2007年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVA一覧 34

あにこれの全ユーザーが2007年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番の2007年夏(7月~9月)に放送されたアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

74.7 1 2007年夏(7月~9月)アニメランキング1位
ARIA The OVA ~ARIETTA~(OVA)

2007年9月2日
★★★★★ 4.1 (487)
2633人が棚に入れました
ネオ・ヴェネツィアを舞台に、水先案内人(ウンディーネ)の水無灯里の成長と人々の触れ合いを綴った人気アニメのOVA。
とある日の朝。アリシアのいない朝の食卓、ドアを開けて入ってくる見知らぬ後輩…。
灯里はその場に立ちつくすことしかできなかった。
プリマになった夢を見た灯里は、いつもと違う日常風景に戸惑いを覚え、目が覚めたあとも、その不安は消えない。そして、頭をよぎったひとつの疑問…。「アリシアさんは、どうして私を選んだんだろう?」
灯里は、アリシアにそのことを打ち明ける。するとアリシアは、自らの過去を語り始める。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アリシア&灯里ちゃんの秘話ですよぉ! 観ないと損しちゃいますよぉ♪

●ARIETTAってこんな作品です(o^∇^o)ノ
本作品「ARIETTA」は「NATURAL」まで観て来られた方にはぜひ観てほしい作品です♪
灯里ちゃんはある夢をみましたZZzz(~▽~).。o0O○《 (*^^)ノ・σ(^^*))。。》
その夢を見て灯里ちゃんはこう思いました♪
「どうしてアリシアさんが自分をARIAカンパニーに選んでくれたんだろう!?」えーΣ( ̄ロ ̄/
と疑問に思うところから物語が始まるのです!!
そして、アリシアさんが独り立ちしてプリマになった頃のエピソードが始まるのです♪

ARIAの良さは、イタリア(ヴェネチア)の実在する街並みや情景をうまくリンクさせているところです!!
まぁフィクションの部分も多いのですが、本作品の舞台となっております「カンパニーレ」はどうなのかと
言いますと・・・・・『実在します』""ハ(^▽^*) パチパチ♪

ここで、ちょっとだけ『カンパニーレ』についてちょっと知っておいて欲しいのです♪
なぜかっていうと!?今の自分達の職業「ウンディーネ」と「カンパニーレ」を重ねて表現しているシーン
があるので、より一層ARIAの世界観に浸れるからなのですよ(* ̄0 ̄)/ オオー

●カンパニーレとは!!
サン・マルコ広場に隣接して建つ赤レンガ姿の鐘楼なのです♪
いまだに、日に数回は鐘が鳴らされていて、タイミング良く!?登っていると耳がキーンとなります♪
なんと、9世紀も前に海の見張台として建てられたそうですが、何度も崩れる度に元の形に修復させてき
たのです!!
ヴェネチアだけではなく、ローマなどの建物はすべて、景観を尊重し「元の場所に、元のままの姿で」を
もとに建てられているのです♪普通のホテルとかもですが、そのせいかどうか知りませんが、お湯が使えなかったホテルもありますよw(体験談)


さぁ、アリシアさんや灯里ちゃん達は、どんな想いで「カンパニーレ」に訪れたのでしょうね?
ぜひ、注目しながら「ARIETTA」を観てくださいね♪

私は「ARIETTA」を見て思ったことは、アニメを好きな人たちと、素敵な作品を沢山共有できたらなぁ~っ
て改めて思っちゃいました♪(はっはずかしいセリフ禁止~!!!! by藍華)

そして、いよいよクライマックスに向けて「ORIGINATION」を楽しみましょうね(=^・ェ・^=))ノ彡☆バイニャ♪
 
 
■MISIC♪
OP曲『七色の空を』
 【作詞・作曲・歌】SONOROUS
 ピアノの弾き語りとふわっとした歌声はARIAの空気感にピッタリなナンバーなのですよ♪
 
ED曲『明日、夕暮れまで』
 【作詞】伊藤利恵子【作曲・編曲】北川勝利【編曲】桜井康史【歌】葉月絵理乃
 ROUND TABLEのメンバーが作った曲に灯里ちゃんの歌声を乗せたナンバーなのです♪
 夕暮れまでにどんな素敵な出逢いや思い出があったのかなって思っちゃうような、
 心温まる歌詞と優雅なピアノの音色がとっても素敵です♪
 
挿入歌『コッコロ』
 「NATURAL」のレビューにて記載の為省略(^▽^;)
 
 
2011.10.17・第二の手記(追記:■MUSIC♪)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 49

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今はもう少しだけあなたの背中を・・・  【ねこ's満足度:82pts】

3期の前にちょっと一息カフェラテタイム。
今回は《白き妖精》こと、アリシアさんの過去をメインにしたお話です。

「自分はアリシアさんのようになれるのか・・・」

将来の自分に悩む灯里に、自らの経験を語るアリシアさん。
それは誰しもが通る道。三大妖精のアリシアさんだって例外じゃなかったんですね。
同じように悩み、同じように苦しんだ日々。
そしてアリシアさんと灯里の出会い。
先輩から後輩へ受け継がれていく街のステキ。
いつもと変わらずARIAらしい優しいエピソードが綴られていきます。

OVAのせいかキャラ作画やOPがいつものARIAっぽくなかったのはマイナスですが、
独特の優しい雰囲気はそのまま。今回も心癒されました。

ARIAシリーズもついにThe ORIGINATIONを残すのみ。
たくさんの宝物をくれた作品とのお別れは寂しいですが、
今までの感謝を込めて大切に観賞したいと思います。←恥ずかしいセリフ禁止ーっ!w

投稿 : 2024/11/16
♥ : 40

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ヴェネツィアに行きたくなるけど・・・

ゆったりとしたストーリーに加え、綺麗な映像と音楽。
他のみなさんも言っている通り、このアニメを見ているとヴェネツィアに行きたくなります。
しかし実際に行くときっとたくさんのゴンドラが水路を移動し、マッチョな男の人がゴンドラを漕いでいるんだろうなぁ・・・。
実際のヴェネツィアを知らないからこそ、こんなに夢のあるアニメに感じるのではないでしょうか?
このアニメ、イタリアの人が見たらどう思うか非常に気になります。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

65.3 2 2007年夏(7月~9月)アニメランキング2位
テニスの王子様 全国大会篇 Semifinal(OVA)

2007年6月23日
★★★★☆ 3.8 (118)
714人が棚に入れました
ファン待望!絶好調の「テニスの王子様OVA」の第2シリーズ!
全国大会準決勝・青学VS四天宝寺、ついに決着!!
己の限界すら恐れず進化し続ける男――手塚国光
無我の境地のさらにその奥を極めた者達の戦いの行方は・・・
「宿敵(とも)よ、強くあれ」

