2005年冬(1月~3月)に放送されたアニメ映画一覧 17

あにこれの全ユーザーが2005年冬(1月~3月)に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番の2005年冬(1月~3月)に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

63.9 1 2005年冬(1月~3月)アニメランキング1位
キノの旅 何かをするために life goes on(アニメ映画)

2005年2月19日
★★★★☆ 3.6 (143)
624人が棚に入れました
【劇場版 キノの旅 何かをするために-life goes on.-】
キノは生まれた国を飛び出して、師匠とエルメスと一緒に森の中の小屋に住んでいた。
家事の手伝いをしながら、師匠にパースエイダーの訓練を受け、エルメスの運転の練習などをしながら、キノは平和に暮らしていた。そんなある日、川に水を汲みに行ったキノは、生まれた国で出会った青年(自分をかばって命を落とした青年)と同じコートを着た旅人を見かけ、話を聞く。そして、キノはある決心をする。――切なくも哀しい、そして衝撃的な話。

Mir先生 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

もっとどうにかなると思っていたけど…

テレビアニメ版でも相当こてんぱんにやられていたけれど、
劇場版だからもっとどうにかなると思ってた。
でも、変わりませんでしたねえ。

小道具や背景はいいのに、
アニメーションが全体的にもっさりしている。

それとコンテの切り方が古すぎる。
まるで90年代前半のアニメを見ている様でした。名作劇場みたいな?
もし意図的に、作品のイメージとしてやっているのなら大間違い。
もっと違う魅せ方があったはずです。

というか監督が渡部高志さん。
ロストユニバースの監督でヤシガニ事件でその名を轟かせたお方。

『制作体制に問題があるタイトルに関わることが多い監督』
ということらしいんですが、
ブギーポップとか、真月譚月姫、打ち切りと噂されるスターシップ・オペレーターズに関わっている。
本当についてない方ですね。

近年監督をしたシャナシリーズ、緋弾のアリア、閃乱カグラは
作画や全体的なクオリティに問題はなさそうだった。
ある意味これで汚名返上したのかな?

私は正直納得出来ていない。「こうじゃない感」がずっとしている。
例えばの話なんですが、もっとジブリ風に描けば名作になっていたと思う。
キャラクターは少々ほのぼのでも、内包している話のテーマは、大人向けでシャープだったりする。
生き方や幸福論、儚さなども強く感じる。それがキノの旅。

なので、そこを引き締めるのは演出だったはずです。
そこをもう少し深く考えて欲しかったです。

オリジナルイラストを描いた黒星紅白先生の、
淡く繊細なタッチはアニメに相応しくなったのかな、と。

(と初めて見たときは思っていたけど、
シャフト制作のキノの旅劇場2作目のクオリティは高く、
やっぱりシャフトは力があるんだな、と言うところに落ち着く)

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

63.4 2 2005年冬(1月~3月)アニメランキング2位
ワンピース映画 オマツリ男爵と秘密の島(アニメ映画)

2005年3月5日
★★★★☆ 3.6 (129)
673人が棚に入れました
「オマツリ島」への永久指針と地図を拾ったルフィ一行は、パラダイスだというその島を訪れる。島の当主と名乗るオマツリ男爵により数々の不条理な試練を受けさせられ、最初は楽しんでいたものの、仲間達が試練での苛立ちでどんどん不協和音を鳴らし、仲間割れを起こしてしまう。そんな中、チョッパーとロビンは島の不自然さを感じ始めていた。

声優・キャラクター
田中真弓、中井和哉、岡村明美、山口勝平、平田広明、大谷育江、山口由里子、大塚明夫、草尾毅、青野武、池松壮亮、綾小路翔

エウネル さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

いつもと違うワンピース

序盤はいつも通りでした。船上で楽しく過ごし、島に上陸後も最初は楽しく遊んでいます。ですが後半がいつもと違いました。結構怖い。雰囲気が不気味になり、絶望感が凄いです。僕はそういう話も大好きですが、いつものワンピースを楽しみにしてる人は少し違うかもしれません。
他にいつもと違う点としてはチョッパーが活躍していたところですかね。いつものワンピースの映画だとどうしてもルフィ、ゾロ、サンジが主に活躍して終わりですが、チョッパーメインの話以外でゾロとサンジと同じくらいチョッパーが活躍することは珍しいと思います。基本的に怖がりなチョッパーが怒り敵に向かって行くシーンは割と好きなんですよね。結構カッコよかったですよ。
僕は好きな話でした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

AKIRA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

他の劇場版作品と毛色がまったく違います

何の予備知識も無く他の劇場作品を見た流れで視聴したため
まずキャラデザに戸惑いました。
というか監督細田さんだったのね。

いままでの劇場版作品が全体的に陽気で明るい感じだったのに対してこの作品は結構シリアスな内容。
確かにいままでのワンピースらしくないといえばそうだけども切り口を変えたなかなか意欲的な作品ではありました。

細田さんのインタビューを見ると作品作成背景がわかってなお良いかも
http://www.style.fm/as/13_special/mini_050815.shtml

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

風紀 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ワンピースっぽくない

最高です。
実はワンピースあまり知らないんですが、この作品はとっつきやすかったです。

まずキャラデザがいつもとちがう!
CMを見たときの第一印象がそれでした。
なんかみんなすっきりしてて見やすい絵だなって思いました。

映画を見終わった時の衝撃は半端なかったですよ。
最初はみんなでわんちゃかと騒いでいたのに、
だんだん雲行きが怪しくなって最終的にはホラー鬱アニメになってました。
最後の戦うシーンは正直私でさえ怖かったので、子供にはトラウマレベルかと。
ちょっとぞくってします。

でも、作画がいい!
細田監督だけあってアニメの長所をバンバンいかしてました。
独特な会話のテンポもいいし、演出も最高!
久々にアニメらしいアニメを見た感じがしました。
りょーちもが参加してたのもうれしかったですし。
正直、いつもは原作に押されてる感じがあったのでワンピで良作画を見れたのは嬉しかったです。
みんなかっこいい!

