2006年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメ一覧 100

あにこれの全ユーザーが2006年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月08日の時点で一番の2006年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

62.9 26 2006年春(4月~6月)アニメランキング26位
THE FROGMAN SHOW 古墳ギャルのCoffy[コフィー](TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (29)
136人が棚に入れました
"古墳GAL コフィーちゃん"は、前方後円墳の女子高生コフィーちゃんがさまざまな事件に遭遇。持ち前の明るさで難事件をいともたやすく解決していく。時には"中の人"(埋葬された遺体)をチラリと見せて恥ずかしがるコフィーちゃん。憧れのニントクくん(前方後円墳)や四隅突出型墳丘墓(墳丘墓で正確には古墳ではない)のダニエル、落ち武者の桶狭間先生とともに、楽しい学園生活を過ごしていく。

ちんとんしゃん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

すべてがくだらなのにおもしろい。

タカの爪団(吉田君)で有名な蛙男商会の超ゆるゆる系アニメです。タカの爪も大概だけれど、そのぶっとびぶりといったら、コフィーちゃんが上を行くと思います。内容は…みて確認して頂きたいです(笑)。ひとつ言うなら、古墳ギャルが主人公です。偶然深夜アニメで見てからその摩訶不思議さに魅了されてしまいました。全体的にゆるゆるなので、評価をしたらそんなに高くならなかったけど…でも変に面白いです。映画やパート2よりも初期のシリーズが一番好きでした。見た事ない人、くだらないのも好きなひとにはぜひ一度みてもらいたいです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

come-on Y さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

中の人(の演技の面白さ)がでちゃう~

FROGMANお馴染みのフラッシュアニメ。
彼の作品の中では「鷹の爪」と甲乙つけ難いくらい大好きな作品。

古墳をキャラ化するアイディアやそのキャラ達の性格・会話内容ともに面白いのですが、私が
この作品で一番気に入っている部分はコフィー役(2代目)の相沢さんの演技です。コフィーの
キャラ性を巧く掴んで盛り上げてくれています。

今なら『チャンネル5.5』等で気軽に1話視聴可能なのもいいですね。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

鷹の爪より好きかも(๑•̀ㅂ•́)و✧

鷹の爪とセットで放映されてたんだけど、コッチにハマってしもた(๑•̀ㅂ•́)و✧

アニメ好きじゃない当時付き合ってた彼女が、コフィーちゃんの真似してたのが驚きやったなぁ...( = =) トオイメ

それにしても最近のFROGMANというかDLEが金儲けに走ってるように見えるのはワタスだけかしらん(●´σ‥`)ホジホジ

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

62.6 27 2006年春(4月~6月)アニメランキング27位
おねがい マイメロディ くるくるシャッフル!(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (22)
108人が棚に入れました
サンリオの人気キャラクター「マイメロディ」のスピンオフ作品。マイメロディは、人間の夢や希望を喪失させるダークパワーの野望を阻止するという役目を果たし、人間界で友達になった夢野歌たちに別れを告げ、マリーランドへ戻っていった。しかし、拘束していたクロミとバクが魔法道具を持って間界へ逃亡したため、それを追って再び夢ヶ丘市へと向かう。その頃、人間界の歌もマイメロに会いたいと思っていた。その夢の匂いを嗅ぎつけ現れたクロミが悪夢魔法をかけてしまい、学校中が大騒ぎに。一方、1stシリーズでダークパワーを発動させ、人々を危機に陥れた天才バイオリニストの柊恵一はマリーランドで裁判を受け、「ウサミミの刑」を課され人間界に戻ってきたが……。

我的旋律♭ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

最高です

初っ端からはじけてます。最高でした。
けど52話も見るのは大変だった・・・。

ウサミミ仮面の活躍は文句のないほど素晴らしい上、潤と恵一の和解に至るまでの、じりじりと、だんだとん打ち解けていくような違和感のないストーリーが良かった。でもやっぱり一番は52話のクロミ。ロミ―はかっこ良すぎですね!

作画を5としたのは、クロミ様の髑髏がクロミ様本人の顔とシンクロしているところの可愛さに思わず評価。

1期よりも面白いし見所が満載ですね。ド・マイメースなマイメロと悪人ながらも常識人なクロミ様の織り成すストーリーが素敵。


2017/05/20 改めて評価し直しました
2017/08/28 改めてレビューしなおし

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

マイメロシリーズで一番面白い作品です

前作のカオス展開を追加したような感じです
特に柊というイケメンキャラが悲惨な負け組キャラみたいな扱いを受けているのが面白いです

うさみみ仮面という悲惨な末路を辿ってますけど
そうしたノリとか展開が面白いです
また、ストーリーに関してもこちらの方が良いと思います

マイメロ無印が楽しめた人にはこちらも同様に楽しめます
1期2期合わせてのマイメロだと思ってます

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

62.0 28 2006年春(4月~6月)アニメランキング28位
シムーン(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (117)
598人が棚に入れました
宮国だけが持つ孤高のエンジン“ヘリカル・モートリス”を近隣大国の侵攻から守るため、選ばれし少女たちが戦う。

声優・キャラクター
新野美知、高橋理恵子、小清水亜美、細越みちこ、豊口めぐみ、能登麻美子、高橋美佳子、相澤みちる、水樹奈々、ゆかな、森永理科、名塚佳織、桑島法子、木内レイコ、水沢史絵、玉川砂記子、喜多村英梨

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

翠玉のリ・マージョン

2006年4月3日 - 2006年9月25日TV放送された。全26話。

メディアミックスが行われた。(漫画、小説、ゲーム等)

Simoon又はSamiel=中近東地域の砂漠の嵐。又は血の海。
この作品の世界観から言うと「血の海」の様な気がする。
※実際の表記は「シムーン - Simoun -」

あらすじ&設定。

大空陸という世界観を描く異世界風SFファンタジー。

人類は全て女性として生まれ、17歳の時、「自らの意思」で
性別を選んで「成人」する。

大空陸にある宗教国家"シムラークルム宮国"には、人々の
信仰対象の神"テンプスパティウム"に仕える巫女達がいた。

彼女達は"テンプスパティウム"の加護を受けた"聖なる遺物"
「ヘリカル・モートリス」を搭載した飛行艇「シムーン」にペア
で搭乗し、空に紋章(リ・マージョン)を描き、神に供える。
という世界観と設定。


「シムーン」に搭載される神秘の「ヘリカル・モートリス」の力
の秘密を欲し、隣国がシムラークルム宮国に侵攻してきた。

宮国は火急の危機に際して苦渋の決断をする。
それはシムーンを戦う為の戦闘兵器として利用すること…。

シムーンを操れる巫女"シムーン・シヴュラ"になれる者は
性別選択前の「少女」に限られており、その決断は巫女たちを
大人にせず、常に死の危険に晒す事を強要する事でもある。

美しく大空を舞う巫女達は戦士となり国を護る。
ある者は生き残る為、またある者は空を飛び続ける為に。

少女である事を運命付けられた"巫女"達の終わりなき戦いは
何時までも続くのか?・・


感想。

登場人物が女性のみ(※選択後の男性は居るが声優は女性)で
選択後の男性は宝塚風(元女性なので自然?)という設定に
思春期の少女の憧れ的恋愛等百合要素が多く含まれる様な
イメージで敬遠されそうだけど・・そんなに偏ってはない。

視聴層を意識した美少女満載女子校モノにゆるゆりテイスト
を取り入れて、やや誇張した感じでサービス部分的なのかな。

内容はシンプルな少女の思春期モノかな。

例えば神を信仰する巫女でありつつ自国の為とはいえ闘う。
闘う為には巫女で居続ける必要があり、成人出来ない。
性別を自分で選べる事・・又それが大人の条件で良いのか?

百合に関しては特に異様な雰囲気はない。こういう世界では
当然こうなるだろうという程度。男性が居ない方が良い等と
いう作風でもない。

ただ美少女を多く出す為の嗜好の方が強いのかもしれない程度。
演出に少女漫画風の演出が含まれているかな?特にアクション等
の心理描写とか。

リ・マージョンに色々意味を持たせた描写などは結構好き。
その紋章が攻撃や防御の魔法陣風の意味を持つのも世界観に
巧く当て嵌まっていると感じた。

オーパーツの発掘他科学と戦争と宗教の密接した関係性?
家柄によって巫女の適正を決めていたが戦争で適正重視に
なっていくなど実際にありえる諸事情の都合良さ。

キャラデザも萌系美少女風だけどやや少女漫画風かな?
メカデザは結構特異な形状で個性的に感じました。
声優は人気や実力の高い人も結構良い感じで出演している。
OP/ED他音関係はそれなりに世界観にハマれる良い感じ。

永遠の少女でいられるか?闘う事に意味を見出だせるの?
ステイタスの基準で自分の性別や少女である事を決める?

同姓しか居ない場合好きな相手に合わせる(男性)合わせて
もらう(女性)何方を選ぶ?また自分の性質は何方寄り??

視る人の角度で色々違う印象かもしれないけど色々考察に
自由度があって視た後色々妄想できる内容かな。

OP「美しければそれでいい」
作詞・作曲・歌 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ
※.hack/SEED/00等のOP/ED主題歌他楽曲提供等してる。
アンインストールの方が有名かな?

ED祈りの詩」歌 - savage genius
※地獄少女 二籠ED/夜桜四重奏OP他楽曲提供等してる。



アーエル:新野美知
年齢17歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
戦闘に為の補充人員として配属。家柄から本来不適合者。
志願兵で卓越した操縦技術を見込まれたものと思われる。
何らかの理由により、泉行き(性別選定)を拒んでいる様子。

ネヴィリル:高橋理恵子
年齢18歳コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
コール全体を統括するレギーナ。国民から尊敬されてる。
翠玉のリ・マージョン失敗によりパルを失っている。

パライエッタ:小清水亜美
年齢18歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
常日頃からネヴィリルに付き添い、傍で支える幼馴染。

カイム:細越みちこ
年齢16歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
同コールのアルティは自身の妹。ボーイッシュな性格。

アルティ:豊口めぐみ
年齢16歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
同コールのカイムは自身の姉である。勝気で一途な性格。

リモネ:能登麻美子
年齢不詳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
可也幼い年齢。我が儘でお菓子が好きな幼い面がある。

ロードレアモン:高橋美佳子
コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。俗称「お嬢様」
過去に多くのシムーン・シヴュラを輩出した名家の出身。

フロエ:相澤みちる
コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。無邪気で軽口。
戦闘においては好戦的な性格で果敢に敵を追い詰める。

モリナス:水樹奈々
コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。シムーンオタ。
アーエルやリモネと同じく補充人員として配属されて来た。
ビジュアルのモデルは倖田來未らしい。

ドミヌーラ:ゆかな
最年長19歳。コール・テンペストのシムーン・シヴュラ。
テンペストに補充人員として配属されて来た。

マミーナ:森永理科
16歳。補充人員として別部隊から転属して来たシヴュラ。
低い身分の出でシヴュラである事に執着しプライドが高い。

ユン:名塚佳織
16歳。補充人員として別部隊から転属して来たシヴュラ。
非常に正義感が強く、シヴュラに対して追悼の念が強い。

グラギエフ 桑島法子
所属する全てのコールを統括している人物。
シヴュラの世話係であり、副艦長的な立場でもある。

アヌビトゥフ:木内レイコ
空中母艦「アルクス・プリーマ」の艦長。
冷静沈着で常に的確。ニヒルな風格を漂わせる美丈夫。

ワポーリフ:水沢史絵
アルクス・プリーマの整備士。二年前に泉にて男性化。

オナシア 玉川砂記子
最高位の巫女である大宮煌。元シムーン・シヴュラ。
性別を選ばず、永遠の少女でいる事を望んだ罪を背負う。

アムリア:喜多村英梨
元ネヴィリルのパル。実力、カリスマ共にリーダー的存在。
戦闘の最中、翠玉のリ・マージョンを失敗。行方不明。

アングラス:松来未祐
嶺国の巫女。宮国語を話せる。嶺国の和平使節の一員。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夕凪の余韻「みな、少女だった」

(初見、あらすじ)
{netabare}男女の境目なく皆が女として生まれてくる国。17歳になると泉へ行き、男女を選ぶ瞬間を迎えます。

17を越えても性を選ばず少女として生かされるのが赦されるのは、古代からの神秘の動力を搭載した、少女だけの飛行艇乗りたち。
古典美を感じさせる三半規管のような形の飛行艇に乗って滑空し、ラインを描きます。神聖な儀式とされ、意味は忘れられているとしても、敵国よりの攻撃を打ち砕く力があるという。

聖なる技と、戦争の道具としての追求の間で揺れ動く、思春期の少女達。

また彼女たちの思いをかき乱すのは、飛行艇が二人で乗るものだから。パートナー(“パル”)となる相手への信頼と敬い、複数人で組む部隊へのシンクロ性で、この仕事は完成されます。

女の子だもの。あの人が好き、私を好きになってよ、私を選んでよ、あの人みたいになりたい、私は私のやり方でやりたい、私の理想は、私のポリシーは… せめぎあいです。

女の子達がしょっちゅうチュッチュしてるんですが
皆それぞれの矜恃がスッと台詞に示され、ピアソラ風の楽曲にのって見せられる様子は品があります。西村純二節のゆったり感が生きている気がします。

女だらけ部隊とあって、最近観ている「クロスアンジュ」が思い出されたのですが、こちらは優雅ですね。なかなか、いい雰囲気です。
{/netabare}

19日まで、gyao!で無料配信中です。



(観終えて)

ちょっとした表情がハッとする美しさや上品なセクシーさで、たいへんに目の保養でした。色設定が独特のくすんだ彩度で。
アイキャッチのカット、毎回違うキャラの決め画で艶やかでした。

年配男性含む全てのキャラを女性声優さんが担っているということで。宝塚のようで、はじめは違和感を感じ段々慣れましたが、苦手な人もいそう。


キャラクターそれぞれのいいところが垣間見えるシナリオは、いいところが裏返って悪く反転する時もあるという描き方が深みがあり、魅入りました。最後には取りこぼしなく皆輝いていましたがね。
(悪い、というと語弊があるかな。もっと仕方のない、その資質だから陰に作用する事もある、という)
春が夏になり秋になる、季節が訪れるような、確実に少女達が成長の時を迎えているんだと言う描写を味わいました。


あたしゃー、思春期に戻りたいとか昔に戻りたいとは微塵も思わないんですが、だからこそ、最終話で敵国側だった艦長による見送り時の「私にも、わかる。 みな、少女だった。」という表情のない言葉に、無性にぐっときましたですよ…。



飛行艇が飛ぶ姿は、夜が似合いましたね。金縁に星明かりが冴えて。最終話での夕凪の艦隊の姿…。

少女のわかりにくい心理が面倒くさいって人には向かないお話かもしれませんが、戦う少女らの情緒の機微を味いたい、百合が好きって方にはお勧めできる良作でした。
矜恃の果たし方に鳥肌の立つ話もあり、締めの充実と何とも言えない余韻は余りあります。
欲をいえば、笑い成分が欲しいですかね。


最も美しい人に最も哀しい罰が与えられていたこと、そしてそれを許し継いだ少女の存在も、印象的に効いていました。

脚本は小山田風狂子(會川昇)、岡田麿里、大和屋暁、西村ジュンジ。


登場人物について思ったこと

{netabare}パラ様
好きな人と当たり前にそばに居たため、想いは存在感が薄く(T . T)。それでも変わらず相手を護ると言い切れる…その健気さが反転した時は、名前に反して重い人でした。でも、それらを越えて大人姿の美しいこと。

主人公アーエル
不思議なカラッとしたおおらかさで。打算が無い分、考えが甘いとも言えるけど。型にはまらない可能性を体現してる子でした。

ロードレアモン
おさげ髪をバッサリにドッキリですよ。ぬいぐるみの趣味はウワァ〜(; ̄O ̄)

マミーナ
家柄やコネもなくシムーン乗りになるには、実力を見せて這い上がるしかなかった子。怒りを力に。その心の重荷を下ろせて、「本当はアタシ、こういう事が好きみたい」と厨房のまかないを買ってでたり掃除を切り盛りしたりする姿…(T . T)輝いてるよ!素敵だよ!と思ってたら……もっと輝く瞬間が。。・゜・(ノД`)・゜・。19話は鳥肌、鳥肌の連続でした。



ネヴリル
お姫様っぽくて、どこから抱えたらいいのかわからない形の美しい花瓶のような人。何を悩んでるのか掴みづらく、美しい人は悩んでないといけないんだろうなと漠然と思っていました。(酷い)
「高みを目指すための道具としてでなく、ただ自分を欲してほしかった」という女らしい想いが語られて、ナルホドと。
御父様に政治の駒のように使われていたから、ですかね。その望みは、シムーン乗りを辞めて得られるものような気もしますが、こういうとこが、思春期の間の物語らしいですねぇ(u_u){/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 35
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

お喋りはね、唇で塞いじゃえばいいの・・好きだとキスしたくなるんだって。

皆女性として生まれ、17歳になった時に泉に行き
性別を選んで成人することのできる世界・・。

まだ性別を選んでいない思春期の少女達は
シムーンを操れる巫女シムーン・シヴュラとして
常に死の危険に晒されながら戦争へ駆り出されます。

女性同士の恋愛&友情を描いたシーンが多く
キスシーンが多いです。
{・・最初はそれ目当てで見ました(笑)}
声優が女性キャラも男性キャラも
全員女性なので宝塚っぽくて馴れると良い感じです。
雰囲気的に少女革命ウテナを思い出しちゃいました。

ドロドロしたシーンも多い中、心理描写が丁寧なので
とても感情移入しちゃいます。
第一話と最終話ではまるで別人のように
キャラが成長するので必見です。

ここからキャラ&最終話までのネタバレ!
{netabare}
アーエル;男気溢れて好奇心たっぷりな主人公
金髪お団子ヘアーがめちゃ可愛い!
ネヴィリルのトラウマ「翠玉のリ・マージョン」を迫るなど
ちょいKYだけど・・うん、すごい!