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

2回戦と決勝戦の間の箸休め的存在

全国大会・準決勝の大阪・四天宝寺戦との模様を描いた今作。

多分初戦の沖縄・比嘉中戦もそうだったのだと思うが、他の地方の人が思う「大阪人ってこんな感じ」というイメージがやや大げさにキャラクター達に反映されている。

2回戦が宿敵・氷帝戦、そして決勝もこれまた因縁の立海大附属との試合になるので、今回テニプリ初登場校である四天宝寺は、その間を埋めるための箸休め的存在に感じた。

これは1試合1ストーリー、つまり30分で決着をつけるため、というのもあるかもしれないが、「死闘」と呼べるほど試合に熱さが感じられなかったのと、特にダブルスは、どちらも反則では?と思える試合内容に、戦いとしての緊張感を感じなかったことにあると思う。

そして、どんだけ~なほど吹っ飛ばされたりするシーンなどもあり…これは格闘技アニメか?とも思ったが、このあたりも全部含めてテニプリらしさが出ていると言えば出ている。

そういえば、準決勝ということで、今回から会場もドームのような豪華なコートで行われていた。(対する立海は同じ準決勝でも普通の野外コートだったけどw)

時々見切れる観客席には、ポツポツとしか人がいないように見えるのに、なぜか「え、キミ見に来てたの!??」という人物が突然登場することがある。

ほらまた出た!「こんな子もいたのよ!忘れないでいてあげて!」(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

63.6 3 2007年夏(7月~9月)アニメランキング3位
装甲騎兵ボトムズ-ペールゼンファイルズ(OVA)

2007年8月30日
★★★★☆ 3.8 (33)
188人が棚に入れました
レッドショルダー部隊を除隊したキリコ・キュービィは、惑星ロウランでの「タイパス渡河作戦」に従軍していた。60万以上の大兵力を用いた史上最大規模の渡河作戦だが、キリコが配属された部隊は最も過酷な戦場に送り込まれた。一方、レッドショルダー部隊司令のヨラン・ペールゼンは、軍事法廷の被告席に座っていた。検察官の怒号交じりの詰問に、終始無言を貫くペールゼン。その2人を、1人の男が見つめていた…。
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

異能生存体の謎を巡る物語 A+

この作品を見る方は、ボトムズの全52話を既に見終わった方だと思いますが、万が一未視聴でトライしようというチャレンジャーの方に向けて、少し解説を書いておこうと思います。

この作品に入る前に、まず、レッドショルダーという言葉を理解しておいた方が良いです。

レッドショルダー、正式名は、ギルガメス宇宙軍第10師団メルキア方面軍第24戦略機甲歩兵団特殊任務班X-1。
ヨラン・ペールゼンの上申を受けた参謀本部によって編成が認可された部隊です。
部隊のスコープドッグ(ロボットの一種と思ってください)は、その右肩を血のような赤で塗っていたことから、通称「レッドショルダー」と呼ばれました。
訓練で見方同士を殺し合わせたり、凄惨な戦いからも味方を犠牲にしてまで帰還したと噂されたりと、吸血部隊として恐れられていました。


この物語は、レッドショルダー部隊を除隊した主人公キリコ・キュービィーが、史上最大の作戦・タイバス渡河作戦の最も激しい戦いの渦中に放り込まれるところから始まります。

一方、ペールゼンは、レッドショルダーにまつわるスキャンダルで失脚し、軍事裁判にかけられていますが、情報省次官ウォッカムによって法廷から救い出されます。

ペールゼンの残した秘密文書に着目したウォッカムは、「異能生存体」の有用性を実験し、戦後における地位の足掛かりにしようと目論んでいました。

こうしてウォッカムの監視下となったキリコは、秘密文書にピックアップされていた4人とともに、次々と過酷な戦場を転戦させられることになります。

「異能生存体」でなければ生き残れないような過酷な戦場を。

この「異能生存体」については作中で少しずつ明らかにされています。

{netabare}
かいつまんで言えば、どんな過酷な戦場でも生存していること、生存率がずば抜けて高いこと、さらに突き詰めて言うと死なないことが、「異能生存体」の指すものです。
また、ペールゼンは、レッドショルダー部隊で異能生存体の研究をし、究極的に死なない兵士による軍隊の創設を目論んでいました。
そのリストに主人公のキリコが入っていたという訳です。
{/netabare}

要は、キリコを含む5人は「異能生存体」のテストをされる訳ですから、夥しい死者がでるような凄惨な戦場に次々送り込まれるハメになるのです。

当のキリコは、さも当然のように愚痴の一つも言わずに、任務を着々とこなします。
まるで何の意思も持っていないかのように映る、戦いのためだけに生まれてきたような人間、それがキリコ・キュービィーなのです。

このキャラクターを理解していないと、見ていても楽しくないかもしれません。
主人公が何の自己主張もしないのですから。
でも、旧来のボトムズファンからすると、これぞキリコ・キュービィーなのです。

まさにボトムズ大好き人間のための作品。
一度は見てみましょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

CGになってキリコが再び

現代版のボトムズ。
時系列的には初代のビフォアストーリーになります。
ただ、設定などの細かい説明がないうえ、初代のストーリーが伏線になっている部分もあるので、ボトムズを知らない一見さんが視聴するには微妙な作品です。
何より、初見の人がキリコをみて「何だ?この主人公」と、いぶかしがるのが容易に想像できます。
何しろ喋らないし積極的に行動もしない。
彼の境遇と人となりがわかっていないと、ふざけたお飾り主人公にしか見えません。
でも、これぞキリコ、これぞボトムズ、なんですよ。


さて、ストーリーですが、”異能生存体”としてのキリコと、その存在を知り彼の身辺に陰謀を廻らせる者達のお話です。
何度も死にかける過酷な状況から、必ず生還を果たすキリコ。
そして、生還した後には甚大な損害が出ています。
この感じ、まさしくボトムズのお約束ですね。


戦闘シーンの作画は全てCGで描かれています。
滑らかに動くし迫力もそれなりにあっていいんですが、綺麗すぎて何かが違う。
ボトムズの戦闘って、もっとこう、火薬とオイルの匂いが漂うような泥臭い感じがないとダメな気がするんです。
贅沢いってますが、CGでそれは表現が難しいのかもしれません。
逆に言えば、いかにサンライズの手書きロボットアニメが優秀であったかの現れ。構図や書き込みの工夫だけで迫力ある映像を造っていたことになります。
最新技術でCG化したことによって、過去の技術の良さが証明されるとは、なんとも皮肉な話です。


