旅に加わる。ディアス中佐に目くばせしてたの何故?
・感想・
ライガーに動物らしい動きが増え、アイセルのラプトリアも威嚇の様子を見せる。野生を取り戻していくということなのかも?レオがバズから「生活のことも考えろ」みたいなこと言われてて、子どもらしさが見えてきた。サリーは結構成り行きって感じだけどどうしたいんだろう。
地球に本来いなかったはずのゾイドがどうやって地球と共に歩んでいくのか。あらゆるものは善悪の二極化では考えられないという点は前作に続き提示され、ジャミンガがその描写を担ってくれたらいいなと思ってる。
アイセルは歴史を調べ、バズは今を生きることを考える。この二人に支えられてレオとサリーは明るい未来を創っていくことになるんだろうか?(2019.10.27){/netabare}


第5話「裏切りのガトリングフォックス」
{netabare}光学迷彩で共和国軍基地に攻撃を仕掛ける帝国軍のガトリングフォックス。作戦後に動かなくなるなど、おかしな挙動を繰り返す。作戦行動の折、バーン・ブラッド二等軍曹はフォックスを制御できず逃走してしまい、ボーマン博士に出会う。
帝国軍の証であるゾイドオペレートバイザーはゾイドを乗り手の意のままに操るもの。帝国からするとゾイドは戦争するための物だけど、ゾイドの闘争本能はゾイド自身のもの。博士に曰く、フォックスにとって自由を奪われるのは何よりも耐え難い。軍属であることを捨ててフォックスの命を助けるか?
レオ達は船を入手するものの現在地の確認できずにいると、フォックス捜索中の帝国軍に襲われ、サリーとバズが人質にされる。そこをバイザーを取ったフォックスとブラッドに救われる。サリーはフォックスにまた出会える気がする、という。予告からすると次回も登場するかな?
・感想・
ブラッドの軍人という道とフォックスの意志・命の二択。ブラッドのこれまでの人生が描かれず、フォックス自身はブラッドをどう思っているのか不明確なのは難点。
前作と違うのはゾイドの命が人間に握られていること。前作だとゾイドは常に乗り手の心を問い、同じ志を抱いた時にゾイドキーが出現した。今作だと人間の手に委ねられるものが増えた代わりに責任や背負うものも重くなっている。ゾイドキーが無いから心が通じているかを確認する術が無い。これが今作で吉と出るか凶と出るか?まあゾイドキーの無い作品の方が多いので、それに代わる表現があれば良いのだから期待したい所。
車の中でバズが愛嬌があるの良いなあ。サリーは軍事技術の知識に明るい?アイセルは共和国軍との仲介役。
ちょっとした疑問だけど、バイザーをゾイドの意志を無視するものと描いてしまって良かったのかな?これをデザインして発売されている玩具もあるし、ゾイドの兵器としての側面も一概に悪いものとして描いてほしくない気持ちもある。様子見案件。(2019.11.4){/netabare}


第6話「悪魔の翼!スナイプテラ」
{netabare}最強のゾイドを作り上げることを目的に、共和国から環境や資金で有利な帝国へ移ったランド博士は、かつて地球の三分の一を滅ぼしたと言われるゾイド・ジェノスピノの化石を集めて復元しようとしている。ランド博士はバイザーや耐Bスーツの開発者でもある。スナイプテラのライダーであるギレルをそのライダーにする予定。
帝国は共和国より1年遅れて地球に到着し軍備増強等を急がなければならなかったので、共和国からランド博士を招聘し、今はジェノスピノの開発で共和国とのゾイドによる覇権争いに決着を付けたい。
レオ達は帝国から逃亡したブラッドに話を聞く。ブラッドにとっては帝国との決別の意思表明、フォックスに好きにさせてあげたかったこと。共和国軍のアイセルが言うにはバイザーはゾイドの意志を奪いロボット化するもの。ブラッドからはおじいさんの情報を得て別れ、食堂でジャンク屋からおじいさんの居場所を知る。
ギレルとランド博士は化石を回収していて、レオ達がおじいさんを追った同じ山中で遭遇。スナイプテラに撃墜されるライガー。
・感想・
ギレルは軍人としては相当なはねっかえり。傲慢にも見えるが実力は確か。でもスナイプテラは今後他の軍人に乗られることになるのかな?
帝国が力任せに軍備増強する理由はわかったけど軍内部の描写がちょっと適当な印象。しかも共和国軍側はそれ以上にガバガバすぎる。
ブラッドさんはキャラとしては好きだけど、帝国に家族とか居ないの?軍人としての出世欲とはどう折り合いを付けたの?フォックスとのやりとりがもう少し観たかったけど流れはまあ妥当な所か。
物語を進めるばかりではあるけどバズ・アイセル・ギレル・ブラッド達は性格がわかって来てる。レオとサリーに何かもう一押し欲しい。ボーマン博士がジープを動くようにした変な機械って?
バイザーについての違和感が増す。作品全体としては兵器としての側面を否定する描写は無いが、ゾイドの意志を無視するのは悪いことだと描いていると感じる。
まがりなりにも戦争を扱うのなら帝国と共和国が善悪偏った描き方にならないで欲しい。国の在り方はキャラクターの生活や思想に大きく影響する部分だし、早めに明かしてくれると色々理解も深まるはずだけど。
バイザーと軍の描写の2点はひっくり返してくれるのを期待したい所。(2019.11.9){/netabare}


第7話「ライガー奪還作戦!」
{netabare}谷底に落ちて急流に流されてレオとはぐれ、帝国軍に回収されるライガー。レオを救助に行ったアイセルは地下の滅びた都市を見つける。その様子からジェノスピノが破壊したもの?ジャミンガも多くいて、倒れたレオに群がっている。アイセルがジェノスピノの名前を出す。帝国では化石が集まりきらずギレルに毒づくランド博士。
ライガーのために焦るレオ。レオを心配するサリー。共和国軍の施設で治療を受け、ライガーの情報を得て帝国のザガート基地からの救出作戦に出る一行。立場上ディアス中佐は帝国へ共和国から仕掛けることは出来ないため、4人はジャミンガを使って工作してザガート基地に入る。レオ、サリーがライガーを修理し(レオの左手に反応してライガーのキャップが取れたのは何故?)バズが提案して武装を付ける。アイセルはザガート基地のシステムをハッキングして帝国基地から共和国軍領地への誤射を演出し、帝国軍が門を壊してレオ達を脱出させる。帝国がジェノスピノを復活させようとしているとディアス中佐から伝えられる。
ジェノに語り掛けるギレル。
・感想・
キャラ描写が全員良かった。ギレルとランド博士のやりとりも。全体的に子ども向けらしい表現が多かった印象。サリーは特に良かった。レオを心配し、ライガーの救出を手伝い、友達らしいやりとりが見れたと思う。
アイセルの機転も良かった。帝国から工作員がいたことを追及されたらヤバない?とちょっと心配ではあるけど。
「心と心が通じれば、ゾイドはかけがえのないパートナーになる」これが共和国側の考え方で良い?そうなると軍備としてのゾイドの運用はどんな感じなんだろう。
ラストでギレルがジェノスピノに呼びかける。ジェノに意志を認めるのならギレルは道具扱いだけとは言い切れない。強い兵器としてゾイドにこだわるならギレルにとっては相棒となるはずだし、ギレルの人間性ともマッチする。ランド博士は腕を気にしていたし呼吸器使ってないのが気になる。ジェノに対してはマッドな惚れ込みよう。
ジャミンガ大活躍だけど、結構酷い扱いかも知れないwライガーにやっと武器を積んだと思ったら取ってしまった…毎回改造して武装を取っていく展開だったら面白いかも。ラプトリアとライガーが可愛い。(2019.11.16){/netabare}


第8話「猛撃の重戦車!キャノンブル」
{netabare}キャノンブルに追跡され、砂嵐の中を進む一行。砂嵐の外に出たと思ったら21世紀の時のまま保存されたような街に出る。急に地面の穴からジャミンガが現れる。レオが父親の研究にあった「ボルテックス」の話をする。砂嵐(未知のエネルギー)に守られ時間の流れもおかしくなった街を見つけた、その不思議なエネルギーが「ボルテックス」。その時サリーのペンダントが、町の中の巨大な穴に導く。ペンダントと穴の奥の何かが反応して光る。
レオとサリーが探索に入り、地下鉄の線路を辿ると大きなキューブ…ジーフォーミングの端末がある。レオの体のゾイド因子と反応し、サリーが再起動することで、端末は地下へ潜っていく。端末が正しく起動したから。
地上に出るとバズとアイセルが帝国軍の捕虜になっている。サリーが帝国軍に投降しようとしたとき、端末が正常に働き始めたため街が朽ちていく。混乱に乗じて反撃に出るライガーとラプトリア。帝国軍をかわした一行はサリーのペンダントとレオの父親の手記の「ボルテックス」の場所を頼りに端末を探すことにする。
次回ギレルがライガー討伐に出るか。
・感想・
今回もラプトリアの動きが可愛い。アイセルもラプトリアに乗る時耐Bスーツ使ってる。これがないと本能開放できないのは帝国も共和国も同じ。レオがゾイド因子のせいで明らかに普通じゃなくなってるんだなあと。アイセルがキャノンブル二機を手玉に取るのは良かった。乱戦・混戦になると小型ゾイドも活躍するので嬉しい。
レオにはゾイドの改造に詳しいって設定があるんだから、隊長のキャノンブルの武装変更には自分で気づく方が良かった気が。レオの腕が機械化したのがゾイド因子のせいだって話、今までに説明されてたかな?個人的に予想はしてたけど本編内でちゃんと知らせて欲しい。結構気にしてたから見逃してはいないと思うんだけど…。
ランド博士も左手?気にしてたからゾイド因子の影響を受けているんだろうか。地面からジャミンガが現れたし、地下の端末が正常に機能してないからジャミンガが発生するということだよね?
キャラ設定を使いこなせてなかったり、説明不足が目立つ気がする。もう8話なのに何となくもやっとする。明かせない謎は別だけど、説明はもっと端的にして欲しい。バズのキャラクター描写が一貫しないのもストレス。コメディリリーフなのかレオの保護者ポジなのか、明確にしてもらえると良いんだけど。(2019.12.1){/netabare}


第9話「空へ吠えろ!ライガー反撃‼」
{netabare}バズが旅費調達のために手に入れた怪しい地図を頼りに荒野を進む一行。100年前の航空母艦や飛行機を見つけるが、軍事的な遺産のため共和国軍のものに。100年前の装備なのにカタパルトが動く。アイセルが居ない間に、言いつけを破って内部を調べに入るレオ達。船内でジャミンガの群れの死骸を見つける。
アイセルはディアス中佐から「彼らの監視と報告を」頼まれる。やはり軍の仕事だったんだね。
帝国軍がビーコンを受信して見つかってしまう。「共和国が領有を宣言しているが実効支配していないから上層部に連絡しよう」
レオ達はディメパルサーを筆頭とした帝国軍の部隊と交戦。スナイプテラが襲来したのをカタパルトを利用して撤退させる。ビーストライガーはスナイプテラにまた会える気がする、と。ギレルもレオへの評価を上げる。
・感想・
最近サリーが行動力を見せてくれて嬉しい。バズはコメディリリーフ寄りになってるけど、地図の入手・探索・カタパルト準備など縁の下の力持ちといった描写は悪くないと思う。ギレルがレオとライガーをライバル認定したっぽい?これも良かった。
…アイセルはやっぱり監視任務なのですね。そうだろうとは思っていたけど、個人的には子ども向けアニメでこういうのを最初から明らかにしていないのはもやっとする。共和国と帝国はまだ国境線が定まらず領地争いをやっているわけだ。予想はしてたけど、両国の生活の描写が無いので解りにくくなってる気がする。
私は近接格闘戦・修理整備シーンが好きなので、重火器の打ち合いが多くて見てて楽しくない時も。一番生き生きしてて楽しいのはラプトリアかも。(2019.12.9){/netabare}


第10話「フォックス捕獲指令」
{netabare}ジャミンガを退治したりして生計を立ててるバーン。帝国にも共和国にも頼らずに生きている街もあるみたい。発掘のプロを名乗るエドという中年男に発掘現場の孤島のジャミンガ退治を頼まれる。一方のレオ達も海上運搬の仕事を受けている。
ラプス島は10年以上前に取りつくされたと言われているが、エドは諦めていない「ゾイドの発掘は人生を懸けるにふさわしい仕事」。二人で島に入るがバーンは取り残され、エドが手引きした帝国軍に襲われる。
海上から砲撃され陸上ではラプトールに襲われ捕獲されるが、一度は自力で脱出。エドが手引きしたことを知るが、帝国に島を破壊されてエドも気落ちしている。エドの船で逃げようとするが追い詰められたところを、運搬仕事で船で移動していたレオ達に助けられる。バーンとは別れるけど、レオ達の仕事は間に合わなさそう…。ラプス島の地面から何かが見えている。
・感想・
お仕事の話は好き。レオ達や普通の人達の暮らしぶりが見えたのは良かった。最後にエドにフォローが入るかと思ったんだけど無かったのが勿体ない。エドも帝国軍を追い払うのに小さくても良いから活躍があればもっと面白かっただろうに。エドはマスク付けてないけど第2世代ということ?バーンはまたフォックスに強化したバイザーを付けて使われると言われて怒る。そりゃそうだよね。バーンは後ろ手に縛られたまま海に飛び込んでよく生きてたね…。
今回は作戦行動や戦闘が良かった。ただフォックスが岩場を上る時とか不自然?。スティレイザーとフォックスの本能開放でフォックスが撃ち負けるシーン良かった。次回予告、バーンまたレオ達に合流する?今回ラストで別れずに同道してても良いような気がするけど。なんだろう、全体的に話の繋ぎがおかしい時があるのが気になる…。(2019.12.15){/netabare}


第11話「灼熱の破壊竜ジェノスピノの復活!」
{netabare}ギレルは病床のコリンズ准将を見舞い、ジェノスピノの復活を誓う。基地にはアルドリッジ少佐も。そこにランド博士からジェノスピノ最後のパーツがイージスバレーで発見されたとの報せ。回収に乗り出すが、空輸の途中にパーツのエネルギーで山火事が起こる。
船で移動中のレオ達は共和国軍の連絡で山火事の現場へ。化石は発見次第破壊することに。バーンが一般人の救助の依頼で動いていて、待機中のサリーたちに合流する。レオとアイセルはバーンの案内で化石の元へ。
スナイプテラで現場へ向かうギレル。ギレルの足止めで帝国の輸送が間に合い、レオ達は化石を持ち去られる。ジェノスピノが完成するものの、コリンズ准将は亡くなり、アルドリッジ少佐がどういう方法でかジェノスピノのパイロットに任命される。
・感想・
今回のイージスバレーのパーツが最後だというけど、前回のラプス島の残された化石はなんだろう?
コリンズとギレルの会話良かった。病気であることは前の登場時にはっきり描いておいても良い気がするけど、そういえば前も杖をついていたっけ?惑星Ziに居た頃のコリンズの二つ名「黒い荒鷲」はスラゼロネタでしょうか。熱くなるギレルは人間味があって良い。ギレルとコリンズ、親子のようで良いですね。ジェノスピノのことではランドとギレルは気が合いますね。この二人仲良く喧嘩しな!って感じ良い。今作はドラマ性の描写がギレルとバーンに偏っている気がしてならない。
コリンズとランドは屋外ではマスクをしているので、屋内なら外しても大丈夫という事だろうか。第2世代は耐性があるから単に慣れの問題なんだろうか。
レオ達が共和国軍に良いように使われてる感があってスッキリしない。アイセルがレオ達の監視任務も負っていることをレオ達が知っているならモヤモヤしないと思うんだけど。
ラプトリアが今回も可愛い。ジェノのCG流石だけど、もう少しハッタリきかせた演出しても良い気が。(2019.12.23){/netabare}


第12話「無敵の咆哮!ジェノスピノ!」
{netabare}アルドリッジ少佐がシーガル准将によってジェノのライダーに任命される。共和国軍に身を寄せるレオ達。巻き込むわけには行かないというディアスだが、アイセル「レオ達はもう巻き込まれている。彼らは地球を愛してる。気持ちは我らと同じ」
ジェノに共和国軍の基地を破壊される。帝国軍シーガル准将から共和国軍ギャラット少将との通信で、ジェノによる共和国軍基地の破壊はコリンズ准将による暴走であると嘘をつく。ギャラット少将も気づいている様子。シーガル准将は軍事力としてしかジェノを見ておらず、ランド博士はライダーが誰でも構わない。(ギレルはコリンズ准将の執務室に立つ様子がワンカット入る)
都市要塞モザイクにジェノが襲来する。モザイクは共和国軍象徴とも言える場所。テラフォーミングシステムが正常に機能し再生した希少な場所で、その「希望の地」を守るために要塞都市がある。
都市内にジェノを誘い込んで罠に嵌めるがジェノを傷つけることは出来ず、重火器を積んだライガーとフォックスでも倒せない。ライガーは大破、それを守ろうとしたディアス中佐のトリケラドゴスは再起不能に。取り逃したジェノスピノは共和国の首都ネオへリングに向かう。
・感想・
ディアス中佐がレオ達を巻き込みたくないって言うのはどの口で言うの?としか思えない。軍服のまま身分を隠さずアイセルを同行させた時点で嫌でも巻き込まれるでしょうに。
チーム内でのバズの役割がいまだにはっきりせず、今回のような場合に何もできない(役割が無い)のが結構ストレス。バズは役割次第ではかなり好きな立ち位置なんだけど。ていうか役割が比較的明確でかつ好きだなって感じるキャラがギレルとアルドリッジ少佐くらいしか…。
近接戦闘多くて作戦行動があり楽しめた。個人的にギレルに期待するのはジェノスピノとの関係かも。(2019.12.29){/netabare}

第13話「漆黒の魔獣!ドライパンサー!」
{netabare}ジェノスピノを止めるために行動し始める共和国軍。ライガーは瀕死の状態。急に要塞都市モザイクの周辺が金属化し始め、リジェネレーションキューブの端末があることがわかる。アイセルとサリーが端末の再起動に向かう。モザイクの環境は変化し続ける。
ジェノスピノの操縦で消耗するアルドリッジ少佐。シーガル准将は共和国軍からの連絡を無視。ランド博士がシーガル准将に、要塞都市の端末を回収するよう依頼するが疎ましそうな様子。(ランド博士は最高科学顧問として将官クラスの権限を持っている)ランド博士のデスクに家族との写真。多分孫娘はサリー?ドライパンサーがモザイクに進軍する。
コリンズ准将の遺志を継ぐ決意をするギレル。共和国軍のディアス中佐を頼り、コリンズ准将の名誉のためにジェノスピノを止めて欲しいと頼む。ギレルが捕虜となり鹵獲された体を装いスナイプテラを使い、ライダーであるアルドリッジを狙うことを提案する。
レオは生身でサリーたちのフォローに向かい、地下を通って湖の下の空間に出る。一方ビーストライガーはボロボロの体で湖に入る。湖底で端末を再起動するとキューブは地面の中に潜り、湖底から石のコンテナのような物がレオ達の前に現れる。
ジャミンガや帝国軍ドライパンサーの襲撃に苦戦するフォックス。
・感想・
今回は良い所が多かったと思う。ギレルがここまで型破りな行動に出るとは思わなかった。良く気づかれなかったなあ。ギレルの行動原理がさらにはっきりしてきた。アルドリッジ少佐死んじゃったりしませんかね…;;好きなんで生き残ってください。
ライガーが湖に沈むのを見てバズが慌てる様子は和んだ。せっかくならライガーから止めようとするバズへの反応があれば良いのに。森や水場はゾイドにとっても癒される場所。サリーが「レオはライガーについていて」と言い、それを結局振り切ってレオが救援に向かうのも、レオとサリーの自主性を感じた。
場面転換が多すぎるようには感じる。ドライパンサーはお披露目のみ。個人的には、ライガーから周囲の人間への感情表現をもっと見たいかも。
(2020.1.12){/netabare}

第14話「超進化!ライジングライガー‼」
{netabare}ドライパンサーに苦戦するフォックス。
湖底でコンテナから目覚め、ドライパンサーを退ける白いライガー。ペンダントの力だと思われる。自身の意志で強くなろうとするライガー。
共和国軍はジェノスピノ進行を防ぐため、鹵獲したスナイプテラを利用することに。アイセルにも増援要請。
ライガーの回復はキューブとゾイド因子の相乗効果によるとランド博士は結論する。ボーマン博士はその二つを使った地球再生を考えていたのではないか。
瓦礫の中からライガー改造のためにパーツを集める一行。ブレードも修復して載せて完成。復活と改造が別なのが良いですね。
ジェノスピノにより消耗するアルドリッジ。ジェノスピノは海を泳いで共和国軍の首都へ。ディアス中佐はスナイプテラでアルドリッジの消耗を狙う。マシンブラストを繰り返したことでアルドリッジが昏倒しジェノスピノは停止。
一方ドライパンサーはライガーを襲うが隠密性が有効でなく、覚醒したライジングライガーに倒される。
・感想・
今回は面白かった。修理シーンがずっと見たかった。ゾイド達の仕草や感情もとても良かったし、復活と改造(パワーアップ)が別々なのが好き。
ジェノスピノのマシンブラスト、柄の所伸びるんですね。ギルラプター、ボーンとアーマーの色が逆になった機体が。
ライジングライガーとレオの意思疎通の様子が良かった。今回はキャラ描写も良くて、サリーも生き生きしていたし、お茶を差し入れるバズもワンカット入ったり。サリーが「とっても強そう!」って可愛いwアルドリッジ少佐には無事に帰ってきてほしい…。もしかしたら一番好きなキャラかもしれない。
新EDでゾイドが走っていくの好き。次回予告とゾイド紹介も二人体制で好き。ずっとレオとレギュラーキャラ誰かでやって欲しい。
{/netabare}  

【以下、15話~22話まで】
{netabare}
第15話「破滅竜ジェノスピノを追撃せよ!」
アルドリッジは消耗しジェノスピノも停止したように見えたが、ジェノスピノはライダーなしで暴走し始める。首都に向かうのを止めるためにディアス中佐やレオ達はジェノスピノを追撃する。共和国軍は廃墟で迎え撃つが足止めできない。ガノンタス、グラキオ、トリケラとか。
ゾイドコアを狙う作戦をサリーが提案。ギレル「無謀だがライガーのライダーが俺の想像通りなら」「こんな愚行を犯すためにジェノスピノは復活したのではない。この事態は帝国の望むところではないと信じている」レオ「ライガーはジェノスピノを止めるために進化した」
ギレルがバイザー付きキャタルガを使ってビルの下敷きにしてレオとライガーが攻撃。ジェノスピノを停止させる。ランド博士はジェノとライガーのデータ収集していた様子。ジェノスピノをどうするかは帝国と共和国の上層部が協議して決めることに。
サリーはゾイドのためにボーマン博士の目的を果たすと再度決意する。レオ、ギレル、バーン、ディアスの顔合わせ。コリンズ准将の汚名は雪がれたと言ってギレルは帝国に戻る。
・感想・
格闘戦が良かった。ライガーとレオのやりとりも。
捕虜であるはずのギレルの扱いはグダグダ…まあそれどころでもないけれど、何の交換条件もないとか、相変わらず気になる…。アルドリッジ少佐が心配。ギレルは准将の汚名は晴らされたというけど、どうだろうなあ…。サリーが自分の意志でボーマン博士の仕事を受け継ぐ流れがさらに明確になったのは良かったかな。
レオ、共和国軍にスカウトされるのか…。あまり共和国軍に肩入れしてほしくないと思ってきたけど、ギレルがジェノを戦争の抑止力として本気で考えているなら、レオが共和国軍に協力する流れになってもどうにかバランスは取れるかもしれない?両国の戦いが和平で終わるだろうことは想像できるけど。(2020.1.30)

第16話「徹底研究!これがライジングライガーだ!」
帝国女帝フィオナと共和国大統領との会議と和平。ジェノはそのまま残されることに。ネオへリック招待されたレオ達。軍に戻るアイセル。ディアス中佐の両親の歓待を受けるレオ達。第一世代は上部のマスクが必要ない場所にいる。ドーム状になってる?
ディアスと昔馴染みらしいシェリー・ハント大佐。レストランでレオに勲章を渡す。一般にはレオがジェノを止めたと知らされていないから?
シーガル准将は帝国で軍事裁判を受け、アルドリッジ少佐は意識不明のまま。ギレルはランド博士と衝突する。
シェリー大佐からライジングライガーのデータ収集を依頼されるレオ。ライガーを管理したい大佐に軍人にならないかといわれるがはっきり断り、勲章も返してしまう。アイセルが監視任務を継続することに。
ディアス中佐の両親から「君たちにも生きた証を残してほしい。地球人として」
・感想・
仮想敵として色んなゾイドが出てきて良かった。
まあ、軍との関係は妥当なところに収まったかな。金巻さんの脚本好き。
中佐の両親が出てきて良かった。アイセルが情が移ってるのもしっかり描かれて大分スッキリした。もう少し人間関係が軍意外と作られたらいいんだけど。首都の暮らしぶりももっと見せて欲しいな。食事シーンが好き。ていうか生活の様子が見れるの好き。一度渡された勲章を礼儀正しく返したレオ良かった。(2020.2.2)

第17話「逃亡者ボーマン」
総集編
リュック隊長はボーマン博士を追っているが取り逃している。
キューブの反応がある村へ向かうボーマン博士。
・感想・
総集編にしてもちょっと意図が…?ボーマン博士がほぼすべての出来事を把握しているということでいいのだろうか。狙いが明確でない総集編でちょっと残念。(2020.2.11)

第18話「琥珀の大鋏!クワガノス出撃せよ!」
ゾイド因子を作ろうとしてる?ランド博士と助手。ランド博士の作った装置からはジャミンガが現れるが、ランド博士の右腕に怯む。
ジープが不調で立ち往生しているレオ達は、マグネスターウイングとガラクタで作ったドローンみたいなものに乗ったジェイクと出会う。空を飛ぶのが夢。レオはそこに首を突っ込み、マグネスターウイングを利用した飛行機を再現。
一方アイセルは軍の仕事で別行動。クラウド大尉と発掘隊がクワガノスの化石を発見・復元している。性能テストの途中でジェイクの飛行機とかち合って墜落し大破。捕まったジェイクとレオ達が合流した夜帝国軍に急襲される共和国軍基地。レオを助けるためにクワガノスに乗り込むジェイク。帝国のクワーガを撃退し、レオが苦戦していたドライパンサーを退ける。
・感想・
軍人以外との人間関係が広がってきたのは良いけど、軍が絡まない話がそろそろ見たい。そう思うとアイセルが軍人として同行しているのが、話の幅を狭くしてて嫌になってきた。飛行機は地球独自の発明だったみたい?レオが知ってるのは地球の歴史に詳しいから?呆れるバズ良かった。
ジェイクはクワガノスをワイルドブラストさせる。ジェイクとクワガノスの絆にお話を持っていかないのが意外でもある。最新型のクワガノスは機密だろうによくジェイクを開放してくれたなあ…。軍の描き方がガバガバなのは変わらない。ジェイクが次は宇宙を目指そうかなっていうのは好きな感じ。
シリーズ構成の脚本が個人的にイマイチ。(2020.2.21)

第19話「孤島の争奪戦!」
キューブを探してボルテックスの大嵐の海に乗り出したレオ達は大波にさらわれて遭難する。島は静かで、会場は大荒れしている。はぐれたサリーはゼペットという男に助けられる。端末と思われるものの場所を案内してもらう。
帝国軍ランド博士とメルビルは異常気象の中に端末を探すために向かっている。島では呼吸が平気なのでキューブの存在を確信する。島の捜索を始める帝国。
ゼペットは娘の話をし、サリーは自分の父の話をする。サリーの父は幼い頃に家を出ており、サリーはいまも会いたいと思っている。帝国軍に見つかるがレオ達が助ける。レオとサリーで端末を見つけるが、ランド博士と鉢合わせに。持ち去られる前にサリーは端末を再起動し、アラシが収まった所でバズとライガーたちが合流。
メルビルのスナイプテラを撃破してゼペットと共に陸へ戻る。
・感想・
スナイプテラって二人乗りできるのか…。サリーの母はクリスタという名前。
バズの役割があったのかどうか今回は微妙。それよりアイセルがいても役に立ってない感。ゼペットの娘との再会まではやってくれないんですね…。人情もの仕立てもたまにはやってくれないかなあ。親子関係の描写のためだけにゲストキャラがいるのならそれは苦手にかんじてしまう。
ゾイドの動きは確かに良いんだけど、瞳の表現がほとんど見られなくなったのが泣ける。ゾイド紹介コーナーで使用目的に沿ってしっかり改造されたメルビルのスナイプテラの紹介をしたのはとても良かったと思う。前作は亜種だけだったから。こういうのがメカ的な楽しさ。(2020.2.24)

第20話「リジェネレーションキューブの村」
村の洞窟の奥でキューブを修理するボーマン博士。修理が終わるから出て行くと少年に伝える。
燃料補給するレオ達とバズ。キューブの情報を見つける。
ランド博士にとって右手は何なのかな?ランドとボーマンは惑星Ziでは共同研究者。ボーマンは地球再生にゾイド因子の力を使う。破壊と再生の力。
デスレックスの突然変異種の化石。荷電粒子の発生機関の一部。荷電粒子は膨大なエネルギーを使うためにそのゾイドは自滅した?ランド博士は荷電粒子発生機関の化石にキューブを移植することで荷電粒子砲を使えるようにするつもり。
村にレオ達が到着し、ボーマン博士も一人で旅しながらキューブを再起動してきたことを知る。土地を接収しようとする帝国軍とレオ達はかち合うが、共和国のクワガノス部隊に助けられる。ボーマンの滞在した部屋に映像が残っていて、サリーはペンダントを奪われないよう忠告される。
回復したアルドリッジ少佐は、軍刑務所に入るはずだったがランド博士からペンダント奪回の条件を出される。専用の黒いファングタイガー登場。
・感想・
アルドリッジ少佐ご無事で何より!ファーストネームはダグラスさん。バズは最近安定して生活面をフォローするようになってきた感じでなお良し。
クワガノスの登場で帝国独壇場だった制空権に変化が起こりそう、というのはなかなか好き。本編内でやって欲しい気持ちもあるけど、それやってしまうと対象年齢と合わないかもしれないし、内容が複雑化しすぎるかな。
帝国軍の描写が濃いので兵器ゾイドに関しては好きだなって思うんだけど、共和国軍は…。兵器扱いなのは一緒なのでアイセルとディアスの以前の会話が上滑りしてるようにしか未だに感じられない。アイセルはラプトリアと仲いいけどそれだけ…。(2020.3.5)

第21話「時を超えた記憶」
女帝に謁見するギレル。女帝の不自由さ。
異常に綺麗なビル街に入るレオ達。アイセルはその中で100年前の幻を見る。100年前の状態のオフィスに入ると異常が。エレベーターで上階の居住区まで。AI人形アリスが持ち主のマリアという女の子を慕ってよく似たアイセルを呼んだらしい。そこにジャミンガが襲ってきて、アリスは壊される。良かったアイセルがジャミンガを蹴散らす。
・感想・
ビルが綺麗な状態なのはキューブのせいじゃなかったの?一部だけだから何が何だかよくわからない。
アイセルがどうしてそこまでアリスに感情移入したのかがよくわからない。自分も同じような経験があるとかならわかるけど、物語のためにキャラクターが動かされてる感がちょっと乗り切れない。メインキャラでさえ上手く掘り下げ出来ていないのはちょっとどうかな…。脚本金巻さん。いつもは好きだけど今回はイマイチ。
ラプトリアが壁を上るのとか良かった。ラプトリアの紹介がアイセルだったのは良かったと思う。(2020.3.13)

第22話「ファングタイガーの罠」
ファングタイガーでレオ達を追うアルドリッジ。一人レオ達を追跡するリュック隊長。ラプス島で大きな化石が出たことをエドから知るバーン。バーンは一人ラプス島へ。オメガレックスを再起動しようとするランド博士。
100年前の遺物の多く残る場所でリュックに追いつかれるレオ達。谷に逃げ込みリュックのキャノンブルからは逃れるが、アルドリッジのファングタイガーに見つかってしまう。バーンとフォックスの助けでファングタイガーは退けるが、サリーがリュックに連れ去られる。(2020.3.20) {/netabare}


【一旦視聴を止めます】
毎週見るのがしんどくなってきてしまいました。動画サイトなどで見る気になれば、最終回まで終わってから一気に見ようと思います。

以下、具体的に視聴断念の理由。

{netabare}世界の謎に迫る物語なのは理解していますが、正直見ていて楽しくないです。
いつかテーマ性が明確になるかなと思って気長に見ていたのですが、もう半年近くなるのにモヤモヤが溜まっていくばかりになっています。

・ゾイドとの関係性・
国家間の小競り合いがある世界でゾイドが人とどんな関係を築いているのか(帝国・共和国の軍事運用の形、ゾイドの意志をどのように扱うかなど)を見たいと思っていたのですがなかなか…。兵器として扱うのが嫌と言うわけではないので、帝国側はある程度描写されていて納得しています。一方の共和国側が「ゾイドはパートナー」としか言っていなくて、じゃあ軍事運用はどうなってるのよ?と感じてもやっとしています。
・キャラクター・
個人的に感情移入できるキャラクターがおらず、単発回でのキャラの掘り下げも納得いかず、若干ストレスが溜まってきてしまっています。ゲストキャラクターが良い所無しに退場する場合もあって、見ていて辛い。
・惑星Ziからの移民がどう暮らしているのか・
国の在り方、普通の人たちの生活、生活の中でゾイドはどう利用されているか。そういうのがあまり描かれないのがなあ…。
・ゾイドの改造・
今年は改造を売りにしていくと言っていたのに、改造シーンやメンテナンスシーンが少なくて勿体ない。玩具の改造用アイテムも2種類出ただけだし。
{/netabare}(2020.3.26)
{/netabare}


【最終話まで視聴した感想】
まず、私個人が視聴断念した理由に対して納得する事は無かったです。最初から描く予定のない要素だったのでしょうね。キャラクターに関しては終盤で好きな所が増えたので、見なくても良かったとまでは思わないのですが。
よって私個人としては、それほど好きとは言えない作品となりました。
今作はハイティーン向けに私には見えるのですが、前作がキッズ向けだったので前作視聴者を取りこぼした印象があります。間にローティーン向けの作風のアニメを一作挟んでも良かったのでは、と感じてもいます。

ゾイド紹介コーナーが癒しでした。二人で掛け合いながらやる回が好きだった。バズもたまに出てくれて楽しかったです。

ゾイドのCGは素晴らしかったです。戦争ものとしての物量とか迫力はよくできていたと思う。
ワイルドゾイド(玩具)のコンセプトやデザインとして動物の側面を強調したはずなのに、動物らしさはあまり描かれなかった…というかちょっとした動きとかは結構感じたんだけど、瞳の表現がだいぶ少なくなってしまったのは勿体なかったなあ…。

{netabare}
35話以降の終盤ではありますが主人公のレオが物語の中心になったと感じましたし、冒険ものと感じる所も増えたりキャラクターの心理描写もコンスタントに入れてくれていて良かったです。
40話のバズが4発目の砲弾をネコババしようとする回すごく好きでした。全てのキャラクターに見せ場と役割があってとても良かったです。
41話でランド博士が乗るギルラプターが跳躍力やバランス性能を活かしてリュック隊長とメルビルを翻弄していたり、ゾイドの動きは前作から長所を継承して上手く魅せていたと思います。

49話と最終回も好きな所が多かったです。
ゾイドの楽園が地殻変動で切り離され、後々それがワイルド大陸になるのでしょうかね?ワイルド大陸と戦争をやってる帝国共和国の大陸は今後基本的には関係しないということかな。

レオとライガーの崖飛び越えで締めたのは本当に良かったと思うし、地球考古学者になるって新しい夢を得たのも良かったし、ライガーとのつうかあっぷりも良かったです。このライガーは質実剛健な性格なんだろうなあ。レオとのやり取りが終盤では増えてとても好き。
せっかく退役したアイセルには是非私服姿を見せて欲しかったと思います。アイセルはまだ良いとしても、他の軍人たちは軍人としての側面しかほとんど見ることができず少し残念でした。
ギレル、ディアス、バーンなど良いキャラが多かったけど、大人達に視点が寄りすぎている印象はあって、私はそれよりも地味に堅実に、主人公側の生活風景や旅先での一般人や軍人との交流の方が見たいと感じました。

私はバズとアルドリッジが好き。この二人が好きな理由は、やっぱり子供を主役として直接的に盛り立てる役回りだからなんだよね…。
{/netabare}

【軍事要素について】
ワイルドゼロには帝国と共和国のゾイドの運用の違いとかやってほしいなと最初は思ってましたが、そこまでやる尺は無かったですね…。そこは仕方のない事かなと思います。
{netabare}
ワイルドでも兵器としての面は描いたからさらに踏み込んで欲しかったというのもあって、

・帝国は一般的に編隊で扱うから行動を平均化するためにバイザーを付けるが、個々の戦闘力も落ちてしまう場合がある
・共和国はパートナー関係を重視するから個別の任務が得意だが、連携しての作戦時にはゾイド同士の相性も考えないといけない

とか、二国間の戦争だからこそ出来る表現もありそうだなと妄想してたんですけど。
バイザーがゾイドの意志を制御するものと言われたきりで、なぜそうする必要があるのかも語られずに終わってしまったのが残念です。バイザー付きの玩具が発売されているのにそれを悪く言って終わりって、販促アニメでそれはないでしょうって思うんですけど。

個人的には戦争(軍)を描くなら守るべき町や市民も描いてほしかったというのもあります。
レオは軍関係者との関わりがほとんどで、世界を広く描こうとしてるのは感じるのに社会(人間関係)は狭く感じてしまい、個人的には少し苦手です。
帝国軍人のリュック隊長が第1話で悪役っぽくて私はそれが嫌でした。結局共闘関係になるなら最初から良い所も描いてくれたら良かったのに…って思いましたし、レオは中立であってほしくて、共和国だけじゃなく帝国の人とももっと人間関係作って欲しかったです。

素人の後出しジャンケンになっちゃうけど

・序盤…レオが運び屋として帝国共和国両方で仕事して軍人や市民との交流を描き、さらに軍の激突などもレオの視点で見せる
・中盤…レオが中立の立場で帝国共和国を繋いで協力して地球の危機に立ち向かう
・終盤…キューブ再起動と父親の伏線回収

みたいに、レオが全体通して中心にいられるような話運びをして欲しかったです。
{/netabare}


【地球再生の物語としては】
こっちを期待していたのでレオの頑張りはとても好きなんですけど、原因が苦手なパターンで…。
{netabare}
地球が滅んだ原因が惑星Ziからの移民にあるという時点で私は結構冷めてしまっていたので、全体に対しては好意的にはなれませんでした。
ありがちだけど、100年前地球人類を見限った地球の防衛本能がゾイド因子を使ってゾイドを作り出しゾイドクライシスを起こした!とか、全部地球人のせいにしてしまえば惑星Ziからの移民を素直に応援できたと思います。

前作の世界観には夢のあったのも好みだったから、同じ世界に戦争とかゾイドクライシスとかされると私の心にダイレクトアタックが…
いっそワイルドと繋げないで惑星Ziか他の惑星にしてもらえたらよかったんかなって…
{/netabare}

【ちょっと愚痴】
興味ない人は読まなくて良いヤツだよ。
{netabare}
アニメスタッフとスポンサーの関係を外野が推しはかることはできないので戯言ですけど、世界観を作るタカトミがこういう指示を出したのなら、戦争ロボットものが受けないとさんざん言われている今の時代、アニメスタッフは相当苦労したのでは?
アニメの主要スタッフはドライブヘッドの人達なので、子供向けについてはよくわかっていると思うんですよね。
それこそタカトミは帝国・共和国間の戦争をやってほしい、アニメスタッフは地球再生の冒険物語をやりたい…みたいな齟齬が出ていたとしてもおかしくないのかなとか思ってしまいました。
お疲れ様でした。
{/netabare}
(2020.10.23)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

1話感想{netabare}
今期、放送前から一番期待してた作品。
前作の“ゾイドワイルド(以下無印ワイルド)”がかなりキッズ向けなノリで…それ自体は構わない・新規獲得のための方針転換自体は気にしないのだけど、ストーリーの方が難アリで(詳しくはゾイドワイルドの感想読んでちょ)。
と思ってたら続編のZEROが発表されて、スタッフが…スタッフが…初代ゾイドの方達に一新!
更に予告動画見たらハードっぽい世界観に、「方針転換は構わない」と言いつつやっぱり不満に思ってた重火器が復活!!
更に更に、無印ワイルドで足りてないと思ってたプテラー(戦闘機)もしっかり映ってて、こりゃ期待しないワケには行かない。
あ、自分ゾイドシリーズは初代が一番好きです、これ言っておかないとアカンか。

そしてワクワクしながらの第一話。
今作初めて画面に映ったゾイドはグラキオかな?ナックルコングが飛びついてたけどサイズ比こんなもんだったっけ?
そしてナレーションが万丈から初代のラスボスのプロイツェン(大塚芳忠)になって「地球は一度、滅んだ」って…シャレになってないwwこれ狙ってるでしょー。
本編、序盤のライガーが飛び出して「いっけー」って…おいそれ初代のクライマックスじゃねーか!
世界観はまだ全貌が分からない感じですね、スラゼロともフューザーズとも近い気が。
ヒロインは不思議ちゃんではないっぽい、塩コーヒーは期待できない?
ライバルっぽいヤツのゾイドはディバイソン改めキャノンブル、AIは積んでないっぽいが早速ミサイル撃ってくれてもー泣きそう。
一方でスコーピアが雑魚ゾイドに…ペンネは泣いていい。
画面では一機しか出てなかったけどキャタルガも大量に居るっぽい、サンラータンも泣いていい。
でもってライガー対キャノンブルで敵側のセリフ「耐Gスーツ無しでワイルドブラストの衝撃に耐えられるものか」「コックピットは凄まじい衝撃のハズだぞ」って…おいそれ無印ワイルドの問題にツッコんでないか?
ってか初代で散々言われてたことじゃんw
「デススティンガーに乗ってれば重力砲の直撃食らっても平気なんだよ!」とエンタメ的に気にしないようにしてた記憶が蘇る。
作ってる側も気にしてたのかね?当時。
ってかほにゃららブラストの時にブラックロックシューターにならなくてホっとしてる自分が居る、やっぱアレって…うん、あまり言わない方がいいね。

と、初代好きには堪らないネタがてんこ盛りでもう泣きそう、これが見たかった!
やっぱ火器だよ火器、バクガメスじゃないぞ。
話はまだ全然分からなくて今後ヘタれるかも知れないけど1話だけで言えば完璧に近いんじゃない?
欲を言えばコクピットの中のシーン、動いてる時は上下に揺れて欲しかったけどそれくらいかなー?