が、ワンピぽくない。
ストーリーがダメってわけではないけどなんか違う。
普段は旅先で誰かとあって悪者をやっつけるみたいな流れですけど、
どこかが違うんですよね。
いや、オリキャラは登場してるんですよ。
悪者もちゃんとやっつけてるし。
けど、なんか雰囲気が違います。

きっと、人情話がないからかなーって個人的には思います。
仲間の絆で感動するシーンがなくて、
むしろ、気兼ねなく付き合える友達に対する友情がメインだった感じでした。
「仲間」じゃなくて「友達」。
あまり重苦しくなくラフな感じがこの差異を生んでいるんでしょう。
感動を期待してる人にはおすすめできません。
むしろ、ハラハラドキドキのアクションが好きな人は見るべき。
ワンピのことをあまり知らなくても十分面白いです。
ていうか、面白かったです。


ふつうに良作です。
ワンピによくもこれだけ細田監督らしさを引き出せたなって思います。
ちょっと怖いけど。
「サマーウォーズ」のバトルシーンと「時をかける少女」のクライマックスをさらに強烈にした感じです。

大人が見ても楽しい。
でも、キャラがいつもと違うのでファンにはあまり好評じゃないみたいですね、

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

62.6 3 2005年冬(1月~3月)アニメランキング3位
犬夜叉 紅蓮の蓬莱島(アニメ映画)

2004年12月23日
★★★★☆ 3.6 (48)
439人が棚に入れました
仲間との旅の途中、犬夜叉は半妖の少女に、仲間を助けて欲しいと頼まれる。実は50年前に桔梗とともに行った不老不死の地、蓬莱島で、その少女と会っていたのだ。その少女をきっかけに、犬夜叉たちは四闘神との戦いに巻き込まれていく。

声優・キャラクター
山口勝平、ゆきのさつき、辻谷耕史、桑島法子、渡辺久美子、日髙のり子、成田剣、チョー、能登麻美子

くろゆき* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

心にも あらべうきよに ながらえば こひしかるべき よはのつきかな

頭から布を被って登場する子供たち五人。
末っ子藍ちゃんに逃げろと諭す長女浅葱ちゃん(実際血の繋がりはなかろうが)
何故藍ちゃんのみが背中に刻印を受けていなかったのかが非常に謎ですが、背中に四闘神の刻印を受けていない半妖だけが外の世界に出られるという設定。…犬夜叉が外で過ごせていたのは何故なんでしょうね…(汗)つか、何故島と一緒に消えずにいられたんでしょう…。本編でも突っ込まれつつ、しかし答えは得られなかったこの疑問(墓穴掘り)
ともかくも、半妖の子供たちはまだ未来を定められていない末っ子藍ちゃんを逃がします。そしてOP開始。

独り浜辺を歩く藍ちゃん。
追撃する亀。もとい、玄武もどきの剛羅。
…他のメンバーと違いすぎです。異色です。あんたたちほんとに兄弟ですか?(汗)
背中から対空砲火。口から火。
ゴ○ラも吃驚。形の類似点ならばむしろガ○ラ。しかも顔の位置は懐かしの竜骨精と同じ(笑)
ピンチの藍ちゃんを救ったのは夫婦on雲母でした。お父さん法師、幼子を抱えております。ぎゅっとしております。擬似親子体験実施中。
今回はやたらと空中戦が多かったので、初っ端から雲母大活躍です。キララー式部さんが絶賛した雲母の活躍ここに始まる(注:この映画は犬夜叉です)

本格的な戦闘になる前に藍ちゃんはかごめちゃんon七宝ちゃん風船に預けられました。…預け方、ほとんど保母さんに娘を預ける父(苦笑)
初っ端から風穴使うも、相手がでかすぎて(…というか重すぎて)吸い込まれるのは海水のみ。…海水だけでも風穴開けてると辛いらしく、法師の顔が歪んでおります。
矛先を変えた亀はかごめちゃん&藍ちゃんon七宝ちゃんに照準固定。風船七宝ちゃんは動きが鈍いのが難点です。危なーい!
避けてます!身体を凹ませて避けてます!すごいぞ七宝ちゃん!感謝祭での風船遊びは伊達じゃなかった!(絶対違う)
そこに登場、主人公。何故一人だけ林から抜けてきたのか分からぬままに、七宝ちゃんの横を飛び越え、一閃!
さすが主人公。懐かしの東○まんが祭のようです。(放映権元違うし)
安堵するかごめちゃん。喜ぶ藍ちゃん。
ここでようやくタイトル画面。「来」の字に刻印が入ってるの、初めて気付きました。

まずはでっかいのを倒します。これぞ少年漫画のお約束。
しかし頑丈で風の傷が効きません。あやー。
犬夜叉は何とか攻撃を自分に向けようと走り出しますが、亀は犬を放っておいて、真正面の七宝ちゃんにロックオン。
なんとか飛来骨で頭の角度を変えたものの、三人はひゅるる~~と落下していきました。
「かごめ!」
「かごめちゃん!」
「かごめ様!」

「おらのことも心配してくれ~~~~っ」

…うん、そうだね。三人揃ってかごめちゃんしか呼んでないよね(苦笑)
そして犬夜叉、かごめちゃんと藍ちゃんだけを抱えて着地。滞空時間の長かった七宝ちゃんは錫杖に引っ掛けられてお父さんの元へ。…物理の法則としてそれはどうなのか。でも、錫杖に衣を引っ掛けられて滑っていく七宝ちゃんは可愛かったので良しとする(笑)
七宝ちゃん、法師の下を抜け出して珊瑚ちゃんの肩によじ登り、あわや片手が胸元に!びくっと反応する珊瑚ちゃん。ええ?そうなの?と思いきや、やっぱり犯人は旦那でした(お約束)叩かれたって平気。いつものことです。
が、ここでいつもではありえない自体が発生。
法師、雲母から落下。
…うわ、四年アニメやってて初だよ。雲母ってばとうとう(不埒者を)振り落としたよ…。
…というのは冗談ですが、平手から時間は経っていたので、まさか目を回したわけではないでしょう。法師だし。
何故落ちたんですか、弥勒さま。(素で疑問形)