OPはともかく、EDには失望しました。
柳ジョージとは、また古い歌をわざわざ担ぎ出してきていますが・・
「Yah!Yah!イエ~イ♪」
こんなノリの歌、キリコの居る世界に持ち込むな、アホか!
もうね、毎回EDで雰囲気ブチ壊しでした。最低。


まあ、ともかく、ボトムズ好きのための一作。
ファンの方、EDは飛ばしてみてね。
次回予告はすごくいいから、そこは飛ばさないでね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 8

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

あぁ、やっぱカッケェよ(涙)

ほぼオッサンの思い出話なので、スルーして頂いた方がイイと思います。

 とある方の方とのメッセのやり取りで、今更無性にスコープドッグが観たくなり本編のお気に入りの16話"掃討"と21話"遡行"、んでペールゼンファイルズの"冷獄"を観ちゃいまして。
いい歳して最近のアニメを立て続けに観た反動なんでしょうね。
戦闘シーンの派手さで言えば孤影再びの黒い稲妻旅団との戦いが香港のアクション映画みたいな感じでキリコ無双なんですけど、あれはちと引く位強すぎなんすよねw

 まぁボトムズなんて正直、私ら世代しか観ない作品とは思うんです。
私自身も今のアニメの質の高さとか話の練り具合なんて、昔のアニメとは比較にならないぐらい底上げされてると感じてます。

 ただ久しぶりにボトムズ見たらやっぱり戦闘シーンでワクワクするんですよ、今でも。思い出補正なのかもしれませんけどね。
でも、正直私が観た最近のロボット・メカ物での戦闘シーンにはこんな高揚は無かったんすよね。
ボトムズ本編なんて、絵なんか今の視点で観たら酷くて見てらんない筈なのに。
やっぱグライディングホイールで滑走するスコープドッグやパイルバンカーでスタンディングタートル串刺しにするベルゼルガとか、パラシュートで無数に降下してくる姿とかね。痺れちゃうんすよね。
 ボトムズのOVAでも野望のルーツ・赫奕たる異端・幻影編が物語の続きを楽しむ作品とすれば、ラストレッドショルダー・ビッグバトルと続いたは"昔のリアルロボットのアクション物"としての集大成としての完成形がペールゼンファイルズだと思ってます。

個人的にはですけどねw
私ら世代はこの手のばかり見た世代だから、バルキリーの板野サーカス一番の方も居れば出渕デザイン好きも居ますしね。

 まぁ本作を今の若い方にもお勧めなんて言う気は更々有りませんが、観たらどういう感想持つのかなと言うのは興味ありますね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

60.1 4 2007年夏(7月~9月)アニメランキング4位
こどものじかん やすみじかん あなたがわたしにくれたもの(OVA)

2007年9月12日
★★★★☆ 3.5 (59)
311人が棚に入れました
放課後、デパートにやってきていた、りん、黒、美々。ソフトクリームを食べたり、本屋で立ち読みをしたり、家電売り場の健康器具で遊んだりしていた3人だったが、「そろそろ選んだほうがいいんじゃないかな?」との美々の言葉に、りんは我に返る。じつは、その日、保健室にある身体検査表を盗み見て、大介の誕生日が明日であることを知り、大介へのプレゼントを買いにデパートに来ていたのだった。デパート内のさまざまな誘惑に負けて寄り道をしながらも、何とかプレゼントを決めたのだが、いざ買おうとすると……、ソフトクリームやカードゲームに散財したため、お金が足りない! けっきょく、プレゼントは手作りにすることにした3人は、そのままりんの家へ向かい、そこでプレゼント製作に取り掛かるのだったが……。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

良く出来た?PV

アニメ放映直前にコミック第4巻特別限定版に付属された
エピソード。テレビアニメに先駆けた"予告編"的位置づけ。
約23分TV版アニメ用自主規制は無く原作に忠実に作られた。
所謂詰め込み状態の作品?

ギャルゲの販促用PVかちょいエロ萌え系アニメか?という
映像で、3人の小学生の子供が中心の頭の中だけ早熟な感じ
や、狡賢さを覚え始めてあの手この手のギャグな雰囲気で
先生を困らせる悪戯?をお馬鹿に描く感じ等も面白そうな
雰囲気は有る・・この後先生が軸の展開にならなければ・・

良くある女子高生の日常の思春期ネタガールズトークアニメ
と余り変わらない感じで面白可愛らしそうだった。

九重りん/喜多村英梨の義父役レイジが杉田智和さんだったり
結構笑えそうだった。基本小学生のオマセな妄想ネタとか?
そういう感じだった。結構ギャグ展開。

九重りん 喜多村英梨
鏡 黒     真堂圭
宇佐 美々 門脇舞以
青木先生 間島淳司
レイジ     杉田智和

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

59.4 5 2007年夏(7月~9月)アニメランキング5位
GENIUS PARTY-ジーニアスパーティー(OVA)

2007年7月7日
★★★★☆ 3.5 (34)
154人が棚に入れました
『鉄コン筋クリート』を製作したスタジオ4℃が、日本が誇る多彩な才能を集めて作り上げたオムニバスアニメ。福島敦子監督による『Genius Party』、河森正治監督による『上海大竜』、木村真二監督による『デスティック・ウォー』など

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

素晴らしい

オムニバス作品ということで、「GENIUS PARTY」「上海大竜」「デスティック・フォー」「ドアチャイム」「LIMIT CICLE」「夢みるキカイ」「BABY BLUE」の7作品が収録されています。
正直自分は、監督さんに詳しくないので2・3人しか知りませんでしたが、それぞれとてつもなく個性があって大分楽しませてもらいました。
まさにイマジネーションの世界です。強烈なメッセージ性があるようにも見えますし、意味のない映像の羅列にも見えます。
それにちょっと驚きだったのが、二つ目の「上海大竜」という作品が、まさかの全編ほぼ中国語の作品であるということです。
見れば分かるのですが、初め中国のアニメかと思ったぐらい自然な入りだったのでかなり驚かされました。
それにこの映像美は本当にすごいです。短篇で予算さえあればやっぱりやれるんだなと思いましたし、そんな環境でもテレビ作品と同じタッチで描く監督さんもいて、個性の現れを感じました。
たまにはこういう、頭の中の感覚的な部分をそのまま映像化したような作品を見るのも悪くないですね。
まぁずっと見るとかなり疲労しますが^^;
素晴らしいです。こういう表現の場があるのなら、日本アニメもまだ衰退はしないだろうと、そんなことも思いました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

gazabata さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

青春を捨てた者たちへ

この映画はアンソロジーであるわけで一つの作品として感想を言うのは不必要かもしれないが一応全体的な雰囲気を伝えるために書いていこうかと思う。その後で一つ一つのショートの感想に入ることにする。