※注※
便宜上ゾイドのアニメ第一作目を「初代」と呼んでるけど、ガチなゾイドマニアからすると初代ではないらしい…けど、ここはアニメについて語る場だし大目に見てちょ。{/netabare}

2話感想{netabare}
ぐふぉー、意味がワカラン。
厳密にはワカランっていうか、セリフだけでは飲み込みにくい。
タイムパラドックスネタなの?そうなの?
更に必死に考えてみたところ、説明には色々と伏せられてる部分が多いのだけど、特に「最初に地球を飛び立ったのはいつか」がマスクされてるのが理解を妨げてるんだと気付いた。
脳内補完で辻褄合わせることはできるけど…今後そこら辺のカラクリが明かされるかも知れないと思うと、あんま考えすぎも良くない気が。
とはいえ、夕方の玩具販促アニメでこんなに面倒なストーリー組むかねぇ?いや話数が多いからこそ凝ったことしがち?

一方、主人公がまぁ心が広い。
どっちかというと「こんな体にした博士をぶっ飛ばす」って目的の方が自分は好きだったかも。
バズートルは字面だけ見るとバストールと見間違いをして困るwニャムヒーどこ?(ダンバインネタ){/netabare}

3話感想{netabare}
スナイプテラ登場回。
ワイルドゼロ告知の頃から画面に映ってて、本編に登場する前からキットのCMもやってて、どんな登場の仕方するかスゲー楽しみにしてました。
飛行+火器搭載で、無印ワイルドで「なんか物足りないなぁ」と思われた部分の集大成的存在。
実際CMでも「シリーズ初の翼竜種ゾイド」と謳ってて、無印ワイルドとワイルドゼロとの方向性の違いが顕著な機体なのでスタッフも扱いは気合入れてるんじゃないかと。
(更に言えばゾイジェネ知ってれば飛行ゾイドがどれだけ強力かはご存知かと)
と思ったら、まさかのプテラ登場回でガブリゲーター(無印ワイルドから居る機体)まで登場wこれは狙ってか?
ガブリゲーター=ワニ型ゾイドで、当然水中戦が得意という設定ではあるのだけど、パイロットが生身で騎乗する無印ワイルドでは矛盾を抱えた存在でした。
扱いも色々制限がかかってアニメスタッフも苦労したんじゃないかな?
が、ワイルドゼロではキャノピー付きのコクピット搭乗型なのでその問題をクリア、なんかもー無印ワイルドをせせら笑ってるかのよう。
とはいえコクピット内部は映さなかったなぁ、どんな搭乗姿勢なんだろう?
また、まともな戦闘はせずやられることもなかった、やられるのは再びスコーピアが担当wペンネは泣いていい。
無印ワイルドの機体が次々出るので、こっちでガノンタスが居たら主砲がどれだけ強いのか気になる。

で、肝心のプテラの方だけど、実はキットを買った人の紹介動画の方を先に見ちゃってまして…。
そっちではマシンブラストで飛行形態にチェンジっぽく、これによって継続飛行距離に制限をかける設定なのかなー?と思ったら、本編ではマシンブラストでなくても飛べるみたい。
ゾイジェネと違ってレッゲル(燃料)設定じゃないので、飛行距離が気になりますなぁ。
武装の基準はどうなってるんだろう、強いんだか弱いんだかよくワカランw
レーダーらしきものを搭載してるみたいで、これは3S(ストームソーダーステルスタイプ)の布石か?と期待してしまう。
また玩具として遊ぶ場合、飛行形態時バランス悪いのでタイヤ的なパーツが付いてるのだけど、それをドラム型ミサイルランチャーってことにして「上手くすり合わせたなぁ」と思ってたら、作中そこにちゃんとミサイル装填するシーンが描かれて感動。
一方、モデルのプテラノドンに近付けたのか地上形態はちょっとカッコ悪くて(後ろ足が小さい)、アニメはなるべくそういうところは見せない方向だったのかな?
それとホバリング中に羽根の内側にライトが灯るギミックが!なんだこれ重力制御か?これはキットには無い機能のハズ、改造師はもう改造始めてたりするんだろうかw
初登場回だし、どれだけカッコ良く見せるかが玩具アニメの使命だとすれば、ほぼ100点だったんじゃないかな?

そして内容…世界各地にあるZiフォームの端末を巡る話になるっぽい、ジェネレーター巡りみたいなもん?
そのうちザイリンみたいのがうっかり破壊しちゃったりして。
でもって早くも共和国と接触、仲間にはならん気がするが…ちょっと読めん。
次回発掘現場探訪するみたい、現状キットの初期シリーズを顔見せさせるパートっぽいので新型発掘か?
最後に出た共和国側のゾイドが何なのかよく分からなかったのでそっちの紹介すっ飛ばされると困るかも。{/netabare}

4話感想{netabare}
ちょw
前回ガノンタス登場を期待する願望を書いたら、今回本当にガノンタス出たww
雑誌とかのネタバレは見てないぞ?
けど…ガノンタスよええええww
兵器開放しないのか、そりゃノロマでいい的にしかならんって。
ひょっとしてネームドパイロットじゃないと兵器開放はできない?なんかアラヤシキみたいな描写あったし…。
一方で前回水中潜行をしてニヤリとさせてくれたガブリゲーターが今回大活躍、地上でもあんなにすばしっこかったのか!
尚更ガノンタスの立場ががが。
そうそう、あと前回新型か?と思わせた共和国側のゾイドは無印ワイルドから居るトリケラドゴスだった模様。
色違うしアッパーホーン部分を砲身に変えてるし、そうであるなら一番の特徴のインパクトホーンを改造してるんじゃね?と思ったらそこは手付かずだし、見間違えるって(言い訳)。
一方本当に新型として登場の帝国側スティレイザー、粉砕と電撃との違いはあるものの動きとしてのギミックが…トリケラドゴスと一緒じゃーんwwwこれは紛らわしい。

話の方では、レオの親父も行方不明の科学者だったと紹介(ひょっとしたら帝国付きの学者かも?)。
サリーの依頼をアッサリ受けすぎだと思ったが、自分の身の上と重ねてのことだった…のかも?もちっとそこら辺掘り下げて欲しい。
ビーストライガーが草食ってたけどこれは無印ワイルドからの踏襲か。
玩具とマンガ(読んでない)と以前のシリーズと前作のワイルドと、そしてこのワイルドゼロのアニメとで設定が微妙に違ってて…全部まるまる違うのならまだしも中途半端に踏襲してたり違ってたりするので、判断が色々迷う。
新たに一行に加わるっぽいアイセルはムンベイポジ?
だけど玩具情報見てもグスタフ代わりって見当たらないんだよなぁ…ラプトリアでは長距離移動辛そう。
ってかラプトールとラプトリアの違いがあっしにはワカラン、爪だけじゃね?

それはそうと次回予告ですよ。
工学迷彩持ちキター!
そりゃね、スナイプテラがレーダー持ちと来たらそういうのが登場するのはお約束ってもので、スタッフわかってるなぁと感心。
例えるなら…そうだなぁ、それまでアンデッドモンスターの居なかったネトゲでゾンビキラー(アンデッドに大ダメージ)なんてものが実装されたら「じゃあアンデッドモンスターが実装されるのかな?」と予想するのと一緒というか。
もうちょっと言うと初代ゾイドのシールドライガー(ブレードライガーだったかも)は赤外線探知をくらます能力持ちだった気がする、こっちのライガーはどうなんかな?{/netabare}

21話までの感想{netabare}
上記の感想は主に玩具推しを誉める内容に留まってたと思います。
実際「玩具推し」については素晴らしいとしか言い様が無い。
ガドリングフォックスが工学迷彩持ちだというなら「じゃあそれを打ち破る機体が出るハズ」と睨んでたらやっぱりドライパンサーなるものが出たり(当初はスナイプテラがそれを担うと予想してたけど)、キットの方で外部拡張パーツが販売されたらそれをアニメ内で再現したり。
ジェノスピノがパーツの一部でも輸送中に発火起こすくらいヤベー奴と盛り上げて、完成体は期待通りかなり強力で、だけどパイロットへの負担がデカくて「正面切って戦っても敵わないならパイロットを疲弊させればいい」とイデオンでお馴染みの戦法使ったり。
量産型のキャタルガですら帝国のエースパイロットが乗ったら大活躍したり、クワガノスの開発には一時鹵獲扱いだったスナイプテラからデータ取っててそれも影響してたり?と思わせたり(これは妄想)。
青プテラは恐らく要人護送機、かつて“ガリアン”でウインガルのプラモ2個買ってツインガル作りたいなぁと悩ませた思い出が蘇る。
ライジングライガーの回転リボルバーに排莢ギミックが無いのはちょっと不満だけど、キットの方の予算的にそこまでは無理だったんだろう、と好意的に納得。
なによりタテガミから排熱する設定はもうね、初代好きだったら涙流して喜ぶレベル。
そして20話では遂に、遂に…まだ台詞だけながら『荷電粒子砲』キター!もうこの文言だけでむせび泣きそう。

但しそれ以外の部分、ストーリーやキャラクター(人物)推しの方向はもの凄く弱い。
といっても恐らく1年放送の長丁場だしそんな慌てるモンじゃないだろう、前作からの方針転換っぷりには混乱めいたものを感じるのでそれが落ち着くまでは時間かかるだろう、ってことで1クール目はキャラやストーリーについては目を瞑ることにしたけど…そろそろ突っ込んでいいかなぁ?と。
だってねぇ、↑でも書いたけど2話の世界観説明なんてかなり曖昧で、解釈次第でどうとでも取れる言い回し。
回を追うごとに少しずつ明かしていくのかな?と思ったけど現状掘り下げはほぼ無し。
そして「これはちょっとどうなん?」と思ってるのが、(この世界の)現代の一般人がどういう暮らしぶりをしてるのかの描写が殆ど無い。
折角共和国の首都のネオヘリック(この名称はニヤリとしたけど)に来た回があっても、マスクを必要としない第二世代は下の街(ニューホープ)に移り住んで閑散としてるって設定で、それを絵で見せるシーンは無いに等しい(説明としては出来の悪いのが一枚あるだけ)。
「ジェネレーターを巡って世界旅行」「ジェネレーターを修理できる博士を探す」なんてのはゾイジェネを彷彿とさせて非常に良いのだけど、掘り下げが弱い。

キャラにしても塩コーヒーや丸焼きなんてものは出ない。
まぁリノンクラスを出したら世界観崩壊するので作品選ぶし、無敵団みたいなのを出したらこっちが激怒することになるけどさ。
極端に尖ったもので無くてもいいのだが、レオの機械化した腕を本人も周囲も気にかける描写が全然無いのは…どういうこっちゃ?さすがに無個性すぎじゃない?
当初、“ゴッドマーズ”で超能力を使うたびに寿命を縮めるみたいな、“テッカマンブレード”で力を使うたびバカになってくみたいな、ペンダントの光を浴び続けて段々と機械化が進行する?ってのを想像したけどそうでもないみたい。
またはジェノスピノの件で、疲弊しないハガネの肉体を持ったパイロットが乗ったらもっと強かったんじゃないか?ってのは匂わせたので、そのうちそういうキャラ(ジェネシスのゲオルグみたいなの)が出たりして?んでそれはレオの機械化の行き着く先だったり?とか思ってるのだけど…今のところそういうのを予兆させる描写は、無い。
あ、一応神出鬼没なランド博士がただの人間ではないっぽい雰囲気は匂わせてたかな?

兎に角キャラの個性も弱くて…なんていうんだ、「キャラに遊びが無い」とでも言えばいいのかな?
これって前作で超キャラクター推ししてた反動だったりして?
前作のキャラ推しまくりも今作の無個性も両極端で、もうちょっとバランスどうにかならんかなぁ…。
ついでに言うとそこら辺が上手いと個人的に勝手に思ってる初代スタッフ…藤本義孝だけど、彼は今作は参加してないのん?実は1話からずっとチェックしてるんだけど。
好きに作らせると“こいこい7”なんていうトンでもない作品にしちゃうけど、抑えるところ抑えさせれば堅実な仕事をする、と思う。


と思いながらの21話、お、これは…初代ゾイドの白ゴルドス回のオマージュ?
えーっと、帰ってこない主人or相棒の帰りを待って住処を長い年月守り続けてましたっていうよくあるパターン。
そこに若干ホラーをアレンジしてみましたって感じ。
多分これ本当は人形じゃなくてゾイドにしたかったんじゃないかな?
けどそれだとクライシス時点でゾイドと人間がパートナーになってたという矛盾が起きてしまうので仕方なく人形にしました、みたいな。
ただこの回もねぇ、人形がビルを掌握してるのだし、せめて1枚絵でもいいからお掃除ロボや修繕メカを操ってビルをピカピカに保ってましたって説明入れとけば良いのに。
作中だけの描写ではまるでジェネレーターがあるのに無視して撤退したみたい。
でもってアイセルの当番回でキャラ立てを狙ったっぽいのだけど…ちょっと強引。

ってことで21話までの感想としては玩具推しは素晴らしいけどそれ以外がイマイチ弱いって印象。
またキャラ推ししようとすると拙さが出てきちゃうような…やっぱり前作の反動なのかなぁ?
赤尾でこだけでも呼べない?無理?{/netabare}

22話感想{netabare}
予告で今回ファングタイガーと対決するらしかったのでどうなるか期待してたら…おおおお、タイガーとライガーによるどつき合い(ネコ科だけにキャットファイト?)からの、つばぜり合いしながらのゼロ距離砲撃合戦!!!
こりゃシビれまっせ!
ライジングライガーのデザイン見た時点で初代の荷電粒子砲+パルス砲を思い出して「似たようなことするのかな?」と思ったらホントにしてくれました。
やっぱスタッフは玩具推しが上手いなぁ。
…と思ったら、ファングタイガーのキットは前作のを引き続き販売してるだけで、アルドリッジ仕様は出てない模様。
この回を見て興奮して「うおおキット買うぞ!」と思ったら別売りの外部パーツを買うだけで再現できるのかな?
ここら辺になってくると実際に買ってないと分からない世界だなぁ。

ファングタイガー戦前のキャノンブル戦でライジングライガーが圧されたのは「まぁほにゃらら開放してなかったしね」ということで一応納得。
とはいえ、ビーストからライジングになって強くなったという描写がこれまであんまり無い気がする。
サブタイトルから総集編?と思わせて総集編でなかった16話(本当の総集編は17話だった)であれだけマシンスペック披露してたのに…共和国のVR機のバランス調整が甘かったということだろうか。

でもって話の展開やキャラ描写の方は…うん。
洗濯機やゴーストバスターズやギターが武器なんていう勘違いネタも悪くはないのだけど、店主の勘違いを鵜呑みにしただけでサリーが自発的にそう思ったワケではない。
バーンの申し合わせしたかのような救援タイミングはホントもう。
で、アルドリッジはあの後捕縛したのだろうか、まさかいつの間にか逃がしてたってことじゃないよね?それやっちゃったら“爆丸”だ。
{/netabare}

23話感想{netabare}
あっ、そう来るのか。
今回はてっきり、前回の翌日とか数日後から始まるものだと思ってて、まさか前回の終わり直後からの続きをやるとは思いもしてなかった。
サリーが連れ去られて時間が経ってて「何処に居るのか証拠集めから」だったらアルドリッジの処遇どうすんの?って疑問が沸いたところだけど、「すぐに追いかければ連れ戻せるかもしれない」ならアルドリッジは放置で立ち去ったとしても何もおかしくない。
いやぁ“爆丸”みたいと言ってゴメンゴメン(爆丸も面白いんだけどね)。
で、ライガーとフォックスが囮を追いかけて追いついて、移動速度が遅そうなラプやんが後から来るとか、ギレルに「私のプテラは一人乗り」と言わせることで視聴者に「そういや青プテラだったら人運べたなぁ」と想起させたところで実際に青プテラでサリーを運んだりとか、細かい演出がなかなかにニクい。
なんだやりゃあできるんじゃーん。
でもってランド博士がやっぱりただの人間(の肉体)ではないと明かしーの、そこから追い討ちでサリーの父だと明かしーの、ギレルへ再び「最強のゾイド乗りたくない?」と誘いーの。
おいおい、アルドリッジが聞いたら約束が違うと怒るぞw
それとラッキョ頭的にはファングタイガーは所属不明機扱いだそうで、これもランド博士の差し金だと知ったら怒るんじゃね?
んん?今度は対オメガレックスでギレルが敵になってアルドリッジが仲間になったりして??{/netabare}

余談・2話感想再び{netabare}
現在春休み期間ってことで公式がyoutubeで全話配信をしています。
ということで「問題の2話」を改めて見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=ggaSjP_GidA
まぁ既に5回位見てるんだけど配信だと「何分何秒のあれ」と指摘しやすいし、本編が23話まで進んで当時は分からなかったことが分かるようになったかも知れないし。
…が、やっぱり…ワカランwこの内容で「うん、分かった」と言えるのは天才かも?
ゾイドワイルドゼロを見てない方も2話だけでも見て知恵比べをして欲しいトコロ、キミは理解できるか?


一応要点をピックアップしておくと…

分かってること、事実だと信じられてること
・100年前にゾイドクライシスが起きて、ゾイドが目覚めて地球の人類を滅亡させるもゾイドにとっても厳しい環境で化石化してしまった。
・30年前に惑星Ziからの移民船が到着して「不完全なZiフォーミング」を行ってなんとか住める環境(マスクは必要)になってゾイド達も目覚めた、がZiフォーミングが不完全なせいで中にはジャミンガというものも発生。

謎なこと
・Zi星人自体がかつて地球からの移民で、それが地球へ戻ってきた→じゃあ地球を立ち去った時代っていつ?そこからZiで繁栄して引き返して来たとなると更に何百年と経ってね?→だけど見た感じ地球は21世紀→移民船もタイムワープした?まさか文明ループオチや地球を飛び立ったのはムー大陸人だったとかか?
・ゾイドクライシスと30年前の不完全なZiフォーミングを行ったのは別の装置?、ゾイドクライシスを引き起こしたのは本当に脱出した科学船?
・そもそも反乱者はどうなった?放棄された科学船に乗って100年前の地球へやって来て、そこでゾイドクライシスを起こした?

更に細かい部分
・7:48ボーマンの言う「この星」は惑星Ziのこと?けどその後「一年以内に寿命を迎える」と言ったのに画面では惑星が爆発するシーンが…イメージ映像?
・9:55レオ「キミの船が到着したのは(いつ)?」の船とは脱出船のこと…なんだけど、画面では科学船から脱出した光は1個だけで、まるでボーマンとサリーは一緒だったかのよう。
けどそれだとボーマンは30年前のZiフォーミング計画の中心人物をしててサリーが1年前に到着したのと矛盾するので、脱出シーンの光は2個にするべきだったんじゃ…紛らわしい。
もしくは脱出船を救助した移民グループはボーマンだけ助けてサリーは置き去りにしたとか?
もしくはボーマンはそもそも脱出してなかった?100年前に科学船で地球に降りて、以後ずっと生き続けてたり?
・12:47レオ「移民船が到着する100年も前(にゾイドクライシスが起きた)」と言うが、正確には70年前じゃないの?これも紛らわしいんだ。
・13:35サリー「お爺さんはどの国とも接触を取らず」、どの国言うてもこの世界は帝国と共和国の2国だけなんじゃ?「両国とも接触を取らず」のほうが妥当なような…他にも国があるのか?(※)
・また、1年前に地球に下りたサリーはボーマンとの再会は果たしてる模様、その後帝国に目をつけられて逃走の際ペンダントを預けられて別れたらしい、よく帝国に気付かれずに再会できたなぁ。


なんでそこに拘るかというと、以降の展開で政治や軍規絡みで「そんな処遇ある?」ということが頻発します。
だけど2国しか存在しない世界なら両国間が納得すれば問題無いかな?、「周辺国に示しがつかない」ってことが無いのでそこら辺はゆるゆるなんだろう、と好意的解釈をしてます。
それが揺らぐようなことをされると…ちょっとね。{/netabare}

24話感想{netabare}
ギレルが助けに来て「こっちへ」と言って振り返るとサリーが反対側にスタスタ走ってるのはなんかシュールで吹いたw
メルビルが北斗の拳のリンみたいな感じに…って、お前がオメガレックスに乗るんかい!
前回に引き続き今回も全く触れられなかったけどアルドリッジが激怒してそう、そのうち「それに乗るのはこのオレだ」とボロボロのファングタイガーに乗っておいしいところで登場しそう、期待していいのかな?
ランドはゾイド以外では言ってる事が二転三転しててマッドサイエンティスト感を出してる…のかな?
ゾイド乗りなんざ最強のゾイドに乗せてやると言えばホイホイ従うと思ってそう。
これでいざ自分がピンチになった時「サリー愛してるんだ」と命乞いを始めたら最高。
ラッキョ頭はギレルの指揮下になったのね、宮使えの辛いところだのう。
でもってサリー、反乱に遭遇するのはこれで2度目…まさかひょっとして2話の反乱グループってランドが関与してたりして?
地球に到着したら自動でZiフォーミングをする設定だったので、ランドはそれに細工をした?
ゾイドクライシス(旧人類滅亡)はランドのせいで、ボーマンはそれの尻拭いをしてるって話になったりして…ボーマンへの歪んだラブレター的な。
メルビルがサリーを逃がしたのはいたたまれなくなってなのか、パパに一番愛されてるのは私だと独占しようとしたせいなのか。
ってかサリーがランド博士の娘たというのは周知されてんの?フィオナとの通信ではもう知ってる前提で話してたけど。
最初からバレてたのなら1話の段階で丁重にお出迎えすれば良かっただけで、物語も始まらなかったワケだけど…あれ?
レオはまぁ、うん、妙に怒りっぽくなってたけど玩具販促アニメとしてどうしてもライガーを活躍させないといけないので仕方ない扱いだと思う。

といいつつこの回の玩具推しシーン、ライガーの活躍よりも帝国共和国共闘のゾイド軍団よりも、ガブリとガノンタスの水中潜行シーンが一番の見所だった。
ガノンタスは水中でもあんなトコトコ歩きなのかw
一方のガブリはいかにもワニらしい進み方で、動物観察系の映像を参考にしたんじゃないかな、狩りで獲物にそ~っと近づく時の姿が結構忠実に再現されてた気がする。
玩具押しは相変わらず素晴らしいなぁ、これはキット買って水に沈めたくなる人も居るんじゃない?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
ストーリーは置いといて、ゾイド描写は途中まで最高だった。
特に中盤のジェノスピノvsオメガレックスは、それまでのシリーズでは技術的に無理だとして諦めてた?と思われる巨大怪獣バトルが遂に実現。
今までスタッフがやりたくても出来なかったことがようやく叶った感じがして、見てるこっちまでホロリと来る。
また、荷電粒子砲や重力砲の登場は初代好きだったら興奮しない訳が無い。
重力砲(ライジングライガーに比べると)でけぇ!けど(シリーズで考えると)小せぇw
とはしゃいだのも今となっては懐かしい。

二大巨大ゾイドバトル以降…もっと具体的にはゼロファントスが登場してからは「えっ」って方向に。
それまで荷電粒子砲だなんだやってたのに次なる強敵が爆弾を投擲って…どうしてもスケールダウン感が。
玩具展開による縛りもあるんだろうけど、もうちょい見せ方無かったのか?
青プテラで奪った爆弾を運ぶとかガノンタスで撃ってみるとか。
そして↑で散々指摘してた2話問題、やっぱり2話をやってた頃は細かく考えてなかったみたいで、それの辻褄合わせとばかりに「130年前」という文言が飛び出して苦笑い。
1年モノのアニメならそういう作りも仕方ない部分もあるだろうけど、いかんせん雑。
イレクトラの部下は何処行った?
いやまぁ散々「2話がおかしいおかしい」言ってた手前、ちゃんと回収しようとしたのは有難いのだけど…なんか違う。
ゼログライジスが強そうに感じなかったのが致命的かな?
スペック的に強いことは分かるんだけど「どうやったらこんなヤツに勝てるんだ?」という絶望感というか圧倒感が無かった。
ネオヘリック落としも無感動、そりゃメインキャラには誰も思い入れのある都市じゃなかったしなぁ。
もっとこう、地元住人による喪失感とか演出しても良かったのでは?
その後スピノとオメガが降ってきたのはキン肉マンかと思ったぞ?
なんか「どうせ最後は主人公が勝つ」の消化試合を見せられるだけの終盤でした。

とにかくキャラクターが弱かった。
前作“ゾイドワイルド”が世界を旅してる「風」だったのにやってることは高尾山近辺をグルグル回ってるだけに感じたり、“ゾイドジェネシス”でジェネレーター巡りで世界を旅する話と思ったらそうじゃなく一部地域に留まってばかりで「なんだよ」と思ったことは確かにあるけど、それの反省なのかどうか、レオをフワっとした立場のまま端末巡りさせることに拘り過ぎた?
レオが半機械化したことにこれといってリスクが無く、良いことばっかりだったのはどうなんだろう。
バーンがお尋ね者になることすら覚悟したバイザー問題を無視して耐Bスーツがどうこうって話をされてもいまいちピンと来ない。
メルビルも捕虜って立場なのに勝手にフラフラするし…その度にお目付け役のアイセルが頭抱えるとかすりゃいいのに。
皇帝の力もフワっとしたものだったし、サリーに至ってはペンダントが本体。
ランドを引っ張りすぎた?ボーマンが便利キャラ過ぎた?
一番キャラが立ってたのはアルドリッジで、スピノに乗って死に掛けたのにオメガに乗る気満々だったのには「コイツの精神力スゲー」と思ったもんだけど途中退場。


総評すると、3クール目まで見て「2話問題やバイザー問題は今後明かされるんだろう」と期待を持ったまま視聴を止めると良いかも?
丁度そこら辺でコロナによる放送延期がされて水を差されたせいもあるのかも知れないが、それにしても終盤は消化試合感が強い。
元々玩具展開をメインで考えるとクリスマスや正月商戦的に10月スタートだと「目玉商品」を1クール目終盤には出さなければならず、そのせいでジェノスピノを無理して早目に出した…気がする。
その無茶が祟って最後までキャラや世界観がフワっとしたまま進んでしまったような感じ。
そもそも前作をやって今作が始まるまで1クールの間があって、見切り発車というか準備不足感は感じてて、放送やってる最中に軌道修正してくかな?と思ったが間に合わなかったよう。
あ、そういう意味では終盤に向けてじわりじわりとコクピット内を引いた描写が増えていきます、最初の頃なんてどういう姿勢で乗ってるのかも分からなかったからね。
もしくは29話(スピノvsオメガ)30話(グラビティキャノン回)でやりたいことやり尽くしちゃったとか?
とりあえずこの2話は見ても損は無いと思う、実際スゲー盛り上がったんだけどねー、自分的には。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

uzis さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

無印より大人向け。

無印は本当にキッズ向けで正直見るに耐えなかったが、ZEROはギリ大人でも楽しめるのではないかと。
主人公は少年少女だが、周りの大人キャラがけっこうな比率を占めるので、大人の心理や思考などが物語に入り込んできているのが要因、かな?
また、戦争や地球存亡の危機などのテーマも脱キッズアニメに寄与してると思う。
とはいえ、夕方放送の少年少女向けアニメの範囲を超えるわけではないので、そこは割り切って見たほうがいいと思う。

ゾイドに生物的要素があるのが個人的には面白かった。
でも、キャラデのせいか推しキャラできなかったのは残念。
バトルシーンはCGが違和感なく馴染み、迫力もあって見ごたえがありました。
でも、バトルパターンが似てるので、一気見とかだと飽きてくるのはご愛嬌ですかね。
単なるゾイドグッズ販促アニメではなく、物語がきちんとしていて、それなりの見ごたえはありました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

63.8 229 2019年度アニメランキング229位
合味道×ソードアート・オンライン アリシゼーション(Webアニメ)

2019年10月2日
★★★★☆ 3.3 (10)
40人が棚に入れました
中国のカップヌードル合味道と「銀魂」「Re:ゼロから始める異世界生活」のコラボCMを発表した中国日清が、今度は「ソードアート・オンライン アリシゼーション」とのコラボCMを公開しました。
宙ぶらりんでピンチのキリトとアリス。おなかの減った二人を救うのは合味道のカップラーメン・・・

63.7 230 2019年度アニメランキング230位
ぼくらの七日間戦争(アニメ映画)

2019年12月13日
★★★★☆ 3.3 (59)
239人が棚に入れました
いつもひとりで本ばかり読んでいる、鈴原守。話し相手といえば、同じ歴史マニアが集うチャットのメンバー。「青春時代は、人生の解放区よ」。平均年齢還暦越えと思われるその場所で、今日もメンバーの一人が、恋に悩む守にからかい半分のエールをくれた。片思いの相手は、お隣に住む幼馴染の千代野綾。しかし綾は、議員である父親の都合で東京へ引っ越すことを迫られていた。しかも、いきなり一週間後。それは守が密かにプレゼントを用意していた彼女の誕生日の目前だった。「せめて、17歳の誕生日は、この街で迎えたかったな」。やり場のない綾の本音を聞き、守は思い切って告げる。「逃げましょう……っ!」。綾の親友・山咲香織をはじめ、明るく人気者の緒形壮馬、ノリのいい阿久津紗希、秀才の本庄博人までもがこの逃避行に加わり、駆け落ちを夢見ていた守は拍子抜けするが、特別な夏の始まりには違いなかった。もはや観光施設にも使われていない古い石炭工場を秘密基地に、ただ7日間、大人から隠れるだけのバースデー・キャンプ。それは、少年たちの精一杯の反抗だった。立坑櫓たてこうやぐらがそびえ立つ屋上へと登れば、どこまでも高く広がる空が、彼らを迎えた。だが、その夜、工場に潜んでいたタイ人の子供・マレットと出会ったことで、事態は想像もしなかった方向へ向かう。不法滞在で入国管理局に捕らわれかけていた所を間一髪助けると、はぐれた家族を探しているのだと、守たちに打ち明けた――2日目の朝、今度は武装した入国管理局の職員が、マレットを連れ去りにハンマーを振りかぶり工場へ突入してきた。守は、仲間たちの協力のもと、敵の撃退作戦を決行する!

声優・キャラクター
北村匠海、芳根京子、潘めぐみ、鈴木達央、大塚剛央、道井悠、小市眞琴、櫻井孝宏
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

はぁひっど

視聴理由 人気小説

視聴前 宮沢りえさん出るの!?

視聴後 え?

このレビューは視聴後怒りに任せ書きなぐったため、「いやこれは日が経てばきっと違う意見も出るのだろう」と蓄えた結果何も変わらなかったレビューです。批判多めの頭の悪いレビューですが許して

この話はかつて廃墟に7日間立てこもり、解放区に愛をこめた年から30年後の話
ジャンルは学園・恋愛
はぁ最近は罪を犯さないとダメなんですかね
いや、わかりますよ。高校生のあの独特な青春の感覚を表現したかったんでしょうね。ただそれを罪を犯してまでも、っていうのがどうも気に入らない
内容です。一応設定としてはあの立てこもりから30年後らしいです。なのでわざわざ私は友人から本を借りたんですよ。そしたらほとんど要素なしですよ?w最後五分に宮沢りえさんが演じる中山ひとみが出てきて終わり…w
そして素晴らしいのが主人公のうざさですね。これクラスメートにいたら目立たないレベルじゃなくていじめられてますよ(少なくとも私のクラスにいたらいじめられてた)。展開の上で仕方ないのかもしれませんが、主人公がアホにしか見えません。どういうこっちゃ。
私がこの作品を見終わったときに抱いた感情はおそらく、キャラに対する哀れみです。主人公たちは全国の学生が我慢した「大人の理不尽」を「そんなのはおかしい!」と言いながら反抗しています。いや「周りが我慢しているからあなたも我慢しなさい!」という至極アホな意見をしたいのではありません。なんかこの後を考えれるとものすごく可哀想なんですよね。なんか怒りよりそっちのほうが大きいですw
あと中山ひとみが「私の経験則」と言っていましたが、1つ言わせてもらいます。「アナタ7日観戦の時あまり関係なかったでしょ!」(視聴する際友人から「ぼくらの七日間戦争」1冊だけ借りたので続編などで中山ひとみがとんでもないことをするなら別ですが)と。中山ひとみは戦争に協力という形で参加そして大した活躍もせずただただスパイ(外の見回りや保護者会の報告)活動をしていただけ。久美子ちゃんとか勇ましく、優しいにも関わらずなんですかあの女の子。正直あの作品の中で一番嫌いな女の子です。そんな子(しかも関わってたことがバレてない)が事件の風評を受けるはずがない。なんの説得にもなってませんよね

最近のアニメの少年主人公は犯罪を犯さないとダメなんですかね。怖い怖い。書籍(七日間戦争)では警察を出させて終わりですが、今回は{netabare}公務執行妨害(これは微妙)、住居不法侵入、不法滞在etc{/netabare}ひどいね
そして一番のお笑いポイントはあんだけ「中山ひとみ役であの宮沢りえが!」とほざいていたようですが(別に宮沢さんが嫌いではないです)、{netabare}残り5分で3言喋って終わり {/netabare}ってw
しかもそれでエンドロールにて3番目に「特別出演」として名前が出てるんですよ?宮沢さんよりずっとセリフがあったキャラクターがそれ以降って…どうも解せないねw
まぁ良かった点は「ここからがスタートラインだった」というキャッチコピーですね。人はスタートやゴールを自分で設定できます。そのスタートラインはいくつも引いてあっていくつもゴールが存在していることを認めなければなりません。今回主人公たちは新たなスタートラインを引きましたが、決してゴールを設けたのではないのでしょう。今までの自分を背負いながらも未来へ歩き出したのでしょう。その姿勢は素晴らしいし、そのテーマも悪くはありません。
しかし(何回使うんだ)、ラストが正直吐き気がするようなラストでした。{netabare}いじめられっ子が陽キャになってイキってる?別に良くないですか!?正直「いじめられてたんですよ」とかTwitterで言ってる奴の方がヘドが出る。ま、壮馬君に関しては周りがクソです。しかし(はたまた登場)他の被害者キャラはサイテーのクズ(約2名)じゃん。香は救いがない。あんだけ「コッチが嫌になる」とか友達に「私実は我慢してるんですよ。偉いでしょ?」アピールしてる時点でも気持ち悪いが、その理由も自分の父親(家)のために自分から近づくのは本当に吐き気がする。それにあの言い訳「最初はそうだったけど!今は違うの!」誰が信じるんだクズ。最初はそうだったけど、と自白することで自分の非を認めその後の言葉に信憑性を持たしてるつもりなんだろうが、アホすぎる。本当に死ねばいいのに。
さらにあのクソメガネ。自分のことを縛ってる家を憎み、その家から解放させてくれようとする腐れ縁(恐らく幼なじみ)を憎み、は?アナタ何したいの?全てのことにあーだこーだ言って結局何も行動を起こせず、縛られたまま。そして縛られたまま「俺は実はこう思っていたのを我慢してたんだ!」死ね。こういうのマジで一番嫌い。自分を正解だと信じてやまないし、その「正解」とやらを視聴するだけして「間違い」を正そうとしない。本当に嫌い。否定から入る厄介ヲタクでもこんなクソみたいな行動はしないよ。挙句にはなに?本当は嬉しかったんだ?誰が信じるんだよ。もう写真を撮って「コイツウザイ死ねばいいのに」と言ったやつがそんな善意を言えるわけが無いでしょ{/netabare}
更にさらにその後の展開にも苛立ち{netabare}ええ。別に私はLGBTについてとやかく言うつもりもないですし、なんならそれで困っている人がいるなら助けてあげたいです。しかし、今回は話が別です。現在注目されているLGBTについてラストの「友達としてじゃなくて好きなの!」という綾ちゃんの告白を受けて動きなし。はぁ?これで困惑したら炎上ですが、何も関わらず結局有耶無耶になるのはどうしても制作側が「今LGBTについて注目されてるし、関係性を維持するならテキトーに女の子に告っとくか」みたいな安直な愚行をするのは本当に吐き気がする。まぁ正直このシーンだけだったら別にいいんですよ。そのあとの「え!?女の子!?」が来た瞬間にもうね。いやきっと深い意味はないんですよ(だから吐き気がするのだが)。ただ単純にコメディで終わらせたかったんですよ。途中から一人称が変わったのだってきっと制作側に撮っては些細なことなのでしょう。しかし私も差別をあまり好まない人間です。この作品のラストには制作側に対する苛立ちしか覚えませんでした{/netabare}
ともかくラストに関してはキャラにも制作側にも怒りを感じました

ふぅ落ち着こう

監督は村野佑太さん。異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術の監督ですね。( ´ ▽ ` )ナルホド
脚本は大河内一楼さん。コードギアスやカバネリのシリーズ構成を担当した方ですが…なんでこんな大物がクソ脚本を…
キャラデザは清水洋さん。ドラえもん映画のキャラデザを務めたこともあるそう
劇伴は市川淳さん。未確認で進行形の劇伴を担当した方ですね。確かに臨場感があったのは認めます
制作は亜細亜堂さん。異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術を制作したところです。