結局第一戦はかごめちゃんが頭を射抜き、犬夜叉が止め。お約束。

幼子に懐かれる犬夜叉を見て、一行は冷汗たっぷり。そんなに意外か(笑)
法師じゃないので隠し子疑惑はありませんが、何故知り合いなのか全員が疑問。
「じ~~~~~…」と全員合唱で見詰められ、たじろぐ犬。…可愛いやつめ(苦笑)

しかし、どうして犬一行がこの浜辺にいたのでしょう?
藍ちゃん救出後、事情説明に立ち寄った小屋で犬夜叉にも背中の刻印が浮き出ていると判明しますが、皆にばらしていない状態でよくこの浜辺に進路を取れたものです。
いっそこの場面は回想シーンくらいにして、「どうしてお兄ちゃんここに?」「実はかくかくしかじか」のほうが分かりやすかったんでは…(汗)
前回の映画のことから考えても、自分に関る厄介事に仲間を連れ立っていくような真似は犬夜叉はしないと思うんですがいかがでしょ?(今回は半妖の子供たちのことがあるから自分ひとりの問題ではないにしろ…)信頼の証といえばそこまでですが、前作とかなり解釈が違ってる気がしたもので。

ともかく、小屋の中でのポイントは、回想シーンではありません。
珊瑚ちゃんの膝枕で眠る藍ちゃんです!頭撫でられてるよ羨ましい…っ。
法師に引き続いて珊瑚ちゃんまで親子体験娘版!
…年末年始に書いてた話が話だけにものすごく参考になりました(笑)

50年前、船で進路を見失った犬夜叉と桔梗は突然現れた島に上陸。あんまり話してる時間なかったように見えたのに、子供たちの事情をその時聞いていた犬夜叉(苦笑)名前は桔梗が呼んでたから覚えただけか?
しかし事情を聞く前に、犬夜叉は刻印を刻まれ、桔梗は血を取られて島は消えてしまいました。
消えたもんは仕方ないのでそのまま帰ったそうです。(実話)
そんなものなのか。妖怪退治って。(汗)

刻印が痛み出し、隠そうとする犬夜叉にかごめ様は容赦がありません。
あっというまに言霊をくらい、とっとと脱がされ(語弊あり)てしまいました。

船を用立てて島に向かう合間、丸さまご一行にもお客がありました。
飛田さんボイスで炎使いになると、真っ先にビデオ版創○伝の次男さんが浮かんでしまうんですが…(汗)まぁとにかく、次男凶羅さん。丸さま相手では強いんだかなんだか良く分かりませんが、蒼龍破くらって体崩れても生きてるんだから強いんでしょう…多分。体質に救われてるだけともいえますが(朱雀だからね…。曲がりなりにも不死鳥だからね…)
しかし前作から突っ込みたかったんですが、仮にも丸さまは犬の妖怪です。何で奥義が蒼「龍」破なんでしょう…(汗)犬なんですから…(汗)

きっかけとなった、お父上の元部下二人。
彼らの武器は奪われて、その後四闘神が使っているわけですが…。ごめんなさい。始め凶羅さんの扇、気付きませんでした(汗)
でも最終的には、扇の元持ち主さんは丸さまが敵とってくれたようなもんですが、もう片方のはある意味可哀相でした…。だって…ねぇ?いや、結局二人とも凶羅さんにやられてるわけですからいいのか。武器はともかく。
つーかこれは50年前ですか?それとももっと前?
犬父がなくなったのが200年前(前作より)だったわけなので、「父上の御遺志」というなら200年前が妥当ですかね。…三回目の機会でようやく、と思うと、丸さま…(汗)


到着した島のシーン。
お?さっきと違うぞ?間違い探し。
いつの間にか夫婦は雲母に乗ってます。…いつの間に。船で出た時はしっかり普通に乗ってたのに…(沈みかけた?)
犬父の元部下・斉天さんの遺物(…バズーカ?)で攻撃してくる三男坊。やっぱり暴れん坊(創○伝から離れようよ…)引き離し作戦にでた夫婦、主人公が長男と相対している間に振り切った…らしいんですが、空VS地上でどうやって空組が振り切れるのか(汗)
力の玉を奪われている敵方は実態が透けているのでそのせいなんでは…。
しかしあれです。なまじ敵長男は、見かけが蛮骨似、声が飛天だけにほんとに少年漫画の敵キャラになってます。(注:犬夜叉は少年漫画です)




藍ちゃんの案内で村に向かうご一行。
山道では走り抜ける雲母に突き飛ばされ(?)落下しかける七宝ちゃんやら、やたらと距離を取って進む法師やら(…妻の後姿狙いか?アニメ白霊山登山再び)、微笑ましいおなごツーショットやら。そこかしこに何かはあるものの、バックを流れる歌の前には霞んでいます。
半妖の長女・浅葱ちゃん、最後の別れに民謡(…になるのか?島の)披露。演奏は弟妹たち。ぼろぼろの村の中に良く、多様な楽器があったものです(ツッコミどころが違う)
50年前にちろっと逢っただけの犬夜叉のことを、皆良く覚えています。特に双子。おかげ様で鉄拳制裁くらいますが、やはり最強はかごめ様ということを学んだ様子。めでたし。

生贄の祭壇にしか思えない鳴動の釜に向かう浅葱ちゃん+ご一行。
法師の浮気発言は取り敢えず置いておいて(あまり意味ないし…)自分が死なないと全員が死ぬ、という制度は、見かけ子供の彼らには辛い現実です。すっかり諦めモードの年長組を尻目に、浅葱ちゃんに付いて行く犬猿雉…じゃない、犬夜叉・弥勒・珊瑚。この時点からかごめちゃんはお留守番です。
が、半妖パワーに反応した釜は半妖組だけを攫って行きました。飛来骨が扉に引っかかるも、押し出されてアウト。
つか、咄嗟に投げられる珊瑚ちゃんの反射神経に乾杯。