全体像:
湯浅正明、渡辺信一郎、他、がいるからアニメーションのクオリティが恐ろしく高いのは言うまでもないだろう。一つ一つ全然違うスタイルなので飽きることがない。
作品ごとに監督が違うのでやはり面白い話とそうでないのとがある。しかもこの差が大分激しい。正直言うととばしても良いと思う作品もいくつかあるわけでそれでも一応一つの映画ではあるので見たほうが良いとか思ってみたりもする。
作品自体のクオリティはまばらなもののアニメーションと音楽はとても良いものだと感じた。
アニメーションが好きな人であれば楽しめるのは確実ではないかと思う。ストーリーは過度な期待をしなければ全体的に満足できるものではないだろうか。

点数:7/10


ここからは一つ一つの短編の感想を書いていこうと思う。長くなると思われるので興味のあるところだけ読んでいただければよいかと。

1 GENIUS PARTY: Directed by 福島敦子

この短編は多分このアンソロジーの中で一番自由なアニメだと思う。台詞もなく、ストーリーと呼べるものも大してないのがそれをまた引き立たせる(作品の長さが5分と短いからこういうことがここまでうまくできたと思う)。
映像と音楽だけで完全にこの奇妙な世界に引きずり込まれたときの気分は表現しがたいもので実際体験してもらうしかないような気がする。多分マジックマッシュルームをするとこんなものが見られるのではないだろうか。
とても自由な作品であることからストーリーについて何か言えるような気はしないが作品のテーマや意味を考えたりするのはなかなか楽しいものだ。少なくとも無意味に色や光を飛ばしているだけのものではないと思う。

アニメーションと音楽は多分両方このアンソロジーの中で一番すごいものではないかと思う。(少なくとも二つのバランスと相性を考えれば一番であると言っても過言ではないだろう)

監督の福島敦子さんが他に監督をしていないのがアニメ界においての大きな悲劇であると言っても良いほど監督のポテンシャルが見えてくる作品だ。

点数:9/10


2 上海大竜 or SHANGHAI DRAGON: Directed by 河森正治

GENIUS PARTY が一番自由な作品であれば上海大竜は一番気楽で楽しい作品だろう。アニメーションはもちろん素晴らしいのだがこの作品で一番好きなのは世界感だ。なんだか見ていてワクワクしてくるようなアニメで子供のころを思い出すような感じだ。特に最後の七分は鳥肌が立つほど楽しい。このアニメを作った人は本当に楽しみながら作ったんだろうなと思う。

ストーリーは結構訳が分からないがこれは良い意味で訳が分からない。最初の五分は結構つまらないがそのうちペースが上がってくるから大丈夫。(最初は言語が中国語で字幕がないのがつまらないと感じたひとつの理由だ)
クライマックスですごく心に残ったシーンは大人が子供に無理やり何かをさせるシーンだった。(そんなダークな内容ではないのでご心配なく)作品のテーマとそのシーンを合わせると何が伝えたかったのか考えたくなる。(もちろん良い意味で)

とにかく楽しい。とにかく、たのしい。

点数:8/10


3 デスティック・フォー or DEATHTIC 4: Directed by 木村真二

GENIUS PARTY が一番自由な作品で上海大竜が一番気楽で楽しい作品ならデスティック・フォーは一番一般向けな作品だろう。分かりやすく言えば、毎朝NHKでやってるショートアニメのクオリティを少し上げた感じの作品だ。
結構奇妙な作品で短いからか大変な世界であるにもかかわらず説明が皆無なわけで異世界感が半端ではない。
多分このアンソロジーの中で唯一子供が見ても楽しめる作品ではないかと思う。
全体的に普通なので(もちろんこのアンソロジーにしてはという意味で、一般的に言えば結構面白い)特に言うことはない。

点数:6:10


4 ドアチャイム or DOORBELL: Directed by 福山庸治

GENIUS PARTY が一番自由な作品で上海大竜が一番気楽で楽しい作品で、デスティック・フォーが一番一般向けな作品ならドアチャイムは一番つまらない作品だろう。(このネタはこれで最後にします)
漫画っぽいアニメだなと思ったら案の定監督が漫画家だったわけでそういうことならどうしてこの作品がつまらないかなんとなくわかるような気がする。まず大きな問題は漫画のペース感をそのままアニメに持ってきたことだと思う。初めてのアニメなら仕方がないかもしれないが話が進むのが遅い。そしてその割には伝えたいことが伝えられず、最後にナレーションで視聴者に「答え」を教えてしまっている。というかこの話は十五分程度でするべき話ではないのではないだろうか。似たような内容の映画に「複製された男」や「嗤う分身」があるが、それのほうが内容が濃くて圧倒的に衝撃が強い。
簡単に言えば内容が薄い。表面上のコンセプトだけで中身がない。

点数:5/10


5 LIMIT CYCLE Directed by 二村秀樹

この短編はこのアンソロジーの全体的なクオリティを大きく下げるうっとおしいものだ。
後から長めの感想もとい憂さ晴らしを書くがとりあえずは短い感想を。

想像していただきたい。あなたは風邪をひいています。鼻が詰まって息ができず熱と頭痛で意識がもうろうとしています。眠りたいのに眠れません。少し寝たと思ったら頭痛と呼吸困難で起きてしまう。あなたはその時間がゆがんだ夢と現実の狭間にいる。そんな中つけっぱなしだったテレビからドストエフスキーの「罪と罰」の朗読が始まる。しかも初めからではなく途中から。人道、神、罪、自由意志、善と悪、このような言葉が並べられて聞こえてくる。話を理解したいが途中からでしかも意識がもうろうとしているからまともについていけない。眠りたいが眠れない。テレビを消そうにもリモコンに手が届かない。あなたはどうすることもできず難しい言葉が頭の中でぐるぐると回っている中で静かに死を願う。
LIMIT CYCLEを見るのは今の例えと大して変わらない。もし二村監督がそれを狙っていたならこれは最高傑作かもしれない。