ネヴィリル;まるでお姫様みたい!綺麗な人
悩みがとても多い。だいたいアーエルのs{ry

パライエッタ;む、胸が大きい・・!
と、他のキャラに言われたほどグラマーなのに
男になるなんてもったいないよ^^; 
羨ましすぎる!私にも分けt・・{ry

最後の方の話でネヴィリルとダンスを踊った時に
{netabare} 愛されることを知りたい
と、今まで男希望で男らしい口調が急に頬を熱くしてそういったのが
女の子らしくて・・成長したんだなーとしみじみ・・( ;∀;)
ラストのパラ様美しすぎる・・!
{/netabare}

カイム&アルティ
一線を越えてしまった姉妹
あの夜さえなければ・・と罪悪感に駆られて
仲が酷く悪くなってしまった。
カイム「いくらお風呂に入っても落ちないんだ」
アルティ「戻りたいのは、新しい感覚を教えてくれたあの夜じゃない
昔の姉さんと仲良かった日に戻りたい」と言ってたのが印象に残る

リモネ
リモネ可愛いよリモネ・・!
ラストで髪が伸びて大人っぽくなってて
月日の流れを感じた。
ドミヌーラを屈ませてちゅーしたときが萌えた!w

ドミヌーラ
19歳・・最年長シヴュラ・・
ポジション的に一番感情が移入してしまう
あの事件でおかしくなったり色々あった子だけど
{netabare}翠玉のリマージョンで飛んだ世界で性別を選ばずに歳をとったせいか
ラストで衰弱して歩いたあとにキラキラが落ちてるってことは
オナシアと同じになる・・わけないよね・・。 {/netabare}

ロードレアモン
三つ編み・・(´;ω;`)

フロエ
タイトル通りのフロエ語録をアーエルにくれたり
毒舌だけど的確なアドバイスをくれる恋に恋する乙女☆
・・師匠って呼んでもイイでしょうか・・?w
マスティフとくっつくかと思ったら意外な展開!
一番女の子っぽいキャラだったのになぁ・・

マミーナ
マミーナああああああ!!泣
19話・・最高だった!
最終話でロードレがマミーナと同じ髪型にしていたのが印象深い

ユン
金髪碧眼ロングヘアの美少女&俺っ子
・・イケメン枠・・!
オナシアとの話、感動しました。

ワポーリフ
泉に行って男になったんだよね?
本当に男になったんだよね?
・・なら、何で胸が大きいの!?{錯乱}
シムーンのキャラ胸が大きいキャラ多すぎて
私のコンプレックスが・・!汗
寝ているモリナスにキスするシーンはドキドキだった!
モリナスとお幸せに♪
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 33

62.0 28 2006年春(4月~6月)アニメランキング28位
ブラックジャック 21(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (60)
346人が棚に入れました
ブラック・ジャックの続編。謎の組織の陰謀をBJが世界各地を駆け巡り、また自らの出生の秘密を解き明かすため、世界中を巡る。
無免許医のブラック・ジャックを逮捕するためにやってきた友引警部が連行した場所は警察ではなく、病院だった。
ブラック・ジャックにある患者の手術を指示し、病院の医師たちが審査を行い、患者を治せたら医師免許を申請するという。その患者とは顔が腫れ上がった獅子面病の青年だった…。

声優・キャラクター
大塚明夫、水谷優子、佐藤ゆうこ、小野涼子、川瀬晶子、富田耕生、岩田光央、石井真
ネタバレ

ketano さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

21世紀のブラックジャック

ブラックジャックとブラックジャック21の全話観た感想です。
ブラックジャック21は、続編となってるけど、こちらだけでも十分おもしろかったです。

{netabare}
OP、EDが、結構良い曲ばかりでした、特に良かったのは下記です。当然iPodにダウンロード済みです。(;^_^A

「Fantastic」歌 - 鈴木亜美
「careless breath」歌 - EXILE
「Destiny -太陽の花-」歌 - 島谷ひとみ
「月光花 -Black Jack Mix-」歌 - Janne Da Arc

一期のブラックジャックに関しては、ほぼハッピーエンドに改変されていたり、原作を知っていると、この改変はよくないなーっと、思ってしまう話が多いと感じました。
現代では表現しにくいのは、わかるけど。。。

二期のブラックジャック21は、原作の話をうまく取り入れて新しい謎を解明していくストーリーとなっていて、イメージを損ねることなく改変されていて、とても、良くできてると思ったし面白かった。

一期は、微妙でしたが、続編にあたる二期は、新しいブラックジャックのお話として、面白かった。こちらだけでも、観る価値はあると思った。
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オリジナルもありかも

能面とか兜かぶった奴出てこんやんけ。なんだこの画像。

原作とオリジナルを織り交ぜながら話が進行。一気見できちゃう。

父の新しい嫁が火傷をして整形で自分の母の顔に作り替えるところからスタート。爆発、追跡、逃亡、戦闘色々ダイナミック。
フェニックス病を巡る陰謀が1話完結ストーリーと共に進行していく。ずっと旅行してる。あと人工心臓。
悪人でも何でも手術する正義感一貫していてカッコイイ。

原作の内容かなり忘れてたけど、アニメで父母の名前が明かされたのが初めてだったとか。

命を狙ってくる紅蠍は腹違いの妹とはね。切ない。


OP
Destiny -太陽の花- 島谷ひとみ
ED
careless breath EXILE
Silence whispers TRF
挿入歌
月光花 -Black Jack Mix- Janne Da Arc
島谷ひとみさん好きだなあ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

ウィラード さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

うん、まあまあ

21はダイジェストで展開をOP前に見れるので
それで追っていって最終話だけ見ればいい

最終話が一番面白いから
一応ストーリーは良いと思う

普通に転がってるアニメとさして変わらないので
最終話で月光花が流れるんでそこが良かった

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

61.8 30 2006年春(4月~6月)アニメランキング30位
プリンセス・プリンセス(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (131)
733人が棚に入れました
男子校・私立藤森学園高等部において、生徒に活気を与えるために容姿端麗な生徒に女装をさせ「姫」と呼ばれるアイドルに祭りあげているという奇抜な設定。
主人公は「姫」制度を知らずに入学したが、その美貌から「姫」に認定されてしまう。顔立ちはいいが、内面に様々なものを抱えている主人公が同じ「姫」の仲間達との触れ合いの中で自分らしさを獲得していく学園コメディー。

声優・キャラクター
福山潤、朴璐美、柿原徹也、保志総一朗、神谷浩史、勝杏里、野島健児、鳥海浩輔、寺島拓篤、宮下栄治

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男子校にも潤いを! "名門"とか"伝統"とか打ち出されると・・なんでもありかなとおもえなくもなくもないような?

2006年4月5日 - 6月21日TV放送されたアニメ。全12話。

2006年6月28日 - 9月13日TV放送 全10話もある。
「プリンセス・プリンセスD(※Dramaの意味)」
何れも同タイトル漫画を元に制作されているメディアMix。
wikiのジャンルは・・"女装"・・そんなジャンルあるのね。


名門男子校"私立藤森学園"
「財界や政界」等に強い影響力を持つ著名な人材を輩出する
由緒正しき古き伝統のある名門として名を馳せる有名学校。

そんな名門学園高等部では"常識的"な日常を緩く描く物語。

河野 亨(こうの とおる)(声 - 福山潤※幼少期:小林ゆう)
私立藤森学園高等部1年D組への、時期外れの転入生。
容姿端麗で転入早々姫に選出。クールかつ現実的な性格。
姫特典に釣られ姫活動も仕事と割り切る等、順応性が高い。
裕史郎とはクラスメートで寮のルームメイト。
幼い頃に両親が死亡。叔父の家で従妹と共に暮らしていた。

主人公は時期外れの転入・複雑な家庭環境・義妹の様な従妹
という有難い設定のうえ容姿端麗で男子校に通うという・・

超美味しすぎる設定です。

その上・・名門御嬢様学園で良くあるスール?エルダー?
エトワール?まぁそういうものと同じかどうかは視ての・・

兎に角一般の学園には絶対に無いであろう"姫制度"・・
花寺学院にも無いであろう、一風変わったその制度とは・・


コメディータッチで描かれつつ時折真面目な話もあったり。
ドタバタ系のギャグ描写なども有り明るい作風で笑えます。

出版社自体が女性向け雑誌のようで、ややそっち系のよう
ですが・・アニメの方は結構男性も楽しめるコメディ風。

話数が非常に短いのが残念ですが、その分テンポ良く展開。
是非続編(本編の)と新章プリンセス・プリンセス+も視たい。
※OVAでも良いから視たい♪8年以上経つので希望薄だけど。


キャスト(姫)

四方谷 裕史郎(声 - 朴璐美)
亨のクラスメイトでルームメイト。少し意地悪な性格。
東の姫。日常的に女性と間違われる程極めて容姿端麗。
趣味と言い切り姫生活を楽しみ、美貌維持に余念がない。
母子家庭で育つ。家庭の諸事情で寮のある学園に進学。

豊 実琴(声 - 柿原徹也)
西の姫。西校舎にある特進クラスで学ぶ優等生な少年。
姫の仕事を極端に嫌がり、逆に自ら人気を煽ってしまう。
素直過ぎて墓穴を掘るタイプ。非常に弄られやすい正確。
ベタ惚れの年上彼女は絶対服従を余儀なくされる姉の友人。

坂本 秋良(声 - 保志総一朗)
1年D組委員長。多大な人望から行く場所は人波が割れる。
諸事情から学年を問わず「坂本様」と非常に敬われている。
家族全員超美形の中で自分だけは普通の容姿だと思ってる。
文武両道で、生徒会活動等優れた統率力を示し人望がある。

サブキャスト

有定 修也(声 - 神谷浩史)
2年生だが盲信的な3年の取り巻きを従える、生徒会長。
自分は顔だけで選ばれたと言い切っている狡猾な策士。
ジャイアニズムの権化、ゴリ押しも常で傍若無人な性格。

名田庄 薫(声 - 勝杏里)
姫の衣装制作現担当者である、服飾部の3年生。
ゴスロリ服作りが趣味で、その話題にトリップしてしまう。
傍目にはかなりアブナイ人物だが可也優秀なデザイナー。

越廼 将行(声 - 鳥海浩輔)
力技を得意とする、生徒会副会長の3年生。寡黙で悠然。

春江 渉(声 - 寺島拓篤)
生徒会会計の3年生で、計算の鬼。和み系眼鏡キャラ。

糺 孝弘(声 - 宮下栄治
マジックが得意な、生徒会書記の3年生。

辻 功(声 - 森訓久)
藤森寮寮長を務める3年生。初見で亨をP-ROOM入りさせた。

坂本 春海(声 - 野島健児)
藤森学園OBで「伝説の坂本様」と称さる、坂本家の長兄。
秋良と入れ替わりに卒業は神格化、凛とした美青年。
秋良の前では威厳が全く皆無となる極度のブラコン。

坂本 夏流(声 - 小林ゆう)
中高一貫の女子校に通う秋良の姉。フェミニスト?
初対面の人物の誰もが美少年と見間違える男装の麗人。

坂本 冬姫(声 - 渡辺明乃)
美少年然とした秋良の妹。人形の様に愛くるしい美少女。
一人称に「オレ」を使用する為、ボーイッシュな雰囲気。

坂本 英季(声 - 三木眞一郎)
秋良の父。非常に穏やかで柔らかな雰囲気を持つ美形。
非常に若く見えるが実際は40歳代。

坂本 七美(声 - 新谷良子)
背景には常に小花が飛ぶ、可憐な容姿をした秋良の母。
夫の英季と同じく非常に若く見えるが、実は40歳代。

その他

河野 さやか(声 - 樋口智恵子※幼少期:かないみか)
亨を引き取った叔父の娘(従妹)で、義理の妹。
ブラコンを超える程に享に心酔。可也積極的な正確。
我が侭で独占欲が強い過激なストーカー行為等も行う。

豊 麻琴(声 - 早水リサ)
恵の世話係である、実琴の姉。高校に女帝として君臨。
眼鏡を掛けているものの、容姿は実琴とよく似ている。

吉川 恵(声 - 竹内順子)
実琴がベタ惚れの年上の彼女。麻琴の親友。
大変な美人だが、ある事情から一人称は「オレ」。

松岡 楓 ツインテールの桐矢の妹。
作中で10歳の誕生日を迎える。

竜崎(声 - 中村大樹)
前理事の父親から理事職を引き継いだ藤森学園理事の1人。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ウケるし、綺麗だわぁw

原作は漫画。
月刊ウィングで連載されていた、つだみきよの作品。

結構海外ウケがよくて、ドイツ語版、英語版が出てるはずw

全12話。

続編のプリプリ+があってそれは全7話。
続編は主人公が違うのでそこはご注意w


ドラマCDやゲームにもなっているのでお好きな方はどうぞw



かなり個性的な設定w
男子のファンはいないだろな・・・ってくらい女子向け作品w

美形ばかりがかなり出てくるしw
特に腐女子にはおいしい、男子校っていう設定ですw

[男子校][美形][学園][ゴスロリ]
なんという素晴らしい要素ばかりでしょうかぁぁぁぁw


あ、よだれがwwwwww
もうぶっちゃげ、すんばらしぃぃぃ設定としか言いようがありませんw



【あらすじ】

近隣では名門と名を馳せる男子校―私立藤森学園の高等部には、ある特殊な制度―“姫”制度が存在していた。何も知らずに転校してきた主人公―河野 亨(こうの とおる)は、その端麗な容姿から“姫”に選ばれてしまう。内面に様々な思い・悩みを抱える亨が、同じく姫を務める四方谷 裕史郎(しほうだに ゆうじろう)や豊実琴(ゆたか みこと)、坂本秋良(さかもと あきら)を始めとする姫制度を支える仲間達と共に行動していく中で、自分らしさを獲得していく。
 

ついでに・・・続編のあらすじもw

『プリンセス・プリンセス』の翌年の物語。新年度の姫に選ばれた1年生―和泉 巴(いずみ ともえ)と松岡 桐矢(まつおか きりや)は「お互い、同じ姫として頑張っていこう」と、和やかな雰囲気でスタートを切った。しかし、和泉が裕福な家庭の御曹司であると知った松岡は、両親亡き後に兄妹と細々と暮らす自身の境遇から引け目を感じ、「和泉は自分とは違う世界の存在」だと心を閉ざしてしまう。それを知った旧姫―亨達は、2人の間に出来た壁を打ち壊すべく、動き出す。



ぶっちゃげ、腐女子はぜひご覧あれwwww

そうじゃない方も別に発禁シーンなどはっきりとしたBLシーンはないので安心して観て頂ける作品だと思います。



【声優紹介】

河野 亨/福山潤

四方谷 裕史郎/朴璐美

豊 実琴/柿原徹也

坂本 秋良/保志総一朗

有定 修也/神谷浩史

名田庄 薫/勝杏里

越廼 将行/鳥海浩輔

春江 渉/寺島拓篤

糺 孝弘/ 宮下栄治

辻 功/森訓久



【主題歌】

OP

「キミと出逢ってから」
作詞・歌 - 宮澤篤司 / 作曲・編曲 - コーニッシュ

ED

「微笑みをあげたい」
作詞 - 森由里子 / 作曲・編曲 - 陶山準 / 歌 - team-F



みなさん、ぜひお楽しみあれwwwwww

でわでわd(*'-'*)b

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

waku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

男子校で女装

主人公 亨が転入した名門男子校が姫制度なるものがありその姫に選ばれる話

姫に選ばれるのはまだ体もできてない1年のみ
姫になったら女装メイクをして男どもに癒しを与える

アニメだけど、ここまで可愛い子なら全然ありなんじゃないかな
最近おねぇでもめっちゃ可愛いこいつならついてても抱けるみたいな子いると思うんですけどそんな感じですかね

男子校って先生がとにかく厳しいイメージで反発する子もでてくるとかかもですけどきれいな女子がいるだけで身なりちゃんとしてよく思われようと動きますよね最近共学でも可愛いけどノーメイクでそこまでもてはやされなかったり
なんかやたら言葉遣い悪い女だったり裏で性格悪かったりと男がいいと思われなくてもどうでもいい学園生活になってますよね
中高は女からの告白が多いのが証拠ですよね、すっぴんが一番可愛いよはあり得ない。ある程度の化粧をすれば奇麗になるのにしない女性が多すぎる
男のケバイの無理だわってのは大体メイクが顔にあってない時
男のすっぴんの子が好きっていってるのは大体ナチュラルメイクである程度濃くても好きだから

ってか話題が最近の女子の化粧しなさすぎ問題になってましたね
でもまぁそんな女性が多い中完璧な化粧、服装をした最上級男の娘ってやっぱり姫と呼ばれても仕方ないくらい可愛くみえてしまうんじゃないかなと思いました

腐女子向けってタグあるが別に男同士で恋愛育まない
要素としては絵が1番としてあとは化粧してない姫にも鼻の下伸ばす男どもあたりでしょうか
普通に見れると思います

あとは有名声優をたくさん使ってる割にはみなさんまだデビューしたてみたいでそこまで演技上手くないのがいいですね初々しくて。神谷さんは完璧でしたが

音楽5なのは大体ワンクールみて頭の中でぐるぐる流れてたら5にしてますそれはもう中毒になってるからね

声優2.5なのは有名声優の下手なのはいいんですが他の声優も棒なのがなーメイン何人かは全然きにならないんですがね脇役系がひどかったかな

総評としては特殊なので強く勧められないが時間あったら見ても面白いかと思います

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

61.8 30 2006年春(4月~6月)アニメランキング30位
学園ヘヴン(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (110)
670人が棚に入れました
運がいいだけの平凡な少年"伊藤啓太"。そんな彼にある日、超エリート学園"ベルリバティスクール"への入学許可証が届く。

コノハズク さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

乙女ゲーム系ハーレム学園BL

面白かった

ハイスペック男子高もの

転校してきた主人公がいたるところで色んなタイプのイケメンと遭遇して、その度にドキドキしたり頬を染めたり…って展開はまさに乙女ゲーム原作ならでは。

そのまま主人公を女の子に変えても通用する感じでした。

性描写はほぼありません。
ただ、サービスとして、紛らわシーンや大浴場シーンがありました。

このアニメの売りは、なんといっても
たくさん出てくるイケメン!
作画が良い。
イケメンが綺麗!背景も綺麗!

そして、そのイケメン達の豪華声優陣よ…
耳が幸せです…イヤホン必須。声を堪能すべし。


主人公は、まっすぐ頑張りやさんで可愛らしい。
CV福山潤さん。ただただ可愛い。

相手役、心配性で世話焼き。CV、櫻井孝宏さん。
親しみやすいバージョン。良い。

生徒会長、ワイルドでみんなの頼れるアニキ。CV小西克幸さん。カッコ良すぎる。惚れる。


生徒会副会長、ドS眼鏡。CV森川智之さん。
声がヤバい。惚れる。

…個人的に、会長と副会長の初登場シーン、あまりに二人とも良い声すぎて胸がガッと掴まれ萌え死にました(笑)


美人な会計会トップ、CV神谷浩史さん。
気位の高い美人声、素敵。


会計会トップを支えるハーフなハッカー、CV、坪井智浩さん。
囁き系ボイスで感情秘めた感じが良い。


テニス部キャプテン、金髪プレイボーイ
CV三木眞一郎さん。軟派な三木さんも新鮮。


寮長&弓道部主将、和服な日本男児。
CV置鮎龍太郎さん。落ち着いた低音が素敵。


口数少ない物静かな美術部部長。CV野島裕史さん。
優しい、癒される。


元気いっぱいチャリンコ少年。CV鈴村健一さん。
天真爛漫。可愛い。ひたすら可愛い。


銀髪サラサラ長髪メガネ保健医。CV成田剣さん。
響く低音。うっとり。


イジワルだけど憎めないツンデレ双子。CV水島大宙さん&CV武内健さん。
言葉を繰り返す双子らしさが良い。


…と、これだけじゃないですが、とにかくどの声も良くて良くて良くて…終始うっとりでした。


一期だけなのが残念。
アニメでは触れてくれない、設定上の疑問、カップリング等ありましたので、そこが気になるかな。

でもストーリー的には最終回で綺麗に終わったように思いますし、ラストでその疑問に少し触れてくれたのがニクい演出でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

nani-kore さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

イタいよ、和希さん。。

第一話目は観ていて結構ツラかったのですが、話数を重ねる毎に面白くなってきます。
どんでん返しに次ぐどんでん返しの展開、ラストはまさかあの人がダークサイドに。。ストーリー構成の巧みさは、さすがゲーム原作だなぁと感心しちゃいます。
ラストもきっちりハッピーエンドで完結していて、後味の悪さが残りません。

Bell Liberty学園、略してBL学園って、笑っちゃう位ベタベタだけど、セカコイよりもソフトな感じで超初心者向け。
様々なタイプのイケメンがいっぱいで、主人公のケイタくんもところどころ男の子らしくてカワユイ♪

私のイチオシはいぢわるな双子ちゃん。
納豆練り練りの学食シーンには、かなり笑かせてもらいました。
いぢわるだけど、本当は思いやりのある、素直なイイコ達です(^ ^)
そしてもちろん美少年♪♪
アニメオリジナルキャラみたいです~ウレシイ~~

それにつけても物語中最大のナゾ。。和希さんって幾つなんだろう?
回想シーンから判断すると、主人公より4~5歳は年上っぽいですが。。とゆーことは二十歳過ぎ??
二十歳過ぎの高校一年生って、イタいよ、和希さん。。

BLは苦手だけどイケメンは大好きな女子の方々、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか~

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

全寮制男子校の物語(BLではないです)

この作品、もともとは18禁ゲームだったらしいが
PS2版にはアダルトシーンがないとのこと。
ゲームは未プレイだけれど、アニメ版はエロシーンどころか
BLシーンも皆無なので、単純にイケメンパラダイスな物語という印象。

舞台となるのは、超エリート学園"ベルリバティスクール。
略してBL学園ってなんだそれ(笑)
この名前がそもそもの誤解の始まりなんじゃないかな?

ただの全寮制男子校(女子部もあるらしいがほとんど登場しない)の物語。
抱擁シーンかと思いきや、障害物から身を守るための行動が
そう見えてただけだし、毎回の冒頭シーンで思わせぶりな会話があっても
なんだ・・ってなオチを見せられるので、かえって中途半端というか。

物語自体は、中盤からサスペンスフルな展開になったりもして
多少の起伏はあるものの、けっこう平和な学園日常モノだった。

また、声優陣は今をときめく方々ばかりで、
登場する男子はみなそれぞれに特技を持った個性ある美形。
なので、そのあたりが楽しみどころの方にはオススメ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 29

61.8 30 2006年春(4月~6月)アニメランキング30位
妖怪人間ベム(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (16)
75人が棚に入れました
いつどこで誰が生み出したのか誰も知らない、人でも怪物でもない異形の生物……それが「ベム」「ベラ」「ベロ」の「妖怪人間」である。時には人々に迫害され、また時には友情を育みながら、いつか人間になれる日を夢見て彼らは世にあだなす悪と戦い続けるのだった。3人の合言葉は『早く人間になりたい!』

ace さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

1968年の前作を視聴後、すぐに見たほうがいい

・注意!
前作との比較がかなり多いレビューです
「前作」の文字がめちゃ頻繁に出ます

・前作視聴後、すぐに今作を見よう!
早い話が前作→今作と連続視聴しろということです
前作の3人が現在の日本に降り立つとどうなるのか・・・
なるほど~~~~こうなるのかぁ!!
って感じ
なかなかにワクワクする
前作では1960年代アメリカが舞台で、登場人物は全員白人でしたからねぇ
彼らが現在日本に降臨するとどうなっていたのか?
こうなる!
そして前作の続きなので、素直な気持ちで「38年後の3人」を見ることができる

・前作リスペクトはけっこうなもの
妖怪人間3人のビジュアルといい、喋り方や性格、OPの後のイントロはまぁまぁ忠実
前作リスペクトが見て取れてとても良い!
ただ前作は指3本だったのに、5本になってる
他はそこそこ忠実なのになぜ指だけ変えるんだ???