どうにか開ける方法がないかと試してみるご一行。その間に犬&気絶状態の浅葱ちゃんはマグマの中…というよりむしろ、落ちていってるはずなのに、降り注ぐ火山弾に真っ向勝負を挑むが如く突き進んでおりました。
釜に半妖の力を吸い取られつつも島の護り巫女・奏さまと会話。
…すみません、回想の奏さま、後に出てくる人形桔梗にしか見えませんでした(ぼかされすぎて)

入り口を開けようと、刀と錫杖で境目を突く夫婦。二人を尻目に諦めモードたっぷりの双子。
…やはりこの夫婦の下にもこんな悲観的な息子たちも生まれるんだろうか(考えすぎ)
やがて、別れの唄の歌詞が扉を開けるヒントになっていると気付いたご一行、息子たちの助言を下に、人間代表かごめさまと妖怪代表(つか、この場に生粋妖怪は七宝ちゃんと雲母しか)七宝ちゃん、手と手を合わせて「開けゴマ!」(嘘です)
…開きません(当り前)
しかし扉が開かないのを延々と迷っている場合ではありません。なんと、山の下から毒虫襲来です。どっかの蛹のような、はたまたダンゴ虫のような(汗)
お約束の風穴は妻の助言により早々に止め、お札で応戦する法師。飛来骨の妻と破魔矢の巫女様。それに影響されたのか、おとなしめの少女・萌黄ちゃんが「武器になるもの探しましょ」と真っ先に動く。最近のおなごは黙って待っててはいけません。
武器探しの途中、更なるヒントから扉の本当の開け方に気付いた七宝ちゃん、虫退治を夫婦に任せ、せーの、で扉横の某所にタッチ。中から取っ手が出てきました。
非力なせいか、いくら引いてもちょっとしか隙間の開かない扉。そこから届いたかごめちゃんの声に答え、犬夜叉、映画初の金剛槍破で扉ごと虫を一掃。
横に避けていたご一行は法師の結界で何とか無事でした(残骸には巻き込まれたけど)
お姉ちゃんと再会する子供たち、ほんとに兄弟していて微笑ましいです。

釜の中に封じられていた力の玉in箱は赤い鉄砕牙でも壊れず、頼りのかごめちゃんの弓矢は先の混乱で大破。
それに乗じて、人形桔梗が箱を奪っていきました。
まるで甦らされたばかりの表情のない桔梗。明らかに有り得ない跳躍力で跳んでいきました。すかさず追いかける犬夜叉の様子を見て、呟く双子。
「…もしかして三角関係?」
「二股ってやつ?」
…ああ、禁句。
かごめ様のお怒り表情を見てしまった二人はまたしても人生を学びました(他にいいようはないのか)
しかし今回の夫婦&雲母&七宝ちゃんは頭に冷汗を浮かべるのが多かったです。すっかり落ち着いてしまって、周りが呆れる以前に、ほとんど離れないこのペア(つーか夫婦と雲母)突飛な行動よりも、戦闘シーンの連携というか、「まとまりのある夫婦」を見せてくれたような気がします。…少なくとも、今回の浮気発言はほとんど無意味でしたから。

一方犬が追っていた人形桔梗、箱を開けてしまいました。
思わず思い出す、アニメ版ハー○ルンのバイ○リン弾き。
開け放たれた箱の中には禍が入っていました。
が、禍に対する以前に桔梗に追いかけられて逃げる犬。へたれっぷりが堪りません。
ついには桔梗本人にも「情けない」と言われるへたれっぷり。そりゃ、姿だけで魂のないそっくりさんと比べられたら嫌でしょう。
でも桔梗さま。
その放り出しておく弓と矢に一体何の意味が。…お約束すぎて分かりません…(泣)

さて、山から村に下りて島を出ようとするも、未だ刻印のある子供たちはでられません。が、ひとまず山を下るご一行マイナス犬。
ここでも父法師発見。
末っ子藍ちゃんを抱きかかえての下山です。あんた、やっぱりあんたの子じゃないのか?(注:彼はまだ18歳。無理です)

ここらから、戦闘シーン発動。
雲母に乗った夫婦は三男坊と亀と対決。
まるでガン○ムを見ているような、砲弾と対空砲火の嵐。全てを避けきった雲母に乾杯!
飛び道具が飛来骨だけでは分が悪いので、夫は回復してない身体(つか風穴)で三男坊の武器を吸い込む作戦に出ます。
さすがに、亀と違って吸い込めました。…遠い昔、犬父の部下が使っていたはずの遺品ですけども(汗)
しかし、武器がなくなったおかげで三男の暴れん坊っぷりはエスカレートしてしまいました。…どっかの燕尾服着た某王子も、アニメ版で似たようなことやらかして苦戦しましたな、そういえば(笑)

今回はカップリング萌えが少なかったんですが、探せばありました!戦闘シーン。
夫婦on雲母VS三男獣羅空中戦。
飛来骨で殴るも、固くて(多分)ぐらつく珊瑚ちゃんの身体を、後ろの法師がしっかり腰を支えて落下阻止。
二回ほど。
ただ後ろに乗ってるだけじゃなかったんだ…。
ほとんどあれです。
高いとこにあるものを、妻の身体を抱き上げて取らせる夫の図(言い過ぎ)

それに頭にきたのか、夫は考えました。
同士討ち。
当然相手も意図は解っていますが、避けてしまえば当たりません。モビ○スーツの戦いで、対空砲火にやられてはニュー○イプの恥(違)
でも、そんな余裕も、風穴により対空砲火吸引には無意味でした。反則だ(笑)

かくして、不埒な三男坊を撃破した夫婦。
それより前に丸さまは次男を倒しておりました。
…あれですか、同じ技で今回ほんとにやられちゃったのは、本来の力をとりもどしてたせいですか?せめて蒼龍破、ラストだけにしときませんか?(汗)いくら前半戦では半分実体がなかったからって同じ技であっさりやられちゃパワーアップしたか分からない(汗)