点数:3/10
(ここからはもうちょっと入り込んだ面倒な話をするので飛ばしていただいて構いません)
このアンソロジーを見る前に少し感想を調べてみるとLIMIT CYCLEが哲学的で面倒くさいという感想がいくつかあった。自分は哲学が好きなので楽しむことができるだろうと楽しみにしていた訳だが見事に間違っていた。(哲学は好きでも頭はたいして良くはないのでもし頭が良くて哲学が好きな方がいましたらぜひ感想を書いていただきたい)
この短編の一つの大きな欠点は視聴者に求めるものが多すぎるということだ。いや、多すぎるというよりかは求めていること自体が不可能だというほうが正しいかもしれない。この短編は視聴者が様々な哲学のコンセプトを熟知している前提で話しかけてきている。(コンセプトとともについてくる哲学用語も同様に)それは未知数を理解していない人に一次関数を説明しているのと大して変わらない。
後もう一つ欠点がある。言っていることに本当にまとまりがない。次から次へとトピックを変えて最終的には最初言っていたことと何の関連性もないことを言っている。これは視聴者を余計混乱させるもので、もしちゃんと哲学用語を理解している人が見ても混乱するのではないだろうか。

最後にこの短編の芸術性について少し。
物語の素晴らしいところは哲学を物語に組み込むことで哲学についてあまり知らない人でも知らずにとても深い哲学的な考え方をさせることができることだと思う。これが上手な監督は結構いる(庵野秀明、押井守、今敏 、渡辺信一郎、たまに湯浅正明、他)そしてそれが物語及び、アニメの素晴らしいところだと思う。ところがこの短編はどうだろうか?集中力のない哲学用語を十五分程度ノンストップで並べながら言っている内容と全く関係のない映像を見せられる。これはまるで哲学の教科書のページを適当に入れ替えてページの端に蝶々の絵を描いているようなものだ。これを芸術と呼べるだろうか?(もちろん呼べるわけだがそのやり方では大して芸術的価値がないのではないかと言いたい)
先ほど点数を付けたわけだがそれはこの短編を認めているようなものでそれは少し嫌なので幼稚ではあるが、この短編を否定する意味を込めて目には目をということで点数をつけなおす。

点数:うんち/10


6 夢みるキカイ or HAPPY MACHINE: Directed by 湯浅政明

湯浅ファンがこの短編を嫌いなはずはなくまあとにかく前作の嫌な後味を洗い流すような美しい話だった。GENIUS PARTYと同じく、台詞がひとつもないわけだがGENIUS PARTYよりも分かりやすくて解釈のしかたも限られている。(別にどちらかが良いと言っているわけではない)
ストーリーは湯浅作品にしてはありきたりなものなわけだがこの短編を通して自分が何で湯浅監督が好きなのか再確認できたような気がする。比較的ありきたりな内容ではあるが、エンディングから解釈できる内容が十五分アニメにしては恐ろしく濃い。もちろんいくつか解釈の仕方があるわけだがどちらでも受け取れるメッセージの強さは変わらない。自分の思いつく限りではどれも希望に満ちた内容であり、色々なものに対するありがたみを感じることができる。
アニメーションと音楽ももちろん素晴らしい。

点数:9/10


7 BABY BLUE: Directed by 渡辺信一郎

ビバップを創った人が青春ものを創るとどうなるか。いろいろな意味でアンチ青春ものができる。
どういう意味でアンチ青春ものなのか。これは青春を否定しているわけではなく、青春もののアニメを否定しているように感じる。(否定という言葉は少し強いかもしれないが、他に良い言葉が見つからないのでこのままで)まずキャラたちのしゃべり方。ゆっくりと静かに、それでもって迷っているような、確信が持てていないようなしゃべり方をしている。こんな元気のない学生が主人公の青春ものはなかなかない。
もう一つ気が付いたのが背景だ。派手な背景を使うことはほとんどない。一つすごく良い例がある。二人の学生が海に花火をしに行くのが一応目的な話なわけだがその海につくのが海がきれいな夕暮れでも、日の出でもなく、花火をしてもどうしようもない夜と朝の中間の薄暗い時だ。美しさはどう考えても最大限ではない。そしてエンディングも決してドラマチックなものではない。すごく静かで、小さくて、ゆっくりとしている。ここもまた視覚的美しさは最大限ではない。だが個人的にはこの制限された美しさのほうがキラキラでてかてかの夕日よりも全然好きだ。二人のことを知らない人が見ても大して何も思わないような景色でも二人を知ることでその限られた美しさは無限に増幅される。

ではなぜこれが青春ものの否定になるか。
多分この短編と他の青春ものの違いはこの短編が青春そのものに美しさを与えていないからだと思う。ほとんどの青春ものが誰が見てもきれいな景色を使うのは(主に新海作品に見られる)その作品が青春そのものに価値があり、美しさがあると言っているからではないだろうか。(自然物、環境{人間の力ではどうすることもできない物、いわば運命や神}がその状況の美しさを勝手に作ることで美しいのが自然で当たり前の状態であるという意味)青春はそのままで美しく、我々はそれを尊く思うべきであると。(別にそういう考えを持っているのが悪いものであると言っているわけではない)
この短編は青春はそのままで美しいものではなく、(もしくは「青春」そのものが存在せず)状況によって美しくないものでも意味を見つけ出し、美しさを見つけることができると言っていると思う。環境(青春)は大切ではなく、その周りにいる人たちの思いが重要であると。
自分でも少しあやふやなので言っていることが伝わっているかはよく分からない。もし意味不明なら申し訳ないです。

最終的に何が言いたいかというと、この短編が本当に素晴らしい作品であるということだ。短時間でここまで色々するのは本当にすごいと。

点数:10/10


まとめ:
後半に内容が濃いのが集まっていて良かった。なぜアニメーションが好きで、なぜこの二人の監督が好きか再確認できて本当に良かった。アニメーションが好きには本当におすすめの作品です。
最後に一応個人ランキング
1 BABY BLUE
2 夢みるキカイ
3 GENIUS PARTY
4 上海大竜
5 デスティック・フォー
6 ドアチャイム

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

N0TT0N さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

見本市的短編集。

たまに見たいもの+一品という借り方をするのですが、これはその一品枠で視聴した作品です。

7監督のオムニバスによる見本市的な作品なので、予想通り実験的な要素が強かったです。が、視聴者置いてけぼりってこともなく、エンタメ性は考えて制作してあるようでした。(1部例外あり)

世界展開ということもあり、いわゆる声優さんの見せ場はほぼ皆無です。


▼GENIUS PARTY (監督:福島敦子)
55点
デザインが面白く動きもいい。アフリカを思わせる自然を独自のイメージで描いたような作品だけど、いまいち意味が解らなかった。

▼上海大竜 (監督:河森正治)
65点
アクションは目を見張るものがある。中国語の作品で中国っぽいセンスも感じたけど日本人監督だったんだ。オチがまさかのファンタジーw