・前作未視聴でもなんの問題もない
特に問題ないです
上に書いた「ワクワク」はないけどね

・前作の正当後継作品
俺はそう見なしている
つまり前作(1968年)から38年後の彼ら、と自分は見なして楽しんでいます
前作最終話でアホな警官どもが洋館に火をつけて、妖怪3人衆は生死不明となり終わったが
とんでもない速さで移動したり、壁をすり抜ける能力、水中でも息ができる能力もあるし
家に火放った程度で死ぬわけないだろ、と思っていた
やはり、彼らは生きていて、38年間どこぞで妖怪を退治しながら存在していた
そして2006年、ようやく前作からの彼らがお披露目となった・・・と、俺は認識している

・タイトルは妖怪人間ベムだけど、主人公はベロ
前作と同じ現象
タイトルだけを見るとベムが主人公だと思うんですが
ベムは実は3人衆の中で一番出番が少なく、一番地味
戦闘力はベラが最も強く、出番が最も多いのはベロ
ベロは他の2人よりも5倍くらい出番が多いので、実質主人公
ベムが10秒くらいしか出ない回もある

というか今作の主人公は人間のキラちゃんと言ってもいいのではないかってほど活躍する

・視聴者年齢はかなり低い
小学生低学年向けだと思う
視聴者層はプリキュアやポケモン、妖怪ウォッチに近い、というか、もろにそこ

・前作とはかなり性質が違う
イケメン退魔師が出てきたり
ベロに特定の友達ができたり
人間のヒロインができたりとまぁ~~なにもかもが違う
しかも今作は「ベロとその友達たち」の話がメインで
妖怪退治は付属品というか、このメインをもり立てる役目に過ぎない
妖怪はただの珍獣にされるしまつ

・驚きの連続
前作は毎話土地を移ってた
まさか1つの土地に拠点を構え、同じ町で活動するとはね
そしてあのベラが微妙にギャグ要員に転職している
料理洗濯掃除など主婦っぽいことやってるのも驚いた・・・

・ベロ、現在日本を楽しみまくるwww
あのベロが携帯ゲーム機に夢中で妖怪探索をサボったり
小学校に潜入し、小学校生活を楽しんだり
サッカーでいいプレイして女子生徒からキャッキャ言われたり
友達たちとおばけ屋敷に遊びに行ったり
前作ではただただ駆除対象にすぎなかった妖怪の友だちができたり
進化したなぁ・・・ベロ
俺は嬉しい!

前作は子供が大好きで、かくれんぼとかしてたけど
クールな熱血少年と言った感じでおどけたり、女に照れたりなんてことはなかったと思う
38年経って普通の子供っぽい感情を手に入れた様子
うん、ベロはこっちのほうがいい!

前作のベロは悪党や妖怪退治が至上命題!
妖怪探索をさぼってゲームなんて、考えられんwww
宿題をさぼってゲームをやり、親から怒られる普通の子供のように見えるのは親近感がわく
ベロのことがもっと好きになった

◯よい

・前作リスペクト
3人衆の服装、容姿は前作とほぼ一緒
指が3→5本になったくらいからな
38年の間に生えてきた模様wwww

・人間味が出てきた
前作はただただ妖怪や悪党と戦うロボットみたいでベロ以外人間味なんかなかったが
今作はベロ以外もけっこう人間っぽい心を持っているように感じられる

・素敵なお姉様ベラ
上にも書いたように前作でベラは戦闘ロボットみたいな感じで
人間っぽい心など感じられなかったが
今作は自分に好意を寄せている男子小学生を気にかけていたり
めちゃくちゃ豪勢な料理を作ったり
主婦のように掃除洗濯をしたり、
ベロに膝枕してあげたり
人間っぽい心を感じられる
38年間で一番変わったなぁベラ・・・
好戦的なのは同じだけど

・キラちゃん
私立小に通う小4の女の子
ベロの親友
前作はベロに友達ができても1話限りだった
ソラ(ベロとキラちゃん共通の友達)曰く、彼女の通う私立小は頭がいいらしい

小4なのに精神年齢は20超えの大人
一休さんのサヨちゃん(6歳なのに精神年齢は大人)を思い起こさせる
かわいくて、性格はよく、心優しい
親父は大病院のトップ
おしゃれな豪邸に住んでいてクルーザーも持っているwww
キラちゃんなくして今作はないと断言できるほど大きな存在
出ない回は寂しい

ちなみに名前は「雲英」でキラと読む
まったく読めんわこんなもん!!
日向雲英ちゃん


◯わるい

・聞いてられないOP曲
なんだこれは
プロが作ったんか本当に・・・
よくないです
前作のほうが10倍はマシ
雑音

・戦闘がひどすぎる
紙芝居です
見てられん・・・
ラグい格ゲーみたい

・作画やばい
目が変なところ向いてるなんてしょっちゅうで
体格もおかしい
ひどい出来
アニメーターたちは給料が低いと泣き言たれてるネット記事をよく見ますが
その前にやることをやろう
ちゃんと仕事ができないんだから給料が低いのは道理でしょw

・妖怪の造形がしょーもない
これは作画のせいというより才能のせいだね
ってことはつまり作画のせいなんだけどwww

前作はマジで不気味な造形で、怖かったんですが
今作の妖怪やバケモンはギャグか?ってくらい怖くない
しょーもない造形
前作のような不気味でおどろおどろしい妖怪なんてのは狙って書けるもんじゃない
才能のなせる技だと思う
まぁー視聴年齢をだいぶ下げてるのでナンセンスな比較かもしれんけど

・ベロの友達たちの心の移り変わりがしつこい
ベロは悪い妖怪!→やっぱりいい妖怪だ!やっぱり悪い妖怪!→やっぱりいい妖怪だ!
と、コロコロ心が変わるのはちとしつこいと思った

このアニメではベロにはメイン友達が3人いる
金持ちで私立小に通うベロの親友で、今作のヒロインのキラちゃん、
「妖怪退治隊長」を名乗る、やんちゃなソラくん、
母ちゃんを名前(りょうこさんww)で呼ぶ三月くん
このメイン友達3人、さんざんベロに助けてもらいながら、ベロを疑いまくるwww
キラの母ちゃんなんか死亡確定の海難事故から助けてもらっときながら
ベロを気にかけている娘を見てブチギレるwww
お前ら、ベロにどんだけ助けられてると思っとるんや・・・

親友のキラちゃんまでも「今まで助けてくれたのは私を信用させるためだったの?(笑)」と
アホなこと言い出すしまつ
お前を信用させて悪さしてベロになんの特があるんや・・・
本当に頭いい私立小行ってんのか?と疑う

キラちゃんだけは心の移り変わりはしてほしくなかったなぁ
再びベロを信用するきっかけも、ただただ偶然妖怪退治の現場に遭遇しただけだし

・めちゃくちゃ弱体化してしまった3人
透明化→できなくなる
高速移動→めったに使わなくなる
耐久性→前作より遥かに落ちる
幻術→消滅
力→弱くなる

前作より全体的にかなり弱体化
前作は不死身といっていいほどの耐久性があり
ナルトか?ってくらい高速移動ができた
前作で第1話から登場し、彼らを代表する能力の1つだった透明化がなくなってしまった
変身前でも本気で走れば某忍者アニメ並みの加速で一瞬で移動していたのに
今作はすばしっこいだけになってる

妖怪にちょっと殴られたら深手をおって負けかけるし
前作なんかクビをすっ飛ばされても自分で頭を拾ってくっつけていたレベルだったのに・・

警察に追われて銃にビビっているのは悲しかった・・・
前作なら一瞬で逃走していただろうに

まぁ前作でもあんまり強くなかったけど、今作はやられっぷりがひどい
「前作なら・・・」とか「透明化があれば・・・」とか度々思った

高速移動はたまに使うが、なぜか要所では使わずにトロトロ走って捕まったりするので
前作に続いて、なんだかなぁ・・・都合よすぎだろ

・しょーもない過去の大戦が追加されてしまった・・・
過去に人間と妖怪は争い合った(笑)
人間の善なる心で封印された(爆)
と、わけのわからん過去歴史が追加されてしまって萎えた

・ひどすぎる人間VS妖怪
妖怪が町に降りてきたチンパンジーみたいな存在になっていてがっかりした
警察による「妖怪掃討作戦」がはじまり
くっそ気持ち悪い妖怪どもがうじゃうじゃと警察に捕まりまくって笑えるwwww
妖怪の子供を拾って飼うバカまで現れるしまつ

前作の妖怪たちが見たら号泣するだろこれ・・・
前作の幼児や悪党をむさぼり食う、恐ろしく不気味で容赦など一切ない妖怪たちはどこへやら・・・
妖怪→珍獣にクラスチェンジしたのか?

◯VERDICT

前作から連続視聴→9/10
今作単体→7/10

前半はかなり良かった
だが後半はひどかった
まぁそういうタイプのアニメは数多いけど、今作は残念ながらそれです

最終話がまぁまぁ良かったのが救い
ずっと前半のままの展開でいってくれたら余裕で満点だったんですが
ま、そうはいかんか・・・

・前作を見た後に今作を見ると、愛着が湧くはず
ベムは前作とほぼ変わらんけど
ベロに親友ができ、ベラは人間味が増し子供を気にかけるという前作ではなかった成長が書かれている
前作と連続視聴したことで、彼らに愛着が湧き、評価が良くなった
今作だけ見た人は・・・かなり微妙な出来だと思うはず

3人は現代日本の生活にちゃんと適用していて、もっともっと彼らの先が見たいもんだ

ベラは前作でそのへんの子供の魂を追い出して、ベロの魂を入れようとしていたwww
(彼らが人間になる最も簡単な方法)
かなりやばいヤツだったのに、今作では1番変わった

・うーん・・・年齢層が合わなかったなぁ
これが評価が悪くなった原因の1つかな
下手すりゃアンパンマン見てる層もターゲットに入ってるんじゃないかと疑うレベルの
低年齢向けな感じ・・・

・WIKIは見ない
俺は通常、アニメレビューを投稿する時、自分が書く内容に嘘はないか
加筆すべき部分はないかほぼ必ずWIKIで確認するのですが、今回は見ない
なぜなら、余計な情報を見てしまい、水を差されるのを防ぐためだ

俺は今作を「前作の続き」「前作から38年後の彼ら」と見なし楽しんだ
この考え方なくして、間違いなく今ほど楽しめなかった
前作の続きと考えたからこそ、彼らに強い愛着が湧いたのだ

それを、WIKIを見て「前作と繋がりはない」だとか「前作は関係ない」だとか「完全新規妖怪人間」だとか
余計な情報を目にしてしまうと、愛着が消失してしまう可能性がかなり高い
これはめちゃくちゃ大損だ
なくていいそんなことは
だから一切見ない
まぁそもそもそんなことどこにも書かれてないかもしれないけど
でもこれでいい

・微妙にギャグ入っている
前作はバリバリの硬派なホラーアニメだったんだが
今作は若干ギャグ寄りな気がする
「妖怪人間」と言えば硬派なホラーアニメと認識しているので、個人的に残念かな
だが前作と同じホラー寄りだとキラちゃんやソラくんなどおもしろおかしい愉快なキャラとは
出会わなかっただろうし、まぁこれは仕方がないことか・・・

・ベラの過去???
大昔、人間の男と恋愛(結婚?)してた過去が発覚wwwwwwwww
いや、こいつらは妖怪細胞から作られた人造人間だろ?
人間味が出てきたのはいいことだが、恋愛てwwwww
あのベラが?wwwww
まぁベロも急接近したキラちゃんに頬を赤らめる場面もあったし、そういう感情はあるようだが
ベラてwwww
ベムよりないわ~・・・

と思ったが、ベラは小学生男子のソラくんに好意を寄せられまんざらではない様子だったので、
けっこう男には弱いんかもしれんwww
キラちゃん曰くベラは「美人」とのこと
たしかに趣味の悪い目の上の紫の化粧がなければ美人な気がする

・まとめ
よくないです!
俺が楽しんだのは前作と連続視聴したことで、彼らへの愛着が湧いたからであって
今作だけ見たのであれば「なんだこりゃ」だったと思う
「妖怪掃討作戦」がはじまる後半は特にひどい・・
大人しく前半のようにキラちゃんとワイワイやりながらたまに妖怪退治でもしてればよかったのに
なぜあんな妙な展開にするのか
高くていい素材を使って、まずい料理ができたと言う他ない
残念です


・最後に、彼らの年齢について
興味があるのでざっと考察してみた

ベラは、不死身の命を求め200年生きた妖怪に「たった200年」と言っていた
ベムも自分たちの年齢に「途方もない時間」と言っていたし
相当長い時間生きている妖怪3人衆だとわかる
では、一体どれだけ生きているのか?

彼ら3人衆は、錬金術師により、妖怪細胞から作られた
錬金術によって作られたわけです

WIKIで調べたところ4世紀、古代ギリシャですでに錬金術の記録があるが、
3人衆を生み出した錬金術師の服装や施設からして、そこまで昔ではないと思う

候補は3種
最初に西洋に錬金術が伝わった1144年と、
錬金術の最盛期、16世紀(1500~1600年)と、その間

恐らく16世紀の方だと予想します
理由は錬金術師や彼の住む村人の服装、錬金施設の装備品など1144年のものに見えなかった
そもそも1144年のほうは、「西洋に伝わっただけ」で、
多分研究もそこまで進んでなかったはず

そしてこの錬金術師、貴族の風貌にも見えなかったので一般人だと思う
一般人にまで錬金術が浸透したのは全盛のころ
まぁあの装備からけっこうな金持ちではあるとは思うけど

以上の理由から、自分は錬金術の全盛期である16世紀に彼らは誕生したと考えている
つまり、約400~500歳ほど、
真ん中を取って450歳と予想します

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

親子関係に時代性を反映した佳作

2006年4月~10月放送のTVアニメ。全26話。
1968年に放送されたTVアニメ「妖怪人間ベム」の新作。2018年4月から9月まで放送50周年プロジェクトで再放送されていて、実質初視聴でした。

より子ども向けの内容で、描写も若干ソフトになった印象。
妖怪人間たちの人間の姿は3本指から5本指に変更され、顔立ちも少し柔和なキャラクターデザインに。
終盤で結構ハードな展開になっていて、細かな部分でも1968年版をリスペクトしています。
OP、EDどちらも良かったです。EDラストに子ども達の家族がいるのが好き。
1968年版の「呪いの幽霊船」で母子が歌っていたわらべ歌でベロが遊んでいたり、ピアノの演奏で流れて嬉しかったです。BGMも音楽の使い方も好きなシーンが結構多くて楽しかった。


【1968年版との差異】
{netabare}
主にふたつ挙げられます。
ひとつは妖怪人間たちが日本の港のある大きな都市に滞在すること。
1968年版では妖怪の姿で目撃されればそのまま旅に出てしまうけど、本作では妖怪の巣窟になっている都市に長く滞在することに。
このことにより、人間になかなか認められない展開とそれによる妖怪人間たちの苦悩が強調されています。
舞台となるのもきらびやかな高層ビル街と暗いスラム街が混在する架空の都市で、現代社会の縮図みたいなイメージでしょうか。
1968年版では外敵(妖怪や怪異)に人間に襲われることが多かったのに対し、人間が身近に敵を探すような疑心暗鬼や疑り深さが印象的でした。
自然破壊の話もいくつかあり、それは共通しているかな。

もうひとつは親の考えが絶対的な価値観ではなくなったこと。
1968年版では大人は子どもを守るために命を懸け、子どもも親の言うことをよく聞き、良くも悪くも反抗することは稀。良い親でも悪い親でもそれは同じです。母(親や祖父母)と子は一心同体に描かれていました。
2006年版で登場する母子の距離感の複雑さには、時代の変化と、大人の自信喪失が表れているように思います。 {/netabare}


【人間は本当に良いものなのか】
人間の業の深さは相変わらずよく描かれていて、結構胸を抉るような話も。
細かいツッコミ所は結構あるんだけど、「人間とは、心を正しく持ち続けられる存在」という点は一貫してよく描かれたと思います。
{netabare}
ベロがとにかく健気。これでもかっていうくらい健気…
それからベラと女性の妖怪を対比する話が多かった。

他の映像化2作品(1968年版と実写版)と違うなあと思ったのが、人間になることを諦めかけるような展開や、人間は本当に良いものなのか葛藤する展開があること。
「妖怪でも人間でもない」からではなく「妖怪でも人間でもある」から葛藤が生まれ、中立的な立場で妖怪と人間を助けようとしたことが妖怪人間を窮地に追い込んでいくという点は本作の特徴ではないかと思います。

そして妖怪人間を子ども達が受け入れたとき、「魔の世紀」を終わらせる可能性となる。子ども達が希望のある未来を見据えて終わるのは良い落し所でした(魔のモニュメントに関してはもう少し説明が欲しかったけど、「この先良い時代を築けるかは君たち次第だよ」っていう子どもへのメッセージなのかな)。
ゲストキャラクターの再登場率の高さは同じ街に滞在していることに意味が見いだせるし、ベロとの関係を通して人間の心の強さや弱さも描くことが出来ています。{/netabare}


【親子の関係】{netabare}
「人間とは何か」という問いがベムとベラに迷いを生む展開に繋がっていきます。
本作では妖怪人間たちに生きる道を示した人物が回想で登場します。
デモクリトス老師は「妖怪でも魔物でも、正しい心を持ち続ければいつかは人間と呼ばれるようになる」と言い、ベムたちもそれを指標に生きている。
人間も妖怪も善悪の心を持つ者がおり、強者と弱者が存在することを、本作では描き続けています。

一方でベムにも、ある意味では親ともいえる存在が設定されたと考えると面白い。
しかも老師はホムンクルスを生み出したこと自体が仇となり、子ども同然のゴアに殺されてしまう。ホムンクルスたちに対して情愛があったにも関わらずです。

ベム・ベラとベロの家族の関係は1968年版と変わり、ベムの絶対的な父親像は廃され、ベラは子どもに優しく世話焼きな母親のよう。
妖怪人間たちが親子に近い描写なのは変わりませんが、ベム・ベラが迷いを抱き、ベロの心の強さとベロが築いてきた人間関係に救われることもしばしば。(しかもベムはベロに「正しい心を持って生きればいつか人間になれる」と言い聞かせながら、自分自身もそう信じたいと思っている節がある。)
それは人間の普通の家族と変わりません。
むしろ、本作で描かれる親子関係の中では最も健全です。

本作では多彩な親子関係が描かれています。
子どもを守るために言うことを聞かせるのか、子どもの判断を信じて自由を許すのか。これは1968年版にはない命題。

裕福な日向家の一人娘である雲英(きら)は特にそれが顕著でした。
雲英が母親と幾度となくぶつかるのは、母子であっても別の個人だから。雲英は母親のことを本当によく見ていて、第2話で「ママは物事の表面しか見てないから」みたいなことを言えてしまう。
だけどそこまで強い子はそうはいなくて、美月はぎこちない親子関係のために孤独を抱えているし、仕事で忙しくしている三上刑事の息子との関係は三上自身が変わるまで改善できない。この辺りは結構リアルかも。

終盤では美月の母と空の家族が小さな妖怪たちを守ろうとする描写や、最終話では雲英の父の「友達と嘘つきの違いが分からないような子に育てた覚えはない」という言葉や、雲英の母が後悔するシーンがありました。
この人達に育てられたからこそこの子達はベムと友達になれた、ということかなと思います。

そして、最も意志の強い雲英が最後に「この人達(ベロ達妖怪人間)は、私たちと同じ心を持つ人間なんです」と大人たちに訴える。ベロを守るためには戦わないといけないと決意してボーイッシュな服装になっているのも可愛い。ベロにもらったクマのぬいぐるみを失ったのも象徴的でしたね。

最後のベムの「人間だと認めてくれない人がいても良いじゃないか。あの子たちが友だちでいてくれるなら」っていう台詞はとても良かったです。
メタな視点では、妖怪人間たちが人間になれないのは確定してしまっている。でもそれが後味の悪い結末にならないように徹底してストーリーを運んでいたことが、子ども向けとして本当に素晴らしかった。
「悪い妖怪だと思われたままで良いの?それで人間になれるの?」ってはっきり言ったベロは偉かったと思います。{/netabare}

全体のテーマは一貫していて、なかなかうまく回っていたかなと思います。
ただ脚本ごとに細かい齟齬が出ていた感じ?単発回にツッコミ所が結構あったり、「ここはベロを信じた方が自然じゃないかな?」と思ったシーンもあって、ちょっと気にはなるけど…まあご愛敬かなwシリーズ構成が遊戯王GXと同じ武上純希さんだからねw
最終回は本当に良かった。子ども向けとしても結構な満足度でした。