作画はちょっと手抜きを感じました。キャラデザが安定しなかったり。特に目立ったのが遠くの人物の作画です。遠方に写った主人公やモブ達が酷かったです。しかもカクカク(なめらかではない)でした。もう少し頑張って欲しいと思っちゃいました
主題歌はSano ibukiさんの「決戦前夜」素晴らしい歌なのは間違いないのですが、BUMP OF CHICKENさんに似てるかなぁという感じが
声優さんは普通でしたが宮沢りえさんを3番目が解せないです

総合評価 哀れみと怒りを集めた作品

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

リメイクではなく続編。無意味な結末の意味を感じたい作品です。

 意外なことにリメイクではなく続編でした。作品として、アニメの水準は決して高くありません。そこはあまり評価できませんが、この映画を見たときに重要なのは「気分」だと思います。

「打ち上げ花火…」と似たようなプロットで、ヒロインの親との関係は「君の名は」の設定に近い感じです。16歳という自意識は大人だけど大人のしがらみに翻弄される大人になり切れない年代の話でした。友人関係や恋愛感情なども絡んできます。

 7日間の抵抗の結末は誰でも予想はつきます。結果は変えられないけど、戦った事実が意味になるというテーマだったと思います。その抵抗があったからこそ告白も出来たし、親とのコミュニケーションも取れたということでしょう。

 ヒロイン父の政治家設定とか、警察の動きとか、細かく言えば不自然な部分は沢山あります。ただ、それでこの作品の本当に描きたい事を見失うのはどうかと思います。

「玉すだれ」の名前は最後に明らかになります。{netabare}「菊池ひとみ」みたいですね。実写版も原作も見てないですが、もちろん戦車の写真で引っ掛かります。そうなれば、BGMとあいまって、前作の登場人物に関係あるんだろうなあ、と読み取れます。で、前作の登場人物の名前を調べてみるとどうやら前作のヒロインが結婚して名前が変わっているという事みたいです。 {/netabare}つまり、続編ということです。

 確か原作と映画は中学生の物語。色濃く学生運動の気分が乗っかった話だったみたいです。
 今は高校生の物語。年齢と行動のバランスでは本作のほうがリアリティはある気がしますが、どうでしょう?ただし、学生の造形が2020年の学生ではない気がします。

 タイ人は、それがないとストーリーにならなかったから、というのが正解な気がします。少年としての大儀も生まれないし。

 スクールカーストとか毒親とかそういう感じのゼロ年代前半くらいのイメージに感じました。クリエータのアップデートがそこで止まっている感じはあります。いちおうSNSとか出して今っぽいですけどね。
 あと2年すれば18歳でそうなれば自由に会えるじゃん、という感想も一瞬持ちましたが、しかし、16歳のこの時期の2年はかなり長いですよね。いま、この場でやることが重要だという感覚は忘れたくないものです。

 本作のみんなで叫びながら本音を言い合う部分など、非常に古い学生のイメージです。でも、あの場面がある人生と何も語らないで大人になる人生で、何かが違う気がします。「本音」を言葉にだして伝えることで、大人になれたのでしょう。形式上の結末は変えられませんが、意思は伝わり多分その後に影響するでしょう。


 総評です。確かに作画は安っぽい部分はあるし、ストーリーや設定にも無理がある部分はあります。しかし、そんなことを言えばSFや異世界、ファンタジーだって、みんな無理はあります。そこを外して批判をするには惜しい作品です。ひと夏の冒険の「無意味さ」がもたらす意味を味わいたい作品です。

 なお、原作は宗田理さんですが、この人のぼくらシリーズは正直なところジュブナイルの中でも小学生向けと呼べる文体で、挑戦はしましたが数ページで断念したことがあります。もともとそういう性質の話のリメイクなので、話の不整合・不自然・出来の悪さは、あまり気にならなかったという感じもあります。
 一方で宮沢りえさんを今更引っ張って来て、ぼくらの7日間戦争を冠するのは、ちょっと広告代理店の匂いもするのはよろしく無かったです。

 けなす一方ですが、それでも不思議な面白さはありました。プロットが悪くても脚本とか演出が良かったのかもしれません。

 あまり高い評価はつけられませんが、主観的には悪くない感動がありました。70点くらいはある気がします。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6
ネタバレ

merolin08 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

一夏の青春

 アニメ放題で新着に来てたので、実写映画・小説等未読でストーリーだけなんとなく知ってる、くらいの状態で視聴しました。
 The 青春。クサいくらいの青春が大好物という人はオススメです。映画なので、音楽・作画・演出など凝れるところは惜しみなく凝ってる感じがして、どれもかなり良かったと思います。キャラデザは角が無い感じであまり印象が強いタイプではないですが、建物や自然の作画は迫力もあって、他と比べてもレベルが高いと感じました。主題歌も当時実写映画を見た世代にはたまらないのかな?てか、それ関係なしでもめっちゃいい曲でした。といっても良作というには少しツッコミどころがある作品になっている感は否めないです。
 まずは「テンポ」。序盤がかなりハイテンポでサクサク展開していくので、個人的には各キャラに感情移入できないまま話が本筋へと入っていってしまった印象でした。不法侵入という違法行為にも少し躊躇がなさすぎるかなぁ、もう少し他の案を出してそれらがダメそうだからやむなく…、くらいじゃないと最初「シンプル犯罪!」って思う人も多そう。
 次に「ストーリー」。これは原作からそこまで改変してないからベタになっちゃってるのか、読んでないから分からんのですが。つってもSNSとかは当時はなかっただろうからアニメオリジナルじゃないかと思うんですが、それを含めても展開の目新しさは薄かったですね。良く言えば安心して観られる、悪く言えば退屈といった感じ。ただ安易に {netabare}守と千代野を両想い{/netabare} にしなかったところは良かったポイントだと思います。あと、前でちょろっと触れたように多少ツッコミどころあるシーンがちらほら。
 あとはキャストが悪いみたいな意見が多いっぽいですが、僕はそこまで気になりませんでした。声優さんじゃなさそうだなぁ、とは思いましたが別に「下手くそ!」とかは思いませんでしたね、好き嫌いのレベルじゃないかと思います。
 総評ですが1時間半とくに飽きずに観れて、普通に楽しめました。と言っても、映像の綺麗さと音楽でベタな展開を補っている感じはしましたね。序盤でもう少し各キャラを掘り下げてくれたらもっと楽しめたんじゃないかなぁ、と思いました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

63.7 230 2019年度アニメランキング230位
絶望の怪物(アニメ映画)

2019年6月10日
★★★★☆ 3.2 (28)
89人が棚に入れました
アニメ制作スタッフとして働いた経験のある漫画家のコタニジュンヤが、完全個人制作で手がけた30分の短編アニメーション。ある日、中学生の星野アオイは、自分と家族が醜い宇宙人の怪物であることを知る。両親が隠していたため、彼女と弟のユウタは、その事実を知らずに育ってきた。彼らは薬を使って人間の姿に化けていたが、なぜかアオイにだけ、その薬が徐々に効かなくなり……。2019年6月10日から名古屋・大須シネマにて上映され、7月6日からは東京・下北沢トリウッドで公開。
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

自主制作作品としては評価できるが、商業アニメとしては弱い

【レビューNo.59】(初回登録:2023/5/17)
オリジナルアニメで2019年作品。30分程度
何かで引っかかったのだが、30分らしいので観てみるかと。
漫画家コタニジュンヤ氏による自主制作アニメで、キャッチコピーは
「行くとこないんだろ。」「―私たち家族は どうやらこの星の人間ではないようだ」

(ストーリー)
中学生の星野葵は家族4人で、ごく平凡な生活を送っていた。ある日思いを寄せていた
クラスメートの大宮圭吾の家に招待され、そこで告白される。
その時、葵の体に異変が起こり・・・
(右腕が怪物のような異形の腕に変化。圭吾は席を外していたので気づかれず)
実は葵たちは、普段は「コフ」という薬の力で人間に擬態している宇宙人だったのだ。

(評 価)
・30分でまとまってはいるが・・・
 ・冒頭の家族のやりとりから始まり、上述圭吾の告白まで「普通の人間」として学校
  生活を楽しんでいる葵の様子が描かれています。そんな穏やかな日常がまさか一瞬
  で崩壊するとは・・・
 {netabare}・うろたえる葵に対し、母は冷静に「コフ」を注射し対処。両親はこの秘密を葵と弟に
  知らせておらず、人間の子供として育てていた模様。しかし「コフ」の効き目はだん
  だん悪くなり、葵は外出を禁止され、父は「新しいコフ」を求めて奔走する日々。
 ・ある日「新しいコフ」を見つけたといって、父が帰ってきたのですが・・・
  物語はクライマックスを迎え、葵たちの結末を描いて終わります。
  このように30分の尺の中で、綺麗に「起承転結」を展開しており、終盤に見どころも
  用意されており、それなりにまとまっていると思います。
  ただ終盤の展開が雑かなっと。以下特大ネタバレ
  {netabare}
  ・葵に「新しいコフ」を打とうとする父を不審に思った母は、自分が先に注射。
   →死亡。「新しいコフ」は実は毒だった。 →その様子を見た父は葵に「新しいコフ」
   とお金を渡すと焼身自殺を図る。→ 葵は最後に圭吾にお別れをいう。
  という流れなのですが、この父の行動がよくわからない。
  ・そもそも父の決断は葵を殺すことだったのでは?(他の家族の扱いは不明)
   → 失敗したら葵にお金と毒を渡して、ここから離れろってどういうこと?
  なんか最後の圭吾とのお別れのシーンを作り出すための、無理やり感が凄くて・・・
  (まあ圭吾とのお別れのシーンが、たしかに一番の見せ場なのですが){/netabare}{/netabare}

・吉浦康裕「ペイル・コクーン」と比べると・・・
 ・30分のSF自主制作作品ということで、私の中ではどうしてもこの作品と比較してしま
  いますね。
  「ペイル・コクーン」は、吉浦康裕の「いかにもSFヲタらしい世界観」から始まり、
  30分という尺をしっかり計算し、終盤にいくほど物語も加速、面白さも上昇していき、
  あっと驚くラストでテーマ性もしっかり伝わる、個人的には超優良作と評価しているの
  ですが、それに比べると本作は物足りなさを感じましたね。
 ・そしてこの作品は上映してお金を頂く「商業アニメ」なんですよね。30分ということも
  考えると、余計になにか爪痕が残るような工夫がほしい感じなんですが、そういうとこ
  ろも物足りないかなっと。
  「いい話を思いついたから、それを映像化しました」ってレベルで留まっているような。
  そういう目で見ると
  「自主制作作品としては評価できるが、商業アニメとしてはちょっと弱いかな」
  という印象ですね。

作画、キャラデザは「中華アニメ」っぽさがあり、声優も一般のアニメに比べると少々ぎこ
ちなさを感じ、たしかに自主制作っぽい仕上がりかなと感じました。
音楽はピアノが主でシンプルだが、結構頑張っていた印象。

中学生の葵を主人公にして、
「平穏な日常や淡い恋が一瞬に崩れ去る「絶望感」を彼女に背負わせる」
というプロットはよかったと思うので、あと一工夫が欲しかったなと。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

鬼太郎でも出てくれば、何とかできただろうか?

 リアルな背景の反面、私にはキャラデザに好感が持てなかったです。だが、なぜこの結末でなければならないのか?、自分には納得できないものがあったです。

 普通の家庭、学校で日常生活を少女がいるです。そんなある日、突然異変が起きて、自分や家族が何者なのか?を知るです。
 学校にも行けなくなり、絶望的心理状況に追い込まれ、破滅へと突き進む物語だったです。

 この主人公、葵が自分を自分であるという認識が、一転してしまう。{netabare}日常から、友人の家での知るよしもない突然の体の異変を、隠すことしかできない現状は、この葵にとっていたたまれない物だったです。

 母親によって、その現状は抑えられたように見えても、姿を維持できなくなっている{/netabare}現実から逃れることができず、表に出歩けなくなってしまうです。家族にとっても葵にとっても、恐怖としか言いようないのです。

 学校に行ったとしても現実でも起こりうる、葵の不安、苦しみは、そうなるしかないのか?普通の人間として生きたい!というのを描いていたです。

 その先に葵を待っていたのは、正に絶望そのものだったことは、やるせない所あったです。
 人間が人間でないものを同じようにして、実際この家族を受け入れられたなら、起こらなかった悲劇だったと思うです。この物語において、そんなことは、あり得ないのです。{netabare}鬼太郎にでてきた妖怪病院でもあって、半魚人のように元に戻れない人間にすることもできないのです。{/netabare}

 最後まで、{netabare}この家族は救われなかった事、残った{/netabare}葵がした行動、自身に取った結末は、とても好きになれなかったです。{netabare}最後近くで、別れを告げに友人宅を訪れるです。葵を気にかけていた友人が、正体を知ったとき、葵を止めることもできない、しない所です。どの道、葵は生きられないようだったです。{/netabare}

 EDの歌を聞いて、さらに、絶望的な気持ちになってしまったです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たったの29分!!

2021/09/27 投稿

率直に言ってすごいと思いました。

29分間,テレビシリーズ1話分の長さです!

しかし,視聴後の満足感は高いです!

ストーリーは{netabare}タイトルや作品のキャッチコピーなどから容易に想像できます。完全にイメージ通りのストーリーと言えます。{/netabare}ツッコミどころもいっぱいありまが,あまり気になりません。

背景はきれいだと思いました。描き込まれた美しさでは無く,シンプルに描き色できれいに見せるといった感じでした。

キャラクターは絵が上手いとは感じませんでしたし,良く動いているわけでもありませんでしたが作品世界としてはこれでいいと思います。作品の成り立ちを考えれば,これが最適なのでしょう。

音楽はピアノの旋律が切なさを増幅します。
主題歌は,音程が安定せずにお世辞にも上手いと言えない歌唱力なのですが,逆にそれがよりいっそう切なさを感じさせます。
おそらく,この音楽の力が作品上大きく貢献していると思います。

結局何がすごいのか,そう感じさせるのか考えてみると,とにかく見せ方が上手いのだと思います。
余分な物を削ぎ落とした,引き算の美学とでも言うのでしょうか?歴史的に見ても日本人の琴線に触れるそんな作りの作品でした。

クレジットを見ると原作・脚本・絵コンテ・演出・作画・美術・着彩・撮影・編集・音響・監督・プロデューサー・他全般 コタニジュンヤとなっています。ほぼ一人で作り上げたという点は考慮せずに評価しています。

一方29分で完結している点は自分の中では,評価上大きなポイントになっています。

たった29分なので,見て損は無いと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

63.6 232 2019年度アニメランキング232位
キャノン・バスターズ(Webアニメ)

2019年8月15日
★★★★☆ 3.3 (15)
66人が棚に入れました
「マクロス」シリーズなどで知られるアニメスタジオ・サテライトが、海外の監督や脚本家とともに作り上げる日米合作アニメ。
友情を重んじる女アンドロイド・サムが、王子でありながら国を追われ、逃亡中の親友を捜すため、保守ロボットのケイシーと荒くれ者のフィリーと共に旅に出る!。

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

NETFLIXにおけるこの作品へのコメントは「気骨があるエキサイティング」

この作品の原作は未読ですがアメコミのようです。
NETFLIXのオリジナルで、シーズン1が2019年の8月15日に配信が始まった作品です。


友情を重んじる女アンドロイドが、親友の王子を捜す旅に出る。
不死身の荒くれ者フィリー・ザ・キッドを仲間に加え、
変形する巨大キャデラックで目的地を目指せ!


ネトフリックスまとめwikiの概要を引用させて頂きました。
…こんなサイトがあったのは初めて知りました^^;

この作品は「15才未満の未成年者の視聴は推奨しません」に分類されるそうです。
視聴している時には全く気になりませんでしたが、改めてこの表示を見ると
思い当たる節が無い訳ではありません。

それは、全て荒くれ者フィリー・ザ・キッドの「不死身」に起因しています。
彼の不死身な理由は分かりませんが、兎に角どんな事をされても生き返ってくるんです。

例えばズバッと切れた腕が時間が経つとくっつく…
リアルでは有り得ませんが、アニメの設定としては正直ありきたりです。
ですがフィリーにとってそんな芸当は朝飯前…
全身が溶解してしまっても元に戻るのですから、並の生命力ではありません。

だから…なんでしょうが、物語の中で彼は何度も命を落とすんです。
その中には残酷だと思える場面も幾つかありました。
この残酷さがR15指定となった所以じゃないかと思っています。

物凄く独特なキャラで、時には自分の事しか考えない我が儘な一面があっても嫌いになれるキャラじゃないんです。
CVをキレッキレの松岡さんが演じているのも要因かと思いますけど^^

友情を重んじるアンドロイド…サムのCVは矢野妃菜喜さんです。
初めて見かける名前だなぁ…と思いググってみると、私立恵比寿中学に加入していた方なんだそうです。
その後アニメコラボカフェ『SHIROBACO』のキャストとしての活動を経て現在声優、歌手、女優として活躍されているそうです。

彼女のwikiをチラ見すると、出演数は決して多くありませんが、演技に違和感は無かったと思います。
それよりwikiの「出演」欄に本作品が入っていなかったことの方が気になりましたけれど…
もしかして黒歴史だったとか…!?

フィリーに出会う前からサムと同行していたのはロボットのケイシーターンバックル。
CVはしーちゃんなので演技は安定感抜群でした。

この3人のサムの親友の王子を探す旅は波乱万丈である上、様々な思惑が交錯しながら動いていきます。
現在はシーズン1の全12話しかありませんが、物語の内容的には全然終わっていないので、きっと2期が来るんだと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

作画にちょっと癖がありますが、慣れれば気にならないレベルだと思います。
私はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

三毛猫メリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャノン・バスターズ

2020.10.14 視聴完了。

Netflixで配信しているアニメです。
アメリカのグラフィックノベル
(アメリカの漫画の一形態、コミックとはジャンルが違うとされている)
が原作だそうです。

アクション(戦闘)シーンが多く3Dアニメでも良さそうな感じですが
原作に近い2Dにしたのかもしれません。

ただなぜフィリーが不死身なのか等
謎は残ったままで、続きを作るのか気になるところです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

オカ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

見れなくはないけど、あまり、、面白くはない

日米合作のNetflixアニメ

不死身の主人公、死ぬと体の数字が増える。
ヒロインはロボット。
滅びた国、ボディカ王国の王子と再会するための旅に出る。
大事な?王子とヒロインアンドロイドの思い出回想とかのアニメーションレベルが学生並み。
ラスボスのデザインが古い。

物語も至って普通の展開。
見れなくはないけど、あんまりな作品。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 0

63.5 233 2019年度アニメランキング233位
Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム(アニメ映画)

2019年6月14日
★★★★☆ 3.3 (37)
214人が棚に入れました
プリズマ☆イリヤ オールキャスト総出演の ドタバタギャグコメディがここに開幕!
「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」シリーズのキャラクターが平行世界の垣根を越えて大集合!

原作ひろやまひろし監修による完全新作オリジナルエピソード。
少女たちのもう一つの物語が描かれるー。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、斎藤千和、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美、高野直子、かかずゆみ、杉山紀彰、植田佳奈、伊藤静

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

並行世界を越えてこんがらがるプリズマイリヤ世界のお祭り騒ぎ

プリズマイリヤを題材にしたお祭りエピソード。
プリズマイリヤの世界を、時系列、並行世界の垣根関係なしにごちゃまぜにして、マーボーの汁でゴトゴト煮込んだような作品です。

1期から劇場版1作目までのキャラクター総出演していて、特にアサシンわかめがメインで活躍するので、劇場版1作目までを事前に視聴必須です。
なぜか前面に出るのはアサシンわかめで、常識人でツッコミ役のイリヤスフィールを始め、美遊、クロの3人娘は、せっかくのOVAだというのにあまり出てきません。
それどころか、田中さんやベアトリスなど、(大きいお友達に)人気キャラの登場も一瞬のみ、代わりにラーメン店の親父と化した言峰綺礼が、わかめに並行する形でメインキャラとして登場します。
女性率という意味では、本編よりも低いくらいの印象があります。
女児たちがくんずもほぐれつもせず、魔力供給シーンもまさかの無し、露出するとして上半身裸のアサシンわかめが街を闊歩するくらいなので、正直ターゲットがどこなのかよくわかりませんでした。

一方で、最近ではめっきり出番の減った、リズセラ、美々や龍子ら同級生たち、オーギュストがおいしい感じで登場します。
プリズマイリヤもすっかりシリアスが板についてしまったので、ドタバタのギャグ展開は懐かしさと嬉しさがありますね。
なお、登場キャラはプリズマイリヤに限られており、stay nighthやFate/Zeroからの参戦は無しです。
セイバーやバーサーカーは登場しますが、クラスカードの英霊としての姿となっており、人格もなく、真名についても不明となります。
ただ、プリズマイリヤシリーズだけ観てから本作を観ると、映画にちょっと出ただけのはずのわかめや間桐桜が毎度おなじみみたいな感じで登場するので、他の作品も知っている方がすんなり楽しめるかもと思います。

面白かったかというと正直微妙です。
ギャグは微妙でキャラ萌えも無し、わかめと神父という、イリアを観ている方をターゲットにするには微妙なチョイスで、もっとDVDの特典映像みたいな媚び媚びなお祭り騒ぎを期待していた自分としては、期待外だったと言わざるを得ないです。
ただ、OPムービーはとてもよかったと思います。
3人娘が走って跳ねてする、何度も観たくなるOPでした。

最後に、おそらく次回作の劇場版2作目の映像が少しだけ流れます。
私的には、エインズワース家とかよりも、日常パートがもっと観たいと思うのですが、もうしばらくは無いのかなあ。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

プリズマ☆イリヤ オールキャスト総出演のドタバタギャグコメディがここに開幕!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ版全4期分と劇場版「雪下の誓い」は視聴済です。


「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」シリーズの
キャラクターが平行世界の垣根を越えて大集合!

原作ひろやまひろし監修による完全新作オリジナルエピソード。
少女たちのもう一つの物語が描かれる…。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

アニメーションは第1期から引き続き「SILVER LINK.」さんなので良い意味で安定しているのですが、STORYらしいSTORYは殆ど無かったのではないでしょうか^^;

きっとこの作品の「売り」はオールキャスト総出演…
だから過去作を視聴していないと、知らないキャラが突然出てくることになるのですが、登場するキャラの尺のバランスは正直気になりました。

例えば、イリヤの母であるアイリスフィール・フォン・アインツベルン…
確かに存在感は感じましたが、大原さんの声を聞けたのは一瞬だけ…
そういえば、田中(CV:福圓美里さん)の登場も一瞬だったっけ…
いやいや、声優さんのこの起用の仕方は流石に勿体無さ過ぎでしょう。

他にも言峰綺礼のお客さんに対する仕打ちや、桜のお兄さんの言動などツッコミどころは満載だったような…

先日、新作劇場アニメの制作が発表されたのが嬉しかったことと、この作品が未視聴だったことから今回視聴に至った訳ですが、想像していたより内容はグダグダでした。
でも、やっぱりイリヤは可愛いですね~。
門脇舞以さんの声質もイメージにピッタリ…

そういえば、物語の中でイリヤが両手を胸の前で組むシーンがあるのですが、その姿が9月9日に予約が締め切られた1/7スケールフィギュア ウェディングビキニVer.の取り外し可能なブーケを取った時のポーズにそっくり…
画像見た瞬間に一目惚れして、速攻でポチってしまいました^^;
発売は21年3月とのことですが、発売日はよく延期されるので気長に待っているつもりです。

話題がすっかり逸れてしまいました^^;

オープニングテーマは、穂群原学園小等部のみんなによる「カレイド☆フェスティバル!」
エンディングテーマは、イリヤ、美遊、クロエによる「アフタースクール・ルート」

上映時間60分強の作品でした。
そういえば、ラストにベアトリスがチラッとと映っていましたが、続編制作されるのでしょうか!?
それにイリヤが持っていたマジカルルビー…もしかして、あれは出涸らし!?
制作されたら…喜んで視聴させて頂きます^^;

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

笑えそうで笑えない。

登場人物総動員ファンサービス幻覚コメディーです。
マジに観るアニメではありません。
あしからず。

昨日、桜ルート第二弾を視聴したので、その落差にポカンでした。
桜の性格が180°回れ右しています。
明るく弾けた可愛い娘。
悲壮感のかけらもありません。

この作品は、アニメタイトルに反してイリヤが脇役です。
その代わり、間桐慎二と言峰綺麗が主役級。
しかし、アサシン間桐慎二が滑りまくって、ラーメン言峰綺麗が渋いボケ。
ちっとも面白くありません。
切れ切れイリヤにツッコミを任せて欲しいものです。

たぶんラストのあれは{netabare}次作の画像。
一瞬にして現実世界に引き戻されました。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

63.5 233 2019年度アニメランキング233位
NHKバーチャルのど自慢(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (19)
60人が棚に入れました
あの「のど自慢」がバーチャル化!?
「明るく!楽しく!元気よく!」をテーマに毎週日曜お昼に全国各地から生放送でお届けしている「NHKのど自慢」。今回お邪魔するのはバーチャル空間。バーチャルキャラクター化した小田切千アナウンサーの司会のもと、人気VTuber(バーチャルYouTuber)が次々に登場して、自慢の歌を競い合う。果たして初代VTuberのチャンピオンが決定するのか!?お楽しみに!
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメじゃないけど、ブイチューバー紹介レビューしてみるよ!!(1/10再放送)

再放送が決定しました!!
日時:2019年1月10日(木)夜11:55~0:40
チャンネル:NHK総合


人気番組「NHKのど自慢」を使いドワンゴの川上量生が仕掛ける実験的な番組。今回の企画はドワンゴが制作しているアニメ『バーチャルさんはみている』に因んだもので、そちらの放送開始も楽しみです。

バーチャルさんはみている公式サイト
https://virtualsan-looking.jp/

【バーチャルYouTuber(Vtuber)とは】
YouTubeで活躍する3Dや2Dアプリのキャラクターたち。生まれてから2年ほどで企業から個人まで数多くのバーチャルユーチューバーが活動を開始し、グッズ展開やイベントの開催、テレビ出演など、2019年現在では一般的にも認知される大きな業界になりました。2017年あたりに、可愛いキャラクターだけど見たことが無いと不思議に思った人も多いでしょうか。かく言う私も“可愛いキツネ娘”だと思ったら中身が“コンビニ店員のおじさん”だった美人局(?)に合いました。

YouTubeは他の動画サイトと比べオタクコンテンツが活発で無くユーチューバーが広く認知された後も敬遠している層は一定数存在しました。この背景の中で仮想現実のキャラクターがYouTube活動を始めたことは大きな転機だったように思います。はじめは3Dアバターを使い個人でYouTubeやその他の動画サイトで活動するだけだったものが、企業の参入により高クオリティーな動きや表情を見せるキャラクターが登場し、他企業や個人も挑戦していくうちに今まで現れなかった才能や特技をお披露目できる場として盛り上がりを見せていきました。バーチャルタレントをプロデュースする会社も多く誕生し、今や個人から企業までが期待を寄せる業界に成長しているのです。

NHKへの出演ということでバーチャルユーチューバーの中でも知名度や歌唱力の高い面々が選ばれました。全く知らない人向けに少し紹介してみましょう。

キャラクター紹介と歌った順番・曲名は以下の通り(紹介は伏せます)

【ミライアカリ】曲:『学園天国』
{netabare}Mirai Akari Projectの「ミライアカリ」は初音ミクのイラストレーターKEIがデザインしたキャラクター。プロデューサーである「アニメ娘エイレーン」は音声合成ソフト「CeVio」を用いた2Dキャラクターで、プロジェクトが始まる前まで動画を投稿していたクリエイターでした。ある時、ミライアカリプロジェクトのために6000万の借金をして企画を立ち上げ、ミライアカリ誕生のタイミングで裏方へ回りチャンネルはミライアカリプロジェクトへと移行されました。昔制作していた作品で組んでいた立案者に逃げられ、行き着いた海外で職を失うというハードな人生を送っている彼女(設定ではなく本当の話)は、帰ってきて欲しいというファンの声もあって現在は別個の活動に復帰しています。そしてのど自慢に参加したミライアカリは、露出の高い衣装が目立つ金髪サイドテールの記憶喪失キャラクター。シモネタを連発する“近所のHなお姉さん”と揶揄される発言や行動は、Pに指示されたわけではなく自主的なもので、バーチャル四天王と呼ばれる圧倒的な人気を誇るキャラクターの1人。イベントやグッズ展開も多く、年末の週刊ヤングジャンプで巻末グラビアを飾った時はスゴイ時代が来たなと思ったものです。エイレーンが仕掛けたバラエティー豊かな企画へ挑戦する動画がメインで、今回歌った学園天国のような曲以外にキャラクター性と反対の格好いい曲も投稿しています。ハロー!ミライアカリだよ♪(ピロリンッ){/netabare}
アクセル/ミライアカリ【オリジナル曲】
https://youtu.be/7StwGkAKDEA
ミライトミライ/ミライアカリ【オリジナル曲】
https://youtu.be/ZbYn9J_cuW8

【剣持刀也】曲:『HOT LIMIT』
{netabare}剣持刀也は「にじさんじプロジェクト」所属の男性Vtuber。「にじさんじ」は「いちから株式会社」が提供するVtuberの人気を二分する集団。会社は元々アプリ開発を主にしていて、いちからが開発したにじさんじアプリは2Dキャラクターの表情を動かすためのもので界隈でも採用者の多いアプリとなっています。定期的にオーディションを行っていて剣持刀也はその2期生。現在60人以上の大所帯に膨れ上がりもう少しで新メンバーも加入する上に海外メンバーもいます。某アイドルグループのような増え方に面喰らいましたが個人活動が多かった業界のチーム活動が多くなるきっかけでもあって「いちから」を真似て大人数のバーチャルライバーを育てる企業が増えていきました。AbemaTVの番組「にじさんじのくじじゅうじ」レギュラーでもある剣持刀也は、配信中に生まれる強烈なワードやコメント欄のファンとプロレスするような強気な発言と裏腹なイジられやすさがギャップになって男性ファンに“カワイイ”と愛される、ラップが得意な剣道部所属の高校生。女性中心の業界を個性とトーク力でのし上がった稀有な存在である彼は残念ながら歌はあまり得意ではなく鐘の音は鳴りませんでしたけど、そんなところも可愛いという(野太い)声も多数。{/netabare}
【ラップバトル】MCトウヤVS月ノ美兎
https://youtu.be/FfjZmhu3GQY

【ばあちゃる】曲:男と女のラブゲーム
{netabare}ばあちゃるは馬のかぶりものをした自称世界初の男性バーチャルユーチューバー。「ウマ」「ウビバ」の愛称で呼ばれ、現実のイベントに生身で出てきて司会をするようなネタ枠の彼は「電脳少女シロ」と後輩である「アイドル部」のマネージャー。現実と仮想現実の境界が曖昧な彼に関しては雑に扱うことが正解なので、鐘の音もひとつしか鳴っていませんでした。ファンには不名誉な二つ名を山ほどプレゼントされ、いつもからかわれていますがとても愛されている有能マネージャーです。でも次に行きましょう。 {/netabare}

【月ノ美兎、樋口楓、静凛】曲:キューティーハニー
{netabare}にじさんじ所属「JK組」と言われるこの3人は、にじさんじ1期生、プロジェクトの象徴とも言えるメンバーで、それぞれ委員長・関西弁・先輩のオーソドックスなキャラ属性を持ち、活動の中で見えてきた性格や特技によりさらに人気が出た3人。中でも「月ノ美兎」は産声を上げた時から存在感を発揮していました。清楚な委員長キャラでありながら好きな食べ物は「モツ鍋とビール」と答えかけて「ムカデ人間を観たか」という質問に対して“肛門と口を繋げられる映画”だと表現するような、キャラ設定なぞ守るつもりのない魂のぶっ飛び加減が話題を呼びVtuberの知名度向上に貢献した1人です。他にも、ニコニコ動画を黎明期からずっと追いかけていたと公言し、LINEニュースのしょうもない記事を読むことが日課で自身のラジオコーナーに採用。実写のシュールなアドベンチャーゲームを実況するような着眼点やトーク中の頭の回転は語りきれません。それまでビジュアルや歌唱などを中心に人気が出た界隈に違った楽しみ方を渡来させたキャラで、「バーチャル業界のおかげで発掘できた貴重な才能」の代表格なので興味があればまとめ動画を探してみてください。樋口楓、静凛も歌やゲームの特技があって関係性も面白いのですが今回は泣く泣く割愛。{/netabare}
クリスマスイブのお歌配信
https://youtu.be/t0S2LWCVQXg

【道明寺ここあ】曲:『愛をこめて花束を』
{netabare}道明寺ここあは、「ゲーム部プロジェクト」に所属する道明寺晴翔の妹でYouTubeチャンネル「ここあMusic」のキャラクター。ゲーム部プロジェクトは3Dキャラクター達が学校の部活でゲームをしながらYouTube活動をするというコンセプトで始まったチャンネルで、4人のメンバーは各自得意なゲームを持っていて極めたゲームは界隈でもトップクラスの腕を誇ります。設定が崩れやすいVtuberの中では異色の存在で、ゲーム実況の他にも部の日常が描かれるショートストーリー動画を投稿することが特徴です。ドラマチックでバカバカしい物語を展開する彼女たちを演劇部と呼ぶこともあり、道明寺ここあは、彼女たちの活動を見て自分もはじめたいとYouTubeをはじめました。ゲーム部に所属はしていませんが動画には何度か登場しています。圧倒的な歌唱力により数々の歌系イベントに呼ばれるプロジェクトの歌姫は兄の晴翔に溺愛されている歌うことが大好きな中学生の女の子。魔法科高校の劣等生「Rising Hope」や東京喰種トーキョーグール「unravel」を始めとした難度の高いアニメソングもいくつか投稿しています。番組ではフル尺で歌えませんでしたが放送後に本人がフル尺で歌った「愛をこめて花束を」の動画を上げてくれましたので興味がある方は聞いてみてください。{/netabare}
【バーチャルのど自慢】愛をこめて花束を 歌ってみた【Superfly/cover】
https://youtu.be/yOYEKiiFJCw

【富士葵】曲:『ラヴ・イズ・オーヴァー』
{netabare}富士葵はその名の通り、日本の素晴らしい文化を世界に発信する目的で活動を開始しました。コンセプトは「キミの心の応援団長」。美しい歌声で日本の名曲をカバーする彼女は、当初の素朴な3Dモデルから、クラウドファンディングで資金を募りモデルチェンジを行ったことでも話題を呼び、その金額は1000万円。昔のモデルがいいという声もちらほらと聞こえますが大幅なグレードアップで可愛くなりました。歌系イベントには必ず呼ばれる歌姫の1人でメジャーデビューもしています。西日本豪雨、ならびに北海道胆振東部地震の復興支援のためのチャリティーイベントでは大トリをつとめ、山下達郎の「希望という名の光」を歌い多くの人の心を打ちました。透き通った声は和を感じさせる曲やバラードとの相性が抜群です。反面、発言の天然さと個性しかない謎の踊りは、天は二物を与えないのだと私達を悟らせてくれます。(そこがカワイイともいう)ピアノ弾き語りをした「君の名は。」の「なんでもないや」をきっかけに知られていった彼女を紹介するのは、自身のチャンネル動画ではないですが、サントリー公式ブイチューバー「燦鳥ノム」と、のど自慢にも参加した「ときのそら」の3人で歌った「ゲキテイ」の動画をオススメしておきます。{/netabare}
檄!帝国華撃団 by燦鳥ノム・富士葵・ときのそら【歌ってみた】
https://youtu.be/35fKzdDH654

【電脳少女シロ】曲:『Let it go』
{netabare}電脳少女シロは、初音ミク先輩を尊敬しアイドルを目指すAI。ファンからはバーチャル四天王の1人として認識されていますが、活動開始から半年はVtuberの数も少なくコンテンツはほとんど世間に知られていなかった時期で、キズナアイと共に不遇な開拓時代を過ごした1人です。語学が堪能で海外ファン向けに英語で喋った動画を投稿することもあって海外へのアプローチが出来る業界を広げる存在。のど自慢で歌ったLet it goも原曲を選択していました。引き笑いがイルカの鳴き声に聞こえることから“シロイルカ”の通称で呼ばれ、かわいい見た目に反したバイオレンスなゲームの趣味や発言の物騒さから「戦闘用AI」だと誤認識されています。デビューから毎日コツコツと動画を投稿しており、奇想天外な発想とは別に真面目で努力家なところもファンを掴む理由。彼女を慕う後輩の「アイドル部」は動画投稿がメインのシロと違い生放送が中心の女の子たちで、マネージャーの「ばあちゃる」がプロデュースをしています。全員カワイイですがシロの系譜として恥ずかしくない狂気を孕んだ、一癖も二癖もある子たち。後輩との絆も見どころなので、箱推しファンは見る範囲がどんどん増えていきます。新作ゲーム「ヴァールハイト」の宣伝大使で、ラジオ共演したことがきっかけに絡むことの多くなった杉田智和やマフィア梶田とレギュラー番組で共演しています。{/netabare}
2018年 NG集・未公開シーンを大公開!「見ないでぇえええ〜」
https://youtu.be/A-kxIPhxiCs

【ときのそら】曲:『空色デイズ』
{netabare}ときのそらはホロライブ(hololive)と言われるVtuberの動画・LIVE配信サービスのキャンペーン第一弾キャラクター。配信サービスと共に会社がプロデュースもしていて、ときのそらを始めとしたホロライブは王道アイドル路線を育てる会社として人気で、後続キャラたちが数多く出ています。今や2期生まで増え大所帯となったホロライブの象徴的な存在は、ブレること無く王道アイドル路線を走り続けている代表的なキャラクター。早くから活動を始めていて人が集まらない時代を経て今がある苦労人。このような下積みエピソードも王道アイドルらしく、キャラクターデザインも茶髪のセミロングにヘアピンをした何の変哲もない女の子は「ときのそら」の名前通り空色の制服を着用。優しい声色で視聴者からママと呼ばれている18歳の元気いっぱいな高校生。明るさの反面、涙もろい努力家でもある。動画や配信のスタイルはhololiveの機能を使い様々なアングルから撮影できる3Dの自由度が売り。企業Vtuberはマネージャーをマスコットキャラクターとして連れているケースがあり、「かしこまり」「富士葵」「YuNi」などにも相方として付く。ホラーゲームが好きでマネージャー(友人A)を相方にゲームや企画をやる、歌系企画には必ず呼ばれる1人。{/netabare}
【侵略されて】エイリアンエイリアン 歌ってみた - ときのそら【踊ってみた】
https://youtu.be/NT6Pf28eCgQ

【ピーナッツくん、ぽんぽこ】曲:『おどるポンポコリン』
{netabare}ピーナッツくん!オシャレになりたい!、甲賀流忍者!ぽんぽこの二人は個人のVtuberで、元々ピーナッツくんが主人公のアニメを投稿していたところにバーチャルブームが来て、ピーナッツくんの制作兼声を担当していたぽんぽこのお兄さんが、やってみたいという妹の願いを叶えデビューさせた。(とてもややこしい)エッジと毒の効いたピーナッツくんのアニメと、バーチャルの域を超えた「まるで実写のようなクオリティーの狩猟動画や料理配信」が人気のぽんぽこ。(というかまんま実写)兄妹が互いを嫌がりながら一緒のことをやっている微笑ましさが人気で、面白いのは勿論ですが真骨頂は企画力と行動力。企業や個人を超えた何十人ものVtuberが集まる業界のターニングポイントともいえる24時間生放送企画を2回も成功させています。行動力で知名度を得て、Vtuberキャラクターが出演するTVアニメ「バーチャルさんはみている」に個人で参加も決まっている業界内で知らない人はいないマスコット的な二人。実はピーナッツくんのアニメを追加登録しようかと何度か考えたのですが、界隈が好きな人以外にはシュール過ぎてオススメもし難いなと思い断念しました。話数が多くカオスですが結構好きです。今回は24時間放送で出来た曲のMVを載せておきます。{/netabare}
【MV】言の葉のうた - 甲賀流忍者ぽんぽこ(Prod.n-buna)
https://youtu.be/oN5cAoM8Acg