▼デスティック・フォー (監督:木村真二)
65点
チェコアニメのテイストで重厚。描き込みディテール共にスゴい。だんだん可愛く見えてくるwこれも日本人監督だったんだ。。

▼ドアチャイム (監督:福山庸治)
60点
よくある日本的な淡々アニメ。ネタはちょっと不思議ネタだけど、特に驚きはない。ただ、このラインナップの中では清涼剤的効果アリ。

▼LIMIT CYCLE (監督:二村秀樹)
30点
哲学的真理を追求している。のかもしれない。。
アニメにする意味が解らないし、そんなバブル期?っぽいキャラにするなら棒人間+視やすい背景にした方が良かった気がする。

▼夢みるキカイ (監督:湯浅政明)
85点
赤ちゃんが世界に触れる瞬間を豊かな想像力で描いた秀作。
作画、動き、表現、全てに惹きつける力を感じる。

▼BABY BLUE (監督:渡辺信一郎)
80点
青春の句読点を描いた作品。短くベタながら綺麗に締めてある。
全体的にかなり高水準の作画だけど、最後の表現は更に秀逸でした。

しかし、、渡辺監督爆弾好きやなww


とまぁ、こんな感じの短編集でした。
続編があるようなので、そちらも視てみようと思ってます。

ご一緒にポテト‥

ご一緒にGENIUS PARTYはいかがでしょうか?(dvd)ノ♪

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

59.0 6 2007年夏(7月~9月)アニメランキング6位
デッドガールズ(OVA)

2007年8月8日
★★★★☆ 3.5 (26)
103人が棚に入れました
未来のニューヨーク。街で噂になっている4人の少女たち「デッドガールズ」。昼間は学園生活をし、夜は無敵の賞金稼ぎとして暮らしている。そんな彼女達が通う学校に、二人の転校生エドガーとルイーズがやってきた。“ イケてる ”エドガーを誰が落とすか、4人はいつものように賭けを始めるのだが…。

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

レッドガーデン見た奴用(ファン用ともいえる)

ファン仕様な作品だと思いました
単体でみると「なんだこのアニメは…」ってなると思うんで

ただ、レッドガーデンを最後まで見た物好きにとっては
この作品は面白いと思います


レッドガーデンでのキャラ性格が変わってるといいますか
この作品の設定仕様によってキャラクターの性質が変わる所にあります

そういうレッドガーデンとの違いを楽しむアニメだと思ってます
ファン用で楽しめるアニメがこのデッドガールズです

投稿 : 2024/11/16
♥ : 0

55.3 7 2007年夏(7月~9月)アニメランキング7位
乙女はお姉さまに恋してる 第13話(その他)

2007年8月8日
★★★★☆ 3.3 (15)
65人が棚に入れました
テレビ未放送の話。

DVD第4巻に映像特典として収録されている。

サブタイトルは「大きな少年少女の世界名作の森〜ツンデレラ〜」

54.9 8 2007年夏(7月~9月)アニメランキング8位
ミヨリの森(OVA)

2007年8月25日
★★★★☆ 3.2 (37)
133人が棚に入れました
不仲な両親の間で育ったミヨリ(11歳)。そのせいか空想癖があり、いつも心を閉ざして他人との関係を
ずっと否定してきた意地っ張りな少女だった。母は男をつくって家を出て行き、ミヨリを一人で育てることに
不安を感じた父は、ミヨリを祖母の住む田舎に預ける。
祖母の家に着いた早々にミヨリは近くの森に散歩に出かける。ミヨリは何もない森の中で強い孤独を感じていた。
しかしその森で数々の不思議な出来事に遭遇し、やがて森の精霊たちがミヨリの前に姿を現しだす。

声優・キャラクター
蒼井優、天野ひろゆき、市原悦子、元ちとせ、高島彩、松尾翠、伊藤利尋、吉崎典子、佐々木恭子、辻親八
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ここに居たいと思える場所

最初に言うとこれは子供向け、児童向けです。
それを念頭に入れておかないとダメですね。
実は皮肉が込められているとか、奥深いテーマがあるとかそんなことはなく、とても素直な作品。

そのため僕は受け入れるまで時間がかかりました。
「なんだこれ面白くないじゃん!」・・と思いつつ、一時間くらい見続けていたらやっと面白みを感じられるようになりました。
素直な心がない人には忍耐が必要かもしれません。

でも最後まで見ると満足感ありました。
(100分超もあれば愛着もわくってもんですが)



あらすじは・・
両親の不仲をきっかけとして、幼少期を過ごした祖父母の田舎に預けられた主人公の少女ミヨリ。
森に住む精霊たちや村に住む子供たちとの交流を通じて、ミヨリは成長していく。


僕が最近観た作品としては『ももへの手紙』や『思い出のマーニー』の導入に近いと感じました。
しかしそれらと比較すると(テレビスペシャルということもあるかな?)質が低いように思います。
作画はのっぺりしてるし、キャストは俳優が多いので拙いし、話も淡々として盛り上がりに欠けるし・・。途中で止めようかと思いました。

まあ、そう思いつつも見ていたんです。
すると、段々と慣れてきたというか面白くなってきました。
作画案外イケるよな、蒼井優の声可愛いな、みたいな具合に。


物語はミヨリが田舎に馴染んできてから動き出します。

嫌々田舎で過ごしていたミヨリが少しずつ田舎を好きになっていく。
そこで生きている精霊や人間との付き合いが増え結び付きが強くなっていく。

そうして、今まで感じなかった想いが芽生えます。
{netabare}
自分の意志で選んでここに居たい、ここを守りたいと思う心。
受け身で自身の殻に閉じ籠っていたミヨリに初めて生まれた自我の心。
{/netabare}

後半はミヨリ役の蒼井優さんの演技がイキイキとしてきて、BGMも合わせてドラマチックに響き、高揚感を高めてくれます。

ミヨリが前半と打って変わって積極的に、頼もしい女の子になっているのも見ていて感慨深いです。
そう考えると長い時間かけてミヨリの変化を描いていたのにも意味があったのだと思えますね。
蒼井優さんの演技に関しても、そうした効果を狙ってのものだったのかな?って思います。


田舎っていいよね、とか。
人のせいにしてばかりじゃいけないよ、とか。
悪いことするとバチが当たるよ、とか。
そんな言葉も浮かびましたが一番はタイトルのようなメッセージです。
「私はここに居たい、ここで生きたいんだ!」と思える居場所を見つけられることって幸せだと思いました。


ミヨリのように、素直な心で接して見てあげてほしい作品ですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