【2006年アニメ版と2011年実写版の共通点や相違点について】
実写版も視聴済みですが出来も良く、とても面白かったです。
2006年版とは時代が近いこともあり、社会背景は共通点が多い印象でした。人間の心の美醜が強く描かれるのも共通。
それでいて、ターゲット層が子どもか大人か、人間とは何かという結論によって作風は全く違います。
{netabare}
実写版は完全に大人向けで、ベムが主人公に設定されています。根本的な設定の変更はいくつかあるものの、1968年版へのリスペクトは内容にも演出にも多々見られますし(月の演出やナレーション部分の映像を本編内に使用したりといった工夫には特に感心させられました)、「早く人間になりたい」という言葉の重みを感じるドラマに仕上がっています。
妖怪人間たちのキャスティングも良かった。ベム役に若い男性俳優を起用しているのも、作品の方向性に合致しています。ベム・ベラ・ベロって声優俳優に関わらず役者さんにとても恵まれていますね。

2006年版は基本的に妖怪人間の理解者は子どもで、親子の関係性もテーマに据えられている印象なのに対し、実写版は子どもか大人かに関係ないお話。人間の定義も、2006年版は「姿に関わらず正しい心を持つ存在」と示されたのに対し、実写版は1968年版とも2006年版とも違う切り口で臨んでいます。
連続性の高い濃い展開で出来も良いので、興味があればどうぞって感じです。 {/netabare}
(2018.10.7)

投稿 : 2025/04/05
♥ : 18

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆続編

平成の時代に合わせた雰囲気に様変わりしていて、
作画も洗練されてます。良くできた
ファンタジーホラーで
前作と比べながら楽しめるアニメです(*^^*)♪


アニメーション制作/スタジオコメット

アニマックス2006.4.1-10.7(全26話)


主観的評価(B)

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

61.6 33 2006年春(4月~6月)アニメランキング33位
獣王星(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (134)
743人が棚に入れました
西暦2436年、地球から150光年の距離にあるバルカン星系に移民していた人類は太陽系から独立し、独自の政府を築いていた。バルカン星系の首都であるコロニー「ユノ」に住む双子の兄弟、トールとラーイは政治家でかつ科学者の両親を持つエリートの出自。11歳の彼らもエリートへの道を歩む日々を過ごしていたが、ある日両親が殺され、トールとラーイの二人も今まで存在さえ知らずにいた、死罪のものが送られるという死刑惑星「キマエラ」に落とされる。厳しい環境で想像を絶する生態系をもつキマエラは獣王と呼ばれる王が支配する弱肉強食の世界。最先端の設備に囲まれ環境も整備されたコロニーで育ったトールとラーイにとっては生きることさえ困難な星だが、生命力に溢れるトールは惰弱な弟ラーイを連れ、生き延びるために戦っていく。

声優・キャラクター
堂本光一、高山みなみ、小栗旬、中井和哉、水樹奈々、深見梨加、朴璐美

0.2秒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

色々とマイナス要素はあるけど、それを踏まえても面白い

あにこれで会ったとある方のオススメとのことで視聴。原作未読。少女漫画原作らしいですね。下手な少年誌よりクオリティ高いです!(゚∀゚)

物語は惑星キマエラに落とされた主人公が脱出のためにキマエラで成り上がって行くというのが本筋で、そこに辿り着く為の紆余曲折を描いたバトル物。

設定が非常に練られていて、特に説明のない部分を自分で考えて補うのが非常に面白かったです。
自然、科学、哲学、歴史、復讐劇、生物学etcを融合させて、広く深いストーリーであるにも関わらず、それぞれの美味しいポイントを上手く昇華させているので先の展開が気になり、とても楽しみに観れます♪
多少の説明不足感は否めませんが、それでも充分理解出来る範囲だと思います。

私が一番心を惹かれたのは植物の描写ですね。中には植物?どっちかってーと昆虫じゃね?とか疑問に思っちゃうのもいたのですが、植物ならではの特性を描いていたりして好感が持てました。
もし、この世界でこんな植物がいて、こんな状況なら色々な使い方があるだろうなと思っていたのですが、そういった部分を上手く活用して単なる植物との戦争にさせなかった所も良かったのではないでしょうか(´∇`)
背景の作画も美しく、そして力強く描かれているのでこれだけでも充分魅力的でした( ^ω^ )

声優さんに関して
まー・・・これに関して言えば良くないです。
特に小栗旬の演じたサードは完全なミスキャストだったと思います(´・ω・`)
ただ、堂本光一は思っていたよりも良かったので、そして前述の方が酷すぎたのであまり気にならなかったです(゚∀゚)

ただ、声優さんに一部不満な点がありますが、それを余裕で補える程ストーリーがしっかり出来ているので、未視聴の方は食わず嫌いせず観てみることをオススメします♪

投稿 : 2025/04/05
♥ : 12

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

引き込まれ一気に観てしまった作品...〆(・_・。)

タイトル通り引き込まれ一気に観てしまった作品です。

西暦2436年政治家で科学者の両親をもち
なんの不自由もなく過ごしてきた少年の日常がいきなり激変。

両親を殺され双子の弟と共に死刑惑星キマエラに落とされてしまう。
たった11歳の少年がここに落とされ両親が殺された理由を知るためにめに殺人植物がはびこり過酷な環境の中集団のトップの獣王目指す。そんなお話です。


この獣王星は原作の漫画をアニメ化したのですがなんせ1クール11話しかないので詰め込み感がハンパないです。
ですが原作を知らない友達と一緒に見ましたが知らない人でものめり込みラストまで真剣に観てましたのでこのアニメのみでも十分楽しめると思います。

原作を知っている人は無理に詰め込んでカットされているシーンやキャラの死に方等内容が微妙に違う所があるのでそんなシーン探しをしつつ観たら更に楽しめるのではないでしょうか?

私はこの作品が好きで何度か観ました。
お気に入りの分類に入れてもいい位ですが
声優だけが残念でなりません・・・
高山みなみさん・中井和哉さん等素敵な声優さんが出ているので普段なら声優欄の評価は高くします。そう普段なら。
今回低くしたのは小栗旬・堂本光一が声優をしているから。
しかも脇役ではなく重要なキャラを!!
別に芸能人が声優をするなとは言いません。
ただやるからには完璧に演じて欲しいのです。
堂本光一はまだ聞けた感がありますが問題は小栗旬!!!
怒り焦り笑いのシーンなど棒読みです。
小栗によって【サード】という素敵キャラを潰された感はいなめない。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 8

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪くはないけど、1クールで作るべき作品ではない。

両親を殺された上、死刑星である獣王星(キマエラ)へと落とされた双子の兄弟が、
凶暴な食肉植物が生息する過酷な環境の中を生き抜く姿を描いた物語。全11話。

話の流れとしては、両親殺害の真相と自分達が獣王星に落とされた理由を知る為、
惑星の外に行く事の出来る唯一の存在・獣王になることを目指すって感じですね。

植物が生態系のトップに立つ弱肉強食の獣王星という舞台や、上記以外にも、
その惑星の覇者たる獣王の存在や惑星自体の存在理由などの謎もあり、
設定はよく作り込まれていて なかなか面白いです。

ただ、ストーリーとしては、どうしても物足りなさを感じずにいられない。

問題は全11話という尺の短さ。流石に、1クールでこの内容を纏めるのは厳しくて、
全体的に展開速いし 終盤なんてダイジェスト版かって位のスピードでした...
そのせいで、面白い設定や魅力的なキャラなど 良い要素や素材が沢山あるのに
掘り下げもあまり無く 描写不足で、内容に生かされていません。

せめて、2クール位かけて物語をじっくり丁寧に描いてくれてればとホントに残念。

あと、物語としては完結してるんですが、ハッキリしない部分が多々残っていますし、
ストーリー上、必要性が全く見えないのに無意味に人が死んでしまうというのも
マイナスだったかな。

う~ん... 物語の舞台や素材、要素などで言えば、相当面白い作品になっていても
おかしくなかったと思うだけに、すごく勿体無いなと感じた作品でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 16

61.6 33 2006年春(4月~6月)アニメランキング33位
吉永さん家のガーゴイル(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (108)
563人が棚に入れました
御色町(ごしきちょう)という平和な街に、一風変わった個性派揃いの家族・吉永家が住んでいる。

ある日のこと、吉永家の長女・双葉が商店街の福引で三等賞を引き当てた。その賞品は、喋る犬の石像。その日を境に、吉永家と周囲の生活は一変する。

声優・キャラクター
若本規夫、斎藤千和、宮田幸季、桑島法子、千葉進歩、中國卓郎、浅野るり、菊池正美、水樹奈々、稲村優奈
ネタバレ

セレナーデ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

コメディの設定と世界で真面目にバトルをさせたアニメ。

なんてこった・・・。

頭空っぽにして観れるコメディと思ってたが、これはシリアスなバトルと群像劇のアニメだった。

登場人物や世界観の設定だけみれば思いっきりコメディ。
主役は目からビーム出せて動物や像と会話できてCV若本様で融通の利かない門番の石像。
人情味溢れる商店街もあるし、錬金術が絡んでるんでロボや擬人化植物、超能力となんでもござれ。
それとは別に義賊的な怪盗キャラも出てくるし、石像(ガーゴイル)も
高原イヨの実験と称してその都度オプションの能力をつけることができたりと、
ドタバタコメディやらせるにはこれ以上のものがあるかというほど最高の地盤なんですよ。

ところがわいわい楽しいのはせいぜい2話までで、
3話以降はコメディ基調ではあるが思いのほかシリアス。
真剣にバトル物や人間ドラマをやろうとしている姿勢が伺える。
まぁこのエピソードだけだろ、と高を括っていたが、なんと終盤までそのシリアス調を貫いており、
しかも時折2話完結だったりとかなりストーリーも練りこんである。
しかし所詮コメディ基盤で展開されたシナリオなんで、突っ込みどころが多々ある。
内容的にはコメディととれる回もあるにはあるが、演出やBGMがコメディに徹底させる気がない。

最終回も{netabare}これまでの登場人物全員集合!で、かなりドンチャン騒ぎ。
ラストも無理やり〆ました!って感じで、典型的な低予算アニメだったなと。
結局商店街とデパートの抗争はどうなったのよ{/netabare}。

そしてこの作品の最大の鬼門はやはり作画とキャラデだろう。
キャラデはまぁ個人的には気にしない性質なんでいいんですが、
MUSASHIGUN道を観た直後ならいざ知らず、お世辞にも作画は良いとは言えない。

あと展開詰め込みすぎ。展開が足早なこともありそのせいでカット割りが忙しい。
テンポが良いってレベルじゃない。ちょっと落ち着いて茶でも飲めよって言いたくなる。

ガーゴイルの設定も面白そうなのに、それをはじめとした設定を活かしきれてない実情が否めない。
双葉と美森と梨々の3人娘の絡みがほとんどないのも寂しい。
梨々なんて{netabare}社会から隔離され錬金術の実験体にされていた{/netabare}という、
いろいろ課題というか、人間関係を築き上げる過程などの描くべき問題というか、
コメディのネタとなる潜在要素がたくさんありそうなキャラなのに、
特に触れられることなくすんなり町に馴染んじゃってる。
こういう面白くなりそうなところを弄らないところが、すごいもったいないなーって思う。

あまり深く考えず頭を空にして観る内容には違いないが、純粋なコメディを期待するのはNG。
コメディとして観るにしても、双葉のやかましい蹴りツッコミが人を選びそう。
ストーリーは結構練られてるので、退屈はしなかったし
ぼーっと見る分にはそこそこ良かったと思うのだが、カット割りの忙しさや作画、
(コメディとして)活かしきれてないキャラクターや設定などを考慮すると、
クオリティの高い作品とは言いにくい。最終回なんていろいろと詰め込みすぎて白けちゃうよね。

コメディとして観れば設定を活かしきれておらず、
シリアスとして観ればコメディの設定が尾を引いてツッコミどころが生じる。
"ご町内ハートフルコメディ"というキャッチコピーは、
大声で間違ってるとは言えないけど語弊を生みそう。

あとなんで最終回のアイキャッチだけセリフとSEつけたのか謎。
オシリスちょっと可愛い。OPはキャッチーで聴きやすくてよろしい。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9
ネタバレ

zemin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

みんなの愛する御色町(ごしきちょう)

作品のキャッチコピーは、「ご町内ハートフルコメディ」。
続きものではありますが、1つの話が1話~3話で完結します。

日常系なのにうるっとさせるエピソードが多いんですよねー。
ガーゴイルが御色町の個性的な住人たちに受け入れられていく流れが丁寧に描かれています。

登場人物が一緒に住む家族だとか自分の住む場所を
大切にしているアニメっていいですよね。

{netabare}
ガーゴイルは、はじめは融通の利かない性格なのですが
少しずつ柔軟に、人間らしくなっていく様子が好きです。
それに伴って、吉永さん家のガーゴイルから
御色町のガーゴイルになっていく過程も好きです。
{/netabare}

そこまで無名だとは思いませんが、作品の質が高いわりにあまり評価されていないように感じます。
タイトルで損をしているような気も・・・

個人的に視聴する前は、タイトルから中身の薄いお気楽コメディっぽいのを想像しましたが、
実際はかなり味わい深いストーリーです。
そして、OPもすごくいい。聞いているとなんだか元気になります。

My Favorite Character
ガーゴイル。頼りになる御色町の番犬です。
若本規夫が声をあてたキャラクターで2番目に好きです(アニメのキャラでは1番!)。
蛇足ですが、若本ボイスで一番好きなキャラは高屋敷寛(たかやしき ひろし)です。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

らめええええええええ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

下町ハートフルコメディーの名作

この世の中、馬鹿な真似ほど… 狂気の沙汰ほど面白い…!作品の一番の見どころは、このアニメ独特の世界感…基本も基本…大原則だっ…!うか
最近描かれなくなった、商店街の風景そこで生活する様々な人間模様をしっかり描写していたのだっ・・・・・!
また、人間味あふれるキャラが魅力的…!!
ストーリーは基本シリアス寄りです
がっ...ダメっ...!ヒロインの双葉の明るさや...!町の下町ノリな雰囲気でよい調和がとれていますっ・・・!
双葉は男勝りですが内面はすごくやさしくて愛が深いという古い番長タイプな少女です。
実際こんな子はいない…基本も基本…大原則だっ…!うが見ていて爽快ですねっ・・・・!
ハートフルコメディとして安心して見れる作品です。大きな感動はありませーんが
安定した面白さがあるのでぜひご視聴くれっ・・・!...!
双葉とガーゴイルの掛け合いも見所のひとつっ・・・・・!ね

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

61.6 33 2006年春(4月~6月)アニメランキング33位
妖逆門(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (28)
226人が棚に入れました
冒険好きの少年・多聞三志郎は謎の男・フエに「逆日本」という日本にそっくりな所に導かれる。そこで44年に一度行われる、妖怪・逆門が主催する壮大で奇妙なげえむ「妖逆門」が今始まる。

声優・キャラクター
小林由美子、郷田ほづみ、斎賀みつき、大坂有未佳、加藤奈々絵、保村真、ゆかな、浪川大輔、神崎ちろ、福原香織、茶風林

のはらのはら さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

終わり方のいいアニメ

最初は子供向け過ぎるかも知れない。
でも、後半になるにつれて話もどんどん面白くなり、最後の終わり方なんかは最高でした。
世界観も独特でオリジナルティのある作品だと思います。
こんなゲームしてみたい!
中学のころにはまったアニメですが、今でも時々見たくなるくらい好きです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

悠斗・・・ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

おもしろい

なんか子供っぽい感じの
雰囲気があるけど
かなりいい感じの作品でした
長いけど観ればわかる
良かった

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

61.4 36 2006年春(4月~6月)アニメランキング36位
女子高生 GIRLS-HIGH(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (171)
967人が棚に入れました
主人公の高橋絵里子は、中学校からの親友の鈴木由真と佐藤綾乃と一緒に「私立山咲女子学園富士高等学校(通称「咲女」)」に入学。女子校に対して夢と憧れを抱いていた絵里子だが入学前に学校へ侵入した際、汚れた部室、だらしない上級生、男に免疫が無くなった為同性愛に走る女、下ネタ丸出しの生活態度といった、由真曰く「カッコつける相手がいなければ女は落ちるところまで落ちる」という女子校の実態を叩き付けられる。「自分はスタイリッシュな女子高生になってみせる」と固く決意する絵里子だが、結局は女子校に染まっていくのであった。
ネタバレ

zMnJL59960 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

禁断の花園のぞきますか?

女性作者による、その幻想をぶち殺す女子校バカ作品。
先生以外の男がいない女子校での、ミもフタもない下品でヒドイ内容。
人によってはドン引きしますね。おもしろいですw

絵柄は古くて全然かわいくないw 時代ゆえなのか、なんかブルセラ感がある。
ある種の人には、この古さが逆にクるものがあるかもしれない知らんけど。

私は初っ端で掴まれました。あたまイカレてるwwと。
油断してると不意に差し込まれるヒドイ台詞。オイwww下品やわぁww

絵柄におもいっきり抵抗あると思いますが、バカなものが好きな方に。
時々ハッとさせられるとこがあったりして私は面白かったです。

{netabare}
・身体測定
時間内に終えられなかった結果、校庭に停まってる撤収ぎわの健診車で、
皆が下校してるなか、半裸で続きの測定をさせられる。
これはリアリティのあるイヤさでいいですねー。イヤだわーw

・カラオケ
絵里子と香田で終わったら、別にだったが、
さらに由真が加わって草w バカだろコイツらw 由真やるな。

・メガネ
オマエただのメガネ好きだろ!メガネ好きなので、このツッコミは
ぐぬぬとなりましたw いや、ちゃんと中身が好きなんだってなった後、
でもやっぱメガネに惹かれちゃうっていうオチはよかったですね。いいよねメガネ。
さすがに私は顔にマジックで描いたメガネに惹かれるほど重症ではありません。たぶん。
のいるこいるなら、のいる派なんだわ~(泣)。わははw
のいる(ツッコミ)。こいる(2021年他界)。

・綾乃のカーチャン
これは今時のアニメでは見られないカーチャン!
登場時、おぉすげぇ…と思いました。よくある設定上で歳とってるだけで、
見た目が若者と全然かわらないカーチャンと違って、ババアと呼びたくなるカーチャン。
綾乃の家は、カーチャンがママをやってるスナック「蝶子」(いい名前)。
姉はキャバ嬢。あの綾乃の家族なのでギャップ力が高い。
姉と綾乃が種違いらしい事をうっかり漏らして、ヤベェってなるカーチャン。
てかこの回おもしれぇw でもちゃんと2人を育て上げてるカーチャン。
なんだかんだでいい家族のようです。下高井戸くんとお幸せに。

・マッチョ松尾(いいアダ名)
この先生との会話の、とりつく島もない感じ。なんかリアリティある。

・小川
得体の知れない、なんか怖いヤク中ロリ。
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

サブタイトルはいくらなんでもと言う程酷いが、でもそれなりに愛は有る作品。

 第一話サブタイが"女子高生はバカである"ですしケンカ売ってるのかというストレートさですが、全体通して見ればそういう子らに対する愛は感じるんすよねw
一話目からスカート短くしたりしますが、流石にハサミで切りっぱなしにはしなくね?返し位はするんじゃね??とか男の私でも思いますが、現実もそんなもんなんでしょか?(汗)

 女子高生と言うものに対する幻想をブチ壊す作品という側面は確かにあると思いますが、出てくるキャラが嫌になるような本当の意味での不愉快さは無いと思いますし。あまり男視点の「だから女はメンドクセェんだよ」というねちっこいメンタルな部分はほぼ無いんで、ふつうなギャグ寄り日常系として観れると思います。むしろ会社勤めで職場の女性達のギスギスした関係とか見ちゃってる層からすれば、むしろカワイイもんだと思える筈w
 女の子としての貞操観念の部分もこの作品相応の表現ではあるものの逃げずに描かれてるのはいいんじゃないかと。この作品とは対な位置にある"男子高校生の日常"はそこがを逃げてた気はしてたので、そこは作品の質とは別次元で私は真面目だな~と思いましたです。まぁ男子高校生の日常も女っ気のない現実としてはアリとは思うんですが、アレは作中に意外と女子との接点が有るのが若干不自然な気がするんですよね。

キャラは昔は太ってたのに~(汗)とか小学生?とか色々なタイプが居ますが、個人的には由真がツッコミ役で姉妹間のギスギス感有りの姉位置でいい子で惚れますね。なんとなくゆゆ式の唯にダブります。

 ノリと作風が若干古さは感じるものの若干のエロもギャグに絡めてのものですし、男が観る分には楽しめるんじゃないかなと思います。
意外とこの路線って無い気がしますが、私は今時の作りでこの手のが有れば是非見たいですね。
ただ、如何せん制作年相応にギャグ・表現が古い感じはしますね。
男が思う程は女子高生はいいもんじゃないよ~という視点は古くはならないと思いますが、アニメ的な表現としては古さを若干感じました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

EDが本編

テコ入れに水着回を挟むノリで、このアニメを視聴することをおすすめします
恐ろしく何も考えなくて良いアニメですので、脳がリラックスした状態で見られるんでしょうね
こういう作品は大好きです


