やまだ さんの感想・評価
4.0
中~近距離最強伝説
五分程度のショート。殺し屋と標的のタイマン会話劇。
無常系って言えばいいのかな。
サイコキネシスの能力者としてはカタリナ(はめふら)以下の雑魚でしかなかった主人公。修練により見えない座標も正確に狙えて物体貫通かつ瞬時発動、独学により脳の構造も把握。脳の血管に正確に即座に致命的なダメージを与え、ターゲットを瞬時に脳死状態に陥れる最強のサイレントアサシンと化す。ある組織からの依頼で粛々とシゴトをこなす主人公にはルールがあった。それは「殺すに値するターゲットしか殺さない」。組織の構成員としては至極論外ではあるが、それでも彼への依頼は無くならない。シゴトにこれほど適した能力は無いからだ。組織のシゴトは臓器売買。身体を損傷なく、また殺害の証拠も無く安全に入手するには最適の能力だった。
自分がやらなくても組織が手を下すかもしれない。確殺の能力の開示と共に自分の想いや願いも初対面のターゲット達に明け透けに語る主人公。「出来れば殺したくはない」。主人公の嘘偽りない本音を聞いたターゲット達の反応は様々。主人公がシゴトを続ける理由も少しづつ明らかにされていく。
「ぼくのかんがえたさいきょうののうりょく」中二病を患った方ならだれしも考える「最小の力で最大の結果」。アイデア一本勝負の出オチ作品かと思いきや臓器売買という設定と組み合わせることでなかなか面白い。ターゲットもただの小悪党から弱さ故に自己保身に走る人間と実に様々。
しかし…俺たたENDですらない途中でぶった切りの打ち切りEND。
一応続きを匂わせてはいるが…。キャラデザが受けなかったんでしょうね。
みてもモヤモヤするだけだと思いますが、短いので暇つぶしにはなるかと。
でも続きあったら絶対見るやつです。
と思ったらああああああ、2期ありますやん!!
でもdアニメではまだ観れない…。ぴえん。