Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
4.0
わたし、セーラームーンのように強い心で敵に立ち向かえる戦士になりたい・・・
第1期「ダーク・キングダム編」では、激闘の末クイン・メタリカの封印に成功したセーラームーン・・・
大きな嵐が過ぎ去りようやく平穏が・・・と思った矢先、突然空から丸い物体と小学生くらいの女の子が降ってきました^^;
その女の子が月のうさぎに取った行動は銃を突きつけたこと・・・そして、その女の子の要求は「幻の銀水晶」を手に入れる事でした。
こうして再び「幻の銀水晶」をめぐる争いが勃発していくのです・・・
空から降ってきた小学生くらいの女の子・・・通称ちびうさと呼ばれる彼女は、どうみても悪者には見えません。
それに、髪の色は違いますがうさぎにどことなく顔立ちが似ているんです。
何故ちびうさが幻の銀水晶を狙っていたのか・・・
ちびうさの冷たい態度の裏に何が隠れていたのか・・・
物語の進展に伴い少しずつ明らかになるのですが、超展開が待ち構えていました^^;
一方、セーラー戦士の前に突如ブラック・ムーン一族が現れます。
その一族の狙いも「幻の銀水晶」なのですが、その手段が極めて狡猾なんです^^;
少しずつ・・・確実に幻の銀水晶との距離を縮めていくブラック・ムーン一族・・・
その距離の接近に伴い心の痛みが増していくセーラームーン・・・
ですが、闇の底に姿を隠していた本当の敵は、更なる痛みを引き起こす力の持ち主でした。
本当の敵・・・ワイズマンによって、セーラームーンは心理的激痛を味わうことになります・・・
生贄として連れていかれたのは、本当は目に入れても痛くないくらいに溺愛しているちびうさ・・・
ちびうさはまだ小さいので絶望の許容範囲も決して大きくはありませんし、大の大人のあるまじき言動を受け止めきれないのも仕方ないと思います。
この作品・・・ここからは本当に心が痛みました^^;
年端のいかないちびうさに付与されたのは分不相応な闇の力・・・
想いは純粋・・・けれど本来力を使うべき相手が違う事すら判断できなくて・・・
やがて闇の力はセーラームーンを凌駕するほど大きく膨らみ襲いかかってくるのですが、闇に落ちても相手はちびうさ・・・全力でなんか戦える筈がありません・・・
願うのはちびうさに正気に戻ってもらうこと・・・ただそれだけなのですが、その一つが途方もなく遠いんです・・・
セーラームーン絶体絶命・・・と思った瞬間、セーラープルートが登場して状況に変化が訪れるのですが、本来セーラーブルートはその場に居てはいけない人なんです・・・
クイーンセレニティから直接承った3つの禁忌を犯してまで駆けつけたのは、ちびうさを思う気持ちが彼女を突き動かしたから・・・
そして物語は再び動き出すのですが、ここから先は涙無しでは見れない展開でした^^;
元々は日曜午前枠の子供番組・・・正直この作品を観て涙する事は無いと思っていましたが、蓋を開けてみたら全然違っていましたね(//∇//)
人の純粋な心を操ったり・・・弄んだり・・・
戦わずに済む筈だった人を巻き込んだり・・・
許せないっ
涙と共に怒りの感情を露わにするセーラームーンに思わず貰い泣きです^^;
2クール26話の作品でしたが、2週間に1度の放送だったので、たっぷり1年掛けて視聴してきました。
最初のうちは興味本位でしたが、ラストまで視聴が終わり・・・こんなに感動する作品だったとは全くの予想外・・・本当に視聴して良かったと思っています。
しかし、日曜午前の子供枠・・・侮れないですね^^;