原作者が女性というだけあって、女子高生の生態がリアルに描かれてますね、血が出るくらいになッ!
お下劣な下ネタ豊富です、B型H系とかに空気が似てますね
始終そればっかで、たまにシリアスもあったんですが
「陰○を抜きつ抜かれつの仲だったのに、二人もこれで終わりね」
こんな台詞が入ってくるシリアスなんてあるのでしょうか、いやない

制作はアームズ、ひまわりとの同時制作です
絵はあんまり良くないです、求めてもないので、別に気にならないですが
冒頭のプチコーナーは面白かったです、「海賊」「刑事」「西遊記」「特撮」「ねこ科占い」「マリみて」「NANA」「必殺」「ときメモ」「ドリフ」どれも

バカ1軍役、生天目さん、浅野さん、能登さん、雪野五月嬢
途中から清水愛さんも入ってきます、良いキャスチングです
五月嬢に関してはお下劣おバカキャラということで、今見てもかなり新鮮な感じですねぇ
下ネタ好き君役の水島大宙さんも能登さんと一緒に良い演技を披露なさってました

EDが本編です!
某動画サイトでこの良質パロが結構あって、有名です
絵コンテは梅津泰臣氏、氏のセンスが遺憾なく発揮されてます
「incl./meg rock」、曲自体のクオリティも高いです、綺麗な歌声です
見たことない人は是非見て聞いてくれると嬉しいですねぇ

咲女自体、只ならぬ変態フェチズムで満ちてますよね、学内身体検査オリエンテーリングとか何事だしw
生徒ももちのろんで、変態おバカばかりで、いやもう・・・
その中で小川ちゃんだけは私の中で輝いてましたね
がおー


ノンストップハイテンションアニメです
ビッチ系ばっかですが、そういうの抜きに楽しめます

投稿 : 2025/04/05
♥ : 7

60.9 37 2006年春(4月~6月)アニメランキング37位
THE FROGMAN SHOW 秘密結社 鷹の爪(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (57)
274人が棚に入れました
THE FROGMAN(蛙男商会)が作画、監督、アフレコを手がけるFLASHアニメーション。"秘密結社 鷹の爪"は、みんなが幸せになれる世界を作るべく世界征服を目論む総統を中心に、憎たらしいけど可愛い戦闘員吉田、クマのレオナルド博士とともに正義の味方デラックスボンバーに挑む。

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最初は竜の爪だった

なんやかんやで滅びて名前を変えることに。
生とか幼妻の爪団になる可能性があったのね。
フィリップの額に瓜って書かれて放置されているの可哀想。しかも、解雇されてしばらくあんまり出ないし。まさかの享年が早い。

ファンキーモンキーベイビーズを生み出したのはお前らだったのか。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
心優しい総統率いる、間抜けな悪の秘密結社「鷹の爪団」が世界征服を目指して様々な作戦を考えるものの、最後には、非常識で正義の味方とは名ばかりのヒーロー、デラックスファイターに倒されてしまう。そんな日常を愉快に描いた脱力ギャグコメディ


第1話 参上!鷹の爪団
新しく入ってきた団員たちを、一人前の戦闘員に鍛え上げる訓練をしていた吉田。そこに総統があらわれ「明日はわしらの野望が達成される日」と告げる。ついに世界征服のための秘密兵器「ドラゴンヘッド」が完成したのだ…。

第2話 怪人製造マシン
鷹の爪団に、天才マッドサイエンティストのレオナルド博士がやってきた。どう見ても熊にしか見えない博士だが、長年の研究の結果、ついに怪人製造マシンを完成させたのだ。さっそくテスト運用を開始してみたのだが…。

第3話 菩薩峠君 登場!
怪人製造の担当主任になった吉田は、さまざまな素材を集め、日夜研究を続けていた。こうして生まれた数々の怪人であったが、どれもこれも使えなさそうなものばかり。そんな中、吉田はついに成功したという怪人を披露するのだが…。

第4話 俺たちに明日はない
デラックスファイターの弱点を見つけたという総統。それは自分たちが子供だったら、デラックスファイターは手も足も出せないということだった。こうしてレオナルド博士は若返り機械を作り、さっそく団員を子供に変身させるのだが…。

第5話 夢で愛して
団員たちにバカにされているような気がしてならない総統。その真意を確かめるため、レオナルド博士の作った「夢のぞき機」で、団員たちの夢の中に入ってみることにした。しかし、彼らが見ている夢はとんでもないものばかりで…。

第6話 ちょい悪ファイター
鷹の爪団の秘密基地に、突然デラックスファイターがやってきた。しかし、いつもとは様子が違い、不精髭にサングラス、コートを羽織り、鷹の爪団につらく当たるのだった。どうやら家族たちとうまくいかず悩んでいるらしいが…。

第7話 愛を止めないで
ここ数か月、世界征服が進展していない鷹の爪団。これは活動資金の極端な欠乏が原因。お台場で開催されているイベントのスタッフ募集広告を見た総統と吉田は、アルバイトへと向かうのだが…。

第8話 鷹の爪の休日
今年は年一回の鷹の爪団の団員旅行。そんな中、休日でヒマを持て余しているデラックスファイターがやってきて、その旅行に同行することになってしまった。こうして一同は総統の故郷へと向かうのだが…。

第9話 さよなら博士
島根から吉田に会うために東京へやってきた菅井家。鷹の爪団の秘密基地を訪れたものの、お腹がすいていた彼らは、レオナルド博士を熊と勘違いし、さっそく料理して食べてしまう…。

第10話 ファイナルアタック 前編
吉田が飼っていたミドリガメが立つようになり、テレビで報道され、鷹の爪団はカメの見学で連日大盛況。そんな中、鷹の爪団を名乗る何者かが、新型神経ガスをばらまくという脅迫状を、世界中の政府に送りつけた…。

第11話 ファイナルアタック 後編
ついに始まったフェンダーミラー将軍による世界征服。巨大なデスボールがあらゆるものを破壊していく中、鷹の爪団は勇敢にも彼らに戦いを挑んでいくのだった…。『秘密結社 鷹の爪』感動のフィナーレ!

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

TVでやる必要はない

いいセンスしています。
ほとんど全てを1人で作成したというflashアニメーション。
思いの他シナリオがよく出来ていて、笑いのセンスが光ってました。
何役もこなしている声も製作者自身があてているとのこと。
変声機能などを使いこなし、上手くキャラクターが作られています。
いや、ほんとに1人で作ってるのには感心します。


ですが所詮はflash。
webサイトで公開したりpcソフトのオマケとしてなら上出来なんですが、TVで放送したりDVDソフトとして販売するようなシロモノではありません。
奇抜さで関心は買えるかもしれませんが、すぐに飽きます。


シナリオのセンスがいいだけに、見ていると段々、
「まともに動く画なら、もっと面白いだろうになぁ」
と残念に思えてきました。
「このシュールさがいい!」
なんて、文化人気取って言う人もいるかもしれませんが、
できるのに演出としてあえてシュールに作るのと、
技術的・予算的・時間的に限界があってできないとでは大違い。
本作は、もちろん後者にあたります。




キワモノですが、笑いのセンスはほんとにイイので、お暇なときにでもどうぞ。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

唐辛子のようにピリッとはこない脱力ギャグ

監督、作画、声優までもほとんどFROGMAN一人が
手がけているというギャグアニメ。

見かけによらず、実は心優しい総統。
ナイスなツッコミが光る吉田君。

目指すは世界征服らしいのだけれど、とんだお間抜け。
やたらと声がカッコイイ デラックスファイターに
いつも美味しいところを持っていかれてしまうのがなんとも。。

爆笑の連続というようなギャグではないものの、
時事ネタを織り交ぜた日常的な脱力コメディが、
モヤモヤっとした頭をリフレッシュしてくれたりする。

一度見たら忘れないキャラデザや、濃いキャラ立ち。
いつでも気楽に見れる手軽さが良いです。

ちなみに、総統の本名は「小泉鈍一郎」(純じゃなくて鈍ね)

投稿 : 2025/04/05
♥ : 25

60.8 38 2006年春(4月~6月)アニメランキング38位
錬金3級 まじかる?ぽか~ん(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (97)
390人が棚に入れました
訳アリで魔界から人間界にやってきた4人のプリンセス・「魔法使いのゆうま」、「ヴァンパイアのパキラ」、「オオカミ少女のりる」、「人造人間の鉄子」が繰り広げるドタバタコメディー。

声優・キャラクター
斎藤桃子、平野綾、生天目仁美、明坂聡美

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

脱力系コメディ 2期マダー?

魔法使いのゆうま、ヴァンパイアのパキラ、オオカミ少女のりる、人造人間の鉄子
なんとも奇妙な4人の少女達による日常を描いた脱力系コメディ。

これは面白い、というより好きなアニメ。キャラ可愛いし。
個人的に、極上生徒会と並んで2期を長い間待ち望んでいる作品。

微エロや分かりやすい萌え要素もあるけど
どちらかと言えばキャラの自然な可愛さを追求、表現してるところがイイ。

いわゆるシチュエーション・コメディの形式で、多様な話のパターンを盛り込んでいるし
1話につき2本立ての構成ということもあり、飽きが来ない見やすい作りになっている。
まあぶっちゃけ笑えない話も結構多くて
笑いどころが分からず、思わず「ぽか~ん」としてしまうこともしばしば。
そんな微妙さも作品の味?(まじぽか脳。この感覚は「イカ娘」に近いものがある)

謎シリアスなOPや、4人と見せかけて実は・・・とか、面白い伏線も多い。

声優の演技も素晴らしい。斎藤桃子、平野綾、生天目仁美、明坂聡美。
今振り返るとなんちゅーカオスなキャスティングw
斎藤桃子の時代が来ると思ってましたよ・・・このまじぽかに、ソルティ、ねこにゃんダンス、
ここ数年ではステルスモモ、ワーキングのなずなぐらいか。
パキラの平野綾はハマリ役でしたね~ ハルヒ以上と言っていいぐらい。


※余談
ストライクウィッチーズの3期が決定したようですね。
ストパンのヒットの要因として、スタッフ的には股監督こと高村和宏や
原作・キャラデザ原案のフミカネ氏に注目が集まりがちだけど
日常シーンを全面監修した八谷助監督(「まじぽか」の監督)の功績が大きいのは明らかだ。
八谷さんがいないとどうなってしまうか、ビビッドレッド・オペレーションを見ればよく分かる。
ストパンではキャラの行動原理に尻滅裂さを感じることなんてなかったですからね。
と、いうわけで、3期のスタッフに八谷さんがいれば安心です。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 21

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヌルい内容、確かな「萌え」

俗に言う萌えアニメです。
原作のないアニメオリジナル。
4人の個性の違うキャラを揃えて、それなりの声優を起用し、魔界のプリンセスという設定を用意して、さらにお色気(サービスシーン)も毎回アリのコメディ。
可愛いキャラデザインで作画は終始安定してるし、EDは各キャラの声優が歌う電波ソング。
萌えるのに必要な要素が死角なく詰め込まれています。


ただ、内容がユルすぎました。
ちょっとした出来事をネタにしているんですが、無味無臭なエピソードにぬるいギャグと微妙なオチ。
良く言えば、ほんわかとしている。
悪く言えば、無個性でヒネりがない。
面白くないわけじゃないんですが、ほんとに起伏がないので、すぐに忘れそうな、どーでもよさに満ちていますw

深読みして考察すると、こういうヌルさをあえて狙っているのかもしれません。キャラ萌えするのに、ストーリーとか刺激的なギャグは邪魔だから。
・・・って、んなワケないですよねw


同時期にハルヒやひぐらしといった、個性的な作品が放映されていたので、埋もれてしまった不遇さはあります。
面白味には物足りなさを感じますが、作品としての質はそんなに悪くありません。

こういう系統がお好きな方なら、ご視聴してみるのもアリかと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

これは酷い(褒め言葉)

なんだこのアニメは!
いろいろとひどい作品ですw
REMIC制作のオリジナルアニメです

3級魔法使い、ヴァンパイア、狼少女、アンドロイド。
4人の少女たちの平和な日常を描くものです
…いや、このキャストで平和は無理でしたね
バカで無茶苦茶でバカなことをやってくれてます
なんだか目が離せない作品でした
ゆうまの地獄から永久追放は面白かったw

もしOP詐欺の意味が分からない方がおられましたら、
この作品を観ればOK!
それくらい曲と中身が合っていない 笑
妖精帝國のかっこいい曲なのでミスマッチすぎるw
この作品のことです。わざとかもしれません
油断出来ないアニメだぜ…

そんなに笑えないです
すごく面白いとも思いません
なのでおすすめはしません
でもウケる人にはウケるのではないでしょうか
私はこういうの好きですよ
キャラもかわいらしいですし

ひどい作品を笑って誤魔化せる人に観てもらいたいです
なんでか面白い。そう思える作品でした

投稿 : 2025/04/05
♥ : 13

60.5 39 2006年春(4月~6月)アニメランキング39位
デジモンセイバーズ(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (69)
483人が棚に入れました
異世界「デジタルワールド」からやってくる“デジモン”の脅威から人間界を守る、少年・大門大とパートナーのアグモン、デジモン事件に立ち向かう秘密組織「DATS」のメンバーたちの活躍を描いたテレビアニメデジモンセイバーの新シリーズ。

声優・キャラクター
保志総一朗、野島裕史、新垣結衣、松野太紀、中井和哉、ゆかな

ほりえ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

デジモンファンなら!

デジモンファンなら見てもいい作品です。

ロイヤルナイツや今まで出てきたデジモンたちが多く登場する作品です。

また少しお休みになっていた和田光司さんがそれを押して曲を歌ってくれていたりとデジモンファンなら楽しめる要素いっぱいです

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

イズミ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

わくわくした

殴って進化とか良くないっすかw

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

ナナエ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

おもしろい

感動した

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

60.3 40 2006年春(4月~6月)アニメランキング40位
今日の5の2(OVA)

2006年3月24日
★★★★☆ 3.4 (145)
819人が棚に入れました
主人公の佐藤リョータは女の子のことや性的なことにはまったくと言っていいほど関心がないのだが、毎回何かしらエッチなアクシデントに巻き込まれてしまう!?
紙で切った指を乳歯の残るお口で吸われてしまう「グラグラ」。女の魅力は胸でなく鎖骨だと解くリョータの気持ちが男ならわかるであろう「サコツ」。体育倉庫に閉じ込められた男女のとんでもないアングルに大爆笑の「マケナシ」。そして「ダマシウチ」はリョータに恋してる幼なじみ小泉チカの騙し討ち!?など、とある小学校のクラスを舞台に、リョータとその周囲の男子や女子の微笑ましい日常が描かれている。

woa さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

笑ったら負けなのか

原作はみなみけで有名な桜庭コハルの漫画である。

小学校の5-2というクラスが舞台のギャグコメディである。対象が小学生だけにきわどい表現もあるが、哲学的な描写や音楽でごまかしているため純粋な心で見るのが正解だろう。そういうシーンへの振れ幅も含めてギャグと考えるべきなのだ。

どのエピソードもすべて印象が深いが、特にこの作品を代表していると思うのは2話のエガオという回で、カズミという無表情なキャラを主人公とヒロインのチカは様々な手段を行使して笑わせようとする。

この試みは主人公とチカが決して笑わないカズミに笑ってしまい返り討ちにあう。この失敗は結局カズミが笑わない事実よりも相手を笑わそうとして笑ってしまうとき、嬉しそうに負けているチカの方に主人公の視点が移ってることに注意するのが正しい見方だろう。勝っても笑わないカズミより負けているが笑っているチカの視点が本筋から考えても重要なのである。チカは何といっても正ヒロインなのだから。カズミが笑わない理由を詮索するのは主人公たちがやったように野暮な行為だということである。

チカ自身もカズミを笑わせることよりも、力づくと称して親友である彼女と戯れることに目的が変わっているからこそ「嬉しそう」に「負ける」ことが出来るのだ。チカの乱入によって主人公たちが最初ににらめっこでやっていたような単純な勝負は成立しなくなっているのである。

この脱線はこのアニメを見ているときに自分が感じたことに近い。ヒロインの大半が主人公に好意を向けているラブコメはジャンルとして純愛路線から脱線なのだ。向かっている場所は同じだがルートが違う。

TV版もあるが、自分は2話くらいで挫折した。同じ原作でも解釈がこうも違う作品も珍しいだろう。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

天体の出没

小学生の何気ない日常を”大人目線”で描いた作品です。
この純真さが羨ましく、そして妬ましい?

日常系ギャグアニメなので、物語自体には突出した面白さはありません。
しかしこの作品、ただの日常系とも一線を引いています。
それは何か? 未来の示唆でしょうね。
それでいて後日談がないのがとても憎い。描くまでもないということか。(//∇//)
飽くまで日常系の域を超えないという製作者の意志が垣間見えます。いや、実に素晴らしい。
細かいことを言うならチカの登場がもう少し早ければもっと良かったかなぁ。
リョータとチカにはベストカップル賞を授与したいくらいですので。

アニメ版の方が完全版に当たるのでしょうか?
個人的には、絵の好み、まとまりが良いという点でこちらのOVA版の方が好きです。
時間があるならアニメ版、とりあえずならOVA版といったところかな?

アルバムの1ページを覗いているようで、とても心地良い気分に浸れました。感謝感謝。
――始まりと同時に日が昇って、終わりと同時に日が落ちる
――でも全然寂しくない
――日はまた昇ると教えてくれるから

------------------------------------------------------------
『みなみけ』の桜場コハルさんの作品だったんですね。つい先日まで知りませんでした。(* ̄∇ ̄*)

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

結局パンツアニメ

OVA版。
同じ原作でも、OVAとTV版では製作会社やキャストが違うという変則技。
そんなに発表された時期も違わないのに、面白い関係です。
このOVAはTVより半年ぐらい先行して発売されています。
TV版と基本的にはネタは一緒。5年生という微妙なお年頃のガキンチョ達の、子供らしい日常と子供らしくない微エッチが共存した作品です。


いきなりですが、これ、おそらく規制が厳しくなる昨今では非常に風当たりが強いとおもわれます。
TV版もエッチな要素を匂わせた作品でしたが、これはそれに輪をかけて表現が直球すぎ。
毎回、パンツやら下乳が、さながらエロ系アニメのようにお約束的に登場します。
それ自体は珍しい事ではありませんが、本作の登場人物はほぼ全員小学5年生。つまり全て児童の下着や半裸です。
・・・ダメでしょう、さすがに(^_^;


ネタそのものは、のんきなコメディ。
割と笑えるネタが多くて好きなんですが、先にTV版をみていたため、知っている内容ばかりで正直あまり楽しめませんでした。
というか、声や絵柄の違いでの困惑が大きかった。
なので、予備知識なしの状態からの視聴であれば素直に楽しめるのではないかと思います。

逆にいえば、別段TV版に比べて特筆して秀でている所があるわけではないので、TV版を見ている方は無理に見る必要もない、ともいえます。
パンツ目的なら、話は別ですが^^;

投稿 : 2025/04/05
♥ : 16

60.3 40 2006年春(4月~6月)アニメランキング40位
機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 砕かれた世界(OVA)

2006年5月26日
★★★★☆ 3.6 (42)
322人が棚に入れました
『機動戦士ガンダムSEED』の続編であるTVアニメ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』全50話を再編集した4部作の第1弾DVD。コーディネーター(遺伝子操作で生まれた新人類)が居住するプラントのザフト軍と、ナチュラル(既存の人類)を代表とする地球連合軍との戦争はようやく停戦を迎えたが、ふたつの人種の戦いそのものはまだ終わっていなかった。本作は主に、地球中立国でもあるオーブ連合首長国に亡命していた前作からの人気キャラ、アスラン・ザラと、かつて戦乱のさなかで両親と妹を失ったザフトの戦士シン・アスカ、そして前作の主人公キラ・ヤマトの視点で、第1話からおよそ第13話までの第1シーズン・ストーリーが語られていく。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

再視聴向けの総集編。忙しい人にも御薦め?全4作の第1作目。

前作「機動戦士ガンダムSEED」と同様、総集編が製作された。
全編新たにアフレコや新作カットが追加されている。
アスラン視点で全体の話を4部作として製作されている。

OP早々にアスラン キラ カガリが登場し、メインがシン
ではなくSEEDの続編という強調された演出が節々に感じる。
アスランの視点でという部分が活きて本編序盤に感じたシン
のフラストレーション全開の嫌なイメージが減ってる感じ。
※私的に凄くシンが嫌いなので余計感じるのかもしれない。
後発なのでSEEDの画質よりキャラが安定してる印象も在る。
記憶に新しいせいか?台詞が一部違ってる部分を感じた。
あくまで大幅カットによる印象の補填や雰囲気的なもの。
SEEDのスペシャルエディションより上下の違和感が減った。
※SEEDの方はキャラUP等で画角的に厳しいカットもあった。
音楽は一部何故?という変更等もあった。
商業的に手抜きと思われたくない強引な挿入にも感じた。

映画という程綺麗に纏まってはいないので、当然4部視ない
と中途半端で各話のラストはそこそこの区切りという感じ。

シンの覚醒でもキラのMS搭乗でもなくアスランのシーンで
区切られているのは視点を意識できて良いとは感じた。

スペシャルエディション 砕かれた世界
<PHASE-01 - PHASE-13> 前半2006年5月1日
後半2006年5月2日放映(DVD発売時期:2006年5月)

スペシャルエディションII それぞれの剣
<PHASE-14 - PHASE-28> 2006年7月30日放映
(DVD発売時期:2006年8月)

スペシャルエディションIII 運命の業火
<PHASE-29 - PHASE-42> 2006年10月8日放映
(DVD発売時期:2006年11月)

スペシャルエディション完結編 自由の代償
<PHASE-43 - FINAL PLUS> 2007年1月7日放映
(DVD発売時期:2007年2月)

評価はSEED全話視聴済みなので初見で視ると違うと思う。
ガンダムシリーズを視たこと有れば普通にOVAかなって感じ
で多少設定や世界観の補足説明が足りないな程度の内容?