【バーチャルゴリラ】曲:『なごり雪』
{netabare}バーチャルゴリラは今回のバーチャルのど自慢で初代チャンピオンに輝いた歌のうまいゴリラ。アニメにもでます。これ以上語りようが無いですが、『天魔機忍ver.G』という個人ブイチューバーユニットの一員で、黎明期からのファンは胸が熱くなる名前です。年末に嬉しいものを見ましたが、マニアックなので割愛。なごり雪の“ごり”を強調してしまい、小林幸子さんに(台本で)怒られていました。{/netabare}
ゴリラ×乾伸一郎オンステージ「Lovers Again/EXILE」
https://youtu.be/GnDdFe5-u3g

【YuNi】曲:『Precious』
{netabare}YuNiはバーチャルタレント支援プロジェクト『upd8(アップデート)』に立ち上げ時から参加する歌唱系ブイチューバー。編集や選曲にもこだわる歌一筋のYuNiの動画は、曲だけでなく画面作りもこだわっていますので一見の価値有りです。一緒にいるユニコーンの名前は「乙女丸」で、こんな名前ですがオッサンのマネージャー。この子や次のヒメヒナは特化型なので言葉で説明するよりMVや【歌ってみた】を聞いてもらうのが一番でしょうね。大きな歌イベントに必ず出演する歌姫の1人です。「透明声彩」はオリジナル曲。{/netabare}
YuNi MV 「透明声彩」
https://youtu.be/BnH6RiFm9f4
【息継ぎ必死】シャルル 歌ってみた(生歌) – YuNi
https://youtu.be/LjkDJHk2KrE
太陽曰く燃えよカオス 歌ってみた(生歌) - YuNi
https://youtu.be/6TcYk_qGshM

【田中ヒメ・鈴木ヒナ】曲:『ライオン』
{netabare}田中ヒメ・鈴木ヒナの二人は、元々田中ヒメが活動していたチャンネルに少し経ってから鈴木ヒナが参加しました。ヒナが来ることがわかっていたのでヒメ1人で活動している時は歌を披露することはありませんでしたが、のちに投稿した歌動画では完璧なユニゾンと歌唱力でファンを沸かせました。多分、参加が遅れたのはモデルが出来てなかったとかそんな感じ。のど自慢のトリに相応しい二人だったと思います。歌以外の動画だとテンションの高いヒメと、おっとりド天然のヒナで漫才みたいな会話をしています。この二人も歌が一番紹介になると思うのでそちらをどうぞ。{/netabare}
【ヒメヒナMV】劣等上等(Cover)【本気モード入った】
https://youtu.be/il4cAeVzZwI
【ヒメヒナMV】太陽系デスコ (Cover)【セクシー】
https://youtu.be/DdqEdO4EOuU


ゲスト枠は「キズナアイ」と「小林幸子」。小林幸子さんはニコニコ動画を通じてネットユーザーに支持を得た方で、キズナアイのLIVEでゲスト登場したことやドワンゴプロデュースの番組であることが関係してオファーがしやすかったのでしょう。芸人枠で登場した「アメリカザリガニ」も似た理由だと思われます。

【キズナアイ】曲:『おもいで酒』
{netabare}2016年に活動を開始した「キズナアイ」が「YouTube活動をするバーチャルな存在」として初めて「バーチャルユーチューバー」の言葉を使い始め、コンテンツとして活発になった2017年に登場した4人のキャラクター「電脳少女シロ」「ミライアカリ」「バーチャルのじゃロリ狐娘YouTuberおじさん」「輝夜月」をはじめとした後続が言葉を定着させます。この4人のことをファンが、通称「バーチャル四天王」と呼んでいて、キズナアイがこの中に入り「5人揃って四天王」になる場合も多いですが、今はアイちゃんの事を「おやぶん」と呼び、4人のことをバーチャル四天王と呼ぶことが多い気はします。ライブやテレビ出演にCMなど、メディアへの開拓とアプローチはすべてこの子がやっているような状況で、脅威の稼働率。矢面に立ち何も知らない人間から悪意を持って叩かれることも多いので、いくらAIといえど大変でしょう。のど自慢では「おもいで酒」を選曲していました。上手かったですね。世界一人気なユーチューバー『PewDiePie』の動画に出演して反響を呼び、日本政府観光局の訪日促進アンバサダーに就任したり若年層向けにノーベル賞の解説(聞き役)になったりと、何かと「顔」になることが多いブイチューバーの代表的存在。Kizuna AI × 中田ヤスタカのコラボ楽曲「AIAIAI (feat. 中田ヤスタカ)」が来春リリース決定。TVアニメ「バーチャルさんが見ている」の曲となっています。{/netabare}
【新年の挨拶】初日の出を観に行ってきました!【お正月】
https://youtu.be/N3lZDUfZeQw


YouTube内では今回のバーチャルのど自慢のようにテレビ企画に落とし込んだものも開催されていて、年末には紅白を模した『V紅白歌合戦』や『年越しVR歌合戦Count0(カウントゼロ)』等の大規模イベントも開催されました。普段は個人個人の活動をするVtuber達が一堂に会するイベントは知名度の低いキャラクターを知る場になるため、短い歴史の中でターニングポイントとして語られることが多いのです。全ては書ききれませんでしたが今回は「歌」括りということでVR歌合戦Count0にて発掘され知名度を上げたキャラクターを紹介して終わりましょう。

花譜(かふ)
花譜 #09 「心臓と絡繰」 【オリジナルMV】
https://youtu.be/hcm1LGOxJbc


未来を見据えた新しいコンテンツ「バーチャルYouTuber」に、少しでも注目していただけるきっかけになればと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 28

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あの「のど自慢」がバーチャル空間にお邪魔します!

この作品は、2019年1月2日にNHK総合で放送された作品です。
「NHKバーチャルのど自慢」という作品のタイトルを見た時、どういう作品なのか皆目見当がつきませんでしたが、作品を見て納得…

バーチャルYou Tuberがバーチャル空間で持ち歌を披露する作品だったんです。
「NHKのど自慢」のVTuber版…が一番分かりやすい表現でしょうか。

実は恥ずかしながら、この作品を見てVTuberがこんなに沢山いることを初めて知りました。
私が知っているVTuberはキズナアイちゃんくらいだったので…

司会はバーチャルキャラ化した小田切千アナウンサーなので何とも本格的…
そしてリアルののど自慢らしくゲストもちゃんと2人用意されているのですが、このゲストがまたビックリ…

まぁ、一人はキズナアイちゃんなんですが、もう一人は…見てのお楽しみでしょうね。
勿論、時代を風靡された方ですから知らない人はいない、というほどの知名度のある方だと思いますが、バーチャルの世界でも有名なんでしょうか…?

今回されたVTuberの皆さまは、地上波でVTuberが多数出演する音楽特番の「歌うまVTuber」さんだったんだそうです。

今回出場されたVTuberの皆さまは以下の通りです。
 ・ミライアカリさん:フィンガー5「学園天国」
 ・剣持刀也さん:T.M.Revolution「HOT LIIMT」
 ・ばあちゃるさん:「男と女のラブゲーム」
 ・にじさんじの月ノ美兎さん、樋口楓さん、静凛さん:キューティーハニーの主題歌
 ・道明寺ここあさん:Superfly「愛をこめて花束を」
 ・アメリカザリガニさん:小林幸子「雪椿」
 ・富士葵さん:「ラブ・イズ・オーヴァー」
 ・電脳少女シロさん:アナと雪の女王「Let It Go」
 ・ときのそらさん:天元突破グレンラガン「空色デイズ」
 ・ピーナッツくんと甲賀流忍者ぽんぽこさん:「おどるポンポコリン」
 ・バーチャルゴリラさん:「なごり雪」
 ・YuNiさん:伊藤由奈 「precious」
 ・田中ヒメさんと鈴木ヒナさんのヒメヒナコンビ:マクロスF「ライオン」

この作品を見て感じたこと…
VTuberの方々の歌唱力は決して侮れないということ(決して侮ってはいませんでしたけれど)…
そして、やっぱり「ライオン」は名曲だということ…
マクロスFの中でシェリルとランカが歌う「ライオン」は鳥肌モノでしたが、ヒメヒナの歌ったライオンも半端ありません。

終わってみると、一番印象に残ったのはヒメヒナのライオンでした。
初代VTuberのチャンピオンに…と思っていたんですけどね。

約45分間の番組でした。
NHKののど自慢と聞くとお堅いイメージが先行してしまいますが、見始めたらあっという間でした。
私はリアルタイムで視聴できなかったので録画して後日視聴したのですが、ヒメヒナのライオンが録画できたのは自分にとってラッキーでした。

それともう一つラッキーなことが…
TOKYO MX系列で1月から「バーチャルさんはみている」という作品が放送されています。
この作品にもバーチャルさんが多数登場するのですが、ミライアカリさん、電脳少女シロさん、もちろんヒメヒナなど、のど自慢に登場された方が結構出演しているんです。
逆に、もし見ていなかったら知っているVTuberの方は誰一人いませんでした。
そう考えると貴重な45分だったと思いました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

攻めるNHK(笑)!(1/10夜の再放送決定!)

日曜日の昼間に放送されている『NHKのど自慢』のフォーマットをベースに、有名VTuber(バーチャルYouTuber)が一堂に会してとり行われた「NHKバーチャルのど自慢大会」(という体で制作された)番組であります。

「NHKのど自慢」司会は小田切千(おたぎり せん)アナウンサーですが、この番組では「バーチャル小田切千アナウンサー」としてご本人出演でした。

できれば鐘奏者の秋山気清(あきやま きせい)さんにも出演して欲しかったなあ…。(←「NHKのど自慢」ファンとしての意見)

画面は常ににCGですし、普段活動しているVTuber達がそのまま出てくる感じですので通常の意味合いでの作画や声優、キャラといった評価は意味をなしません。

内容的にはいわゆる「バラエティー番組」に近い物ではあるので、これまた一般的な意味合いでの「物語」という評価は難しいのですが、視聴していて誰を合格にするかなどや何を話すかなどについて「恐らく台本はあるだろう」という想定の下で番組自体は面白かったので「評点: 4」とさせていただきました。

また音楽ものど自慢という番組の性質上、特に専用のものとしては合格時の鐘のメロディーくらいなわけですが、あえて「評点: 4」をつけてみました(あんまり意味はないですね)。

毎週放送されている「NHKのど自慢」のフォーマットでは出場者20組、プロの歌手のゲスト2組となっていますが、「NHKバーチャルのど自慢」では出場者は13組に減らされその代わり一組辺りの歌唱時間が長めに取られていましたね。

また「プロ歌手」枠にキズナアイ親分と、バーチャルグランドマザー小林幸子が収まっていました。

観てて思ったんですけど、VTuberってけっこうちゃんと歌える人が多いんですね。そこら辺の二流タレントよりもタレントとしてよっぽど有能なんじゃないでしょうか…。

……などと益体もないことを考えつつ、番組はけっこう楽しめました。出場者が被りそうという危惧はありつつも、またやって欲しいかも。

2018.1.4追記:
見逃したとお嘆きの皆様、さっそく再放送が決まりましたよ!

[NHK総合] 2019年1月10日(木) 午後11:55~午前0:40(45分)

このカオスかつエポックメーキングな番組を見逃すな(笑)!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 33

63.4 235 2019年度アニメランキング235位
RobiHachi(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (110)
392人が棚に入れました
時はG.C.0051(G.C.=Galaxy Century)。NEO TOKYOの住人ロビーと、一人の青年ハッチが、銀河の彼方、訪れると幸せになるという伝説の惑星「イセカンダル」を目指して、ひょんなことから宇宙船でギャラクシー街道を旅することに。二人はその道中で、降りかかる火の粉のごとく災難に遭い、行く先々でドタバタ騒ぎを起こすのだった……。

声優・キャラクター
中井和哉、河本啓佑、阪口大助、杉田智和、木村昴、徳留慎乃佑
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

宇宙で東海道中膝栗毛

宇宙を舞台にした東海道中膝栗毛でロビー・ヤージは弥次郎兵衛、ハッチ・キタは喜多八、JPS-19(イック)は作者の十返舎一九ってことらしい。

オダワーラ(小田原)、ハッコーネ(箱根)、ハママⅡ(浜松)、アッカサッカ(愛知県豊川市にある赤坂のことらしい)、マルベリー7(桑名 マルベリーは桑の実の意)、ヨッカ・マルシェ(四日市)、イセカンダル(伊勢かつヤマトの目的地イスカンダル)

しかも宇宙戦艦ヤマトのパロとか、色んなテレビ番組のパロがあってなかなかのカオス。それにしても、誇大くんは笑ってしまう。

基本的に一話完結で話が進んでいく。あとは銀河道中ヒザクリガーが鍵を握っている。
最終話の{netabare}ワープが取って付けたような感じだけど、いい感じの終わらせ方に持って行った。{/netabare}
男同士の熱い友情?愛情?炸裂で気づいたら見終わってた。普通に面白かった。

{netabare}
約10年前、ロビーは、父親の宇宙船「長屋ボイジャー」を盗んで家出。
そして現在(ギャラクシー世紀0051)、住居としていて整備不良の長屋ボイジャーを発進させるが、その船内でロビーとハッチは50年前のアニメによく似た合体ロボット「ヒザクリガー」を発見。

約50年前、日本でアニメ「銀河道中ヒザクリガー」が放送時、
初めて宇宙人と遭遇して超技術を得て大金持ちとなり月面に王国を作った一族がいる。その王子がハッチでロビーの借金を返済してくれていた。イックは、冥王星から追尾している宇宙船に気付く。『クレジット履歴』から太陽系外にでたことがばれて、ルナガード(月面警備)が出動したらしい。
{/netabare}

OP
天才のプレイリスト 歌 Hatchi(河本啓佑) feat. Robby(中井和哉)
ED
Dancing to Night 〜君への最短ワープ航路〜 歌 Allo(木村昴)&Gras(徳留慎乃佑) feat.Yang(杉田智和)
ヤンからロビーへの想いが溢れている。熱い。
挿入歌
銀河道中ヒザクリガー! 歌 串田アキラ



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ズバリ!熱い!!正反対の男同士のバディものスペーストラベラーズ!

1. 旅は道連れ Journey to the Star
宇宙人とのファーストコンタクトから半世紀、人類が自由に宇宙旅行を楽しめるようになったNEO TOKYO--。顔は悪くないが美女とおいしい金の話に弱い残念アラサーのロビーは、今日も高利貸しのヤンから多額の借金を抱えていた。その取り立てに現れるバイトのハッチ。ロビーはヤン達から逃げようと一か八か、今や完全に住居となっている古い宇宙船で逃亡。何とかヤン達を振り切ったロビーは、 このまま『イセカンダル』に厄落としの宇宙旅行に出ることを思いつくのだが、実はその宇宙船にはハッチが乗ったままで……。

2. タコから出た真実(まこと)
高利貸しのヤンから逃げようと宇宙に飛び出したロビーとイックの宇宙船『ナガヤボイジャー』。どうせならこのまま『イセカンダル』に厄落としの旅に行ってしまおうと決意するのだが、そこにヤンに雇われたバイトのハッチも同乗していた!ロビーはハッチに「帰れ」と宇宙船から下ろそうとし、揉める二人。そこへ追ってくるヤンの宇宙船。しかも攻撃してきた。ロビーとハッチは偶然宇宙船内で発見した小型宇宙船に乗り撃退しようとするが……。そんなこんなで何とかヤンから逃れるのだが、燃料が足りなくなり、ロビー達は火星へと立ち寄るのだった……。

3. 冥王星の惑星(ほし)恨み
火星を出発し、ギャラクシー街道に沿って宇宙船『ナガヤボイジャー』でイセカンダルへ向かうロビー、ハッチ、イック。ところが、謎の宇宙船に行く手を阻まれ、冥王星に強制着陸することに。そこには--冥王星が惑星から外れ、準惑星に格下げされたことに頭を悩ませる冥王星の住民達がいた。ロビーとハッチは住民らに冥王星が人気観光スポットとなるようにしてくれと懇願されるのだが……。

4. 「竿の先に半魚人」
いよいよロビーとハッチらを乗せた宇宙船『ナガヤボイジャー』は太陽系の外へ。まず最初に訪れたのはギャラクシー街道第9番プラネット『オダワーラ』だった。早速、わくわく繁華街に出てみると、半魚人だらけ!?オダワーラは半魚人の星だったのだ。「もう二度と来れないかもしれないし!」と嬉しそうにグルメスポットを調べては積極的に観光を楽しむハッチ。それに付き合わされるロビー。そんな中、ロビー達は所持金が無くなり、『オダワーラ』の海鮮丼のお店でバイトすることになるのだが……。

5. 「地獄の沙汰もドン次第」
『オダワーラ』を飛び立った宇宙船『ナガヤボイジャー』。イセカンダル詣でにいく為には、ギャラクシー街道第一関所がある『ハッコーネ』を通過せねばならない。温泉露天風呂を楽しみにハッコーネに着陸するのだが、通行手形を持っていないと関所を通過できないことが発覚!通行手形を持っていないロビーとハッチは、『ハッコーネのドン』と呼ばれる男に通行手形の発行をお願いしにいくことに。果たしてそのドンの正体とは……!?

6. 「寝耳にウナギ」
ロビーとハッチが次に訪れたのは『ハママⅡ』。この星の名物はウナギである。地球ではトッチャイナ星人の乱獲により、ウナギはすっかり獲れなくなっていた。噂に聞くだけでウナギを見たことも食べたこともないハッチは大喜び。おりしもハママⅡでは大ウナギ祭りが開かれようとしていた!一方、高利貸しのヤン達一行もロビーを追い、ハママⅡに到着。筋骨隆々のムキムキ水着姿お祭男達に囲まれる中、必死にロビーを探すヤン。ロビーとハッチも気づくと大ウナギ祭に参加させられており……。

7. 一寸先は夢の国
ヤン達が迫る『ハママⅡ』から逃げ出したロビーとハッチは、次なる宿場星『アッカ・サッカ』へ。--そこは夢と冒険、そして愛と希望に満ち溢れた丸ごと全て一大テーマパークの星。しっかり入園料も取る。パーク内に入るなり、ロビー達をミュージカルで迎える満面の笑みのお花ちゃんズ……。ファンタスティックなパレードに様々なアトラクション……とまさに夢のような場所なのだが、一方で妙な気味の悪さを感じるロビー達。そんな中、もちろんヤン達も追ってきて……。

8. メカるが勝ち
ロビー達は次なる宿場星『マルベリー7』へ。しかしイックの策略で機械人間の星『マルベリー8』へ。『メカにあらずんば人にあらず』とスローガンを掲げ、生身の生命体は奴隷扱い。人間達は浜辺でハマグリを採って、観光客に売っている。ロボットである故、すっかり高待遇に迎えられるイックに対し、人間であるロビーとハッチも最初はひどい扱いを受けるのだが……。

9. 亭主の好きなヒザクリガー
故障してしまったヒザクリガーを修理する為、次の宿場星『ヨッカマルシェ』に立ち寄るロビー達。実はナガヤボイジャーもヒザクリガーも、この星に住む『ヨッカマルシェ星人』が作ったものらしい。無事到着し、早速修理を依頼するのだが、そもそもなぜこんな遠い星でヒザクリガーが作られたのか?ロビーはこの星にいるアニオタ達からとんでもない事実を聞かされる……。

10. 相棒(バディ)喧嘩は犬も喰わない
とうとう最終目的地『イセカンダル』が目前に迫るロビー達。しかし、イセカンダルに向かう為にはその前に関所を通らねばならない。借金を抱えているロビーはブラックリストに載っており、今のままでは関所を通過できず、宇宙入管管理局に送られてしまうと知る。その件が発端となり、今までたまりにたまった日常生活の不満が爆発。宇宙船内でロビーとハッチの大ゲンカが始まるのだった。

11話 聞いて極楽、イセカンダル
ギャラクシー街道の最終目的地『イセカンダル』に到着したロビー達。しかし、イセカンダル参拝にはいろいろと段取りがあるらしい。段取りに沿って今夜は宿に泊まってお参りは翌朝からすることに。その前に、参道を散策。左右にびっしりと並ぶお休み処、お食事処、土産物屋、旅籠……。参拝客もさることながら、売り子達なども多数おり、かなりの賑わいだ。ロビー達もおみくじを引いたり、食べ歩きしたりとご利益だらけのイセカンダル観光を楽しむのだが、ハッチはいつもと何か違う感じで……。

12. 月の夢、地球の夢
ハッチが月の王子様だったという衝撃の事実を知ったロビーとイック。ルナガードとヤンたちが迫る中、「最後までロビーとイックと一緒に旅を成し遂げたい!」と話すハッチに「ロビーが出した決断とは?!一方地球では大変なことが起こっており……。ロビー、ハッチ、イックの旅の結末とは?!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ナンセンスというより、センスないギャグアニメに飽きた。一時、戦略的撤退(苦笑)

【1話ごとの感想】
1話目「旅は道連れ Journey to the Star」☆2
{netabare}
ドタバタギャグ、か。とりあえず、作画はだいぶ酷い。ギャグパートは良いけど、シリアスに振ったときに、心配は残る。

監督の高松信司さんは、「男子高校生の日常」「ぐらんぶる」の監督だと思えば信頼できるけど、「ナンバカ」「イクシオンサーガDT」の監督だと思えば、やや不安が(笑) まあ、「銀魂」「スクールランブル」あたりから考えても、ハイテンポであることは間違いないだろうけど。

東海道中膝栗毛は未読なんで、一般的な知識の部分しか分からないな。私は文学部ですが、近代文学専行なんで、古典は逃げまくってたし(笑)

《今後の展望》
しばらく、3話くらいまではドタバタコメディか。中盤から後半にかけては、ハッチの実家問題を解決しつつ、最終的には、「俺たちの旅はまだまだ続く」で終わりそうな気配がしますな。
{/netabare}

2話目「タコから出た真実」☆3
{netabare}
なんか、色々パロディだが、ディズニーは怖いぞ? 大丈夫か(汗)?

《今後の展望》
なんか、イセカンダル、火星でも宣伝してるって、実は怖いところ(なんか捕まって実験的な)かなと一瞬おもたったけど、伊勢神宮をそんな風にイジれるとも思わないので、それはないかな。

イセカンダルは、アニメの聖地だったりするのかな?
{/netabare}

3話目「冥王星の惑星ほし恨み」☆
{netabare}
月をディスるなや(笑) スケールでけぇな(笑) 電通にケンカ売るなよ(笑) 許可、とったなら電通が偉いし、とってないなら、制作が根性あるな(笑)

う~む、月をディスるスケールの大きさや、身内といえる電通にケンカ売る姿勢は、当時の「風刺」という文化も併せ、好きではある。が、プルトニウムバスターはな~。本気で腹立つ、悲しい思いもする人はいるだろうにと、岩手県出身者として思う。

やはり、パロディは笑えないとね。笑えないパロディは、ただの冒涜。

《今後の展望》
関係各所に怒られて、放送中止(苦笑)?

とりあえず、有名な宿場町まわるんだろうし、次は小田原ね。美人な女将に誘われ宿へ。そこで風呂が熱いのなんきので踏み抜いて大騒ぎ。原作ではそないな感じ。前半は多分、踏襲するかな?
{/netabare}

4話目「竿の先に半魚人」☆2
{netabare}
東海道中膝栗毛のBL要素は、ロビハチではなく、こっちで消化するのね。

働き方改革に、半魚人、、、魚民、かな(汗)?

原作、あんまり関係なしですね。設定だけをもらう感じかな。

《今後の展望》
う~ん、あんまり面白くならないね。

次は箱根。これで地震ネタや火山ネタを引っ張ってきたら、流石に切るかな~。
{/netabare}

5話目「地獄の沙汰もドン次第」☆2
{netabare}
箱根はまんま箱根だな。箱根は行ったことないけれど(笑) わりとしょうもないオチ。笑い処がみつからないな~。

《今後の展望》
次は浜名湖? うなぎ美女に、うなぎパイで精力アップ、みたいな展開かな?
{/netabare}

6話目「寝耳にウナギ」☆2
{netabare}
ハママⅡ(笑) う~ん、美女が出てこない展開は意外だったけど。利子から、尻w ツケから、尻w まあ、ツマランナ。

《今後の展望》
まあ、多分今後も1話完結のバカギャグ回が続くんでしょう。んで、10話か11話くらいから、イセカンダル絡みの話かな。とりあえず録画だけしといて、評判良い回だけ観るか、イセカンダルに入った辺りから観るかな。とりあえず、一時、戦略的撤退ですw
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 19

瀬名 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

テンションについていけない

なんとなく目に付いて見ている作品。

へぇー、中井さんが主人公か。この借金取り杉田さんじゃん。あれ、このロボット坂口さんじゃん。なんか既視感……。と思ってちょっと調べてみたら、銀魂の監督さんとのこと。
なるほど納得。

私は銀魂大好きなのですが、今作のギャグテンションにはなかなかついていけず。

初っ端からなんだか勢いとテンションが高く、なんの予備知識もなく観始めた者からすると、すんなり受け入れられるような感じではありませんでした(個人的には)。

そのテンションは下がるどころが、どんどん上がっていく。
なんか元気だなぁと、作品のテンションに置いてきぼりを食らいながら観ている感覚。

話の大筋は、不運にまみれたアラサー男が、借金取りに追われつつ、幸せを求めて伝説の「イセカンダル」へ向かうというもの。

舞台は宇宙の火星や冥王星などの様々な惑星。
どんな惑星にも普通に人間が住んでいるという不思議設定にツッコんではいけない。

初回から突然ロボット(ヒザクリガー)が出てきて驚きましたが、無駄にヒザクリガーのテーマ曲に力が入っていて、普通に良曲で笑いました。

OP曲は中井和哉さんと相棒役の河本啓佑さんが歌っており、ED曲は借金取り3人組の杉田智和さん、木村昴さん、徳留慎之佑さんが担当。

ED曲はモロ遊んでいます。
OPもEDも、みんな歌上手くてびっくり。

本作の全力で遊んでる感、この思い切りは良いかと思います。
私の肌にはあまり合いませんでしたが…。
特に7話は軽くイラっとくるしつこさでしたw

でも、観ていればどんどん慣れてくるもので、観続けているとだんだん楽しめてきました。
慣れるほどに面白くなる作品なのかも。

10話のハッチの行動にはちょっと感動した。

肌に合う、合わないはあるかと思いますが、このテンションが好きなら楽しめると思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

63.3 236 2019年度アニメランキング236位
胡蝶綺 ~若き信長~(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (74)
222人が棚に入れました
彼の元には常に乳兄弟であった池田恒興が控えていた。ただ生き残るために、ひたすらにあがき続ける。史実を点として押さえつつ、信長を中心としたキャラクターたちが、それを乗り越え新たな物語を紡ぎだしていく。

声優・キャラクター
小林裕介、内田雄馬、石川界人、花守ゆみり、寺島拓篤、立花慎之介、榎木淳弥、沼倉愛美、東山奈央、鈴木みのり、高橋信、前野智昭、日野聡

camuson さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

印象度:60

よめそ~り~♪ おめそ~り~♪ のオープニングが癖になります。
エンディングのシェリルの歌担当の人の声も久しぶりに聞きました。

それはさておき、本作の主人公信長のキャラデザの第一印象は、
「コード・ギアス」の主人公ルルーシュにちょっと似てるなぁです。

ですので、終盤、幼なじみか兄弟かの違いがあれど、
敵対する男2人の物語が劇的な終焉を迎える構成は、
コードギアスを意識したのかなぁと思いつつ、
史実をそこまで捻じ曲げずに、
予想の上をいくいいアイデアだなと素直に感心しました。

だからこそ、そこに至るまでの両者の関係と感情を逆算して、
もう少し丁寧に描けなかったものかなとも感じてしまいました。

本人の過失割合の大きい事故で落命した(表向き)弟秀孝の弔い合戦に、
信長が参戦しなかったことに対して、
信勝がひとり激昂して、一方的に兄弟仲が決裂するのですが、
これまで思慮分別のあった信勝が、
急に頭が悪くなったように見えてしまって、
そのあまりの急変ぶりが受け入れられなかったのですよね。
これまで兄弟双方ともに綺麗な内面しか描いてこなかったしわ寄せが、
ここに出てしまったかなと思いました。

全体的に、アニメならではのアイデアをたくさん盛り込んでいて、
創意工夫しているのはわかるのですが、
思い付きを勢いのまま入れたようなものも多く、
それらがうまく絡んで束になって物語を推進しているようには、
あまり感じられませんでした。


男性キャラについては、主要な若いキャラが、
女性が描く美形キャラなのに対して、
父、信秀や、舅、斎藤道三などは普通に男臭い造形となっています。
女性漫画的な一律なフィルターはかかっていないので、
キャラの多様性は確保できているのですが、
美男かそうでないかの線引きがはっきりし過ぎていて、
つくり手側の意図があからさま過ぎて、
没入できない面もあるのかなと思いました。

女性キャラについては、
ヒロイン?の信長の正室、帰蝶の造形
(金髪に近い茶髪に、黄色の目)が非人間的で、
絶世の美女?としての魅力がそこまで感じられず、
側室の生駒吉乃はさらに髪の色が明るい金髪で、
信長の奥方がそろって、見た目がヤンキーっぽくて、
中身に反して、見た目のおしとやかさがあまり感じられませんでした。
その一方で、おはなさん(犬山殿)とお市は
自然な感じでいいと思いました。
犬山城の信清に嫁ぐ際の創作部分も面白いアイデアでした。


蛇足的備忘録:
私自身は、まずは作品世界を味わって評価したいので、
作品の裏側の、リアルな人間のリアルな話については、
あまり積極的に知りたいとは思わない方なのですが、

本作に関して言えば、
漫画原作、ライトノベル原作が大部分の昨今のアニメ業界において、
信長の幼少~青年期という映像化されることが少ない内容を扱ったり、
これにBL風な一風変わった味付けをしたり、
だからと言って振り切るわけでもなく、
一般受けはしないし、固定ジャンルのマニア層向けでもないしで
リスキーな試みと言わざるを得ず、
作品が製作されるに至った経緯の方に大いに興味を持ってしまいました。
これを作品化するには、相当なモチベーションが必要だろうと。


で、調べてみると、本作では企画としてクレジットされている
鈴木誠二氏(企画会社:有限会社エスウッド <鈴木の英訳?個人会社?>)
という人物が言い出しっぺのようなのですよね。

中嶋敦子
「エスウッドの鈴木さんから中嶋さんの信長を見たいと言われて、」
引用元:アニメ公式サイト 胡蝶綺新聞【壱】
http://wakanobu.com/special_newspaper.html

「中嶋さんの信長が見たい!スタジオはディーンだ!」
で実現してしまうって凄いなと思って、さらに調べてみると・・・
「エルフェンリート」のアニメ化を企画した人物のようでした。
剛腕ですね。

岡本倫@okamotolynn
当時全然人気がなかったエルフェンリートのアニメ化を実現してくれた恩人
たちのお話です。

吉岡たかを@takawoy
エスウッド鈴木氏から「これをアニメ化したいんです」と原作を渡され
「スタジオとスタッフを吉岡に選んで欲しい」とのことで、友人の神戸守
と旧知のアームスに声を掛けました。神戸に声を掛けたのは某作品の時に
「次はがっぷり四つに組もう」と約束していて内容のことは考慮に入れて
ませんでした。

引用元:X(旧ツイッター)
https://twitter.com/okamotolynn/status/1540320269575008257

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その烈火の如き戦い様は「鬼神だ」「魔王だ」と恐れられておりますが、私の知る信長様はちょっと違います。今宵は、そんな信長様の素顔を少しだけ聞かせて差し上げましょう。

この作品はオリジナル作品だったみたいですね。
これまで幾度となく取り上げられてきた「織田信長」の物語…
手を変え品を変え…それでも描き続けられる最大の所以は、信長の生き様が現代を生きる人間とは真逆で、そこにロマンを感じるからではないでしょうか。

今回のレビューのタイトルは、物語の冒頭で帰蝶役のゆみりんが優しく語り掛けてくれる台詞の一部です。
この台詞がなんと心地良いこと…
私の視聴スイッチとしてしっかり活用させて頂きました。


明日をも知れぬ戦国の時代を駆け抜けた織田信長。

彼の元には常に乳兄弟であった池田恒興が控えていた。
ただ生き残るために、ひたすらにあがき続ける。

史実を点として抑えつつ、
信長を中心としたキャラクターが、それを乗り越え
新たな物語を紡ぎ出していく。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

信長は若かりし頃、「尾張の大うつけ者」と陰口を叩かれていたのは有名ですが、物語では、「ただの大うつけ者ではない」様が歴史とは違った切り口で描かれています。
この切り口がまた斬新で面白い…
最初はキャラが眉目秀麗なので、女性向きの作品かと思っていましたが蓋を開けたら全然違っていました。
男性でも十分に楽しめる作品です。

その最大の理由は、史実を捻じ曲げてでもこの作品のオリジナリティを追求している点だと思います。
例えば帰蝶…美濃の斎藤道三の愛娘で、織田信長の正室として輿入れしたのは有名な話です。
大変美しい女性で、その美貌は周辺諸国にも鳴り響くほど…これは史実なんですが、この作品は帰蝶に対してもちょいちょい捻りを入れているんです。
きっと帰蝶にこんな捻りを入れる作品は、後にも先にもこの作品だけなんでしょうけれど。
そしてその捻りには嫌味が一切ありません。
それどころか、絶妙な面白さとして物語の一部に昇華されていくのだから恐れ入るしかありません。

そういう意味では、信長の性格にもだいぶ手が入っているのでしょう。
胡蝶が知っている信長の素顔…
そこには「第六天魔王」の影も形もありませんでした。

それに織田信勝や織田秀孝の人物像も一部改変されているのかもしれません。
面白ければ史実通りじゃなくても良い…それがフィクションの醍醐味ですからね。
そんな固いことばかり言っていたら、それこそ続編を切望している「織田信奈の野望」などは見れなくなっちゃいますし…。

気になるのは、この物語りが「桶狭間の戦い」までしか描かれなかったことです。
信長の武勇伝はここを起点に始まると言っても過言ではありません。
尺の問題はあると思います。
1クールにあれもこれも詰め込んだら発散するのは目に見えていますからね。
個人的推察としては、帰蝶がネックになっている気がしています。
帰蝶が帰蝶であり続けるにはきっと限界があるでしょうから…

ご免なさい…
この作品を未視聴の方には一体何を言っているのか皆目見当が付かないと思います。
これがこの作品特有の捻りの産物なんです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、りぶさんの「疾走」
エンディングテーマは、May'nさんの「牙と翼」
May'nさんはこれまで沢山の楽曲を聞かせて頂いていますが、りぶさんは今回がお初でした。
今回の「疾走」は中々格好良い曲だと思いました。
オープニングアニメとの相性も良かったのが好印象でした。

1クール全12話の物語でした。
繊細なタッチで信長の優しさを前面に押し出した作品だったと思います。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

へぇ...さようでございますか...で?え?終わり?

視聴理由 とくになし

序盤 歴史アニメか?

中盤 (察し)

終盤 波に乗っかっただけのやつか

この話は織田信長の今川義元を倒すまでの話
ジャンルは戦国・イケメン
盛大にいみがわかりません。なぜこの作品をアニメ化しようとしたのか。この作品が何を伝えたかったの。視聴者の対象は誰なのか。結局何があったのか
私はこの作品を全く理解することができませんでした。頑張ってみたのですが「時代は戦国BL!ならアニメ化しちゃえ!」みたいな軽いノリとしか考えられませんでした。まさかそんなはずはないでしょうから...え?ないよね?まさか?まぁ予想の話をしてもなんですからね
さて内容です。私は全12話を一文で終わらせることができる自信があります。 {netabare}織田信長は戦略結婚、弟が弟の部下にそそのかされて「敵は信長なり」といって、信長は弟倒してその乗りで今川ドーン!{/netabare}
ああなんと簡単なんでしょう!だれにでもわかりやすい!そして展開が読みやすい!小さなお子様でも安心して視聴ができてしまう!だけど、一つ注意!BLを匂わす表現が多多存在するから実際見るときは注意しよう!
ああ、だめだ。私まで知能レベルが低下してる...
まぁともかく見ないほうがよいです。時間の無駄です。内容にイライラするのではなく本当に「時間が無駄だったな(・_・)」と真顔で言える感じです。
キャラも良くわからなく、いや戦国の人だからわからなくて当然なのかな?もしそうなら言いたい「アニメ作るな」と。

監督は「BLEACH」や「幽遊白書」の監督をした阿部記之さん。え!?大御所じゃないですか!?何やってんですかw
シリーズ構成は「青の祓魔師」のシリーズ構成を担当した山口亮太さん。え!?こちらも!?本当になにやってんだろ
キャラデザは「東京グール三期」のキャラデザ・総作画監督の中嶋敦子さん。
制作はスタディオディーンさん...え!!!!???本当にマジでどうしたの!!!???
すごいメンバーなのになんでこんなクソ詰まんない作品なんかを....
みなさんのレビューをみると賛否両論ですね「歴史を知らない人でも楽しめる」や「全体的にまとまっている」という賛成意見もあれば「新鮮味がない」や「面白さが感じられない」といった反対意見もありますね。

作画は普通でした。特に言うことはないです
opはボカロpであるみきとpさん作詞作編曲、歌い手であるりぶさん歌唱の「疾走」
edは同時期に放送してた「ソウナンですか?」のedを作曲した川崎智哉さん作曲、「たまこまーけっと」edの作詞を担当した宮川弾さん作詞、数々の名曲を作曲した佐藤純一さん編曲、「魔法使いの嫁」op2を歌唱したMay'nさん歌唱の「牙と翼」
主要人物の声優は平気なのですが、ほかのキャラの声が微妙でした。残念

総評 圧倒的にお勧めしません

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

63.1 237 2019年度アニメランキング237位
エガオノダイカ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (203)
706人が棚に入れました
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨシュア。「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……笑顔は生きるためには、欠かせないから。これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。

声優・キャラクター
花守ゆみり、早見沙織、松岡禎丞、佐藤利奈、神奈延年、置鮎龍太郎、小市眞琴、榎木淳弥、松山鷹志、長久友紀、増田俊樹、石谷春貴、白石稔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

エガオニナルカ?