その頃かごめさまご一行、いかだ作りに精を出し、ほのぼの。
ちょっとずつ消えていく背中の刻印に意欲を沸かすも、本命・龍羅に襲われ大ピンチ。
犬夜叉の「やられても立ち上がって向かっていく」という姿を見て、運命に逆らう強さを学んだ子供たち。特に双子、変化が顕著です。頑張ってお姉ちゃんたちを護れるようになるんだぞー。
しかし何度も返り討ちにあっていた割には、最後の一刀はやけに呆気なく感じたのは気のせいですか(汗)
兄ちゃんやられた腹いせか、末っ子亀、島全体を対空砲火。はた迷惑極まりない。これではさしもの夫婦も近付けず、犬夜叉を加えて最後の応戦。
OPでかごめ様が射抜いた頭を今度は法師の錫杖槍投げバージョンが突き刺さり、犬夜叉の止めであっさり終了。一件落着。
…と思ったら、まるでどっかの戦隊シリーズのように、四兄弟合体でラスボスとして復活!
……阿修羅○爵?(汗)
亀がどの辺にいるのか分からない合体。
しかし四方八方に目があるも同然なので、攻撃力・防御力共に上がっている…多分。

…で、その決戦の最後らへん、炎で風穴に火傷した(ように見える)法師ですが、どうして傍にいるのが雲母と七宝ちゃん「だけ」なんでしょう…(大泣)
せめて…っ…せめて抱き起こしててもいいじゃないかーっ!(心の叫び)
というか、珊瑚ちゃんだけピンでいるのは物凄く違和感なんですが。顔アップにするのは構いません。でも、せめて傍にいようよ(泣)旦那気絶中なんだからさぁっ(泣)

かごめちゃんが弓矢を無くしていたため協力不可能でしたが、どっかの巫女さまが放り出した弓矢一式を蛍の導きで手に入れた紫苑くん、最後の最後に頑張ってようやくかごめちゃんの手に攻撃アイテムが渡りました。
…巫女さま、何故放り出していったのですか?(最後まで疑問)

蛍の回復魔法(違)により回復した主人公とヒロイン。
いつものように共同作業で幕です。
そして犬夜叉、最後の最後にオリジナル技発動。
「金剛爆流破」
…どんな技か(汗)

崩壊して行く蓬莱島からいかだで脱出するご一行。
…乗るもんですね、いかだ。
子供たち、生まれ育った島との最後のお別れです。



さてED。

いかだは風船七宝ちゃんと雲母の牽引によって陸地に到着。はしゃぐ子供たち。倒れる犬夜叉。
この前の週刊日曜日で半日で回復した犬夜叉ってのがいましたが、此度は数日寝込んだ模様。
その間にすっかり楓様の村に馴染んだ子供たち、犬夜叉兄ちゃんもてもてです(笑)


一方夫婦。
一番カップリング萌えだったのがEDってのはすごく物悲しいですが(泣)
本編中では藍ちゃん、EDでは雲母に珊瑚ちゃんの膝を独占された法師。心の中は膝枕願望で一杯です。
数年前にポスターで膝枕達成したことを忘れてます(笑)いや、だからこそ悔しいのか(笑)

空を見上げて涙を流す珊瑚ちゃん(琥珀くんと重ねてるんだろうな…)に、右手を見詰める法師。
あ、そう言えば火傷!←どこにも突っ込まれてませんでした(泣)

映画版七宝ちゃんの初恋は、二つ目のプレゼントで敢え無く玉砕し、子供に引っ張られる雲母は巨大化して怒りを表現。
相変わらずEDはいろいろやってくれて楽しい。

いつもならED後に「おすわり」がありましたが、今回はなし。ちょっと淋しい…。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

62.3 4 2005年冬(1月~3月)アニメランキング4位
テニスの王子様 二人のサムライ THE FIRST GAME(アニメ映画)

2005年1月29日
★★★★☆ 3.6 (95)
496人が棚に入れました
青学テニス部は、テニス好きの大富豪桜吹雪彦麿の主催する豪華客船での船上パーティーのメインイベントとして企画されたエキシビジョンマッチに招かれて参加する。船上で越前リョーマは幼い頃に別れた義兄で桜吹雪チームを率いる越前リョーガと再会する。ところが船内には不審な様子があり、試合の実態は桜吹雪の企む賭テニスであった。青学メンバーは桜吹雪から八百長試合を持ちかけられ脅されるが、要求を退け当日午前の部では桜吹雪チームを撃退する…。

声優・キャラクター
皆川純子、置鮎龍太郎、近藤孝行、津田健次郎、甲斐田ゆき、高橋広樹、川本成、小野坂昌也、喜安浩平、堤下敦、板倉俊之、山崎裕太、西岡徳馬

りおんぱん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

テニスじゃないね。笑

青学テニス部は、テニス好きの大富豪桜吹雪彦麿の主催する
豪華客船での船上パーティーのメインイベントとして企画された
エキシビジョンマッチに招かれて参加する。
船上で越前リョーマは幼い頃に別れた
義兄で桜吹雪チームを率いる越前リョーガと再会する。
青学メンバーは桜吹雪から八百長試合を持ちかけられ脅されてしまう。

テニス映画ではないね。笑
アクションアニメの中におまけのテニスって感じ。
越前リョーガについてはすごく興味がわいてよかったけども
船上で試合っていうことに関してはやっちゃった…。ってね。笑

1時間の中に全員のテニスをみせるのは難しいけど
八百長試合吹っかけて大きく出たわりに
青学圧勝。まさかの全勝。そしてあっさり。笑
メインがリョーマとリョーガだから仕方ないのかな?
この2人にいたっては自然災害レベルの試合だよ?やりすぎ!