改めて・・私はシンがガンダム史上最も嫌いである!
正直もっとシンの出番が少なくても良いと思うくらいw

歪んだ軍人として極端に鬱屈して演出される敵キャラ並に
不快な登場人物だった・・そういう意味では、この序盤は
とても見易くて好印象でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正直、テレビ放映版よりも見やすかったです

ガンダムSEED DESTINYのデレビ本放送の総集編作品。
SEEDは全3巻のOVAに纏められてましたが、SEED DESTINYは全4巻と1本多くなっています。
また、単純にテレビ放送を再編集したものではなく、様々な点でリファインしたものとなっています。
1巻目はテレビ版のPHASE-13まで、ラクス・クラインの暗殺未遂事件がきっかけとなりキラが再びモビルスーツに乗り込み、そしてアスランもデュランダル議長から渡されたFAITHの称号を受け取りモビルスーツに乗り込み飛び立つところまでです。

大まかに1クールの内容を90分程度にまとめたものとなっていて、過去の総集編ガンダムに比較すると無理のない編集ではなかったです。
短縮された事による違和感は0ではありませんが、そもそもわかりにくい構成となっていたこともあり、元を覚えていないとそうと気づかないレベルだと思います。
ディアッカの「グゥレイト!」やヨップ隊長の「えええ~」も健在、特にヨップ隊長はカットされやすいシーンと個人的には思っていたので、残っていて嬉しかったです。
あと、本作では個人的に好きなザムザザー登場します。だからどうというわけではないのですが、ちゃんと登場するのでザムザザーファンの諸兄も安心です。
カットされたシーンと言えば、物語序盤でシンがステラの乳をラッキースケベするシーンが無かったのが印象的。
元々の作品が回想と使いまわしのシーンが多かったためか、あまりカットされたシーンは思い出せないです。先にも述べましたが、短縮された違和感はそれほど感じなかったように思えます。

逆に追加シーンは多かったです。
追加エピソードというものはないのですが、映像が全体的にきれいになっていて、テレビ放映版はデジャヴュの連続だった使いまわしシーンがほぼなく、ところどころ新規作画で埋めていたような感じがします。
また、本OVAシリーズは、アスラン視点で語られていることとなっていて纏まりがよく、正直、テレビ放映版よりも見やすかったです。
SEED DESTINYを見るときはまじめに50話を見ずに、本OVA4作で済ませるのもありかと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

わりと好印象

テレビシリーズはリアルタイムで視聴しましたが、良くも悪くも衝撃的で人を選ぶ作品という感じ。しかも全50話と長丁場のため、総集編であるこちらのシリーズを観た方が雰囲気等を知る上で手っ取り早いかなと。

もっとも、先の方も触れておりましたが、個人的に第一話のネタシーンがカットされてたのは残念だったかな。

それでも、前作シリーズの総集編は明らかに端折った感じなのに比べて、まだ一作目ですが良い感じの印象を持っており、続編以降も楽しみです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

60.1 42 2006年春(4月~6月)アニメランキング42位
FLAG[フラッグ](TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (73)
392人が棚に入れました
20XX年、アジアの小国で勃発した内戦は、国連軍の介入をもってしても拡大し、泥沼化していたが、戦地で偶然撮影された一枚の写真によって、和平への動きが一気に加速した。それはフラッグの写真―敵同士であるはずの兵士が戦闘中に互いに協力して聖地に旗を掲げる姿―だった。フラッグは平和の象徴となった。しかし停戦まであと一歩のところで、妨害を謀る武装勢力過激派にフラッグは奪われてしまった。国連は極秘裏にフラッグを奪還すべく、 SDC(Special Development Command)シーダックの投入を決め、さらにその活動の全てを記録するためカメラマンの帯同を命じた。この任務を依頼されたのは、白州冴子。彼女こそ、ことの発端であるフラッグの写真を撮った本人であった。
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

一風変わった視点が魅力 硬派な戦争物ドキュメンタリーチック作品

物語:4.1 作画:3.3 声優:3.0 音楽:4.0 キャラ:4.0 【平均:3.7】                           (75.7)

ジャンル        :戦争
話数          :全13話
原作          :高橋良輔、TEAM FLAG(Webアニメ)
アニメーション製作 :アンサー・スタジオ
総監督         :高橋良輔
監督          :寺田和男
シリーズ構成・脚本 :野崎透
キャラデザイン    :竹内一義
メカニカルデザイン :宮武一貴
音楽          :池頼広
主人公声優      :田中麗奈
主題歌(ED)      :「Lights」歌・作詞:信近エリ/作曲・編曲:大沢伸一

参照元        :Wikipedia「FLAG (アニメ)」

【概要】
 チベットをモデルとする中央アジアの架空の小国ウディヤーナの内戦を、カメラマン白州冴子を主人公として描く。第三者視点を一切廃し、一人称主観のカメラファインダーを示す画面でストーリーが進行する。作品タイトルの「FLAG」は、劇中の白州が撮影して国際的に有名になった写真に付けられたタイトルである。

【特徴】
①一人称主観のカメラファインダー越し視点、又は設置されたカメラファインダー越し視点
②カメラマン、ジャーナリスト
③ドキュメンタリーチック
④リアリティー、硬派
⑤戦争、特殊部隊、国連、ロボット

【長所】
・特徴に上げた5点がそのまま長所

【短所】
①静画の使いまわしが一層低予算感を漂わせてしまっている

【理由】
{netabare}[長所]
①本作最大の特徴である一人称視点ですが、徹底されてました。本作以外のアニメでは演出として一部のシーンで使われていることがありますが、FLAGでは常に一人称視点です。この徹底された演出は他の作品と大きく異なるので普通のアニメ作品に飽きた人にはお勧めできます。 

②主人公の白州冴子は元々自ら戦地に赴く戦場カメラマンではなかったが、行き詰まりを感じていた頃、後に師事することになる赤城の展覧会を訪れる。その後、赤城の勧めで内戦中のウディヤーナに向かい、後に平和の象徴となる一枚の写真「FLAG」を撮影することになる。物語は国連から再び戦地に赴き、写真を撮って欲しいと依頼されるところから始まる。本作は戦争の悲惨さも描かれるが、どちらかと言えば白州冴子のカメラマンとしての活動記録を追うことに重点を置いた物語です。この物語は戦争そのものに対して何かメッセージの様なものは感じませんでしたが、特殊部隊と同行する若手戦場カメラマンとしての経験や苦労が描かれた一連のストーリーとなっており、戦場カメラマンに対しての思い入れを強く感じ取れました。

③白州の師である赤城の昔語りがドキュメンタリー作品らしい演出となっていました。赤城を担当した声優は石塚運昇さん。石塚さんの渋い声は本作の硬派な雰囲気をより硬派に演出していました。

④武装集団の鎮圧など、ありふれたロボット作品のような派手な戦闘シーンはありません。人は銃弾を受ければ大怪我し、浴びてしまえば死にます。また、ロボットに搭載されたカメラ視点では制圧対象を真正面から見る場合もあるので、攻撃の目標にされれば銃弾はカメラに向かって飛んできます。

⑤長所という訳ではありませんが、特徴④と合わせて戦争物が好きという方には楽しめる内容かと思います。

[短所]
①動画はスナップ写真が多く映される為、静画が表示される時間は長めです。スナップ写真が多いのは演出上問題無いのですが、同じ写真が使いまわされているのは作品自体の評価を下げているように思いました。{/netabare}

【総括】
 若手カメラマンの白州が、国連の特殊部隊に同行した時の活動記録を、彼女の師である赤城がドキュメンタリー風に当時を振り返るという内容の作品。雰囲気は真面目で硬派。撮影内容は特殊部隊のインタビュー、日常、戦闘など様々。ロボットは制圧を目的とした戦術的な使われ方をします。また、上述の通り、徹底されたカメラファインダー越し視点、一人称視点が最大の特徴であり長所です。戦争物が好きで尚且つ少し変わった作品を観たいという方にお勧めの作品です。



【思った事・蛇足】

シリーズ構成・脚本担当の野崎透さんによれば
監督高橋良輔は本作にいわゆる「チベット問題」を描く意図はないと述べているそうです。


FLAG公式ページの高橋監督のインタビューにおいて
“アニメーションの場合は、なるべく作り物であったほうがいいと思ってますし、
矛盾しますが「リアリティ」と「らしいな」ということ、
それは作り物を前提にして「らしいな」ということが魅力的になるのであって、
作り物じゃないものは「らしいな」とは言わないような気がするんです。”と答えています。
また、実際の問題を取り上げるのは難しいとも答えています。


なるほど
あくまでも創作物はリアルっぽく見せることが魅力となるということなのでしょう。
それに、事実をドキュメンタリーにするのであればアニメにする必要は無いですね。


白州冴子についての想いのインタビューにおいては
カメラマンの撮った写真が世にどのような影響を与えるか自分でも分からないし
それが良いことなのか悪いことなのかも分からないと答えており
戦地にいるジャーナリスト達というのはすごく魅力的に写るとも答えています。


また、FLAGが監督にとってどんな位置付けの作品かという質問では
“『FLAG』の中で試みている「ドキュメンタリーのような」味わいというものが魅力的であるとすれば、
どなたかがまた「ああいう作品を作ってみたい」と、そう思わせることが出来て、
その中から一つでもヒットが出ればそういう方法論や表現が定着していくと思う”と答え、
“アニメーションの枠がちょっとでも広がればいい”と思ったそうです。


この様に戦場カメラマンやジャーナリストを題材にしたり
ドキュメンタリー風で一味違う視点からのアニメーションということで
本作は監督にとって意欲作であることが伺えます。


これらのインタビューを見て思ったことですが
元々低い予算しか組まれてなかったから少々粗末な作りになったというよりは
新しい試みの作品にする予定だから
リスク低減のために予算を割かれなかったように感じました。





それで
実際に観終えて面白かったのかどうかというのは
かなり面白かったです。


人間模様
武装集団の裏にいる人物
爆撃が起きた時の様子
作戦行動中の様子
国連本部の事情

等々
それに
緊張感高まるシーンもありました。
ロボの砲撃は短く鋭い轟音がまるで実際の戦車の砲撃音のようでした。


●雰囲気
一人称視点は『エースコンバット』のドラマパート。
ロボの作戦行動中の映像は『アーマードコア』。
ドキュメンタリーチックな部分は『メタルギアソリッド』のドラマパート。
この3作品を合わせた様な感じの雰囲気です。


総括にも書きましたが
洋画の戦争物が好きな方も楽しめそうですが
ミリタリー物ゲームのドラマパートが好きという方も楽しめるのではないかと思いました。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 10

キャポックちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

戦争アニメの最高峰

 富野由悠季とともにリアルロボットものをリードしてきた高橋良輔(原作/総監督)の、到達点にして新たな出発点となる作品。Web配信という形で発表されたこともあって知名度は高くないが、戦争アニメの最高峰と言っても過褒ではない。多くの人に見てほしい傑作である。
 ここで取り上げられるのは、戦争の虚像と真実というテーマである。戦争の実態をゆがめた情報は、かつては主戦国政府が意図的に捏造したが、現在では、ジャーナリストが報道の名の下に垂れ流している。湾岸戦争の際、米軍はピンポイントで軍事拠点のみ破壊し、市街地を狙ったイラクのミサイル攻撃をパトリオットで迎撃したと報じられたが、戦後になって、ピンポイント攻撃できたのはごく一部にすぎず、パトリオットによる迎撃はほぼ全て失敗したことが明らかにされた。イラク戦争においては、バクダット陥落時に独裁政権崩壊を喜ぶ市民が広場に集まったとされるニュース映像が流されたものの、広場の全景を映した引きの映像がないことから、メディアリテラシーの持ち主は、バクダット市民が米軍侵攻を決して歓迎していないと気づいたはずである。
 『FLAG』の舞台となるのは、国連軍が介入したために内紛が泥沼化した中央アジアの架空の小国・ウディヤーナ(マンダラを用いた密教系の仏教が信仰されていてチベットを連想させるが、あくまで戦闘と宗教を並行して描くために設定された舞台であり、現実のチベット問題と絡めて解釈しない方が良いだろう)。そこに、同じ戦争を異なる立場から見つめる二人のジャーナリストが降り立つ。
 語り手となるカメラマン・赤城圭一は、フリーの立場で戦地に赴き、テロリスト殲滅という大義名分の陰で、国連軍による攻撃が市民に大きな被害を与えている実状を知る。一方、彼の後輩カメラマンである白州冴子は、国連軍の“御用”報道員として、2足歩行型ロボット兵器を擁するシーダック隊に同行、テロリストに奪取された平和の象徴である旗(FLAG)を国連が奪い返す過程を撮影する。このFLAG奪還作戦が、報道でしか戦況を知り得ない一般市民向けの茶番であることは、作品冒頭から示唆される。さらに、二人のジャーナリストの間には微妙な感情の行き違い(一方は恋心を抱いているようだが、他方はそうではない)が存在しており、これが全編に漂う重苦しい閉塞感を醸し出す。
 この作品で特徴的なのは、第三者的な視座が徹底的に排されている点。同じ戦争であるにもかかわらず、赤城と白州が目の当たりにするものは全く異なっており、赤城の体験は、ファインダーから見える光景と赤城自身のモノローグによって、白州の体験は、彼女が撮影した映像ないしモニターや通信の記録によって、それぞれ描き出される。短いカットの中に錯綜した無数の断片が提示され、まるでひび割れた合わせ鏡のようで、知的な面白さも味わえる。
 カメラやモニターなどの機械が切り取った断片的な情報を通じてストーリーが展開されるため、多くの戦争アニメで見られるような、非現実的な激しい動きやまばゆい光の明滅を用いた派手な演出--いわゆる子供だまし--はない。戦闘に参加する隊員も、訓練を受けた職業軍人らしく、感情を表に出さず冷静かつ的確に行動するだけである。しかし、彼らの抑揚を欠いた音声からは張りつめた緊張感が滲み出ており、状況を把握できるだけの想像力のある視聴者は、凄まじい迫力を感じられるはずだ。特に、第6話「闇の中の光」における迷宮のような要塞内部での攻防戦は、あまりの緊迫感に見ていて戻しそうになった。アニメで人が死ぬさまを描いても、所詮は単なる絵でしかないためリアリティが感じられない場合が多いが、『FLAG』では、殺戮シーンがモニター画面の抽象的な映像として描かれることで、かえって人を殺す生々しさがひしひしと伝わってくる。湾岸戦争の映像で実戦がゲームのように見える異常さを味わった人は、このアニメから「ゲームのような戦争」が隠し持つ生々しさを感じ取り、戦慄するだろう。
 予算が限られていたからか、画の動きは乏しい。しかし、この制限がある故に、演出家は何をどう動かすべきかを徹底的に考え抜いたようだ。手持ちカメラを思わせる画面の揺れやタイムラグのある焦点補正などを丹念に描いた結果、莫大な予算を投じた大作アニメよりも、奥行き方向の拡がりを感じさせる優れた作画が実現された。この作画を高く評価できない批評家は、アニメを見る目がないと断定したい。
 『FLAG』で最も含蓄があるのは、しばらく離れていた二人のジャーナリストが再会する場面だろう。民衆の側に立って戦争の実態を剔抉しようとする赤城は、国連軍の活動をテロ撲滅のための正義の戦いとして撮影する白州に対して、批判がましい言葉を連ねていた。しかし、だからと言って、赤城の方が戦争の真実を正しく把握していたとも思えない。何よりも、戦闘の現場に肉薄し、隊員の心情を深く感じ取っていたのは白州の方なのだから。再会の場面では、赤城がファインダーごしに白州を見るのと同じように、白州もまたファインダーごしに赤城を見ていた。この状況は、二人の立場のうち一方が優位なのではなく、互いに相対的であることを象徴する。
 アニメ『FLAG』は、曖昧ではないが多義的であり、単純な解釈を拒む。戦争の真実など存在するのか? あるのは、ただ無数の断片的な記録と、しばしば相互に矛盾する人々の記憶だけではないのか? --そんなことを考えさせる作品である。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

チベット問題が知れ渡った今となっては、高橋良輔・野崎透両氏にとって、《黒歴史》では?

『ガサラキ』(高橋良輔(監督)、野崎透(シリーズ構成・脚本))というリアル風ロボットアニメが、1998年制作という古い作品にも拘わらず凄く面白かったので、この両氏が手掛けたもう少し最近の作品である本作も視聴してみました。


◆制作スタッフ

原作:高橋良輔、TEAM FLAG
企画:竹内成和
総監督:高橋良輔
監督:寺田和男
シリーズ構成・脚本:野崎透


◆総評

本作は、2006年6月から2007年3月にかけてネット配信された全13話のWebアニメ作品で、その後CSやTOKYO MX、さらにNHK BSというテレビ媒体でも放送されたそうです。
作品内容としては、中央アジアの架空の国家ウディヤーナ(※どうみても現在、中華人民共和国の占領/統治下にあるチベット地域の文化・宗教・習俗・風物等をモチーフとしています)を舞台とする、ロボット兵器を装備した国連特命部隊とその専属カメラパーソンの活動記録となっています。
ところが、本作の完結(2007年3月)からちょうど一年後の2008年3月にチベット騒擾事件が発生し、同年8月に開催が予定されていた北京オリンピックに向けて、ギリシア(*1)から欧州→アメリカ大陸→日本→中国へと続く聖火リレーの沿道にチベット問題に抗議する人々が世界各地で次々と現れて、時に聖火リレーを妨害しながら抗議活動を続けたので、まず最初に欧米のマスメディアがその様子を大々的に報道し始めた。
そのため、それまで中国に不利なニュースはなるべく報道しないようにしてきた日本のマスコミも欧米メディアに追従して聖火リレーに伴うチベット問題への世界各地の抗議活動を取り上げざるを得なくなり、そして日本の聖火リレー時にも大規模な抗議活動が行われたことで、ようやく我が国でもチベット問題が幅広く周知されるようになりました。

(*1)ギリシアは古代オリンピック発祥の地であり、それを記念して近代オリンピックの聖火はまず最初に同国のオリンピアで採取され、次いで世界中の国々をリレー行進され、最後に開催国に運ばれる慣わしとなっています。

そういったチベット問題の経緯を知ってしまうと、本作って、一言でいえば、「確かにアニメ作品としては高水準かも知れないけど、この内容だと、いかにもダライ・ラマを悪の首魁であるかのようにdisってて、制作者は題材選びのセンスが悪過ぎるんじゃないの?」と思ってしまいました。
(※チベット問題に関連してその当時、中国側が大量に制作してネットにバラ撒いていたダライ・ラマを誹謗中傷するプロパガンダ動画を何となく連想する内容に見えてしまう。)

もはや今となっては、本作は高橋良輔氏や野崎透氏にとって、余りアニメファンに知られたくない《黒歴史》の作品になっているんじゃないですか?