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
アニオリのロボアニメのダメなパターンの方、って感じですかね。

雰囲気や出だしの感じはかなり良かったんですが、肝心のストーリーでおおこけしました。ロボットアニメ自体は大好物なので、期待はしてたんですけどね。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず一番の問題は、「クラルスの停止=文明の崩壊」みたいな論調で物語を進めてきたのに、最終話Cパートでいきなり、「え? 結構、普通に文明を維持できるんじゃん」となったところ。あれはズルいと思う。話が違う。

という事で、あくまで、「クラルスの停止=文明の崩壊」と考えてレビューを進めていきたいと思う。そうじゃないと、ユウキの行動に是も非も言えないから(兵器だけが停止し、文明が維持できるならば、そりゃ理想的だから)。

ユウキのとった行動は控えめにいっても最悪で、まさかただの箱入りワガママ王女様のままで最終話までいくとは思わなかった。じゃあ、縄文時代や弥生時代は争いが無かったのか? 充分な食料や医療がない中で、幸せに長生きできたのか? など、たくさん疑問が浮かぶ。

もしこういう「ハッピーエンド」を目指すなら、「クラルスの軍事転用だけを止めるウィルスを流す(ナノマシンの改造)」とかにすりゃ良い(勿論葛藤は生まれないが)。

構成的にも、とてもとても疑問が残る。

本作はダブル主人公の形式をとり、相互にそれぞれの陣営を見せていた。その中で、敵味方に分かれた二人の主人公が出会い、どう平和に導くかが見処になる作品だったはずだ。

そんな二人の大切な「邂逅」を、まさか最終話の終盤にもってきて、しかも、一方(ユウキ)の考えに全のっかりとか、マジか?と思った。もう一人の主人公であったステラのとった行動は、「止めない」という消極的なものだけで、だったらなぜ、主人公を二人にしたのか分からない。

ダブル主人公のメリットは、立場や境遇などの違いから、見える風景が変わり、異なる主張をもった者同士がぶつかり合い、それでも互いを認め、異なる二人だからこそ辿り着けるゴールを見つけるところにあると、私は考えている。

例えば、ダブル主人公×戦争 モノの金字塔、「銀河英雄伝説」は、ラインハルトとヤンという二人の天才が、直接顔は見合わせずとも、常に相手を意識し、敵の味方以上に相手のことを深い部分で理解していからこそ、感動が生まれた。

けれど本作は、二人が直接顔を合わすまでは、互いから何かを受けとるのではなく(というかユウキに関しては、ステラを個人として認識すらしてないと思うし)、むしろ、自分の味方から多くを学び、たくさんのものを受けとってきた。だから、最後に敵側についたステラには、裏切り者のような印象をもってしまった。会って数十秒の敵国の姫のありきたりな台詞に感動し、祖国をあっさり裏切った、そんな風に捉えられてしまわないだろうか?

ダブル主人公のデメリットは、片方を深める時間が半分になることだ(だから銀英伝は長大だった)。これだけ、ユウキのやりたいことを100%叶えるなら、普通に王国サイドのエピソードだけで充分だった。また、ダブル主人公の良さを生かすなら、7話くらいで二人を出会わせ、二人がそれぞれに1つのゴール地点に向かっていくような構成の方が良かったと思う。

さらに、普通に考えて「クラルスの全停止」というのは、愚作としか思えない。ナノマシンを使いきり、人が住めない環境になるのが、明日明後日の危機でないのなら、まずはこの情報を全世界に公表し、王国は帝国に即事降伏(敵対勢力がなくなることで、兵器によるナノマシンの浪費は防げる)。日常生活におけるクラルスの使用も最低限に抑えつつ、代替のエネルギー開発か、ナノマシンの発明・生産に全力を尽くす。その上で、全て上手くいかなかった場合は、一次産業の推進(人力での農業指導や農具の生産、家畜を充分に増やすなど)や治安機関などをしっかり整備した上で、今回のユウキのように、クラルスの全停止を行う。そのぐらいのことをやった上で行わないと、限られた食料や文明の遺産を巡り、間違いなく略奪が横行し、戦争以上の被害を生んでしまう可能性もある。マジで、雑だと思う。

これだけの悪さがある作品なので、視聴後の感覚的には☆1でも良いのだが、1~4話くらいまではしっかり楽しめるなど、良さもあったので、まあ、☆2かな。

あと、ネタバレに繋がるようなOPをつくるのは、特にアニオリならやめてほしいと思った。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
クラルスの全停止=文明の崩壊みたいな論調で物語を進めてきたのに、最終回Cパートで、わりと普通に生活出来ているようなので、話が違うと思った。

ダブル主人公の良さを全く生かさず、最終回になってようやく邂逅し、すぐに意気投合する二人がよくわからん。

てか、クラルス全停止、兵器が止まって世界が平和になりましためでたしめでたしとか、頭お花畑かよ(向日葵だけに)w

☆1でも良いが、序盤はまあ楽しめたので、☆2で。
{/netabare}


【1話ごとの感想(視聴時毎回更新)】
{netabare}
1話目「ソレイユの少女」☆3
{netabare}
器の大きさをみせる、主人公。なんか、好きな世界観っぽい。

《今後の展望》
王女が有能且つ良い人なので、彼女の成長を描くというより、理想と現実のギャップに悩みつつも、それを乗り越える様子を描くんだろうな。笑顔の代価、というタイトルが気になるな。ヨシュアかユウキのどちらかが死んだりする?
{/netabare}

2話目「戦乱の真実」☆4
{netabare}
なんか、OPが盛大なネタバレになっているような、、、。ヨシュアの死亡、思ったより早かった。

《今後の展望》
こうなると、王女の闇堕ち、本領発揮で帝国を蹂躙することもありそうだけど、多分、爽やか路線だな。OP観る限り(苦笑)
{/netabare}

3話目「微笑みの戦士」☆4
{netabare}
戦場で親を殺した(かもしれない)兵士が、その子供に桃缶を配る。そして、家を爆破に巻き込み、助け、罵倒される。しっかり「人間」を描いているな。

《今後の展望》
1話ごとに主人公サイドを変えていく、ダブル主人公構成でいくのかな。銀英伝もそないな感じだし、好きな構成ではあるかな。
{/netabare}

4話目「希望の選択」☆4
{netabare}
王女の素人判断で最悪の結果を招く。なかなかちゃんとドラマを作る気があるな。

《今後の展望》
科学力と経済力、地の理は王国にあるが、戦力(物量)と勢いは完全に帝国にある中、やはり逆転の一手は、ユウキの覚醒しかないでしょうね。ただ、最終的には和解、和平だろうから、互角まで戻せば良いわけだけど。帝国に物資は無さそうだし。
{/netabare}

5話目「分隊の一夜」☆3
{netabare}
昔世話になった先輩軍人、、、わっかりやすい、死亡フラグ(笑)

《今後の展望》
リリィもいつか死にそうですね。ユウキにとってのヨシュアの死に釣り合う存在が、ステラにとってのリリィっぽいし。
{/netabare}

6話目「運命の岐路」☆3
{netabare}
総数五万!? かなり大規模なロボット軍団がいるんだな。いくら士気を上げるためとはいえ、戦術を考える人が前線に出るの? ユウキが指揮をとる(覚醒する)きっかけ作りか。

《今後の展望》
やはり、ユウキ無双の展開かな。今回追い討ちをしなかったことが、後々、ステラとの和解、共感の種になるのかな?
{/netabare}

7話目「王宮のひまわり」☆2
{netabare}
退役、メデタイ、メデタクナイは、微妙なところだな。こっちのチームも、かなりキャラは深まったな。ピアーズを殺したか、これはちと残念。なんか、体よく悲劇を背負わせて、ちょいキャラを殺していく。こうなると、ピアーズを殺すために、今回、彼をとってつけたように引き立てたことになる。こういう、キャラの生かし方、殺し方は嫌いです。キャラクターは、ちゃんと生きて、どうしようもなく、死なないと。

《今後の展望》
帝国側、ステラサイドにも死の悲しみは必要で、だとしたら、ヨシュアに釣り合うのは、リリィか隊長かと思っていたら、ピアーズというちょいキャラに悲劇を背負わせて退場させる手段に出たか。今後を、想像したいと思えなくなったな。とりあえず、ユウキ無双ですね。
{/netabare}

8話目「最後の伝言」☆3
{netabare}
イザナ、死亡。最後に一花咲かしたら死んでいく流れを続けるのか?

《今後の展望》
新型クラルスのリスク。世界が滅ぶとか、そんなんでしょ、多分。
{/netabare}

9話目「暁の挽歌」☆3
{netabare}
王国編が続いたね。笑顔の代価とは、人々がクラルスによって笑顔になった代価として、環境が犯されることもあるんだね。う~ん、パタパタ人が死んでいくな~。ハロルドも死に、いよいよ王国は人材不足だな。

《今後の展望》
次は帝国編を2話続けるのかな? 最終的には、世界の全てのクラルスを活動停止にするの? てか、これ、ストーリーまとまるか?
{/netabare}

10話目「魂の発火」☆3
{netabare}
戦争被害者との触れ合い。素直に笑う、ステラ。悲劇の予感しかしない。ここで、隊長の死か。ここで両陣営の物語がひとつにまとまるのね。

《今後の展望》
ステラ、最後は隊長の孤児院を引き継ぐのかな。次はステラとユウキの邂逅だろうね。二人はどんな決意をするのか。やっぱり、新型クラルスを使って、全クラルスの停止かな。でも、それで争いがなくなるほど、世界はシンプルなのかな?
{/netabare}

11話目「二人の決意」☆2
{netabare}
隊長への熱い思いに、なんかこっちがついていけないな。ダブル主人公ものだけに、片側の掘り下げは不十分になるわけだし。ユウキが、父の死というツラい事実を、母親に言わせず、自ら言ったのは、偉いと思った。

《今後の展望》
まさかこれ、クラルス全停止でハッピーエンド、にはしないよね? クラルスを全停止するならするで、現実的な代替案がないと。
{/netabare}

12話目「笑顔の代価」☆1
{netabare}
よく娘だと分かったな。母親の超能力か? なぞの挿入歌(笑) 野菜は元気になるって、ナノマシンは自己増殖するの? じゃないなら、「減らなくなった」だけ(現状維持)で、回復はしないでしょ。

いや、確実に間違いなく、ユウキもステラも刺されると思うんだけど。

ここまでダメな最終回も珍しい。総合評価まで1にしようか悩むレベルです(汗)

《今後の展望》
2期や劇場版はないな。100%。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 34
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

ダイカ君の笑顔がステキでした

3話までの感想{netabare}
大地が作物育ちにくくなって食料を巡って戦争ってのは非常にシンプルで分かりやすい。
主人公、お姫様には辛いニュースは聞かせたくないって、お人形扱いかよー。
「お前は何も知らずに神輿に担がれてりゃそれでいいんだ」と言ってるみたいで、ああこれがのちに代価に繋がるのかなぁと思ってたら2話で主人公死んじゃった!?
それ以前に「篭城だー」と言ってた次のシーンではもう撤退してて、2話は展開がぶっ飛んでるっていうか…何かトリックでも仕掛けてるのか?
ってことで気になる3話を待ってみたら…ヨシュアどころかソレイユ王国側全然出ないw
くっそww引っ張りおるwww
内容も、命令果たすためなら恨まれても構わんっていうもので、個人的には大好きな部類。
(ここぞとばかりに叩きのネタに使うのもどうかと思うが、“ゴブスレ”がそういう作品だと思ったら全然違ってヌルくてビビった)
もしこれで最終回、「世界が平和になったーやったー」ってところでステラが子供に撃ち殺されたら大絶賛します(嫌味ではない)。

それにしても…これ言ったら世界観台無しだし無視すべきことなんだけど、肥料って鉱物由来だぞ、水耕は特に。
なので作中のプラントはどっちかっつーとグランディーガ側の方が得意ってのが自然で…いやいいんですけどね。
大地で作物が育たないのはマグマエネルギーが枯渇したせい(ダリフラネタ)みたいな、クラルスラピス掘りすぎたって展開にはならんだろうなぁ?{/netabare}

4話感想{netabare}
戦争の用語?はよく知らんけど、いわゆる二次遭難みたいな展開。
退去命令出されたけど従わずに留まって抗戦しようとする民衆が居て、そいつら助けに行ったら全滅。
ん?全滅か?途中からロボだけ映してトレーラーがどうなったか映ってないのでちと不明。
どちらにしろ…う~ん、タマランw
ってか退去命令なんて住民全員が大人しく従うワケないじゃーん。
姫様はカリスマあるんだっけか?じゃあ姫様直々に発令すれば叶ったかも知れんけど、そうできない事情──新型クラレス絡みで報告を伏せた──を生み出したヤツは切腹モンだろう。
あとかつての和平式典で乱入してきたの、あれは帝国の手によるものなのかテロリスト(第三勢力)によるものなのか、どっちなんだろ?
ソレイユ側は帝国のしたこととしてるみたいだけど、そうであるなら式典の場に帝国の要人が来ていない(町ごと爆発させる計画に要人送るかね?)と、もっと早い段階で気付けそうなもんだが…。
第三勢力によるものならグランディーガ側もお偉い人がテロに巻き込まれてると思うので、両者痛み分けとしてまだ歩み寄る余地があるような?
“反新型クラレス”の勢力が居るような気がするんだが、どうだろうか…。

それにしてもヨシュアは死にっ放しなんかね?
1話のシミュレーション装置に個人データが残っててそこから…みたいな展開だったらヤダなぁと思ってるのだけど、どういう扱いしてくつもりなんだろう。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
なるほどねー、2話でヨシュアを殺したことで「この作品はメインキャラでも容赦なく退場させる」って印象を植え付けられたみたい。
5話ではリリィが死ぬんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ることが出来ました、というか死亡フラグ立てまくりで思い返してみると結構笑える。
でもって9話までの感想としては…実はユウキの側近連中に裏切り者でも居るんじゃね?と思ってたけどそうじゃないっぽい。
「担ぐ神輿は軽い方が良い」と側近が意図的に姫をお馬鹿に仕立て上げてたってことにすりゃこれまでのアレコレも納得のいく方向で収められたと思うのだけど、そうじゃないのかー。
更に言うと“LOSUTSONG”のように、王国視点と帝国視点で実は時代が違ってたりして、なーんてこともうっすらと考えていたけどそれも違うっぽい。
う~ん予想外れてばかりだなぁと思ってたら、↑で書いてた第三勢力キター!
やっぱ昔テロ起こしたのはグランディーガ帝国ではなくてベルデ皇国?公国?ってところだったらしい。
とはいえ今はもう滅んでるみたいだけど…とりあえず現在戦争をしてる二国はどっちも被害者みたいなものなので、そっち方向で和平エンドって可能性は…あるんかなぁ?

また、どうしてベルデ皇国は新型クラスル開発を阻止しようとしたかって形で「この世界の仕組み」が9話でやっと明かされる。
…。
ソレイユ王国はトップに報告しないのが慣わしなのか?
ナ、ナノマシーンかぁ。
作物が育たなくなり出してる原因にも繋がるワケだけど、これは航空兵器が存在してない理由にも繋がってる?
上空はナノマシーンの濃度が薄いとかで。
でもこれだとナノマシーンには「ムラ」があるってことで、今までそれを匂わす描写(風向きによってエンジンの調子が変わるとか)は無かったので違うんかな。
と、いうよりも、だ。
ナノマシーンは自己増殖して~とか言ってたけど、じゃあどうやったら増殖できるのか・促進可能なのかの解明はしないのかいな?
人間側からの干渉ではどうにもできないとか明かしてないので、最後ナノマシーン増殖方法が見付かってめでたしめでたしエンドの可能性が…あ、あるかな?
もしくは高濃度の・パンパンにナノマシーンの詰まったコンテナでも見付かったりして。
なんか物語最後のカット、立派に咲いたヒマワリのアップで終わりそうな気がして、それに向けてどう展開するかで考えてしまいまして…。

もう一個気になるのは3話で接収したプラント、あれはクラルス使っての栽培だったよね?
ナノマシ-ン周りの設定と矛盾してない?
また、接収しといてそれ以降帝国側がどんな分析したのか全然触れないんだよなぁ、それ真似て食料確保できるようになれば当面の戦争は回避できそうな気がががが。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
10話…え、待って、9話でやっとクラルスの謎明かしたと思ったらまたこんな話?
3話の焼き直しじゃん。
いやだからさ、戦争の悲惨さ見せたいんだったら孤児に「母さんの仇!」と撃ち殺させようよ。
孤児から花束渡されて受け取ろうとしたらその下から銃口が…とかやろうよ。
もし衝撃的な死を描きたいんだったら、作戦で手柄上げて、隊員から誉められて「よせやい照れるぜ」と照れ隠しでサイドカー乗り回してたら補助席に放り込まれてた手榴弾のピンが外れてドカーンくらいやろうよ。
ダグラム見よう(ダイマ)、うん。

けどそんな10話はまだマシだった、11話は…えええ、今の時代にコレ?
原始共産主義というか“地球へ”のナスカ編というか。
そういう発想も分かるんだけど…科学の発展に対し「果たして本当に大丈夫なのだろうか?」と不安がる気持ちというか。
そういうのってひと昔前のやれ公害だ自然破壊だのと騒がれた頃に散々見た気がしてのう。
それ以降もちょくちょくあるにはあるし、最近では“ダーリンインザフランキス”も挑戦はしたけど結局有耶無耶にするのが精一杯で、そうそう書けるものじゃない気がする。
…原発事故を受けて今後そういう系がまた流行りだすのかね?
最終回ではもういきなり千年後になって「あの頃は大変だったらしい」としてユウキは伝説の悪魔か魔女のように語り継がれ、それでいてその時代の住民はクラルスとは別の動力で文明を建て直し背景にはヒマワリが咲いててエンドでいいんじゃね?と思ってしまったり。

ってなことを11話観終わった後に下書きしてました。
ゴチャゴチャ言わずに最後まで見よう、と思って投稿しなかったのだけど…。
ってことで最終回の12話…スコーっ、思いっきりズッコケちゃった。
「えっ、なんで?」というのが第一印象。
人類には厳しい冬の時代が到来するんじゃないの?ポルポト政権下よりも酷い時代に…ならんの?
武器を奪ったところで石や棒で戦争続けるだけだと思うのだが…「そもそもなんで戦争始めたの?」をお忘れか?
3話でクラルス使ってのプラントもあったし、それもシャットダウンしたんだぞ?
???
クラルス停止装置を起動した時感動を誘うような挿入歌が流れたが、思い切り空回りしてて虚しかった。
ダブルヒロインとか視点切り替えによる云々とか誰が誰の娘とかどうでも良くなった。{/netabare}

総評{netabare}
悪い方向で騙された。
「きっと○○なんだろう」という好意的展望は総て打ち砕かれました。
姫様が頭お花畑なのはきっと側近(教育係)に裏切り者が居るからだろう、クラルスを使っても作物がちゃんと育つ技術がきっと開発されるんだろう、クラルスの真の動力たるナノマシンを増殖する技術がきっと見付かるんだろう、クラルス停止して姫様は処刑されるんだろう、クラルス停止で人類は10分の1とかに減ったりするんだろう…。
全部「そんなことはありませんでした」。
最後のオチも、自分は一体12話も何を見させられてたんだと考えてしまう肩透かしなものです。
いっそのこと最後にダイカって名のキャラが笑顔で登場してくれたほうがまだマシだったんじゃないかと思うくらい虚無。
もしこれから見ようという方は、何も期待しない方が良いと思います。
というより、これ見てアニメを嫌いにならないで。{/netabare}

余談{netabare}
11話で本軍が対面してた平原が赤く描かれてて「お?アッケシソウかシチメンソウかな?」と思ったら(他のアニメだと“宝石の国”の何話かのエンドカードでアッケシソウ(多分)があったので記憶にある人も居る…のか?)12話でアップが出て、赤かった正体がヒガンバナで平凡すぎてガックシ。
多分そこまで考えてないと思うけど、ヒガンバナならヒガンバナで「今後大規模な飢饉に見舞われる暗示かも?」(ヒント:救荒植物)ってネタにもなりえたけどそんな展開にはなりませんでした。
というか、言わないようにしてたんだけど、ひょっとしてユウキの名前って有機農法から来てる?
…。
有機農法自体はJASで厳格に規格されてるけど、ちょっと外れるとエセ科学や宗教臭い魔境が広がってまして…。
最後のオチを見るにスタッフはそんな魔境出身なのかな?と思わなくもない。
監督“ヒロイックエイジ”の人なのにねぇ…いやあれも宗教臭いっちゃあ臭いか。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

笑った私は素敵でしょう・・・ね?どう?どや!素敵でしょ?

タツノコプロ創立55周年企画オリジナルアニメーション、とのこと。


そのまんま『笑顔の代価』となるのでしょう。好物である不穏な展開が待ち受けてそうなタイトルが視聴の決めてでした。鬱展開カモン(^^)

王国と帝国。二つの勢力に別れての戦争もので主力兵器はロボットという世界が舞台です。キービジュアルからは想像つかないですけどね。王国側の王女ユウキ(CV花守ゆみり)と帝国側の一兵卒ステラ(CV早見沙織)のWヒロインになります。
戦争の原因は資源エネルギーに絡んでと妥当な理由でした。
タイトルから“笑顔は何と引き換えなのか?”
OP映像から“ユウキとステラはどう絡むのかなぁ?”
そんなところが気になる序盤です。


観終わって、、、そこそこ期待した通りの“不穏さ”ではありました。
エガオにまつわるオチのつけ方やたぶん監督が描きたいであろうテーマも伝わってきます。ただわかりづらい。

戦争もののくくりで本作を捉えるとして、陣営の違う二人を主人公に据える場合、まずはお互いの関係を決めてくれると楽だったのです。
 ・一番手っ取り早いのは二人をライバルにしちゃうことでしょう。
 ・次に考えられるのは敵味方を超えた友情物語にしちゃうことでしょう。
これがどちらでもなく関係性は不明のまま。
ただそれ自体は悪くないことです。後半に結びついてこればいいだけの話。

次に早い段階で二人が会うなり相手を認識すること。接点を作ってあげないと一つの作品のなかで別個の物語を追うハメになるからです。これもないため、視聴者は二つを追いながらの集約待ち状態が続きました。これもそれほど悪くないことです。
代わりかどうかは知りませんが、同じ事柄を王国視点で次は帝国視点でと交互に見せる演出が何回かあって理解を促してました。
おもしろい演出でしたが、《話の進行速度》を代価として払った感じですね。終盤近づいてももやもやが依然として残ります。
{netabare}9話以降、クラルスとは何ぞや?が解明されたあたりから物語は加速していきますが、{/netabare}どうしても終盤慌てて畳んだような印象です。

 尺不足ではなくこれは脚本が悪いです。

並行で物語を進行させる場合、興味を引き付ける要素を要所で挿れないと置いてけぼりになります。その悪い見本。
最終盤はいろいろ繋がって作品のメッセージも受け取りましたが、それまでの組み立てのしょっぱさから{netabare}ラストカットのユウキとステラの二人に{/netabare}感情移入できた方がどれほどいたでしょうか?私は2週めでやっとおぼろげながら見えてきた感じでした。

 『その笑顔のためにどんな代償を二人は払ったのだろうか?』

ここに注視する必要がありそうです。鬱展開は好物です。ただしそれは人間の根っこ部分を摑まえてこそ。メッセージ性があるものの根っこが弱い、もったいない作品でした。
テロップ挿入ありのOP。「笑った私は素敵でしょう」とストレートなED。OPはムービーがネタバレやんと思いつつ、両曲とも作品世界に合っており肝いりだったことがわかります。


※以下ネタバレ所感
■笑顔の意味
ヒロイン二人の笑顔には別々の意味がありました。
{netabare}ユウキ:幼くして両親を失う不幸に見舞われながら周りの助けもあり、愛情を注がれて育った娘の笑顔。
王女らしく笑顔の対象は自国民だったり『公』に向いている。しかし次々と愛する人(家臣含む)を失っていき、笑顔は消えていく。愛する人を失わずに済む日が訪れた時に笑顔は取り戻せるのだろう。{/netabare}

{netabare}ステラ:幼くして両親を失う不幸に見舞われ里子に出されても厄介者扱いで、愛情を注がれずに育った娘の笑顔。
自己防衛ありきで笑顔の対象は自分『私』に向いている。仮の居場所(軍)を見つけ必要がなくなり、笑顔は消えていく。在りし日のかすかに残る記憶。人と人との繋がりを取り戻せた時に心から笑える日が訪れるのだろう。{/netabare}

{netabare}ユウキは民を統べる者としての自覚が芽生え、その責任を全うしようとすることで。
ステラは戦災孤児や隊の仲間の温もりに触れ、居場所を見つけようともがくことで。
クライマックスに向けて両者の心の変化みたいなものが集積していき、ラストピースをレイラさんが埋める。そして繋ぐ。ここはちゃんと筋が通っているんですよね。{/netabare}


■メッセージ
非戦反戦であることは明確です。王国にも帝国にもそれぞれ兵士たちには愛する者がいて、と。両陣営の視点で描かれているので狙いはある意味分かり易い。戦争なんてろくなもんじゃない。その通り!
なんだけど、物語の収束のさせ方が自分には刺さらない刺さらない。受け取ったメッセージに共感するまでには至りませんでした。

{netabare}作中でも再三指摘されてましたが、動力源(クラルス)を失えば、新たな争い生まれないわけないでしょうに。自覚あるだけマシと言えなくもないが、クラルス停止の正当性の根拠に持ってきたのが住環境の維持、すなわち環境破壊の阻止です。しかも1000年後。
これは問答無用でグレートリセットすればなんとかなる、のテロリストの発想ですよ。クラルス停止してもいいようにエコ手法を周知徹底するロードマップを敷くとか代替エネルギー研究するとかまじめな議論すっ飛ばすやり方はどうも性に合いません。そんな真っ当なツッコミに対しての反論が{/netabare}

{netabare}『気合と根性さえあれば、なんだって出来る…』
ヨシュアの伏線回収です。 ダメだこりゃ (*´▽`*){/netabare}

賢明な皆さんならもうお気づきでしょう。既視感のあるプロパガンダ臭がプンプンで胡散臭いったらありゃしないのです。
エンタメはエンタメで楽しみたいのでこういうのいらんかなぁ。リアリティの欠如した作品は今の時代ウケませんよ、タツノコプロさん。
GO!GO!がコンセプトの55周年企画なそうですが、これが非難轟々にならないことを切に願います。


■オマケ
1.CV花守ゆみり
ユウキが野営のキャンプで食事にありついてるシーン。もうすぐ冬ですね。
※出典:寒い季節にキャンプを楽しむアニメ
2.役名リリィ
仲間が戦死する度にこのフレーズが耳から離れない
「さよならはやってくるけれど ずっと先だって思ってた」
※出典:ゾンビがアイドルするアニメ

お粗末さまでした。



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2019.08.25追記

視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴

ED『この世界に花束を』のフレーズ。「笑った私は素敵でしょう」
これ放送中は気にならなかったのですが、最終話を観終わって、

 「素敵って言えや、ゴルァ!」

と迫られてるかのように感じました。作中のメッセージが押しつけがましかったのが理由です。お姫様は自分は良いことしてる!って信じて疑ってないですよね。だいたいこの手の方って人の話聞かないんですよ。



2019.03.29 初稿

投稿 : 2025/03/01
♥ : 46

63.1 237 2019年度アニメランキング237位
グリムノーツ The Animation(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (120)
469人が棚に入れました
人々は生まれたとき1冊の本を与えられる。生まれてから死ぬまで"運命の書"に記載された脚本の通りに生きる宿命。そんな中、空っぽの脚本である“空白の書"をもって生まれたエクスは、同じように“空白の書"をもった仲間、レイナ、タオ、シェインと出会い、自らの役割を見つける旅に出る。これは繰り返し読まれた童話の物語。

声優・キャラクター
逢坂良太、上田麗奈、江口拓也、久保田未夢、水島大宙、上坂すみれ、種田梨沙、悠木碧、間島淳司
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

さぁ、キリキリ調律しなさい

1話感想{netabare}
“ミリオンアーサー”の続きかと思った。
・未来のことまで書かれたクロニクルに記された筋書き通りにしてくれないと(クロニクルをしたためた立場から見て)過去改変が起きて大変だ→改変を起こす原因をやっつけるぞ
って流れはミリオンアーサーと同じなワケで…弱酸性が無い分こっちのがインパクトに欠けるような?
そんなことをボーっと思いながら見てたら、なんか赤ずきんが錬金アーサーに見えてきたゾ。
スクエニ似たもの作りすぎじゃね?と思わなくもないけど、作品数これだけ多いとこうならざるを得ないのかなぁ。
違う点としては制作がJCスタッフじゃなくてブレインズベースで、こっちのがクオリティ高い?
キャラ数がぐっと減ったと思ったら、お付き妖精が居ない代わりに全くの別キャラに変身(憑依?)するみたいで実質1人格2キャラみたい。
主人公の男が変身するとアリスになって、口調まで女言葉になるところがこの作品の“売り”なんかね?
あとはモチーフとなるおとぎ話ごとに「世界」が区切られてるっぽい、「今度は○○の世界へ出発だー」みたいなのになると今期“ぱすてるメモリーズ”と被りそうな予感。

と、世界観の確認はこんなところで1話感想。
「お前は本に書かれてる通りにしてりゃいいんだよ」と言わんばかりなオチで、それでいいのか。
錬金ア…もとい赤ずきんは1話限りのゲストキャラかと思ったら公式や左上のサムネにも居るのでまた出てくる?{/netabare}

2話感想{netabare}
既存の作品世界へ飛び込むって設定は今期“ぱすてるメモリーズ”と似てて「なんで被っちゃうかなぁ(といいつつ前期やってたらミリオンアーサーと被ってしまうが)」と思ってたけど、2話で違いが見えてきました。
主人公一行は既存作品の内容を知らないみたい、これはぱすメモと大きく違う点かな。
そして前回ツッコんだ「NPCはNPCらしく本に書かれた通りに行動してりゃいいんだよ」ってことに異を唱えるのが敵側の狙いっぽい?

しっかし2話、この作品世界の説明と、今回舞台になった想区(ドン・キホーテ)の説明と、説明しなきゃいけないことを詰め込み過ぎて雑になってる感が否めない。
自分はたまたまドンキホーテ知ってたから飲み込めたけど、知らん人は「?」って部分が多いのではなかろうか(別に偉ぶる気は無いゾ、どうせ今後知らん作品モチーフの回あるだろうし)。
作画も一気にダウン…1話頑張りすぎたか。
1話でアリスに変身後女言葉に変わってたので、変身はてっきり記憶は共有してるけど別人格──降霊みたいなもの──だと思ってたけどなんか違う予感…赤ずきんからは別に「使っていいですよ」と許可得てないよね?
ってかやっぱり赤ずきん推しなのか、錬金アーサーといいソレ系好きねぇ。
この内容だったらむしろサンチョー呼び出しが捗りそう…ってか待て、サンチョは確か文字読めないハズだぞ、運命の書読めるの?ってかサンチョは鎧着てないだろー。
麗しのドゥルシネアが実在してて「こいつが今回の怪人か?」と思ったら騒動の火元はドンキホーテだったってオチは良かったのだけど、果たして今回主人公達の介入は必要だったかどうかは疑問。
そこら辺濁す作りなのかな?「実はロキの言い分の方が正しい」みたいな展開になったりして。
必殺技にそのうち「シンデレラは振り向かない」(メドヘンネタ)が出そう。
アルドンザと対面するシーン見たかったなぁ、俺もなぁ。
風車巨人は先にOPに出てて、オズの魔法使いかな?と睨んでたらドンキホーテだったのか…ってか何でオズで巨人?何のイメージだ?{/netabare}

4話までの感想{netabare}
運命の書ってものがあって、そこに書いてある通りの生活をしてればそれでいいと信じられてる世界では、運命の書が白紙の存在が居たらそりゃあ疎まれるだろう。
なんせ自分の演技を乱す可能性が高いワケで…殺さなかっただけでもエクスの両親は優しい部類に思える。
シンデレラもなぁ…2話のドンキホーテでも思ったけど、その想区の「主人公」よりも「将来酷い目に遭うことが記されてる憎まれ役」の方にスポット当てた方のが自分好みかなぁ?
継母は嫌がらせを嬉々としてしたのか、内心申し訳ないと思いつつも運命の書でそう書かれてるから仕方なくやったのか…とかね。
どうせ王子にはフラれるのが分かってるんだし舞踏会行くのイヤだなぁと思ってたりとかね。
完全に書を信奉してて疑うことを知らないってならそれはそれでいいけど。

それにしても、エクスが女性キャラにホイホイ変身するのはちょっとキモい。
ってか変身した後も口調は男言葉で良いと思うのだが…他の方も指摘してるけど、ネカマのなりきりを見させられてる気分。
今後納得できる理由明かしてくれるならそれでいいけどね。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
ああ、やっぱそういう方向に行くのねー、↑で指摘した展開になってきてその点に関しては満足。
運命の書で貧乏クジ引かされる役に当てられた人物はそれで納得できるのか?って件。
(まぁ別に予想もナニも元々1話からそういう匂いはさせてたので当たったから自分は偉いってことではなく、期待した方向に向かって良かった良かったって話ね)
5話は宝島、6話は白雪姫の想区の話でその問題が加速。
それぞれ主人公側が「テラー(作者)の用意した筋書き(運命の書)通りにしていれば本当に幸せなのだろうか」と疑問を抱き始める。
特に6話タオファミリーは白雪姫想区に不満を露わにしてて、7話でそういう問題に反抗してるのがカオステラー側の目的っぽいことを明かす。
ここら辺は…今期似た設定のアニメ“ぱすてるメモリーズ”では元ネタとなる作品は最近のもので内容にダメ出しすると問題が発生してしまうのに対し、こっちは好き勝手言える利点を生かした…と言えるのかな?
今後、調律は本当に正しいのか?実はカオステラーの方が正しいのではないか?って展開になるのかなぁ…だったら良いなぁ。
“メルヘンメドヘン”でシンデレラの原書を「シンデレラは振り向かない」に書き換えるのは是か非か、みたいなやつね。

ところで7話でカオステラー側で登場した新キャラのカーリー、これは演技じゃなくて実際に盲目?
盲目ゆえに自分の運命の書が読めないことがカオステラーになった動機だったりして。

で、誉めるのは以上で以下ツッコミ。
とにかく絵がショボい、崩れないように頑張ってはいるけどそれだけで「見せ方」はイマイチ。
7話前半ゲルダの表情が固かったって口では言うけど絵からは全然説得力が無い。
そこから引っ張られてなのか演出?コンテ?レイアウト?何が悪いんだか分からないけど間の取り方が変に見える。
一番キツいのは性別の変わる変身になんら躊躇いの無いことだけどね。
この件掘り下げないのが不思議に思えるくらい、一応エクスが初めて変身する時戸惑ったけどそれだけだし。
カオステラー「うわ、恥ずかしくない?」エクス「むしろこれがいい」なんて展開があったら神なんだが…。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あれ?終わっちゃった。
スマホ原作のアニメって完結しないでオレたたエンド(オレ達の戦いはこれからだエンド)になることが多く、それでもある程度ひと区切り付くようになってるものだけど、これは明らかな投げっ放しエンド。
「続きが気になる方はゲームで」ってことで仕方ないとは思うけど、あれ?この最後って…。
主人公達が絶体絶命のピンチでさぁ大変ってところに謎の超TUEEEEE奴(グリム)が突如現れ解決、その後「アイツは一体何者だったんだ」を匂わせて〆って…ミリオンアーサーじゃーん!
前からミリオンアーサーっぽいと思ってたらオチまで被っちゃってるじゃ~ん、ありゃまぁ…。
ってかジャバウォックの居る前で「力が欲しいか?」みたいな展開は狙ってか?つい笑ってしまった。
更にはアリス世界でグリムがTUEEする姿は…“アリス輪舞曲”でアリスロワイヤル参加者とアンデルセンロワイヤル参加者では原作力の違いで後者の方が圧倒的に強いって設定を思い出し、ルイスキャロルも散々だなと笑っちゃいました。

グリム登場については、その前にジャンヌが登場してて「あれ、実在した人物もOKなのか。まぁ史料であっても脚色はされるしなぁ」ってことで違和感は緩和されてたけど、なんで強かったのかを考えると…やっぱり原作力なのか?
こうなってくると空白の書持ちが物語書いたらどうなるの?ってのがちょっと気になる。
まぁ一番気になるのは「レイナの想区ってどんなん?」ですけどね。
他のメンバーは出身想区の紹介をしたけどレイナだけ無い、アリスの物語が普通に読まれてる世界みたいだし、調律の能力持ってるのはレイナだけみたいだし。
…。
「そこら辺知りたかったらゲームやってね」ってことなんだろうけど、ぐぬぬ…。

と、誉めた(誉めてるよね?)ところで以下ツッコミ。
なんといってもキャラの変身についていけない、口調や性格まで変わるのはどうなんだろう。
しかもシンデレラの声がレイナと同じで、エクスがシンデレラに変身した回があったかと思えば別の回ではレイナがシンデレラになったりと、回によって誰がどれに変身するかもアベコベで把握し切れない。
最終回でロキがアラジンになることで「うわぁ、これで一番怒るのはレイナだろうなぁ」とは思っても実際画面で怒ってるのはアリスで、「あ、この回でレイナはアリスに変身してたんだっけ」と再確認することでやっと理解が追いつくという…な、なんか面倒臭い。
せめて誰がどれに変身するかは固定しといて欲しかった。
1話で話を前倒しさせてでも赤ずきんを持ってきたのは「赤ずきんを推したいんだろうな」と思ってたのだけど最終回で出ない…あれ?
更にはOPであれだけ目立ってた風車巨人も全然出ない。
そこは最終回でジャバウォックと巨大怪獣バトルするんじゃないんかーい!!
結構期待してたんだぞ…予算か?予算なのか??
そうそう、それとジャバウォックがロキの軍門に下った理由はアリス世界で詩で歌われただけの存在で「居ること認めろよオラアァン!」て感じなのだけど、これってドンキホーテのドルシネアと同じポジなのよね。
なので対比する話にしても良かった気がするのだが…風車巨人もドンキホーテ想区なんだし、やっぱり出せよとオルレアァン!
というか最終回は途中からカーリーなんて居なかったかのような扱いにもなってるし、なんか奇妙な感覚を覚える。
急遽内容差し替えたような…そんなことって1クール作品であるのか?


総評
「これ見て気になった方はゲームやってね(はぁと」
宣伝としては間違っちゃいないんだろうけど…間違っちゃいないんだろうけどどうにも消化不良。{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

僕たちは生まれてから死ぬまで『運命の書』に記された役割を演じ続ける

この作品の原作ゲームは未プレイです。
童話をモチーフにした世界観とキャラデザがお気に入りだったので視聴を決めた作品です。


人々は生まれたとき1冊の本を与えられる。
生まれてから死ぬまで"運命の書"に記載された通りに生きる宿命。
そんな中、空っぽの脚本である"空白の書"を持って生まれたエクスは、
同じように"空白の書"をもった仲間、レイナ、タオ、シャインと出会い、
自らの役割を見つける旅に出る。
これは繰り返し読まれた童話の物語。


公式HPのIntroductionを引用させて頂きました。
物語の設定が秀逸だと思います。

「自分の生きる先に道はなく、道は自分の後ろにしかできない」
だから「運命を切り拓いて進む」という言葉に私たちは勇気付けられるんだと思います。

ところがこの作品における人生は真逆…
既に切り拓かれた道を…その道をなぞって生きるのがこの作品における人生だという…
"運命の書"には当然未来のことも書かれています。

自分が何を選択し、どう進んでいくのか…
それは自身の人生の終着点までもが書かれている…

仮に自分の結末が望まない形だったら運命に抗いたいと思いますよね。
でもそんな選択権すらこの世界の人は持ち合わせていないんです。

「自分の人生の時間」を知るってどんな感覚なんでしょうか。
もちろん、自身の余命を知っている方もいらっしゃいます。
故あって、余命を知った方が幸せな方もいらっしゃるのだから…

でも大概の人は、自身の余命を知りません。
だから迷ったり立ち止まったり、右往左往しながら人は生きていけるのだと思います。
その回り道は決して無駄じゃない…
例えそう分かっていたとしても、余命を知っていたらきっとその無駄を後悔する…
そうなったら、人ってもっと殺伐とした存在だったのかもしれませんね。

若しくは、予め決められた道から外れるのが許されない人生なら、人はもっと堕落していたかもしれない…
そう考えると、「先を知らない」ことが、とても大切に思えるような気がします。

この作品のタイトルに「グリム」が含まれていますが、扱っている物語はグリム童話だけではありません。
でも、グリム童話と聞いた瞬間に色んなことを想像してしまいました。
グリム童話の元ネタは大人向けの話が多く、残酷で生々しい描写だったそうですから、これを深夜枠でどこまでアニメとして追及するんだろう…などと勝手に考えていましたが、実際には残酷で生々しい部分は皆無でしたね^^;

私たちが幼い頃に読んだ童話が物語の舞台…
でも、その童話の主人公はことごとく改変されていたんです。
改変と言っても「改悪」の方…
だから改悪により歪められた物語の世界を本来のあるべき姿に戻す…こうしてエクスたちの物語が動いていきます。

エクスら4人の感覚が私たちに最も近いんでしょうね。
4人の持つ運命の書は白紙なんですから…
でも、この作品を視聴して思ったのは、「人生とか、運命とかに縛られたくない」と言うことです。

選択肢が何もなく「これしか選べない」という状況を自分で作り出した結果ならともかく、私たちの前に広がっている無限の可能性に対する門扉は少しでも大きくしたいじゃありませんか。
そのために必要なら喜んで努力しようと思います。
だって…やっぱり後悔したくないですから…
例え選択が過ちだったとしても、自分で導き出した答えなら受け止められるから…
だから、この物語の世界観や設定は面白いと思いますが、私は外から見ているだけで十分な世界だった気がします。

この物語の登場人物は、物語からのドロップアウトが許されていません。
そして道を外したら強制的に戻される…
これが現実だったらきっとしんどいと思います。

オープニングテーマは、あやちの「Innocent Notes」
エンディングテーマは、i☆Risさんの「Endless Notes」
どちらも良曲でしたが、旋律はオープニングの方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
キャラデザが良かったので見やすい作品だったと思います。
しっかり楽しませて頂きました!