孤独な少女と森の精霊たちとの交流と成長を描くジブリ風作品

原作漫画未読。
フジテレビ夏休み特別企画として放送された作品。2007年制作。放送時間140分

~あらすじ~
不仲な両親の間に育ち、どこか冷めたような心を持つ主人公ミヨリは、ある日父親の実家である田舎へ預けられる。家の周りにある森には精霊たちが住み、ミヨリは不思議な体験をしていくこととなる。森に住む精霊達とのつながりで孤独な少女が成長していくお話。

ジブリ作品の美術監督を務めた山本二三監督作品ということで、格別に美しい作画を堪能出来ました。

作画は抜群に良いですが、物語は少し幼稚。児童向け文学作品のようなストーリーで、小学生にはおすすめですが、大人が見るには深みが足りませんでした。もう少しミヨリが森に選ばれる理由や能力を深堀して欲しいし、周りの人間や森の精霊達と交流を深めて仲良くなるような、歩み寄るような描写も増やさないと物語が響いてこない。

一番の残念ポイントはキャラクターの魅力の無さ。
主人公ミヨリは、勝気で意地っ張りで思いやりに欠ける子。応援したくなるような気持ちになれない、可愛げのない子で残念でした。育った環境、両親にも問題はあるけど、もう少し可愛げがあっても良かったのかなと思う。

声をあててる俳優陣が上手くないのも残念。
ミヨリの声を演じる蒼井優さんも、ペンギン・ハイウェイの時はそんなに下手に感じませんでしたが、今作は素人感が強い。キャラクターの気の強さだけが悪目立ちしているような演技で残念でした。祖母役の市原悦子さんも、別撮りしたかのような声浮きが気になりました。空気感が1人だけ違う感じがした。

物語の舞台設定、作画は良かったけれど、所々に残念さを感じる作品でした。もっと面白いと思って見たんだけどな、ちょっと期待ハズレでした。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

52.7 9 2007年夏(7月~9月)アニメランキング9位
最終試験くじら(OVA)

2007年8月25日
★★★☆☆ 3.0 (25)
129人が棚に入れました
久遠寺睦は旅芸団である久遠寺一座の一員であり、今回の巡業地として阿武市へとやってきた。くじらが空を飛んでいる不思議な街で睦は様々な出会いをすることになる。

奈悠 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ここって街が見渡せるでしょ?そしたら見つけられるかなって。

OVA版について
配信版とはまったく別物。幼少期の物語。
むっちゃん、さっちゃんのちょっと切なくなるお話です。
30分と短いので出来れば2週してもらいたい。
評価はOVA版です。

ED
「遠い夏空」 eufonius (5th Album『metafysik』より)
IN
「ディアノイア」 riya(progressive memories『最終試験くじら』イメージボーカルアルバム)


配信版について
全12話の5分のショートアニメ。
前半コメディ。終盤どうしてこうなったと分からない展開にw
ストーリー?そんなの5分で描くにゃ無理だろw
5分という短い作品だけどコメディ部分はニヤニヤが止まらなかったです。

OP
「turning world」 eufonius(5th Album『metafysik』より)
 配信版ではこのOPはないです。(DVD限定)
ED
「遠い夏空」 eufonius (5th Album『metafysik』より)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 4

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
一騎当千 Dragon Destiny OVA 赤壁温泉大決戦 1(その他)

2007年6月22日
★★★★☆ 3.6 (9)
48人が棚に入れました
一騎当千 Dragon Destiny第1巻に第壱話<<成都の爆乳>>を収録。

劉備・関羽・趙雲などの美少女闘士が温泉や脱衣所で爆乳ボディーを大胆に露出!

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

観る必要は特にないw

一騎当千のOVAは全編単なるエロエロ大全集みたいなも
ので特に物語として崇高なものはありませんw
 
一騎当千のTVシリーズをを観てた人なら笑える部分もあ
りますが、正直バカバカしい内容です。
 
一騎当千ってどういうのかなぁ~という興味でOVAは
やめましょうw
お薦めしません。できません(´゚ω゚):;*.:;ブッ
 
お好きな方には、ご堪能いただけるのでは・・・と思いますw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
一騎当千 Dragon Destiny OVA 赤壁温泉大決戦 2(その他)

2007年7月25日
★★★★☆ 3.7 (8)
47人が棚に入れました
一騎当千 Dragon Destiny第2巻に第弐話<<南陽の乱乳>>を収録。

蒙ちゃんの爆乳を孫策が淫らにしちゃうぞ~。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
一騎当千 Dragon Destiny OVA 赤壁温泉大決戦 3(その他)

2007年8月24日
★★★★☆ 3.5 (8)
47人が棚に入れました
一騎当千 Dragon Destiny第3巻に第参話<<コスプレ将軍呉栄>>を収録。

超ドキドキ! 大人の色気ムンムンの呉栄が爆乳闘士たちを差し置いて大暴れ~。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
すもももももも 地上最強のヨメ 第24話(OVA)

2007年8月24日
★★★★☆ 3.5 (7)
35人が棚に入れました
第24話はテレビ放送はされず、8月24日発売のDVD第9巻(最終巻)に収録された。

サブタイトルは「さらわれた孝士!」。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
信濃毎日新聞テレビCM(その他)

2007年9月1日
★★★★☆ 3.5 (9)
33人が棚に入れました
新海誠監督作品。2007年9月長野県内にて放送された。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
Gift ~ギフト~ eternal rainbow 第13話(OVA)

2007年6月22日
★★★★☆ 3.9 (7)
33人が棚に入れました
テレビ放送では全12話であったが、第12話の最後に「EX Gift」という予告めいた映像が流れた後、DVDでは第7巻に第13話が追加されて全13話となっている。

サブタイトルは、Another Gift「木之坂旅館 危機一髪!!」

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
すもももももも 地上最強のヨメ 第23話(OVA)

2007年8月24日
★★★★☆ 3.5 (7)
32人が棚に入れました
第23話はテレビ放送はされず、8月24日発売のDVD第9巻(最終巻)に収録された。

サブタイトルは「温泉 独占 ラブ合戦」。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
プロローグ・オブ・BLAME!(OVA)

2007年9月7日
★★★★☆ 3.2 (7)
30人が棚に入れました
独特の世界観で人気を博す弐瓶勉原作の人気コミック「BLAME!」のプロローグDVD。

フルCGの長編映画化に先駆けた(現在未定)約2分半のプロローグ映像

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
LIFTED(その他)