チベット問題に関して言えば、フランスのTV局が制作した下記のドキュメンタリー動画を見た方が遥かに有益と思います(PART1-4まで合計1時間弱です。残念ながら英語ナレーションのみですが、映像・音声だけでも視聴する価値あり)
https://www.youtube.com/watch?v=eAUhB08QjGM
※PART1から見たい方はこちらから↓
https://www.youtube.com/watch?v=RlZX9LO0TRc


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================= FLAG (2006年6月-2007年3月) =================
{netabare}第1話 フラッグ ★ ※興味深くはあるが、主人公がプロ市民っぽくて困惑
第2話 ポートレート × SDC(シーダック)最初の戦闘 ※ダライ・ラマをdisる作品?
第3話 同行取材 × ※ゲルト派とアサシン教団をダブらせるのは不見識過ぎるのでは?
第4話 新月の夜 ☆ ※クフラ信仰→ネパールのクマリ(生き神少女)信仰から
第5話 暗闇の双曲線 ☆ 要塞メタゾン寺院への降下作戦
第6話 闇の中の光 × ハービック喪失 ※ゲルト派が自爆攻撃も辞さない狂信者という描写に困惑
第7話 再始動 ★ カメラを向けることの意味
第8話 XR2 ロンクー ☆ チャイナ&ロシア共同開発の二足歩行兵器登場
第9話 ゲルと大地 ☆ 地元医師との対話
第10話 シーダック+1 × SDCへの国連内部監査、ゲルト派の国連本部ホテル襲撃 ※ダライ・ラマをdisる内容
第11話 ファインダーごしの再会 ★ 国連本部ホテル奪還作戦、赤木と白洲の一瞬の再会
第12話 フラッグ奪回 ☆ FLAG奪還、国連軍による白洲拘束 ※「ポタラの戒めを解く」とまで言っておいて制作側が「チベットとは関係がない」と言い訳するのは無理(ポタラ宮はチベットの中心都市ラサに実在するダライ・ラマの宮殿)
第13話 光の中へ ☆ 白洲SDCから隔離、メモリーチップ入手、和平協定調印、白洲死亡{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)3、☆(並回)6、×(疑問回)4 ※個人評価 × 3.3


主題歌 「Lights」

投稿 : 2025/04/05
♥ : 17

59.4 43 2006年春(4月~6月)アニメランキング43位
エア・ギア [AIR GEAR](TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (159)
869人が棚に入れました
東中最強のベビー・フェイスこと「南一樹(イッキ)」は、モーター内蔵の特殊なシューズ「エア・トレック」を装着して町を暴走する「暴風族(ストーム・ライダー)」に襲われ、無残な敗北を喫する。そんな時イッキは居候先の幼馴染「野山野林檎(リンゴ)」ら三姉妹から、エア・トレックを託される。リンゴ達の正体は、伝説の暴風族「眠りの森(スリーピング・フォレスト)」だったのだ。エア・トレックによって自分を傷つけた暴風族にリベンジしたイッキは数々の暴風族と戦い、「トロパイオンの塔」の頂に立ち、世界に一つしかない特別なエア・トレックもしくはその部品である「玉璽(レガリア)」を使いこなす8人の「王」と8本の「道」の頂点である「空の王」の候補と目され、イッキの憧れの女ライダー「シムカ」に見初められながらも、自分だけの「道」を走ろうとする。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スク水仮面しか覚えていませんでしたが、特に前半は面白かったです。

 見てましたねえ…なぜ今になってユーチューブ全話無料公開かわかりませんが、思わず見てしまいました。この作品25話ありますが、面白いのは前半です。長女が帰ってきて車いすと犬の人と対戦するくらいまで、ものすごく面白いです。

 荒唐無稽ではあります。物理的どうのこうのいいだすときりがありません。ですが、少年漫画的な熱さがあります。ストリートファイトの要素が強くいわゆるヤンキーマンガの系譜ではありますが、エア・ギアという架空のデバイスを使うことで、スタイリッシュな作品になっています。

 大暮維人氏は「天上天下」の方が名前をよく聞くかもしれませんが、面白さでは本作原作「エア・ギア」の5巻くらいまで、つまり本作の14話くらいまでが最高に面白いです。というのはベヒーモス戦が始まると団体バトルが始まってしまいます。
 古今東西のマンガに言えることですが団体戦が始まると連載時は熱くなりますが、後から見るとものすごく冗長になります。この作品でもそれが顕著に表れています。

 一方、言葉を飾らずに言えばアダルトコミック(同人?)出身の大暮維人氏の女子はものすごく魅力的です。エロも十分少年向けのサービスとして意識しており、アニメ化もその精神は受け継いでいます。多少マイルドですけど。
 バトル=タナトス、裸・水着=エロスを少年漫画の欠くことのできない要素としてよくわかっており、エンタメとして徹底的に意識して見ごたえがある作品に仕上がっています。

 何が言いたいかというと、シムカとリンゴの記憶しかありませんでした。特にクロワッサン仮面(スク水仮面)登場の12話。公式のユーチューブ無料公開で4時間45分10秒くらいのところですね。久しぶりにみてやっぱり面白いし魅力的だなあ、と懐かしく見させてもらいました。ただ、一番リプレイ回数が多いのはそのあとのビキニのお姉さんの登場時でした。

 で、このリンゴ=スク水仮面の声優さんの声、いいですねえ。あざとすぎる声が最高です。ゼロ年代だなあという演技も懐かしい感じでした。

 作画も前半の方がよかったかなという気がします。色彩とか輪郭線とか細かい動きや髪の作画、背景美術とのバランスなど、今よりも私の好みです。荒れているところはあれていて安定感がないので、今よりも劣っている面も多いですけど。15話の長女と車いすの話とか構図も作画もメタメタになっている気がしました。

 ついでに原作の話をしておくと、レガリア云々とかなってくるとドタバタ劇ですね。一番面白いのは本作アニメ12話くらいで、まあ、見られるかなというのが本作アニメの範囲くらいです。それ以降は私の好みではありません。ただし、37巻まで続きましたのでこれ以降が面白いという人が多数派かもしれません。

 ということで評価は…うーん、スク水仮面でキャラは4。ストーリーは前半は見入ってしまいましたが、後半がちょっと…ですので3.5。声優さんはいいです。4.5。音楽も昔はBGMが丁寧でした、4。で作画は4かな。



 

投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ウイング・ロード♪

同タイトルの漫画を原作にしたアニメ。全25話

コンピュータ制御の超小型モーターを搭載した
インラインスケート風のエア・トレック(A・T)
を使ったハイスピードストリートアクション。
※原付きバイク程度の出力。
基本的にATのみ超進化した別世界の現代風。
細かい設定などはなくヒット後に後付の設定も多い。


南 樹(鎌苅健太)は幼少より野山野家で居候暮らしていた。
天性の運動センスの持ち主で喧嘩上等!東中学の番格で、
上昇無敗だったが・・或日「エア・トレック」を装着して
町を暴走する「暴風族(ストーム・ライダー)」に襲われて、
無残な敗北を喫する。

暴風族に敗北したのを切欠に野山野林檎(伊瀬茉莉也)達に
A・Tを教わった事を切っ掛けに「飛ぶ」ことに魅了されて、
仲間達とA・Tチーム「小烏丸」を立ち上げる。

樹は持ち前の運動センスを発揮し、直ぐに自分を傷つけた
暴風族にリベンジするが、パーツやプライドを掛けた戦い
に明け暮れ、「パーツ・ウォウ」というアンダーグラウンド
での全国規模なバトルの頂点を目指すというもの。

如何にも少年誌という作風で、主人公はA・T初心者にして
8人の「王」の頂点である「空の王」候補として憧れの美少女
ライダー「シムカ(田中理恵)」に見初められる・・居候先の
林檎とは初期ラブコメ設定。

暴走族同士?チーマー同士の抗争に、少年誌らしいルール
だとか競技性を付けて「闘う姿」「アクション」を描くことが
主なので細かい事は一切気にしないほうが良い。

勝つ=何かを得る。勝つ=仲間が増える。勝つ=モテる。
概ねこのパターンの少年漫画の代表で、主人公は無自覚
というのがお決まり。このアニメも概ね同じ。

ラブコメも有れば熱い友情も有りライバルとの熱いバトル
やネガティブは悪のような描写もある。

競技には誇りを持って参加していて不正や反則=悪で正義
の鉄槌のような爽快?な喧嘩上等バトルも多い。

細かい設定を放棄してA・T以外触れないのでファンタジー
な部分として無視して気楽に楽しめるかも?

疾走感とかバトルの臨場感は結構良かった記憶が・・
決めポーズというか個々が引き立つ戦闘スタイルを活かす
描写というか・・樹なら飛翔!というような解り易い部分。
オニギリのような・・特異なギャグ戦闘もあるけど・・
まぁ基本敵もチーム名に由来する様なマスクを被ってたり
ギャグ路線が多かったりもするのですけど・・古典的な漢
の戦いにも拘ってる部分が強いかな。意地の張り合いとか。

ラブコメもそれなりに描かれている。

超獣(ベヒーモス)辺りが一番面白かったかな・・

エア・ギア 黒の羽と眠りの森 -Break on the sky-

第30巻OAD Trick 1
第31巻OAD Trick 2
第32巻OAD Trick 3

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作を表するなら。「絵は神レベル。内容は厨二病」

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
エアトレックという、架空のスポーツを題材にしてますが、基本、エロ&バトルです。講談社漫画賞は伊達じゃない。面白いっすよ(主に原作は)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
こんだけアニメ観ていてなんですが、私は、漫画が好きなんですw

媒体としてですがね。漫画が好きです(2回目)w

だって、私の蔵書、10000冊を余裕で超えてますから(笑) 半分近く、まだ読んでないけど、いつか漫画喫茶を開きたい(笑)

さて、原作です。

大暮維人さんは、「天上天下」「魔人」「エアギア」と全巻持ってるけど、どれも「尻すぼみ」です(苦笑) この作家、一見上手いんだけど、よく見れば構図が変だったりはします。でも、オシャレな絵を描くし、ギャグセンスも悪くない。

なんですが、連載を続けるうちに、段々と迷路に入り込んでいくんですよね。自分で広げた伏線を回収しきれなかったり、世界を広げすぎて収集つかなくなったり。なかには、「こじつけ」も多く見られる。

多分この作家は、8巻くらいで完結させるのが一番バランスが良い。

と、芋焼酎のせいで色々とワケわからんこと書いてますが、まあ、普通よりはずっと面白いんでアニメ観てください。また、原作を読んでください。

(私が今、アニメを趣味の一番にしているのは、手軽さですかね。お金もかからんし、疲れない。仕事で死にそうになってるのに、さらに家帰って漫画読むのはやや体力を使う。あと、狭いアパートに漫画あると物理的に邪魔。アニメは、ごろ寝しながら、ダラダラ消費できるから、仕事し始めてからは一番好きかな~。ただまあ、今は「銀の匙」最終巻を、自分のどのコンディションで読むかが最大の関心ごとだけどw)
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 8

59.3 44 2006年春(4月~6月)アニメランキング44位
ぜんまいざむらい(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (29)
180人が棚に入れました
時は西暦2015年。舞台は、明治時代が始まらず江戸時代が続いたままからくり仕掛けが発達した町「からくり大江戸」。200年前、だんごを盗もうとしたところ、ねずみに会い、驚いて井戸に落ちて死んでしまった泥棒「善之助」は、「大福の神」によって頭にぜんまいハンドルと、悪人を改心させる必笑だんご剣を与えられ、ぜんまいざむらいとしてからくり大江戸に復活する。ぜんまいばねがほどけ切ってしまうと再び死んでしまうが、善いことをするとばねが巻かれてしばらくの猶予を得る。大福の神の「108の善いことをすると人間に戻れる」との言葉に従い、ぜんまいざむらいは今日も善行を積む。

声優・キャラクター
鈴木晶子、川崎恵理子、那須めぐみ、野沢雅子、陶山章央、加藤精三、神代知衣、近藤隆、金丸淳一、滝口順平、名塚佳織

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

発想と個性的なデザイン

子供向けに元々作られているので、
物語はとてもわかりやすく、
それでいてあまり教訓的でもなく、
「おだんごだんだんだだんのだん~♪」のシーンも
パターン化されていましたが、何しろ背景を含め、
登場人物たちの和洋折衷なキャラデザインの
強烈な個性に拍手を送りたいです。

個人的には、かみちよねーさんと豆丸、
あと、ピエールさんが好きでした。


投稿 : 2025/04/05
♥ : 5

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

必笑だんご剣!

NHK教育で放送されていた子供向けの

10分番組です。

子供向けなのでパターン化されていましたが

それはそれでいいんじゃないかなと思います。

下のきょうだいの面倒を見るために

一緒に見ていたのを思い出します。

毎度毎度の決めゼリフといい、なんやかんや

シュールな感じも漂っていたかなと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9

モーニ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

世界平和

『必笑 だんごけん!!』が本当にあれば
戦争もおこらず平和に暮らせるのに~
ある意味最強の必殺技!!

子どもむけの話の作りでも背景や色調がとてもシュール
クスリと笑えてしまうところが癖になってしまった

豆丸がとてもお気に入りでした
『ぜんまいど~の~』がとてもカワイイ

投稿 : 2025/04/05
♥ : 0

58.9 45 2006年春(4月~6月)アニメランキング45位
魔界戦記ディスガイア(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (64)
392人が棚に入れました
魔族と人間のハーフの少年が、父亡き後魔王の座に就き、父を乗り越えるべく奮闘する。2年間何者かに眠らされていたラウールは、ある日父の死を知る。

声優・キャラクター
水橋かおり、笹本優子、半場友恵、鈴木千尋、間島淳司

munewo さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

劣化作

原作(ゲーム)のストーリーが好きならば『そこそこ』楽しめる…かもしれない。
新規の方は悪いことは言わないので、どうぞお帰りください。

○物語
 原作の世界観を壊すことなく、アニメならではのストーリーを大胆に展開している。
 「おうちに帰ろう」という大枠はゲームでは不可能なだけに、これはこれでアリかとも思った。
 が、「帰宅するついでに魔界制圧完了しました、てへぺろ。」というのはさすがに雑すぎやしないか。

 個々の話においては「ベタな展開、だがそれがいい。」というのにも限界があり、さすがにくどい。

 第07話は完全にオリジナルストーリーで、まさかのオリキャラも登場する…のだが。
 属性だけはてんこ盛りなのに、残念ながら何一つとして残らなかった。無念。
 いなくても良かったなんて言わないで。
 その性質上、もっと中ボスと絡めてもよかった気がする。

 第10話は原作にもあるカーチスの名場面なのだが…
 サークレットだけをポイすればよかったんじゃないですかね。
 製作者は疑問に思わなかったのだろうか。誰か止めてやれよ。

 第11&12話。
 これを作るためだけにこのアニメは存在したと言ってもいい。
 が、蛇足とまでは言わないにせよ、原作で100%完成してる悲劇。
 原作をしっかり憶えてる人ならこれらを見るだけでいいと思う。

○作画
 愛マニアさんの作画が完全に崩壊しており、彼女の信者ではなくともとても悲しい。
 第01話の出だしを見てそっと閉じた人もいるのではなかろうか。
 他のキャラも軒並み劣化しており、褒めるべきところはない。絶無である。
 これならいっそのこと全部デフォルメでやってくれ。

○声優
 原作と同じ配役なので違和感を感じない。
 特にラハール様,マジカル美少女ちゃん,愛マニアさんの中の人には惜しみない拍手を捧げたい。

○音楽
 OP,EDは素人のMAD職人に作らせたほうが遥かにいい出来になるだろう。
 そして原作の良曲は忘れた頃に流れる程度。
 曲の改悪なんていらんので普通に流してくださいませんか。

○キャラの評価
 ラハールをはじめ各サブキャラの思考や言動に違和感はない。
 ちなみに「この人原作にいたっけ?」という人が大出世している。
 だが悲しいかな、一体誰得なんだ。

☆総評
 超劣化作。
 作画,音楽がとにかく壊滅的でフォローのしようがない。
 せめてストーリーに特筆すべき加点があればよかったのだが。

 ここまで劣化させるぐらいなら2時間構成で品質を上げればよかったのではなかろうか。
 ポテンシャルは十分にある作品だけに非常に残念。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

趣味は夜更かしに火遊び高笑い、その名もラハール様!!

日本一ソフトさんの看板やり込み作業ゲーム、ディスガイアのアニメ化作品です。でした。

内容に関しては記憶に古いため部分部分と最後しか覚えておりません。申し訳ありません。またゲームのほうをやっているのである程度補正がかかっております。

作画は全く覚えていないので未評価。
そこまで……。

とある魔界の魔王様の息子、高笑いが趣味且つ特徴傍若無人悪逆非道悪の化身最強主人公ラハール様と、先代魔王様の家来サディスト野心家貧乳小悪魔エトナさんと、天界からのスパイで愛と戦隊マニア天然交じりの天使見習いフロンさん、その他一括りで送るコミカルでギャグありシリアスありのお話です。魔界天界人間界をまたにかけた壮絶なお話です。今のは嘘です。序盤のギャグからは想像しがたいですが割といいお話です。

{netabare} 敢えて最後をプリニーEND(恐らく一般的にはノーマルED)にしたことが自分としては高評価です。他にも(原作ゲームでは)いくつかの終わり方があり、流石にバッドエンドはないしグッドエンドになるのだろうと思っていた(気がする)のですがその予想を打ち破ってくれたのが嬉しかったのでしょう。 {/netabare}

歌はアニメで流れたのかは覚えておりませんが「戦友よ」「赤い月」「ラハール様の讃美歌」などなどと好きなものが多いので評価が上がっております。もちろんOff vocalにもいい曲はあります。(あ、そっちの方がアニメでは流れていそうな気が……。

最後に余談です。独り言なので無視してくださってかまいません。
{netabare}
最初の方に書いた通りこの作品の原作のゲームはひたすらやり込む、それも作業的にやり込むゲームです。たしか売り文句が『史上最凶やり込みSRPG』だったかな。形式上最高レベル9999ですが、転生システムなどがあり実際には総合10万越え程度は普通の、プレイ時間が3桁越えは普通のゲームです。未だやってない方は、根気がありSRPGが好きな方でしたらお勧めします。自分は初作、二作目のみやっております。2ではただひたすら強くもない盗賊を育ててました。フロンちゃんじゃないですが、

「愛よね!!」

それとタイトルはラハール様の讃美歌から拝借しました。
さらに関係ないですがビューティー男爵ナルシストで噛ませ役のようで実は大物な自称ライバルのちょっと残念さが滲み出てる中ボスさん大好きです。ラハール様やフロンちゃんエトナさんには及びませんが。
以上です。失礼しました。
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

とってなむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

魔界が一番暮らしやすそう

シミュレーションRPGゲーム原作。
中古でかなり安かったから買うのも手かな、アニメ面白かったし。

このアニメ、棚に入れてる人も少なく、
知名度低いっぽいですがなかなかに面白かったです。
ストーリーよりキャラの掛け合いが見事です。
ギャグアニメとして捉えても強ち間違いではないのかなと。


自己チューで自分勝手、プライドの高い魔王の息子ラハール。
野心家でそれでいてツッコミ役でもあるラハールの家来エトナ。
穏やかな性格でたまにズレた発言をかます天使見習いのフロン。
このメイン3人のやり取りがけっこう笑えます。

なかでもお気に入りなのはフロン。
フロンのあの優しげな表情から繰り出される毒舌とも言えるような発言の数々。
終盤は特に絶好調でした。
彼女の存在だけでも観る価値はありそうです。
ロリの可愛さも兼ね備えてますしね。


物語はラハールが魔王になることを目指し、
エトナとフロンを引き連れ、奮闘していく感じです。
冒険ってわけでもないですが雰囲気はまさに旅そのものです。
その途中で様々な事件が起こるのですが、それを解決(?)していく3人の姿は見ものです。
どんなときも笑いを忘れない作風は好印象であります。
シリアスになりそうでならない、そんなアニメですね。
キャラだけでなく物語も好みでした。

魔界、天界、人間界のあいだで戦争勃発!?
何気に壮大感のある世界観も良かったと思います。


OP「愛したげる」 歌ーLOVERIN TAMBURIN
ED「鎖り」 歌ー川上彬子

2曲とも好きです。
それと、EDの映像で37代目地球勇者ゴードンの高笑いがうざすぎますw



けっこう楽しめた作品でした。
魔界、天界、人間界の世界観は活かしきれてませんでしたが、
これは私が思うにギャグアニメなので問題ないです。
そのギャグの精度もなかなかのものですし、満足しています。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 28

58.4 46 2006年春(4月~6月)アニメランキング46位
しゃくがんのシャナたん りたーんず(OVA)

2006年5月25日
★★★★☆ 3.5 (39)
180人が棚に入れました
一部のキャラをちびキャラ化して繰り広げる公式パロディ作品(番外編を元にアニメ版のDVD特典から派生したシリーズ)。
ネタバレ

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

小さいシャナの日常はかなり可愛かった。けれど・・「うるさいうるさいうるさい」うるせぇ!!

ストーリー

主人公の坂井悠二は平凡な高校生活の毎日を過ごしていましたがけれどある日、謎の空間に飲み込まれフレイムヘイズの炎髪灼眼の討ち手、通常シャナに出会いました。この物語は悠二とシャナ(小)と吉田一美(悪)のおもしろおかしい日常を描いた物語です。

私の感想。

非常に吉田一美の性格には驚きました。本編ではおとなしくて、自分の胸が大きい事はまったく誇りと思っていないとても友達思いのやさしい子だったのに・・・

何故だ!!