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

エクス(エニックス・スクウェア)

ゲーム未プレイ(2019.6)
2016年から配信されてるアプリゲーム原作の作品。多分課金要素のある金こそ力・強さ・正義なゲームではないだろうか(基本無料・課金要素有は大体そうだけど・・・)。
内容は主人公達が色々な童話や物語の世界を旅して本来の物語と違う内容(世界の崩壊)をヒーロー(色々な物語の主人公達)に変身して元凶を倒して元に戻す話。まぁ、簡単にいうと”水戸黄門的な世直し人情旅日記”の色合いが強いかな。重要なのは必ずしもHappyEndではない物語を元に戻す事が果たして正しいのか?って所だけど全体を通してそこは割と仕方ないで済ましてしまう軽いノリに見受けられる(ひょっとするとゲームではプレイヤーがその選択を行う仕様なのかもしれない・・・新たな物語が創作されました的な?)。まぁアニメでは過酷な運命を受け入れる事こそが美徳というか格好良さみたくなっており、主人公に少なからず影響を与えている風に演出されている・・・が、やはり薄っぺらい。作画が著しく崩壊した回も見受けられ制作陣の熱意もやや薄っぺらく感じる。また、主要キャラの上田さん演じるレイナもポンコツ属性持ちなのだが、イマイチ発動のタイミングがKYだったように感じられ影があるキャラの割に薄っぺらい。総じて薄っぺらい”うっかり八兵衛珍道中記”みたくなってしまったのも仕方ないとも言える。ついでにOPの竹達さんの声もイマイチマッチしておらず薄っぺらい(私感)。

私のツボ;配給所でガンガンおかわりはなくね?

投稿 : 2025/03/01
♥ : 3

63.1 237 2019年度アニメランキング237位
ワンパンマン OVA 2 #01「サイタマとそこそこの能力者達」((OVA)

2019年10月25日
★★★★☆ 3.2 (10)
39人が棚に入れました
闇サイトで知り合ったエンジョー、ブルット、ケモニールの能力者たち。とある荒廃した町の一角にある個室(公衆便所) を待ち合わせ場所とした3人は、自分たち特異能力者を“異物”として忌み嫌ってきた社会に対して、ある完璧な犯罪計画を実行し、復讐しようと企んでいた。しかし、その個室の隣にサイタマがいたことで犯罪計画は一変していく…。

63.1 237 2019年度アニメランキング237位
ワンパンマン OVA 2 #02「おっさん達と釣り」(OVA)

2019年11月26日
★★★★☆ 3.2 (10)
39人が棚に入れました
全宇宙の覇者・ボロスの地球襲撃から1週間、シルバーファングとアトミック侍のS級ヒーロー2人は、とある池で小舟に乗り仲良く釣り糸を垂らしていた。その池のほとり、怪人・大山椒WARを追うC級1位ヒーロー無免ライダーとA級36位ヒーロー鎖ガマの姿があった…。

62.9 241 2019年度アニメランキング241位
スタミュ(第3期)(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (28)
122人が棚に入れました
「夢を諦める方法なんて、知らない――」ついに『憧れの高校生』・鳳樹との共演を果たした星谷悠太は、次なる夢に向かって綾薙学園ミュージカル学科でミュージカル修行に励む日々。しかし、またもや“新たなる試練"が待ち受けていた……!2学期が始まり、目前に迫るは≪綾薙祭≫のクラス公演。初めて、指導者の力を借りずに自分たちだけで挑む舞台。チームの垣根を越えた新たなカンパニーで、手を取り合い、最高のステージを作り上げようと気合を入れる星谷たちだったが……。そんな2年生たちの前に立ちはだかるのは、ついに姿を現した≪華桜会≫!彼らが打ち出した綾薙祭改革の一環、華桜会プロデュースの新規プログラム≪オープニング・セレモニー≫。そのパフォーマーに選ばれた生徒は次期華桜会最有力候補との触れ込みだが、代償としてクラス公演には参加が出来ない!?青春ドタバタ・ミュージカルストーリー、最後の幕が上がる、その瞬間。

声優・キャラクター
花江夏樹、小野賢章、ランズベリー・アーサー、細谷佳正、前野智昭、島﨑信長、高梨謙吾、梅原裕一郎、武内駿輔、岡本信彦、内田雄馬、興津和幸、KENN、松岡禎丞、浪川大輔、斉藤壮馬、山下大輝、逢坂良太、小西克幸

わさわさ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

つまんない

オープニングセレモニー?を5人じゃなく14人で出たいという始まりで華桜会にお願いししていく話の展開。
結論から言うと仲良しメンバーみんなで出たいと言っているようにしか聞こえなくて、お遊戯会でもやりたいのか見ていてプロを目指しているとは思えないくらい意識が低く、話がクソつまらない。
1期から通して主人公補正が高く、主人公に魅力が感じられなかったので、ただ単に自分には合わなかった。
各キャラは個性もそれぞれあって声優さんも豪華なので、脚本がしっかりしていればもっと面白かったように思う。
作画は1期から引き続き動きは少なく、アニメーションとしては物足りなさを感じる。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1

37111 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

0話切りでしたww

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:2期観てないなの忘れてました。もう見る前からお腹いっぱい。
期待度:★

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

62.9 241 2019年度アニメランキング241位
フライングベイビーズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (25)
83人が棚に入れました
「こりゃぁ、たまりませんなぁ」「まぁ、今日のところはいいんじゃね。問題点を把握したってことでさ。はぁ~しかし、この足湯最高だな」――いわきの温泉街の中学に通う1年生のすずとクラスメイトのふみは、思いつきでフラ部を結成するが、すぐに勢いが失せ、毎日ゆるーく過ごしていた。そんな彼女たちは、フィンランドからの転校生モナが入ったのをきっかけに仲間を集め、コンテストへ出るためフラダンスに青春をかける。

声優・キャラクター
佳村はるか、山口立花子、三森すずこ、佐々木未来、ブリドカットセーラ恵美、豊田萌絵、伊藤美来、うえだ星子、國米天麻美、春咲暖、八重畑由希音、和泉七瀬、大賀眞帆、廣瀬亜梨沙、冷水優果、祖山桃子、小堀友里絵
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あ~っかるくよ~きにいきましょぉ~♨♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子中学生がフラダンス部を立ち上げて、、、という、日常系のショートアニメ。と同時に、日本のハワイこと、福島県いわき市のご当地アニメにもなっています。

絵柄が独特なので、それさえ受け入れられれば、問題なく楽しめるかと思います。

あと、OP,EDが非常にレベルが高い。OPはA応Pが元気一杯に歌い、EDは毎回変わる、(芸人の)ぴろきさんのウクレレ漫談。何気に、一番楽しみにしていたのが、EDでした(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、作画とキャラデザをちゃんとやれば、30分枠で1クールいけたんじゃ? というのが、感想。王道でね。

ストーリーは、短いながらも実に王道でしたね。創部→ライバル登場→仲間(顧問)集め→初舞台→いさかい→仲直り→最終舞台。

きれいに流れていたし、まとまっていた。この流れの中で、サッカーとかサブキャラ深めることもやってるしね。構成は良かった。

惜しむらくは、1話では完全にボケキャラだった主人公のスズが、次第に消えていってしまったこと。

モナという大ボケキャラが来たことて、ツッコミ(常識人)になったかと思えば、ナギサという格好良い(そして福島弁が大変に目立つ)キャラが来たことで、ほぼ主役も奪われ、没個性化。ラストは、暴走からの仲直りでやや活躍したものの、やはり、1話のようなスズとフミのダラッとした日常を軸にして欲しかったとは思う。

う~ん、やはり勿体ない。フラガールに近くなっちゃうけど、アニマエールみたいに作れば、平均以上の日常系アニメになっただろうし、いわき市や、JFAアカデミー福島の良いPRになったと思うんだよな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ゆるいな~。フラダンス部か。これ、作画ちゃんとすれば、普通に30分でいけるんじゃね? ED(笑)

2話目 ☆3
フラ部→腐愛部(笑) ナイスツッコミw 毎回ネタ変えるのは、良いね♪

3話目 ☆3
良いテンポで進んでいくね。へ~、ブリドカットセーラ恵美さんって、福島のいわき出身なんですね~。ネイティブだ(笑) ただ、昔、いわき出身の友達いたけど、語尾は「~だっぺ」だったのに、使わないのかな?

4話目 ☆3
神社のシールで乳首隠し(笑)

5話目 ☆3
別に、下手でもなんでも、女子中学生5人がフラダンス踊ってたら、オッサンや、ジジババにはウケそうだけどな。EDネタ、今までで一番笑ったわw

6話目 ☆3
漫談もなかなかおもろい。ジャンフラ、いい発想じゃん。

7話目 ☆3
ちゃんと、震災にも触れるんだね。

8話目 ☆3
サッカーの軸も作るんだ。悪くないな。

9話目 ☆3
色変わる演出良かったし、最後のユニフォーム交換とか、ちょい感動。

10話目 ☆3
この作風の中で、ケンカまでやるんだ。

11話目 ☆3
シンプルに良い話だな。

12話目 ☆3
キッチリ最終回。エライ!
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くせのあるショートアニメ。とてもユルいです。

テレビ東京系で放送されていた「A応Pのあにむす」という番組内の1コーナーとして放送されていたショートアニメです。

舞台のモデルとなっているのはスパリゾートハワイアンズ(旧「常磐ハワイアンセンター」)があるいわき市。

作品の画像で想像はつくかもしれませんが、一応は中学生が部活としてフラダンスをやるというお話です。が、作中でまともにフラダンスを踊るシーンはほとんど描かれません。

とてもポップで色彩的に目に優しくない独特の絵柄なので、作画については評価しにくいため評点3.0としています。

ストーリーは一応部活物の王道を踏襲しているとは思うのですが、とにかく画面も会話の内容もユル過ぎてあまりまともに頭に入ってこないかもしれません。こういうファンシー文房具みたいなキャラクターデザインが好きなら観ても悪くはないかもしれません。

なお出演声優陣は、もしかしたら内容に不釣り合いと揶揄されかねないくらいに豪華です(笑)。

毎回きっちり流れるA応Pが歌うOP主題歌に対して、特定のED主題歌はなくてEDはウクレレ漫談みたいな奴なのですが、うっかりするとこれが一番面白かったりするかもしれません。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ゆる〜い、フラダンス♪

原作未読 全12話 5分枠のショートアニメ

主人公がフラダンス大会に刺激を受け、親友や同級生たちとフラダンス部を創設して活動する中、色々な人たち関わり合うことで成長していく物語。

と書きましたが、部活動の練習より足湯に浸かっている方が長いような感じがしましたねw

作画も絵本のような感じで、ギャク作品のようにありえない動きや体が伸び縮みするような動作が描かれています。

正直言ってお話は全然頭に入ってきませんでした。

EDでおじさんがギターを弾きながら漫談をするところが面白くて最後まで観たような感じですねw

最後に、明るく陽気に生きましょう♪

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10

62.9 241 2019年度アニメランキング241位
どるふろ -癒し編-(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (19)
59人が棚に入れました
西暦206X年。第三次世界大戦後の荒廃した世界で、民間軍事会社「グリフィン」の戦術人形たちは、人類に仇なす「鉄血工造」と終わりなき闘いを繰り広げている、はずだったが……そんな戦争状態の中で、まさかグリフィンは軍資金を使って宿舎をリフォーム!?その上でクリスマスにお正月に夏祭りだと!!!??? いったいなにがはじまるんです……?謎が謎を呼ぶ脱力系ハイテンションミニアニメ、ここに爆☆誕!

声優・キャラクター
戸松遥、加藤英美里、田村ゆかり、山根希美、野中藍、福原綾香、能登麻美子、嶺内ともみ

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ホントにどうしてこうなった…!?

この作品の原作は「ドールズフロントライン」という中国発のスマホゲームだったみたいですね。
第一次世界大戦から現代までの銃器を擬人化した作品のようですが、こちらの作品もアニメが初見の方には相当ハードルの高い作品だったのではないでしょうか。

こちらではゲームの世界観の説明すら無かったような…
もしかすると聞き漏らしたのかもしれませんけれど。
彼女たちが銃器であるのを知ったのは、完走後にレビューを書くためにwikiをチラ見した時ですから…

物語の方は、登場する女の子たちの日常になるんでしょうか。
時にはケンカもするけれど、基本的には仲良しで時折敵と戦ったり…
でもあまりキチンと戦っているイメージはなく、グダグダで発散している感じ…

それにキャラの名前も極めて難解です。
M4A1とか、M4 SOPMOD IIとか、UMP9と言ったアルファベットの羅列かと思えば、奈央ぼうのキャラ名はカリーナという様に、捉えどころが無いのが難解な理由です。

それなら何故視聴を続けるのか?
ということなんですが、これには明確な理由があるんです。
出演されている声優陣が超豪華なんです。
ハルカス、ゆかりん、えみりん、能登さん、福原さん、あいぽんに奈央ぼう等…
これって凄い布陣じゃないですか。

だから、この作品も私にとっては「声優さんの演技をトコトン堪能する作品」という位置付けで視聴していました。
この様に割り切ると、設定がどうとか小難しいことを気にしなくても作品に没頭できましたから…
「キャラを通してその内で滾る声優さんの演技を堪能する」といった表現の方が適切かもしれません。
それに途中から登場するキャラは、キャラデザでは判別できませんので声優さんの声質だけが頼りでした。
例えば奈央ぼうは途中からの参戦になるのですが、聞いた瞬間「奈央ぼう、キターーーーーー」って思いましたよ^^
お勧めはしませんが、推しの声優さんがいるならチェックしておきたい作品になるかもしれませんね。

1クール全12話の5分枠ショート物語でした。
秋アニメで放送されたのが「癒し篇」だったから、こんなグダグダな内容だったのでしょうか。
現在「狂乱篇」が放送されています。
ショート作品は一気見するので現在録り貯めていますが、両者の作品の違いが分かるのはちょっと楽しみかもしれません。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

秘策!猫の動画!

序盤 しらないゲームなんだよなぁ

中盤 うむ

終盤 まぁ...

この話は一話の開始20秒だけ作画を頑張った話
ジャンルは日常・ほのぼの・コメディ
この作品は「ドールズフロンティア」という中国発のゲームが原作ですが、私はこのゲームをやっていません。が名前からして日常コメディで深くそのキャラについて掘り下げないのでキャラのことを知らなくても十分楽しめます。悪く言うならものすごく内容がないです。いや無い回がたたあります。まぁでも基本的に面白いんで気にならないんですけどね。
原作のゲームは戦場で少女を戦わせるものらしいのですが、本作は戦闘どころか戦場にすらいません。超ほんわかとしています。洋服買ったりそりに乗ったり。このアニメだけみれば戦場と無縁の少女たちに見えますね。

話はそれて5分アニメといえど今作は立派なアニメです。容易ではないでしょう。しかし少ない人員(小さい会社)で作り上げたにしては丁寧な作画でした。なぜできたのか、それはある作戦のおかげでしょう。大幅な放送時間の短縮です。しかしCMだらけというわけではありません。なんと四分の一、多い時には二分の一以上が「猫の動画」か「人形の動画」です。おそらく制作会社で飼っている猫とじゃれている(人はでてこない)か今作のキャラの人形がともに遊んでいる(よく子どもとかがあそんでいるような感じ。つたわるかな...)動画をひたすらにながされます。別に批判をしているわけではないのです。ただ発想として面白いと感じたのです

監督・絵コンテ・演出・作監は陸泓熹さん。
シナリオは羽中さん。
劇伴はVanguard Soundさん。
アニメ制作は大火鳥アニメーションさん。

作画は普通でした。勢いのある演出は良かったと思います。
声優さんは良かったと思います。有名な声優さんが多かった印象です。原作であるゲームの関係かな

総合評価 見ても良いかな程度。5分アニメだしね

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

最後の実写コーナーは無くてもよかった

キャラクターが可愛いことと声優が良かったので最後まで視聴しました。
ショートギャグアニメですが、大笑いするような感じではなく、たまにニヤッとするようなギャグでした。
最後の実写のコーナーは、ぬいぐるみで猫をかまったりしてるんだけど、何がしたかったのか、コンセプトが謎です。
個人的には今期やっていた「天華百剣」よりは、はるかに楽しめました。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

62.8 244 2019年度アニメランキング244位
サークレット・プリンセス(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (106)
358人が棚に入れました
AR技術の発展によるMR-ミックスド・リアリティ-システムを応用したインフラが普及した社会。MR技術を応用し、女子高生を中心とした新しいスポーツ、その名もサークレット・バウト。人気スポーツとなったサークレット・バウトは学園だけでなく、地域を巻き込んだエンターテイメントに急成長し、スター選手は国民的人気者になるほど盛り上がりを見せていた。一方、今や部の存続すら危うい弱小チームと化したかつての強豪校、聖ユニオン学園に一人の転校生が現れた。サークレット・バウトに魅せられ和歌山の山奥からやってきた、彼女の名前は佐々木優佳! 果たして、優佳は聖ユニオン学園の救世主になれるのか!?

声優・キャラクター
長妻樹里、中島沙樹、生天目仁美、水橋かおり、後藤麻衣、種﨑敦美、平井祥恵、相川奈都姫、立石めぐみ、谷口夢奈、近村望実、丸山有香、藤田彩、櫻井浩美、湯浅かえで

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

仮想で戦い、現実を勝ち取れ。

この作品の原作はDMMが手がけるカードバトルRPGだったみたいですね。
完走してwikiをチラ見するまで全然気付きませんでした^^;

物語の舞台は今よりそう遠くない未来…
ネットワーク上の仮想空間およびVR・AR技術の発達は人々の生活を変貌させました。
その中で生まれた競技が「サークレット・バウト(CB)」という仮想空間内で一人ひとりが武器を手にした学園同士の戦いです。
そしてCBの勝敗はその学園の地域に莫大な富をもたらすスポーツへと発展していったのでした。

この物語の主人公は、田舎から東京にやってきた中学生の佐々木優佳…
彼女は大都会に翻弄されながらもCBの大会が行われているコンベンションセンターに辿り着いたのですが、手違いがありCBの大会に出場することになってしまうんです。
しかも、対する相手はCB無敗のエースである藤村千景…という、アニメでは割とあるあるですが、現実では決して有り得ない事態に巻き込まれてしまったんです。

大会関係者、そして対する藤村千景も手違いであることに気付かず…無情にも試合は始まってしまったのですが、奇跡って起きるんですね。
CB初体験である佐々木優佳は天性の運動神経と才能で藤村千景と渡り合ってしまうんです。
ここで初心者らしくあっさり負けていれば、周りも手違いに気付いたと思います。
だからこれは優佳の運動神経が災いしたと言っても過言ではないでしょう。
でも、優佳は知ってしまったんです…CBがこんなにも楽しいスポーツだってことを…
そして時は流れ、高校生になった優佳は聖ユニオン学園に入学し、物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると色々と手違いの多い作品でした。
第1話の優佳と藤村千景との試合もそうでしたが、CBをやりたいから聖ユニオン学園に入学したというのに、この学園にはCB部が無かったんですから…
でも、その程度でCBの道を諦められる優佳ではありません。
学園のCB部の実態を知り、半ば強引に閉じ切った扉を開けようとするのですが、この作品が面白くなるのはここからです。

同じ志を持つ仲間が増えるのですが、仲間の誰一人蔑ろにすることなく一人ひとりスポットを当てて丁寧にキャラを掘り下げていくので、聖ユニオン学園CB部のみんなに愛着が持てたのが大きかったと思います。

心に傷を負っていない人は、きっと一人もいないんじゃないかと思います。
心の痛みを知っているから優しくなれる側面だってあると思うんです。
でもその傷にどう向き合うかはその人次第…
向き合い方に正解は無いのだろうけれど、その結果何が得られるかは千差万別…
真摯に向き合い傷を己の糧にするもよし…
目を逸らしてやり過ごすという選択肢だって無い訳じゃありません。

聖ユニオン学園CB部のみんなは自分に対して真摯に向き合っていたと思います。
それが成長に繋がったか…は未だ分かりません。
だって彼女たちは成長の過程なのですから…
でもお互いを知って絆を深めたことだけは間違いありません。
だから「プリンセスマッチ」の優勝がみんなの目標になったんだと思います。

もちろん、優勝への道のりは決して生半可ではありません。
他人に自分の弱さを突きつけられたこともありました。
でも高みを目指し壁を乗り越える努力を怠らなかった結果、それは進化に繋がるということをこの作品ではとても分かりやすく…しかも激アツに描いてくれています。

物語の展開としては王道でしたが、故に分かりやすい分物語にのめり込むことができたんだと思います。
唯一欲を感じたのはCBバトル中の作画…でしょうか。
CBはとても激しいバトルが繰り広げられます。
だからそれを緻密に描くのは想像を絶する大変さであることは理解しています。
それでも…と望んでしまうのは我が儘なのでしょうか。
キャラ立ちが良いだけに、もう少しヌルヌル動いてくれていたら…なんて思いながら視聴していました。

オープニングテーマは、橋本みゆきさんの「HEAT:Moment」
エンディングテーマは、橋本みゆき、佐咲紗花、美郷あき、CooRie、yozuca*、Minamiさんらの「Circle-Lets Friends!」
これはオープニングの楽曲が抜群だったので即買いしちゃいましたよ^^;

1クール全12話の物語でした。
声優陣もベテランばかりなので安心して視聴できる作品です。
聖ユニオン学園CB部のみんなは何を手中にするのか…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

まさか、ドラゴンボールZだったとは(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
レビュタイ、観た人には分かるはず(笑)

まあ、バトルもの、青春ものの、かなりクオリティ低いアニメですね。

堀川りょうさん、お疲れ様でした(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
最近思うことですが、将棋って良くできたゲームなんですよ。駒のひとつとしてムダがなく、それぞれが個性を発揮しつつも、チートはいなくて。麻雀の役なんかも、上手いバランスで作られていると思います。

勿論それは、そのゲームのルール内において、たくさんの先人達が試行錯誤しながら、戦術、対策を練ってきて、そのゲームを遊びつくし、不要な戦い方を淘汰してきた結果、今の素晴らしいゲームバランスがあるわけですが。ただ、土台としてのゲームバランスの良さというのは、大事なわけです。

んで、本作。

本作を含め、「オリジナル競技(ゲーム)」を題材にした作品はたくさんありますが、ほとんどの場合、プレイヤー(キャラやドラマ性)を重視するあまり、ゲーム自体は軽視されていると思います。色々と穴が多いというか。

本作なんかまさにそうで、「サークレットバトルのルールすらよく分からない」んですよ(苦笑)

ダメージ制なのか、ポイント制なのか。それすら、不明。

一番驚いたのが、6話で明らかになった、「データ容量は金で決まる」という、信じられないルール。もはや、スポーツですらない。

なんか、本作に(逆の意味で)触発され、「実際にあったら面白そうな競技ベスト10」とか、作りたくなった(笑)

あと、別に良いんですが、OPの最初の方が、なんか最近のガンダムのOPっぽい曲調に感じましたw

(このくらい、語ることのないアニメでしたw)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
烈火の炎、小金井の鋼金暗器を思い出すな。ハリボテのチャンピオンとはいえ、初心者がそこそこ互角にやり合うとか、ね。一応、2年の練習期間をもうけたのは、まあ。サービスシーン。

2話目 ☆3
2年間努力してたわけではないんだね。スポ根? とりあえず、普通に見られている。

3話目 ☆3
生徒会長は、普通に出る流れなの? 回避スキルが高いなら、盾系の大型武器より、小回り効く武器の方が良さそうだけどね。

4話目 ☆2
ん? 作画怪しい? コマが少ないかな?

5話目 ☆1
とってつけたような話。走りのフォームが(速い設定なのに)残念過ぎる。つか、「勝っても金持ちだからと言われるのが嫌」だから陸上を辞めて、始めたのが、サークレットバウト? いや、サークレットバウトの方が「金持ちだから」って言われるじゃん、絶対。なぜ、走っている相手に、走って追いつかないといけないの? 中央で待ち構えていれば?

6話目 ☆2
最適化を、なんかキモいって(笑) 使えるデータ量がチーム内で決まっててシェアするってのは、競技として良いと思うんだけど、それが「金」で決まるというのは、どうなんだろう?競技として。銃なのにスナイパーじゃないんかい。

7話目 ☆2
カラオケ、下手と上手いのリアルだな。お父さん、声が若いな(苦笑) 今までのどのサークレットバトルより、ちゃんとバトルしてるんだが、身内同士で(苦笑) オーバーヒート現象、、、ネーミングが、ダサい(笑)

8話目 ☆2
処理落ちによる、瞬間移動? なら、サーバーを強化したら、アドバンテージを失うということ? おにぎり、グロいわ(笑) ちょいシリアスに?

9話目 ☆3
ガケ登るなよ(笑) 説明回。梅干しで乾杯(笑)

10話目 ☆


11話目 ☆2
もはや、スーパーサイヤ人ですがな(笑)

12話目 ☆
元気玉(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 17
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

キャットファイトで町おこし

ゲームは発売前(放送時点)


例によって懲りずにゲーム原作!?に手を出してしまう私。

仮想空間とMR技術が発達し、そこから生まれたEスポーツ「サークレット・バウト」(CB)が地域の繁栄を左右する重要な要素となった未来。(wikiより)
とありますが、意訳すると

“キャットファイトで町おこし”

ということなんですかね。
そこで期待した男性諸氏には忍びないですが、高校の部活動でサークレット・バウト部があるくらいなのでガチのキャットファイトではございません。学校の許可が下りないと思います。武器をもって一対一で戦う格ゲー(女子限定)みたいなものでした。

なぜか肩口ぱっくりですし、コスチュームは露出度高めで、体のラインぴったりのしか着てないしで、ターゲットどこらへんに置いてるかもわかりやすいですね。なぜか毎話のように入浴シーンもあったりします。

面白くはありませんが、こういうシンプルなメッセージを発信してくれる作品は嫌いじゃありません。
サークレット・バウトの試合を見せたいはずなのに、その試合作画がびっくりするほどテキトー。B級感もハンパなく、けっこうこういうの好きな人いるんじゃないかな。
全方面で作りこみが甘いためB級好き以外にはおすすめできません。余力のある時にネタ枠として観ていただくのがよろしいかと思います。


{netabare}物語としては唯一のひっかかり部分。第一話で優佳との替え玉騒ぎに巻き込まれた相手がユニオン学園の総代さんだろー?の件はどういう回収のされ方をするんだろう?{/netabare}
{netabare}あの時に替え玉にされてたことで実は総代さんを救う結果となっていた、という予想ではありますが、ぜぇっっったいぃ、、雑な回収になるはずなのですごい観てみたい気がしますが。。。{/netabare}


性懲りもせず手を出しときながら、4話で途中撤退です。成長しませんね。


■みどころは声優さんか?
他のレビュアーさんに教えてもらいましたが、ゲーム原作だと直近で出演作の少ない中堅の声優さんが出ることが多いとのこと。あーあの人!的な懐かしい出会いが本作でもありました。

佐々木優佳(CV長妻樹里):最近「たまこマーケット」観たばかりですが、大工の娘かんなちゃん役がはまってました。本作ではうってかわってきゃんきゃん吠えてる(褒め言葉)ヒロイン役です。
相沢歩(CV水橋かおり):みんな大好き!?まどマギの巴マミ役の印象がとにかく強い方です。お元気そうで何よりです。


主役女子高生5人組を演じられてるのは40代か若くても30歳を超えてるお姉さま声優の皆さんでした。でよくよく見たら、ゲームは通常版とR18指定版の2種類出す予定みたい。
なるほど、、売出し中の若い子は事務所的にNGとか大人の事情も垣間見えるところです。

となると最強の女王役藤村千景(CV種﨑敦美)はゲームにも出演されるんでしょうか?

もうアニメそっちのけでこちらが気になります。そしてゲームはやらないと思います。



-----
2018.03.26追記
結局6話まで引っ張りました。


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2019.08.23追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴



2019.02.01 初稿

投稿 : 2025/03/01
♥ : 30

62.4 245 2019年度アニメランキング245位
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (184)
587人が棚に入れました
ただ真っ直ぐに、憧れたものを追い続けて──2×19年、東京。過去頻発していた種族争いも絶え、平和になったと思われた現代。かつて種族の頂点に君臨していた『ドラゴン』に心酔し、その力を取り戻そうと画策する犯罪組織『ナイン』が現れた。世界を作り変えるべく凶行を繰り返す彼らを阻止するため、警視庁内でとある集団が組成された。その名も『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課――通称トクナナ』。個人の能力はずば抜けて高いものの、「はぐれ者集団」「ごくつぶし集団」とも噂される『トクナナ』に新たに加わることとなった、ルーキー・七月清司。個性あふれるメンバー達に振り回されながら、彼は持ち前の明るさと真っ直ぐさで事件解決に挑む。次々と起こる難事件の中で、彼は自分の信じる正義を見つけられるのか――。

声優・キャラクター
下野紘、津田健次郎、鈴木達央、甲斐田裕子、小澤亜李、乃村健次、森川智之、平田広明、松岡禎丞、島﨑信長
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニオリでやる必要性を感じないくらいの、普通感。

[文量→小盛り・内容→各話感想系]

【総括】
アニオリの、警察モノ。

人間以外の多種族が暮らす世界を舞台にしています。

なんかこう、「可もなく不可もなく」。不快な要素はないけれど、これといった面白さもなし。

視聴を止めはしませんが、特に薦めはしませんかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、つまらない作品ではなかったけれど。

アニオリの良さって「自由度」と「完結できる」だとおもうけど、これだけベーシックな作りをするなら、アニオリの意味あるんだろうか?

あと、多種族の設定、意味あったかな? アニオリなのに、設定生かしきれてないとか、伏線回収出来なかったとか、たまにあるけど、なんのためのアニオリなのかな?とか思ってしまう。

だって、アニメ作ってて、オリジナルやれるなんて、1度あるかないかでしょ。滑っても良いから、もっとワガママに創ってほしいな。

印象に残ったのは、ホムンクルスで忍者だかな。
{/netabare}

【1話ごとの感想】
1話目「一は凶兆を、七は幸運を」☆3
{netabare}
津田さん、2期連続で刑事役、、、しかも、異種族モノの(笑) 主人公、死なない能力? 銃身ぶち抜くくらいの狙撃の腕があれば、レインボーブリッジ破壊せずとも、なんとでも出来た気がする。わざわざアニオリでやる必要ないくらい、王道な展開だな。

《今後の展望》
まあ、エンタメ逮捕劇を繰り広げながら、エアポートテロ事件の真実(ナイン)にたどり着いていくんでしょうね。種族間の対立も1つの軸にはなっていくんでしょうが、あまり、そういう「深み」にハマらず、単純なエンターテイメントとして、1クールを駆け抜けてほしいなと思います。
{/netabare}

2話目「捜査する二人」☆3
{netabare}
キャラクター紹介。ダサいコードネーム(笑) 今のところ、普通にエンタメ。ミステリーとは言えないけど。

《今後の展望》
多分、4話くらいで巨悪(ナインの親玉)というか、ラスボスの影がチラホラしてきて、9話くらいから、直接対決していくのかな?
{/netabare}

3話目「三重の罠」☆3
{netabare}
爆弾を小さくして、油断させといて術式で強化するトラップは良かった。解体の手順トラップは、まあ意味わかるが、最後の「ラストだけは切る順番を変える」のは、仕掛ける側からしたら分かるけど、解体できたのは結局、運だよね。説明もないし。

というか、いつも思うんだけど、時限爆弾って、なぜいつも制限時間が(結構)あるんだろう? 解体されるかを勝負したい愉快犯や、制限時間内に交渉するなら分かるんだけど、今回のように、無差別大量殺人が目的なら、自分が現場から離れるだけの制限時間があれば、充分だと思うんだけど。なんなら、時限爆弾でなく、起爆させても良いと思うし(爆弾の知識ないけど、無線とかで起爆できないの? それこそ、魔術使うとか)。

《今後の展望》
なるほど、局長はドラゴンなのか。どっか(11話くらい)で変身するのかな?
{/netabare}

4話目「四人の家族」☆3
{netabare}
家族を守りたいから家族に保険をかけるって、すでに論理が破綻してるよな。ボディガードや探偵雇う、あるいは、自分に生命保険かけるならわかるけど。状況証拠だけでいくんだな。だから、最終的に現行犯にしたんだろうけど。つか、血の繋がらない家族の話、最終的にスルーかい。

《今後の展望》
特七の面々が一人ずつ活躍する話が続いて、ナインとの対決か? 次は、サムライかな~順番的に。
{/netabare}

5話目「第五の封印」☆3
{netabare}
テロリストがLINEでやりとり。そういう「安易なテロリスト」というのは、ある意味現代的で、メッセージとしては優れていると思う。へ~、オスの三毛猫って、そんなにすごいのか。でもなんかな~。雰囲気が平和すぎる。

《今後の展望》
とりあえず、次でショッピングモール編は終わりですかね。なんか、アッサリ解決してしまいそうな気はするけど。
{/netabare}

6話目「六分間の死闘」☆1
{netabare}
いやいやいやいや、大声出しすぎ(苦笑) 七月のぶら下がり、うけたわ。振り子運動なんて、めっちゃ攻撃受けそうだけど。あと、あの状態(逆さ吊り)で弾を当てるって、めちゃくちゃ難しそうだけど、ルーキーじゃないんかい?

《今後の展望》
色々と残念な回で、次の視聴を悩むレベルです。作画的にも残念で、アクションシーンに迫力がない。

今回、いくつかの伏線が出されましたね。ウォーロックがドラゴンであること。七月清司とボスの繋がり(七月を助けた時に、なんらかの契約を結んだか、七月自身がドラゴンなのか)。謎の男が二条クジャクの兄であること(空き番の五番は、彼かな?)。

やや気にもなるんで、一応、次も観てみよう。
{/netabare}

7話目「七日目は惰眠」☆3
{netabare}
3人目(空き番)は、行方不明か。なんか、いちゃついてるぞ(笑) 日常回。これまでよりは普通に楽しかった。

《今後の展望》
「これが事実ならトクナナは終わりだ」は、何を示すのか。「トクナナの上層部が黒い」の意味か、「トクナナにピンチが迫っている」の意味か。多分、前者だろうな。
{/netabare}

8話目「八フィートの逃げ道」☆2
{netabare}
ベルメールの誘拐話。本編と関係あるか? 七月が落とさせたカバンの伏線はちゃんと回収してたけど、そんなに上手いとも思わなかったかな。

《今後の展望》
エアポート事件の犯人が来るみたいだから、次はその話でしょうね。脱獄するのか、むしろ、消しに来るナインから守る展開になるのか。
{/netabare}

9話目「九年の憤怒」☆2
{netabare}
やはり、守る系か。いやいや、廃工場あっても、普通、死ぬんじゃ? 仲間を信じるということだな。非常に綺麗にまとまっていたけど、やや物足りなさも感じる。作画は酷い。というか、ウォーロックが有罪になるとか、どうでもよくね? ウォーロックにとって、日本の司法なんて鼻くそみたいなもんだろし。

《今後の展望》
魔術的なものなのか、科学的なものなのか、あの目ん玉はUSBみたいなものか。次、竜が出るのね。兄貴か、ウォーロックか、室長か、七月か。兄貴だな。
{/netabare}

10話目「十番目の竜」☆3
{netabare}
ネタバレ回。想像以上じゃないというか、特別な驚きは何にもなかったな。

《今後の展望》
一番大事になるネタバレ回がこのクオリティというのなら、もうこのアニメに伸びしろはないかな~。後2話、ナインVS特7の対決になるんだろうけど、作画が期待できるアニメではないし、これ以上の大どんでん返し(例えば、ボスがナインのトップだくらいの)がない限り、☆3を超えることはないだろうね。
{/netabare}

11話目「11時の戦争」☆3
{netabare}
忍者でホムンクルスだから、特七が家族ってのは謂いな。娘との関係性も素敵。兄さん、わりとあっさり洗脳が解けたな。ボスも、あっさりネタバレ。

《今後の展望》
これ、兄貴がボスを倒す流れかな? 警察だから、殺さないで、逮捕するんだろうけど。
{/netabare}

12話目「ゼロからナナへ」☆3
{netabare}
タイトル、12はどうした? 信仰が強さになる、ということは人間に依存していること。確かにね。でも、なんかあっさりというか、普通にまとめちゃったな。
{/netabare}

総監督 栗山貴行 (アンゴルモア元寇合戦記)

監督 小坂春女(極上!!めちゃモテ委員長・セイント・ビースト など)

シリーズ構成 東出祐一郎(Fate/Apocrypha)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 23
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

継続と断念のあいだ

『アンゴルモア 元寇合戦記』にて時代感の演出にくすんだ色合いを用いるなどの実験的な試みが印象深い『アニマ&カンパニー』制作のオリジナルアニメです。

作品内容もそうですが、視聴の順序やリアタイ同期作品との兼ね合いなど外部要素によって継続or断念の判断が別れた気がしてならない、ちょっぴり運のない作品です。
初めに申し上げます。途中第6話をもって私は撤退しとります。

エルフやドワーフら異世界の住人が“なんとなく”調和している世界での刑事もの。
正義感溢れる新米刑事の主人公とやる気なさげでも敏腕ぽい刑事とのバディもの風であり、異能を持った仲間たちとの群像劇風な物語。一話完結のように見えてストーリーは進んでいるタイプの作品です。


■そのトクナナの面々

七月 清司(CV下野紘)
 : 新米刑事。人間
一ノ瀬 栞(CV津田健次郎)
 : 現場指揮官。人間
二条 クジャク(CV鈴木達央)
 : 情報分析担当。エルフ
四季彩 紅音(CV甲斐田裕子)
 : 戦闘分野担当。吸血鬼
ベルメール・サンク(CV小澤亜李)
 : メカニック担当。人造人間
遠藤 六輔(CV乃村健)
 : 戦闘分野担当。ドワーフ
桐生院左近零衛門(CV森川智之)
 : ボス。ようわからん


イマイチと感じたところを挙げると、

■イマイチだったところ

▼構成
事件規模や質で重要そうな回だと思ったら翌週しょぼい案件で肩透かしを食らう
 ⇒{netabare}第2話◎からの第3話△みたいなアンバランスさ{/netabare}
▼キャラ
主人公の正義漢ぶりが鼻につく
 ⇒捜査の邪魔です。
剣使いのお姉さま以外普通
 ⇒お姉さま以外は人間とどう違うのか差別化できてない
 ⇒剣で弾丸斬る系キャラ多いな。「蒟蒻は切れない」統一規格作ったほうがいいんじゃなかろうか
▼演出
緊迫感が伝わってこない。これが致命的だったかも
 {netabare}⇒テロリストの立て籠もるショッピングモール潜入作戦がお笑いレベル。気づかれちゃダメな場面で大声で会話する。制圧したテロリストを拘束せずに目の前で仲間割れの寸劇。だいたい七月が元凶 w
 ⇒だったらコメディに振ればいいのにシリアスを捨てきれないハンパさ加減{/netabare}
▼全般
どうにもこうにもファンタジー成分を活かしきれておりません


魔術は禁忌とされている社会において、その魔術を駆使して暗躍するウォーロック(CV平田広明)が黒幕担当として早々に登場し“トクナナ”と対峙します。
折り返しの第6話時点で、魔術描写は控えめ。そのうち何かどでかいものがきそうな気もする。主人公七月も覚醒する気配アリ。期待値ゼロではない。
しかしながらその期待値よりもイマイチポイントが足を引っ張り物語に気持ちが入っていかない。音楽や作画面でも特筆すべきものはありません。


及第点レベルには及ばずも普段ならダラダラ視聴継続してた作品でした。



■後追いだとワンチャンあるかも!?