2007年7月28日
★★★★☆ 3.9 (5)
19人が棚に入れました
ピクサー映画「レミーのおいしいレストラン」と同時上映された短編アニメ。ある晩、人里離れた民家に大きなUFOが飛来し、就寝中の住人を中に連れ込もうとする。UFO内では巨大な操縦盤の前に座った緑色の宇宙人が、光線を操って住人を持ち上げようとしていた。しかし、まだ見習いである彼は上手に操作することができず、住人を壁や天井にぶつけてしまう。

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

UFOを題材としたピクサー短編アニメ

このアニメは、レミーのおいしいレストランと
同時上映されていた短編アニメである。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
隣に大きな木と風車の様なものを除き、辺り一面は
一軒家しかない場所が舞台。ある日の夜に宇宙船がやって来る。
どうやら宇宙船の実技試験を受けるためにその場所を選んだようだ。
操作しているのは、見習いと思われる小さな宇宙人。
すぐそばで教官と思われる大柄な宇宙人が採点をしているようだ。
レバーを駆使しながら、上手いこと人間をさらおうと試みるが…。

短編物ということもあり、ストーリーはすごく分かりやすい。
数秒見ただけで、大体の部分は把握できるのではないだろうか。

この作品の見所は、さらわれた対象となっている地球人の青年
が酷い目にも合っているのにもかかわらず、熟睡している点だ。
天井や床に思いきりぶつけられ、挙句の果てに転落死しそうな
状況になっていても、一向に起きる気配がないのだ。
その上、裂創、挫創、挫傷などといった損傷は一切見当たらない。
入院しても不思議ではないのだが…。これは宇宙船から発する
光の影響によるものと考えればいいかな?

終盤になって大損害を被っても、気づいたのは翌日の朝。
しかも目覚まし時計の音の力によってである。
ほとんどの方なら初期の段階ですぐ目が覚めそうなものだが…。
もしかして、あの青年はさらおうとした宇宙人たちと遠い親戚関係
に当たるのではないだろうか。それなら納得だ。

2人の宇宙人による掛け合いも中々見ごたえがある。
どうやら、基本的には声を発するのはよろしくない実技試験らしい。
まだ、見習いということもあり誤操作をしまくっている小さい宇宙人と
対照的に淡々と採点をしている大柄な宇宙人教官。
見習いは、途中で投げやりになって、レバーに八つ当たりしたり
最後で気が緩んで失格(?)になりそうな場面があるなど
一筋縄ではいかない状況。まあ、順当に事が進んでいたら
めちゃくちゃつまらない話になるのは当たり前だが。

そもそも、なぜあんなにレバーが大量に存在するのか。
地球人の自動車教習よりも遥かに難易度が高いのは間違いない。
あの宇宙船を開発した宇宙人の技術力の高さには敬意を表する。
また、何事もなかったかのように瞬時に大量のレバーを
操作する教官の実力はものすごいもので、秒単位で元の状態に
直している。恐らく、人気の高い教官なのだろう。

無事試験が終わり、元いた場所へ帰ろうとした際に
教官が見習いにそっとレバーを渡すシーンはちょっと感動した。
まあ、最後の落ちで結構笑ったが。勘がいい人なら直にわかるだろう。

個人的には笑えるシーンも多く、楽しむことができた。
ぶっちゃけ、レミーのおいしいレストラン
よりもこちらの方が好みである。
SF物の短編アニメ入門としても比較的オススメしやすい。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
京四郎と永遠の空 TV未放映エピソード:「温泉天使」(その他)

2007年7月25日
★★★★☆ 4.0 (2)
18人が棚に入れました
「京四郎と永遠の空」DVD第4巻に収録。


たるろってをメインとしたソウジロウと女性キャラだらけの温泉エピソード。

秘密の温泉旅行で露天風呂に入るかおんとひみこ。

そこにたるろってが接近し一触即発な状況に!更にはワルテイシアまでが…。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
コードギアス 反逆のルルーシュ ピクチャードラマ「stage9.33」 (OVA)

2007年7月27日
★★★★★ 4.1 (2)
18人が棚に入れました
生徒会で男女逆転祭り開催中。女装の似合うルルーシュと軍隊で鍛えられ妙にノリノリのスザク。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
コードギアス 反逆のルルーシュ ピクチャードラマ「stage22.25 幸せな時代」(OVA)

2007年8月24日
★★★★★ 4.1 (2)
18人が棚に入れました
行政特区日本のラジオ放送を聴いていたナナリーが皇族時代の思い出を回想する。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
コードギアス 反逆のルルーシュ ピクチャードラマ「stage8.75」(OVA)

2007年6月22日
★★★★★ 4.2 (2)
18人が棚に入れました
クロヴィスランド内のプールの完成披露式典が行われる。クロヴィスのデザインした布地の少ない水着を(中でも1番無難のようだ)前に狼狽するコーネリアは、ユーフェミアに無理やりそれを着せられてサプライズゲストとして出席することに。警備のスザクとセシルは、“地元の名士”として招待されたミレイが率いる生徒会メンバーと遭遇(全員水着)する。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
京四郎と永遠の空 TV未放映エピソード:「白鳥くう観察日誌」(その他)

2007年6月22日
★★★★☆ 4.0 (2)
17人が棚に入れました
「京四郎と永遠の空」DVD第3巻に収録。


せつなのいつもは見せない一面を描いたエピソード。
  
何事も失敗する空に対して優しく接する京四郎を見たせつなは、空の仕草を真似てみるのだが…。

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
京四郎と永遠の空 TV未放映エピソード:「真・京四郎と永遠の空 予告編」(その他)

2007年8月24日
★★★★☆ 4.0 (2)
17人が棚に入れました
「京四郎と永遠の空」DVD第5巻に収録。

もし「京四郎」が劇場アニメになったら?という空想の劇場版の予告編。

空とせつなが姉妹に!?たるろってが教師に!?ワルテイシアは憧れの上級生!?大神ジンに惨劇が!?などなど衝撃的な映像が次々に!

計測不能 10 2007年夏(7月~9月)アニメランキング10位
戦争童話 ふたつの胡桃(OVA)

2007年8月15日
★★★★☆ 3.6 (4)
16人が棚に入れました
中西彩花はごく普通の小学生。飼い犬ライアンとの散歩の最中に、
東京大空襲の3日前の世界にタイムスリップしてしまいます。
行き場のない彩花とライアンを助けたのは同い年の少女、友子でした。
早く元の世界に戻れるようにと、対になった胡桃の鈴を一つ彩花にくれる友子。
それは、戦死したお父さんが作ってくれたものでした。
しかし、その願いも叶わぬまま、彩花は運命の昭和20年3月10日を迎えるのです……。
12
ページの先頭へ