リョーガ結構好きだな♪
いいとこ感想以上!笑

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

61.6 5 2005年冬(1月~3月)アニメランキング5位
デジタルモンスター ゼヴォリューション(アニメ映画)

2005年1月3日
★★★★☆ 3.5 (20)
109人が棚に入れました
現代ネットワークとともに発生・発展していった仮想空間デジタルワールドでは、ホストコンピュータ「イグドラシル」が世界のすべてを管理しており、デジタル生命体である「デジモン」が誕生していた。しかし、デジモンの個体数の増加と共にデジタルワールドはパンク寸前の状態となっていった。そのため、イグドラシルは旧デジタルワールドを消去し、新デジタルワールドを創るためすべてのデジモンを消去する「Xプログラム」を発動させた。

61.5 6 2005年冬(1月~3月)アニメランキング6位
劇場版AIR(アニメ映画)

2005年2月5日
★★★★☆ 3.5 (172)
957人が棚に入れました
 2000年に発売され大ヒットしたPCゲームソフト『AIR』を、「エースをねらえ!」「あしたのジョー」など多くの名作を手掛けてきたアニメ界の重鎮・出崎統監督が映画化したファンタジー・アニメーション。少女と青年が織りなす時空を超えた恋愛物語が、色彩豊かな映像で綴られてゆく。 その海辺の小さな町には、背に白い翼を持った姫君と、彼女を護衛した青年の悲恋の物語が言い伝えられている。姫君は、その異様な姿のため屋敷に閉じ込められていた。ある時、姫君の前に一人の青年が現われ、外の世界のことを話して聞かせ、喜ばせる。しかし、そんな2人には悲しい運命が待っていた…。この町に住む少女、神尾観鈴は、病気がちで学校にも行かず、友だちもいない寂しい日々を送っていた。翼の姫君に自分を重ね合わせる観鈴。そんなある日、人形劇をしながら旅をしている青年、国崎往人が観鈴の前に現われる…。

声優・キャラクター
川上とも子、久川綾、緑川光、西村ちなみ、井上喜久子、神奈延年、三木眞一郎、冬馬由美、今野宏美、永島由子、潘恵子

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

眩しく輝く白い夏の物語

TVアニメ版のほうから観るか、こちらの劇場版を先に観るか
迷ったのだが、とりあえず原作のゲームも未プレイなので
物語の大筋をつかんでおこうと、こちらから視聴。

あらすじは、ここのTOPページに詳しく書いてあるとおり
ある持病を持っている孤独な少女・観鈴と
彼女が住む街に偶然やってきた人形遣いの青年・国崎が出会い
地元に伝わる古い伝説と自分達とを重ね合わせながら
展開していくひと夏の物語。

観鈴の無邪気な愛らしさが、せつなく、哀しい。
話としては複雑なことは何もなく、わかりやすいので
見えている結末へ向かって、どう展開していくのか興味があった。
まず、OP,EDだけでなく全体通して音楽が素晴らしい。

それから、時間によって刻々と変化する海の色や空の色。
すべてが想い出の中の幻に思えてしまいそうな眩しい風景。
夜の闇にほつほつと浮かぶ蛍の小さな光が儚くて印象的だった。

TV版のほうを観ていないため、比較するものがまだないけれど
劇場版だから、だいぶ端折っているのだろうし、
ファンの方から観たら、いろいろ不満もあるかもしれない。
でも、きれいな終わり方だと感じたし、
映画としては、うまくまとめてあったんじゃないかと思う。
ただ確かに、悲しい話のはずなのに感動はものすごく少なかった。

両方ご覧になった方の両方のレビューを拝見させていただくと
やはりTV版とは別物として観た方が良いらしいので
これから引き続き、TVアニメ版のほうを視聴してみるつもり。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

にゃはは~

TV版AIR視聴済みです。

とにかくまぶしいー!
夏のイメージを出すように作られたようですが、光のあたり方が凄くて全体に白いイメージがありました。

区切りごとにイラスト画に変わるのが、正直しつこい感じがしました。
思い出したのが「あしたのジョー2」の各話の終わりを何度も観ているようで(やっぱり監督同じなので)過剰演出といわれても仕方がないと思いましたね。

内容はTV版より分かりやすくまとめてありました。90分じゃ限界でしょうね。

キャラはTVを先に観たせいで、凄く違和感がありました。

これから視聴される方は、AIRですがTVとは別作品と観た方が違和感ないかと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

褐色の猪 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゲームプレイヤー以外なら楽しめる作品かもと思います。

TV版を2度ほど1話で断念、もう総集編だけでいいやと総集編だと思った「劇場版」を視聴。

出出崎に驚嘆w

そのまま引き込まれ視聴終えました。

2005年2月封切りの「劇場版AIR」は東映アニメーション制作。
2005年1月からTV放映された「AIR エアー」は京都アニメーション制作。
TV版の方が公開は先となりましたが、制作自体は劇場版の方が早く、2004年秋公開予定だったのが延期され2005年2月封切りとなった模様。

この「劇場版AIR」は制作が東映アニメーション、監督:出﨑統氏、脚本:中村誠氏と重量級w、物語、場面構成は「ガンバの冒険」や「宝島」ファンには堪りませんw

劇場版を見終わった後にTV版とOVAを見ましたが、京都アニメーション制作のTV版はまた趣が違いますね。

劇場版はゲームをやってない私でも映像、ストーリー共々十分楽しめました^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

61.2 7 2005年冬(1月~3月)アニメランキング7位
ZOO-陽だまりの詩(アニメ映画)

2005年3月19日
★★★★☆ 3.5 (23)
113人が棚に入れました
『陽だまりの詩』は若手作家・乙一原作による5作の短編集「ZOO」の一つ。
CGアニメーション界の風雲児・神風動画の水崎淳平とマンガ家・アーティストとして名高い古屋兎丸とのタッグ。モーションキャプチャーを用いたキャラクターの動きの滑らかさと水崎監督独特の柔らかいタッチで原作の世界観をていねいに表現している。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

せつなくも美しい風景の中 そこにいるのは人型ロボットだった

乙一の短編集の中から5編、映画化され、
この『陽だまりの詩』はそのうちの1作品。

主人公は、ある男性の世話をするために作られたという
若い女性の姿をしたロボット。
自分をロボットだと割り切って彼と2人で過ごしていた彼女に、
あることがきっかけで変化が訪れ・・やがて・・というお話。