冒頭述べた“外部要素”についてです。本稿の主題。なお本作とはあまり関係ないので畳んどきます。

{netabare}同期に覇権候補な類似作品があり、数多の同系統とは見劣りし、視聴時間も限られる今日この頃。
観る時期や視聴遍歴。その時の気分によって完走or断念やら作品評価に繋がることは否めませんね。
具体的には以下の通り、


1.刑事もんはこっち観りゃいいや
⇒同時期に『PSYCHO-PASS3期』やってます。同じく刑事もんといえばの『スタンドマイヒーローズ』は1話でさようなら。

2.この前のクールで…
⇒『コップクラフト』。異世界テイストでツダケンさん主役の作品と被る。バディの魅力で『トクナナ』は見劣りする。
⇒主人公のウザさでは2018年秋期『DOUBLE DECKER!』とどっこい×2。キャラや背景画の主に美術面で『トクナナ』は見劣りする。

3.今期は今期で…
⇒『ちはやふる3期』『ハイスコアガール2期』他好きな作品の続編に気持ちが移っております。『四月は君の嘘』『メイドインアビス』など再放送も充実してたり。
⇒たかだか2年弱のリアタイ追っかけ初心者の私ですが適量というのを理解してきております。クール終了もの20作品超はオーバーフロー起こします。


1.はリアタイだからこその比較なので後追いなら影響ないでしょう。ワンチャンありそうです。
2.はこれまで何を観てきたかによります。これからも視聴本数を重ねていく以上しゃーないことですね。
3.は自己都合。{/netabare}


これも巡り合わせというものなのでしょう。

それではお気に入りの剣使いのお姉さま、四季彩紅音さんのご健勝を祈念いたしまして、てったーい!



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2019.11.19 初稿
2020.07.08 修正

投稿 : 2025/03/01
♥ : 46

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

違う世界、違う東京の、七人の警官(はぐれもの)

この作品はオリジナルだったみたいですね。
ありちゃんが出演すると知り、視聴を決めた作品です。


ただ真っ直ぐに、憧れたものを追い続けて…

はるか昔。
この世界には、エルフ・ドワーフ・吸血鬼・ホムンクルス・人間など、
数多の種族が存在していた。

争いの絶えないヒエラルキーの頂点は「ドラゴン」。
しかし長い時を経て「ドラゴン」は消え、残った種族たちも共存を選び、
時代を重ねるごとに僅かな外見的特徴を残して皆ほぼ人間と変わらない姿となった。

2X19年、東京。
平穏になったと思われた現代。それでも犯罪がなくなったわけではない。
かつて存在した「ドラゴン」に心酔し、
その力を欲するあまり凶行に走る組織

「ナイン」。

彼らは凶悪事件を引き起こし、現在の世界をつくりかえようと画策していた。
「ナイン」に対抗するため、
各分野のエキスパートを集めた対策室が警視庁で組成される。
その名は
「警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課…通称トクナナ」。

故人の能力はずば抜けて高いものの、
「はぐれ者集団」「ごくつぶし集団」とも噂されていた。

そんなトクナナに、新に所属することになったルーキー・七月 清司。
個性溢れるメンバー達に翻弄されながら、持ち前の明るさと真っ直ぐさで
ナイン事件の解決に挑んでいく。
次々と起こる難事件の中で、
彼は自分の信じる正義を見つけられるのか…。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

確かにトクナナのメンバーは凄い人ばかりでした。
「ニンジャ」「サムライ」「スナイパー」などというコードネームで呼ばれている人たちは…
まぁ、ルーキーも凄いんですけど、それは物語の中で明らかになります。

ですが、ルーキーの相棒で現場指揮官である一ノ瀬 栞ってそんなに凄い人でしたっけ?
コードネームは「カリスマ」らしいですが、彼のどの部分がカリスマだったのでしょう…
さぼるの大好きで、挙句の果てに拳銃を撃って的に当てたことがないんですから…
と思い、公式HPのキャラクター紹介を見てみると、IQは150以上で並外れた観察眼を持っているんだそうです。
確かに現場で色々指揮していましたが、普通っぽくて特技に見えませんでしたよ^^;

この物語りの鍵になっているのが、9年前のテロ事件です。
テロに巻き込まれた七月清司が警官に命を救われたのをきっかけに警官になりました。
そんな七月がトクナナに配属されるなんて…
物語の視聴を進めると明らかになるのですが、運命としか言いようがありません。
だからこれは七月が自分の信じる正義を見つける物語でもあると思います。

公式HPのINTRODUCTIONにも書いてありましたが、この世界には様々な種族が存在しているのですが、正直この設定がどう活かされたのかはイマイチ分かりませんでした。
例えばニンジャはホムンクルスで、サムライは吸血鬼なんだそうです。
でもサムライの吸血行為とか見た記憶はないんですよね。
異種間同士では結婚できないとか、そういうルールがあるんですかね?

今期は終わり方の気になる作品が幾つかあったのですが、この作品に関しては物語が綺麗に纏まっていたと思います。
物語が纏まっていることの大切さを改めて感じました。
「見終えた」という達成感に差がありますので…

因みに公式HPには、「トクナナ診断」なるコーナーが存在します。
名前と生年月日を入力すると、自分がどんなタイプなのかを診断して貰えます。
試しに私もやってみました^^;

CODE NAME:ファイター
RACE:吸血鬼系
DETAIL:ずば抜けた身体能力と戦闘技能を持つ。筋肉がすごく、対人戦において負けを知らない。
好戦的な性格で、白黒はっきりつけたがり、優柔不断な人が苦手。
他人の色に染まらず、物事をはっきり言う性格。
ただし繊細な面もあり、好きな人と好きなだけ一緒にいたい。

因みに診断結果をシェアするとオリジナル壁紙がGETできるそうです。
気になる方は試されてみてはいかがでしょうか^^?

オープニングテーマは、OLDCODEXさんの「Take On Fever」
エンディングテーマは、SCREEN modeさんの「One Wish」

1クール全12話の物語でした。
物語の纏め方も良かったのではないでしょうか。
総じて楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 10

62.4 245 2019年度アニメランキング245位
アフリカのサラリーマン(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (142)
481人が棚に入れました
サバンナも食物連鎖もカンケーない。日本的社会を生きるアフリカのサラリーマンの汗と涙の社蓄コメディ☆アフリカの大手企業に勤める、ライオン、オオハシ、トカゲの3人もとい3匹が織りなすのは、荒ぶる暴言&奇行で日本人的社会を突破する日々。プロジェクトの無理強い、容赦ない減給・・・。人間以上に世知辛いサラリーマン生活を、アニマルたちが大奮闘! 日本中のサラリーマンが共感すること必至! サバンナも食物連鎖も完全に忘れ去った、アニマル会社員の日常がここに!!

ヘンゼル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

動物キャラモノは人気が伸びずらい

ライオン役が大塚明夫さん、トカゲ役が津田健次郎さん、オウム役が下野絋さんと豪華声優陣を登用して作られた作品ですが、円盤の売上も振るわずといった感じで、最初の方は話題のなりましたが徐々に下火になっていったアニメだと思います。

そもそもこういった動物キャラは一定層の需要がありますが、その需要が高いのは日本ではなく海外の方なんですよね。
有名なディズニーキャラは勿論のこと、ピーターラビットやスヌーピー、ムーミンなんかは全て海外にて生まれたキャラクターです。
勿論、ビースターズ等の例外もありますが。
そのため日本ではあまり人気が出なかったのかもしれません。アニメ化する時点で凄いですけどね。

さて私が途中切りした理由ですが、とにかく話についていけなかったという事ですね。
ポプテピピックと似たような感じでしょうか。
とにかくハチャメチャすぎて、面白いというより何をやっているか分からない感が強かったため、ストーリーやギャグの秀逸さを好む私にとって、合わない作品だったなと思います。

逆に言えば、こういったハチャメチャな作品が好きな人にとっては、とても面白いと感じるでしょう。
声優も豪華ですし、特に下野さんが吹っ切れているため、下野さんの違う一面(ナチュラルかもしれないが)
を観たい方にもぜひオススメです。

という訳でこの作品の評価は星2.5とさせて頂きます。現在の日本では擬人化キャラがやはり人気だと思いますね。けものフレンズ然り艦これ然り。
動物そのままの姿や二足歩行をさせただけとなると、「捻りがない」と言われてしまうのが、アニメ文化が発展した日本における評価なのではないでしょうか。

それでも、キャラクターの原型としてアニメでも漫画でもずっと使われ続けるべきモノではあるなと、個人的に思います。日本には「鳥獣戯画」なんてモノもあるくらいですから。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 2

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

サラリーマンは忙しい

序盤 コメディアニメか

中盤 こういう系か

終盤 あぁ

この話はアフリカのサラリーマンの話
ジャンルはコメディ・仕事
お仕事アニメというより仕事場でのコメディアニメです。
序盤の展開(ギャグ)はちょっとつまらなく、しかもギャグも腹を抱えて笑うというより不意にフッと鼻で笑ってしまうようなそんな感じです。別に見なくてもいいかなという印象ですが見ても損はないでしょう。得は少ないでしょうが
一つ言えるのはアフリカにすんでいるサラリーマンはものすごく忙しいらしいです。
内容がない分書くことがないので困ります

監督・絵コンテ・総作画監督・美術設定・美術監督・色彩設計・撮影監督は畳谷哲也さん。初の監督作品だそうですね
シリーズ構成は百瀬祐一郎さん。初めてのギャルや妹妹のシリーズ構成をされた方ですね。あんなksアニメを手掛けた方がよくまとまなものをかけましたね(もしかしたら原作がもっとヒドくてマシになったかもしれないけど)。
キャラデザ・アニメーション制作はHOTZIPANGさん。ルパン三世(3DCG)を制作したところですね。
劇伴は山口たこさん。初の劇伴だそうですね

作画は基本キャラは3DCGでした。ちょっとモーションがテキトーだったりしてたので3.5で
opは異能バトルや六花の勇者の曲を担当されたRUCCAさん作詞、よう実やありふれたの劇伴を担当された高橋諒さん作編曲、オオハシ役の下野紘さん歌唱の「Soul Flag」
edは松井五郎さん作詞、秋葉広大さん作曲、ラブライブサンシャインopを作曲した伊藤賢さん編曲、ライオン役の大塚明夫さん歌唱の「ホワイトカラーエレジー」

総合評価 別に見なくていいかな

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ネタの方向性とテンポが噛み合わない

現実にいるウザい人物像をイメージに合った動物に当てはめて皮肉ろう、みたいな魂胆のアニメ
ギャグの内容としては痴漢がどうだデリヘルがどうだ逆玉がどうだのお下劣系を交えた感じ

一言でいうと30分アニメでやる内容ではない
一瞬面白いかな?っていうポイントとかフレーズとかはある
ただ、基本的には上に上げたような品性の下劣な人間のトークを延々見せるだけの展開なので笑うより先にストレスが溜まる
なにより30分アニメなのでそういう汚い会話が間延びした状態が目立つ

これが5分アニメ、あるいは長くても15分アニメならテンポをギュッと圧縮できるので「アホな会話連発してんなー」で笑えるのかな、と思う
ただ、30分アニメでギャグのなりそこない、それも上司だの女性だのに失礼なチャラ男のトークを延々見ても面白さには繋がらない

面白くなるかもと我慢して見たけど、結局笑ったのは最初のライオンの起床シーンだけだった
ギャグの方向性が自分と致命的に合わないので、今後仮に面白くなったと評判になっても見ることはない

投稿 : 2025/03/01
♥ : 4

62.4 245 2019年度アニメランキング245位
ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (67)
254人が棚に入れました
新光歴238年。惑星間飛行船団、通称『オラクル』は外宇宙に進出し、銀河を渡っていた。『オラクル』では、新たに未知の惑星が発見されるたび、『アークス』が降下し、探索と発見を繰り返す。数多の星に潜む『ダーカー』と呼ばれる生命体を殲滅するために創設された組織である彼らは、宇宙に平穏が訪れる日まで、旅を続ける……。

声優・キャラクター
小野大輔、下野紘、佐藤聡美、緒方恵美、木村良平、日笠陽子、櫻井孝宏、飛田展男、花澤香菜
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

レアドロこいこいしましょ

6話までの感想{netabare}
PSO2はゲームは一切やったこと無し、アニメは前作?のジアニメーション視聴済み。
…。
とは言っても、あれ?なんか見覚えがある。
いや、知らないハズ、確かに友人宅で家人がプレイしてたのは見たことあるけど狩りばっかりでストーリーは全然把握してないハズ。
確か映画であったような?SF風で謎の惑星に降り立った隊が次々と死んでくホラーチックな話…エイリアンじゃなくてプレデターじゃなくてもっとマイナーなので…。
ま、よくある話か!
と、既視感が凄いのだけど、そうはいっても結構こういうのって自分は好きでw
「親方、空から女の子が!」も、今の時代にギャグじゃなくてマジメにやるのは凄い(あーでもグラブルもそんな感じか)。
更にずっと瘴気に当てられてると正気を失うらしい、これもよくあるよねー、けど好き。
登場するハンターもどいつもこいつもどこか頭がイカれてて、既に瘴気に侵されてる感じ、イイヨイイヨー。

って感じでかなり楽しんで見てたのだけど、6話。
ゲッテムハルトが内田順久キャラみたいな顔して容赦なくて笑えるw
メディカルセンター(の通路?)にて、ゼノに顔面パンチ、エコーに腹パン、アッシュへダブルスレッジハンマー&顔面パンチ、マトイへ画面では映ってないけど多分顔面パンチ(敢えて当て身じゃない)。
ナベリウスにて、アッシュへマトイ放り投げ、ゼノに顔面パンチ、エコーに延髄斬り、カスラへメガネをぶち割る顔面右ストレートからの左アッパー、シーナの腹部へ南斗水鳥拳w
鬼神かな?
特にカスラはワケ知り顔だわ前作でも何か企んでるっぽいだわ神谷浩史に罪は無いのだが“キャロルアンドチューズデイ”のテイトウワみたいだわであまり印象良くないので、顔面パンチされた時は「やったぜ」と思ってしまったり。
一方でエコーの扱いヒデェw、これファンが怒るんじゃ…と思いつつ、私は以前もどこかの感想で書いたことがあるけどドラゴンボールのビーデルがボコられる回を標準で録画するような人間なのでふふふ。

でもってダークファルス復活はええ!ってかでけええ!!宝箱に収まるサイズじゃないのか、4みたいに複数居る?
復活の儀式のためにサイコウォンド(違う)とマトイが必要だと思ったら、マトイは早々と追いやられて…認識阻害バリアを突破するのに必要だったってこと?えっそんだけ??
何か事情を知ってるっぽいカスラすら知らない「なにか」の力が働いてるっぽい、桜井が声やってるヤツが黒幕か?
それにしても、これまで鬱屈とした惑星か船内が舞台だったのが次から宇宙艦隊戦になる…のか?
それはそれで構わないのだけど、まだクライマックスじゃないよねぇ…どう続いてくのか楽しみ。

ところで、パティエンティアはもう出ないのか?
登場キャラの大半が病んでる感じでこの2人が癒し枠だと思うのだが…といいつつこいつらも躁鬱っぽいけど。{/netabare}

7話感想{netabare}
艦隊戦キター!、ガンドロワキター!、と思ったら…おっそろしく手垢のついたベタな展開に吹いたw
主砲の射線上だ→脱出ポッド切り離しは手動じゃないとダメだ→オレが行く→タイムリミットに戻ってこない→ボクには帰る場所があるんだ
う~ん、ベッタベタすぎてむしろ清々しいw
一方、エコー前回あんな目に遭ったのに頑丈だなぁと思ったらいつの間にか居なくなったり、マトイを助けた小山茉美キャラが今度はマトイが仮面の男に助けられた時にはもう居なくなってたりと、キャラの入れ替えが目まぐるしい。
これは原作ゲームのネームドキャラをアニメで無理やり登場させてるせいかな?、と仕方無いことだと思うようにしてるけど…。
ゲッテムハルトが赤髪になってガノンドロフみてー、と思ってたら仮面の男の名前が仮称かも知れないけどペルソナで…あれ?スポンサーにアトラスが居るのはこれ絡み?
そりゃ仮面だからペルソナなのはおかしくは無いんだけど、前から出てる女科学者の名前がシオン(ゼノサーガ)なのも意図があるような無いようなでなーんか紛らわしい。
というかそこら辺も既視感に拍車かけてるかも?
どっちが先から知らんけどね、原作結構古いよね。

切り離された居住区、フォトン使い果たしてダーカー因子除去装置が作動しなくてバイド化が進んだりしないかな?
なんかどうしてもホラーチックな展開を期待してしまう。{/netabare}

8話感想{netabare}
カスラ生きとったんかい!ってあのまま死なれても困るのでこれでいいのか。
余りにもピンピンし過ぎてて違和感、ゼノも生存?
そして前回エコー頑丈だなぁと思ったら、今回それに輪をかけてシーナ改めメルランディアが頑丈すぎw
そりゃ未来医療で回復も早いのかも知れないが、絶対安静状態だと思ったら次の瞬間スタスタ走ってて吹いたww
意識取り戻してすぐだよね?時間経ってないよね?アトマイザー系でも使った?
で、肉体は頑丈だけど精神は脆いっぽい、ダーカー侵食を期待したけどそれを待つまでもなく壊れそうw
テオドール然りエコー然り。
というより壊れたところをダークファルスにつけ込まれるって感じなのかね?
ちょろっと10年前に何があったのか語られたけどよく分からんですね、もっと明確に説明されるのは更に後かな。

その一方エルダーしょっぼっ、前回と比べるとどうしても。
なんか一気に小物になっちゃった感、ヘタしたらゲッテムハルトより弱そうに見えた。
天帝レーザーくらい撃てばいいのに…というかこの回は作画もアレで、話を追うだけで見てくれは捨てた回なのかも知れない。
ってかあの塔のあった場所普通に残ってるのね、惑星の半分くらい吹き飛んだんだと思ってたよ。
そりゃカスラもピンピンしてるか。{/netabare}

9話感想{netabare}
何て言えば良いんだろう、つまらなくはない、むしろ面白いのだけど、果たして正しい楽しみ方をしてるかどうかは不明。
でもって…ツッコまないようにしてたけどもう限界。

何回ナベリウスに降りるんだ?

こう何度も何度もだとナベリウスへお使いに行かされる感が半端ない、元のゲームがこうなん?
確認で6話最後見返してみたら、さすがに惑星半分吹き飛ぶまではしてないけど大陸レベルの大穴空いてる様に見えるんだよなぁ、エルダーが大陸レベルの手をドンと付いてるシーンもあるし。
ってことで暫く天変地異でも起こってそうだけど、そんなことは無かった。
また、塔というか石碑のある『あの場所』は「完全なるアークス」を維持するために桜井が秘匿し続けてるか、もしくはエルダー復活ポイントとして最重要証拠物ちゃうの?と。
前回『あの場所』が無事に残ってるのが不思議だったけど、今回は更にそこに誰も関心払わないのが不思議で不思議で…。
8話はまだナベリウス自体が立ち入れるような状況じゃなかったと解釈できるけど、9話は暴走龍が暴れてるとかでホイホイとナベリウスへアークス隊を降下させて、それでいて誰も『あの場所』には興味を持たなかったらしい、認識阻害バリアは解けたまんまだよね?
進入禁止の措置も執られてなければそれ専用の調査団も居ない、「なんだこれは」と野次馬が集まることなく閑散としてて(※)、そこにゼノの失踪でなんかおかしくなりかけてるエコーがちょこんと居たり。
アッシュ以外に目撃者居ないのかよwってか監視カメラくらい置けよww前回シーナが来でエルダー(小)と遭遇した場所じゃん。

更にアッシュはその後、雪で滑落した先にたまたま昔あった造龍研究所跡地を発見して…アハハw
クーナも見つけられずに居たのか?せめてエルダー復活で地形が変わって隠されてた入り口が露出したとかそういうの、無いの?
でもってクーナの設定が明かされて…うん、まぁ、そのうちネイ(ファンタシースター2のキャラ)みたいなの出るんじゃね?と思ってたので、うん。
ファンはここでネイキターって歓喜するところなんですかね、よくワカラン。
ってか尾行に気づけよwwwアッシュうしろうしろー!

なんつーか、モブ含めキャラが展開に合わせて動かされてる感バリバリ。
7話であれだけの被害出しておいて混乱や危機感が見られない、9話冒頭のアークス何であんなにお気楽で居られるんだ。
もっとこう、復興や暴動鎮圧でアークスの手が足りないとかさぁ…レギアス以外の六芒ナントカも陣頭取らんでおのおの好き勝手してるみたいだし。
もうストーリー追うだけで一杯一杯なのかな、それでいて話に目新しさが無い・むしろ古典の集大成みたいな内容なのが凄い。
って書くとなんか皮肉言ってるみたいになっちゃうけど、このベタベタでコテコテな展開の寄せ集め感に妙にホっとしてしまう自分が居る。
「ダーカーになったアークスは今まで出てない」って、そんな言い方したら嘘だって最初から丸分かりじゃん?もっとこう明かし方って無かったのかな。


更に突っ込むと、フラフラと『あの場所』へ引き寄せられて命を落としたアークスの同僚ってかなりの数居るハズ。
アッシュ以外にも興味持つ連中はいくらでも居そうなんだけどなぁ…。{/netabare}

10話感想{netabare}
もうね、何十年前の作品だよ?と言いたくなる内容で、だけど物語の基本みたいなのは抑えてあって…ある意味教科書みたいというか。
生徒作品みたいな拙さではなく、80年代の映画やドラマや時代劇をよーく見てて最近の深夜アニメは全然見てないお爺ちゃんが書いたような作りとでも言おうか。
元がゲームだからコッテコテのお約束で固めてるのかなぁ?

心の通じた仲間を涙ながらにもしくは心を鬼にして始末する展開はもうお約束中のお約束で何万回見ただろう。
むしろここまでお約束で攻めるなら「お前、ワザと外したな」とか「む、陰腹」とかやりゃあいいのに、とさえ思ったり。
そういや“オーバーロード”でそういった展開を期待したけど全然無くてガッカリしたのを思い出しまして。
だけど、じゃあ実際にそのネタやれば最高か?と言えばそうじゃなくて、やっぱり見せ方というか料理の仕方が大事だということをこの作品で思い知らされてます。
思うに、色々と雑な部分が多い割にノリがクソ真面目過ぎるんじゃないかなぁ?
セガってこういうの多い気が…“チェインクロニクル”もこんなノリじゃなかったっけ?
「脱出船の切り離しは外部から手動じゃないと~」とか「あの人が居ないなら私も死ぬ」と自殺しようとするのとかも含め、今の時代に雑で真面目にやられてもちょっとねぇ。
これが朝夕アニメだったら問題無いんだ、キッズアニメはある意味同じことを毎年繰り返すのが文化みたいなところあるので…なんせメインターゲット層が毎年入れ替わるからね。
けど深夜でこれは…もうちょっとギャグ寄りにした方が良かったんじゃない?
カスラ登場した時に「あ、ゲッテムハルトにメガネブチ割られたカスラさんじゃないですか(プププ」とかね。
せめて挿入歌がレアドロこいこいだったら良かったのに…と思ったり思わなかったり。

一応今回の雑ポイントを書くと、クーナは何年間ハドレットを追ってたんだ?
前回もツッコんだけど今まで研究所すら発見できずにいたのが最近になって突然捜査が進みだして…今まで手を抜いてたのか?
「思い出の木の場所」を探索対象から外してたというのもナンなんだか…ってかあそこが健在なのはやっぱり違和感、ってかあそこはひょっとしてマトイの降ってきた場所?
好意的解釈をすると、エルダー復活でダーカー化が頻発してそれまで殆ど姿を見せなかったハドレットがよく出没するようになったって感じ?
カスラが通信で済みそうなことをわざわざナベリウスくんだりまで赴いて説明したのも変に感じたが、これはひょっとしたら伏線…なのか?
研究所の爺を始末or連れ帰しに来たとか、研究所の端末にアクセスしたがってたとか。
で、オチはちあきなおみの喝采みたいな…やっぱお爺ちゃんじゃねーかw
やりたいことは分かるのだけど、ウルっと来るかで言えば“消滅都市”の「この娘達、もう死んでるんだよね」の方が上な気が…。{/netabare}

11話感想{netabare}
過去改変キターwwwww
いやもうだからさ、そんなん今やったってシュタゲ超えられるワケないんだからさ、マトイが絶対死ぬウーマンのまゆしーポジか?…果敢に攻めるなぁ。
…いや待て?リーディングシュタイナー持ちが複数人居るって展開ならあるいはもしかしてイケるかも?単にYU-NOの龍造寺にしかならない?
というか、とっくの昔にデューマンが完成した世界線であるのなら、クーナの受けた実験は無かったことになってたりして?どうなんだそこら辺。
そしてやーっとナベリウス以外の惑星に舞台が移ったと思ったらまーたナベリウスwwww
でもって時間遡行もするのか…過去改変と大差ないのかも知れないけど、改変は当人の与り知らぬところで変化したパラレルっぽいのに対し、時間遡行は当事者感がするというか…あくまで個人的な感覚としてね。
元からタイムトラベル臭くはあったけど、明かすの唐突だなぁ。
でもってゼノはエルダー復活時にカスラも一緒に居たため、「カスラはルーサーと繋がってることを前提として」ルーサーに悟られない様に行方不明扱いのまま、エコーにも内緒で小山菜美キャラと一緒に修行の旅へ出かける、と。
ん?カスラとルーサーって繋がってたっけ?
カスラはかつてエルダー復活の予兆を感じて軍隊向けようとしたら、カスラより上の権限でもって中止させられて「一体誰が?」みたいな反応してなかったっけ?
とはいえパラレル世界だからのう、もう何でもアリかのう。{/netabare}

12話感想{netabare}
これまで展開・場面転換が急すぎると思う事が色々あった訳だけど、なるほどそういうことかー。
もう一度「その時間」へ飛んで過去改変するので、同じシーンを2回流すことになるため1回目は最低限しか見せないってことだったのだろう。
ってことで今回はテオの闇落ちの原因となった「ウルクの死」を改変すべく、デミスが襲われてた時間(5話あたり)へ行く事に。
但し行動はあくまでルーサーに悟られないようにしないといけないそうで、前回のゼノ同様世間に対しては死亡扱い。

いよいよもってシュタゲってきた…てっきりリーティングシュタイナー持ちはアッシュ以外にも居る(ルーサーとか)のかと思ったが、どうやらアッシュだけ?シャオはまだ謎。
しかも既に何万回も過去改変を挑戦してたらしい、まんまオカリンw

話は戻って私が「展開が急すぎる」と一番に思ってるのは、ゲッテムハルトが「あのクラリッサ」を手に入れるまでの経緯。
デミスがダーカーに襲われてる中ゲッテムは「鳥さん」を追いかけてた→「あのクラリッサ」を修理してた鍛冶屋が襲撃される(ゲッテムが鍛冶屋を襲うシーンは無い)→ゲッテムが「あのクラリッサ」を手にしてメディカルセンターを襲う
…うん、なんか抜けてるよね?
ここら辺の説明もひょっとしたら過去遡行で描写されるのかも?

でもって前回までに抱いた疑問も今回で結構解決されたのかな?
カスラがわざわざナベリウスの造龍研究所まで来たこと、造龍研究がされてない世界線ならクーナはどうなる?、カスラとルーサーは本当に繋がってるのか、辺り。
実験は造龍だけじゃなくて色々なものを手がけてたらしい、造龍研究が無かったとしてもクーナは「なんかしらの実験」を受ける運命からは逃れられてないのかも。
なんせ様々な実験がされてた理由がルーサーによる「シオンの複製作成」のためだったそうで(強引ではあるけど納得はできる)、これは実現してないからね。
そして現在、シオンに迫る目処のついたルーサーは各地にある実験の痕跡を消して回ってるそうな、カスラはその命で造龍研究所跡地を破壊しに降りてたのか?
で、40年前の壊滅状況からオラクルを復活させる代償としてカスラ・レギアス・クラリスはルーサーの軍門に下ったんだそうな…えっ、クラリスもなのか。

ようやくタネ明かしが始まってそれまで違和感に思ってたことへ「実はこんな理由が」というのを見せ出した感じ、悪くないんじゃない?
新たな謎が浮かんでも来てるけど…アッシュが「今回」10年前の記憶が無いのとかね、大体察しは付くけどさ。
シュタゲを知る前にこっちを見たらハマってたかも?…いやぁそもそも作られてないか、下手したら話についていけなかった…かも?{/netabare}

14話までの感想{netabare}
年末の12.5話は総集編。
元々展開が急ぎ足でダイジェストっぽいこの作品、総集編では何処を抽出するんだ?と思ってたら…。
あはは、↑で指摘した「個人的に一番展開が急すぎる」の部分は考え過ぎだと言われちゃったw
鍛冶屋襲ったのはゲッテムハルトだと明言…おおい、その瞬間は意味ありげに画面映さなかったじゃーん。

ってことがあってからの13話、アビス発動で全アークスが敵に!って展開なのだけど…アッシュと直接対峙するアークスの数少なっ。
これは作画の労力が限界を超えた?
一万人鬼ごっこみたいな「圧倒的な数の不利さ」って緊迫感は無く、せいぜい数人が画面に映るのが精一杯…う~んこれ以上のものをテレビアニメで望むのは酷か。
ただ話しかけて来る連中がみんな見知った顔なのはどうなんだろう?
お約束展開マシマシな作品なので「よく知らんヤツだけど操られてるだけなので殺すワケにはいかん」と葛藤するシーン入れた方が良かったのでは?
あと密かに「時間遡行して世界線変えてみたけど前より酷くなってしまった」と後悔するエピソードを期待してたんだけどそれは無いっぽい、まぁこれは仕方ないか(多分ペルソナ絡みの話でやるだろう)。

なーんて思いつつの14話、お約束展開キターーー!!!
クローン軍団出現んん!!
これはヤケクソのようにテンプレ展開を詰め込んだ“ロクでなし魔術講師と禁忌教典”でもやったネタだね、いやぁホっとするわぁ。
そこから更に追い討ちの「首をトンとされて気絶」するクラリスwお前六芒だろ!エコーだったら多分耐えたぞ?(但しやられるだけ)
「コレだよコレw」とひとしきり笑ったけど、正しい楽しみ方かどうかは不明。

一方でツッコミ所は山積み。
13話でも書いた様にアビスによって追い詰められた感が全然しないので、クーナによる情報公開で「難局を乗り越えた感」が全然しないw
ってか現在の世界線のクーナはアッシュに恩義を感じる立場だったっけ?単にルーサーを恨んでの行為?
ゼノ登場早くない?
小山菜美の元で特訓してたハズだけど、そんなに時間経ってない気がするんだが…。
相変わらずこれといった活躍もできずやられ役が板についてきたエコーに涙を禁じえない。
なにより驚いたのが…六芒って一人空席だったのか!!
あれ?ルーサー側がレギアス・カスラ・クラリスの3人で、残りが小山菜美とゲッテムとキ○ガイロボット(サラ)と正義マン(ヒューイ)で…ってこの段階で7人じゃねーか!
ってことでヒューイはクラリスのお守りってだけで六芒じゃない?と勝手に思ってたのだけど、全く違ってた模様。
ゲッテムとサラは六芒じゃなくて、ヒューイは六芒らしい…あれそうだっけ?
いやぁ全然整理してなくてのう、トンだ勘違いをしてました。
えー、でもそれじゃあカスラは六芒でもないゲッテムにコテンパにやられたってこと?
あとサラが六芒じゃないのはホントに意外、並みのアークスではない強さだと説明あったしこれといった因縁(お当番回)今のところ無いのに妙に絡んで来るし。
「アビスの影響モロに受けてたんだから六芒じゃないのは分かるだろ」って言われそうだけど、アニメだけじゃ分かりにくいって…と言い訳。

とりあえず、ルーサー側にはまだテオドールって手駒があるのにそれを出さずにクローン軍団を出したのも唐突っちゃあ唐突…かな?
クローン軍団をどうにかした後にテオ絡みの話も控えてるハズなので、次回以降も相変わらず急ぎ足展開になりそう。{/netabare}

15話感想{netabare}
前もって覚悟はしてたけど、案の定進展はええw
クラリスとテオの件、ここまで引っ張っておいて「え、これで解決?」というスピード展開。
あいやクラリッサの件がまだなので解決ではない?
特訓を受けたらしいゼノ、別に特訓の成果らしい派手なワザを出すでもなし、他の六芒も「さすが六芒、ハンパねー」と思わせる様なアクションは無し。
クラリスクローンの対処に不殺表現は必要だったのかな?「クラリスがこんなに沢山、ダメだ敵いっこない」みたいな緊迫感は残念ながら無い。
前の回のアビス発令はアークス連中がみんなデザインが違うので仕方ないとは思ったけど、コピペで済ませられるクローンでアクション頑張れないのはちょ~っとアレじゃない?

テオ「ルーサー様万歳!」
アッシュ「なんの光」
ルーサー「強化し過ぎたか」
その後に量産型キュベレイ…じゃなくて量産型クラリス登場だったら完璧だったのだけど、そんなこともありゃしない。
「ここは俺達に任せてお前は先に行け」ってノリはもう…ああもうw

シオンの正体は惑星サイズの生命体…動き回るボディが無い状態で生命体っていうか惑星サイズの脳味噌とかコンピューターって感じ?と解釈。
「外へ連れ出してあげよう」ってことで移動用の外部パーツをくっつけたのが船団の始まりらしい。
以前マザーシップの主砲をガンドロワと半分冗談めかして書いたことがあるけど、近からずも遠からずだった?{/netabare}

21話までの感想{netabare}
それまでの細かい部分のツッコミは「まぁきっとルーサーが裏で手を回してたんだろう」と強引に好意的解釈ができたけど、16話でルーサーが倒され「もうそういう言い訳ができなくなるけど大丈夫かな?」とちょっと心配しつつも、実際は案外平気だった模様。
今度は10年前に時間遡行して「どんな影響があるか分からないから干渉は控えろ」と散々念を押されたのに結構干渉しまくる。
これで一応「時間遡行したことによる影響だろう」という好意的解釈が可能な状態にはなった、かな。
とはいえあんまりそれに逃げるような作りにされると困るが、今のところはギリギリ踏み止まってる感じかな?
まぁそっちよりも「ダイジェスト感」の方が加速してる感じで、17話は特に目まぐるしかった。
10年前に飛んでマトイの足取りを追うって形なんだけど、ナベリウスで遭遇→離脱、リリーパで遭遇→離脱、ナベリウスで遭遇→離脱(次の回でデミスで遭遇)。
アッシュは継続時間遡行時間ってどれくらいなんだ?
ってかマトイの移動が早い、足取りを追ってるのでそう見えるだけなんだろうけど神出鬼没状態。
あれだ、ダンジョンで村人救ってリレミト&ルーラで最速で村に戻っても助けた村人は先に到着してる、みたいな感じ。
ずっと引っ張ってきた「10年前に何があったのか」がようやく明かされた回なので…詰め込み過ぎた?(要はダイジェスト)

で、やっと10年前の出来事が明かされたものの、それまでの分も含め…なんかどいつもこいつも2つの顔があるっていうか見た目が違ったり別の名前があったりで、所謂「○○の正体はなんと××だったのだ!」ネタが多い。
ゲームのシナリオ書いてる人がそういうのが好きなのか、他に引き出しが無いのかまでは謎だけど、アニメ化に於いてそれらのエピソードをダイジェスト的に畳み掛けられるとかなり紛らわしい。
ってことでちょっと整理してみる、ひょっとしたら総評に丸写しするかも(超ネタバレ注意)
{netabare}
・21話までで「○○の正体は実は…」が明かされたキャラ
マトイ:2代目クラリスクレイスでシオンが作った対ダークファルスユニット?、シオン本人からの意思伝達用の白錫クラリッサの正当所有者。
サラ:10年前にマトイに助けられた時に白錫クラリッサの使用権利を一部委譲されて、それをルーサーに目をつけられて実験される羽目に(10年前と現在とで髪の色が違う)。
現クラリスクレイス:正式には3代目クラリスクレイス、ルーサーの実験により生み出されたサラのクローンで沢山居る中の一人。
メルフォンシーナ:本当はメルランディア、本物のシーナは姉でゲッテムの相棒、10年前姉が殺されてゲッテムが狂ったので姉を装って介護してた。
クーナ:アサシンモードとアイドルモードでデザインが違う、造龍研究は過去改変で無くなった気がするんだが普通に行われてた模様。
ユクリータ:アフィンの姉、10年前ダークダルスアプレンティス化したと思ってそう振舞ってたが実はダークファルス化してなかった。

シオン:正体は惑星サイズの生命体(超知能持ち)、人の姿はヒューマンインターフェースで本体は船団のマザーシップのコアだった。
シャオ:シオンのコピーというかなんというか、惑星サイズの生命体の生態を知らんので細胞分裂みたいなもんでもしたのかな?と解釈。
ルーサー:「知性」を渇望するダークファルス。
ゲッテムハルト⇔エルダー:気が狂う前と後、そしてエルダーになった後と、3種の人格切り替えがあって面倒臭い、今際の際では一番最初に戻れた?というのを匂わす。

・「○○の正体は実は…」が明かされたような気がするけどまだウラがありそうなの・本編では明かされそうにないもの
マリア:ルーサーに属さなかった六芒のうちの一人、どうやってサラを救い出したのかは作中では不明、それ絡みでシオンと繋がりが出来た?
ヒューイ:ルーサーに属さなかった六芒の一人、マリアに匿われたサラからの流れでクラリスクレイスの面倒を見てた?
レギアス:ルーサーに属した六芒の一人で、初代クラリスクレイスと親しかった模様。
カスラ:ルーサーに属してた六芒の一人、何か企んでる系だと思ったら単に所属した場所で律儀に仕事をこなしてただけ=職務に忠実なだけだったのかも。
イオ:「デューマンの存在する世界線」に移ったら突然生えてきたキャラ、アッシュに親しく接しようとするがアッシュは身に覚えが無い。

・裏が無いキャラ?
パティ&ティア:何かウラがありそうな気がするんだが…単に賑やかしキャラ?
サラ:何かありそうなんだけどなぁ。

・もし「実は~」を明かされてもパっとしなさそうなキャラ
ゼノ、エコー、テオドール、ウルク、ジグはどうなっちゃったの?死んだ?
{/netabare}
でもって本編ではダークファルスペルソナの正体がじじじ実は!!ってのをやってる段階。
早い段階から「うん知ってた」ってヤツで驚きは無いものの、どうしてそういうことになったかの経緯には興味があるので説明してくれるのは助かる。


ところで、アッシュが時間遡行する際シャオからの通信デバイスとしてフワウフワ浮いてるメカ(マグ)が登場したんだけど…シルエット的に「それオパオパにすべきだろ!」とどうしても思ってしまうw
セガ的にジリオン的に。
それと21話のアクションシーンは多分いまざき、本編でそれっぽいなぁと思ったらエンディングで原画にクレジットされてた。
“かくりよの宿飯”で関わってたのでゴンゾ作品のこっちにも出てくるかも?と思ってたのでヤマが当たった感じでニヤリ。
作画はなかりくたびれてるので、アクションシーンは全部いまざきでいいんじゃねーの?と思ったり。{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
元が結構長いことサービス続いてるゲームのせいなのか、ビックリするくらいのお約束展開の目白押し。
「あの人が死んだから私も死ぬ」とか「脱出艇の切り離しは外からしか操作できな→オレが残る」とか、「もう鍛治はやらん帰れ帰れ」って頑固親父が持ってきた杖見て顔色を変えるとか。
それに輪をかけてバイドに侵食されるだの時間遡行だのパラレルの自分だの強化人間(クローン)だのアイドルが呼びかけて元気玉集めるだの。
最後も「私が…人間でいられるウチに…殺してくれ……!」という、もう眩暈を覚えるくらい見たことのあるテンプレ展開。
「80年90年代、00年代もギリ入るかな?その時代にアニメだけでなく時代劇や映画もよく見てて、最近の深夜アニメは全然見てないお爺ちゃんが作ったようなシナリオ」って感じ。
それが悪いってことじゃなくて、「お約束」を覚える教科書として良いかも知れない。
まぁ元がゲームだからねー、あんまり複雑なシナリオはできないという事情があったのかも。

その一方でキャラクターに関しては複雑。
複雑というか、どいつもこいつも「実は正体は○○だったのだ!」という2つ名だったり別の顔・人格持ちが多いこと多いこと。
メモとして上記の途中感想でも書いておいたのだけど、修正挟みつつこっちにも転載。

・アニメ本編で「○○の正体は実は…」が明かされたキャラ
アッシュ:ルーサーがシオンのマトイを真似て作ったアークス。
マトイ:2代目クラリスクレイスでシオンが作った対ダークファルスユニット?、シオン本人からの意思伝達用の白錫クラリッサの正当所有者。
サラ:10年前にマトイに助けられた時に白錫クラリッサの使用権利を一部委譲されて、それをルーサーに目をつけられて実験される羽目に(10年前と現在とで髪の色が違う)。
現クラリスクレイス:正式には3代目クラリスクレイス、ルーサーの実験により生み出されたサラのクローンで沢山居る中の一人。
メルフォンシーナ:本当はメルランディア、本物のシーナは姉でゲッテムの相棒、10年前姉が殺されてゲッテムが狂ったので姉を装って介護してた。
クーナ:アサシンモードとアイドルモードでデザインが違う、造龍研究は過去改変で無くなった気がするんだが普通に行われてた模様。
ユクリータ:アフィンの姉、10年前ダークダルスアプレンティス化したと思ってそう振舞ってたが実はダークファルス化してなかった。

シオン:正体は惑星サイズの生命体(超知能持ち)、人の姿はヒューマンインターフェースで本体は船団のマザーシップのコアだった。
シャオ:シオンのコピーというかなんというか、惑星サイズの生命体の生態を知らんので細胞分裂みたいなもんでもしたのかな?と解釈。
ルーサー:「全知」を渇望するダークファルス。
ゲッテムハルト⇔エルダー:気が狂う前と後、そしてエルダーになった後と、3種の人格切り替えがあって面倒臭い、今際の際では一番最初に戻れた?というのを匂わす。
ペルソナ:ダメだった世界線のアッシュ、アトラスのゲームと関係あるかどうかは不明。

・「○○の正体は実は…」が明かされたような気がするけどまだウラがありそうなの・本編では明かされなかったもの
マリア:ルーサーに属さなかった六芒のうちの一人、どうやってサラを救い出したのかは作中では不明、それ絡みでシオンと繋がりが出来た?
ヒューイ:ルーサーに属さなかった六芒の一人、マリアに匿われたサラからの流れでクラリスクレイスの面倒を見てた?
レギアス:ルーサーに属した六芒の一人で、初代クラリスクレイスと親しかった模様。
カスラ:ルーサーに属してた六芒の一人、何か企んでる系だと思ったら単に所属した場所で律儀に仕事をこなしてただけ=職務に忠実なだけだったのかも。
イオ:「デューマンの存在する世界線」に移ったら突然生えてきたキャラ、アッシュに親しく接しようとするがアッシュは身に覚えが無い。
サラ:別人格抱えてそうだけどアニメでは掘り下げ切れなかった。

・裏が無いキャラ?
パティ&ティア:何かウラがありそうな気がするんだが…単に賑やかしキャラ?
アフィン:アッシュを相棒呼びする、ゲームではナビゲート役?
ダブル:ダークファルス、多分一番純粋。

・もし「実は~」を明かされてもパっとしなさそうなキャラ
ゼノ、エコー、テオドール、ウルク、ジグはどうなっちゃったの?死んだ?