何故、このシャナたんシリーズでは吉田一美の性格が180度変わって、自分の胸の事を誇りに思い、いつも胸ばかり揺らして生きているんだ!!しかも、本編ではシャナの事を尊敬しつつ、恋の戦いをしていましたが、この作品では吉田一美がシャナのペッタンコな所を罵倒しながら、悠二を胸を揺らし誘っていました。どんな悪女だよ!
{netabare} シャナの悠二曰く「小さくなっても力はそのまま」の筈のシャナたんの斬撃を片手の指2本で易々と白刃取りしたシーンにはかなり笑えました。吉田一美(悪)・・・{/netabare}

この作品で一番笑えたシーンはエンディング(?)後のアラストールの奇妙な冒険を描いた所です。アラストールは何がしたいのかまったく分かりませんでした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 18
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

帰ってきたシャナたんと吉田さん

シャナたんシリーズ二作目。


シャナたんだけでなく吉田さんも暴走気味になってきて面白くなります。
本当に、本編の真面目な場面を見事にぶち壊してくれる・・・本編と併せて見る事で余韻が台無しです。

吉田さんの腹黒さとむっつりスケベさ、ヴィルヘルミナのつぶやきが見所。
やはりBGMが良い仕事をしています。

あと、あにこれの絵がこれ完全にナギたんですね・・・。

蛇足
{netabare}
伊○静さんに釘○理恵さんと川○綾子さんをディスらせるのは何の意味があるのでしょう。分かりません(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/04/05
♥ : 6

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

わずか6分ながらちょっと余分なシーンも見られたかな

前作に続いて小さくなったシャナが主人公なのですが、どちらかというと吉田さんや物陰から観察しているヴィルヘルミナの方が存在感を発揮していた感がありましたね。

シャナと吉田さんの言い合いが見どころかなあと思いますが、中盤あたりの吉田さんの胸を何度も強調する場面がしつこ過ぎた印象でしたね(苦笑)。

ヴィルヘルミナに関しては出演声優の実名を出して毒つくところにはニヤリとさせられ、まさにやりたい放題な一本だったと思います。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

58.2 47 2006年春(4月~6月)アニメランキング47位
砂沙美☆魔法少女クラブ(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (13)
114人が棚に入れました
砂沙美は、魔法が使える所謂、魔法少女だが、父親との約束でそのことは隠している。ある日、砂沙美は、転校生で未だクラスに馴染めない美紗緒を料理クラブに誘うのだが、ひょんなことから、異空間へと飛ばされてしまう。そこで、美紗緒の過去が映し出された。彼女は、前の学校で魔法が使えることから虐められていたのだ。それを見た砂沙美は、父親との約束を破り、彼女の前で魔法を使って見せた。

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

咲かせましょう 世界にひとつだけの花  【ねこ's満足度:75pts】

魔女を祖先に持ち生まれながらにして魔力を持つ少女、”魔法少女”。
その力は長い年月を経て、自らがそれを持つと気づかないほどに失われていきました。
ところがある時を境に、各地で魔法少女たちがその力に目覚めはじめ……。

魔法少女とはいっても、派手な戦闘シーンはありません。変身シーンも無く普通にお着替え。
あくまでも少女たちの友情や、心の成長を描いた内容になっています。

この作品の一番の特徴は、すさまじいほどの棒読みセリフ(笑)。
メインの魔法少女やその友達など、多くの役を実際の子どもが演じてるためです。
そのあまりの棒っぷりは、多くの人が1話切りしてしまうだろうと思われるレベル。

しかし、それは少々勿体ない!
メインの5人が揃い始める頃(4話)には、そんな弱点も気にならないくらい面白くなってきます。

砂沙美をはじめとする魔法少女たちも、みんな可愛らしくて徐々に愛着が増していきます。
そんな中、重要な鍵を握ってくるのが魔法少女のひとり、美紗緒(みさお)です。
その能力により、ずっと周りに気味悪がれ、いじめられ、浮いた存在だった彼女。
そんな彼女が、砂沙美たちとの出会いにより徐々に変わっていく姿はなかなかに感動的でした。

作画もイマイチ。演出も平凡。基本子供向けな感じなので小難しい話もありません。
ただ、それだけにメッセージはストレートに届いてくるし、不思議な魅力を感じる作品です。

ちなみに、シリーズ構成&脚本(全話)は岡田麿里。
彼女にとって、初のシリーズ構成担当作品でもあります。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 23

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スピンオフかな

天地無用というよりは、プリティサミーのスピンオフかな?
少女向け魔法少女物として見れば、作画、キャラデザは良し。小学生の学校生活に魔法少女としてのレベルアップ修行、友情を育んでの魔法世界での運動会への構成であった1期は平均点はあげられる。
ぎゃろっぷ出身の高本宣弘監督であれば、赤ずきんチャチャのようにしても良かったのでは?
この作品のダメなところはCVが酷すぎる!
子役だかなんだかしらんが、途中から慣れてはきたが、良い話でも感動できんほどであったし、鷲羽、魎皇鬼、美星のCV変更は意味不明。
同じAICで何やってくれてるの?
ちょい辛めの評価にします。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

58.0 48 2006年春(4月~6月)アニメランキング48位
ロックマンエグゼ ビーストプラス-BEAST+(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (12)
123人が棚に入れました
ベースは『ロックマンエグゼ6』、および『ロックマンエグゼ トランスミッション』、『ロックマンエグゼ ファントム オブ ネットワーク』。ビヨンダードから帰還した熱斗達は、再び平穏な日常をすごしていた。しかし、ほどなくして植物状のデータが実体化し始める。獣化ウイルスも実体化をはじめ、熱斗とロックマンはクロスフュージョンしウイルス達を退けるが、そこへ一体のナビらしき人影が現れる。

オキシドール大魔神 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

完全に蛇足

ベースは『ロックマンエグゼ6』、『ロックマンエグゼ トランスミッション』、『ロックマンエグゼ ファントム オブ ネットワーク』。
放送時間が15分のためにOPEDはない上に物語の進みは遅いし、ラスボスはダサいし、ロックマンエグゼビーストで一応完結していたんだから、無理にやらなくても良かった。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 4

仄仄仄 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

おもしろい!

キャラの魅力が十分に伝わる作品でした。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1

57.8 49 2006年春(4月~6月)アニメランキング49位
きらりん☆レボリューション(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (62)
415人が棚に入れました
月島きらりは14歳の中学2年生。ある日のこと、きらりは人気アイドルグループ「SHIPS」の日渡星司と出会い一目ぼれをする。星司に近づきたい一心でアイドルになることを宣言し芸能界デビューするが、しだいにアイドルという職業そのものへ真剣に取り組むようになっていく。ドジで頼りない性格だが、天性の明るさや失敗を乗り越える努力によってアイドルとしての才能を開花させていくきらり。飼い猫のなーさんやSHIPSら仲間達に支えられつつ、様々な試練を乗り越えてアイドルの道を進んでいく物語。

声優・キャラクター
久住小春、萩原舞、池田千草、陶山章央、保志総一朗、野沢雅子、千葉進歩、山脇〆紀、根谷美智子、城雅子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

テレ東・小学館・ハロプロによる「アイドル」ビジネスの結晶!

全然アニメ的な文脈で語らないレビューですみません。
どんな話かちゃんと知りたければ別のレビューを読んでください…。
(というわけでアニメ作品としての評価もつけないことにします。実は意外と面白いとは思うんですけど全話ちゃんと観たとかでもないですし…。)

モーニング娘。で知られる「Hello Project!」(以下、「ハロプロ」)最後の全盛期とでも言うべき時期に作られたアイドルアニメです。

タイトルにある小学館は少女向けマンガ雑誌「ちゃお」にて同タイトルのマンガを掲載、テレ東はネット局での本作の放送以外に早朝の子供向け番組「おはスタ」で本作の宣伝枠を設け、三位一体でのプッシュをしていた戦略級(?)アニメです。

といったわけで、アニメファンというよりは当時リアルに子供として視聴世代だった人あるいはその親世代には知名度が高いかもしれないです。

当時のテレ東はアサヤンでのオーディションからの流れでモーニング娘。あるいはハロプロ新メンバーのオーディションの仕切りに強く噛んでいて、日曜日の朝「ハロー!モーニング。」およびその後継番組「ハロモニ@」などでハロプロと強固なタッグを組んで売り込みを図っていました。

またそんなテレ東の番組である「おはスタ」において小学館はメインスポンサーで、「コロコロコミック」や「ちゃお」掲載作品を中心とした自社コンテンツの売り込みをしていました。

ハロプロ側としても主人公の月島きらり役としてモーニング娘。のメンバーである久住小春(くすみ こはる)を充てたほか、ハロプロエッグという研修生的なメンバーの中から雪野のえる役に北原沙弥香(きたはら さやか)、花咲こべに役に吉川友(きっかわ ゆう)をねじ込み、アイドルユニット「Milky Way」を作中で結成させての売り込みを行っています。

おかげでこのハロプロエッグの二人は研修生的なポジションにもかかわらずソロ曲をもらえるという恩恵にあずかりました。

また「おはスタ」番組内で中の人がアニメでの役名で出演したり、スタジオライブを行ったりしています。もうかなりちゃんとやってましたね、「2.5次元」ビジネス…。

ただ、これだけハロプロに依存した作品でありながら作中アイドルの歌う楽曲はつんく♂さんが作曲していないというのは面白いところですね。


……えっと、何の話でしたっけ(笑)?

投稿 : 2025/04/05
♥ : 16

rei@低浮上 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

昔すっごく好きでした

2期までは面白かったです。
子供向けは全部そうなのかもしれませんが、
上手い声優さんをあえて主人公にしなかった所は気にくわないですが、久住小春ちゃんは本当に頑張ったようで、演技の上達もみられるのできらりの初期の声に耐え切れれば面白いアニメかな〜と思います。
二期までに関してはきらりの恋愛相手となるSHIPSのお二人の声優さんはやっぱり上手いです。
さっきから2期2期うるさいですが、これにはちゃんと理由がありまして・・・3期はポリゴンな上にSHIPSの声優が変わります。
(これ結構重要ですよね)
アニメオリジナルキャラクターやオリジナルストーリーも結構良かったです。
きらりの性格には若干イライラすることはありましたが、
まあ明るくてこっちも元気になりますね、はい。
ギャグだと思って見るのが妥当かもしれません。
基本的に明るいので見ていて楽しいです。
たまにくる恋愛要素もポイントです。
猫が二足歩行で主人公は猫語がわかる、
SHIPSの日渡聖司は猫語に加え亀語がわかる等なんか色々ぶっとんでますけどねw
動物の出番がかなり多いですよ。
ネコ、カメ、ブルドッグ、ワニ、ネズミ・・・

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

ヒロ(4代目) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

女の子向けアイドルアニメ!(なんで俺見てんだろ。

2期までは 全話見ましたよー。
何故 2期まで かといいますと 3期から

キャラクターが 3D化して もう別物に
なってしまったからです。(声優も代わってる人いるし
完全に別のアニメになったので 3期は 見てません。

ヒロインの きらり ちゃん は (Cv.久住 小春)
モー娘が声当て されていて。
普通に上手かったと思います。というか可愛かった。

アイドルアニメって 事も あり結構いろんな曲が
出ていて 割と有名なのは 「バラライカ」 とか
かな。

けど 自分が好きな曲は
「ハッピー」「チャンス」の2曲です。

アイドルなのに 大食い。 
人の言葉を理解する謎の猫 なーさん。

一番このアニメで 気になってる事って 女の子より

なーさんの 正体が気になって仕方ない・・・。
絶対に背中にチャックがついてるはず ・・・。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 3

57.4 50 2006年春(4月~6月)アニメランキング50位
ザ・サード ~蒼い瞳の少女~(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (46)
257人が棚に入れました
大戦という大きな戦争の代償として、世界の多くが砂漠化してしまった惑星。天宙眼(てんちゅうがん)と呼ばれる紅い第三の瞳を額に宿す人類「ザ・サード」が、大戦の再来を防ぐために現生人類の技術的進化を管理・抑制している混迷の時代。刀使い(ソードダンサー)という二つ名の所以である一振りの刀を手に、相棒である機械知性体のボギーとなんでも屋として砂漠を駆け回る少女・火乃香(ほのか)。ある日、砂漠の真っ只中での野営中に戦車のレーダーが反応。示された場所には鮮やかな金髪と透き通るような緑の瞳を持つ青年・イクスがいた。

声優・キャラクター
豊口めぐみ、浪川大輔、石塚運昇、子安武人、坂田有希、田中理恵

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

神秘の世界。

2006年4月13日 - 10月26日迄TV放送されたアニメ。全24話。
1999年3月から販売された「星野亮」のライトノベルが原作。
2005年12月には漫画も発売されている(全二巻)


あらすじ。

大戦という大きな戦争の代償として、世界の多くが砂漠化
してしまった惑星。
「ザ・サード」と呼ばれる者達が、大戦の再来を防ぐために
"現存人類"の技術的進化を管理・抑制している混迷の時代。

「刀使い(ソードダンサー)」という二つ名の所以の一振りの
日本刀を手にした少女"火乃香"は、相棒である機械知性体
の「ボギー」と共に「何でも屋」として砂漠を駆け回る。

ある日、砂漠の真中での野営中に戦車のレーダーが反応。
示された場所には"鮮やかな金髪と透き通るような緑の瞳"
を持つ青年"イクス"と出逢う。彼との出逢いは"火乃香"の
運命というべき時代の大きな奔流に巻きこまれていく。


以下感想。

嘗て戦争を繰り返してきた人類が、その科学力で終に惑星
を砂漠化してしまう程の大戦を起こしてしまう。という件
は良くある超SFの"如何にも"な定番の”テーマ”のひとつ。

惑星の生態系を滅ぼす程の愚行を繰り返す人類に危機感や
脅威を感じた者が、何らかの形で人類そのものや科学技術
に介入してローテクを強いる・・というのも良くある一種
の"理想郷"ディストピアでもある定番の設定。

超人類というのは概ね"未来人"や"宇宙人"他未知の生命体
だったりというのも定番で、ファンタジーかSFか?という
分岐だったりしますが、大体はその両方に跨り複雑に絡め
た作品が多い。この作品もそういう科学とファンタジーの
絡みで物語の真相や結末が愉しめる作品だと感じました。

2010年頃?に視た時、既に古いアニメと思って視たアニメ。
wikiを見てびっくり・・意外にも新しい作品(予想より)・・

荒廃した世界に特定技術のみ超進化したスチームパンク風
の世界を舞台にした作品と思ったら超SFだったという作品。
※蒸気駆動だのというメカは実際には登場しない。

作風や内容は全く違うが"スクラップド・プリンセス"等も
同系の超SFで、私はこういう世界観のが大好きな様です。

産業革命以前ヨーロッパの街並み・・中世ならモアベスト。
そういう風景に超SF(ファンタジーの域)の何かがある様な
ものにロマンを感じるらしい。

要所で補足説明ナレーションが入るので流れが掴みやすい。
ただ時々このナレーションが鬱陶しく古さを感じる事も。

序盤は伏線を絡めつつ比較的コミカルな描写も多く、展開
も適度にテンポ良く進むので世界観に浸りやすいとは思う。

1クール中盤にはシリアスで心理描写中心の少女漫画風の
エッセンスを感じたり、居合や剣技等のアクションやメカ
による派手なSF風バトルだったり「ザ・サード」側の実態の
描写も増えてきて緩急があるが、世界観の補足説明なども
増えてシリアス一辺倒になり大きな転機を迎える。

2クール以降はミリィとの旅などヒューマンな内容に神秘
な雰囲気のエピソードが軸になってややファンタジー系の
展開が多くなる。地味なお話が多くも感じるけど結構好き。

STW-9000 "蒼い殺戮者"(ブルーブレイカー)

序盤派手に意味ありげに登場したこの機体・・機械・・
途中から殆ど出ないので・・結構気になって視てたという
単純なものでもあるけど・・こう言う機体好きなんだよね。


OP/EDは世界観を良く現している良い感じの雰囲気。
BGM他音に関して概ね良い雰囲気で作風に馴染んでる感じ。
作画が安定しないのが少し残念。デザイン等は結構好み。
アクションの描写の動きがもう少し良かったら・・
※三眼は超有名作があるので・・勇気は買う!
※魔眼の類は厨二ネタでも良く出るが三眼はキャラデザが
近年のヒロイン有りきのハーレムな深夜枠には難しそう。
物語の世界観をじっくり味わいたい人には御薦めの作品。
色々な要素が含まれているけれど・・原作1999年を念頭に
視ると色々面白いかもしれない。

以下キャスト。※ネタばれ含む。

火乃香:豊口めぐみ:第三の瞳「蒼い天宙眼」を持つ少女。
「なんでも屋」を生業にする17歳。「砂上戦車」で暮してる。
特殊な超人的能力と"気功術"抜刀術で装甲をも斬り裂く。
異常に勘が鋭く類稀な洞察力を発揮。直情的行動タイプ。

イクス:浪川大輔:砂漠の真中で火乃香が出会った青年。
外見は金髪で碧眼の優男。やや恋愛事に疎く、「朴念仁」。
火乃香と最初に接触して以来、彼女と行動を共にする。
人類が初めて接触した外宇宙からの知的生命体。「決定者」

ボギー:石塚運昇:火乃香の相棒にして機械知性体。
火乃香のお目付け役で砂上戦車の統括を任されている。
火乃香の相棒であり、保護者であり、また親友でもある。
冷静沈着で、行動の全ては理知的な理論に基づいている。

パイフウ:小林沙苗:元暗殺者で、現在は学校の保健婦。
長い黒髪と切れ長の瞳でスタイル抜群。真性の同性愛者。
火乃香に一目惚れだが全く気付かれない為見守っている。
「無感動症」どこか浮世離れしてる。気を操る能力がある。

ミリアム:坂田有希:ザンカンの娘で愛称"ミリィ"
パイフウの勤める学校に通う小柄で明るい8歳の少女。
火乃香の影響を強く受け、妹の様な親友の様な存在。
亡き父親の技術屋の血を引き成績は優秀で人望も厚い。

浄眼機:子安武人:惑星を支配するザ・サードの一員。
評議会常任議員。火乃香の蒼い天宙眼に興味を示してる。
種族中最高齢で最高能力者オールド・マキナに次ぐ実力。
使命感等は強いが、人類寄り、火乃香に好意的に接する。

フィラ・マリーク:田中理恵:常任議員の一人。
浄眼機と双璧を成す程の種的能力の持ち主で外見は女性。
最高権力者オールド・マキナの信頼も厚い評議会議長。
穏健派だが、手段を選ばず残忍な行動を取る事も有る。

STW-9000 "蒼い殺戮者"(ブルーブレイカー):志村知幸
辺境査察軍最強と畏怖される、蒼い装甲を纏う自動歩兵。
ザ・サードから特別権限をあたえられ違反者を殲滅する。
俗称"B・B"その残忍な行動に機械とは思えぬ感情を感じる。

ローナ・ファウナ:生天目仁美:自称『なりそこない』
培養脳達の精神と会話できる特殊能力を持つザ・サード。

高次存在/スターシード:松来未祐:字の如く「星の種」
惑星全ての生命体の情報を秘めた生体データバンク。
惑星の生命の情報を、まだ生命が芽吹いていない星々に
植え、育て、また旅立つ星の旅人。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 2

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

心優しきソードダンサー

大戦後に世界の多くが砂漠化してしまった惑星が舞台。
何でも屋の主人公火乃香とAIの相棒ボギーは、不思議な青年イクスと出会い・・・

とまぁ、既視感の塊のようなSFで、2006年アニメとは思えない古くさい世界観。
主人公の火乃香は前向きさと優しさ、そしてありえない強さを持った少女であります。
刀や銃を振り回し、なんかよく分からんけどロボットみたいなのにも乗っていたような。
何かしら不思議な力を宿していて・・・どちらかと言えばファンタジーとして見た方が良いと思います。

ストーリーはシンプルで綺麗に纏まっています。纏まっていますが、尖った部分がないので見やすい反面物足りなさもある。安定感はありますが、正直オリジナリティは皆無だったかと。
人類を管理するザ・サードを敵対勢力として扱うアクションものかと思うかとそうでもなく、
火乃香の優しさで全て解決してしまうような、思いの外良心的アニメでした。
それでも最終的には圧倒的な強さを見せつけていて、笑ってしまった。
テクノスタブーとかわりかし面白そうな設定もありましたが、全体的掘り下げ不足気味で可も不可もないようなアニメ。良作というには何かもう一つ無ければなぁ・・・と言った感じです。

投稿 : 2025/04/05
♥ : 9

白毛和牛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

情緒的な雰囲気が魅力的な作品

正直に言うと地味なのと、また作風的に放送時期以上に古臭く感じる所も有りますし
でも内容的には中々地に足の着いた感じがする良作という所だけど、
やっぱり本作に付いては主人公である火乃香のキャラがとにかく魅力的で、
火乃香の感情表現が豊かなキャラが観てて好きになれるのと、
また火乃香とボギーの掛け合いとかも楽しいですね。

後は世界観に付いてもファンタジーとSFが融合した感じになってるけど、
そんな世界観で描かれるドラマが地味ではあるけど情緒的な物が伝わる内容が
観てて感情を動かされて非常に魅力的なストーリーになってますね。

またアクション面に付いて言うと20話のヘリVSボギーのバトルが非常にクオリティが高かったのと、
そして本作はOP・ED共に個人的には非常に好きな曲でした。

【評価】

94点・2A級

投稿 : 2025/04/05
♥ : 1
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