ほとんど予備知識なく観始めたのだが、
描かれる風景の美しさにまず息をのんだ。
コスモスやたんぽぽが風に揺れる野原、森の中の家へと続く石畳、
木々の間の高い位置から差し込む光の筋。
広がりのある暖かな風景だけれど、人の気配はなく・・
この景色がいつの時代かもわからないけれど、
登場する人型ロボットを見る限り、それほど遠い未来でもなさそうで。
でもそんなことどうでもいいのだと、すぐに思い直した。
なぜなら、その世界に流れる永久的な時間を知ったから。

テーマは、「生と死」なんだと思う。
自然界に生き生きと太古の昔から咲いている花々や木々。
それと対比させるように人型ロボットがいて。
彼女は白衣の彼とともに、人間と同じように生活している・・・

白衣の彼の正体がわかった瞬間、
そしてここがどういう場所なのかわかった瞬間、
そうだったのか・・と、すごく切なくてある意味残酷でもあるのだけれど、
この作品が大好きになってしまった。

CGに関しては、今の技術を思うとちょっと映像的な古さは否めないが、
いろいろと個人的にものすごくツボな部分がいっぱいで。
登場する男女のキャラデザも、音楽も好み。

短い時間の中、うまくまとめられていたと思うし、
時間経過のわかる、余韻の残るラストも良かった。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 28

koaki さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

・・・私はあなたを恨みます。

世界を襲った流行り病により、人々は死に絶えた。
彼は自分を埋葬させるために私を作った。
けれど・・・

乙一氏原作の短編集ZOOの中から映画化された五編のうちの1作。
原作既読です。
黒乙一作品ばかりの短編集の中で、唯一の白乙一。
アニメになっていると知って、すぐに観ました。
結構カットされているシーンもありますが、うまくまとまってます。
乙一氏も絵コンテを見て、感激したらしいです。

ロボット目線のお話なんだけど、死を理解したロボットの
優しさと切なさが詰まってます。これぞ白乙一。
情景もよく再現してくれますし、余韻がいい感じで残ります。
このタイトルも絶妙です!
どこに重点を置いて観るかによって、感想が違ってくると思います。
原作も是非読んでみてください。

ちなみにこのアニメ、絵に声をのせるのではなく
役者が実際に演技をしたものをアニメーションにおこして、
後からそのアニメーションに声をのせていく手法で作られたそうです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
ロックマンエグゼ & デュエルマスターズ(アニメ映画)

2005年3月12日
★★★★☆ 3.5 (9)
72人が棚に入れました
電脳世界が社会生活と結びついた時代。謎の非物質化現象を防ぐため、ネット界の秩序を守るネットセーバー・光熱斗は、パートナーのロックマンエグゼとともに邪悪な電脳生命体・ネビュラグレイを破壊しようとする(『ロックマンエグゼ』)。対戦型カードゲーム、デュエルの日本一プレイヤー・切札勝舞は、エレクトラとオルフェ姉弟が主催するデュエル大会に参加する。しかしそれは、闇の龍を解き放つための罠だった。

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
キノの旅 -the Beautiful World- コロシアム(前・後編)スペシャル・エディション版(アニメ映画)

2005年2月19日
★★★★☆ 3.6 (6)
70人が棚に入れました
テレビシリーズの第6~7話を劇場用作品として再編集したもの。今回キノが訪れた国では、巨大な闘技場が街の中央にそびえていた。そこで行われるトーナメント形式の戦いに勝利を掴んだ者が、市民として暮らせる権利を得られるという。戦わねば奴隷としての身分や処刑が待っているというその戦いに、キノは参戦を決意する……。テレビシリーズでは唯一前後編で描かれたエピソード。剣の達人である青年シズとの対決で、キノの凄腕っぷりが改めて披露される一編だ。

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
劇場版ロックマンエグゼ 光と闇の遺産(プログラム)(アニメ映画)

2005年3月12日
★★★★★ 4.5 (2)
42人が棚に入れました
人気ゲームソフトのTVアニメ版を映画化したアドベンチャー・アニメーション。近未来の高度に電脳化された世界を舞台に、ネットを介して人々の平和を脅かす闇の勢力と、ネットナビ・ロックマンをパートナーに持つ一人の少年の対決を描く。同時上映は「劇場版デュエル・マスターズ」。 邪悪な電脳生命体・ネビュラグレイが“電脳世界"で活動を始め、各地で非物質化現象が起こり、“現実世界"の消滅が続いていた。このままでは、“現実世界"と“電脳世界"の逆転が起こり、地球は消滅の危機を迎えてしまう。そこで、世界の平和を守るネットセイバー・光熱斗(ひかりねっと)は、パートナーのネットナビ・ロックマンとともに、ネビュラグレイの破壊を試みる。しかし、その行く手に最強のネットナビ・フォルテが立ちはだかるのだった。

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
劇場版デュエル・マスターズ 闇の城の魔龍凰 カース・オブ・ザ・デスフェニックス (アニメ映画)

2005年3月12日
★★★★☆ 4.0 (2)
32人が棚に入れました
2005年3月12日に東宝系にて公開された。

映画オリジナルシナリオとなっている。

声優・キャラクター
小林由美子、今井由香、千葉紗子、中島沙樹、若本規夫、皆川純子、芝原チヤコ、伊藤さおり、虻川美穂子

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
とっとこハム太郎 ハム太郎とふしぎのオニの絵本塔(アニメ映画)

2004年12月23日
★★★★☆ 3.7 (3)
30人が棚に入れました
ハムスターのハム太郎と仲間たちの活躍を描く、河井リツ子原作による人気TVアニメシリーズの劇場版第4弾。ハムちゃんずが作家ハムスターの持つ魔法のペンを使って、絵本の世界に彷徨い込んでしまう。松浦亜弥ほか、ゲスト声優陣も多数参加。

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
シャーク・テイル(アニメ映画)