いやもうね、2クールとはいえこれだけキャラ覚えたのは久しぶり、ってか覚えないといくら話がテンプレ展開とはいえピンと来ないかも。
特に六芒(6人+1)は覚えとくのが必須事項、かくいう私も最初はゲッテムが六芒だとカン違いしてました。
で、基本的にこのキャラクター達の紹介を続けるのが作品のメイン…なのだけど、やっぱり説明し切れてない部分も多く、それは「ゲームをやってね」ってことだと思えば宣伝としては正しい…のかなぁ?
ってことで分からない部分&気になる部分。

・デューマンの居る世界線にはバドレッド居るの?(てっきりイオがバドレッドの生まれ変わりポジだと思ったが、クーナとは面識無い感じ)
・3代目クラリスクレイス(サラクロ-ン)はどうなってるの?最後の総出動に動員かければ良かったのに。
・ペルソナの誕生した「失敗した世界線」、具体的にどう失敗したのか見せて欲しかった。
・自然分娩だとは思えない、卵子提供者とかは居るだろうけど育ての親なんてのは居なさそう、寿命も不明、なので「お前は作り出されたんだ」と言われてもピンと来ない。
・というかアッシュが特別製であることとリーディングシュタイナー持ちであることは関連無いよね、あれ?

あ、それと「フォトナー」って先代文明人のことなのね、プロトカルチャーとか第六文明人的な。
言葉だけでは「フォトンを有してる人」でアークスないしアークス候補者だと勘違いするって…こういった紛らわしい表現もちょくちょくあったり。

と、なんだかんだとここまでツッコミを入れられるくらいには楽しんで見れました。
最終回の「敵と○○(ネームドキャラ)が戦ってる→ネームドキャラピンチ→そこへ他のネームドキャラが助けに登場(ジャンプ作品かな?)」の連続シーンでは、「まだアイツとアイツが出てないな、ここではアイツが助けに来そう」と予想を立てて遊べました。
そんな感じで「お約束展開、良いよね」って方は普通に楽しめると思います。
そうね…これが逆に意外性を推したシナリオだったらここまでキャラを覚えることは出来なかったかも?{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新たなオラクルの物語を、キミは目撃する!

この作品の原作ゲームは未プレイです。
「ファンタシースターオンライン2 ジ アニメーション」と言えば、2016年の冬アニメでも同名の作品が放送されました。
「なぜ「2」なの・・・? 「1」を探しても見つからないんだけれど・・・^^;」などと思ったことを覚えています。
ただ、前作は学園モノだったので物語の直接的な綱がりは無いみたいです。

原作ゲームに相応の人気が無いと、きっとアニメ化まで到達することは無いんだろうと思います。
逆に、アニメ化された作品って資金が潤沢なんだろうなぁ…と思うことが最近よくあります。
作画も綺麗だし、ぬるぬる動くし、しかも尺が2クール…
これって、きっと資金が潤沢な証なんだろうな…と思ってしまいます^^;


新光歴238年。
惑星間飛行船団、通称「オラクル」は外宇宙に進出し、銀河を渡っていた。

「オラクル」では、新たに未知の惑星が発見されるたび、
「アークス」が降下し、探索と発見を繰り返す。

数多の星に潜む「ダーカー」と呼ばれる生命体を殲滅するために創設された組織である彼らは、
宇宙に平穏が訪れる日まで、旅を続ける…


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

全2クールの作品でしたが、登場人物が多すぎて覚えらませんでした。
だから、脳内で声優さんに変換して視聴していました^^;
メインヒロインである「マトイ」はさとさと、日笠さん、香菜ちゃん、あすみんといぐっちゃんは本作でもパートナー同士でしたね。
そして植田佳奈さん、碧ちゃん、あやち、くぎゅといったそうそうたるメンバーが名を連ねているのでキャラで見分けるよりも分かりやすかったかな^^;

物語の方は、確かに序盤はINTRODUCTIONに記載されていた様な展開がありましたが、中盤以降は、所期の目標とはかけ離れた展開だったのではないでしょうか。

しかも専門用語が似かよっていて覚え辛かったような…
物語自体はオリジナルストーリーとの事ですが、様々な設定を理解するには原作プレイヤーじゃないと難しいのかな…なんて思いながら視聴していました。
だから作画やキャラデザが綺麗なのと、声優さんの演技に引っ張られながら完走した気分です。

国内500万IDを誇るオンラインRPGと公式HPに記載されていますが、個人的にこの凄さが具体的にイメージできないんですよね。

アニメの視聴のみだと3年振りのシリーズアニメ化…位しか思いませんが、もともと原作で人気の高いエピソードをベースにしているそうなので、原作プレヤーにとっては待ち遠しいことこの上なかったのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Aimee Blackschlegerさんの「Destiny」と「UniVerse」
エンディングテーマは、有坂美香さんの「Timeless Fortune」と、桃井はるこさんの「それいゆ -Dear Destiny-」
個人的には2クール目のオープニングと、1クール目のエンディングが好みでした。

2クール全25話の物語でした。
尺はしっかり確保されていましたが、途中から物語のスケールが大きくなりすぎて理解が及んでいない部分がありそうな気がします。
ですが、結末は取敢えずハッピーエンドに纏まったので良かったと思っています。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ゲームよりは整理されてる感

ゲームのEP1からEP3までを再構成したアニメらしい
EP5の途中まではプレイしてたから視聴してみた
ゲームの頃からシナリオのつまらなさは感じていたので、アニメに関してもハードル低めで見ていられるのは良いのか悪いのか…

まああのクッソ退屈すぎるEP1を上手いことまとめたと思う
{netabare}理由もきっかけも目標も不明なまま歴史改変を繰り返す{/netabare}序盤の意味不明な展開を、ダーカーの襲撃から一連の流れでカットしたのは見やすかった
主人公に秘密があること、謎の少女を中核にしたストーリーが進むこと、ゼノやゲッテムハルトとの出会いがしっかり纏まっている

問題は以降のシナリオがゲームだと目的不明なままお使いを続けるだけって点くらい
特にEP1に関しては1話ラストに登場したシオンの正体も目的も不明なまま指示を受けて歩き回るだけだからとにかく意味不明なまま進む
アフィンを(ゲームと違って)きちんと相棒として機能させて、もっと能動的にキャラが動く展開になると面白いかもしれない

ダーカーの恐ろしさやナベリウスの実地訓練の緊迫感は上手く描けていたと思う
{netabare}ただ、シナリオの恐怖を描くために集団で降り立っったせいで、アフィンの相棒呼びが唐突かつ脈絡のないものになったのだけ気になったかな
自己紹介の際にペアを組むシーンを作るなり、最初は名前呼び→ダーカー襲撃で二人きりになった時に相棒呼びとかのが自然だったかも{/netabare}

メインヒロインのリサの登場も今から待ち遠しいし、以降も続けてみてみようかな

最終話視聴
{netabare}いやあ感動した!
まさか…まさかアフィンが最後まで相棒だったなんて!
主人公の手助けはほぼしないでユク姉イベントで一方的に協力を求めるAIBOなんていなかったんだ!

出来上がったシナリオの再構成をしているおかげでEP1の意味不明エンドみたいな消化不良も解消されてた
話数を考えるとアムドゥスキアとかハルコタンを登場させなかったのは判断として正解
宇宙を旅するって設定を思うと登場した惑星の少なさに肩透かしもあるけど、これ以上やると話が纏まらないし仕方ないかな

正直アニメ開始前は原作シナリオを考えると失敗の未来しか見えてなかったけど、その予想を上回る出来だったと思う
まあ原作のリサは狙撃を楽しむタイプじゃなかったり違和感もちょいちょいあるけど許容範囲
ゲームの宣伝ってことを考えると全然イケる出来だと思う

問題は2つ
肝心のゲームの方のシナリオがアレだから、仮にこのアニメからゲームに入ってもすぐに飽きるって点
そしてゲーム自体が長寿コンテンツになっているために諸々がインフレ起こしてて末期ゲーになっている点

ま、そのへんはアニメ自体の問題でもないから良いかなって感じ
総評としては販促アニメ、あるいはアニメ単体として見るとそこそこ
現役ないし引退済みプレイヤーの見るものと思えば改善点の数々に納得ってとこかな{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

62.3 248 2019年度アニメランキング248位
薄暮(アニメ映画)

2019年6月21日
★★★★☆ 3.1 (53)
163人が棚に入れました
福島の女子高生―ヴァイオリンだけが取り柄の、どこにでもいる少女。福島の男子高校生―絵を描くだけ、それで生きてきた。震災の影も彼に宿っているのだろう。とある田園風景の中で、そんな二人は出会った。ぎこちない邂逅、それがやがて「恋」へと発展する。それがどんな奇跡を生むかはわからない。儚く散るひとときの夢物語なのかもしれない。でも、彼らは出会った。この土地で、この場所で、世界の息吹を感じながら、彼らは人として生き、価値観を共有し、恋をする。

声優・キャラクター
桜田ひより、加藤清史郎、下野紘、島本須美、福原香織、雨宮天、佐倉綾音、花澤香菜
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

薄暮は特別な景色だった。だけど、あなたがいる景色のほうがもっと特別になった。

福島県いわき市を舞台とした、
山本寛監督による「東北三部作」の最終章。

東日本大震災によって、
心に負うものがある二人の高校生が主要人物です。

といっても東日本大震災のことが深く描かれるわけではなく、
「体験した」と語る程度のものですが。

50分程度の作品です。


● ストーリー
小山佐智(こやま さち)は高校1年生になった。

高校では音楽部に入り、
小さなころから続けているヴァイオリンを続けることにした。

高校生活の楽しみは、帰り道。
一人で田舎道の夕暮れを味わうことだった。

ある日、いつも帰り道のバスで一緒になる少年から声をかけられる。
美しい夕焼けを描くのにいい場所を探しているのだという。

彼の名は雉子波祐介(きじなみ ゆうすけ)。

彼は震災で帰宅困難区域からいわきに避難してきており、
今生きてるこの場所を書き留めておくために絵を描きはじめたという。

そうして二人はバス停で待ち合せたりLINEをしたり、
距離を縮めていく。


物語に大きな起伏はなく、
薄暮の景色が好きな女子高生の、恋愛と青春を混ぜ合わせたお話。

こういう恋愛したかった、なストーリーでした。笑

なんとなく気になって、
ふとしたきっかけで話すようになって、
どんどん好きになって、
そして…

という展開。

すべてが順調だったわけではないけれど、
恋の一番楽しいところを切り取った感じです。

佐智が主人公なので佐智目線のお話ですが、
雉子波くんのほうが積極的にアプローチしているので、

彼の方に焦点を当てるとより恋愛色強めのストーリーになりそう。
たぶん相当悶えていたと思うよ、彼。笑


≪ 自然の風景 ≫

自然には不思議な力がある。

眺めて、包まれているだけで心を癒してくれる。

佐智は文化祭に向けて四重奏を練習するも、
先輩にできていないところを指摘されてばかりでうまくいかない。

そんなふうにもやもやしたときには、
このバス停の風景に癒されるのです。

私もまさに高校生の時に同じようなことをしていたなあ。

吹奏楽部で、演奏がうまくいかないことなんてよくあることで、
もやもやしたときには河原へ寄り道。

わざと川沿いに帰って遠回りして。
でもそうすると不思議と家に着くころにはすっきりしてるんですよね。

そうして何度心を救われたか。

だから佐智の気持ちはすごくわかる。
残念ながら胸キュンな出会いはなかったですけれど。笑

薄暮って意識して見たことがないけれど、
夕暮れにゆったり眺めてみると心癒されそう。


● キャラ&声優
佐智を演じるのは桜田ひよりさん、
雉子波くんを演じるのは加藤清史郎さん。

二人ともどちらかというと淡々とした話し方でした。

そういうキャラクターでもあるから、
合っていると言えば合っているのだけど、
どうもセリフがすっと心に残りませんでした。

周りのキャラは安定の声優さんたちだったため、
食われがちだったな…。笑

特に佐智の友だちのひいちゃん。

キャラが面白いのもあったけれど、
演じる佐倉綾音さんが力入ってて好きでしたw

演技としてもキャラとしても、
完全に持っていってたよ。笑


● 音楽
【 主題歌「とおく」/ AZUMA HITOMI 】

美しい曲と歌声でした。
「薄暮」というテーマにぴったり。

だけど良くも悪くも普通で、
こちらもあまり印象に残らなくて…。

なんだかもったいなかったです。


● まとめ
全体的に大きな起伏はなく。

がっつり本気に部活しているわけじゃないけれど、
目標に向かってまっすぐで、
本番を終えた達成感というのはいいものですね。

演奏が終わって、
立ち上がってふらつくのとかリアル。
(私もよくやった。笑)

恋愛に関しては、
振り返ってみると佐智は特に何も頑張ってないのよね。笑

{netabare}
気になった相手からアプローチ受けて、
相手に別に思っている人がいるんだと知ってショックを受けて、
でも最後にはあなたが好きだと告げてもらって嬉し泣き。
{/netabare}

恋愛慣れしていない感じの雉子波くん、
頑張りました。

目線が合わなかったり震えていたり、
そういう描写がわざとらしくも見えたけど、
初々しくてなんだか微笑ましくもありました。

障害もなく流れる恋愛ものが好きなら、
この作品は合うと思います。

逆に、困難を乗り越える描写が欲しい人には、
かなり物足りなく感じるでしょうね。
時間も短いですし。

私は嫌いじゃなかったです^^

投稿 : 2025/03/01
♥ : 12

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

簡単には言い表せない福島の空模様と青春の心模様と

ショートアニメ『blossom』(岩手県 未見)
『Wake Up,Girls!』(宮城県仙台市 全作視聴済)
に続いて福島県いわき市を舞台した山本 寛監督・東北三部作の中編劇場アニメ。

形容し難い青春の諸々(幼少期の被災体験も含む)を抱えた
バイオリン少女と絵描き少年が夕暮れ時の福島の空の下、
互いの芸術表現も通じて曝した心を触れ合わせて交流を深めていく。


【物語 4.0点】
詩的で文芸的。かつ、こっぱずかしいくらい古風。
主人公少女のモノローグが主導するシンプルな構成。

同じ風景を共有した少女と少年の恋慕への発展など、
青春アニメはおろか、実写映画でも絶滅危惧種ではないかと思うほど、
失われた王道を驀進する。


被災地が舞台ではあるが、真実を暴いてやろう等という、ゴシップ趣味は希薄。
聖地巡礼効果も目論み、“明るい”福島を描いたという本作においては、
震災も少女と少年のトラウマも表面上は克服されたように見え、
被災者もこの世界に価値と居場所を再発見しようとする心の復興の段階。

帰還困難区域からの避難者であるという少年の過去についても
言葉でハッキリと説明されることはない。


バイオリンの音色や絵画、空模様に反映された心模様を読み解くことが求められる。
多分に感性に訴えかける内容。


【作画 4.0点】
人物作画はソースは潤沢じゃないけど、伝えたい心情を表情に込めることは出来ている。
けど、やっぱり十分な制作体制で作画安定度を高めた登場人物を見てみたかった……となる。
お馴染みの山本 寛監督&キャラクターデザイン・総作画監督・近岡 直氏のタッグ。

特筆すべきは美術監督に起用されたMerrill Macnaut氏。
仙台市出身の日本人でショートアニメ動画の自主制作経験もあり。
薄暮の空に色付いた“緑色の光線”まで描写した絵画的な背景美術は、
この世界にまだ残された価値を再認識させるのに十二分な説得力を持つ。


私はAmazonプライムで100円増しのHDレンタルで視聴しましたが、
それに見合うだけの物はありました。


【キャラ 4.0点】
ちゃんと生理も来る主人公のバイオリン少女。自身の置かれた青春の状況を、
かじった文学等も元にして自問自答するだけの感受性を持つ。

言葉じゃ吐き出せない諸々を少女は音楽で、少年は絵画で表現する。
こんな芸術的アウトプット回路を保有する高校一年生……。


記号化された萌えキャラやイケメンとは真逆のベクトルでの非実在感。
だが、だからこそ本作には現実では心に引っ掛かってなかなか出て来ない物を
具現化する夢があるのだと思います。


深夜アニメの形式美が恋しい方の拠り所として?
一応、主人公と同じ部活の女友達“ひいちゃん”(CV.佐藤 綾音さん)が、
非モテ・アイドルオタクの現実逃避等を放言してくれたりはしますw


【声優 3.5点】
ヒロイン役に桜田 ひよりさん。相手少年役に加藤 清史郎さん。
共に子役としてキャリアを積んできた俳優をメインに据え、
脇を“ちゃんとした声優”(しかもかなり豪華)で固める布陣。

メインの演技はたどたどしいが、確立された“ちゃんとした声優”の好演の中で、
初心な少年少女像を浮かび上がらせるという狙いは成就しており、
“ちゃんとした声優”以外のアニメは認めん
という風潮に対するカウンターにはなっている。

でも、やっぱりメインの演技は拙いけれども。


【音楽 4.5点】
バイオリン演奏が特徴の本作。
心が荒れ模様の時にはしっかり乱れる演奏シーンで青春の機微を好表現。
劇伴もバイオリンをふんだんに取り込み追随する。

ED主題歌はAZUMA HITOMIさんの「とおく」。ピアノベースの静謐なバラード。
“辛矢 凡"氏の歌詞世界で淋しさの中にも、しっかりと希望の花が咲く。


【感想】
夕焼け空をいつまでも眺めていたくなる……。
そんな、すっかり忘れ去ってしまっていた大切な気持ちを思い出させてくれる、
心地よい余韻が残る作品でした。

あとは心の損壊防止のためにも、
何でもいいから感性は磨いておいた方がよいとも思いました。

正気に戻りたい時に、心の片隅に確保して置きたい一作です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 23

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

アニヲタよ騙されるな!上品な青春映画に隠されたヲタク要素!!これぞヤマカンの集大成!!!

『blossom』、『Wake Up,Girls!』と東日本大震災以後、東北を舞台とした作品を手掛けてきたヤマカンこと山本寛監督の東北3部作と位置付けられたシリーズの3作目
福島県いわき市が舞台の52分の中篇映画です


福島県いわき市の女子高生、小山佐智は音楽部の所属
文化祭で披露される弦楽四重奏の発表に向けてヴァイオリンの練習に励む日々
高校の帰り道、通学路から少し外れた田園に囲まれた田舎道での夕刻時、佐智はよく一人になりたいと思ってその場所に訪れる
茜色の夕景と、深藍の夜空の間に生まれる緑色の空、薄暮を楽しむ為だ
ある日のこと、自分しかいないと思っていたいつもの帰り道のその場所で、いつも帰路のバスを共にする他校の男子生徒と遭遇する
男の子の名前は雉子波(きじなみ)祐介
美術部の彼は展覧会用の風景画を描いているのだという
その日から誰もいない田園風景で、2人の若者のだけの逢瀬が始まったのだ…


企画立ち上げ当初からクラウドファンディングや仮想通貨での制作費回収を謳い流石ヤマカン、挑戦的だなと思いました
が、出資者向け試写会で完成が大幅に遅れていることが露見すると、正直ちゃんと公開するのか?という不安の方が大きくなり、半信半疑のまま鑑賞することになったのがヤマカンを評価してる身でありつつもオイラの正直な気持ちでした


ですが実際に本編を観てみるとあまりにも完璧な作品だったので暫し唖然


そもそも近岡直さんキャラデザ総作監の美少女が画面一杯に出てくる、というだけで十分価値のある作品なのに!
原画には湖川友謙さんや平松禎史さんや足立慎吾さんや追崎史敏さんもいる!
もはや奇跡ですね、オイラの心配など吹き飛ばすクオリティです
確かに本来アニメートされるべきであろうカットが止め絵になっていた箇所が1,2点ほど観受けられましたが、演出上は気にならないレベルです
もし円盤化のチャンスがあればリテイクされる可能性もあります
今作を機にヤマカンはアニメ制作を廃業する、というのですが正直「辞める辞める詐欺」であって欲しいと思います
だってこれは“アニメが好きな人にしか作れない映画”だからです


ヤマカンは「アニヲタは観に来るな」と煽ったそうですが、とんでもない!
アニヲタであればあるほど気付くであろうヤマカンのアニメへの、そしてヤマカン自身の作品への愛、そんなものが今作には詰まっているのが受け取れます


まず一番の目玉となる弦楽四重奏の演奏シーンが特に目に付きますよね
ライブシーンというのはヤマカンの十八番ですからもちろん観応えがあります
それに文化祭のモブの中にはどこかで見覚えのあるキャラ達の面影がw
音楽部の部員は某アイドルとそっくりの姿も観受けれるw
主演には子役出身の桜田ひより、加藤清史郎を配して等身大の高校生感を出しつつも、脇を固める声優陣はヤマカン作品の常連ばかりw


アニメが好きでなければこんな映画は作れませんって
ヤマカンは今作の構想を20年前から温めていたそうですが、「いわきを舞台にアニメを」という話が持ち上がった時にふとこの構想を思い出したそうです
いわきは美しい、これは事実です
そしてその形を、アニメ映画という形に残す意味が、震災後だからこそあるのだと今作は教えてくれます
アニメ、というのは時として目で観る現実の風景以上の印象を視聴者に与えることが出来てしまいます
震災後の、今のいわきの姿を、いつか変わってしまうかもしれないこの風景を、アニメとして残すことの意義を感じ取れる映像だと思いましたね


そして何より、今作はどんな人が観ても良い話だ、と感じ取ることが出来る上品な青春映画に仕上がっています
これを最も評価したいと思います
当のいわきの人達が不快に感じるような作品であっては駄目ですからね
オイラも池袋シネリーブルで今作を観ましたが、びっくりするぐらい客がいないんですよw
今作はもっと評価されるべき!と強く感じました

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9

62.2 249 2019年度アニメランキング249位
真・中華一番!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (72)
271人が棚に入れました
十九世紀の中国。主人公・劉昴星(リ ュ ウ ・ マ オ シン )は、史上最年少で中国の頂点と言われる料理人資格「特級厨師試験」に合格。師匠・チョウユの勧めで、料理人としての見聞を広めるため、仲間のシロウと紅一点のメイリィとともに西南中国を回っていた。広州「陽泉酒家(ようせんしゅか)」へ戻ったマオは、新たな仲間のシェル、レオンを得て「料理で人を支配する」という野望をもつ "裏料理界 " と闘うことを心に決める。そんな中、中国料理界を守護するといわれている八つの “伝説の厨具 "の秘密を知る。かつて、マオの母・パイは万人の幸せを願い、 “裏料理界 "と熾烈な戦いを繰り広げた。そんな母の遺志を受け継ぎ、中国大陸各地に散らばる“伝説の厨具"を“裏料理界"から守るため、四人の仲間とともに壮大な旅にでる――。

声優・キャラクター
藤原夏海、茅野愛衣、藤井ゆきよ、中村悠一、杉田智和、榎木淳弥、下山吉光、辻親八、中川慶一、甲斐田裕子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

中華料理の料理人たちが、料理を通じて争い、友情を深め、人々を幸せに導く料理冒険ストーリー

この作品の原作は未読です。
実は、この作品の前日譚となる「中華一番!」が、1997年の春から4クール全52話で放送されていたことを後から知りました。
私は「中華一番!」は未視聴です。
ググってみると、「中華一番!」では劉昴星(リュウ・マオシン)が特級厨師(中国料理界の最高位)になるまでが描かれているそうです。
この作品では、劉昴星が特級厨師になった以降の物語が描かれています。

私は前作未視聴なので何とも言えませんが、この作品を視聴し尽くしたいなら前作から視聴する方が良いんだと思います。
ですが、この作品から視聴しても違和感を感じなかったので、この作品からでも話は通ると思います。


十九世紀の中国。主人公・劉昴星(リュウ・マオシン)は、史上最年少で中国の頂点と言われる
料理人資格「特級厨師試験」に合格。師匠・チョウユの勧めで、料理人としての見聞を広めるため、
仲間のシロウと紅一点のメイリィとともに西南中国を回っていた。
広州「陽泉酒家(ようせんしゅか)」へ戻ったマオは、新たな仲間のシェル、
レオンを得て「料理で人を支配する」という野望をもつ“裏料理界”と闘うことを心に決める。
そんな中、中国料理界を守護するといわれている八つの“伝説の厨具”の秘密を知る。
かつて、マオの母・パイは万人の幸せを願い、“裏料理界”と熾烈な戦いを繰り広げた。
そんな母の遺志を受け継ぎ、中国大陸各地に散らばる“伝説の厨具”を“裏料理界”から守るため、
四人の仲間とともに壮大な旅にでる――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

作品に登場する料理は、家庭で再現するのが不可能なレベルのオンパレードでした。
しかも、料理そのもののクオリティを見ると、2019年秋アニメで放送された「食戟のソーマ」に軍配が上がります。
それじゃこの作品の見どころは…というと、料理を通じて人の在り方の是非を問うているところと、かやのんの演技が光るメイリィの存在でした。

人生をテーマとして取り扱っているので、物語の内容的には重く暗めです。
でも、人生ってずっと笑ってばかりもいられません。
生きていると、人は必ず岐路に何度も遭遇します。

常に100%正しい選択をし続けることを、人は幸せとして定義付けるのかもしれません。
でも、これは限りなく不可能に近い奇跡だと思います。
人は失敗する生き物なんです。
選択を誤る事だってこれまで何度もありましたし、これからだって沢山間違うと思います。
だから敢えて悪いこととするなら、間違うことではなく間違いを修正せず放置することでしょう。
じゃなきゃ、人はきっと同じことを繰り返すから…
こういう人生観をこの作品から感じることができるんですよね。
そういうやり取りは嫌いじゃありません。

かやのんについては多くを語る必要はありませんよね。

料理で人を幸せにする…
一つの事に全身全霊で取り組んで、でもきっと人生の全部を懸けても満点には辿り着けない目標…
これって私たちの仕事と一緒だと思いませんか?
私は「モノづくり」を生業にしているので、特にそう感じるのかもしれません。
作り出すのは、条件の違いよりこの世に二つと無い単品生産のモノばかり…
毎回ベストは尽くしていると胸を張ることは出来ます。
でもそれが満点かと問われると、きっと答えに窮すると思います。
だって見方や切り口を変えればもっと良くなったかもしれないから…
「人生は一生勉強である」
昔は「そんな馬鹿な…」と思っていましたが、今では身に染みる言葉になっています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、クアイフさんの「光福論」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「パラダイムシフト」

1クール全12話の物語でしたが、最終話終了直後に続編制作が発表されたので、初めから続編ありきで制作されてきたのだと思います。
物語は、舞台はこれからが最高潮…というところで終わっているので、決着の行方が見られるのを楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 7

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

前作アニメから約20年…。(たぶん普通に料理バトルアニメ)

第1話目を観終わった時点で、このレビューを書いています。

かつて「週刊少年マガジン」で『中華一番!』が連載され、連載誌の移動などを経ながら『真・中華一番』とタイトルを変えて連載された漫画作品が原作です。

以前に『中華一番!』がテレビアニメとして放送されているので、そう考えると2期目といえなくもない本作です。

作品の題材としては中華料理を扱っており、年代設定は一応清朝末期(19世紀末くらい)ということになっています。作中の「特級厨師」は最高の料理人を表す資格で、わりと最近まで実在していたそうです。バラエティー番組『いきなり!黄金伝説』などで話題になったこともあったと記憶しているので、ご存知の方もいらっしゃるかも。

アニメ作品的には『中華一番!』の途中で主人公のマオ(リュウ・マオシン)は最年少の特級厨師になっており、第1話の回想シーンでその頃の様子が出てきます。

ストーリー上はマオが特級厨師になって以降はほぼ単エピソードの料理勝負に明け暮れている気もするので、『中華一番!』を観ていなかったからといって特に視聴に困るという感じでもなさそうです。

ただ、原作も20年くらい前の漫画だった気がするのでそう考えると「本作の需要はどこに?」という気もしなくもありません。

余談: 2000年頃に韓国のソウルで参鶏湯(サムゲタン)を食べましたが、普通の鶏を使ったものが8000ウォン、烏骨鶏を使ったものが10000ウォンでした。たぶん当時のレートで10000ウォンは約1000円くらいなので、そんなに高くありません。もちろん烏骨鶏のものをいただきましたが、ありがたがるほどにはおいしくなかったです。(← もちろん、不味くはなかった。)

2020.1.6追記:
いかにも続編がある感じで、普通に最終回が終わってしまった。これで続編が作られなかったらどうかと思うぞ。

尺の関係か原作エピソードのいくつかはさりげなくすっとばされていますが、まあまあ面白かったです。

ちなみにお隣りの中国では『中華一番』はわりと人気があるらしいですね。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 23
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

どれを取って、「真」と呼べるのでしょうか?

 特級厨師リュウ・マオシンの活躍を描いたお話だったです。

 何年か前に放送された「中華一番!」のリメイクに思われましたが、リメイクにしても、前作や原作を知っていると話が、あべこべであり、主要キャラの出会い、いきさつ、起こるべき内容において、かなり省略されていたです。新鮮さを演出しているつもりなのでしょうか?です。OP、EDは中華っぽいのだが・・・です。

 一話から、前作や原作の途中の話から始まり、すでにマオが特級厨師である設定になっていたところに、驚かされたです。

 マオに必要な過程が、マオ自身のわずかな回想で済まされてしまう展開に悪い意味で、いい加減さを感じたほどです。これが、うまくまとめられていたというのであれば、この漫画を知っている人たちにとっても見たら、憤りを覚えると思われたです。例えば、{netabare}シロウとマオの出会い、サンチュと裏料理界とのスープ対決を無くしていたり、シェルとラコンの戦いは引き分けでなく、ここでの物語の進行のためか?シェルの勝利を強引に{/netabare}決めたことなどです。

 裏料理界が出てきたあたりに、料理に対する考え方は、人を貶め苦しめる料理の使い方をするところを、許しがたかったです。
{netabare} 知っている内容であったが、毒を盛ったり、美味しいものを作るためでなく、食べる人の味覚を狂わせるためとか、本道から外れた行為はやや強く感じられたです。{/netabare}

 最後の最後も前作をはるかに超すといっていい{netabare}中途半端さは、続編を表明しているとはいえ、{/netabare}何のために「真・中華一番!」を放送したのかを疑ってしまうように感じたです。私は漫画の「中華一番!」をワクワク読んでいたので、これらの物語の進行の在り方をどうなのか?感じたです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6

62.2 249 2019年度アニメランキング249位
博多明太!ぴりからこちゃん(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (27)
59人が棚に入れました
ここは、博多のようで、博多でない街の、とある商店街。今日も美味しそうな出来事が巻き起こる!?食べ物の妖精たちの、どたばた日常劇!

声優・キャラクター
河野ひより、緒方賢一、茶風林、堀江瞬、大和田仁美、内田真礼、藤原夏海、宮田浩徳、大井麻利衣
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

色々怒られそうですが、明太子って、白米に合う魚卵の1位っすか?

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
アニメというか、明太子レビューに(笑)

明太子アニメというより、博多グルメアニメ。

ギャグがベースにあって、NHKで子供向けにやっててもいいような雰囲気。

ちなみに、下記レビューですが、福岡出身の方には刺されるかもしれません(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
色んなサイトで、「ご飯のお供ランキング」を見てみると、納豆、卵に並んで、明太子(タラコ)が来るんですよね、上位に。1位のサイトも多い。

みんな、そんなに明太子好きなんか、、、。

個人的には、一番旨い魚卵って、ご飯に合う魚卵って、ぶっちぎりで「イクラ醤油漬け」だと思うんですが、どうですかね(やっぱり北海道に近いからかな)?

というか、実は明太子をそのまんま食べるって、ちょっと苦手で。

いや、明太子は嫌いじゃないんですが、奇しくも、本作の1話でも述べていましたが、私の中で明太子の凄さは、「どんな料理にも合う」ってことでして。

例えば、「明太子クリームパスタ」とか、「明太子手羽先」とか。「明太子フランス(パン)」「明太子ポテサラ」「明太子餅チーズお好み焼き」「明太子卵焼き」とか、全部旨い。

というラインナップを見てもらえれば分かるんですが、邪道なんでしょうね、私の好み(明太子を卵やチーズやマヨネーズでまろやかにしたやつが好き)。だから、私にとって明太子は、「メチャ旨い調味料(ソース)」であって、そのものズバリを食う感じじゃないんすよね~。

これ、福岡出身の同期に言ったら、死ぬ程説教され、結論として、「東北の奴らは旨い明太子を食っていないからだ」と言われました。悔しくて、デパートとかでやっている「博多うまいもんフェア」的なやつにいって、「福さ屋」さんとか「やまや」さんとか「かねふく」さんのやつとか試食で食いまくってやりました。確かにそれまで食べてたやつとはひと味違い、おいしかった(個人的には「かねふく」さんが好み)のですが、やっぱり、それでもまだ、イクラの方が旨い気がして、、、(苦笑)

どうにも明太子と仲良くなりきれず、35歳になりました(笑)

閑話休題。

あっ、アニメの感想ですね。

タイトルのわりに、明太子明太子していなくて、ラーメン、もつ鍋、うどん、鯖とか、博多グルメを一通り扱っているので、飽きずに観ることができました。が、どうせだったら、もっとマニアックにして、明太子一本槍でどこまでいけるのかに挑戦してほしかったかな。せっかく、タイトルにまでしてるんだし。
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 13

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

博多のご当地グルメをなんとなく知れるショートギャグ作品

博多のようで博多でない町の商店街を舞台とし、博多名物の妖精たちが巻き起こす日常を描いた1話5分のドタバタショートギャグ作品。全12話。

物語性はなく、1話ごとにご当地グルメに関するキャラクターが登場し、それぞれの魅力をなんとなく発信してる作品でした。
九州には縁がないので、聞いた事もある有名なものから全然知らないものまで出てきて、博多はこーゆーのも有名なのか~となんとなく思いながら見てました。

声優はプロの人気声優を起用していて、茶風林さん、緒方賢一さん、内田真礼さん、堀江瞬さんなど侮れないキャスティングでした。

ショート作品ですがOP、EDがあり、EDにいたっては前半と後半で2曲あり、こだわり感じました。前半のEDの方がピコピコしてて好きでした。

特別面白い作品では無いですが、地方局のアニメなのに謎に力が入っていて中々に興味深い作品でした。

~余談~
お弁当に入ってるバラン(緑の草)のキャラクターが出てきますが、バランって博多有名なんですかね?調べても出てこなかった……最大の謎です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

博多の妖精

全12話(1話5分のショートアニメ)

博多みたいな場所の商店街で博多名産の妖精たち(明太子、あまおう、もつ鍋など)が繰り広げる色々な出来事を描く作品です。

子供向けの作品ような感じでした。(実際、福岡の地上波では早朝放送でしたねw)

お話に博多あるあるや名物や名産を織り交ぜているので、知っている方は面白いかもしれません。{netabare} (まさか、むっちゃん饅頭まで出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

最後に、ぴりからこちゃんの頭にのっている明太子役はベテラン声優の緒方賢一さん、博多弁うまかー!と思ったら福岡出身だったのですねw

投稿 : 2025/03/01
♥ : 11
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