2005年3月5日
★★★★☆ 3.6 (4)
21人が棚に入れました
「シュレック」シリーズのドリームワークスが海の中を舞台に描いたフルCGアニメーション。お調子者の小魚と心優しいサメの凸凹コンビが、海底を牛耳るボスザメ相手に繰り広げる一大騒動をパロディ満載で描く。主演のウィル・スミスとジャック・ブラックをはじめ、ボイス・キャストにはハリウッドを代表する豪華スターが集結。 オスカーはクジラの身体を洗う“ホエール・ウォッシュ"で働く小魚のホンソメワケベラ。口が達者でお調子者の彼は、いつかはこのリーフシティで一番になるんだ、と大きな夢を抱いている。一方、街の大ボス、ホオジロザメのドン・リノを父に持つベジタリアンのサメ、レニーはサメの生き方になじめず悩んでいた。そんなある日、オスカーはレニーの獰猛な兄フランキーに追いかけられるが、運良くフランキーは錨が刺さって死んでしまう。それを見ていたクラゲが、オスカーが殺したと勘違いしたのをいいことに、オスカーは“シャーク・キラー"を名乗り、街の人気者に。しかし、オスカーは嘘の名声を守ることに四苦八苦。そんな時、オスカーは仲間から離れて平和な暮らしをと願うレニーと出会い、彼らは自分たちの悩みを解決するためある計画を考え出すのだが…。

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
ポケモン3Dアドベンチャー ミュウを探せ!(アニメ映画)

2005年3月18日
★★★★★ 5.0 (1)
19人が棚に入れました
世界初の『ポケモン』3D映画として公開された約12分の短編。愛知万博こと2005年日本国際博覧会のポケモン用特設会場ポケモン ザ パーク内で上映されたのをはじめ、各地で公開されている。ニャースとピカチュウがポケモン冒険旅行に出発した。海に、空に、森に……さまざまな世界を駆け巡る一行だが、幻のポケモン=ミュウに会うことができるだろうか? 本作は他の『ポケモン』シリーズと同様に湯山邦彦が監督を担当している。観客も映像の中にいるような感覚を楽しめた。

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
火星人メルカーノ(アニメ映画)

2005年2月26日
★★★★☆ 4.0 (2)
8人が棚に入れました
アルゼンチンに不時着しそのまま住み着いた火星人が主人公のシュールなSFアニメーション。アルゼンチンが抱える社会問題を火星人の視点から捉え、鋭い風刺を利かせたブラック・コメディ。素朴なタッチの絵柄にユーモアと残酷描写が同居する独特の語り口が評判となり、各地の映画祭でも話題を集めた。 火星で平和に暮らしていた緑色の火星人メルカーノ。ある日ペットの火星犬と散歩していた彼は、頭上に落ちてきた地球の火星探査機にその愛犬を潰されてしまう。復讐に燃えるメルカーノは地球へ向かい、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスへとやって来る。ところがUFOが故障してしまい火星に帰れなくなったメルカーノ。恋しい故郷を想い、インターネットの中に火星のバーチャル世界を作ってしまうのだった。ある時、そこへ偶然紛れ込んだ少年フリアンと出会い、ふたりは友だちに。ところが、メルカーノの存在を知ったフリアンの父は彼を利用して一儲けを企むのだった…。

camuson さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

印象度:55

地球にやってきたものの
宇宙船が壊れ故郷に帰れなくなった火星人を主人公にし、
人間社会を風刺的戯画的に描く大人向けアニメ。

奇妙にデフォルメされたキャラクター造形には光るものがあります。
スプラッター的なグロテスクな描写に妙に力が入っていたりと
欧米アニメにもあまりないタイプです。

しかし、あまりテンポが良くないのか、
ありがちな設定だからなのか、
約70分と短めなのですがとても長く感じてしまいました。

アルゼンチンのアニメというだけで希少価値があり興味深いんですけどね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
ザ・プラネット(アニメ映画)

2005年2月26日
★★★★☆ 4.0 (2)
8人が棚に入れました
アルゼンチンの音響派ミュージシャンであるフェルナンド・カブサッキの楽曲「The Planet」を題材に、現地のアーティスト19名が制作したアニメーション集。スミ一色の線が走る世界に、赤い色彩が覆うように出現。画面全体を塗りつぶしていく。だがそれら全体が拭い取られるように白一色になるや、弦楽器を手にした青年が現れ、街を闊歩しながら音楽を奏でていく。ここはPLANET……(オープニング)。本作の映像は、いずれもアート的な趣向や試みがなされている点が特徴。ちなみに、カブサッキが作曲した「The Planet」も実在しない映画のために作られたという趣味的なものだ。

camuson さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

印象度:55

アルゼンチンの20人弱のアーティストによる小作品のオムニバスで、
抽象的なものから具象的なものまで様々です。
見始めてすぐ、抽象的なアーティスティックな映像が続き、
終わりまで見るのはきついかなと思ったのですが、
ユーモラスでユルい作品も混じってきつつ、
音楽が落ち着いていて悪くないこともあり、
1時間弱ですがリラックスして最後まで見ることができました。


実写パートはいらなかったなと思うのですが、
写真家も呼んじゃったから仕方なくって感じですかね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

計測不能 8 2005年冬(1月~3月)アニメランキング8位
DEVIL NIGHT デビルナイト(アニメ映画)

2005年2月26日
★★★★★ 5.0 (1)
6人が棚に入れました
5人組のデザインチームデビルロボッツによるアート的な趣向を取り入れたオムニバスアニメ。脱力系キャラのトーフ親子がチームのシンボル的な存在だが、本作内でもトーフたちの親子愛が描かれている。本作に収録されている海賊ちゃんは約50分もの中編だ。かわいい海賊ちゃんと弟ちゃんは海を舞台に蛮行を繰り返す恐るべき存在。そんな一行はパパ賊ちゃんやワル賊ちゃんと出会うが……(海賊ちゃん)。本作は、新感覚の映像世界をユーザーに幅広く提供することを主旨としたDDDレーベルの一環として作られている。
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